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カテゴリー:Music

2018/11/21

グランジ/オルタナ系ロックバンドのおすすめの名曲名盤集

80年代半ば~90年代半ばに活躍したグランジ/オルタナ系ロックバンドの個人的におすすめしたい名曲名盤集

今回は僕が今でも大好きなグランジ/オルタナティヴ・ロック系バンドのご紹介です。

 

特にグランジの祖と言われるグリーン・リヴァーから始まる1984年辺りから、グランジのアイコンとまで化したニルヴァーナのカート・コバーンが亡くなる1994年までの期間に焦点を合わせてみました。

 

今回は僕が大学生だった当時に聴きまくっていたグランジ/オルタナティヴ・ロック系のバンドのおすすめしたいかっこいい曲をご紹介したいと思います。

 

ちなみに「グランジ/オルタナ系のバンド」とあいまいな表現にしたのは…この辺のジャンル分けって”Jazz Funk”とかと同じで見極めが難しいからです。

 

そもそもグランジとオルタナティブ・ロックの境目もよくわからないですしね。

 

それに同時代のピクシーズやジェーンズ・アディクションやミート・パペッツにアージ・オーヴァー・キルもご紹介したいのに「グランジ」だけだとちょっと違うような気もしたので、あえて「オルタナ」と付け加えて自分が言い訳できる逃げ道を作っておきました。

 

まぁなんとな~く80年代半ば~90年代半ばのノイジーなギターが大活躍するのにキャッチーな歌メロも歌うかっこいいバンド!的な感じで、ボワーッとイメージしてください。

 

あまりにジャンルにこだわりだすと、紹介するのも大変になっちゃうので……そうなってくると趣旨が変わってきて、「音楽ジャンルの研究」とかになっちゃうので…。

 

それでは、僕のおすすめしたい「グランジ/オルタナティヴロックのバンド」のかっこいい曲をご紹介していきたいと思います!

 

※ご紹介する順番は、順不同です。年代も遡ったりしています。僕の思いついた順番ですのであしからず…。

 

 

 

 

Green River – “Swallow My Pride”

グランジの祖とも言われる1984年にワシントン州シアトルで結成されたバンド、グリーンリヴァーの代表曲の”Swallow My Pride”です。

 

レッド・ツェッペリンやエアロスミスのようなハードロック・バンドから影響を受けたようなギターリフに、イギー・ポップやMC5なんかのガレージパンクの影響も垣間見えるまさにグランジ・アンセムと言える曲です!

 

サビ部分のギターのフレーズなんかが、まるでエアロスミスぽかったりします。

 

この辺のグランジ系のバンドは、エアロスミスから大きな影響を受けていることが多いんです。

 

何を隠そうあのカート・コバーンもエアロスミスの大ファンでしたからね!

 

ところで、このバンドが「グランジの祖」と呼ばれるのは、その後グランジの聖地となるシアトルで結成されたのと、その結成時期が他のバンドよりも早かったということと、参加メンバーにあります。

 

ボーカルを担当するのは、後にマッドハニーのフロントマンになるマーク・アームです。

 

ギターには、そのマッドハニーにも参加することになるスティーヴ・ターナーも参加しています。

 

そして驚くことに、後にグランジを代表するバンドにまで上り詰めるパール・ジャムからリズムギターのストーン・ゴッサードとベースのジェフ・アメンが参加しているのがネックです!

 

このバンドこそがまさにグランジの始まりだと言える重要なバンドだったと思います。

 

もしこの時にマーク・アームたちがこのグリーンリヴァーを結成していなかったら、もしかしたらグランジブームは訪れず、カート・コバーンやエディ・ベダーは違った音楽性で活躍していたのかも知れません。

 

 

ちなみにこの”Swallow My Pride”は、サウンドガーデンもカヴァーしています。

 

もしかしたらサウンドガーデンのバージョンの方が有名かも知れませんね。

 

 

 

 

「グランジ好き」を自称する人でも、たまに話しているとサウンドガーデンは知っててもグリーンリヴァーの存在を知らないって人がちらほらいたりしますからね。

 

別に知らないことは、恥ずかしいことでも悪いことでも何でもないので、僕のこのブログを通して知って頂ければ幸いです。

 

Soundgarden – “Nothing To Say”

そんなサウンドガーデンの曲もご紹介したいと思います。

 

先ほどの”Swallow My Pride”が収録されていたのは『Fopp EP』というアルバムでしたが、今は『Screaming Life EP』と2in1のCDで販売されています。

 

その『Screaming Life EP』の4曲目に収録されていた超絶不気味な曲(褒めてます。笑)“Nothing To Say”です。

 

僕のイメージするグランジは、よく歪んだヘヴィなギターに重苦しくって陰鬱な曲調、なのに歌メロは意外とキャッチーで耳に残る…という感じです。

 

まさにこの”Nothing To Say”なんかがそのイメージです。

 

サウンドガーデンと言えば、せっかく再結成したというのにフロントマンのクリス・コーネルが昨年亡くなりましたよね。

 

死因はあいまいなままですが、自殺の可能性が高いとのことで、これまたカート・コバーンのようで悲しくなってしまいます。

 

とても残念です…。

 

ちなみにドラムのマット・キャメロンは、パールジャムのドラムとして長年バンドを支え続けています。

 

ギターのキム・セイルも数年前にデッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラやニルヴァーナのクリス・ノヴォゼリックと一緒に『The No W.T.O. Combo』というハードコア・パンク・バンドで演奏したりもしています。

 

ハードコアパンクバンド『The No W.T.O. Combo』を聴こう!

個人的にキム・セイルのギタープレイが好きだったので、サウンドガーデンがこんな形でなくなってしまったのが非常に残念です……。

 

Mudhoney – “Touch Me I’m Sick”

これまたグリーンリヴァー繋がりで、マーク・アームとスティーヴ・ターナーが組んだバンド、マッドハニーの名盤『Superfuzz Bigmuff』から”Touch Me I’m Sick”です。

 

 

この『Superfuzz Bigmuff』という曲名は、マーク・アームとスティーヴ・ターナーがそれぞれ使っていたギターエフェクターの名前に由来します。

 

このバンドやソニックユース、ダイナソーJr.なんかが、60年代風のファズを使うことでグランジ系バンド=歪んだファズギターのサウンドのイメージが出来上がりました!

 

もちろん僕もこの『Superfuzz Bigmuff』を聴いた当時、すぐにエレクトロ・ハーモニクス社のファズエフェクター”Bigmuff”を買いに行きました!

 

 

この”Bigmuff”は、グランジの聖地シアトルにて、もっと先の時代の1960年代に活躍したジミ・ヘンドリックスが買っていったという噂があります。

 

そのことはエレクトロ・ハーモニクス社の創始者であり社長のマイク・マシューズ本人がインタビューで語っていました。

 

エレクトロハーモニクスの試奏音源CD付き最強のエフェクターブック

ジミヘンにシアトルにファズ…こういった繋がりがグランジにはあるんですね。

 

Nirvana – “Lithium”

ここら辺で大ヒットした超有名曲を。

 

ニルヴァーナの大ヒットアルバムにしてグランジブームの火付け役となった1991年の『Nevermind』収録の名曲”Lithium”です。

 

 

僕が初めてグランジを知った曲は、上記にも書きました通り”Smells Like Teen Spirit”なのですが、サウンドガーデンの項でも書きました「よく歪んだヘヴィなギターに重苦しくって陰鬱な曲調、なのに歌メロは意外とキャッチーで耳に残る」の理論で言うとこの”Lithium”の方がよりグランジ・ソングにふさわしいかな?と思いました。

 

それに何よりも歌メロが癖になりそうなぐらいキャッチーな名曲だと思います!

 

この曲でカート・コバーンも先にご紹介したファズエフェクターの”Bigmuff”を使用しています。

 

サビ部分での攻撃的なツブれたギターの音は、まさに”Bigmuff”のなせる技です!

 

 

ニルヴァーナの”You Know You’re Right”の思い出

 

Pearl Jam – “Jeremy”

ニルヴァーナときたら、パールジャムですよね!

 

当時はライバルバンドとしてメディアが勝手に不仲を煽っていましたが、カート・コバーンもエディ・ベダーもお互いの才能を認め合っていました。

 

カートが亡くなってからのエディの悲しみは、インタビューなんかを見ているこっちが寂しくなるほどでした。

 

完全に当時の音楽シーンを通して切磋琢磨できる仲間を失った喪失感をエディ・ベダーから感じ取ることが出来ました。

 

そんなニルヴァーナとパールジャムは、「どちらが好き?」みたいにグランジファンの間でも分かれていたりするかも知れませんが、僕はどっちも大好きです!

 

特にパールジャムのこの名曲”Jeremy”が収録された『Ten』は、グランジブームを代表する同ジャンルの最高傑作だと僕は思っています!

 

 

“Alive”や”Even Flow”に”Black”など、この時期のエディ・ベダーの作曲能力は神懸っていましたね!

 

ちなみにこの名曲”Jeremy”は、グリーンリヴァーにも参加していたベーシストのジェフ・アメンが作曲しています。

 

そのためベースのイントロから始まります。

 

「グランジの祖」の意地を見せた!と言ったところでしょうか⁉

 

人類史に永久に残り続ける名曲中の名曲だと僕は思っています!

 

本当に大好きな曲です♪

 

Temple Of The Dog – “Hunger Strike”

サウンドガーデン、パールジャムときたら、テンプル・オブ・ザ・ドッグですね!

 

1990年にヘロインのオーバードースにより急死したマザー・ラヴ・ボーンのフロントマンであるアンドリュー・ウッドを追悼するために結成された短期間だけ活動したバンドです。

 

ボーカルは、サウンドガーデンのクリス・コーネルとパールジャムのエディ・ヴェダーが楽曲によって交代して歌っています。

 

この”Hunger Strike”では、エディ・ヴェダーがリードを歌ってクリス・コーネルがコーラスを歌っています。

 

他のメンバーは、ツインギターにパールジャムからマイク・マクレディとストーン・ゴッサード、ベースにジェフ・アメンが参加しています。

 

ドラムはこの時期はサウンドガーデンに在籍したいたマット・キャメロンが参加しています。

 

その後、パールジャムに参加することになるので、ほぼパールジャムのメンバーにクリス・コーネルが参加していたようなものですね。

 

当時のグランジシーンの2大人気バンドが合わさった企画色の強いユニットでした。

 

Screaming Trees – “Nearly Lost You”

日本ではなぜかあまり知られていない気がするグランジバンドのスクリーミング・ツリーズです。

 

僕はこのバンドが大好きなのですが、「グランジ好き」を自称する人でも意外と知らなかったり…と少し残念に感じることがあります。

 

確かにこの曲だけの一発屋的な感じがしなくもないですが。

 

それと今でこそネット注文で手に入りやすくなりましたが、当時はスクリーミング・ツリーズのアルバムがCD屋に売ってなかったりしましたよね。

 

ほとんどのCD屋では、この大ヒット曲 “Nearly Lost You”が収録されていた『Sweet Oblivion』のみしか売ってなかったり。

 

 

このアルバム以外の作品を置いてないお店がほとんどでした。

 

僕も当時は他のアルバムを買うために、色んなマニアックなCD屋を探しまくりました!

 

そしてなんとか全作品を集めた頃には、Amazonが登場していました!

 

あの苦労はなんだったの!!!!もっと早くにネット時代が訪れていたら…と、今となっては良い思い出です。

 

ちなみに僕はスクリーミング・ツリーズが大好きだったので、2010年頃に音楽系のサイトで『Sweet Oblivion』についてレビューを書いてました。

 

現在はこのブログにそのレビューも移し替えましたので、ぜひ下記リンクより読んでみて下さい。

 

『スクリーミング・ツリーズの代表作『Sweet Oblivion』を聴こう♪

スクリーミング・ツリーズのフロントマンのマーク・ラネガンがカート・コバーンにカントリー・ブルースマンのレッドベリーを教えたんですよ。

 

ニルヴァーナがMTVアンプラグドでレッドベリーの曲”Where Did You Sleep Last Night”の名演を残せたのも、マーク・ラネガンがカートにレッドベリーを教えたおかげだと思います。

 

 

ちなみにスクリーミング・ツリーズのギタリストのゲイリー・リー・コナーとベーシストのバン・コナーは兄弟です。

 

兄のゲイリー・リー・コナーの方は、あのダイナソーJr.のJマスキスに「ストラトだろうがレスポールだろうが、どの種類のギターを使ってもゲイリーの音が出るんだよ!」と言わしめたほどです!

 

The Smashing Pumpkins – “Siva”

後にカート・コバーンと結婚することになるホールのコートニー・ラブの元彼ビリー・コーガンのバンド、スマッシング・パンプキンズです。

 

って、なんちゅうバンド紹介やねん!って感じですね。

 

でも音楽的にはとてもクォリティーの高いバンドです!

 

ビリー・コーガンの突出した曲作りの才能のせいか、「グランジバンド」と括ってしまうのが躊躇われるような素晴らしいバンドです。

 

そんなスマッシング・パンプキンズが、最もグランジらしさのあった1991年のデビュー作『Gish』から2曲目に収録されていたヘヴィな楽曲”Siva”です。

 

 

ちょうど1991年という時代性にあったグランジ色の強い作品でしたが、その後はビリー・コーガンの作曲能力が更に上がって、もはやグランジというジャンルに収まらないような多彩な楽曲を演奏するバンドとなりました!

 

特に代表作となった1995年のCD2枚組『Mellon Collie and the Infinite Sadness(メロンコリーそして終りのない悲しみ)』の多彩な楽曲の数々は、グランジの域を完全に超えちゃっていますね!

 

 

ちなみにスマパンが一時期解散していた頃にビリーとドラムのジミー・チェンバレンとで「Zwan(ズワン)」というバンドもやってました。

 

スマッシング・パンプキンズの間に…ズワンという名のバンド

…が、やっぱりスマパンの方が遥かに良いバンドです!

 

Alice In Chains – “Would?”

グランジバンドの中でも特に重々しくヘヴィなバンド、アリス・イン・チェインズです。

 

ボーカルのレイン・ステイリーは、マザー・ラヴ・ボーンのフロントマンであるアンドリュー・ウッドと同じように薬物のオーバードースで2002年に亡くなっています。

 

この代表曲の”Would?”は、1992年にリリースされた2ndアルバムの『Dirt』に収録されていました。

 

 

まさかそれから10年後に亡くなってしまうとは…残念です。

 

Stone Temple Pilots – “Sex Type Thing”

こちらもアリス・イン・チェインズと似た重々しくヘヴィな楽曲が特徴的なバンド、ストーン・テンプル・パイロッツです。

 

ストーン・テンプル・パイロッツのフロントマンであったスコット・ウェイランドも薬物とアルコールの過剰摂取で2015年に亡くなっています。

 

この時代の才能あるシンガーが、まだ若くして続々と亡くなっていくことは悲しいことですね。

 

ヘヴィなギターリフがかっこいいこの”Sex Type Thing”は、ストーン・テンプル・パイロッツの1992年のデビュー作『Core』の2曲目に収録されていました。

 

 

 

Jane’s Addiction – “Stop”

グランジ…というかオルタナティブ・ロック系のバンドなのですが、同時代に活躍したということで、ジェーンズ・アディクションの大ヒットアルバム『Ritual De Lo Habitual』の1曲目に収録されていた”Stop”です。

 

 

デイヴ・ナヴァロのファンキーなハードロック・ギターにペリー・ファレルのハイトーン・ボイスが特長的なバンドです!

 

ボーカルのペリー・ファレルは、ライヴ中にワインをボトルでガブ飲みしたり、ステージ上の女性ダンサーに明らかにあの行為を想像させるような卑猥な絡みをする破天荒ぶりです!

 

ちなみに「ロラパルーザ・フェスティバル」を最初に企画したのがこのペリー・ファレルです!

 

またデイヴ・ナヴァロは、後にレッド・ホット・チリ・ペッパーズに参加して1枚だけアルバムを制作しています。

 

そのレッチリの初代ドラムを務めたジャック・アイアンズは、マット・キャメロンが加入する前のパールジャムに一時期在籍していました。

 

…と、こんな繋がりがあったりするのもグランジ/オルタナ系のシーンの面白さですね。

 

Sonic Youth – “Teenage Riot”

本来ならご紹介する順番が前後するような気もしますが、ジェーンズ・アディクションでオルタナ・バンドが登場してということで、オルタナ・バンドの権化であるソニック・ユースのご登場です!

 

ソニック・ユース抜きでオルタナティヴ・ロックを語るなんておかしすぎますもんね!

 

そしてやはりソニック・ユースと言えばこの曲”Teenage Riot”ですね!

 

1988年の5枚目のアルバム『Daydream Nation』の1曲目に収録されていた名曲中の名曲”Teenage Riot”です。

 

 

 

初めてこの曲を聴いた当時は、あまりのかっこよさにぶったまげました!

 

オルタナ・ロックを代表する名曲です♪

 

そんなソニック・ユースのフロントマンであるサーストン・ムーアが、1991年にグランジブームが爆発した時に「Year Punk Broke」とこの年のことを名付けました。

 

この「Year Punk Broke」は、映像作品にもなっています。

 

 

その作品内で全盛期のソニック・ユースが”Teenage Riot”を演奏しているライヴ映像がめちゃくちゃ熱いのでぜひ観てみて下さい!

 

Dinosaur Jr – “Freak Scene”

ニルヴァーナに対するパールジャムではないですが、ソニック・ユースときたらダイナソーJr.ではないでしょうか?

 

ダイナソーJr.のフロントマンのJマスキスとソニック・ユースのフロントマンのサーストン・ムーアは、お互いフェンダーのジャズマスターというギターとファズエフェクターを使っているという共通点もあってか仲が良いんです。

 

ダイナソーJr.が再結成した際のシングル曲第一弾のMVにサーストン・ムーアがゲスト出演していたりもします。

 

そんなダイナソーJr.のかっこいいグランジ/オルタナ系の曲と言えば、1988年の3枚目のアルバム『Bug』の1曲目に収録されていた”Freak Scene”をおすすめしたいです。

 

 

クランチ気味のクリーントーンのギターがサビに突入すると一気に歪む!…これこそまさにカート・コバーンにも影響を与えたグランジギターのマナーだと思います。

 

Jマスキスもエレクトロ・ハーモニクス社のファズエフェクター”Bigmuff”の愛用者です。

 

 

ちなみちょっと自慢なんですが、僕はJマスキスに握手してもらったことあります。

 

その際になぜかJ本人から”Thank You….”とボソッと言われました。

 

本来”Thank You”を言うのは、握手をしてもらえたファンの僕の方じゃないの?とちょっと可笑しかったです。

 

寡黙だけどファン想いの良い人なんですね!

 

R.E.M. – “Finest Worksong”

少しグランジを離れてオルタナ系に行ってますが、カート・コバーンも憧れたバンドのR.E.M.よりかっこいいこの曲を!

 

1987年の5枚目のアルバム『Document』の1曲目に収録されていた”Finest Worksong”です。

 

 

曲の終わりの方のベースラインがめっちゃかっこよかったりします!

 

もしカート・コバーンが自殺せずにその後も生きていたら…

 

生前にカートは、いつかMTVアンプラグドで手応えを感じたアコースティックギター中心のアルバムを制作したいと語っていました。

 

もしその企画が実現していたなら、まるでR.E.M.の代表作『Automatic For The People』のようなアルバムを制作していたのかも知れませんよね。

 

そう思うと、ここでR.E.M.も同じこのブログ記事内でご紹介しておきたいなと思いました。

Pixies – “Debaser”

引き続きオルタナ・バンドを代表するバンドのひとつピクシーズのご紹介です。

 

グランジ/オルタナ系を語るときに外せないバンドですね!

 

代表曲のひとつでもあるこの”Debaser”は1989年の3枚目のアルバム『Doolittle』に収録されていた重要曲です!

 

 

なぜ重要曲なのかと言うと…この曲のベースラインをニルヴァーナのベーシストのクリス・ノヴォゼリックが弾いていたのを聴いて、カート・コバーンが”Smells Like Teen Spirit”を思いついたと言われているからです。

 

なんだかんだで”Smells Like Teen Spirit”が全米No.1ソングになっていなかったら、グランジブームが訪れなかったかも知れないですからね。

 

サビ部分で爆発するような曲調もカート・コバーンに影響を与えていると思います。

 

ピクシーズのキム・ディールと、ソニックユースのキム・ゴードンと、スマパンのダーシーもしくはホールにも在籍していたメリッサと…

 

果たしてグランジ界の女性ベーシストのクィーンは誰の手に⁉

 

Melvins – “Honey Bucket”

ニルヴァーナに影響を与えた先輩バンドが続いているので、その路線でメルヴィンズです。

 

この”Honey Bucket”は、1993年にリリースされた5作目のアルバム『Houdini』の5曲目に収録されていました。

 

 

ヘヴィなギターリフにメタリカのジェイムズ・ヘットフィールドを彷彿させる歌声…もはやメタルですよね!

 

いやいや、これもれっきとしたグランジなんです!

 

L7 – “Everglade”

ニルヴァーナに影響を与えた先輩バンドシリーズで今度はガールズバンドのL7です。

 

“Everglade”は、1992年にリリースされた3枚目のアルバム『Bricks Are Heavy』の5曲目に収録されていました。

 

 

これもグランジなのか?メタルなのか?と迷う楽曲ですね。

 

しかしかっこいい曲であることは間違いありません!

 

ちなみにL7のメンバーはXジャパンの故hideが1993年にリリースした曲”Doubt”のPVでバックバンドを務めていたりもします。

 

 

 

Meat Puppets – “Backwater”

続いては、またしてもニルヴァーナに影響を与えた先輩バンドシリーズでミートパペッツのご紹介です。

 

元々は歌メロを無視したハチャメチャなハードコア・パンク・バンドだったミートパペッツなのですが、あるときから急に歌メロ中心の普通のロックバンドに進化(退化?笑)しました。

 

そんなミートパペッツの楽曲の中で僕が一番好きなフツーの曲”Backwater”です。

 

この曲は1994年の8枚目のアルバム『Too High to Die』に収録されていました。

 

ミート・パペッツの1994年の名作『Too High To Die』を聴こう♪

 

僕がグランジ/オルタナ系の音楽にハマっていた大学生の頃、このアルバムがどうしても欲しくってタワレコで取り寄せて貰った思い出があります。

 

あの時、まだ10代だった僕の頼みを真剣に聞いて入荷してくれた店員さんに感謝です!(このブログ見てないかな~?笑)

 

そのおかげで(?)僕はCDで毎日のように”Backwater”を聴き、当時はギターソロを耳コピまでしていました。

 

今考えると、僕がギターソロに目覚める一因だったのがこの曲かも知れません。

 

ちなみにニルヴァーナのMTVアンプラグドで演奏していた”Plateau”と”Oh Me”と”Lake Of Fire”は、ミートパペッツの1984年リリースの2枚目のアルバム『Meat Puppets II 』に全て収録されています。

 

 

あのMTVアンプラグドの番組には、当日ミートパペッツのカークウッド兄弟が参加して上記の3曲を一緒に演奏しています。

 

兄でギタリストのカート・カークウッドと弟でベーシストのクリス・カークウッドが、ニルヴァーナのカート・コバーンとクリス・ノヴォゼリックと一緒に演奏しました。

 

2人のカートに2人のクリスに…わけわかんなくなっちゃいますね!

 

更に情報を加えると、その後一時期ミートパペッツが解散していた頃に、カート・カークウッドとクリス・ノヴォゼリックが元サブライムのドラムだったバッド・ゴーグを迎えたトリオ編成でアイズ・アドリフトというバンドもやっていました。

 

僕はすごく好きなバンドだったので、たった1枚のアルバムで終わったのがもったいないバンドでした。

 

 

追加情報として…実は『Too High to Die』には隠しトラックとして”Lake Of Fire”の再録バージョンが収録されていたりもします!

 

その再録バージョンの方が演奏面でのクォリティーは上がっています。

 

しかしオリジナルバージョンのような激しいパワーが失われているのも否めません。

 

Butthole Surfers – “Human Cannonball”

ニルヴァーナに影響を与えた先輩バンドシリーズの大本命バットホール・サーファーズのご登場です。

 

カート・コバーンがコートニー・ラブと付き合うきっかけとなったのが、L7のライヴで前座を務めていたバットホール・サーファーズのライヴ会場ででした。

 

またカートの影響を受けた作品トップ50にもバットホール・サーファーズのアルバムが2枚もランクインするぐらいです!

 

さてそんなバットホール・サーファーズのかっこいい曲として僕がおすすめしたいのは、1987年リリースの3枚目のアルバム『Locust Abortion Technician』の6曲目に収録されていた”Human Cannonball”です。

 

 

なんていうか、ハチャメチャですよね。

 

まだこの曲なんて聴きやすい方だと思います。

 

アルバムによっては、もはやわけわかんない状態(一応褒めてます。笑)の作品もあったりします。

 

しかしカート・コバーンも単に運良く成功したってだけではなく、本当に色んな音楽を真剣に聴いていたからこその成功だったのでしょうね!

 

Soul Asylum – “Just Like Anyone”

こちらのバンドもニルヴァーナの先輩バンドなのですが、ニルヴァーナじたいは影響を受けていなくって、どちらかっていうとヒットするのが遅かったこのソウル・アサイラムの方がグランジブームに乗っかったバンドのような気がしますよね。

 

それは楽曲だけでなくフロントマンのデイヴ・パーナーがカート・コバーンを彷彿させるルックスだったことにも因ると思います。

 

“Just Like Anyone”は、1995年にリリースされた7枚目のアルバム『Let Your Dim Light Shine 』の11曲目に収録されていました。

 

 

Urge Overkill – “Sister Havana”

こちらもニルヴァーナよりも結成された年月で言うと先輩バンドに当たるのですが、ヒットするのが遅かったバンドのアージ・オーバーキルです。

 

この曲”Sister Havana”は、1993年にリリースされた4枚目のアルバム『Saturation』の1曲目に収録されていたヒット曲です。

 

 

なんとなくZZトップを思わせるトリオバンドですが、活躍した時代的にグランジ/オルタナ系のバンドだと僕は思っています。

 

Lemonheads – “It’s A Shame About Ray”

ニルヴァーナとほぼ同時期に結成されたオルタナ・ロック・バンドのレモンヘッズです。

 

この曲”It’s A Shame About Ray”は、1992年にリリースされた5枚目のアルバム『It’s A Shame About Ray』の3曲目に収録されていました。

 

 

 

Teenage Fanclub – “The Concept”

少しアメリカから離れて…レモンヘッズと似たギターポップ系の音楽性のスコットランドはグラスゴー出身のティーンエイジ・ファンクラブです。

 

代表曲”The Concept”は、1991年にリリースされた2枚目のアルバム『Bandwagonesque』の1曲目に収録されていた泣きメロ満載の名曲です!

 

 

ちなみにハリウッド女優のシャーリーズ・セロンが主演していた2011年の映画『ヤング≒アダルト』内でこの曲が登場します。

 

そのシーンは、シャーリーズ・セロンが車の中でこの曲を聴きながら一緒に歌う印象的な場面です。

 

 

ティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイクが淡々と「彼女はどこに行くにもデニムを履いていくんだ。」と歌う歌詞が、大人になれない女性を演じたシャーリーズ・セロンの役柄にリンクしています。

 

映画を観ていて、上手い選曲だな~と感じました。

 

Veruca Salt – “Volcano Girls”

最後にご紹介するのは、1993年に遅れてデビューしてきたグランジ/オルタナ系のバンドです。

 

もはやこの時代は「ポストグランジ」バンドとして扱った方が良い気もしますが、最後に華のある女性フロントマンがいるバンドにしたかったので。

 

このヴェルーカ・ソルトは、ルイーズ・ポストとニーナ・ゴードンという2人の女性がフロントマン(フロントウーマン?)を務めるバンドです。

 

もはやカート・コバーンがいなくなった時代ではありますが……1997年にリリースされた2枚目のアルバム『Eight Arms to Hold You』の2曲目に収録されていた”Volcano Girls(気まぐれヴォルケーノ・ガール)“です。

 

 

最後に無理やり今回の記事にねじ込みましたが、実際のところはマッチボックス・トゥエンティや3ドアーズ・ダウンのようなグランジ/オルタナ系から影響を受けた「ポストグランジ」バンドですね。

 

ちなみにヴェルーカ・ソルトが一時期解散していた頃にニーナ・ゴードンがソロ活動で来日していたことがあるのですが、その時たまたま見かけたことがあります。

 

実際に目の前で見たニーナ・ゴードンはめちゃくちゃ美人でした!

 

それが言いたかっただけ(?)です。

 

 

 

 

以上、かなり長くなりましたが僕がおすすめしたい【グランジ/オルタナ系バンドの個人的おすすめ曲集】のご紹介でした。

 

ジャンル分けが少しあいまいだったり紹介できていないグランジバンドもあったりもしますが…

 

僕が大学生だった当時にハマっていたグランジ/オルタナ系バンドの曲で構成してみましたのであしからず。

 

「プライマスやガイデッド・バイ・ヴォイシズなんかも含めようかな~?」とも思ったのですが、プライマスはまた違った感じだし、ガイデッド・バイ・ヴォイシズはローファイ系かな~?と迷いました。

 

結果、上記でご紹介した分が、僕のハマっていたグランジ/オルタナ系バンドということになりました。

 

いかがだったでしょうか?

 

たまにはブルースやジャズから離れて、こういった他のジャンルのことも記事にしているブログです。

 

今後も出来る限り色んなジャンルの音楽をテーマごとにわけて取り上げていければ…と思いますので、ぜひまたこのブログを読みに来てください。

 

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