2018/02/27
エレクトロハーモニクスの試奏音源CD付き最強のエフェクターブック
魅惑のエフェクター・ブランド エレクトロ・ハーモニックス
この本の読みどころは?
昨年の3月に発売されたエレクトロ・ハーモニックス(以降:エレハモ)のエフェクターを写真や解説と共に掲載した特集本です。
1968年にマイク・マシューズによって創業されて以来、現在までエフェクター・ブランドのトップを走り続けているエレハモには、ビッグマフを始めデラックス・メモリーマンやスモール・ストーンにPOGなど数々の名機が生み出されています。
そんなエレハモの現行の主力となる50モデルが、クレイジーケンバンドのギタリストとして活躍されている凄腕ギタリストの小野瀬雅生さんの試奏音源CD付きで掲載されています。
もちろん試奏の音源が最高なのは言うまでもありませんが、小野瀬さんによる試奏したエフェクターに関するコメントが読めるのも興味深いところです。
さすがはプロのギタリストさんですので、とても参考になるエフェクターの使用方法や「そんな使い方もありなんだ!」と驚くような使用方法なんかも載っています。
また音源の最後には、「プログレ食堂24時」というドラム以外を全てエレハモのエフェクターで再現した小野瀬さんのオリジナル曲が聴けます。
オルガンやシタールの音までも!!!!エレハモのエフェクターで表現できます。
この曲の、何秒から何秒の所までどのエフェクターを使用していくつのトラック分けで録音したのか?なんかの詳細も本に掲載されています。
あと面白かったのが、意外にも小野瀬さんが、Metal Muffというメタル系のディストーションが使い勝手が良かったと書いていたことです。
意外ですね。
その他にはやはりオーヴァードライヴペダルのCrayonを絶賛されてました。
このCrayonは、僕もお気に入りで今もメインの歪みで(というかほぼブースターとして)使っています。
他にもマイク・マシューズとエレハモの歴史が本の冒頭に載せられていてとても興味深い内容となっております。
僕もエレハモのエフェクターが大好きでいくつか所有しているのですが、「こんなエフェクターもあるんだ!」と驚くようなものまで掲載されています。
掲載されているエフェクター写真の筐体デザインや独特の意匠を眺めているだけでも楽しいです。
エレハモのエフェクターを使いだしたきっかけ
僕が初めてエレハモのエフェクターを買ったのは、もちろんエレハモの看板商品でもあるBig Muffからでした。
その理由は、当時はグランジ系のバンドをやっていてそういった音楽性のギタリストに憧れていました。
例えば、ニルヴァーナのカート・コバーンやダイナソーJr.のJ・マスキスなんかがこのBig Muffを使用していました。
他にもマッドハニーのスティーブ・ターナーなんかも思いつきます。
マッドハニーに至っては『SUPERFUZZ BIGMUFF』というアルバム名にまでなっていますからね。
ただその後、ブルースバンドをやり始めてからはファズは使い辛かったのでBig Muffは使わないようになっていき、手放すことになりました。
そして次はファンキーなカッティング用にSmall Stoneを購入しました。
これは買ってから知ったことなんですが、パパグロの山岸潤史さんも同じSmall Stoneを使っていることを知って嬉しくなったこともあります。(ちなみにオーヴァードライヴのRumble MOD.もたまたま僕も同じものを使用していました!)
しかしその後、3年間ほどギターを辞めていた時期にSmall Stoneも売ってしまいました。
それから数年経ち、再度ギターを始めた時に今度はnanoバージョンの小型のSmall Stoneを買い直して今現在もそれを使っています。
フェイザーの一番の名機だと僕は思います。
また他にもHoly GrailやSmall Cloneなんかも持っています。
ワウペダルもエレハモのワウを使用しています。
こうやって考えてみるとギター再開後はほぼエレハモ一筋!みたいな感じでエフェクターを使っているな~って思いました。
エレハモのエフェクターを買う際にはまずはこの本をチェック!
さて、今回ご紹介した『魅惑のエフェクター・ブランド エレクトロ・ハーモニックス』という本なんですが、現行の主力の製品のほとんどを網羅した内容となっていますので、まずはこの本と付属のCDで自分に合ったエフェクターを探してみることをお勧めします。
エレハモ初心者だけでなく、エレハモをメインで使っている人も新たな発見があるかもしれませんよ?
エレハモは今も現役バリバリの売れ筋メーカーでして、この本が発売されてからも2017年の後半から今年の始まりに掛けてもいくつかの新製品が続々と発売されていっています。
僕も新製品で気になっている製品がいくつかあります。
もしかしたらこの本もまたアップデートして再版されたりするかもしれませんね!?
しかし現状のものでも十分すぎるほどたくさんのバラエティ溢れるエフェクターが存在していますので、まずはこの本からエレハモ道に入門してみるのが良いでしょう。
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