カテゴリー:Music

2018/11/23

グラント・グリーンのジャズファンク期の最高傑作⁉『Visions』を聴こう♪

後期グラント・グリーンのジャズファンク期の最高傑作アルバム⁉

ブルーノート・レーベル復帰後のスタジオ盤『Visions』

実は今回のこの記事で僕のこのブログに設定している”Jazz Funk”のタグに分類された記事が、ちょうど60件目になりました。

 

本来なら50件目に気づくべきだったんですが、その時は気づいていなかったので今回の60件目に僕が特に好きな作品をご紹介したいな~と思っていました。

 

そのことに気づいてから珍しく「何の記事にしようか?」と2,3日迷いました……。

 

そしてついに

 

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Ryo
60件目は、グラント・グリーンのアルバムにしよう!
それもジャズファンク期のスタジオ盤で一番凄いやつにしよう!

 

と答えが見つかりました。

 

そんなわけで僕のブログの”Jazz Funk”のタグ内の60件目の記事は、僕が敬愛してやまないジャズギタリストのグラント・グリーンに決定です!

 

【#自分を作り上げたギタリスト4選】影響を受けたギタリストを4人選んでみました。

それではさっそくご紹介していきたいと思います。

 

 

 

Grant Green  – 『Visions』

01.Does Anybody Really Know What Time It Is
02.Maybe Tomorrow
03.Mozart Symphony No. 40 In G Minor, K550, 1st Movement
04.Love On A Two Way Street
05.Cantaloupe Woman
06.We’ve Only Just Begun
07.Never Can Say Goodbye
08.Blues For Abraham

 

Personnel:
Grant Green – Guitar
Billy Wooten – Vibraphone
Emanuel Riggins – Electric Piano
Chuck Rainey – Electric Bass
Idris Muhammad – Drums
Harold Cardwell – Drums, Percussion
Ray Armando – Congas

 

Recorded Englwood Cliffs, NJ, May 21, 1971.

 

Blue Note:4373

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名盤『Visions』について

この作品はグラント・グリーンがブルーノート・レーベルに復帰してから数えて4枚目のリーダー作品になります。

 

まず復帰第一弾となった1969年リリースの『Carryin’ On』に引き続き、1970年に復帰第二弾の『Green Is Beautiful』を吹き込んでいます。

 

その後、1970年に実況ライヴ録音盤の『Alive!』を挟み、本作『Visions』が録音されました。

 

録音は、いつものニュージャージ州イングルウッドにある”Ruby Van Gelder Studio”で行っています。

 

その”Ruby Van Gelder Studio”というのは……もともとはブルーノート・レーベルで長きにわたってレコーディング・エンジニアを務めたルディ・ヴァン・ゲルダーの自宅のリビングルームをレコーディング・スタジオとして使用していたものを1959年にしっかりとしたスタジオに建設し直したものです。

 

そこで数多くのジャズアルバムの名盤が制作されています。

 

もちろんこの『Visions』も”Ruby Van Gelder Studio”にて制作が進められました。

 

その際にルディ・ヴァン・ゲルダーがこう言ったらしいです。

 


 

「こんな凄いプレイをするグリーンはいまだかつて見たことがない……」

 


 

まさにその通りで、本作のグラント・グリーンのギタープレイは神懸かっています!

 

曲のテーマを弾くにしてもアドリヴソロを弾くにしても、ひとつひとつのフレーズにとてもキレがあり、そしてまるで歌手が歌っているかのようにメロディアスなんです!

 

僕は1960年代初期のストレート・アヘッドなジャズを演奏していたグラントも好きなのですが、1970年辺りから急にキレッキレなリズム感を身につけたグラント・グリーンの方がより好きです♪

 

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おそらくこちらのグラント・グリーンの方が本来の姿のような気がします!?

 

デビューこそはジャズギタリストではありますが、息子のグレッグ・グリーンの回想によりますと、父のグラントは家ではチャーリー・パーカーやジョン・コルトレーンなどのジャズだけでなく普通にベートーベンやモーツァルトなんかのクラシック音楽やマディ・ウォーターズのようなブルースに当時の流行のR&Bなんかを聴いていたらしいです。

 

グラント・グリーンの息子のジャズファンクなリーダー作『Jungle Strut』を聴こう!

そういった点でも、この時代のジャズファンク系の音楽性に合っていたんだと思います。

 

1960年代半ば辺りからモータウンのR&Bやビートルズの台頭によりジャズが売れなくなっていました。

 

この時代からすでにジャズそのものは、もはや売れない古い時代の音楽になりつつありました……。

 

そこでリー・モーガンの『Sidewinder』のように4ビートだけではなく8ビートのロック調のリズムを取り上げたり

 

ルー・ドナルドソンのように、本当はストレートなジャズを演奏したいんだけれども、プロデューサーに売れる作品を作るように言われ仕方なく流行のR&Bの曲を演奏させられたり……と苦労はあったようです。

 

ルー・ドナルドソンのソウルジャズ作品『Hot Dog』を聴こう!

またジャズギタリストのジョー・パスにもジャズファンク時代に吹き込んだ作品が存在しているのですが……

 

 

どうもジョー・パス本人はこういった音楽を演奏するのが苦手だったようです。

 

多くのジャズマンたちが苦労している中、グラント・グリーンはむしろ水を得た魚のように活き活きと演奏しています。

 

まるでこの時代に現れたデイヴィッド・T・ウォーカーやコーネル・デュプリー、エリック・ゲイルにフィル・アップチャーチのようなソウルフルなギタリストたちと同じように、こういったR&Bやファンキーな曲を演奏するのが得意でした。

 

ジャズギタリスト出身とは思えないほどです。

 

そういったひとつに枠に収まらないような幅広い演奏が出来る部分もグラント・グリーンの魅力ですね!

 

 

アルバム参加メンバー

この作品には当時のグラント・グリーンのライヴで一緒に演奏していたバンドメンバーと、スタジオミュージシャンで構成されています。

 

例えば、キーボード奏者のエマニュエル・リギンズやヴィブラフォン奏者のビリー・ウッテンにドラムスのアイドリス・ムハマッド、パーカッションを叩くハロルド・カドウェルがそういったライヴバンドのメンバーです。

 

逆にベースで参加したチャック・レイニーなんかはスタジオミュージシャンになります。

 

チャック・レイニーじたい多くのR&Bやフュージョン系の作品にスタジオミュージシャンとして参加していますからね。

 

本作の録音参加メンバーで特に注目したいのがヴィブラフォン奏者のビリー・ウッテンです。

 

彼の参加によってこの作品が幻想的で素晴らしいものになったとも言えます。

 

それまでにグラント・グリーンと何度か共演していた新主流派のヴィブラフォン奏者ボビー・ハッチャーソンみたいに、グラント・グリーンの名作にはヴィブラフォン奏者が欠かせないように僕は感じています。

 

ちなみにこのビリー・ウッテンは、この時代にジャズファンク系の名作ライヴ盤を制作もしていますので、その辺も今後このブログで取り上げていきたいと思います!

 

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ぜひまた読みに来て下さい。

 

 

 

アルバムの内容

それでは曲紹介にいきたいと思います。

 

1曲目”Does Anybody Really Know What Time It Is(いったい現実を把握している者はいるだろうか?)“は、米国のブラス・ロック・バンドのシカゴの曲です。

 

シカゴの1969年のデビュー作『The Chicago Transit Authority』に収録されていました。

 

 

グラント・グリーンはこの曲の歌メロ部分をほぼ丸ままギターで演奏しています。

 

しかも全て歌メロ部分は、シングルトーン(単音)のみで弾ききっています!

 

多くのインスト系ギタリストは、こういったテーマを弾く際に、コード音を挟んだり、派手なチョーキングをしたり、オクターヴ奏法をしたり、ダブルストップを弾いたりして音に厚みを持たせるのですが……グラント・グリーンは小細工一切なしで弾ききります!

 

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なのにこの表現力!!!!

 

その秘密は、絶妙なリズム感にあるんだと思います。

 

グラント・グリーンの、ギリギリのところまで1音を伸ばしてモタりそうでモタらないあの感覚が独特のグルーヴ感を生んでいるんだと思います。

 

簡単なフレージングなので楽譜に記載するのは簡単だけれども、そのグルーヴ感をリズム譜にするのは不可能な感じです!

 

もはやニュアンスが全て!と言わんばかりのとても深いグルーヴの世界だと思います。

 

他にこういった深い世界を表現できるミュージシャンは、僕が知っている分ではマイルス・デイヴィス、B.B.キング、ビル・エヴァンス、コーネル・デュプリー、マディ・ウォーターズ、プリンスなんかです。

 

無駄な装飾音を一切廃して、シンプルな音と独特なタイム感による音と音の『間』を楽しむような演奏なんです。

 

彼らに共通して言えるのは、「休符も演奏のうち」なんです。

 

ちなみに”Does Anybody Really Know What Time It Is”のギターソロが始まると、ダブルストップも出てきます。

 

この時期のグラント・グリーンの特徴として、テーマメロディ-を弾き終わってギターソロを弾き始める時にダブルストップを弾くことが多いです。

 

多分、ここからアドリヴを弾きますよ~の合図みたいな!?(笑)

 

ギターソロが始まると、いつもの手癖フレーズが続々と登城して「これこそグラント・グリーンの真骨頂!」と言いたくなるようなアドリヴを展開しています。

 

しかし

 

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どうなってんの?このキレッキレのテンション!?

 

と言いたくなるぐらいに冴えています!

 

そりゃ~その場で生で演奏を聴いていたルディ・ヴァン・ゲルダーも驚くよね!って感じです。(笑)

 

続く2曲目”Maybe Tomorrow”は、アラン・バーグマンとマリリン・バーグマンのバーグマン夫婦とクインシー・ジョーンズが書いた曲です。

 

1969年に歌手のイーヴィー・サンズが歌ったとても美しく切ないバラード曲です。

 

現在はデビューアルバムの『Any Way That You Want Me』にボーナストラックとして収録されています。

 

 

もちろん原曲も素晴らしいのですが……この曲を弾くグラント・グリーンも神懸かっています!

 

エマニュエル・リギンズの美しいピアノのイントロから、ビリー・ウッテンの幻想的なヴィブラフォンの音色が加わって曲が始まります。

 

歌メロ部分をシングルノートで1音1音丁寧に鳴らすグラント・グリーンの演奏は、まるで次の音が始まるまでの『間』を楽しんでいるかのようです。

 

次の音を鳴らすまで一切慌てずにゆっくりと待ちます……。

 

聴いている僕の方が「早く次ぎの音を弾かないと!」と慌ててしまいそうになります。(笑)

 

先ほども書きましたが、「休符も演奏のうち」と言う言葉が最も当てはまる演奏だと思います。

 

この曲と”Idle Moments”と”Lazy Afternoon”の3曲が、僕の中のグラント・グリーンの3大名バラード演奏だと思っています。

 

『間の美学』という表現は、まさにこの曲のことを言うんだな!と感じてしまうほどです。

 

シンプルな音だけに精一杯の情感を込めて一切のズレも許されないような性格なリズムで弾く……逆に難しいです!

 

『Visions』は、聴き所の多い作品なのですが特にこの”Maybe Tomorrow”はぜひとも聴いて頂きたい名演だと思います。

 

ちなみにこのグラント・グリーンのバージョンの”Maybe Tomorrow”は、ドクター・ドレーの手によってラッパーのマスタ・エースをフィーチャーしたマルコ・ポロの”Nostalgia”というヒップホップ曲にサンプリングされています。

 

2007年のアルバム『Port Authority』の5曲目に収録されています。

 

 

 

 

さて、3曲目にいきましょう。

 

原題は”Mozart Symphony No. 40 In G Minor, K550, 1st Movement(モーツァルトの交響曲第40番ト短調)“と……とっても長いのですが、「モルト・アレグロ」として知られているモーツァルトの1788年の曲です。

 

上記でも書きましたが、息子のグレッグ・グリーンの回想通りにグラント・グリーンは普段からクラシック音楽も聴いていたようです。

 

この優雅で上品な楽曲を、グラント・グリーンは思いっきりブラックミュージックに変えちゃっています!(笑)

 

テーマとなる主旋律こそ、そのままメロディーラインをなぞっていますが、約1分を超えたところでいつものダブルストップのフレーズが合図となってギターソロが始まります!

 

ギターソロが始まると、以前このブログでもご紹介していた『Green Is Beautiful』に収録されていたビートルズのカヴァー曲”A Day In The Life”のように、もはや何の曲だったかわからなくなるぐらいコテコテにジャズファンクしちゃいます!(笑)

 

もはやこのアドリヴソロを弾くためだけに、自分の好きなクラシック音楽のテーマを弾いてみただけ……みたいになっています。(笑)

 

どう考えてもギターソロが始まってからのテンションの高さは、ゆったりとテーマを弾いている時と違っています。

 

グラントの勢いに煽られてか?ドラムのアイドリス・ムハマッドのテンションまでギターソロ時に上がっちゃってます!

 

珍しくモーツァルトの曲を取り上げてはいますが、ギターソロが始まると完全にジャズファンクの熱い演奏です!

 

4曲目”Love On A Two Way Street”も泣ける名演です!

 

ニュージャージー出身のコーラスグループのザ・モーメンツが1970年にヒットさせた曲です。

 

まるでスタイリスティックス調のこの曲(グラントは後にスタイリスティックスの”Betcha By Golly Wow”もカヴァー)を情感たっぷりに弾きあげています。

 

ここでもビリー・ウッテンの幻想的なヴィブラフォンの音が雰囲気作りに貢献してくれています。

 

ギターソロもほとんど歌メロを崩さないように弾いています。

 

曲の後半、3分14秒から珍しくグラント・グリーンがオクターヴ奏法を弾いている部分が聴き所です。

 

ウェス・モンゴメリーの十八番であるオクターヴ奏法をグラント・グリーンが使うことは滅多にありませんでした。

 

しかしここぞ!と言う時にグラント・グリーンもオクターヴ奏法を弾くことがあります。

 

そしてこの曲ではそれが功を奏しています!

 

グラント・グリーンという人は、本当に感動的な演出をするのが得意なギタリストだと思います。

 

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ギターソロを徐々に盛り上げていく構築力が抜群ですね!

 

5曲目の”Cantaloupe Woman”は、グラント・グリーンとオルガンジャズ系の作品でよく共演していたジャズドラマーのベン・ディクソンが書いた曲です。

 

少しコミカルなテーマメロディ-を持つソウルジャズと言った感じの曲調です。

 

グラント・グリーンは、この曲を気に入っていたのか?何度か録音しています。

 

まずは未発表作品だった『Gooden’s Corner』にCD盤の更なるボーナストラックとして収録されたバージョンです。

 

 

そしてもうひとつは、1965年にヴァーヴ・レーベルにて吹き込んだ『His Majesty, King Funk』に収録されています。

 

 

何度か吹き込んでいるお気に入り曲のようですが、やはりこの『Visions』収録のバージョンが最もキレッキレの演奏で素晴らしいです♪

 

ちなみに息子のグレッグ・グリーンもこの曲をカヴァーしています。

 

6曲目”We’ve Only Just Begun”は、ロジャー・ニコルスとポール・ウィリアムスが1970年に歌った曲です。

 

 

 

……というよりも、もはやザ・カーペンターズの曲「愛のプレリュード」としての方が有名ですよね!

 

ぶっちゃけ僕もカーペンターズのバージョンの方が好きです♪

 

1970年のアルバム『Close To You(遙かなる影)』の1曲目に収録されています。

 

 

カレン・カーペンターの歌声ってなんでこんなにも胸にグッと来るんでしょうか……。

 

この曲は、R&Bソウル系にジャズファンク系やレア・グルーヴ系にも大人気であらゆるミュージシャンが取り上げています。

 

カーティス・メイフィールドにオドネル・リーヴィーにリューベン・ウィルソンに……挙げ出すと切りがないのですが、グラント・グリーンも例外ではありません。

 

グラント・グリーンのバージョンは、3分40秒辺りまではゆったりとテーマメロディーを奏でています。

 

このまま曲は終わるのかな?と思った頃にいつものダブルストップの合図が鳴ります!

 

ここから一気にテンションが上がりキレッキレのギターソロが始まります!

 

あえて最初の3分ほどは盛り上がらずにテーマだけを弾いて、最後に爆発するタイプです!

 

しかしこのギターソロからの盛り上がりが凄いです!

 

なのに、最後はフェードアウトっていう……もっと長くギター弾いてよ!と言いたくなる消化不良のまま終わるのがもったいない感じです。

 

7曲目の”Never Can Say Goodbye”は、もちろんジャクソン5の1971年のヒット曲「さよならは言わないで」のことです。

 

この曲も先ほどの”We’ve Only Just Begun”と同じくジャズファンク系やレア・グルーヴ系のミュージシャンが多く取り上げています。

 

先ほどと同じくオドネル・リーヴィーやリューベン・ウィルソンも取り上げています。

 

トランペット奏者のジョニー・コールズなんかも演奏しています。

 

でもやはりインスト系のカヴァーで一筆なのは、デイヴィッド・T・ウォーカーのバージョンだと思います。

 

そもそもデビTは、ジャクソン5のオリジナルでもギターを弾いていますので、この曲に関しては誰よりも深く理解していると思います。

 

そんな名ギターインスト職人のデビTにも負けないぐらい、この時期のグラント・グリーンも神懸かっています!

 

デビTのバージョンは、マイケル・ジャクソンの歌メロを弾いたと言うよりも、自身のアレンジした演奏という感じでした。

 

しかしグラント・グリーンの方は、もはや何のひねりもない!と言ってしまいそうになるぐらいマイケルの歌メロをなぞっています。(笑)

 

サビ部分は珍しくオクターヴ奏法で弾いています。

 

ただし、マイケルをなぞっているのは歌メロ部分だけです。

 

ギターソロに突入すると……一気にテンションが上がってキレッキレになります!

 

歌メロはしっかりと原曲に忠実に弾くんだけれども、アドリヴが始まるとジャズギタリストとしての熱い血が騒ぐんでしょうね!

 

最後の8曲目”Blues For Abraham”は、エロイーズ・リギンスが書いた軽快なブルース曲です。

 

本作の収録曲のほとんどは、グラント・グリーンのギターソロしかなかったのですが、この曲ではビリー・ウッテンのヴィブラフォンソロが聴けます。

 

短めのヴィブラフォンのソロが終わるとグラント・グリーンのキレッキレのギターソロに移ります。

 

すごくいい感じにギターソロが続いているのですが……なぜか途中でフェードアウトしていきます。

 

この曲だけ2分34秒という短い時間で終了してしまいます。

 

せっかく良い曲なのだから、もっとバリバリと長尺ギターソロを弾いてもらいたかったところなんですがね……。

 

 

 

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おすすめ曲は、#1 #2 #3 #5 #6 

 

最後は残念な終わり方ではありますが、以上の全8曲が【グラント・グリーンのジャズファンク期の最高傑作⁉『Visions』】のご紹介でした。

 

ルディ・ヴァン・ゲルダーの言葉通りにこのアルバムのグラント・グリーンの勢いは本当に凄いです!

 

この時期のライヴ盤『Live At The Lighthouse』や『Live At The Club Mozambique』がライヴなのでテンションが高い演奏が聴けるのはわかるのですが、スタジオ盤でこれほどまでのキレッキレのギターソロを弾くグラント・グリーンは他にないぐらいです。

 

どちらかっていうと、グラント・グリーンのスタジオ演奏はゆったりとギターソロを弾いているものの方が多かったですからね。

 

ちなみにこの『Visions』には、1曲もグラント・グリーン本人のオリジナル曲は収録されていません。

 

全て提供曲やカヴァー曲になります。

 

それなのにここまでオリジナリティー溢れる演奏が出来るのも、グラント・グリーンが様々なジャンルの音楽に対してオープンな人だったから何でしょうね。

 

当時ヒットしたカヴァー曲を多く含むアルバムだったので、この『Visions』はグラント・グリーンのリーダー作としては珍しくヒット作品となりました。

 

ポップチャートでは151位止まりでしたが、R&Bブラックチャートでは31位、ジャズチャートでは5位!とヒットしています。

 

なのに、なぜかCDはしょっちゅう廃盤になっていますね……。

 

何でなんでしょうかね?(笑)

 

でも、キレッキレのグラント・グリーンのギターが存分に聴ける名作ですので、ぜひとも中古盤ででも手に入れて多くの方に聴いてもらいたい作品です。

 

ソウルジャズやジャズファンク系の音楽が好きな方や、僕のように自身もインスト系の音楽をギターで演奏する方にも聴いて欲しいです。

 

シンプルな歌メロのテーマを弾く参考になりますよ!

 

それにギターソロでの盛り上げ方の参考にもなります。

 

僕のこのブログの”Jazz Funk”タグの60記事目にこの名盤をご紹介できて良かったなと思います。

 

それでは、また今後も1960年代後半から1970年代半ばまでの”Jazz Funk”系の作品をこのブログで多く取り上げていきたいと思いますので、ぜひまたこのブログを読みに来て下さい。

 

これは、”Jazz Funk”タグの100記事目もしくは120記事目はもっと頑張ってすごいの書かないといけなくなります!?

 

プ……プレッシャー……。(笑)

 

 

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