
2021/12/10
絶対に聴くべき海外のおすすめネオ・ソウル・ギタリストまとめ
【ネオ・ソウル・ギター入門にも最適!】絶対に聴くべき海外のおすすめネオ・ソウル・ギタリストまとめ
近年流行のネオ・ソウル・ギターが気になる方へ
今回は近年流行りのネオ・ソウル・ギターを弾くギタリストをまとめてご紹介したいと思います。
以前にもこのブログでは【今聴くべきおすすめの女性ネオ・ソウル・ギタリストたち】や【ネオ・ソウル・ギターを学べるおすすめの海外YouTubeチャンネルまとめ】といったまとめ記事を書きました。
どちらも「女性ギタリスト限定」や「Youtubeでレッスン動画を上げているギタリスト限定」といった括りがあったのですが、今回は単純に「海外のネオ・ソウル・ギタリスト」という大きな括りでまとめてご紹介したいと思います。
中には世界的に有名なプロだけでなく、僕が気に入っているアマチュア・ギタリストも取り上げています。
完全にネオ・ソウル・ギターに特化しているギタリストだけでなく、クラウドコードのようにチルホップ系と混じっていたり、様々な音楽性を取り上げつつその中の一つとしてネオ・ソウル・ギターを演奏しているギタリストもチョイスしています。
そのためかなりの人数をご紹介することとなります。
今回はなるべく多い人数をご紹介したいと思いますので、詳しくご紹介と言うよりも簡単におすすめする記事となります。
アーティスト側の公式YouTubeチャンネルがある場合はおすすめの演奏動画も貼ってご紹介します。
それぞれのギタリストに関しては、先にご紹介していた2つのブログ記事や、今後個別で詳しく取り上げることもあるかと思いますので、そちらをご参照して頂ければ幸いです。
それでは今回もアーティスト名のアルファベット順でご紹介していきたいと思います。
こちらのブログ記事でご紹介したギタリスト達の公式YouTubeチャンネルをフォローしたり、作品を購入して応援しましょう!
Araminati _
アラミナティはYouTubeで活動しているギタリストです。
公式チャンネルはこちらです。
Araminati _の公式YouTubeチャンネル→
アップしている動画の全てがネオ・ソウルというわけではないのですが、中にはネオ・ソウル・ギターのフレーズを教えているレッスン動画もあります。
ジル・スコットの名曲”Golden”を演奏した動画やネオ・ソウル・ギターで必須のテクニックとなるダブルストップを解説した動画なんてのもあります。
他にもヒップホップのバックトラック上で弾くギターの演奏の仕方など色々と多彩な動画をアップしてくれています。
ネオ・ソウル・ギターに特化したギタリストではありませんが、興味深い動画もたくさんアップしてくれているので要チェックです!
Ari O’Neal
アリ・オニールは以前このブログでもご紹介していた女性ギタリストです。
彼女はビヨンセやジェイ-Z等のツアー・ギタリストです。
最近では女性シンガーのシザ(SZA)等のツアー・ギタリストとしても活躍中です。
演奏動画は公式YouTubeチャンネルで観ることができます。
それだけでなくTwitterの方でも演奏動画をよくあげています。
例えばこちらの演奏のように「これぞまさしくネオ・ソウル・ギター!」というお手本ような演奏を観ることができます。
— Ari O’Neal (@ArielONeal) January 19, 2021
オリジナル曲もあります。
今年2021年の3月2日に”home.”というソロ曲をリリースしています。
Tomorrow is the day 😭❤️ make sure you guys download “home.” On all platforms!🔥I’m so excited to share this music with you 🥰 pic.twitter.com/Myqu8LEWLC
— Ari O’Neal (@ArielONeal) March 1, 2021
こちらの曲はAmazonのデジタル音源でも購入することができます。
ギターが中心の聴きやすいネオ・ソウル曲ですね♪
YouTubeやTwitterの動画も興味深い物ばかりですが、今後は”home.”のようなオリジナル曲をたくさん作ってもらってアルバムをリリースして欲しいところです。
Arianna Powell
アリアナ・パウエルも以前このブログでご紹介していた女性ギタリストです。
彼女も公式YouTubeチャンネルでネオ・ソウル・ギターを弾いた動画をいくつかアップしています。
Arianna Powellの公式YouTubeチャンネル→
特におすすめなのは、Pickup Musicの公式チャンネルにアップされているこちらのソロ演奏です。
ES-335で弾いた温かいトーンのネオ・ソウル・ギターが最高ですね♪
ギタリストとしての活動が中心の様でアーティストとしてのソロ活動は行っていないようなのですが、できれば今後はネオ・ソウル系のギター・インスト・アルバムを制作して欲しいなと思います。
Ashton Sellars
ニュージーランド出身で現在はイギリス在住ネオ・ソウル系ギタリストのアシュトン・セラーズも要チェックです。
Instagramでの活動が主なようですが、公式YouTubeでもオリジナル曲や演奏動画をアップしています。
Ashton Sellarsの公式YouTubeチャンネル→
J・ディラがお好きなようで、そういった関連の演奏動画がいくつか上げられていますね。
他には、この後ご紹介するファンキーマンもカバーしていた”Fat boi”というオリジナル曲が特に素晴らしです。
こちらの動画で本人による奏法解説を見ることもできます。
ハイブリッド・ピッキングの良い練習にもなる曲ですね。
デジタル音源でのみの販売とはなりますが、オリジナル曲もいくつかリリースしています。
他にも面白いのが、コルトレーンの”Giant Steps”をネオ・ソウルでアレンジしたこちらの音源です。
今後はフル・アルバムのリリースを期待したいですね。
Beau Diakowicz
名前の読み方が難しいのですが…ボウ・ディアコウィックズは、素早いスライドやヴァン・ヘイレンもびっくりなタッピング(ライト・ハンド奏法)を操るテクニカルなネオ・ソウル・ギタリストです。
Instagramでの活動が主ですが、YouTubeでもいくつか動画がアップされています。
Beau Diakowiczの公式YouTubeチャンネル→
僕が一番好きなのは色んなショート動画を1つにまとめたシリーズの第二弾となるこちらの動画です。
テクニックだけでなく、どれもメロディアスな曲調ばかりでとても聴きやすいです♪
アルバムの方も6曲入りのEPがつい先日の10月18日に発売されています。
アーティスツ活動の際は、名前は省略したBeau Diako(ボー・ディアコ)名義で登録されています。
素早いスライドを多用したスピーディーな演奏に、タッピングも上手く利用したメロウな演奏がとても素晴らしいギタリストです。
ネオ・ソウル系の演奏でもタッピングが合うことを証明してくれたギタリストですね。
Cameron Griffin
キャメロン・グリフィンは公式YouTubeチャンネルもなく作品のリリースもまだありません。
フェンダーのサイトや米国カリフォルニア州ターザーナにあるレアなギターを多く扱っているノーマンズ・レア・ギターズのチャンネルで演奏動画やレッスン動画を観ることができます。
フェンダーのチャンネルでハイブリッド・ピッキングについて教えているこちらの動画がおすすめです。
ノーマンズ・レア・ギターズのチャンネルでは、他の若手ギタリスト達と一緒にジャム演奏を披露しています。
ネオ・ソウル・ギターの良いところはギター・ソロだけでなくバッキングでもコードのテンションをハンマリングした時の「ピロ~~ン♪」の音で他のギタリストよりも目立てることですね。
ジャム演奏の最後、動画の再生事案でいうところの5分27秒辺りでキャメロン・グリフィンが1人で演奏しているシーンがあるのですが、この演奏は必見です!
ジャジーなコード進行にジミ・ヘンドリックスやカーティス・メイフィールド、そしてデイヴィッド・T・ウォーカー(以降:デビT)達から受け継いだコードのテンションをダブルスラー(ハンマリングとプリングを1回のピッキングで弾く奏法)する弾き方が、なんともネオ・ソウルしていますね!
今後は公式YouTubeチャンネルの開設やオリジナル曲の制作などを期待したいです。
Chavis Flagg
電動スケートボードに乗ったままギターを演奏する動画があまりにもインパクト大で一部で話題となったチャビス・フラッグですが、注目すべきところはそこではないです。
彼もれっきとしたネオ・ソウル・ギタリストの一員です。
公式YouTubeチャンネルもあります。
チャビス・フラッグは、ハードロックの影響も垣間見る勢いのあるネオ・ソウル・ギターを弾きます。
ところどころカメラ目線でかっこ付けるのも特徴です。(笑)
特におすすめなのがエリカ・バドゥの名曲”Didn’t Cha Know”をギター・インストでカバーしたこちらの動画です。
素晴らしい演奏ですね♪
アルバムのリリースもしています。
ネオ・ソウル度は低いのですが、今時なロック/ポップな作品です。
せっかくだからもっとネオ・ソウル系のR&B曲を中心にしたアルバムを今後は作って欲しいところです。
Charlie Bereal
P・ディディやヘヴィー・Dにミッシー・エリオット等ヒップホップ系のミュージシャンのアルバムにも参加していたR&B系ギタリストのチャーリー・ベリアルもネオ・ソウル・ギタリストとしても注目すべきギタリストです。
デジタル音源のみですがオリジナル曲もいくつかリリースしています。
ネオ・ソウル系の演奏で素晴らしいのは、PJ・モートンとBJ・ザ・シカゴ・キッドがサム・クックの名曲”Bring it on Home to Me”を共演したこちらでの参加になります。
イントロからまさにネオ・ソウルなフレーズ満載ですね!
シングルとしてもリリースされています。
コンテンポラリーなR&Bやヒップホップ作品でのスタジオ・ワークスが多いのですが、今流行のネオ・ソウル・ギタリストとしても見ることができるギタリストです。
Cloudchord
以前にも何度かこのブログでもご紹介していたクラウドコード(デレク・ヴァンスコッテン)は僕のお気に入りのネオ・ソウル・ギタリストです。
近年流行りのチルホップ(ローファイ・ヒップホップ)系のオリジナル曲をたくさんリリースしているミュージシャンでもあります。
おれまでのチルホップ系の楽曲ではそこまで活躍の機会がなかったギターでありますが、このクラウドコードはそこにネオ・ソウル・ギターを上手く混ぜ合わせています。
そういった曲や演奏はクラウドコードの公式YouTubeチャンネルで観ることができます。
特におすすめなのが、これまでアルバム・リリースしていた曲をスタジオでライブ演奏したこちらの動画です。
ギターだけでなくキーボードやリズムパッドにラップ・スティール・ギターまで自分で演奏しています。
クラウドコードの楽曲では、深めのディレイを掛けたラップ・スティール・ギターのアンビエントな音色ロングトーンが印象的なものが多いです。
そこにブリッジ・ミュートしたダブル・ストップのネオ・ソウル的フレーズを乗せて弾くのがよくあるパターンです。
クラウドコードのネオ・ソウル・ギターを楽しめる一番おすすめのアルバムは2019年リリースの『Attunement』です。
1曲目”Bonjour”や3曲目”Abloom”といった曲で聴くことができるギター演奏はネオ・ソウル・ギターのお手本とでも呼ぶべき素晴らしい演奏です。
クラウドコードはリリースのペースが早く作品数も多いのでここではそこまで詳しく書くことができませんが、いつかクラウドコードの作品をまとめてご紹介する専用のブログ記事を書きたいと思います。
その際はぜひまた読みに来てください。
Crisgotsoul
クリス・ガット・ソウルはL.A.で活動するギタリストです。
音楽制作マーケットプレイスのSoundBetterにも登録されています。
また公式YouTubeチャンネルも解説しています。
ジャズ・ギターの教則動画が主体ではありますが、ネオ・ソウル・ギターのタブ譜付きレッスン動画もいくつか上げられているので要チェックです!
残念ながら今のところアルバム音源のリリースはないようです。
D’wayne Wiggins
ドウェイン・ウィギンスは、この後ご紹介するラファエル・サディークの兄にあたる人物です。
弟と従兄弟ティモシー・クリスティアン・ライリーの3人で組んだトニー・トニー・トニーは、ネオ・ソウルが誕生する前のニュー・ジャック・スウィング時代のグループでした。
しかし彼らの音楽が発展してネオ・ソウルというジャンルが誕生したと言えなくもないです。
そう考えるとトニー・トニー・トニー時代にドウェイン・ウィギンスの弾いていたギターこそスパンキー・アルフォードと並ぶ「ネオ・ソウル・ギターの始祖」にあたるのかもしれません。
そんなドウェイン・ウィギンスのネオ・ソウル・ギターを聴くならトニー・トニー・トニーの1990年の2ndアルバム『The Revival』の7曲目に収録されている”Whatever You Want”がおすすめです。
イントロでさっそく聴けるコード弾きがネオ・ソウルしています!
これがデビTであれば1弦と2弦のテンションを「ピロリ〜ン」とダブルスラーするに留まりますが、ここでのドウェイン・ウィギンスは更に進んで3弦4弦まで一気にダブルスラーします。
まさに今流行のネオ・ソウルのプレイをこの時代からしていました。
こういう弾き方を90年代初頭からやっていたドウェイン・ウィギンスこそネオ・ソウル・ギターの始祖と言えるのかもしれませんね。
ちなみにトニー・トニー・トニーが1996年にリリースした4thアルバムにして最終作『House of Music』にはスパンキー・アルフォードが参加しています。
今となってはネオ・ソウル・ギターの始祖達が共演した貴重なアルバムだと言えますね。
Dylan Torrance
ディラン・トーランスは公式YouTubeチャンネルでジャズ系のレッスン動画を上げているギタリストです。
Dylan Torranceの公式YouTubeチャンネル→
その中に混じってネオ・ソウル・ギターやローファイ・ヒップホップ曲でのギターの弾き方など今風のギター演奏も上げています。
特長としてはジャズの要素が多少強めで、他のネオ・ソウル・ギタリストよりもしっとりと大人の雰囲気があるネオ・ソウル・ギターを学ぶことができます。
アルバムも昨年8月に『Isolated Summer』をリリースしています。
Eric Walls
エリック・ウォールズはサム・ピックを用いた指弾きのスタイルで演奏するR&B系のギタリストです。
残念ながら公式YouTubeチャンネルもなく、音源のリリースもありません。
しかしディアンジェリコやイーストマンといったギター・メーカーの公式YouTubeチャンネルで演奏する姿を観ることができます。
ゴスペル音楽からの影響も感じさせるブルーじーでイナたいネオ・ソウル・ギターを弾くギタリストです。
ノーマンズ・レア・ギターの公式YouTubeチャンネルにも出演しています。
Gene Caberra
イケメン・ギタリストのジーン・カベラは以前このブログでもご紹介していました。
初期の頃と比べるとだいぶタトゥーの量が増えて見た目が厳つくなりましたが…その代わりレッスン動画のわかりやすさは年々上がっています。
以前は「Caberra.TV」というチャンネルで名だったのですが、いつの間にか”Gene Caberra”の名前だけにチャンネル名を変更しています。
ジーン・カベラのプレイ・スタイルはジャズの要素を感じさせるオシャレなフレーズが特長的です。
YouTubeで観れる教則動画の多くはタブ譜も付いているので、英語がわからなくっても参考にしやすいです。
一番のおすすめは”Hi Amsterdam”という曲です。
ネオ・ソウル・ギターが主役のオシャレなインスト曲ですね♪
デジタルのみですが音源のリリースもあります。
こういったオシャレなネオ・ソウル曲をどんどんリリースして欲しいところなのですが、ジーン・カベラ・バンド名義でリリースされている音源は歌ありのロック/ポップスだったりします。
こちらも今時な曲調ではありますが、できればもっとネオ・ソウル風の楽曲を今後はリリースして欲しいですね。
Jack Gardiner
テクニカルなフュージョン演奏を得意とするジャック・ガーディナーもネオ・ソウル・ギターを弾いた動画をいくつか上げています。
公式YouTubeチャンネルではハード・フュージョン系の演奏がほとんどです。
しかしちょくちょくネオ・ソウル・ギターの弾き方を解説した良質な動画があげられていたりもします。
↑この動画なんかはネオ・ソウル・ギターのスタイルを解説したわかりやすい動画ですね。
また定番のコード進行の【I-VI-IV-V】(1-6-4-5=イチ・ロク・ヨン・ゴー・進行)でネオ・ソウル・ギターの模範演奏をした動画もあります。
↑こちらの動画は僕も実際に自分でコピーしてみました。
弾いていて気持ちの良いフレーズ満載なので皆さんもぜひコピーしてみてください♪
音源のリリースもあります。
Jarvis Guitar
R&Bやファンク系のギターレッスン動画をYouTubeに上げているジャービス・ギターにも数は少ないですがネオ・ソウル・ギターの動画がいくつかあります。
基本的にタブ譜付きの動画なので英語がわからなくっても練習しやすいと思います。
ネオ・ソウル・ギターのだけでなく他にもモード・スケールのフレーズを紹介した動画や、ミーターズの曲を解説した動画、バリー・ハリスのコード進行を解説した動画にエリック・クラプトンの”Layla”をアコースティック・ギターので演奏した動画など様々な動画を上げているます。
数こそ少ないですがネオ・ソウル・ギターの参考になるレッスン動画は見逃せません。
FKJ
FKJこと「フレンチ・キウイ・ジュース(French Kiwi Juice)」に関しては以前このブログでも詳しくご紹介しました。
なので詳しくはぜひそちらのブログ記事を参考にしてください。
ネオ・ソウル・ギターもお得意‼マルチプ・レイヤーFKJのおすすめアルバムを聴こう♪(イラスト付き)
FKJはギターだけでなくピアノやサックスなど演奏するマルチ・プレイヤーでもあります。
本人もインタビューではギターよりピアノの方が演奏するのが好きだとも答えていました。
そのためか8月にリリースされた最新作の『Just Piano』もピアノが主役のアルバムでした。
できれば今後はギター中心のアルバムを制作して欲しいところなのですが、FKJはギタリストというよりもプリンスのようなマルチ・ミュージシャンだと思います。
なのでどちらかというとギターは「その音が必要」だから弾いているにすぎないのでしょうね。
しかしマセーゴと共演した名曲”Tadow”のテーマともいえるギターはまさにネオ・ソウルしています!
3億回を超える再生回数もこのギターのリフがあってのことだと思います。
FKJも近年のネオ・ソウル・ギターを語る上で外せない存在ですね。
Funkyman
韓国人ギタリストのファンキーマンはYouTubeでタブ譜付きのネオ・ソウル・ギター演奏を数多く上げているギタリストです。
初期の頃はMr.ビッグやエクストリーム等のハード・ロック系のギターを演奏していたためか、他のネオ・ソウル・ギタリストと比べると強めのオーバードライブで歪んだ音色で演奏しています。
もちろんネオ・ソウル・ギターに歪みが合わないかと言われるとそうでもないので、これはこれでありだと思います。
いつの間にか右腕のタトゥーが増えて厳つい見た目になっちゃいましたが、取り上げる楽曲の選曲も良く丁寧にスローでの演奏動画も制作してくれているので初心者にもわかりやすい教則動画はとても参考になります。
アーティスト活動はしていないようで、あくまでもレッスン動画でギターを教える方に力を入れているようです。
Helen Ibe
女性ギタリストのヘレン・イベも以前このブログでご紹介していました。
公式YouTubeチャンネルでは彼女がマイケル・ジャクソンやプリンスなんかの有名曲をインストでカバーした動画を観ることができます。
中でもアリシア・キーズの”If I Ain’t Got You”を演奏した動画は必見です!
ネオ・ソウルの代表曲をギター・インストで演奏する際のお手本のような動画ですね♪
最近はカバー曲の演奏ばかりですが、過去にはギターのレッスン動画もいくつか上げていました。
俗にいう「丸サ進行(Ⅳ→Ⅲ→Ⅵ→Ⅰの丸の内サディスティックのコード進行)」におけるメジャー・ペンタトニックを使ったネオ・ソウル風オブリガードの入れ方を説明した動画は必見です。
この動画の場合はキーGで、GM7→CM7→Bm7→Em7という4つのコード上をGのメジャー・ペンタでネオ・ソウル風に弾くやり方を解説しています。
今後はこういったレッスン動画の応用編なんかをあげてもらいたいな~とも思います。
Isaiah Sharkey
ネオ・ソウル・ギターのレジェンド、スパンキー・アルフォードの意思を継ぐアイザイア・シャーキーはもはやネオ・ソウル・ギターを語る上で絶対に外せない大きな存在へと変わりました。
故スパンキー・アルフォードの代わりにディアンジェロのバンドでギターを弾くようになったギタリストです。
初期の頃はウェス・モンゴメリーを彷彿させるジャズ・ギターのアルバムなんかもリリースしています。
その後、ディアンジェロの『Black Messiah』の参加を経て、今ではアイザイア自身がボーカルを務めるソロ・アルバムもリリースしています。
しかしソロ活動では歌が主役の様で、ギターが控えめになっています。
なのでアイザイアの素晴らしいギター演奏はYouTubeで観るに限ります!
自身の公式YouTubeチャンネルはないようなのですが、ディアンジェリコの公式YouTubeチャンネルやピックアップ・ミュージックのチャンネルに出演した動画がどれも素晴らしいです。
特にスパンキー・アルフォードについて語ったこちらの動画はギター演奏も最高です♪
動画の終盤で弾いているサム・クックの”Bring It On Home To Me”は、1997年にクリス・ロック・ショウというTV番組にディアンジェロが出演した際にスパンキー・アルフォードを従えて演奏した動画からの引用です。
この動画は僕も10年以上前に初めて観た時はスパンキーがイントロで弾くオシャレなフレーズに魅了されたものです。
同じことをアイザイアも言っていますね。
若い頃のアイザイアもこのイントロのオシャレなフレーズの虜になったようです。
ちなみに昨年から僕もこれまでのジャズファンク系の弾き方からネオ・ソウル系の弾き方にスタイルを変えたのですが、実際にこのイントロのフレーズをコピーしてみました。
意外と簡単なフレージングなのですが、こんなオシャレな音使いを思いついたスパンキーは偉大だったんだな~と感じた次第です。
もう1つ、僕のお気に入りのアイザイア・シャーキーの動画はこちらです。
ディアンジェリコ・ギターの最新ソリッド・モデル『Deluxe Atlantic』を弾いている動画です。
この動画を観てこれと同じギターの色違いを僕は買いました。
半年ぶりに新しいギターを買いました。【ディアンジェリコ・デラックス・アトランティック】
そしてこの動画でアイザイアが語っているようにセンター・ピックアップをシングル・コイルの仕様で使っています。
その設定で弾くと、まさにネオ・ソウルな音がします!
やはりネオ・ソウル・ギターを代表する存在なだけあって、アイザイア・シャーキーは演奏スタイルだけでなくギターの音作りに関しても参考になりますね。
現在のネオ・ソウル・ギター界を先頭で引っ張っている存在です!
Joseph Solomon
ジョセフ・ソロモンはギター弾き語りで歌うシンガーです。
公式YouTubeチャンネルにもたくさんの弾き語り動画が上がっています。
Joseph Solomonの公式YouTubeチャンネル→
ネオ・ソウル・ギターに特化しているわけではないのですが、カバーする選曲がローリン・ヒルだったり”Just The Two Of Us”だったりと近年のネオ・ソウル・ギターと関連することが多いです。
特にローリン・ヒルの名曲”Ex-Factor”をカバーした弾き語り動画は必見です!
ワウペダルも上手く利用したしっとりとした演奏ですね。
デジタル音源でのみの販売ですがオリジナル・アルバムもリリースしています。
このアルバムに収録されているオリジナル曲の”The Ocean”はなかなかの名曲です♪
ネオ・ソウル・ギターをバリバリ弾くギタリストではないのですが注目すべきミュージシャンの1人です。
Kale adam
自身のチャンネルではスムース・ジャズ系の演奏動画が多いカール・アダムもネオ・ソウル系のギターも弾くギタリストです。
タブ譜付きのレッスン動画はネオ・ソウル・ギターを学ぶ上でとても参考になります。
アーティスト活動は行っていないようなのですが、最近はモードのスケールやフュージョンのギター・フレーズを教えた動画をたくさんアップしています。
できればもう少しネオ・ソウル系のギターも弾いて欲しいところです。
Kaspar Jalily
Vola Guitarからシグネチャー・モデルのギターも販売されているカスパー・ジャリリはパリ出身のギタリストです。
ケリー・2スムースやトップ・リチャードらのレッスンを受けてネオ・ソウル・ギターのテクニックを身についています。
YouTubeチャンネルでは数多くのネオ・ソウル・ギターの演奏動画を上げています。
中にはレッスン動画もありますが、基本は自身の思いついたネオ・ソウル・ギターのフレーズを弾いている動画が多いですね。
しかしその動画のどれもがネオ・ソウル・ギターを学ぶ上で役に立つフレーズ満載です!
Kerry “2Smooth” Marshall
ここでご登場するのが僕がネオ・ソウル・ギターを学ぶ上で最も参考にしているギタリストのケリー・”2スムース”・マーシャルです。
僕はいつもケリー・2スムースのYouTubeを観てネオ・ソウル・ギターのフレーズを学んでいます。
Kerry “2Smooth” Marshallの公式YouTubeチャンネル→
基本的にタブ譜を動画に掲載してくれてはいないのですが、コード譜と丁寧な解説でわかりやすいのが良い点です。
一応僕は過去に英→日の翻訳を勉強していたことがありまして、簡単な英語であれば聞き取ることができるんです。
でも英語が苦手な方には少し分かり辛いかもしれませんね…。
でも耳を鍛える意味でも頑張って英語を聞いてみて、ギターのフレーズも耳コピしてみましょう!
そういう僕もいつも耳コピに苦戦中です!(笑)
ちなみに僕がケリー・2スムースのことを知ったきっかけは、たまたまYouTubeで観たこちらの動画からです。
2017年のことなので、あれからもう4年が経つんですね。
この動画はエフェクター・ブランドの「Neunaber Audio Effects(ヌーネイバー・オーディオ・エフェクツ )」が米国で毎年恒例で行われている「音楽製品、プロオーディオ、イベントテクノロジー業界向けの世界最大のトレードオンリーイベント」であるNAMM Showで撮影されたものです。
※今はマーク2が販売されてますね。
ケリー・2スムースが「Immerse(=没頭するの意味)」というリバーブ・エフェクターを試し弾きしています。
動画の途中からディアンジェロの名曲”Untitled (How Does It Feel) “も弾いていたりもするのですが、基本はケリー・2スムースお決まりのフレーズでジャムってる演奏です。
当時の僕はこの動画を観て「スパンキー風のネオ・ソウルなギターっていつの間にかこんなにも進化していたんだ!」と驚きました。
そして「いつか自分もこんな風にオシャレなギターを弾けるようになりたい!」と思ったのですが、当時はジャズファンクのバンドをしていたり、プライベートで大変な時期もありなかなか手つかずのままでした。
そしてようやく昨年の8月になってからネオ・ソウル・ギターを学ぶ余裕ができたんです。
あの時この動画を観たことで、僕はネオ・ソウル・ギターにハマり、今では自分でも演奏するようになりました。
そういった意味ではケリー・2スムースは僕の心の師匠だと言えます。
これからも応援したいミュージシャンです。
ちなみにオリジナル・アルバムの『No Ordinary Conversation』は2013年にリリースされています。
1曲目の”Sunday Mo’nin”は、ネオ・ソウル・ギターの美味しいフレーズ満載の爽やかな名曲です♪
ケリー・2スムースのチャンネルも古くは2010年辺りの動画もあり、ここまでネオ・ソウル・ギターが流行る遥か以前から既にこういった演奏をしていたんですね。
時代がやっと追いついたのでしょう。
Mateus Asato
日系ブラジル人のマテウス・アサトも近年のネオ・ソウル・ギターを語る上で外せない存在です。
なんといってもしっかりとしたテクニックに裏打ちされたギター演奏が魅力的です。
YouTubeでは自身のオリジナル曲やビートルズのカバーをネオ・ソウル系のソロ・ギターで演奏した動画等、とても興味深いものばかり上げています。
フル・アルバムのリリースがないのは残念ではありますが、他ミュージシャンの作品に客演していたり、1曲のみのデジタル音源の販売などでマテウスの演奏を聴くこともできます。
スパンキー・アルフォードやアイザイア・シャーキーのようなR&B的な演奏スタイルとは大きく異なってはいるのですが、しかしこういったスタイルもネオ・ソウル・ギターの進化系ということですね。
今後の活躍が期待されるギタリストです。
Matias Rengel
マティアス・ランゲルはネオ・ソウルに特化したギタリストというわけではないのですが、1つ興味深い動画が存在しています。
それがこのGuitar Controlの公式YouTubeチャンネルに上げられたネオ・ソウル・ギターのレッスン動画です。
自身のチャンネルではほとんど動画を上げていないのはもったいないところです。
もっとこういったネオ・ソウルのレッスン動画を上げてほしいとロコですね。
Melanie Faye
女性版ジミ・ヘンドリックスとでも言いたくなるようなメラニー・フェイに関しても以前このブログで取り上げていました。
Xbox 360の『ギターヒーロー3』からギターにハマったという理由まで今時なギタリストです。
しかしその演奏技術はアイザイア・シャーキーやケリー・2スムースと共演しても遜色ない確かな腕前です。
ディアンジェリコの公式チャンネルに上げられたアイザイア・シャーキーとのジャム・セッション動画は必見です!
ケリー・2スムースとのジャム動画も存在しています。
どちらの動画もネオ・ソウル・ギターを学ぶ上でとても参考になります。
今後は作曲方面でも力を入れていくようで、オリジナル・アルバムの発売を待ちたいところです。
今のところは代表曲の”Clutch”が収録された『Melanie Faye EP』がおすすめです。
Mia Garcia
ミア・ガルシアも以前このブログで取り上げていた女性ギタリストです。
フィンガー・ピッキング・スタイルのソロ演奏が得意なギタリストです。
公式YouTubeチャンネルにはほとんど動画を上げていません。
しかしアイバニーズやピックアップ・ミュージックの公式YouTubeチャンネルで彼女の演奏を観ることができます。
僕が一番好きな動画は、僕の持っているディアンジェリコと同じギターを弾いているこちらの演奏です。
ジョー・パスが現代風のネオ・ソウルを弾いたかのようなソロ演奏が素晴らしいですね♪
Milan Ring
2014年頃からミュージシャン活動を行っている女性ギタリストのミラン・リングに関しても以前このブログで取り上げていました。
YouTubeでは彼女がギターを弾いている動画がいくつか上がっているのですが、彼女の作品自体はギターが主役ではなくあくまでボーカルが主役の歌ものばかりになります。
僕が一番好きなミラン・リングの演奏動画は、フェンダーの”American Professional II “を試奏したこちらの動画です。
1分20秒から登場します。
実は僕もCM7から始まるこのバッキングをフィンガー・ピッキングで弾けるように練習しました。
今では僕もギターを試奏する際に必ずの様に弾いてしまう得意なフレーズになりました。
この動画を観て色違いではありますが、このストラトを買ったぐらいです。
6年振りに新しいギター『AMERICAN PROFESSIONAL II』を買いました!
ライブ活動ではギターも弾いているようなのですが、リリースされている作品ではほとんどギター演奏を聴くことができないのが残念です。
せっかくだからもっとネオ・ソウルなギターが目立つアルバムを今後は作って欲しいですね。
Morgan Burrs
今のところYouTubeでも数少ない演奏動画しか上げられていないのですが、モーガン・バーも上手いネオ・ソウル・ギターリストです。
YouTubeチャンネルもなくおそらく公式で上げられた動画はピックアップ・ミュージックの”12 GUITARISTS SOLO ON THE SAME TRACK (Vol 2)”ぐらいかもしれません。
しかしその腕前は確かなものなので、今後は更なる活躍を期待したいところです。
まだ活動歴も短いネオ・ソウル・ギタリストです。
Nasty Soul
ナスティ・ソウルは僕がネオ・ソウル・ギターを学ぶ上で、ケリー・2スムースやジーン・カベラのチャンネルと同じように活用しているチャンネルです。
基本はネオ・ソウル・ギターの弾き方を教えるレッスン・チャンネルです。
トム・ミッシュやFKJにメラニー・フェイといった近年話題のネオ・ソウル・ギタリストの演奏を解説したレッスン動画もいくつか上げられています。
トム・ミッシュ風のエフェクター・セッティングを試行した動画など興味深い動画が多くあります。
アーティスト活動は行っていないようなのですが、eBookによるネオ・ソウル・ギターのレッスン本も出しているみたいです。
『Nasty Soul Starter Neo Soul Guitar eBook』
プレイヤーというよりはギターの講師といった感じですね。
Nicholas Veinoglou
ニコラス・ヴァイノグルーも上手いネオ・ソウル・ギタリストです。
髪の色がブルーだったりピンクだったりちょくちょく変わる見た目に、レインボーのネックが派手なジャズマスターを使っていたり…キワモノに見えなくもないですがギターの腕は確かです。
Nicholas Veinoglouの公式YouTubeチャンネル→
演奏動画だけでなくエフェクターによる音作りを解説した動画も見ものです。
他にもピックアップ・ミュージックのチャンネルでネオ・ソウルなフレーズを解説した動画もあります。
2016年に『Love Languages』というアルバムもリリースしています。
Paul Davis
ポール・デイヴィスはギターに関する様々な動画をYouTubeチャンネルに上げているギタリストです。
1970年代に活躍した同名のシンガーとは別人です。
ネオ・ソウル・ギターに特化しているわけではないのですが、こちらのレッスン動画は必見です!
ネオ・ソウルなギターって特化したギタリスト以外でも色んな人らがYouTubeに上げているので、まさにネットで学ぶべき演奏スタイルなのかもれませんね。
Peu Mendes
プー・メンデスはネオ・ソウルだけでなくロックやフュージョンにファンクなど様々なスタイルの演奏動画をYouTubeチャンネルに上げているギタリストです。
ネオ・ソウル・ギターを弾いている動画はそこまで多くはないのですが、観ておいた方が良い動画もいくつかありますので要チェックです!
Raphael Saadiq
ラファエル・サディークは先にご紹介していたドウェイン・ウィギンスの弟です。
その2人が従兄弟ティモシー・クリスティアン・ライリーと一緒に組んでいたニュー・ジャック・スウィングのトリオ、トニー・トニー・トニー時代はベースを担当することが多かったのですが、90年代後半辺りからギターを弾くことも多くなりました。
そしてアンジー・ストーンの”Brotha”やディアンジェロの”Untitled (How Does It Feel)”といった名曲で印象的なギターを弾いているのがこのラファエル・サディークなんです。
また先にもご紹介していたスパンキー・アルファードの演奏する姿が観れる数少ない映像として有名なディアンジェロがTV出演時にサム・クックの名曲”Bring It On Home To Me”を一緒にデュエットしたのもラファエル・サディークです。
どうしてもトニー・トニー・トニー以降のソロ活動におけるソング・ライティングの高さやオシャレに歌う姿がを見るとギタリストという印象が薄くなってしまうのですが、実はネオ・ソウルの名曲でギターを弾いていた!なんてことがある見逃せない存在です。
Rodrigo Gouveia
ロドリーゴ・ゴウベイアも以前このブログでご紹介していたギタリストです。
おそらくスペイン語だとは思うのですが、話している言語が英語ではないため僕も何を言っているのかさっぱりわからないのですが、YouTubeチャンネルに上げているギター演奏は興味深い動画ばかりです。
Rodrigo Gouveiaの公式YouTubeチャンネル→
おすすめのネオ・ソウル・ギターの演奏動画はこちらです。
とてもオシャレな演奏ですね♪
Roy Ziv
ロイ・ジッブも以前このブログで取り上げていたギタリストです。
どちらかというとハード・ロック風のテクニカルなギター演奏をYouTubeチャンネルに多く上げています。
ちなみに僕がこのロイ・ジッブを知ったのは、こちらの動画です。
ネオ・ソウル風のフレーズを紹介した2018年の動画にあんります。
タブ譜が掲載されているのでコピーもしやすいです。
僕がネオ・ソウル・ギターを学び始めた最初期の頃に練習したフレーズです。
Ruben Wan
L.A.で活動している中国系パナマ人ギタリストのルーベン・ウォンはオシャレなネオ・ソウル・ギターを弾くギタリストです。
空間系エフェクターとアームを上手く使った演奏がとても上手いギタリストです。
そういった演奏の数々は彼の公式YouTubeチャンネルで存分に観ることができます。
ギターが上手いだけでなくオリジナル曲の質が高いのも特徴です。
特に”Rain”という彼の代表曲は必聴です!
この曲はデジタル音源でシングル化もされています。
アイザイア・シャーキーやケリー・2スムースなんかと比べるとかなり現代風なネオ・ソウル・ギターを弾くルーベン・ウォンなのですが、僕はルーベンの作るメロウな楽曲が大好きです♪
今後も変わらず良い音楽を作り続けて欲しいミュージシャンです。
Simon Nackborn
サイモン・ナックバーンも以前このブログでご紹介していたギタリストです。
公式YouTubeチャンネルではネオ・ソウル・ギターの演奏動画をいくつか上げています。
Simon Nackbornの公式YouTubeチャンネル→
ケリー・2スムースからネオ・ソウル・ギターを学んだようで、深いリバーブ音の掛かったセッティングでギターを「ジャッ!」とブラッシングする際に金属音を鳴らす弾き方がどことなく似ていたりもします。
Simon Pratt
サイモン・プラットは2019年にブログでご紹介したネオ・ソウル・ギターの教則本『The Neo-Soul Guitar Book』を書いた人物です。
この教則本に関してはこちらのブログ記事を参照してください。
ネオソウル・ギターおすすめの教則本『The Neo-Soul Guitar Book』をご紹介します。
さて、サイモン・プラットのおすすめ動画なのですが…やはり教則本にも掲載されていた”Penguin Suit”が一番のおすすめです!
現代風なネオ・ソウル・ギターのお手本の様なフレーズが満載で、しかも本当にオシャレな楽曲ですね♪
練習曲にピッタリです!
公式YouTubeチャンネルがないのが残念です。
ぜひ自身のチャンネルでネオ・ソウル・ギターのレッスン動画を配信してもらいたいものです。
Spanky Alford
アルファベット順なので、ここにきてようやくネオ・ソウル・ギターの始祖スパンキー・アルフォードがご登場です!
ディアンジェロやエリック・ベネイ、ロイ・ハーグローヴのRHファクター等の作品に参加して印象深いR&Bギターを弾いていたのが有名ですね。
また先にご紹介していたディアンジェロが1997年にクリス・ロック・ショウに出演した際に素晴らしいギター弾いていたのも必見です!
アイザイア・シャーキーやケリー・2スムース、そして一応僕もスパンキーから大きな影響を受けました。
そこでここではスパンキーが弾いた最も素晴らしいギター・ソロをご紹介したいと思います。
ブート音源になりますので動画でのご紹介はできないのですが…その音源とは、ディアンジェロが2000年8月8日にL.A.にあるユニバーサル・アンフィシアターにてライブを行った際に演奏した”Feel Like Makin’ Love”のことです。
このライブには、ベースにピノ・パラディーノ、ドラムにクエストラヴという最強のリズム隊が参加しています。
またスパンキー以外にもサミュエル・”ノリス”・ジョーンズもギターで参加しています。
2本のギターはそれぞれLチャンネルがスパンキーでRチャンネルがサミュエル・ジョーンズと分けられています。
『Voodoo』収録のしっとりとしたバージョンではなく、バウンス気味の陽気なリズムに乗せて原曲からキーを1音下げたDで演奏しています。
オリジナルのE♭のキーじゃなくなったので全体として明るい印象に代わっています。
そして2回目のサビが終わるとスパンキーが満を持してソロを弾き始めます。
Dメジャー・スケールを上手く用いたメロディアスでオシャレなギター・ソロです。
スパンキーが近年のネオ・ソウル・ギタリストと違うのは、思いっきりチョーキングを弾くことですね。
これがトム・ミッシュだったらスライドで音程を上げるのですが、スパンキーはチョーキングをして弦を持ち上げています。
しかもハーモナイズド・チョーキングまで弾いていますね。
最近のネオ・ソウル・ギタリストはまずハーモナイズド・チョーキングはしないですからね。
ソロの終盤には5弦ルートのGm7のコードを「ピロポロリン♪」とデビTを更に発展させたダブル・スラーも披露しています。
そして最後にはまるでミーターズのレオ・ノセンテリやコーネル・デュプリーの様な6度音程のダブル・ストップで締めています。
現代のネオ・ソウル・ギタリストと比べると少々古さを感じさせる演奏ではありますが、しかしこの時代にここまでシンプルな音使いだけでオシャレなソロを弾ける人もなかなかいなかったんじゃないかな?と思わせる素晴らしい演奏ですね。
残念ながら2008年に亡くなっているのですが、スパンキーがいたからこそ近年のネオ・ソウル・ギタリストの活躍があるんだと言えます。
Taylor Gamble
テイラー・ギャンブルも以前このブログでご紹介していた女性ギタリストです。
今のところソロ・アルバムなどのリリースはないようなのですが、自身のYouTubeチャンネルに動画を上げています。
マイケル・ジャクソンのアルバム『Off The Wall』に収録されていたスティーヴィー・ワンダー作の”I Can’t Help It”を演奏した動画が良い出来です。
しかしこの2年程新しい動画はアップしていないようで、近年はフェンダーの公式YouTubeチャンネルのレッスン動画に出ているみたいです。
おすすめ動画は、メジャー7thのコードで使えるネオ・ソウル的なテンションの入れ方を解説したこちらの動画です。
キーCの定番”Lovin’ You”進行で模範演奏をしています。
ネオ・ソウル・ギターでは定番のボイシングですね。
今後はもっと自信のYouTubeチャンネルをアップしてもらいたいです。
Tiana Ohara
ティアナ・オハラも以前このブログでご紹介していた女性ギタリストです。
アルバムのリリースはありませんが、Instagramでの活動が主なギタリストです。
YouTubeチャンネルにも数少ないですが良い動画を上げてくれています。
おすすめの動画は”Comfort”というオリジナル曲のを演奏したこちらの動画です。
とても美しい楽曲だったので僕もコピーしました。
実はこの曲が初めて僕がフィンガー・ピッキングで弾けるようになった曲でもあります。
ずっとエレキ・ギターでブルースやファンクを弾いてきた僕は、これまでフィンガー・ピッキングを練習する機会が特になかったんです。
でもネオ・ソウル・ギターでは、ハイブリッド・ピッキングを弾きこなせることも大事なので、その過程でフィンガー・ピッキングも弾けるようになりたいと思い、この曲を練習しました。
今後はティアナ・オハラにこの路線でどんどんネオ・ソウルな楽曲を作ってもらいたいですね。
TJ Whitelaw
TJ・ホワイトロウは10代の頃にディアンジェロの『Voodoo』でスパンキー・アルフォードの演奏を聴いてネオ・ソウルに目覚めたギタリストです。
Instagramでの活動が中心なのでYouTubeチャンネルは持っていない様なのですが、ピックアップ・ミュージックの公式チャンネルで演奏動画を観ることができます。
どことなくカントリー・ミュージックのギター演奏からの影響が垣間見える気がするのですが、どうなんでしょうか。
上手いことに間違いはありません。
ただし影響を受けたというスパンキー・アルフォードぽさは、さほど感じられませんよね。
ルーベン・ウォンらと同じように現代風のネオ・ソウル・ギタリストに感じます。
デジタル音源のみですがアルバムのリリースもしています。
せっかくなのでもっとこのテクニックを活かした動画を今後はたくさんあげておらいたいものです。
Tom Misch
現代のネオ・ソウル・ギタリストを語る上でトム・ミッシュを外すことなどできないです。
それどころか近年のネオ・ソウル・ギターのブームを作り上げたのは、トム・ミッシュですからね。
トム・ミッシュに関してはFKJと同じく以前このブログで詳しくご紹介していますので、そちらの記事を参照してください。
ネオ・ソウル・ギターの新鋭!トム・ミッシュのおすすめアルバムを聴こう♪(イラスト付き)
ここでは僕が一番好きなトム・ミッシュのギター演奏動画をご紹介します。
それはフェンダーの公式YouTubeチャンネルにアップされているこちらの動画です。
American Original `60s JazzmasterのIce Blue Metallicカラーのギターを弾いています。
とてもオシャレなカラーがトム・ミッシュにぴったりです!
ルーパーを使って、ギター・カッティングにベース・ライン、そしてオートワウを使ったギター・ソロまで全て1人で演奏している素晴らしい動画です。
アイザイア・シャーキーやケリー・2スムースとは違った現代風のネオ・ソウル・ギターのお手本のような演奏ですね♪
トム・ミッシュのおかげで近年のネオ・ソウル・ギターのブームができたのでこのブログを書くことも出来ました。
これからも活躍を期待したいミュージシャンです。
以上、【絶対に聴くべき海外のおすすめネオ・ソウル・ギタリストまとめ】でした。
かなり長いブログ記事となりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。
こちらのブログ記事を参考に色んなネオ・ソウル・ギタリストを多くの人に知ってもらえたら…と思います。
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