
2021/06/05
半年ぶりに新しいギターを買いました。【ディアンジェリコ・デラックス・アトランティック】
D’Angelicoの最新ギター『Deluxe Atlantic Limited Edition Matte Charcoal』を手に入れるまでの物語!?
半年ぶりにギターを購入!
昨年、12月に6年振りとなる新しいギターを購入しました。
それが下記リンク先でご紹介した『AMERICAN PROFESSIONAL II』のストラトキャスターでした。
6年振りに新しいギター『AMERICAN PROFESSIONAL II』を買いました!
あれから半年が経ったのですが、珍しく短いスパンで新しいギターを購入することとなりました。
今回は、その新しいギターのご紹介と、買うに至るまでの経緯を書いてみたいと思います。
どうしても取り戻したかったディアンジェリコ・ギター!
あれは、2019年の11月のことでした。
ちょうどプライベートで苦しい時期が続き、諸事情から1本ギターを手放さなくてはならない出来事が起きました。
その時持っていたギターは、ES-335と2014年に購入したストラトキャスターと、ディアンジェリコのNYS-2の3本でした。
ゼミアコにソリッドにフルアコ…と、3種3様のギターですが、どれも黒色なのが共通していました。
かれこれ13年前となる2008年に、B.B.キングに憧れて黒のES-335を購入しました。(B.B.は本当は345を使っていますが、それはわかっていて色だけ真似た335を購入しています。)
それ以降、なぜか僕は『黒の呪縛』に掛かってしまったようです。
それから8ヵ月後の2009年に、黒色のディアンジェリコ・ギターNYS-2を購入しています。
それから5年後となる2014年に黒色のストラトキャスターを購入しました。
ちょうどこの頃からライヴ活動やセッションを活発に再開することになり、これら3本のギターを、時と場合によって使い分けていました。
しかしどうも僕にはフルアコ・ギターがプレイ・スタイルに合わず、いまいちNYS-2を使いこなせていなかったんです。
当時はジャズ・ファンク系の音楽を中心にやっていたので、335が一番よく使うギターでした。
それから諸事情ありまして、2019年11月にどうしても1本ギターを売らないといけないことになったんです。
さすがに一番のお気に入りのES-335は手放せないので、NYS-2かストラトかで迷いました。
散々迷ったあげく、使いこなせていないNYS-2の方を手放すことに決めました。
それ以降は、昨年末に新しくストラトを購入するまで、ES-335と2014年に購入したストラトの2本のみになりました。
ただ、良くも悪くもコロナが広まって、ライヴ活動やセッションが出来なくなってしまい、それまでのようにギターを持って出かけることがなくなってしまいました。
そこで僕は、この不運を逆にチャンスに変えてやろう!と考え、コロナが収束するまでの間に、自分の演奏スタイルを変えようと思ったんです。
もともとネオ・ソウルというジャンルは好きだったのですが、2000年代のこのジャンルにはどちらかというとギターが必要なかった音楽性でした。
しかし2017年辺りから、海外のYouTubeで火が付き、日本でも2019年辺りから一般に話題になるぐらいブームが起きてきました。
それまでのジャズ・ファンクの演奏スタイルから、ネオ・ソウルに変更するのは今がチャンス!と僕は考え、昨年8月からネオ・ソウル・ギターを本格的に学ぶことにしたんです。
その過程で、僕はYouTubeを使ってネオ・ソウル・ギターを学んでいました。
すると、僕のお気に入りのアイザイア・シャーキーや、ケリー・”2スムース”・マーシャルやジーン・カベーラ等のネオ・ソウル系ギタリストは、こぞってディアンジェリコのギターを使っているじゃないですか!
子供の頃からNYという街が好きで、大人になってから何度か実際に足を運んだこともある憧れのNY…そんなNY好きの僕は、やはりディアンジェリコのあの摩天楼をイメージしたトラスロッド・カバーのデザインが好きなんです。
彼らの演奏動画を観ていると、やはりディアンジェリコのギターを手元に持っておきたくなりました。
でもフルアコを上手く使いこなせない僕には、NYS-2のようなギターは「もういいかな?」と感じました。
そこで、次は335に似たセミアコのディアンジェリコ・ギターを購入しようと考えたのが2020年の夏頃です。
しかしその後、メアリー・スペンダーやミラン・リングの演奏動画を観て、新しいストラトキャスターが欲しくなりました。
そういったこともあって、先にストラトキャスターを購入したんです。
本来なら、そこで終わっていたのですが…今年に入ってから「ストラトを2本もいらないかな…。それならもう1本、全く別のギターが欲しい!」と考え始めました。
2014年に購入した方のストラトを下取りにして、新しいギターを今年も買おう!と考え始めたのが1月中旬頃です。
で、その時に思い浮かんだのが、トム・ミッシュがデモ演奏していたIce Blue Metallicカラーのアメリカン・オリジナル・60sのジャズマスターが欲しくなりました。
実は3月になるまでは、当初このジャズマスターを買おうと計画していました。
なぜその考えが変わったのか…?
Twitterの影響力は半端ない!?
その原因は、Twitterでした。
3月1日に書かれた【ディアンジェリコのソリッド・ギター
国内での正規販売がスタート】という記事がギター・マガジンのTwitterから流れてきたんです。
職場の昼休みにTwitterチェックをしていたのですが、その時にこの記事を発見して、昼飯食べながら「おぉ!これってアイザイア・シャーキーとメラニー・フェイがデモ演奏で弾いてたギターの色違いだ!」って夢中になってしまいました。(笑)
僕はすぐに『Deluxe Brighton Limited Edition』というモデルを気に入りました。
それがこの動画です。
ネオ・ソウル・ギターを代表するこの2人の弾き手が弾いているディアンジェリコのソリッド・ギターはあまりにもかっこいいです!
またこのギターは、同じくネオ・ソウル・ギターを弾く若手の新星ミア・ガルシアもデモ演奏で弾いていたモデルです。
更には、ヴルフペックのコリー・ウォンまでもがデモ演奏を行っています。
そして日本が誇るネオ・ソウル・ギタリストの磯貝一樹さんが使っていたりもする今流行(?)のギターのようです。
一応、Webデザイナーという職業柄、僕もどちらかっていうと「新しい物好き」になります。
昨年、購入した新しいストラトキャスターも素晴らしかったので、ディアンジェリコのソリッド・ギターも進化しているに違いない!と考え始めました。
それからこの『ディアンジェリコ・デラックス・アトランティック』のことが気になり始めたんです。
『ディアンジェリコ・デラックス・アトランティック』を手に入れるまでの道のり…
長いようで短い道のりでした…。
3月にギター・マガジンのサイトを見て、僕は『ディアンジェリコ・デラックス・アトランティック』を次のギターにしよう!と心に決めました。
サイトに掲載されている3色のなかでも、今回は青系のマット・チャコールのカラーを気に入りました。
昨年に青系のストラトを購入して以来、それまでの『黒の呪縛』から解き放たれた(?)僕は、今度は青系のギターにハマってしまったようです。
ちなみにギターだけでなく、昨年から服装や鞄に靴までも青系にハマってしまっています。
それまで黒一色だった陰キャの僕が、年取って逆に青系の陽キャに変わろうと必死です!(笑)
そんなわけで、マット・チャコールのアトランティックが欲しくなり、購入しようと考えたのですが…「これってどこで買えるの?」と疑問に感じました。
2009年にNYS-2を購入した時のように楽器屋さんに注文したらいいのかな?と考えたのですが、3月頃に僕は仕事が忙しくなり、なかなか楽器屋さんに行く時間が取れなかったんです。
しかしそんな時でも、月3回のギター・レッスンを受けていました。
そこでレッスン先の店員さんにチラッとこのギターのことを話してみたんですが…なんとご親切にもこちらのギターを探してくれていたんです!
自分で話しておきながら僕は、4月も相変わらず忙しくしていたので、少し忘れてしまっていました。
そうして5月になり、まさかのご連絡を頂きました。
なんと!『デラックス・アトランティック』の色違いのマット・ウォルナットが大阪にある「ZEMAITIS / GRECO OSAKA SHOWROOM 」のお店に置いてあるとのことでした。
残念ながら僕が欲しいと思っていたマット・チャコールはこの時点ではなかったのですが、モデル違いの『デラックス・ブライトン』の方ならマット・チャコールが置いてあるとのことでした。
僕はどうしてもシングル・カッタウェイのマット・チャコールじゃないと欲しくない!と、わがままをいたのですが、そのギターも取り寄せできるか探してもらえることとなりました。
しかし、こんなコロナの状況もあり、海外からのギターの輸入はなかなかに困難な時期でもあります。
僕の求めるアトランティックのマット・チャコールが、いつ入荷できるかはその時点では全く不透明でした。
2~3ヶ月掛かるのか?
半年以上掛かるのか?
それとも手に入らないまま終わってしまうのか…?
この辺は、誰にもどうすることの出来ないことでした。
僕としては、最悪手に入らないと判明した場合は、形ではなく色にこだわって『デラックス・ブライトン』のマット・チャコールで諦めようかな?と考えていました。
取りあえず5月の末頃に「ZEMAITIS / GRECO OSAKA SHOWROOM 」のお店で、同じモデルのマット・ウォルナットの方だけでも試奏させて頂く段取りを取って頂きました。
そうして僕は、仕事帰りにお店によってアトランティックのマット・ウォルナットの方と、ブライトンのマット・チャコールの2本を試奏させて頂きました。
その時点でわかったのは、どちらも「コイルタップ」式で、ハムバッカーだけでなくシングル・コイルの音も鳴らせるということでした。
合計で8種類のトーンを作ることが出来ます。
僕としては、フロント・ピックアップを選んで、シングル・コイル仕様に設定したときのトーンが、ストラトのハーフトーンのようでとても気に入りました。
しかも、最近のネオ・ソウル・ギターにもあったモダンな音で鳴ります♪
これはどうしてもアトランティックのマット・チャコールが欲しいな!という思いが強まり、最悪取り寄せられなくてもいいので何とか探して頂きたいとお店の所長さんにお願いしました。
それから1週間後…まさかのご連絡が!
こんなに早く手に入るだなんて!ギターも”出会い”が大事!?
東京に1本、アトランティックのマット・チャコールが見つかったとご連絡を頂きました。
そのメールを見た僕は子供のようにわくわくが止まらず、仕事が手に付きませんでした…。(笑)
まさか国内で在庫が見つかるとは!
これは予想よりも早く手に入れることが出来るかも?
でも、東京から取り寄せるとして、もしも手に入るとしても1ヶ月後くらいかな?…とか呑気に考えていた次の日に「今週の日曜には入荷できます。」とご連絡を頂きました。
あまりにも上手く行きすぎて、僕は唖然としてしまいました。
まさかこのギターを知ってから2ヶ月ほどで手に入る可能性が出てくるとは…。
その週はレッスンがお休みだったので、今週…そう今日というこの日に僕はギターを購入したんです!
それが今から写真でご紹介する『ディアンジェリコ デラックス・アトランティック マット・チャコール』です。
“Deluxe Atlantic Limited Edition Matte Charcoal”
今日のお昼にレッスンに行くと…ディアンジェリコのハード・ケースが僕を待ち受けていました!
渋いケースが、かっこいいですね!
ディアンジェリコのロゴ・マークには、僕の好きな”NEW YORK”の文字が記載されています。
そしてギター・ケースを開けてみると…
ジャ~~ン!
これです!
僕が新しく購入したディアンジェリコのソリッド・ギターです。
ピック・ガードの下部が「くるん」となってるのが、とてもチャーミングです♪
どうしても僕は、ディアンジェリコ特有のあのクワガタみたいなヘッドストックと摩天楼のトラスロッド・カバーのデザインが気に入ってるんです。
これで僕は、1年7ヶ月振りにディアンジェリコのギターを取り戻すことが出来ました。
今日、このギターをたっぷりと弾いてみて、やはりあのフロント・ピックアップのシングル・コイル設定のトーンが気に入りました。
そして何よりも弾きやすいギターなので、今後はこのギターをメインにしてネオ・ソウル・ギター道の追求に励みたいと思います。
そのうち、演奏動画もこのギターで録ってみたいと思います!
ちなみに昨年購入したストラトで演奏した動画は僕のYouTubeチャンネルに投稿しておりますので、もし良かったらご覧になって下さいね。
大してテクニックはありませんが…これからはちょくちょくネオ・ソウル系の演奏を上げていきたいと思いますので、もしよかったらチャンネル登録して頂ければとてもありがたいことです。
以上、半年ぶりに新しいギターを買ったお話でした。
相性の合うギターとの出会いも、タイミングが大事ですね…。
追記
こちらのディアンジェリコのギターを購入1週間後に、このギターに合ったストラップを購入しました。
良いギターには、良いギター・ストラップを…ということで、こだわりの国産レザーを使用した『ギターストラップ専門店 Grande uomo』さんのストラップに決めました。