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カテゴリー:Music

2021/08/14

新世代のR&B歌姫(ディーバ)たち 絶対に聴くべき女性ネオ・ソウル・シンガーまとめ

絶対に聴くべきおすすめの女性ネオ・ソウル・シンガーをまとめてご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

新世代のR&B歌姫(ディーバ)たちをまとめてご紹介!

ネオ・ソウル黎明期から活躍する女性シンガーたちを聴こう♪

もうだいぶ前にはなるのですが、このブログで『個人的におすすめしたいネオソウル系の名盤15選‼』という記事を書きました。

 

個人的におすすめしたいネオソウル系の名盤15選‼

その後、ネオ・ソウル・ギターが日本でもちょくちょく取り上げられるようになり…

 

ネオソウル・ギターおすすめの教則本『The Neo-Soul Guitar Book』をご紹介します。

今ではギターの最新の奏法スタイルとして定着しつつあります。

 

これを書いている僕自身も昨年からネオ・ソウル・ギターを本格的に弾くようになり、また自分の中での「ネオ・ソウル・ブーム」が巻き返しているところです。

 

そんなマイブームが続いているこの機会に、また新たなネオ・ソウル系のまとめ記事を書いてみたいと思い、今回は『絶対に聴くべき女性ネオ・ソウル・シンガーまとめ』というテーマで僕がおすすめするミュージシャンを一気にご紹介します。

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今回のテーマは「女性ボーカル」!

今回は、以前の記事のようにネオ・ソウル全体から僕の好きな作品を15枚選んでご紹介するのではなく、選ぶ基準を「歌姫(ディーバ)に絞ってみました。

 

それも90年代~2000年代初頭にデビューした女性シンガーに焦点を当てています。

 

その理由として、僕自身が男だからか「男性ボーカルものよりも女性ボーカルものの方が好き!」という単純な理由です。

 

どうも僕はR&Bやジャズに関しては女性ボーカルの方が好きなんです。

 

ただ必ずしも全てのジャンルにおいて女性ボーカルの方が男性ボーカルよりも好きだというわけではありません。

 

ハードロックやヒップホップのラップなどは男性ボーカルものの方が好きですからね。

 

ポップスに関しては男女の違いはなく、どちらも曲さえ良ければ聴きます。

 

ただどうしてもR&Bに関しては女性ボーカルの方が好きな楽曲が多くなります。

 

ネオ・ソウルと言えば、第一人者となるディアンジェロやミュージック・ソウルチャイルドにマックスウェルなど、男性ボーカルの有名人も多くいます。

 

しかし僕が普段好きで聴いているネオ・ソウル・シンガーは、エリカ・バドゥであったりアンジー・ストーンやジル・スコットにレデシーなど女性ボーカルの方を聴くことが多いです。

 

そこでせっかくなので「女性ボーカル」に絞って、ネオ・ソウルという新世代のR&Bのジャンルで聴くべき作品をまとめてご紹介したいと思います。

 

ご紹介の仕方は、アーティスト名のABC順でそれぞれのミュージシャンをご紹介します。

 

ご紹介する女性シンガーの簡単な略歴に、絶対に聴くべき名盤、そして僕が個人的に好きな曲をいくつかご紹介していきます。

 

ぜひこちらのブログ記事を読んで女性ネオ・ソウル・シンガーに触れて頂ければ…と思います。

 

音楽好きなら誰もが知る有名ミュージシャンだけでなく、よっぽどネオ・ソウルが好きではないと出会うことのないマニアックなシンガーまで…このブログ記事が「ネオ・ソウル初心者」にとってのガイドとなれたら幸いです。

 

ぜひよければこのページをブックマークやSNSで拡散して頂ければ嬉しいです。

 

それでは順番にご紹介していきたいと思います。

 

 

Adriana Evans(エイドリアナ・エヴァンス)

エイドリアナ・エヴァンスは、米国カリフォルニア州サンフランシスコ出身の女性シンガー・ソングライターです。

 

ジャズ・シンガーのメアリー・スターリングスの娘で1997年にセルフ・タイトル・アルバム『Adriana Evans』でデビューしています。

 

このアルバムから1曲目の”Love Is All Around”と2曲目の”Seeing’ Is Believing”がヒットして一躍有名になりました。

 

特に”Seeing’ Is Believing”は、90年代ソウル・ミュージクの良さを感じさせてくれるクールな楽曲です。

 

また3曲目”Heaven”では近年流行りのネオ・ソウル・ギターのオブリガードの入れ方を先取りしたようなギターのバッキングを聴くことが出来ます。

 

ちなみに本作でソウルフルなギターを演奏しているのは、知る人ぞ知るR&Bギタリストのクレイグ・T・クーパーです。

 

 

エイドリアナ・エヴァンスはその後も2010年までアルバム制作を続け、計5枚のアルバムを残していまがそれ以降は活動が止まっています。

 

2ndアルバム以降はモダンなR&Bといった感じで楽曲の質こそ上がっていますが、ネオ・ソウルというには少し違う気がします。

 

肩の力が抜けた1stこそネオ・ソウル・ファンにおすすめのアルバムです♪

 

Alicia Keys (アリシア・キーズ)

ネオ・ソウルや新世代のR&Bが好きであるか否かを問わず、近年の音楽が好きであれば必ずその名前やアルバム・ジャケットを目にする機会があると言えるほど知名度の高いのがアリシア・キーズですね。

 

2001年に『Songs in A Minor』でデビューして以来、このブログ記事を書いている2021年現在までに7作品のオリジナル・アルバムをリリースしています。

 

昨年の2020年にも『Alicia』というアルバムをリリースしている現役シンガーです。

 

 

僕はアリシアがデビューした当時、TVのランキング番組で『Songs in A Minor』が紹介されていたことで初めて知りました。

 

一応、2001年にリアルタイムで聴いていた世代です。

 

デビューシングルの”Fallin'”のPVが毎週のように流れていました。

早いものであれから20年が経つんですね…。

 

そんなアリシアは、やはりネオ・ソウルを語る上でも真っ先に登場すべきミュージシャンだと言えます。

 

たまたま”A”のスペルで始まるので、今回のこのブログでも真っ先にご登場となりました。

 

ヒップホップのブレイクビーツのリズムをバックにR&Bを歌い上げるその音楽性は、まさにネオ・ソウルを代表するシンガーでしょう。

 

デビュー・アルバムでいきなりプリンスのレア曲”How Come You Don’t Call Me”をカヴァーしている点も見逃せません。

 

この曲は以前『90年代のジョシュア・レッドマンのおすすめアルバム3選‼』というブログ記事にも書いていたのですが、1993年にリリースされたプリンスの『The Hits/The B-Sides 』というB面曲集の16曲目に収録されていました。

 

一般には目立たない曲ではありますが、こういった隠れた名曲に目を向けるところのセンスも素晴らしいと思います。

 

もちろん僕もこのアリシアの歌うバージョンがとても好きです♪

 

ディアンジェロにザ・ルーツのドラマーのクエストラブ、そしてビラル等、ネオ・ソウル界隈に於けるプリンスの影響力の大きさには驚かされます。

 

ネオ・ソウルのサウンドの元となる大きな部分はプリンスからの影響だと言い切っても過言でないほどでしょう。

 

さて、デビュー・アルバムだけでなく2ndアルバムの『Diary of Alicia Keys』もネオ・ソウルを代表するアルバムの1つとして必ず聴いておきたい名盤です。

 

特に6曲目の”If I Ain’t Got You”は、近年は流行のネオ・ソウル・ギター界隈でも人気の楽曲で、YouTubeで調べると様々な国の人たちがカヴァーした動画が出てくるほどです。

 

アリシアの程よくかすれた歌声が身に沁みます…♪

 

2007年の3rdアルバム『As I Am』も素晴らしく特に4曲目の”No One”は必聴です!

 

拳を握りしめて一緒に天高くかざしたくなるようなネオ・ソウル・アンセムですね♪

さて、そんな数多くの名曲が存在するアリシアの楽曲群のなかで、僕が最も好きな楽曲は…4thアルバム『The Element of Freedom』の4曲目に収録されていた”Try Sleeping with a Broken Heart”です。

 

穏やかなビートに乗ってアリシアが失恋した傷心を抱えて夜もんべむれないような切なさを歌う楽曲です。

 

意外(?)かも知れませんが、僕はこういった盛り上がりそうで盛り上がらない…ジワジワと聴くものに訴えかけるようなバラード曲がとても好きです。

“No One”はまるでハードロックのパワーバラードのような力強いコーラス部分を持つわけではなく、だからといって全く盛り上がらないわけでもない…ディアンジェロの”Feel Like Makin’ Love”なんかもそうなんですが、このジワジワ感が堪りません♪

 

この辺の「盛り上がりそうで盛り上がらない」感触は、スライ・&ザ・ファミリー・ストーンの『暴動』からの影響でその後のR&B界隈でも多く見られるようになったと思います。

 

プリンスだけでなくスライ・ストーンの影響もネオ・ソウルに於いては重要ですね。

 

まぁもっとルーツを辿るとするなら、ハウリン・ウルフの”Smokestack Lightnin'”の呪術的な繰り返しにも通じるところがあると思います。

 

ブラック・ミュージックの成り立ちには、古きブルースマン達が取り扱ったブードゥーの儀式のような「ジワジワ感」が見え隠れするのが面白いところです。

 

たとえバックのリズムが今どきなヒップホップになったとしても、元を辿れば同じところに帰結する…長い音楽の旅は必ずブルースに行き着きますね。

 

ちなみに”No One”や”Try Sleeping with a Broken Heart”のライブ音源は2013年にリリースされた『VH1 Storytellers』というアルバムで聴くことが出来ます。

 

この作品は映像化もされれいます。↓

 

アリシア・キーズの項目だけやけに長くなってしまいましたが…それだけ重要なミュージシャンということです。

 

今回ご紹介する女性ミュージシャンの中でも真っ先に聴くべきアーティストですので、未聴の方は必ず聴いておきましょう!

 

Alison Crockett (アリソン・クロケット)

ジル・スコットやレデシーにも通じる力強い歌声を持ったアリソン・クロケットもおすすめのネオ・ソウル系女性シンガーです。

 

2004年のアルバム『On Becoming A Woman』は特におすすめです。

 

 

3曲目の”What We Do Now”や4曲目の”Cross Roads”のクールネスはまさにネオ・ソウル!

 

知名度こそ低いですが、確かな歌唱力にクールな楽曲はネオ・ソウルがお好きならぜひとも聴いておきたい作品です!

Amel Larrieux (アメル・ラリュー)

アメル・ラリューは、1995年にブライス・ウィルソンとのユニット『Groove Theory(グルーヴ・セオリー)』のシンガーとしてデビューしました。

 

このグルーヴ・セオリーもヒップホップのグルーヴに乗せてR&Bを歌うネオ・ソウルのハシリと言えるユニットになります。

今聴くと「いかにも90年代!」なちょっぴりジャズのテイストも交えたR&B系のヒップホップ(ヒップホップ・ソウル)といった音楽性ではありますが、代表曲の”Tell Me”は僕も好きな楽曲です♪

 

グルーヴ・セオリーは2001年に活動を停止してから2010年にまた活動を再開するのですが…その間にアメル・ラリューはソロ・シンガーとしてデビューを果たしています。

 

現在までにソロ活動で5作品をリリースしているのですが、その中でもやはり2000年のデビュー作『Infinite Possibilities』が最もネオ・ソウルらしくって素晴らしいアルバムです。

 

特に1曲目の”Get Up”はネオ・ソウル・クラシックとも言うべき、このジャンルの音楽性を見事に表したような名曲です。

どことなくシャーデーからの影響も感じられる大人な雰囲気の楽曲ですね♪

 

もちろんこの曲だけでなく本作は「これぞまさにネオ・ソウル!」と言える楽曲ばかりが収録されています。

 

全体の雰囲気もこれ以降のアルバムには見られない統一感が感じられます。

 

本作以降も素晴らしいアルバムをリリースしてはいますが、「ネオ・ソウルなアルバム」ということではこの1stに勝るものはありません。

 

まずはこの『Infinite Possibilities』だけでも聴いておきましょう!

 

Angie Stone (アンジー・ストーン)

アリシア・キーズだけでなくこちらのアンジー・ストーンもネオ・ソウルを語る上では外せないシンガーです。

 

アンジー・ストーンも2019年にニュー・アルバムを出した今も現役のシンガーです。

 

一時期ではありますがネオ・ソウルの権化とも言うべきディアンジェロと付き合っており、彼の子供を生んだことでも有名にはなりましたが…そういったゴシップ的なお話はどうでもよくって、やはり彼女のシンガーとしての才能があってこそ今でも音楽シーンで生き抜いてこれたんだと言えます。

 

13歳年下のディアンジェロと共作することでソロ・シンガーとしてのキャリアに迷いが生じていた彼女自身も成長したことがデビュー・アルバムにして名盤『Black Diamond』に集約されています。

 

グラディス・ナイト&ザ・ピップスの1973年の名曲”Neither One of Us (Wants to Be the First to Say Goodbye)”をサンプリングした”No More Rain (In This Cloud)”は、もはやアンジーの代表曲と言うだけでなく、ネオ・ソウルという音楽ジャンルを代表する名曲中の名曲です♪

もちろんこの曲も素晴らしいのですが、ディアンジェロと共作した” Everyday”もネオ・ソウル・クラシックとして外せません。

このウーリッツァーの美しい音色がまさにネオ・ソウル!そしてディアンジェロ!といった感じですね♪

 

さて、本作以外にも数多くの名作を発表しているアンジーなのですが、ここで僕の大のお気に入り曲を2つご紹介したいと思います。

 

まずは2001年の2ndアルバム『Mahogany Soul』の2曲目に収録されていた”Brotha”です。

この曲の印象的なペタペタとしたギターの音色は、元トニー・トニー・トニーのラファエル・サディークが弾いています。

 

ラファエル・サディークと言えば、これまたディアンジェロの共演者としても有名ですね。

 

ここいらのネオ・ソウル繋がりはとても魅力的です。

 

そしてもう1曲は、2012年の6作目『Rich Girl』の2曲目に収録されていた”Do What U Gotta Do”です。

 

このスタッカート気味のギターの感じ…これこそまさにネオ・ソウル!

 

ネオ・ソウル・ギターという奏法スタイルは、米国では2017年辺りから一般にも認知が広がり今では日本にも広がっていますが…既にこの当時からこういった奏法をアルバムで聴くことが出来ました。

 

僕がネオ・ソウルを意識して聴き始めた2000年代初頭頃は「ボーカルとエレピが主役でギターが必要のないジャンルなのかな…。」と考えていたのですが、既に2001年の”Brotha”でラファエル・サディークが近年のネオ・ソウル・ギターの元となる演奏を聴かせてくれていたんですね。

 

アリシア・キーズやエリカ・バドゥと並んで、絶対に聴いておくべき女性シンガーの一人がこのアンジー・ストーンです。

 

Conya Doss (コーニャ・ドス)

もしかしたら日本での知名度は低い方かもしれませんが、こちらのコーニャ・ドスも素晴らしいネオ・ソウル作品を数多く残している女性シンガーです。

 

2002年のデビュー・アルバム『A Poem About Ms. Doss』以来、8作品もリリースしている現役シンガーです。

 

どうしてもアリシア・キーズやエリカ・バドゥ等と比べると知名度は低くはなりますが、実は外れ作品がなく安心して聴けるシンガーでもあります。

 

近年の作品もどれもがクォリティーが高く、一級品のR&B作品ばかりが続いています。

 

どの作品から聴き始めても特に問題のないシンガーではありますが、僕のおすすめとしてはやはり初期の2004年~2008年辺りの3作品です。

 

この辺りが一番『ネオ・ソウル』というジャンルを感じられます。

 

2ndアルバムにあたる2004年の『Just Because』は特に素晴らしいです。

 

まさにネオ・ソウルを感じさせるクールな2曲目”Stay”やジャジーなギターのイントロから始まる”Day By Day”に大人のラブソングといったオシャレな”Missing You”等、外れ曲が一切ない名作になります。

 

続く2006年の3作目『Love Rain Down』も名作です。

 

まるでインディア・アリーのようなアコースティック・ソウル曲”Tell Me Why”で始まる本作も捨て曲が一切ありません!

 

“Tell Me Why”のバックのギター演奏も今流行のネオ・ソウル・ギターと同じなので、ギター・プレイヤーも必聴ですね♪

 

ちなみに僕が本作で一番好きな楽曲は、シングルカットもされた4曲目の”Let You Know”です。

 

そして2008年の4作目『Still…』も必聴盤です!

 

シングルカットもされた5曲目の”It’s Over”では、うっすらとではありますがネオ・ソウル・ギターを聴くことが出来ます。

 

どことなく歌い方がアリシア・キーズを意識している?と感じる箇所もありますが…。

 

この3作品はとにかく『ネオ・ソウルの名盤』として語られるべき作品だと思うのですが…なぜか日本では知名度が低いのが残念ではあります。

 

僕のこのブログを通してコーニャ・ドスのことを、もっと多くの日本の音楽ファンに知ってもらえれば…と思います。

 

Erykah Badu (エリカ・バドゥ)

ネオ・ソウルを代表する女性シンガーと言えば…やはり一番最初に思い浮かぶのがこのエリカ・バドゥだと思います。

 

もちろん僕も今回ご紹介する女性シンガーの中でも一番好きなのがこのエリカ・バドゥになります。

 

「別に…」なエリカ様はともかく…こちらのネオ・ソウル・ディーバのエリカ様は尊敬しております。

 

もはやアリシア・キーズと並んで説明の必要がないほど有名なシンガーではありますが…ほんと、逆にご紹介するのが難しいですね。(笑)

 

だって外れ作品が1つもないですからね。

 

ザ・ルーツにロバート・グザ・ルーやRC&ザ・グリッツにシャフィーク・フセイン等、他アーティストの作品に参加した楽曲でさえも、エリカ様の歌は素晴らしいものばかりです。

 

なんならRC&ザ・グリッツの2013年の『Pay Your Tab』に至っては、エリカ・バドゥ参加曲の”Leave Me Alone”を聴くためだけに僕は買いました。

 

そんな客演作品まで全てを良くしてしまう才女エリカ・バドゥの絶対に聴くべきアルバムは、ソウルクエリアンズの集大成とも言える2000年の歴史的名盤『Mama’s Gun』です。

 

これ、最初から最後まで凄すぎる楽曲ばかりが収められています。

 

特にシングル化された2曲目の”Didn’t Cha Know”とDr.ドレーも取り上げた12曲目の”Bag Lady”の2曲はネオ・ソウル・クラシックともいうべき名曲です。

 

ちなみに近年流行のネオ・ソウル・ギタリストのチャビス・フラッグがギターでカヴァーした動画もありますので、ご興味ある方はぜひ観てみて下さい。

インストで演奏しても映える楽曲ですね♪

 

さて、そんなエリカ様の楽曲で2曲僕のおすすめ曲があります。

 

1つは1997年の名ライブ盤『Live』に収録されていた”Tyrone”です。

 

この曲もまさしくネオ・ソウルを代表する楽曲です!

 

特に動画で観ると素晴らしさも倍増します♪

それともう1曲は、2003年の3作目『Worldwide Underground』の2曲目に収録されていた”Bump It”です。

 

このエレピの感じ…これこそネオ・ソウル!

 

ところでこの2曲が一枚のCDに収録されたシングルも存在しています。

 

このEP盤には他にも”Hollywood”と”Drama”というオリジナル・アルバム未収録曲が2曲も収録されたよくばりセットとなっております。

 

エリカ様流のネオ・ソウルがお好きな方にとってはマスト・アイテムですね♪

 

ここ11年ほどオリジナル・アルバムをリリースしていないエリカ様ではありますが、また驚くようなネオ・ソウルの名作をリリースして欲しいと思います。

 

ちなみにエリカ・バドゥの名曲をスムース・ジャズのインスト・アレンジで演奏した『Smooth Jazz Tribute to Erykah Badu』というシリーズ2作品もお好きな方はどうぞ♪

 

Hil St. Soul (ヒル・ストリート・ソウル)

ヒル・ストリート・ソウルは、プロデューサーのヴィクター・レッドウッド-ソーヤーとシンガーのヒラリー・ムウェルワを中心にしたUKソウルのユニットです。

 

おすすめは1999年のデビュー作『Soul Organic』です。

 

90年代ヒプホップのテイストを残しつつ、ソウルフルに歌い上げます。

 

こちらのヒル・ストリート・ソウルにも僕がぜひおすすめしたい2曲があります。

 

1つめは2004年の『Copasetik & Cool』の3曲目に収録されていたアイズレー・ブラザーズのカヴァー曲”For the Love of You”です。

 

 

そしてもう1つは2008年の『Black Rose』の1曲目に収束されていた”Wash Away”という曲です。

 

このジワジワ感…とってもネオ・ソウルしてます♪

India.Arie (インディア・アリー)

アコースティック・ギターを弾きながら化合物の入っていないオーガニックなソウル・ミュージックを演奏するインディア・アリーもネオ・ソウルを代表する歌姫の1人です。

 

彼女の登場で、一時期日本では一部のネオ・ソウルのことを『オーガニック・ソウル』とも呼んでいました。

 

最近では『オーガニック・ソウル』という言葉自体を耳にすることはなくなってしまいましたが…。

 

しかし多少近年の楽曲のアレンジがダンサンブルで派手にこそなったりしてはいますが、インディア・アリーは今でも素晴らしい作品をリリースし続けている現役シンガーでもあります。

 

インディアも外れのないミュージシャンですが、なんといっても『オーガニック・ソウル』という言葉の元にもなった2001年のデビュー作『Acoustic Soul』が素晴らしすぎます!

 

特にデビュー曲の”Video”は、20年経った今も色褪せない名曲です!

この曲のみならず、『間』の取り方が絶妙な4曲目の”Brown Skin”や、クルーなビートがかっこいい5曲目の”Strength, Courage, & Wisdom”に、8曲目のバラード曲”Ready for Love”等、シングルカットされた楽曲のレベルの高さも魅力です。

 

ちなみに名曲”Brown Skin”のライヴ・バージョンが2002年の2ndアルバム『Voyage to India』の日本盤にのみボーナス・トラックとして収録されています。

 

この音源がめちゃくちゃかっこいいので必聴です♪

 

Jaguar Wright (ジャグアー・ライト)

フィラデルフィア出身のジャグアー・ライトは、同郷の大御所ヒップ・ホップ・バンドのザ・ルーツが運営するアーティスト・コミュニティ・サイトOkayplayer.comが新人発掘を目的に設立したOkayplayerレコードから見出された女性シンガーです。

 

彼女は元はラッパーでしたがサウンド・トラック『THE BEST MAN』にザ・ルーツが提供したリード・シングル”What You Want”に起用されたことで話題となり2002年にシンガーとしてデビューを果たしました。

 

そのためか1stアルバム『Denials Delusions And Decisions』にはザ・ルーツやジェイムズ・ポイザーの全面バックアップの元で制作されています。

 

ちなみに6曲目の”Ain’t Nobody Playin'”と8曲目の”I Don’t Know”でザ・ルーツのMCであるブラック・ソートがラップで参加しています。

 

他にも7曲目の”I Can’t Wait “に同じくフィラデルフィア出身の男性シンガーのビラルが参加していたり…とネオ・ソウル好きなら見逃せない豪華な参加メンバーも気になるところです。

 

もちろんアルバムの出来もまさにネオ・ソウルしています!

 

ちなみに彼女はジェイ-Zのバックアップ・シンガーとして2001年のアンプラグド・アルバム『Unplugged』にも参加しています。

 

このアルバムにはザ・ルーツのドラマーのクエストラヴも参加しており、アコースティックな生演奏でジェイ-Zの楽曲が披露された貴重な作品です。

 

ヒップ・ホップだからといって敬遠せずに、ぜひともネオ・ソウル・ファンにも聴いてもらいたいアルバムです。

 

Jill Scott (ジル・スコット)

ロバート・グラスパー・エクスペリメントの『Black Radio 2』の4曲目”Calls”に参加したことが記憶に新しい…

と書こうと思ったら、早いものであの作品がリリースされてからもう8年が経つのですね…。

 

時の流れはあまりにも速すぎる…と思いつつもジル・スコットもネオ・ソウルの歌姫を語る上で外せないシンガーです。

 

作品としては2004年の2ndアルバム『Beautifully Human: Words And Sounds, Vol. 2』が一番のおすすめです。

 

1stシングルに選ばれた”Golden”や”Cross My Mind”に”Whatever”等、今の時代に聴いても色褪せないネオ・ソウル・クラシック曲が目白押しです。

 

スタジオ作品のみならず、2001年にリリースされたライヴアルバムと未発表のスタジオ録音曲を併せて収録した2枚組CD『Experience: Jill Scott 826+』も聴き応え十分です。

 

本作のディスク2の3曲目に収録されたエリック・ロバーソンとの共演作”One Time”は、クールなネオ・ソウル曲なので必聴です。

 

また他のミュージシャンとのコラボレーション曲をまとめて収録した2007年のコンピレーション・アルバム『Collaborations』も興味深いアルバムです。

 

先のエリック・ロバーソンとの共演作”One Time”のみならず、コモンの名盤『Like Water for Chocolate』に収録されていた”Funky For You”やジェフ・ブラッドショーのエフェクティヴなトロンボーン演奏がフィーチャーされた10曲目の “Slide” 等が収録されています。

 

2015年の”Woman”以降、アルバムの発表がありませんが、まだまだ今後の活動も期待できる女性シンガーです。

 

Lalah Hathaway (レイラ・ハサウェイ)

言わずと知れてダニー・ハサウェイの娘レイラ・ハサウェイ もネオ・ソウル時代を象徴する歌姫の1人です。

 

アルバムとしては2008年の『Self Portrait』がおすすめです。

 

1stシングルにも選ばれた1曲目”Let Go”では、その昔シェールの曲”Believe”で有名になったピッチ補正ソフトのオートチューンを利用したボーカル・エフェクトを少しですが使っています。

1998年に”Believe”がリリースされてから20年後の2008年にダニー・ハサウェイの娘が使うとはね…。

 

また父親譲りの歌唱力を存分に味わうことが出来る2015年のライブ盤『Lalah Hathaway Live』も代表作と言える名作です。

 

やはり娘のレイラもライブ盤が一番良い!っていうのは感慨深いですね。

 

ちなみに父の曲”Little Ghetto Boy”から始まるのもなんとも憎い演出です!

 

近年はスーナーキー・パピーのアルバムに参加していたり、2017年に最新作『Honestly』をリリースしたりまだまだ精力的に活動を行っています。

 

ニュー・ソウルを代表するダニー・ハサウェイの娘が、ネオ・ソウルをやっているというのも奇妙な運命ですね。

 

ダニー・ハサウェイもプリンスやスライ・ストーンにアル・グリーン等と並んでネオ・ソウルの誕生に影響を与えたミュージシャンでしたからね。

Lauryn Hill (ローリン・ヒル)

たった1作品…の影響力があまりにも大きすぎるローリン・ヒルもネオ・ソウルを語る上で外せません!

 

ヒップホップ・グループのフージーズの末期に制作したソロ・アルバム『The Miseducation of Lauryn Hill』がシーンに与えた影響は今もとても大きいものです。

 

当時の僕が意識せずにネオ・ソウルというジャンルの音楽を聴いたのも本作が最初となります。

 

ディアンジェロはその後の『Voodoo』リリース後に知りました。

 

『The Miseducation of Lauryn Hill』は、ヒップホップ色の濃いR&B作品ではありますが、なんといっても4曲目の”Ex-Factor”の素晴らしさは群を抜いてます。

いつの時代でも僕の好きなネオ・ソウル曲のベスト5にこの曲は必ずランクインしています。

 

まさにネオ・ソウルのバラード曲を代表する楽曲ではありますが…実は歌詞はかなり重たい女性の視点で書かれた内容に感じます。

 

曲の最後のフェード前の歌い回しが好きなのですが、あの部分は「私のことを想ってよ!私のために泣いてよ!私のためだけに生きてよ!」となかなかの重たい女性目線です…。

 

そういえばポリスの”Every Breath You Take(見つめていたい)“もヘタしたらストーカーまがいの歌詞ですからね…。

 

出来の良いバラード曲ほど歌詞が重い!?

 

ちなみに今のところスタジオ作品は『The Miseducation of Lauryn Hill』しかありませんが、2002年にアコギ弾き語りの素晴らしいライブ盤『MTV Unplugged 2.0 』もリリースされていますのでこちらも要チェックです。

 

ライブと言えば、このコロナ禍の影響でついこないだ2021年9月9日に予定されていた2022年4月26日(火)へと再延期されていました。

 

元はと言えば2020年12月7日(月)に行われる予定だったのでもう1年以上の延期となりますね…。

 

来年こそは無事に来日公演が開催されることを願います。

 

そしてその場に僕もいられたら…最高です♪

 

Ledisi (レデシー)

レデシーもコーニャ・ドスやヒル・ストリート・ソウルと同じように少し知名度の低い女性シンガーかも知れません。

 

しかし2000年の『Soulsinger』でデビュー以来コンスタンスにアルバムをリリースし続けていて、なんと今年はニーナ・シモンのトリビュート作品『Ledisi Sings Nina』をリリースしています。

 

そのトリビュート作品以外にもキャリア初となるライブ盤の『Ledisi Live at The Troubadour』を今年になって突如リリースしていたり、まだまだ精力的な活動を行っています。

 

そんなレデシーのアルバムで一番のおすすめは2007年の3作目『Lost & Found』です。

 

このアルバムの2曲目”Joy”や、アンジー・ストーンの曲っぽい3曲目の”You And Me”に4曲目の”Best Friend”のリズムの取り方なんかは、まさにネオ・ソウルならではのものですね。

 

他にも2011年のアルバム『Pieces of Me』の1曲目でタイトル曲の”Pieces of Me”もネオ・ソウルを代表するような名バラード曲です。

 

この曲は2012年のグラミー賞の『ベスト・R&B・ソング』部門にノミネートされたほどです!

かなりの歌唱力がないとなかなか真似して歌うのは難しそうな楽曲ではありますが…レデシーの圧倒的な歌唱力を持ってこそ映える楽曲ですね!

 

今年に入ってからもリリースが続くレデシーも、まだまだ目が離せない女性シンガーですね。

 

日本での知名度こそ低い方だとは思いますが、ネオ・ソウル好きは『Lost & Found』を聴いてみることを強くお勧めします!

 

Teedra Moses (ティードラ・モーゼス)

まるでメアリー・J. ブライジ!な代表曲”Be Your Girl”がヒットしたティードラ・モーゼスの2004年の作品『Complex Simplicity』もネオ・ソウル・アルバムとしておすすめです。

 

2003年にシングル・リリースされたデビュー曲の”You’ll Never Find (A Better Woman)”本作は、90年代ヒップホップ・ソウルを引き摺りながらもネオ・ソウル作品として聴いても楽しめます。

 

また2011年にリリースされたミックス・アルバムの『Luxurious Undergrind』も悪くない内容です。

 

1曲目の”Another Luvr”のイントロのベースラインは、 ア・トライブ・コールド・クエストの1991年の名盤『The Low End Theory』の1曲目”Excursions”で使われていた激渋なウッドベースのあのラインと同じものです。

 

デビュー作の『Complex Simplicity』以外では、2015年にアルバム『Cognac & Conversation』をリリースしたのみでたったの2枚しかオリジナル・アルバムがないティードラ・モーゼスではありますが…『Complex Simplicity』もネオ・ソウル好きにおすすめしたいアルバムの一つです。

 

 


 

 

以上、『新世代のR&B歌姫(ディーバ)たち 絶対に聴くべき女性ネオ・ソウル・シンガーまとめ』でした。

 

これまでネオ・ソウルというジャンルを聴いてはいたものの、ディアンジェロやミュージック・ソウルチャイルドといった男性ボーカル中心で、女性シンガーを聴くことが少なかったという人だったり…

 

近年のネオ・ソウル・ギターのブームでこのジャンルを知ったものの、どういったミュージシャンを聴いたらいいのか迷っていると言った人だったり…

 

単純に、最近になって女性R&Bシンガーを好きになったけれども、何かおすすめのシンガーはいないかな?とお探しの方々にこのブログ記事が少しでも助けになれたなら幸いです。

 

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また他にもネオ・ソウルに関連したブログ記事もいくつかございますので、リンク先より各ブログ記事を参照してご覧になって下さい。

 

それでは今後もまた様々なおすすめミュージシャンをご紹介していきたいと思いますので、ぜひこちらのブログを定期的に読みに来て下さい♪

 
 

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