カテゴリー:guitar

2021/11/26

グラント・グリーンの奏法が学べるギター教則本3選

グラント・グリーンの奏法が学べるギター教則本を3冊選んでご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

グラント・グリーンのギター奏法をコピーするのに最適な本を3冊ご紹介します。

今回は僕がジャズ・ギタリストの中で最も尊敬するグラント・グリーンのギター奏法を学ぶのに適した本を3冊ご紹介します。

 

もちろん3冊とも僕が実際にギターを練習する上で参考にした本となります。

 

 

現状3冊しかないグラント・グリーンのギター教則本

ウェス・モンゴメリーやジョー・パスといった人気のジャズ・ギタリストと比べるとグラント・グリーンのギター教則本は、そもそもほとんどありません。

 

なので実際にはこの3冊以外他にないのも現状です。

 

できれば今後、「モダンジャズ期のグラント・グリーン」と「ジャズファンク期のグラント・グリーン」の2冊に分けて詳しいギター教則本が発売してくれたら何よりなのですが…残念ながらそこまで人気のギタリストでないというのは否めません。

 

教則本を出版するからには儲けがでる分は売り切らないとダメですからね。

 

グラント・グリーンがウェスやジョー・パスのように「出せば売れる!」ような人気がないのは仕方がないことです。

 

しかし今のところ今回ご紹介する3冊の本がありますので、「これからグラント・グリーン風のジャズ・ギターを練習するぞ!」という方はぜひこちらのブログ記事を参考にしてみてください。

 

それではさっそくご紹介します。

 

ジャズギター・ブック (Vol.14)

こちらはシンコー・ミュージックから発売されているムック本です。

 

確か昔は月刊誌だったようが気がするのですが、いつの間にか季刊誌になり、近年では不定期の発売となったような気がします!?

 

詳しい発売月はよくわからないのですが、このグラント・グリーンが特集されたVol.14は、2007年7月に発売されています。

 

というのも、ちょうどその時期にリアルタイムでグラント・グリーンにハマっていた僕はこの号をその月に買っているからです。

 

このグラント・グリーン特集号以前にも、ウェスを始めジョー・パスにジム・ホールにバーニー・ケッセルにジョージ・ベンソン等の人気のジャズ・ギタリストが特集されていました。

 

そして満を持してVol.14でついに僕の好きなグラント・グリーン特集が組まれることとなりました。

 

当時、この本を本屋さんで見つけた僕は慌てて買いました。

 

グラント・グリーンが特集されることを前もって知っていなかったので表紙を見た時はビックリしました!

 

「ついにグラント・グリーンが特集された!」と舞い上がった僕はこの本をすぐに買って、その日はずっと読んでいました。

 

このジャズギター・ブック (Vol.14)は、ギターの奏法だけでなく、グラント・グリーンの人となり等を関連ミュージシャンのインタビューを交えて紹介していたりします。

 

中でもグラント・グリーンの実の息子グレッグ・グリーン(グラント・グリーンJr.の名前でジャズ・ギタリストとして活動しています。)のインタビューは必見です!

 

生前のグラント・グリーンが弟分の様にかわいがっていたジョージ・ベンソンに自身のギターを遺言で譲っていたことなどが書かれています。

 

ちなみにグレッグ・グリーンは、そのベンソンからもギターの手ほどきを受けていて、父親のグラントよりもベンソンに近いスムースなジャズ・ギターを得意としています。

 

こういったインタビュー記事以外にも、グラント・グリーンの作品紹介なんかも載っています。

 

今回ご紹介する3冊の中では唯一日本で書かれた本になりますので、これが一番読みやすいです。

 

また2ページに渡って基本的なグラント・グリーンの奏法が説明された記事がとても分かりやすいです。

 

手癖フレーズや使用頻度の高いスケール以外に、ピッキングの角度まで載っています!

 

ちなみにグラント・グリーンはブルース・ギタリストみたいに左手の小指を使わないで弾くスタイルです。

 

面白いのが、ベンソンはジャズ・ギターを上手く弾くコツとして「左手小指を自在に操ること」とインタビュー等で話しているのですが、その兄貴分のグラント・グリーンは全く左手小指を使わないんですよね。

 

だから必ずしも「この奏法が正しい!」といったものはないので、人それぞれにあった弾き方が一番だと思います。

 

現に僕もグラント・グリーンは好きですが、この本に載っているようなピッキングの角度は真似していません。

 

僕のピッキング・スタイルはデイヴィッド・T・ウォーカー風の逆アングルなんです。

 

それでもグラント・グリーンのフレーズを弾くことに何も問題はありませんからね。

 

だから皆さんもその辺は参考程度で読んでみてください。

 

ちなみにグラント・グリーンのスコアが3曲分巻末に掲載されています。

 

『Idle Moments』収録のモード・ジャズ曲”Jean de Fleur”、『I Want to Hold Your Hand』収録の”Speak Low” 、そして『Matador』収録の”My Favorite Things”の3曲です。

 

どれも名曲名演ばかりですね!

 

僕はこのスコアを元に”Jean de Fleur”をバンドで2回演奏したことがあります。

 

正直言いますと最初は舐めていました…。

 

テーマのフレーズがそこまで難しくないと思っていたのですが、逆にシンプルだからこそ音価が大事になってきます。

 

1つ1つの音が「長すぎてもダメ!短すぎてもダメ!」といった具合で、あの独特のニュアンスを弾ききるのは至難の業です!

 

また曲中で何度も転調してキーが変わるので、素人がアドリブでソロを弾くのは容易ではありません。

 

結局僕はこの本のスコアを元に完コピして1周分しかソロを弾くことができませんでした。

 

シンプルだからと言って舐めてはいけないということを痛感しました。

 

デザインと同じでシンプルこそ最大の難関なんですよね…。

 

しかし良い経験になりました。

 

今となっては新品での入手は困難ではありますが、中古でも十分に買う価値のある本だと思います。

 

グラント・グリーンの奏法を学びたいと思った際に真っ先に手に入れるべき本です!

 

The Best of Grant Green: A Step-By-Step Breakdown of the Guitar Styles and Techniques of the Jazz Groove Master (Guitar Signature Licks)

なんだか凄く長い本のタイトルですね…。

 

こちらはグラント・グリーンのギターソロの美味しい部分を抜き出してタブ譜にした教則本です。

 

僕が購入した当初は模範演奏付きのCDが付属していたのですが、Amazonのレビューを読んでみると最近購入した人はCDが付属しておらずネットで音源をダウンロードするしかないようですね。

 

その辺の変化は時代の流れとしか言いようがありませんが、CDが付いてない場合はダウンロードしてみてください。

 

またこの本は海外の本となりますので日本語の表記はありません。

 

全て英語になります。

 

でも英語が苦手な方でも大丈夫です!

 

ギターのタブ譜は世界共通なので、模範演奏を聴きながらタブ譜を見て弾くだけで十分練習することができます。

 

収録されている曲は下記の13曲になります。

Ain’t it Funky Now, Pt.2
Airegin
Born to Be Blue
Cool Blues
If I Should Lose You
Little Girl Blue
My Favorite Things
Oleo
Sookie Sookie
Stella by Starlight
This Could Be the Start of Something Big
Tune Up
Wives And Lovers (Hey, Little Girl)

 

楽曲のフルのスコアではなく、ギターソロの美味しい部分だけを掲載しています。

 

なので楽曲全体をこの本で学ぶのではなく、グラント・グリーン風のギターソロを学ぶための教則本と言えるでしょう。

 

僕はこの本に載っている”Ain’t it Funky Now, Pt.2″と”Sookie Sookie”がとてもに参考になりました。

 

グラント・グリーンのジャズファンク期のちゃんとしたスコアってないんですよね…。

 

だからこの2曲のソロをコピーすることで学びました。

 

まぁ理想を言えば”Jan Jan”や”Upshot”のギターソロも掲載して欲しかったな~と思います。

 

しかしちょっとしたフレーズからもグラント・グリーンのスタイルを真似ることはできますので、まずは何も考えずひたすらコピーすることをおすすめします!

 

Essential Jazz Lines In the Style of Grant Green: Guitar Edition

この本は色んなシリーズが出ていて、グラント・グリーン以外にもウェス・モンゴメリーにジョー・パス、更にはチャーリー・パーカーやジョン・コルトレーンにマイルス・デイヴィス等の管楽器プレイヤーの本まであったりします。

 

そういった管楽器プレーヤーの本では、彼らのフレーズをギターに置き換えたタブ譜が掲載されています。

 

ちなみにこの本は一応日本語訳されているものも出ているのですが、何だかおかしな日本語なのは目をつぶってやってください。

 

全編英語よりはましだと思い、なんとなくで読みましょう。(笑)

 

こちらが日本語バージョンになります↓

 

 

この本の特徴としては、グラント・グリーンがよく弾く定番のフレーズがタブ譜で載せられています。

 

どのコード進行の時に使うのか?のように、メジャー7thの時のフレーズ、マイナー7thの時のフレーズ、ツー・ファイブ(II-V)の時のフレーズ…の様に例が掲載されています。

 

しかし付属のCDにはそれらのフレーズの模範演奏は収録されていません。

 

CDはバッキングの音源のみとなります。

 

なのでそれぞれのフレーズは自分でバッキングに合わせて弾くしかありません。

 

例外としては最後にこれまでのフレーズをまとめたエチュードが収録されており、その模範演奏のみリードギターが入っています。

 

そういったわけでこちらの本は、先にご紹介していた2冊の本をこなした後、ある程度グラント・グリーン風のフレーズを覚えてから更にボキャブラリーを増やすために使用すると良いと思います。

 

 

以上、【グラント・グリーンの奏法が学べるギター教則本3選】のご紹介でした。

 

ぜひこの3冊を読んでグラント・グリーン風のアドリブ上達のために練習してみてください。

 
 

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