2020/12/29
6年振りに新しいギター『AMERICAN PROFESSIONAL II』を買いました!
フェンダー・ストラトキャスター『AMERICAN PROFESSIONAL II』Dark Nightフィニッシュ!
6年振りに購入した新しいギター『AMERICAN PROFESSIONAL II』をご紹介します。
なぜ今年ギターを買うことになったのか?
今年はコロナの影響で、世の中の状況が一変しました。
様々な行事が中止せざるを得なくり、色々と予定が崩れたりしました。
東京オリンピックのような世界規模の催事も延期せざるを得ない状況でした。
このブログを読んで下さっている方々もコロナ問題で色々と予定が崩れたことでしょう。
かく言う僕もコロナの影響を大きく受けました。
まずは趣味のひとつであるライヴ観賞やジャムセッションに参加することが今年はほとんで出来ませんでした。
ライヴ活動もほとんど出来ないのでフラストレーションの堪る年でもありました。
『音楽を聴く』だけでなく『実際に自分でも楽器を演奏する』タイプの音楽オタクの僕にとっては、我慢の年となりました。
また音楽以外の趣味でもコロナの影響を大きく受けました。
昨年のちょうどこの時期辺りから「2020年の9月の連休を利用して久しぶりにNYへ旅行に行くぞ!」と計画まで立てていました。
ただ不幸中の幸いとでも言うべきか、僕のNY旅行の予定は9月だったので金銭的な被害はありませんでした。
知り合いに今年3月にウズベキスタンの旅行を計画していて、そのお金がなかなか払い戻しにならなくって困っている人なんかもいたので、僕はまだマシだったんだなって…。
音楽活動だけでなく海外旅行という僕の趣味がことごとく出来なくなったのが2020年というコロナ禍の1年でした。
その2つだけでなく、美術館にもほとんど観に行けてないので、そういったことでもストレスに感じていました。
しかしそのおかげというのは言い方が良くないのかもしれませんが、NY旅行に行くために貯金していたお金が手元に残っていました。
そこで、コロナの影響で堪ったストレスを発散するにはやはり散財が一番いいのかな?と9月後半辺りから考えるようになりました。
自分のために大きな買い物をするのって、やっぱり一番のストレス解消になりますもんね。
ただ僕は交通網の整った大阪に住んでいるので特に車を必要としていません。
高い車を持っていたとしても、毎日の電車通勤で乗ることは出来ません。
またグルメでもないので高級なレストランに行くことも僕にとっては必要のないことです。
このお金を最も有意義に使える方法はなんだろう?と考えた時に、やはり「新しいギターを買うこと」が自分にとって一番いいことだろうなって思いました。
実は昨年末に長いこと使っていたディアンジェリコのNYS-2を訳あって手放してしまったんです…。
そこで昨年末から、2020年はNY旅行だけでなく新しいギターも買いたいな~とは心の奥底で思っていました。
ただし、最悪の場合ギターは2021年になってからでも遅くはないので、2020年にNY旅行に行くことを最優先事項にしていました。
でもこのブログ記事を読んで下さっている皆さんもご存じのように、コロナの影響が特に大きいNYに今年行くことはあまりにも危険です!
ていうか、そもそも仕事とかでもない限り遊びの旅行では国外に行けない状態でもありますからね…。
そうして旅行を予定していた9月を過ぎた辺りから、ギターを買うということに意識が傾き始めていました。
しかし11月にギターの発表会に出演することがこの時期辺りに突如決まったんです。
たった1曲の出演でしたが、これまでの自分の演奏スタイルをガラッと変えての出演だったので、毎日仕事と楽曲練習に追われて…気付いたら11月が終わろうとしていました。
このままでは、2020年も終わってしまって、結局ギターも買えず仕舞いになりそうでしたが、実はこの2ヵ月先延ばしになったのが逆に吉と出ました。
というのは、12月はその年の最後の月なので大体の楽器屋さんは年末セールを開催しています。
これからご紹介する僕が今回新しく買ったギターも、この年末セールの対象だったので少しお安く買うことが出来たんです。
これが10月、11月だったらその分のお金を払っていた訳ですからね…。
というわけで、皆さんギターは年末セールの時に買いましょう!(笑)
しかしもっと早くにこのギターを買って11月のギター発表会の時にこの新しいギターで出演したかったな…という思いはあります。
その時はブラックのストラトを使ったのですが、来年からは今回購入したストラトを使いたいと思います。
前置きが長くなりましたが、それでは今回新しく買ったギターを写真付きでご紹介したいと思います。
6年振りに買ったのはストラトキャスター!
さて、今回購入したギターは、こちらのフェンダーUSA製のストラトキャスター『AMERICAN PROFESSIONAL II』になります。
こちらのカラーは“Dark Night”という新しいフィニッシュになります。
ちなみに僕が前回購入したギターが、今も使っているブラックフィニッシュのストラトなので、連続してストラトを買ったことになります。
と言っても、2014年に買ったのであれから6年も経っていますが…。
その間の6年間は1本もギターを購入していません。
高校生の頃にギターを始めてから、かれこれ20年近くになるのですが、僕はそんなにたくさんのギターを使ってきた訳ではありません。
今回購入したギターで、僕の人生で12本目のギターとなりました。
過去に1本だけ知り合いからギターを貰ったことがあるので、それを含めると13本目です。
自分のお金で購入したギターは、これで12本目です。
ちなみに2004年に初めてストラトを買ってから、このストラトで4本目のストラトとなりました。
今手元に持っているのは2本のストラトなので、他の2本は既に手放しています。
また、過去にジャズマスターを2本、ジャガーを1本使っていたことがあるので、それも含めると7本目のフェンダーギターとなります。
テレキャスターは未だに使ったことがなかったりするんですが、やたり僕もフェンダーギターが大好きなんですよね♪
まぁエレキギターやってる人は、大体の人がフェンダー好きだとは思いますが…。(そうでもない?)
それでは今回このギターを買うに至った経緯を以前のブログ記事『【ES-335の想い出】自分に合ったギターとの出会いも運が大事⁉黒のES-335との運命の出会い!』の時のように書いてみたいと思います。
【ES-335の想い出】自分に合ったギターとの出会いも運が大事⁉黒のES-335との運命の出会い!
箱モノギターではなくソリッドにしたのはなぜ?
昨年末に「2020年は久しぶりに新しいギターを買おう!」と思っていた時点では、 箱モノのギターを買う予定でした。
ディアンジェリコのNYS-2は、通常の箱モノギターよりは小型な物ですが、れっきとしたフルアコでした。
当初はその代わりとなるように同じようにフルアコを買おうと思っていました。
ただしL-5やES-175のようなジャズギター系のフルアコではなくES-330を購入しようと考えていました。
僕はセミアコギターの代名詞でもあるES-335を持っているのですが、同じ形のES-330の方はフルアコ扱いになります。
しかしピックアップは、ハムバッカー搭載のES-335とは違って、ES-330の方にはシングルコイルのP-90が搭載されています。
そのためフルアコながらも、ファンキーでキレのあるサウンドを出すことが出来たります。
もちろん僕がES-330を欲しくなった理由は、グラント・グリーンやザ・ニュー・マスターサウンズのギタリストであるエディー・ロバーツが使っているからでした。
昨年末の時点ではES-330を買おうとしていました。
それが「なぜストラトをもう1本買うことになったのか?」…なのですが、それは自分のギター演奏のスタイルが変わったことが最も大きな理由です。
昨年まで僕はジャズファンク・ギターの演奏にハマっていました。
それこそ後期グラント・グリーンやエディー・ロバーツを真似したような熱い演奏スタイルでした。
それがこのブログでも過去にご紹介していたように、僕は2016年辺りから海外のYouTuberの演奏を観てネオソウル・ギターに興味を持つようになっていました。
ネオソウル・ギターおすすめの教則本『The Neo-Soul Guitar Book』をご紹介します。
しかしテンションコードを巧みに使ったボイシングが特徴的なネオソウル・ギターを弾くのは難しく、それまでスモールコードを使ったカッティング一辺倒だった僕にとっては、なかなか取っつきにくいジャンルでもありました。
でも、どうしてもあのデイヴィッド・T・ウォーカーが得意としたハープ奏法を更に進化させたようなコードトリルを自分でも弾いてみたい!という思いが、今年の年始辺りから強くなっていきました。
そしてついに今年の8月から、それまでの熱いジャズファンクから、オシャレなネオソウルへと僕の演奏スタイルを大幅に変えることとなりました。
最初の頃は小指を動かしてテンションを弾くたびにセーハした人差し指の音が上手く鳴らず悩みましたが、それも1ヵ月も練習するうちにクリアできるようになりました。
9月には7thコードを使ってピロピロポロリ~ン♪とハープのようなサウンドを綺麗に鳴らせることが出来るようになりました。
それから11月に、先述したギター発表会に出演することが決まり、ネオソウルの曲を演奏しようと考えました。
その際に、ネオソウル・ギターの特長でもあるリバーブやディレイを使った「エアー感」のあるサウンド作りを自分の中で想定していたんです。
そうなってくるとセミアコのES-335よりも、もっと空間系のエフェクターと相性の良いストラトの方が僕の中でイメージする「エアー感」のあるサウンドに近い気がしてきました。
更に今日のネオソウル・ギターの弾き方を示してくれたジョン・メイヤーの名盤『Continuum』のようなストラトのサウンド=フロント+センターのハーフトーンが必要となってきました。
そこで手持ちのブラックのストラトを使ってハーフトーン+リバーブ+ディレイで音作りをしてみたのですが…僕のイメージする「エアー感」のあるサウンドにピッタリなのは、ES-335ではなくストラトの方だとわかりました。
それがきっかけで「もう1本、空間系のエフェクターと相性の良いもっとモダンでハイエンドなストラトが欲しい!」と考えるようになりました。
それから後は時間があったらスマホでフェンダーのホームページを眺めることが多くなりました。
『AMERICAN PROFESSIONAL II』に決めた理由
ある日、フェンダーのホームページを見ていると僕の好きな「黒に近いネイビー色」のギターを見つけました。
それは『HYPEBEAST STRATOCASTER®』というギターです。
このギターは、情報サイトのHypebeastとフェンダーがコラボした生産限定のギターになります。
しかもホームページ上からしか購入できないレアなギターでもありました。
発売日まで待って注文をしようと考えていたのですが…いざ発売日になってみるとすぐに完売状態となっていました。
どうやら前もって予約注文しておかないといけなかったんですかね…。
そこで『HYPEBEAST STRATOCASTER®』は、諦めたのですが別の最新のストラトで似たカラーのものを探すことにしました。
ちょうどその頃、僕は女性ネオソウル・ギタリストの演奏をYouTubeで観ることにハマっていました。
「近年では楽器の上手さに人種や年齢だけでなく性別も全く関係ないんだな~」と感心していた時に、ミラン・リングというアジア系の女性ネオソウル・ギタリストをYouTubeで発見しました。
彼女の動画をYouTubeで探していた時に、フェンダー公式チャンネルで下記の動画を発見したんです。
この動画は、今を時めく様々なジャンルのギタリスト達が『AMERICAN PROFESSIONAL II』を試奏した動画です。
2番目に登場するのがミラン・リングです。
トム・ミッシュやFKJと同じように、彼女もルーパーを使って1人で数パートを演奏するギタリストです。
この動画の中でも、特に僕はミラン・リングが演奏するスタイルが一番好きなタイプなんです。
まさに僕は今後演奏したいのもこういったジャンルです。
ミランが使っているのは“Miami Blue”という今どきなカラーのフィニッシュです。
このカラーもすごくいい色なのですが、こういった明るめのボディにはミランが使っているようなメープルネックの方がデザイン的にあっていると思います。
しかし僕はどうしてもメープルネックが好きになれず、ストラトはローズネックを使うようにしています。
そこでこのシリーズのローズネックに合うカラーで、しかも『HYPEBEAST STRATOCASTER®』と似たような黒に近いメイビー色を探すことにしました。
公式ホームページでは、ボディのカラーリングとネックの種類を組み合わせて様々なパターンを見ることができます。
『AMERICAN PROFESSIONAL II STRATOCASTER®』を見る→
そこで見つけたのがこの“Dark Night”のカラーでした。
この色ならメープルネックにもあっているし、ブラックに近いメイビー色でもあります。
このカラーを見つけた時と同じくしてメアリー・スペンダーという女性ギタリストがYouTubeでこれと同じギターを弾いている動画も見つけたんです。
この動画を観て僕は「次の新しいギターはこのストラトにしよう!」と決めました。
ちなみに『AMERICAN PROFESSIONAL II』には、リアピックアップがダブルタップ・ハムバッカーのモデルもあるのですが、個人的にリアを使うことがあまりないのと、見た目的にも通常のシングルコイルが3つ並ぶシンプルなデザインの方が好きなので、僕はダブルタップの方を選びませんでした。
以上が、僕が今回『AMERICAN PROFESSIONAL II』の“Dark Night”フィニッシュを選んだ理由でした。
それでは最後にこのギターを買った時のことを書いてみたいと思います。
『AMERICAN PROFESSIONAL II』を購入するまで…
ちょうどこの記事を書いている10日前の2020年12月19日にこのギターを買っています。
その1週間前の12日にたまたま通りかかった楽器屋で今回僕が欲しいと思っていた“Dark Night”フィニッシュで3シングルコイルの『AMERICAN PROFESSIONAL II』の原物を見かけたんです。
やはり目の前で欲しいと思っていたギターを見たことによって欲求が増し、それ以降色々と楽器屋を巡ってみました。
購入する1日前に寄った楽器屋ではこのギターが置いていなかったので、また次の日は別の楽器屋を見てみようと考えていました。
すると19日に、予定していた用事が急遽キャンセルとなったんです。
朝、その用事がなくなったことを知り、取り合えずスマホでその日夕方に寄ろうと考えていた楽器屋のサイトを見てみました。
そしたらちょうど“Dark Night”フィニッシュのこのストラトが「店頭在庫あり」の状態になていました。
僕は慌てて身支度をして出かける用意をしました。
その前に僕はまずは店に電話でちゃんと在庫が置いてあるのか?確かめることにしました。
電話を掛けると店員さんが、ちゃんと在庫があるので「お取り置きしておきましょうか?」と言ってくれました。
僕はその時点で買うことを決めていたので取り置きしてもらうことにしました。
買うと決めたら行動は早かったです!
すぐに楽器屋に向かうと店員さんにギターを置いてある場所まで案内してもらいました。
ちゃんと“Hold”の札がかけられていました。
もう買うことは決めていたのですが、店員さんが「試奏してみますか?」と言ってくれたので「もちろん、お願いします。」と頼みました。
ギターをフェンダーアンプに繋いで、クリーンとドライヴの2チャンネルで音出しを出来るようにセッティングしてくれました。
チューニングが終わると店員さんが僕にギターを渡してくれました。
僕はハーフトーンを含む5つのピックアップ全てで一通り音を出した後は、ずっとフロント+センターのハーフトーンでネオソウル系のピロピロポロリ~ン♪というコードトリルを弾きました。
今後自分が演奏したいと思っている演奏スタイルにこのストラトが合うかどうかのテストです。
単に見た目のカラーが気に入ったというだけでなく、弾きやすさやリバーブを使ったクリーントーンとの相性の良さも確認が出来ました。
ついついネオソウル系の演奏ばかりしてしまい、せっかく用意してもらったドライヴチャンネルの音を試すのを忘れていたのですが…まぁ僕はあまりギターを歪ませることはないのでそれはもういいか…ってね。
ある程度弾き終わると、さっそくこのギターの購入手続きをしてもらうことにしました。
僕は今回まで知らなかたのですが…なんと!今どきなことに、ギターを購入する際にもPaypayで支払うことが出来たんですね!
これは便利!
僕は初めてPaypayでギターを購入しました。
店員さんに持ち帰りの用意をしてもらうと、これまたビックリ!
6年もギターを買ってなかったうちに僕は時代に取り残されていたんですね…。
なんともモダンなギターケースで持ち帰りの用意がされていました。
これはちょうど持ち帰っている時に撮った写真です。
以前買ったストラトが入っていたハードケースと比べると、モダンで軽いんですね。
とは言ったものの…以前と比べると軽いってだけで、小さい持ち手を持って電車で帰宅するのは、なかなかの重労働でした…。
これってなんで背負えるタイプにならないのでしょうかね…。
海外だと車でギターを買いに行くからなのかな?
それでは最後に持ち帰ったギターをケースから開けた時の写真を貼っていきたいと思います。
こちらがそのモダンなギターケースの写真です。
ケースを開けてみると…
“Dark Night”フィニッシュの『AMERICAN PROFESSIONAL II』が出てきました。
このなんとも言えないカラー…最高です♪
ちなみに今回ギターを購入した特典としてフェンダーのエコバッグが封入されていました。
こういったオマケは嬉しいものですね♪
以上、『6年振りに新しいギター『AMERICAN PROFESSIONAL II』を買いました!』でした。
僕はコレクターではなくプレイヤーなので、こちらのギターはガンガン使うつもりです。
来年からはこのギターを使ってネオソウル・ギターをガンガン弾いていきたいと思います。
そのためにもコロナが収束して安心できる世の中になって欲しいものですね…。
とにかく、『AMERICAN PROFESSIONAL II』は良いギターです!
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