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カテゴリー:Music

2022/12/23

2022年にリリースされたお気に入りのアルバムまとめ

2022年にリリースされたアルバムの中で個人的に気に入ったお気に入りの作品を何枚か選んでご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

2022年にリリースされた個人的にお気に入りの作品をまとめてご紹介します。

2022年度は大物アーティストや近年注目のアーティスト等数多くのリリースが続きました!

ここ数年、毎年恒例というわけでもないのですが年末に書き続けている『その年にリリースされたお気に入りのアルバム』をご紹介するブログ記事シリーズです。

 

昨年は【2021年に発売されたお気に入りのアルバム20選】というタイトルで2021年に僕が聴いた作品の中から20枚を選んでご紹介していました。

2021年に発売されたお気に入りのアルバム20選

 

しかし今年も20枚に絞ってご紹介しようと思っていたのですが…2022年度は大物アーティストや近年注目のアーティスト等数多くのリリースが続きました!

 

もしかしたら2020年から始まったコロナ禍の状況が少し落ち着いてきたから今年は各アーティストの新作リリースが続いたのかもしれませんが、とにかく良作が数多くリリースされた年でした。

 

20枚に絞るのがどうしてもできなくって…もうそれならいっそのこと今年は僕が気にいった作品をまとめてこのブログ記事でご紹介したいと思います。

 

そのためジャンルもバラバラで数多くのアーティストの作品が登場するので、今回はレビューは短めにまとめます。

 

それよりも少しでも多く今年リリースされたアルバムをご紹介する方針で書き進めていきます。

 

かなり数が多いですが、最後まで読んで頂けたら幸いです。

 

それではアーティスト名のアルファベット順でご紹介していきます。

 

 

Alanis Morissette – 『The Storm Before the Calm』

90年代オルタナ・ロックを代表するアラニス・モリセットも2022年6月に新作『The Storm Before the Calm』をリリースしました。

 

しかも今回は前編インストのみでCD2枚組という異色作です!

 

アンビエントというよりもヒーリング・ミュージックでしょうか!?

 

2020年にリリースされた前作『Such Pretty Forks in the Road』はいつも通りのアラニス・モリセットのキャッチーな作品だっただけにそのギャップに驚きました!

 

正直言うと僕にはこの新作はちょっとキツイです…。

 

次に期待したいです。

 

Alicia Keys – 『Keys』

今年のアリシア・キーズは活発に活動していました。

 

まずは昨年末からリリースの告知がされていたCD2枚組のニューアルバム『Keys』の国内盤が3月にリリースされました。

 

米国では2021年12月に先行リリースされていましたが日本でのリリースは今年なのでここで取り上げることにしました。

 

2020年にリリースされていた前作『ALICIA』から引き続きアリシア自身の名前を冠したアルバムです。

 

今回はファミリー・ネームの『キーズ』をアルバムタイトルに選び、全21曲計80分近く収録されているCD2枚組の大作です!

 

『ALICIA』収録曲は、80年代風のダンス・ミュージック風の”Time Machine”や”Authors Of Forever”のようなちょっぴりアンビエントで今ドキな曲調やレゲェ風の”Wasted Energy”など当時の音楽シーンの流行りを取り入れたそれまでのアリシアになかった新機軸のアルバムに仕上がっていました。

 

過去作ほどキャッチーでわかりやすいフックを持ったヒット曲こそなくなったものの、「まだまだアリシア・キーズは進化するミュージシャン」だと言うことを感じさせられました。

 

本作『Keys』も基本は『ALICIA』の路線を引き継いでいながらも、Disc-1の1曲目”Plentiful”ではデビュー作の時のような美しいピアノ演奏が復活しています。

 

イントロで美しいピアノの旋律を聴かせた後はアリシアらしいヒップ・ホップのリズム(ブーン・バップ)が始まります。

 

これこそまさにアリシア・キーズ!といった感じの原点回帰の1曲目でした。

 

続く2曲目”Skydive”は、前作『ALICIA』に収録されていてもおかしくないような今ドキな楽曲です。

 

このように原点回帰もしながら新しい要素も交えたアルバムだと本作は感じさせられます。

 

ちなみに3曲目の”Best Of Me”はどことなくシャーデーのような曲調でした。

 

Disc-1ではどちらかっていうと生楽器の演奏を主体にしたオーガニック・ソウルな感じで、Disc-2ではよりビートを強調したアレンジが主体となっています。

 

Disc-2には同じ曲のリミックスも数多く収録されているので、実質CD2枚組の曲数が収録されているってわけでもないのですがね…。

 

しかし個人的には「さすがアリシア・キーズだな!」と感じられた素晴らしい作品でした。

 

来年2023年に来日公演を行ってくれないかな~と期待してしまいます。

 

ちなみに今年8月には、新曲やリミックス曲に配信限定曲を加えたデラックス・ヴァージョンの『KEYS II』がリリースされています。

 

こちらも要チェックです!

 

今年は『Keys』収録曲から数多くのMVがアリシアの公式YouTubeチャンネルで次々と公開されていたのですが、更に今年11月4日には、アリシア・キーズ初のクリスマス・アルバム『Santa Baby』までリリースされています!

 

ジョン・レジェンドもクリスマス・アルバムをリリースしていたのでいつの日にかアリシアも作るんだろうな~と思っていたのがついにリリースされました。

 

つい先日ラジオで『Santa Baby』に収録されていたジョン・レノンのカバー曲”Happy Xmas (War Is Over)”を聴きました。

 

新時代のクリスマスを代表するアルバムになると良いですね♪

 

40歳を超えてまだまだ精力的に活動しているアリシア・キーズにこれからも期待です!

 

アリシア・キーズ好きすぎて結局長くなってしまいました…。(笑)

 

Allysha Joy – 『Torn : Tonic』

近年流行りのハイエイタス・カイヨーテと同じく人気のオーストラリアのバンド、30/70 (サーティ・セヴンティ)のリード・ボーカリストのアライシャ・ジョイも『Torn : Tonic』という新作を今年7月にリリースしています。

 

CDでのリリースは今のところなくってLP盤かデジタル音源でのリリースとなります。

 

僕は本作を行きつけのバーのマスターに教えていただきました。

 

ちょうど今年の8月頃にバーに飲みに行った際にマスターから「こんなの好きなんじゃない?」と教えてもらいました。

 

そちらのバーではリリースされたばかりのLP盤をレコード・プレイヤーの良い音で聴かせていただいたのですが、僕はレコード・プレイヤーを自宅で持っていないのでデジタル音源で購入しました。

 

かれこれもう何年もPCやiPhoneにiPadで音楽を聴く生活をしております。

 

僕にととってはデジタル音源で十分です。

 

デジタル音源でも自分で演奏する際の耳コピは出来ますからね。

 

僕はCDやレコード盤のコレクターではなく「幅広く音楽を聴くこと」と「自分でも演奏する音楽オタク」を目指していますので音源さえ購入できればそれで満足です。

 

ちなみにハイエイタス・カイヨーテのような最近のフューチャー・ソウルも大好きなので30/70並びアライシャ・ジョイも僕の好みドストライクです!

 

Beau Diako – 『Nylon』

「ボー・ディアコ」名義でアーティスト活動をしているこちらはネオ・ソウル・ギタリストのボウ・ディアコウィックズです。

 

2021年に6曲入りのミニ・アルバム『Flutter』をリリースしていたのですが、今年2022年についにフル・アルバム『Nylon』をリリースしました。

 

基本の音楽性はミニ・アルバムの時と同じで、アンビエント+ローファイ・ヒップ・ホップ+ドリーム・ポップ+ネオ・ソウル・ギターといった形です。

 

女性ボーカリストやラップをフィーチャーした曲が多く、インストの曲はイントロの1曲目”Introforsomething”とアウトロの14曲目”Lychee”、そして9曲目”Marina”と11曲目”The Care”の4曲のみとなります。

 

ボウ・ディアコウィックズの卓越したギター・テクニックを堪能できるような曲は少なく、ギターソロもあるかないかで、あったとしても短い演奏のみとなります。

 

そのため「ネオ・ソウル・ギターのソロを聴きたい!」という方にはかなり物足りない内容かも!?

 

あくまでも「楽曲」中心のアルバムです。

 

むしろ主役はボーカルだと言えます。

 

Babyface – 『Girls Night Out』

ベイビーフェイスも10月に新作『Girls’ Night Out』をリリースしています。

 

今回は近年話題のシンガーのエラ・メイをフィーチャーしたリードトラックの”Keeps On Fallin'”を中心に今ドキな音楽性に変化した作品です。

 

古くはニュー・ジャック・スウィングからネオ・ソウル風等、年代によって微妙に音楽性を変えていってるベビーフェイスですが…今回は彼らしさが失われているような気もします。

 

必ずしも流行りの音楽性に乗っかるのが良いとは限りませんね…。

 

Beyoncé – 『Renaissance』

もはや「元デスティニーズ・チャイルド」肩書きの方こそ忘れてしまいそうになるほどソロとしての地位を確立した現代を代表するNo.1R&Bシンガーのビヨンセも今年7月にニュー・アルバム『Renaissance』をリリースしています。

 

11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバを彷彿させる馬に跨った裸婦をイメージしたアルバム・ジャケットが強烈です!

 

英国の画家ジョン・コリアが1898年に描いたとされる『ゴディバ夫人』の絵が美術好きには有名です。

 

苦しむ領民を救うため自らを犠牲にした誇り高きレディ・ゴディバにビヨンセが扮し、混とんとした現代を歌の力で救ってくれるのか⁉…も知れませんね。

 

それはともかく2016年にリリースされた隠れた名作『Lemonade』(←僕はこの作品が一番好きです♪)以来となる6年振りのニュー・アルバムは『Renaissance』更に現代風にアップデートされた良作でした!

 

僕が特に気に入った曲は8曲目の”Plastic Off the Sofa”です。

 

ビヨンセの公式YouTubeチャンネルにリリック・ビデオがアップされていましたのでこちらにも貼っておきます。

たまたま僕がフォローしているInstgramアカウントの美人ベーシストAna Pshokinaがこの曲を演奏している動画を観ました。

 

Ana PshokinaのInstgramアカウント→

 

それで「ビヨンセの新作にこんなオシャレな曲が収録されていたんだ!」と感じたのですが、失礼ながら「ビヨンセの曲にしてはすごくモダンだな~」と思いました。

 

そこで調べてみると、この曲の共作者にジ・インターネットのボーカリストのシドとサブリナ・クラウディオがクレジットされていました。

 

後ほど改めてご紹介しますがサブリナ・クラウディオは近年注目の女性シンガーです。

 

彼女の作品は今どきなネオ・ソウル系の曲調でどれもオシャレなんです♪

 

今年も新作をリリースしたばかりなのですが、ビヨンセとも共作をしていたんですね。

 

ほんと失礼ながら…だからビヨンセの曲にしては”Plastic Off the Sofa”はモダンな曲調に仕上がったんだな~と納得しました。

 

やはりシドやサブリナのような現代を代表する若手シンガーの感性を取り入れた方が曲調は新しくなりますからね!

 

それにしてもアリシアと同い年のビヨンセも40歳を超えて尚も新しい音楽性を取り入れる「常に進化する姿勢」は尊敬します。

 

『Renaissance』も期待通りの良作でした!

 

Björk – 『Fossora』

アイスランドの歌姫ビョークも今年9月に新作『Fossora』をリリースしています。

 

僕は1997年にリリースされた3rdアルバム(実質的には4作目にあたる)の『Homogenic』をリアルタイムで聴いて、その個性的な世界観に圧倒されて以来ずっとビョークの音楽が好きです。

 

ジャズにハマっている時もブルースにハマっている時も、ハード・ロックやハードコア・パンクを聴いている時も、変わらずビョークのアルバムがリリースされた際にはチェックしています。

 

僕はどちらかっていうとR&B系のギター弾きではありますが、人生で初めて感動した音楽がU2だったのでそういったこともあり奥行きのある壮大な音楽が好きだったりします。

 

ビョークの音楽は毎回ストリングスや壮大でいてそこに過激な電子ビートが混じった独特のものです。

 

しかし本作を含む2010年以降のアルバムはビートが控えめになったのが少し残念です。

 

2007年のアルバム『Volta』の時のような過激な電子ビートが恋しくもなります。

 

まぁ相変わらずMVの世界観は個性的で素晴らしいのですがね♪

デビューから30年近く変わらず他の追随を許さない突き抜けた個性の塊なのは尊敬すべき点です!

 

ちなみについ先日、新作の1曲目”Atopos”の過激なリミックス・バージョンがビョークの公式YouTubeチャンネルでアップされていました。

2023年3月には来日公演も決定しています。

 

東京・ガーデンシアター3公演と兵庫・神戸ワールド記念ホールでの1公演です。

 

大阪には来ないのか…。

 

Bobby Sparks II – 『Paranoia』

フューチャー・ジャズ系からはこちら!

 

スナーキー・パピーやロイ・ハーグローヴのグループでも活躍したオルガン/鍵盤奏者のボビー・スパークス2世の2枚目のリーダ―作『Paranoia』です。

 

CD2枚組全26曲収録の超大作の今回はヒップホップの要素も取り入れたフューチャー・ジャズ作品です!

 

Disc-1の2曲目”Musical Diarrhea”は、まるでハード・フュージョン!

 

歪んだギターがロックに駆け回るフュージョン曲のためロイ・ハーグローヴのボビー・スパークス2世の名前を見てRHファクターを期待した人はちょっと肩透かしかも⁉

 

しかしスクラッチ・ノイズから始まる4曲目”Horny Dreams”まで行くと期待通りのRHファクターな音楽性♪

 

モダンなファンク曲”Dmsr”やプリンスの名バラード曲”Sometimes It Snows In April”のカバーやインド風”Letter To Mumbai”等、かなり多彩な音楽ジャンルが混じりあった大作です!

 

ただ少し散漫に感じなくもありません…。

 

BONOBO – 『Fragments』

英国出身で現在はL.A.にて活動を行っているエレクトロニック・ミュージック系の音楽プロデューサー、ボノボの新作も今年初頭にリリースされました。

 

美しい光が差し込んだ水面の写真を使用したアルバム・ジャケットのイメージ通りに始まる1曲目の”Polyghost “の神秘的なイントロ…

 

ミゲル・アトウッド・ファーガソンによるストリングスが優雅に流れると電子音楽のビートが加わり2曲目の”Shadows”に移ります。

 

ジョーダン・ラカイがボーカルを担当したこの曲は本作のハイライトと言えます。

 

2017年の前作『Migration』以来5年振りとなるこの新作も、これまでに3度グラミー賞にノミネートされた実力を遺憾なく破棄した良作でした。

 

ちなみに美しいアルバム・ジャケットのアートワークをあしらったTシャツ付きの限定版CDもリリースされています。

 

こちらも要チェックです!

 

Brian Eno – 『ForeverAndEverNoMore』

ロキシー・ミュージックの元メンバーでU2やトーキング・ヘッにデヴィッド・ボウイのアルバムでもプロデュースを担当したブライアン・イーノが10月に17年ぶりのボーカル作品となる『ForeverAndEverNoMore』をリリースしました。

 

ボーカル作品としては2005年リリースの『Another Day On Earth』以来です。

 

もちろんアンビエント・マスターとしての側面も本作では遺憾なく発揮しています。

 

長年のイーノとコラボレートしてきたギタリストのレオ・エイブラハムズも本作に参加しています。

 

近年の急激な気候変動に対する危機感をテーマにしたアルバムのようです。

 

ボーカルといっても全編「歌もの」アルバムといったわけでもなく楽器の一部として加工した声も使っています。

 

環境問題への取り組みを目的に開催された展示会イベント「BACK TO EARTH」のために制作された”Making Gardens Out of Silence”はイーノらしくって素晴らしいです。

 

Bruce Springsteen – 『Only the Strong Survive』

我らがボス、ブルース・スプリングスティーンも11月に新作『Only the Strong Survive』をリリースしました。

 

モータウンやスタックスなどの古いソウルの名曲を中心としたカバー・アルバムとはいえど、前作『Letter to You』から2年という短いスパンで早くも新作をリリースしてくれたことにボスのやる気を感じます!

 

70歳を超えても変わらず多作なのが凄いですね!

 

Bryan Adams – 『So Happy It Hurts』

永遠のロック小僧ブライアン・アダムスもだいぶ歳を取りました。

 

しかし前作『Shine a Light』以来3年振りとなる新作は変わらずキャッチーな楽曲が多く収録された「わかりやすいロック・アルバム」に仕上がっています。

 

1曲目のキャッチーなロック曲”So Happy It Hurts”にブライアンお得意の無骨なバラード曲”You Lift Me Up”やどことなくを”Thought I’d Died And Gone To Heaven”彷彿させる”On The Road”等、文句なしに良い曲が揃ったアルバムです。

 

1991年の名盤『Waking Up The Neighbours』をセルフ・オマージュしたようなモノクロを基調としたアルバム・ジャケットも昔を思い出します。

 

まだまだ現役ロッカー!

 

ブライアン・アダムスの勢いはこれからも止まらない⁉

 

Buddy Guy – 『The Blues Don’t Lie』

ブルース界のリヴィング・レジェンドである御大バディ・ガイも9月に新作『The Blues Don’t Lie』をリリースしました。

 

ワウギターのイントロから始まる1曲目”I Let My Guitar Do the Talking”からさっそくいつものバディ・ガイ節炸裂です!

 

アリシア・キーズやビヨンセといった2000年代デビュー組のもはやベテラン・シンガー達が近年流行りのアンビエントな要素やエレクトロニカの要素を無理してでも取り入れているのに対して御大はAC/DCと同じく「いつも変わらない」良さがあります。

 

2022年の新作ですが90年代の作品と言ってもわからないような変わらない良さがあります。

 

エルヴィス・コステロやジェームス・テイラーにメイヴィス・ステイプルといった豪華ゲスト陣も参加した86歳現役ブルースマンの本気のアルバムです!

 

Butcher Brown – 『Butcher Brown Presents Triple Trey featuring Tennishu and R4ND4ZZO BIGB4ND』

ジャズだけでなくファンクやヒップホップといったグルーヴィーな音楽的要素を内包しるミクスチャー・バンドのブッチャー・ブラウンも新作『Butcher Brown Presents Triple Trey featuring Tennishu and R4ND4ZZO BIGB4ND』をリリースしました。

 

ザ・ノトートリアスB.I.G.の名曲”Unbelievable”を取り上げるなどカバー曲の目の付け所も今ドキです。

 

2020年の『#kingbutch』に引き続きユニークな動物のイラストが描かれたジャケット・デザインが目を引きますね。

 

ありきたりなジャズでは物足りないという方にぜひ聴いて欲しい作品です♪

 

グルーヴィーなインスト音楽がお好きな方もぜひ♪

 

Candy Dulfer – 『We Never Stop』

オランダを代表する美しきサックス奏者キャンディ・ダルファーも10月に新作『We Never Stop』をリリースしました。

 

相変わらずプリンスからの影響を濃く感じさせるファンキーなアルバムですが、さすがにこういった音楽性は今聴くと少々古くささも感じます。

 

しかしキャンディのこの路線も続けていけばバディ・ガイやAC/DCのように「待ってました!」となることでしょう。

 

変わらない良さもありますからね。

 

変わらない良さと言えば、相変わらずジャケットのキャンディの写真は若々しくって美しいです。(まぁ加工修正はしているでしょうが…。)

 

Chicago – 『Chicago XXXVIII: Born for This Moment』

1967年に結成された大物バンドのシカゴも2022年7月に新作『Born for This Moment』をリリースしました。

 

もはやデビュー時のメンバーはロバート・ラムしか残っていない彼のソロ・バンドみたいになってしまったシカゴではありますが、相変わらずのクオリティーです。

 

シカゴも変わらない良さを持ったバンドですね。

 

Cloudchord – 『Sundrop』

僕のお気に入りのネオ・ソウル・ギタリストにしてローファイ・ヒップ・ホップ系ミュージシャンのクラウドコードも新作をいくつか発表しています。

 

とはいったものの彼の場合はCDやアナログ盤といったフィジカルでのリリースをしないデジタル音源でのリリースだけなので他のアーティストよりも作品をリリースしやすいとは思います。

 

シングル曲やミニ・アルバムも合わせると今年もいくつかリリースをしているのですが今回は2作品をご紹介します。

 

まずはこちら『Sundrop』です。

 

6曲入りのミニ・アルバムですが、冒頭2曲は珍しくボーカルをフィーチャーした歌もの曲です。

 

特に女性ボーカルをフィーチャーした2曲目の”Waterfalls”は歌メロがキャッチーでおすすめです♪

 

いつもの如くスライドギターを上手く使った幻想的な音作りが素晴らしいですね。

 

Cloudchord & Ian Ewing – 『Tulips』

こちらの『Tulips』は、アンビエント×エレクトロの天才ビートメーカーと称されるイアン・ユーイングとの共演作品です。

 

この2人が共演している動画はYouTubeにもいくつかアップされています。

この動画で演奏している”Tulips”をリードトラックにした全4曲が収録されたミニ・アルバムです。

 

トム・ミッシュを始めFKJなど近年流行りのネオ・ソウルがお好きな方やチル・ホップ関連がお好きな方におすすめです♪

 

Collective Soul – 『Vibrating』

90年代にヒット曲”Shine”で一躍有名になった正統派アメリカン・ロック・バンドのコレクティヴソウルも通算11作目となる新作『Vibrating』を8月にリリースしました。

 

ボーカル兼ギターのエド・ローランドとその弟でギタリストのディーン・ローランドを中心に本作でも期待通りのアメリカン・ロック・サウンドを聴かせてくれています。

 

Def Leppard – 『Diamond Star Halos』

ボン・ジョヴィと同じく今も現役でアルバムをリリースし続けている80年代の人気ロック・バンドのデフ・レパードが3月に新作『Diamond Star Halos』をリリースしました

 

早いもので2015年にリリースされた前作のセルフ・タイトル・アルバム『Def Leppard』から7年が経っているんですね。

 

しかし久しぶりのリリースとなった本作ですが、近年のデフ・レパード作品と比べても楽曲のクオリティーは飛び抜けて高かったと感じます。

 

特に3枚目のシングル・カットとなった”Fire It Up”は、往年の名曲”Pour Some Sugar on Me”を彷彿させるキラー・チューンです!

 

今後のデフレパのアンセムとなりそうなほどキャッチーなサビをもった曲です。

 

7年の歳月を掛けただけはある名作の完成ですね!

 

Ella Mai – 『Heart On My Sleeve』

先ほどご紹介していたベイビーフェイスのアルバムにもゲスト参加していたエラ・メイも6月に新作『Heart on My Sleeve』をリリースしています。

 

2018年にリリースされたデビューアルバム『Ella Mai』に収録されていたシングル曲”Boo’d Up”が大ヒットして一躍有名になったエラ・メイが期待されていた新作を4年振りにリリースしました。

 

新作からの1stシングルとなった”Not Another Love Song”はエラ・メイらしさが現れた新時代のR&B曲でした。

 

ただ前作と比べると”Boo’d Up”のようなキラー・チューンが足りないかな?とも思います。

 

まぁ前作も”Boo’d Up”が飛び抜けているんですがね…。

 

FKJ – 『Vincent』

トム・ミッシュと並ぶ現代のネオ・ソウル・ミュージシャン期待の星FKJも6月に新作『Vincent』をリリースしました。

 

アルバム・タイトルの『ヴィンセント』とは、FKJの本名ヴィンセント・フェントンのファーストネームのことです。

 

美しいピアノの音色が印象的な1曲目”Way Out”やカルロス・サンタナガギターで参加した2曲目”Greener”など、1stアルバムから更に進化した楽曲が収録されています。

 

もちろん本作でもサックスも含めてFKJ自身によるマルチなプレイを聴くことが出来ます。

 

ちなみにアルバム・ジャケットのデザインがプリントされたTシャツ付きの限定盤のリリースされました。

 

当然僕はTシャツ欲しさに限定盤で購入しました。

 

今年の11月に僕が出演したライヴ・イベントではこのTシャツを着て出演しました。

 

残念ながら誰にもこのTシャツのことに気付いてもらえませんでしたが…。

 

近いうちにFKJも来日公演を行ってくれないかな~と思います。

 

このアルバムの世界観をぜひライヴで再現してもらいたいです。

 

Grant Green Jr. – 『Thank You Mr Bacharach』

僕の好きなジャズ・ギタリストのグラント・グリーンの息子グラント・グリーンJr.も2022年にバート・バカラックの楽曲を取り上げた『Thank You Mr Bacharach』をリリースしました。

 

父グラントも”Wives and Lovers”や”Walk On By”に”I’ll Never Fall In Love Again”といった本作に収録されているバカラックの曲をカバーしていたのですが、それを半世紀以上経って息子が演奏するというなんとも感慨深いアルバムです。

 

ただ残念ながら父の名演を超えることは出来ていないかな…。

 

Goo Goo Dolls – 『Chaos in Bloom』

ジョン・レズニックとロビー・テイキャックの2人組となってから4作目となるグー・グー・ドールズの新作『Chaos in Bloom』も2022年8月にリリースされました。

 

もとはハスカー・デュやリプレイスメンツからの影響が濃いハードコア・パンクのバンドだったグー・グー・ドールズでしたが、もはやその片鱗はちっとも残っていませんね。

 

それにしても”Let the Sun”のようなアコギを主体にしたバラード曲は相変わらず泣けますね…。

 

シンプルに良い曲です♪

 

The Hellacopters – 『Eyes Of Oblivion』

過去にこのブログでチラッとご紹介していたことがあるスウェーデンのガレージ・ロック・バンドのヘラコプターズも14年振りとなる復活作品『Eyes Of Oblivion』を4月にリリースしています。

 

なんと本作から初期メンバーの1人ドレゲン(バックヤードベイビーズ)が復活しています!

 

こんな熱い状況でリリースされた復活作は期待以上の出来でした!

 

ニッケのボーカルが年齢による衰えを感じさせますが、楽曲の質や熱くロックした演奏面は素晴らしいアルバムです。

 

リードトラックとなった1曲目の”Reap A Hurricane”のMVでイントロのフィードバックが終わるとギターリフの始まりと共に足を上げるドレゲンの姿を観ただけで熱い気持ちになりますね!

さすがに年齢を感じさせるキックではありますが…。

 

大人になったヘラコプターズのロッカ・バラード曲”So Sorry I Could Die”も渋くてかっこいいです♪

ちなみに日本盤のCDにはボーナストラックとしてビートルズのカバー曲”Eleanor Rigby”が収録されています。

 

更にバンドのロゴマークがプリントされたステッカーも付属しています。

 

Hil St. Soul – 『Back In Love』

UKソウル系を代表するユニットのヒル・ストリート・ソウルも久しぶりの新作『Back In Love』をリリースしました。

 

まぁユニットとはいってもほとんどリードシンガーのヒラリー・ムウェルワの活動名になっているだけにも思えなくもないのですが…。

 

それだけヒラリーの卓越した歌唱力が素晴らしいのがこのヒル・ストリート・ソウルです。

 

今回はディアンジェロもカバーしていたオハイオ・プレイヤーズの”Heaven Must Be Like This”も含む全11曲入りのアルバムです。

 

MVも制作された”Sweet Heaven”は、インディア・アリーを彷彿させるオーガニックなソウル曲でした。

作品数こそ少ないですが90年代から変わらずモダンなソウル・アルバムを制作し続けています。

 

Jack White – 『Fear of the Dawn』

ザ・ホワイト・ストライプスやザ・ラカンターズなどのバンドの活動でも知られる…というよりも、、もはやソロ・アーティストとしての知名度の方が高いのかも?とさえ感じてしまうジャック・ホワイトは2作品リリースしています。

 

まずは4月に4作目となる『Fear of the Dawn』をリリースしました。

 

こちらのアルバムは歪んだギターを中心にしたロック曲が多く収録されていました。

 

そして7月に2022年度2作目となるアルバムを立て続けにリリースします。

 

Jack White – 『Entering Heaven Alive』

4月にリリースされた『Fear of the Dawn』に引き続き7月に2022年度2作品目となる『Entering Heaven Alive』もリリースされました!

 

今度はアコースティック・ギターを中心としたアルバムです。

 

とは言っても単に静かなロックをやるのではなく、所々でエレキギターの音も出てきます。

 

今年は2作品を立て続けにリリースするミュージシャンが多いのですが、その中でもジャック・ホワイトのこの2作品はそれぞれに異なったコンセプトを持った素晴らしい作品でした。

 

J.Lamotta すずめ – 『So I’ve heard』

近年の活躍する女性シンガーで僕が最も気に入っているJ.ラモッタ・ すずめも今年は2作品(実質1.5作品!?)リリースしています。

 

まずは7月にリリースされた『So I’ve heard』です。

 

モロッコ系の両親の元に生まれた彼女のルーツとも言えるイスラム音楽の旋律がこれまで以上に反映された作品です。

 

もちろんJ・ディラの影響を伺わせるビートも健在です!

 

全編母国語を軸に歌われているため僕には歌詞を聴き取ることが出来ないのですが…それでも楽曲の質の高さは相変わらずです!

 

2023年1月にブルーノート東京にて来日公演が予定されているのですが、大阪にも来て欲しかった…。

 

STE with J.Lamotta すずめ – 『Re Blue』

2022年11月にリリースされた本作は、2021年にリリースから半世紀が経ったジョニ・ミッチェルの名盤『BLUE』を丸ごとカバーした異色作です。

 

名義としては須永辰緒のソロユニットである「Sunaga T Experience」にシンガーとしてるJ.ラモッタ・ すずめが参加した形となります。

 

ジャジーなアレンジにJ.ラモッタ・ すずめの優しいボーカルが合ったほっこりとしたアルバムです。

 

『So I’ve heard』と比べると少し古い時代のジャズ・アレンジに聞こえますが、たまにはこういった懐かしいアルバムも良いのかも!?

 

John Legend – 『Legend』

ジョン・レジェンドの8作目『Legend』がリリースされたのは2022年9月のことでした。

 

アリシア・キーズの『Keys』と同じく自身のファミリー・ネームを冠したアルバムです。

 

アリシアと同じく今風なアンビエントの要素も含みつつ、彼のソウルフルな歌声の良さを活かした良作でした。

 

僕の中ではアリシア・キーズと並んで毎回新作が期待できるアーティストがこのジョン・レジェンドです。

 

ハズレがないですね!

 

Joshua Redman – 『LongGone』

このブログでも過去に何度かご紹介していたサックス奏者のジョシュア・レッドマンも2022年9月に新作『LongGone』をリリースしました。

 

今回はブラッド・メルドーにクリスチャン・マクブライドにブライアン・ブレイドといったジョシュアと旧知の仲のミュージシャンが勢揃いしたカルテット作品です。

 

個人的にはエラスティック・バンド時代のような奇抜なエレクトリック音楽をまたやって欲しいとも思うのですが、しかしこういったアコースティック編成でのアルバムもハズレがないのがジョシュアの魅力ですね♪

 

Kendrick Lamar – 『Mr. Morale & the Big Steppers』

ケンドリック・ラマーの新作『Mr. Morale & the Big Steppers』は2022年3月にリリースされました。

 

なんとなく過去作よりも大人しくなった?と感じるのはピアノの音色が主体の曲がいくつかあるからなのでしょうか。

 

ただ個人的にはあまり攻撃的なヒップ・ホップは好みではないのでこれぐらいの方がちょうど良いです。

 

ケンドリック・ラマーと言えば今年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーのパフォーマンスもかっこよかったですね!

 

Kula Shaker – 『1st Congregational Church Of Eternal Love And Free Hugs』

こういうのを待ってました!

 

再結成してから4作目となるクーラシェイカーの6年振りの最新作『1st Congregational Church Of Eternal Love And Free Hugs』は2022年6月にリリースされました。

 

それに合わせてサマーソニック2022にも出演していましたね。

 

僕はサマソニを観に行っていないのですが来年2月に行われる予定の単独来日公演のチケットは取りました!

 

久しぶりにかっこいいギターリフが登場する楽曲”Whatever It Is (I’m Against It)”や”108 Ways To Leave Your Narcissist”をライヴで聴いてきたいと思います。

 

Lettuce – 『Unify』

ファンク系ジャム・バンドのレタスの新作『Unify』は2022年6月にリリースされています。

 

本作は2曲目の”Keep That Funk Alive”にブーツィー・コリンズが参加しているのですが、この曲だけP-Funkしていて逆に違和感があります…。

 

他の曲はいつも通りのレタス印のファンク曲ばかりなのですがね。

 

ブーツィーは個性が強すぎてゲストの域を超えてしまっています…。

 

しかしアルバムとしての出来は良作です!

 

Loyle Carner – 『Hugo』

トム・ミッシュとの共演でも知られるラッパーのロイル・カーナーの新作『Hugo』は2022年10月にリリースされています。

 

トム・ミッシュがゲストでも参加していた前作『Not Waving, But Drowning』と比べるとバックトラックが少しアッパーな曲が増えたような印象です。

 

しかし本作も相変わらずかっこいい作品でした。

 

Makaya McCraven – 『In These Times』

ドラマーでありビートメーカーでもあるマカヤ・マクレイヴンの新作『In These Times』も2022年にリリースされています。

 

本作はマカヤ・マクレイヴンの提唱する「ポリ・テンポ(=異なるテンポが同時に進行する)」楽曲を集めた作品集でもあります。

 

なんていうか、リズムの進化はまだまだ追求の価値があり、どこまでも進化していくんだな~と音楽の持つ無限大の可能性を感じさせられるアルバムでした。

 

Mark Guiliana – 『the sound of listening』

新世代ジャズドラマー、マーク・ジュリアナも新作『the sound of listening』をリリースしています。

 

だいぶ昔にビルボード大阪の来日公演のプレゼント企画に当選してマーク・ジュリアナを観に行ったことがあったのですが、あの時はエレクトロニックな楽曲を延々とやっていましたが、本作『the sound of listening』はジャズな曲が多めですね!

 

Mary J. Blige – 『Good Morning Gorgeous』

ドクター・ドレ率いるスーパーボウルのハーフタイム・ショーのパフォーマンスもまだまだ記憶に新しい「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」ことメアリー・J. ブライジの新作リリースは2021年から告知されていました。

 

2022年2月にはアリシア・キーズにムーンチャイルドと同じ時期に『Good Morning Gorgeous』がリリースされて大変でした!

 

リードトラックとなった”Good Morning Gorgeous”はチルなビートが心地良い楽曲です♪

 

Megadeth – 『The Sick, the Dying… and the Dead!』

メガデスの6年振りの新作『The Sick, the Dying… and the Dead!』は2022年9月にリリースされました。

 

問題を起こして解雇されたデイヴィッド・エレフソンは本作から抜けていますが、元アングラのギタリストだった凄腕キコ・ルーレイロが加わったメガデス作品としては2作目となります。

 

日本ではマーティン・フリードマンの人気が根強いですが、僕はキコ・ルーレイロが加わった今のメガデスもマーティン時代と同じように好きです!

 

僕は自分がギターを演奏する際にはジャズやR&B系の音楽を演奏してはいますが、実はメタルが大好きで以前持っていたiPhoneのカバーを『Dystopia』のアルバム・ジャケットがプリントされたものを使っていました。

 

さすがに何人かの知り合いに「なんでメガデス?」とツッコまれましたが。(笑)

 

前作『Dystopia』と比べると少しパワーダウンしたように感じられる新作ですが、キコの突き刺すようなギターソロは最高でした!

 

2023年2月には6年振りとなる来日公演も決まっています!

 

観に行きたいけどモッシュはしんどいかな…いや、コロナ禍だからモッシュは禁止!?

 

Moonchild – 『Starfruit』

ムーンチャイルドのニューアルバムがリリースされることは2021年の末から告知されていました。

 

2021年の年越しはムーンチャイルドやアリシア・キーズにメアリー・J・ブライジにラビーナ、そしてロバート・グラスパーの新作は2022年にリリースされる予定だと知っていたので、期待しながら過ごしたのを思い出します。

 

そんなムーンチャイルドの新作『Starfruit』は2022年2月にリリースされています。

 

本作ではレイラ・ハサウェイを筆頭に、初めてムーンチャイルドがゲストを参加させたアルバムとなりました。

 

相変わらずハズレのない素晴らしい出来のアルバムでした。

 

もちろん僕は先月の来日公演を観に行っています。

 

その様子はブログ記事にしましたのでぜひそちらを参考にして下さい。

2022年11月6日(日)ビルボードライブ大阪にてムーンチャイルドの来日公演を観てきました。

J.ラモッタ・ すずめと並んで近年最も期待しているアーティストです。

 

Ne-Yo – 『Self-Explanatory』

ニーヨの9作目となる新作『Self-Explanatory』は2022年7月にリリースされました。

 

僕は2007年にリリースされた2ndアルバム『Because of You』からニーヨを聞き始めています。

 

当時は日本でも大々的に売り出しされていて、ニーヨが日本の様々なTV番組に出演していたのを記憶しています。

 

その時を思い起こさせるような本作からのリードトラックの”U 2 Luv”も良い出来です。

 

個人的には泣けるバラード曲”Don’t Love Me”が一番のお気に入りです♪

ニーヨのバラード曲はグッときます…。

 

涙腺コルクでギュッとしないとダメですね。(笑)

 

The New Mastersounds – 『The Deplar Effect』

ザ・ニュー・マスターサウンズの約3年振りとなるスタジオ最新作『The Deplar Effect』は9月にリリースされています。

 

このアルバムに関してはこのブログでも先に取り上げていました。

【ザ・ニュー・マスターサウンズ速報】前作より約3年振りとなるスタジオ最新作『The Deplar Effect』が2022年9月16日(金)にリリースされます。

 

また来年2月に行われる久しぶりの来日公演も僕はチケットを一般発売日にすぐにゲットしています!

【ザ・ニュー・マスターサウンズ速報】2023年2月に3年振りとなる単独来日公演が東京と大阪で行われます!

 

相変わらずのニューマスター熱は冷めないままでいます!

 

Nickelback – 『Get Rollin’』

カナダを代表するロック・バンドのニッケルバックも新作『Get Rollin’』を11月にリリースしています。

 

相変わらず車をモチーフにしたアルバム・ジャケットがお好きなようで…。

 

アルバムからの1stシングルに選ばれた1曲目の “San Quentin”はヘヴィーなギターをバックにメタリカのジェームス・ヘッドフィールドを彷彿させるチャド・クルーガーのボーカルが乗っかるいつものニッケルバック印の楽曲です。

チャドのボーカルは、もはやジェームス・ヘッドフィールド以上に『Road』期のメタリカっぽいです!(笑)

 

過去の名曲”Photograph”を思い起こさせる爽やかな青春ソングの”Those Days”もニッケルバックらしくって良かったです♪

この曲はアルバムからの2ndシングルにも選ばれています。

 

メタルっぽいヘヴィーな曲があったかと思うと、3曲目あたりに突然こういった青臭い青春ソングが登場するところもニッケルバックの良さですね。

 

しかしチャドはキャッチーな歌メロを書く天才ですね!

 

よくもまぁ毎回毎回聴く人の琴線に触れるような名曲を書き続けられますね。

 

そういった意味で尊敬しています。

 

Orianthi – 『Rock Candy』

もはやマイケル・ジャクソンやリッチー・サンボラの名前を出すのは野暮ってもんです!

 

オリアンティも2022年10月に2年振りの新作で5作目となる『Rock Candy』をリリースしています。

 

アルバムからの1stシングル”Light It Up”は、ヘヴィーなギターがかっこいいハードロック曲です!

 

MVもかっこいいので必見です!

初期の頃はポップな楽曲を演奏していたオリアンティですが、2013ン年の3作目『Heaven in This Hell』辺りからかっこいい路線に代わったのは良い選択だったと思います。

 

本作はこれまで以上にハードロックな楽曲が増えています!

 

オリアンティにはこういったハードロックこそ一番似合っているので今後もこの路線を続けて欲しいです!

 

Paul Brown – 『Promised Land』

ラリー・カールトンとの共演作『Soul Searchin’』も記憶に新しいスムース・ジャズ・ギタリストの大御所ポール・ブラウンの新作『Promised Land』も2022年にリリースされています。

 

本作もメロディアスで流麗なギターソロを思う存分堪能できる作品に仕上がっていました。

 

スムース・ジャズ・ギターは僕も大好きで自分でも演奏できるようになりたいジャンルの一つなのですが、どうしても同じような曲ばかりに聞こえてしまうという難点がありますね…。

 

ダメな曲はないんだけれども、飛びぬけて印象に残る楽曲も見つからない…そんなジャンルに感じます。

 

ギターのフレージングはすごく好きなのですがね。

 

Pixies – 『Doggerel』

あのニルヴァーナにも影響を与えたオルタナ・ロックの大御所バンドのピクシーズも2022年9月に新作『Doggerel』をリリースしました。

 

再結成後のピクシーズはブラック・フランシスのシャウトに絡みつくパズ・レンチャンティンの可愛らしいコーラスが良い感じです♪

 

パズはスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンと一緒にズワンというバンドで活動していた頃から注目していたのですが、まさかピクシーズのメンバーになってしまうとはね…。

 

今年11月に行われた来日公演でパズを観たかったのですが、残念ながら予定が合わず観に行くことが出来ませんでした。

 

この新作を聴いて我慢しています…。

 

Pj Morton – 『Watch The Sun』

Pjモートンの新作『Watch The Sun』も今年2022年にリリースされています。

 

僕はこのアルバムもアライシャ・ジョイの時と同じく行きつけのバーで教えてもらいました。

 

Pjモートンのアルバムはずっと好きで前々から購入していたのですが、本作がリリースされていたことはバーに行くまで知りませんでした…。

 

しかし教えてもらった次の日にはすぐにネット購入しています。

 

スティヴィー・ワンダーやジル・スコットがゲスト参加した曲も良いのですが、僕が一番気に入ったのは5曲目のJoJoがゲスト参加した”My Peace”です。

 

近年注目の女性ネオ・ソウル・ギタリストのアリ・オニールが早速Instagramでお気に入り曲として取り上げていました。

彼女の卓越したギター演奏と共にこの曲は僕のお気に入りとなりました♪

 

Pjモートンの新作はアリシア・キーズやジョン・レジェンドと並ぶ今年の僕の一押しアルバムです!

 

Raveena – 『Asha’s Awakening』

ラビーナ名義で活動をしている女性シンガーのラビーナ・オーロラも近年の僕のお気に入りアーティストです。

 

80年代にインドを逃れてアメリカへと移民としてやって来た両親から生まれたラビーナ・オーロラはNYを拠点に活動をする新世代のネオ・ソウル・シンガーです。

 

ところどころでインド音楽の要素も垣間見ることが出来ますが、基本は今ドキなR&Bを歌うシンガーです。

 

僕が彼女のことを最初に知ったのは2018年にリリースされたシングル曲”Honey”のMVをYouTubeで観てからです。

ミニー・リパートンを彷彿させる70年代ニュー・ソウルな楽曲を聴いて一瞬で虜となりました。

 

まさに僕が敬愛するデイヴィッド・T・ウォーカーのギターが似合いそうな楽曲です。

 

そんなお気に入りシンガーのラビーナが今年2月に2作目となるフル・アルバム『Asha’s Awakening』をリリースしました。

 

この作品については2021年の年末からリリース情報が出回っていたので2022年の2月になるまでずっと期待して待っていました。

 

アンビエントやエレクトロニカ、そして80年代リバイバルなど近年は槍の要素をふんだんに取り入れたアルバムに仕上がっていました。

 

ただ個人的には2019年の1stアルバム『Lucid』のようなアンニュイな世界観の方が好みではあります。

 

少し変わってしまったな…と。

 

Red Hot Chili Peppers – 『Unlimited Love』

ジョン・フルシアンテが復帰して久しぶりにアルバムを出すことになったレッチリも今年2作品をリリースすしました。

 

まずは4月にリリースされた『Unlimited Love』です。

 

正直に言いますと、アルバムからの1stシングルに選ばれた”Black Summer”を聴いてまたしてもフルシアンテ流メロウ楽曲かぁ…と思いました。

僕はヒレル・スロヴァク時代のハチャメチャなミクスチャー・ファンク時代のレッチリが今でも好きです。

 

もはやメロウ路線のレッチリの方が歴史は長いのですが、アンソニーの歌よりもラップの方が聴きたい派です。

 

アルバムからの2ndシングル曲”These Are The Ways”もサビで盛り上がるものの、基本はメロウだな~って感じます。

 

Red Hot Chili Peppers – 『Return of the Dream Canteen』

2022年度のレッチリ2作目となる『Return of the Dream Canteen』は10月にリリースされました。

 

アルバムからの1stシングル曲”Tippa My Tongue”のMVがアルバム発売よりも先行でYouTubeにアップされていました。

“Black Summer”と違って今回はファンキーな楽曲がリードトラックでしたが、なんとなくジョシュ・クリングホッファー時代の『The Getaway』に収録されていそうな大人しめのファンク曲だなって感じです。

 

続く2ndシングルの”The Drummer”もそうでした。

どうもジョン・フルシアンテが復帰したのにイマイチ感が否めません。

 

まぁいまだにヒレル・スロヴァク時代の呪縛から解き放たれていない僕が言うのもおこがましくはありますが、「僕の好きだったレッチリはもうここにはいないんだな…」というのが感想です。

 

しかしこれが「新しいレッチリ」の姿なのでしょうね…。

 

Robert Glasper – 『Black Radio III』

『ブラック・レディオ』シリーズが最初にリリースされてから今年で10年が経ちました。

 

『Black Radio』の1作目が先日デラックス・エディション盤として再発もされていました。

 

その『ブラック・レディオ』シリーズの第三弾『Black Radio III』が今年2月にリリースされました。

 

「新しさ」はないものの、しかし作品としては素晴らしい出来でした。

 

前2作品よりもR&B色が濃いくなったため僕にとってはこれまで以上に好きな作品となりました。

 

それだけに今年5月の来日公演を観に行った際に本作収録の楽曲をティアーズ・フォー・フィアーズのカバー曲”Everybody Wants To Rule The World”しかやってくれなかったのはとても残念でした。

 

しかもアルバム収録バージョンのようにレイラ・ハサウェイが歌うのではなくってロバート・グラスパー本人が歌うというのも良くなかったです。

 

2022年5月11日(水)ビルボードライブ大阪にてロバート・グラスパーの来日公演を観てきました。

 

今年の年末から年越しに掛けてロバート・グラスパーはブルーノート東京で8日間にも及ぶロングラン公演を行う予定ですが、今回はちゃんと『Black Radio III』収録曲を演奏してくれると良いですね。

 

僕は観に行くことが出来ませんが…。

 

アルバム『Black Radio III』は素晴らしい出来でした!

 

僕の中では今年最も聴いたNo.1のアルバムです♪

 

Sabrina Claudio – 『Based on a Feeling』

先ほどビヨンセのご紹介の時に少し触れていた近年僕が注目している女性シンガーのサブリナ・クラウディオも2022年5月に4作目となる新作『Based on a Feeling』をリリースしました。

 

アルバムヵらの1stシングルとなった”Don’t Make Me Wait”は相変わらず際どいセクシーなMVが目を引きますが、美しい楽曲です♪

 

J.ラモッタ・ すずめやラビーナと並んで今後も期待の若手シンガーです。

 

Samara Joy – 『Linger Awhile』

2019 年にサラ ヴォーン国際ジャズ ボーカル コンペティションで優勝した若手女性ジャズ・ボーカリストのサマラ・ジョイも2022年に2ndアルバム『Linger Awhile』をリリースしました。

 

まだ23歳の若さとは思えない大人びたボーカルはジャズを歌うために生まれてきたようなピッタリの歌声です。

 

アルバム収録曲の”Guess Who I Saw Today”のMVも渋いモノクロ映像で雰囲気が出ています♪

 

2021年にセルフ・タイトルのアルバム『Samara Joy』でデビューしてから既に2作目をリリースしたハイペースな活動スピードも今後の活躍を期待できるシンガーです。

 

このまま来年も渋いジャズ・ボーカル作品をリリースして欲しいですね♪

 

Scorpions – 『Rock Believer』

ジャーマン・メタルの大御所スコーピオンズも7年振りとなる新作『Rock Believer』を2月にリリースしました。

 

ルドルフ・シェンカーの作曲能力はまだまだ衰え知らずですね!

 

マティアス・ヤプスのギターも暴れ回っています!

 

クラウス・マイネのボーカルも以前よりは調子よさそう!?

 

とにかく今年こそ”Wind Of Change”の精神をまた思い出さないと行けないタイミングでスコーピオンズが新作を発表してくれたのは良いことでした。

 

しかも本作は80年代の全盛期を彷彿させる良質なアルバムでした。

 

多くのスコーピオンズ・ファンが求めるサウンドがここにあります!

 

Sly Johnson – 『55.4』

ディアンジェロ風のネオ・ソウル路線を現代でやってみたアルバムが2022年6月にリリースされました。

 

それがこのスライ・ジョンソンのアルバム『55.4』です。

 

フランスのヒップホップ界出身のシンガー&ビートボクサーのスライ・ジョンソンが満を持して3年振りにリリースした本作のタイトル『55.4』は、「55日で作ったソロ4作目」を意味しています。

 

これはディアンジェロの歴史的名盤『Voodoo』がお好きなら絶対にハマるアルバムでしょう!

 

マーヴィン・ゲイの名曲”What’s Going On”も今までにないクールなアレンジでカバーしています!

 

The Smile – 『A Light For Attracting Attention』

凄い新バンドが出ましたね!

 

レディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッドがサンズ・オブ・ケメットのトム・スキナーと結成したザ・スマイルが今年5月にデビュー作『A Light For Attracting Attention』をリリースしました。

 

90年代から何年経ってもトム・ヨークは毎回聴く人を驚かすような凄い作品を届けてくれます。

 

レディオヘッドの『Kid A』を初めて聴いた時はとてもショックを受けたのですが、本作もまた新しいロックの形なのかも知れません!?

 

もしかしたらトム・ヨークは未来に生きていて、毎回「未来のロックの姿」を僕たちリスナーに提示してくれているのかも知れません。

 

この人の見ているビジョンを同じ視点に立って覗いてみたいです。

 

Tank And The Bangas – 『Red Balloon』

ニューオーリンズ出身の現代を代表するR&Bバンドの1つタンク・アンド・ザ・バンガスも2022年5月に3作目『Red Balloon』をリリースしました。

 

本作からは2021年に先行リリースされた”Big”を始め、現代風R&B曲”Why Try”やディスコ・ファンク調の”No ID”に美しいバラード曲”Stolen Fruit”等、6枚にも及ぶシングルがカットされています。

 

その間にもアルバム未収録のシングル曲”Black Folk”や”There Goes the Neighborhood”に”Outside”や”She’s a Rainbow”といった4曲もリリースしています。

 

そのどれもがクオリティーが高く、今最も勢いのあるバンドの一つだと言えます。

 

アルバム未収録のシングル曲はこの他にもたくさんあるのですが、これはいつの日にかシングルを集めたコンピレーションとかでアルバム・リリースされるのでしょうか!?

 

期待して待ちたいところです。

 

Taylor Swift – 『Midnights』

このブログ記事を書いている今現在、リリースから8週間で既に全世界で600万枚を超えるセールスを叩き出したテイラー・スウィフトの新作『Midnights』も2022年10月にリリースされています。

 

相変わらず人気が衰えないテイラーちゃんですが、実際に毎度毎度アルバムのクオリティーは高いですからね!

 

なぜか僕がバンド活動やセッションで出会うジャズやブルースにソウル・ミュージック好きの硬派な音楽好きさん達はテイラー・スウィフトやアリアナ・グランデを軽く見る傾向にありますが…

 

そんな硬派な音楽好きさん達に負けない数のジャズやブルースのアルバムを僕もこれまでに大量に聴いてきたと自負していますが、そんな僕はテイラー・スウィフトを運良くヒットした流行りもののミュージシャンだとは軽く捉えていません。

 

彼女は本物の天才です!

 

ちゃんと聴いてますか?と反論したい気分です。

 

2020年に原点回帰となったオーガニックな2作品『Folklore』と『Evermore』はどちらも深い内容のアルバムでしたが、本作はまた新たな領域に突入したアルバムだと感じます。

 

たった8週間で600万枚のセールスを記録しているのも「まぐれ」や「テイラー信者が何も考えず買い漁っている」と言った浅はかな理由ではないと本作の収録曲を聴くと感じられます。

 

レディオヘッドのトム・ヨークが「未来のロック」をやっているのなら、テイラー・スウィフトは「未来のポップ」をやっていると思います。

 

カニエ・ウェストの音楽は僕も好きですが、テイラーに対するあの失礼な態度だけは許せません!

 

ビヨンセもテイラー・スウィフトも、どちらも素晴らしいアーティストです!

 

Theo Croker – 『Love Quantum』

次世代ジャズを代表するトランペッターのシオ・クローカーも新作『Love Quantum』を2022年にリリースしました。

 

ジル・スコットをフィーチャーした”TO BE WE”や

エゴ・エラ・メイをフィーチャーした”SOMETHIN’ “など

「愛」をテーマにした美しい楽曲が並ぶ良作です。

 

70年代にエレクトリック・マイルス・バンドにも所属したことがある伝説のサックス奏者ゲイリー・バーツのスピリチュアルなスポークンワードにカッサ・オーバーオールのラップも交え、シオ自身もラップを披露した”JAZZ IS DEAD”は、ジャズという音楽がまたネクスト・レベルへと進化していく過程を示したような楽曲でした。

カマシ・ワシントンと並んで今後の活動が期待できるフューチャー・ジャズのミュージシャンですね!

 

Thunder – 『Dopamine』

サンダーという英国出身のハードロック・バンドを知っていますか?

 

僕は高校生の時にたまたま1stアルバム『Backstreet Symphony』に収録されていた”She’s So Fine”を何かで聴いて好きになりました。(ラジオだったか何かのコンピレーション・アルバムだったか…ちゃんと覚えていないんです。)

 

そんなサンダーは2回ほど解散していますが、今もまだ現役でアルバムをリリースしてくれています。

 

オリジナル・アルバムとしては14作目となる新作『Dopamine』は2022年4月にリリースされました。

 

ダニー・ボウズの哀愁漂うボーカルは今も健在で、ギタリストでソングライターでもあるルーク・モーリーの作曲能力も冴えています!

 

少しアコースティックな楽曲が増えた感じですが、まだまだ現役で頑張ってくれそうなバンドですね。

 

3rd Secret – 『3rd Secret』

元ニルヴァーナのベーシストのクリス・ノヴォセリックと現パール・ジャムのドラマーで元々はサウンドガーデンのメンバーだったマット・キャメロンと同じくサウンドガーデンのギタリストだったキム・セイルを中心に組まれた新しいオルタナ・ロック・バンドのサード・シークレットが今年デビュー・アルバムの『3rd Secret』を4月にリリースしました。

 

ジリアン・レイとジェニファー・ジョンソンという女性シンガー2人をフロントにクリス・ノヴォセリックがアコギを弾いたアルバム1曲目の”Rhythm Of The Ride”はこのメンバーからは想像できない牧歌的な楽曲でした。

 

しかし2曲目”I Choose Me”からはキム・セイルのハードのギターを大きくフィーチャーした期待通りのオルタナ・ロック曲です。

ジリアン・レイの気だるそうな歌い方がグランジぽくって演奏とマッチしています。

 

セカンド・ギタリストのババ・デュプリーのギターソロはイマイチですが、キム・セイルの勢いのあるワウギターのソロは最高です♪

 

他にもオルタナ・ロックな”Somewhere in Time”や

クリスがアコーディオンを演奏する呑気な楽曲”Right Stuff” など

最初にこのバンドの参加メンバーの名前を聴いた時には予想できなかったような多彩な楽曲が収録されたデビュー作品となりました。

 

個人的にはもっとキム・セイルのハードなギターを聴きたかったのですが、この女性ボーカルに合ったアコースティックな楽曲も捨てがたいのでこの収録曲のバランスがちょうど良いのかも知れません。

 

クリス・ノヴォセリックとキム・セイルと言えば以前このブログでもご紹介していたハードコア・パンク・バンドの『The No W.T.O. Combo』なんてのもありました。

 

そのバンドでは元デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラがリードボーカルを担当していたのでキム・セイルのハードなギター演奏を全編で楽しむことが出来ました。

ハードコアパンクバンド『The No W.T.O. Combo』を聴こう!

 

またそういったハードなバンドもやって欲しいなって思います。

 

Urge Overkill – 『Oui』

ニルヴァーナやサウンドガーデンと同時期に流行ったグランジ/オルタナ・ロック・バンドのアージ・オーヴァーキルも7作目となる新作『Oui』を11年振りにリリースしています。

 

まさかのワムの1985年のヒット曲”Freedom”をロックにカバーした1曲目でアルバムは始まります。

 

「なぜこの曲を選んだ?」と思える微妙な選曲です。

 

もちろんワムのオリジナルは良い曲なのですが、このロック・アレンジはちょっとイマイチでした。

 

ナッシュ・カトの歌唱力の低さが合わない原因かも知れません…。

 

ド直球なロック・ソングだと逆にこの無骨な歌い方が合うんですがね。

 

しかし11年というブランクを経てリリースされた久しぶりのアージ・オーヴァーキルの新作は、過去作と変わらずグランジ/オルタナ全盛期を思い出させてくれるアルバムでした。

 

Vonda Shepard – 『Red Light, Green Light』

90年代に大ヒットした米国のTVドラマシリーズ『アリー my Love』のサウンド・トラックを担当して一躍湯名になったヴォンダ・シェパードも今年9月に9作目となる新作『Red Light, Green Light』をリリースしました。

 

タイトル・トラックの”Red Light, Green Light”を始め、全体的にピアノを主体としたシックな曲調が続くアルバムです。

『アリー my Love』の主題歌として大ヒットした”Searchin’ My Soul”の時のようなキャッチーでノリの良い曲がないのはちょっと残念ではあります。

 

ちなみに若い頃に僕が初めてニューヨークの町を訪れた際にワシントン・スクエア公園に寄った際にストリート・ミュージシャンがピアノのインストでこの”Searchin’ My Soul”を演奏し始めたら公園に居た人たちみんなが盛り上がったのは良い思い出です。

 

たまたま僕も『アリー my Love』を観ていたのでこの曲を知っていたので周りのニューヨーカー達と一緒に楽しめたのはラッキーでした♪

 

The Weeknd – 『Dawn FM』

 

カナダ出身のシンガーソングライター、ザ・ウィークエンドも5作目となる新作『Dawn FM』を2022年1月にリリースしました。

 

『Dawn FM』は、そのアルバム・タイトルがイメージするように全体を通して1つのラジオ番組を模して作られたアルバムでした。

 

そのテーマは「死」で、先にご紹介していたシオ・クローカーの新作『Love Quantum』のテーマ「愛」とは全く真逆のメッセージを含んでいます。

 

過去作と同じくエレクトロ・ポップス路線は変わっていませんが、より哀愁が漂う楽曲が増えたように感じられます。

 

 

 

以上、【2022年にリリースされたお気に入りのアルバムまとめ】でした。

 

今年は良い作品のリリースが多かったので20枚に絞ることが出来ず、かなり多くの新作をご紹介したブログ記事になってしまいました。

 

長くなりましたが最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

また来年も変わらず新しい作品を聴いてこういったまとめ記事を年末に書けるようにしたいと思います。

 

オマケ!? 2023年にリリースが予定されている新作

ちなみにこれを書いている今現在、来年新作のリリースが決まっているアーティストがいくつかあります。

 

まずはTwitterでも話題となったメタリカです!

 

今年はメガデスのニューアルバムがリリースされましたが、来年は2016年にリリースされたアルバム『Hardwired… to Self-Destruct 』以来となるメタリカの新作がついにリリースされます。

 

通算11作目となる新作のアルバム・タイトルは『72 Seasons』です。

 

今のところ2023年4月14日にリリース日が予定されています。

 

そしてスマッシング・パンプキンズも『Atum: A Rock Opera in Three Acts』というCD3枚組の大作を2023年にリリースします。

 

その新作は1995年の名盤『Mellon Collie and the Infinite Sadness(メロンコリー そして終りのない悲しみ)』と

 

2000年の作品『Machina/The Machines of God』の続きとなるロック・オペラ作品だそうです。

ビリー・コーガンの創作意欲はまだまだ尽きないようです!

 

そしてカントリー・ポップの大物シャナイア・トゥエインも6枚目となる新作『Queen of Me』を2023年2月3日にリリースする予定です。

 

2017年に15年振りとなるアルバム『Now』をリリースして以来6年振りの新作となります。

 

またオーストラリアの才媛タッシュ・サルタナも現在新作のレコーディンを行っているようです。

 

2023年度もまた数多くの名作のリリースが期待できそうですね!

 

 

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