2022/11/28
2022年11月6日(日)ビルボードライブ大阪にてムーンチャイルドの来日公演を観てきました。
2022年11月6日(日)ビルボードライブ大阪で行われたムーンチャイルドの来日公演を観てきました。
少し更新が遅くなってしまいましたが…先日の2022年11月6日(日)は近年大人気のネオ・ソウル系のユニット、ムーンチャイルドの来日公演を観てきました。
今回はそのライヴを観に行った感想を書きたいと思います。
ギリギリで予約が出来たムーンチャイルドのライヴ!
前回の6月14日(火)に観に行ったラリー・カールトンの来日公演以来、2ヵ月ぶりにビルボードライブ大阪にライヴを観に行きました。
ムーンチャイルドの来日公演に関してはかなり前から発表されていました。
確か今年の5月ぐらいにはビルボードライブ大阪の公式ホームページに載っていたはずです。
しかしその時期は他にも観に行きたいアーティストが何組かいたため、僕は予約していませんでした。
その後、今年のフジロックフェスティバル ’22が終了した7月末日になって思い出しました。
今年のフジロックフェスティバル ’22にはトム・ミッシュが来日していました。
残念ながらトム・ミッシュはフジロックのみの来日で、単独公演をしないまま本国に帰ってしまいました。
しかしその時のトム・ミッシュのライヴが良かったからなのか?同じように近年活躍しているネオ・ソウル系バンドのムーンチャイルドにも再度注目が行ったのかも知れません。
8月になってから慌ててビルボードライブ大阪のホームページで来日スケジュールの欄を見てみたら、ムーンチャイルドの来日公演は満席状態になっていました。
これはもう観に行くことが出来ないかな!?と諦め掛けていたのですが、一か八かでビルボードライブ大阪に直接電話をしてみることにしました。
したら電話を受けた店員さんが空席状態を調べてくれて、なんと2ndステージで1席だけキャンセルがあったことが発覚しました。
「端の方のお席になりますがよろしいですか?」と言われましたが、ムーンチャイルドのライヴを観れるのならどこでもいいやと思っていたので僕は即決しました。
そのおかげで今回はギリギリでムーンチャイルドのライヴを観に行くことが出来ました!
ムーンチャイルドの来日公演のライブレポ
そしてライヴ当日、開始時間の10分ほど前に会場に着きました。
会場の外に展示されている本日の公演内容を告知したボードがこちらです。
ムーンチャイルドの宣材写真と共にスペシャル・ゲストとしてキーファーの名前が記載されています。
メンバー表にはベースとドラムを加えた編成でキーファーも演奏する予定だったみたいです。
キーファーと言えば、近年のローファイ・ヒップ・ホップ系の流行りと共に話題となったピアニストです。
僕もキーファーの作品が好きで数年前からムーンチャイルドと同じようにハマっていました。
実はこのブログでも毎年恒例で年末に書いているブログシリーズで『2020年度買って良かったおすすめのCD20選』という記事でもキーファーをおすすめしていました。
2020年度買って良かったおすすめのCD20選
そんなキーファーも今回ムーンチャイルドと一緒に来日公演をしてくれるということで楽しみにしていたのですが、受付で店員さんから急遽本日の公演内容に変更があったことが告げられました。
それはムーンチャイルドの前座を予定していたキーファーが体調を崩してしまい、本日のライヴで演奏が出来なくなったと言うことです。
ここ数年はコロナ禍の影響もあり、ちょっとした体調不良でも油断できないですからね…。
これなかりは仕方ないと思い、前座なしでムーンチャイルドのライヴだけやるのかな?と受付を済ませて会場に入っていきました。
公演開始時間の19時になり会場が暗転すると…ムーンチャイルドのメンバーではなくキーファーのバックで演奏する予定だったベーシストとドラマーの2人だけが登場しました。
そしてなんとリズム隊のこの2人だけで約30分間の即興ジャム・セッションが行われました。
ベースはオートワウも使ってキーファーの代わりにメロディーラインを弾いていました。
会場のお客さんはさすがにあまり乗っていない様子ではありましたが、これはこれで繋ぎとしては何もないよりは良かったんじゃないかな?と感じました。
そして前座が終わると10分間の休憩が挟まれました。
3人とも全員がマルチ奏者なムーンチャイルド!
休憩が終わるとムーンチャイルドのご登場です!
紅一点のアンバー・ナヴランに2人のキーボード奏者マックス・ブリックとアンドリス・マットソンの3人が一緒に登場しました。
そして3人のバックには黒人ドラマーのエファジェミュー・エトロマ・ジュニアもバックアップ・ミュージシャンとして参加していました。
彼はカナダ出身のジャズ ミュージシャンです。
そのため今回のムーンチャイルドのライヴは、しっかりとした生ドラムによるビートが加わったためよりリズムが強調された演奏になっていました。
ムーンチャイルドの音楽は、アンバーの優しいボーカルに寄り添うようなドリーミーなキーボードの音色が心地良い楽曲が中心ですが、実はバックのビートはJ・ディラを始祖とするネオ・ソウル系のブーンバップを発展させたものです。
このノリが無ければ普通のフォーキーなポップス・バンドで終わってしまいそうなのですが、ムーンチャイルドが新世代のアーティストたる由縁はこのビートにあるとライヴを観て再確認しました。
僕はムーンチャイルドの曲で”Too Much to Ask”という曲が一番好きなのですが、今回もライヴで演奏してくれるかな?と思っていたら結構早い段階で演奏してくれました。
2019年にリリースされたアルバム『LittleGhost』に収録されていた曲です。
この曲ではアンドリス・マットソンがキーボードではなくアコギでバッキングを弾いていました。
このバンドの凄いところは3人が全員マルチ奏者だということです!
アンバーはボーカルだけでなくキーボードにテナー・サックスにフルートも演奏していました。
アンドリスはキーボードとアコギとトランペットにホルン、そしてマックスはキーボードにアルト・サックスにクラリネットまで演奏していました。
今年リリースされたばかりの新作『Starfruit』からの新曲も含む約1時間に及ぶライヴは満員の会場を心地よいビートで包んだまま大盛況のうちに終了しました。
あっという間の1時間でした!
アルバムを聴いていると「こういったバンドはライヴで聴くと実はあまり良くなかったりして⁉」と勘違いしていたのですが、ライヴで聴いた方が遥かに良かったです♪
また近いうちにムーンチャイルドのライヴを観たいなって思える来日公演でした。
以上、ムーンチャイルドの来日公演のご紹介でした。
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