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カテゴリー:Music

2021/12/23

2021年に発売されたお気に入りのアルバム20選

2021年に発売したアルバムの中でお気に入りの作品を20枚選んでご紹介したブログ記事でのタイトル画像です。

2021年に発売したアルバムの中でお気に入りの作品を20枚選んでご紹介します。

近年流行のネオソウルやチルホップ(ローファイ・ヒップホップ)等おしゃれな作品を中心に選びました。

今年も残すところ僅かとなりましたが、昨年と同じく買って良かったアルバムのご紹介をしたいと思います。

 

昨年は【2020年度買って良かったおすすめのCD20選】というタイトルで、2020年に僕が買った作品全体の中から20枚を選んでご紹介しました。

 

2020年度買って良かったおすすめのCD20選

 

なので2020年よりも前に発売されていた作品もいくつか入っていました。

 

しかし今年は「2021年に新発売された」アルバムばかりに絞ってみました。

 

というわけで今回ご紹介するアルバムに収録された音源は新しいものばかりになります。

 

それではアーティスト名のアルファベット順で20枚のお気に入りアルバムをご紹介します。

 

 

Alfa Mist – 『Bring Backs』

近年何かと話題のロンドン・ジャズ・シーンにおいても中心人物とでも言うべきピアニストのアルファ・ミストも今年新作をリリースしました。

 

3作目となる『Bring Backs』もこれまでの2作同様に新時代のジャズを感じさせる内容でした。

 

稀代のビートメーカーであった故J・ディラの影響を公言しているだけあって、本作も革新的なビートで溢れています。

 

アルファ・ミストはどちらかというとピアニストとして知られていますが、ピアノを弾き始めるよりも先にビート作りの方から音楽制作を開始しています。

 

13歳の頃には既に自作のビートを作っていた様です。

 

それから17歳になりようやくピアノを弾き始めたとのことです。

 

17歳というとピアノを弾き始めるにはかなり遅い年頃だと思いますが、学校で学ぶというよりも独学でピアノ演奏を学んでいったとアルファ・ミストはあるインタビューで答えています。

 

特にビル・エヴァンスの”Nardis”を徹底的に研究したと語ります。

 

そのため本作でも聴くことが出来るようにアルファ・ミストのピアノ演奏は単なる「ウワモノ」ではなく本物のジャズ・ピアノだと感じられます。

 

この辺が数多いるジャズ風のビートメーカー達とは違い、もっとオーガニックな温もりをアルファ・ミストの音楽家ら感じさせる点ですね。

 

ちなみに1曲目”Teki”や7曲目”Attune”に9曲目”Organic Rust”の3曲でカート・ローゼンウィンケルの様なコンテンポラリーなギター演奏をしているのは、アルファ・ミストと同じく英国新世代のジャズ・シーンを牽引する若手ギタリストのジェイミー・リーミングです。

 

“Organic Rust”には、ピノ・パラディーノの息子ロッコ・パラディーノがベースで参加しています。

 

3曲目”Mind The Gap”で歌っているのはレックス・エイモアという女性シンガーです。

 

新世代の才能あるミュージシャン達の参加もあり、アルファ・ミストの3作目『Bring Backs』は、今年発売された作品の中でも特に重要なアルバムだと言えます。

 

フューチャー・ジャズ系やジャジー・ヒップホップがお好きな方は特におすすめの作品です♪

 

Blue Wednesday and Shopan – 『Directions』

今年1月28日に質の高いチルホップ系の音楽を提供するChillhop Musicの公式YouTubeチャンネルで公開されていたブルー・ウェンズデイ・アンド・ショパン名義の作品『Directions』です。

 

YouTubeで聴くことも出来ますが、僕はデジタル音源で購入してiTunesに入れて聴いています。

 

ブルー・ウェンズデイとショパンに関してはどちらも音声ファイル共有サービスのSound​Cloud内にアカウントが存在していますので、そちらで作品を聴くこともできます。

 

Blue WednesdayのSound​Cloud→

ShopanのSound​Cloud→

 

今年も僕はチルホップ系の音楽をいくつか購入したのですが、その中でもトップクラスにこの作品が良かったです。

 

lakeebsの書いたどこかナウシカを思い起こさせるような幻想的な世界観を現したアートワークも素晴らしい!

 

lakeebsのInstagram→

 

Cloudchord – 『Koi Pond, Vol.2』

過去にもこのブログで何度か登場しているクラウドコードは僕のお気に入りネオ・ソウル・ギタリストでありチルホップ・ミュージシャンです。

 

デジタル音源でのリリースが主であるため作品数もかなり多いのですが、今年も精力的に新作をリリースしてくれました。

 

この『Koi Pond, Vol.2』は、2018年にリリースされていた『Koi Pond』の続編になります。

 

ソウル・フード・ホーンンズというチルホップ系のアルバムをリリースしているホーン隊とのコラボ作品です。

 

「鯉の池」のタイトル通りに和風なメロディーも登場するアルバムです。

 

そのためフルートの音がまるで尺八の様に聞こえたりします。

 

そもそもJ・ディラと並ぶ天才ビートメーカーのヌジャベスが日本人だったので、チルホップ並びにローファイ・ヒップホップと日本の縁は深いものがありますからね。

 

ヌジャベス以降も日本人の才能あるチルホップ系ミュージシャンは何人もシーンに登場しています。

 

本作でもクラウドコードことデレク・ヴァンスコッテンが弾くスライドバーを利用したスティール・ギターの音色が本作の幻想的な世界観を作り上げるのに貢献しています。

 

Common – 『A Beautiful Revolutions Pt.2』

来年の2022年でデビュー30周年を迎えるラッパーのコモンも今年名作をリリースしています。

 

本作は2020年リリースの『A Beautiful Revolutions Pt.1』の続編に当たります。

 

パート1よりもギターのリフが中心となった楽曲が増えています。

 

これはギター好きの僕としては嬉しい限りです。

 

パリス・ジョーンズことP.J.が参加した”A Beautiful Chicago Kid”のバックで流れているギター演奏は、近年流行りのネオ・ソウル・ギターそのものだったりします。

 

本作もアルバム全体を通して質の高い楽曲ばかりが収録されていますが…

 

フェラ・クティの息子シェウン・クティと、ヒップホップ・グループのザ・ルーツでMCを務めるブラックソートが参加した”When We Move”が特に素晴らしい出来です。

 

コモンと同時期にデビューしたザ・ルーツも息の長いヒップホップ・グループなのですが、どちらもまだまだ現役なのが素晴らしいですよね。

 

来年辺りにザ・ルーツの2014年以来となるニュー・アルバムをそろそろ制作して欲しいな~と思います。

 

キャリア30年に達してなお若手ミュージシャンに負けないような名作をリリースしてくれているコモンにはこれからも期待できそうです。

 

Conya Doss – 『Through Rose-Colored Glasses』

こちらの女性シンガーのコーニャ・ドスもコモンと同じくキャリアの長いミュージシャンです。

 

そのコーニャ・ドスの9作目に当たる『Through Rose-Colored Glasses』は6月にリリースされました。

 

エリック・ロバーソンやミッキー・ミラーやアーバン・ソウル系を得意とするトランぺッターのリン・ラウントゥリー等のゲストを迎えた本作も相変わらず質の高いネオ・ソウル作品でした。

 

アンジー・ストーンやレデシーの近年のアルバムがどれもダンス寄りになっていく中、コーニャ・ドスは変わらず2000年代初頭のネオ・ソウルの雰囲気を維持してくれているのが嬉しいところです。

 

毎回新作が期待できるミュージシャンなのですが、AC/DCの様に「新作だけれどもいつもと変わらない安心感」を持てるミュージシャンです。

 

今後も路線変更することなく質の高いネオ・ソウル作品を作り続けて欲しいですね。

 

Erika De Casier – 『Sensational』

 

デンマークのコペンハーゲン出身のエリカ・ド・カシエールが2019年のデビュー作『Essentials』に続く新作『Sensational』を今年5月にリリースしました。

 

前作同様に90年代ヒップホップ・ソウル風のシンプルなビートに乗せてエリカ・ド・カシエールが静かに歌うモダンなエレクトロR&B作品です。

 

アルバムからの1stシングルとなった”No Butterflies, No Nothing”を始め、”Drama”や”Polite”等の計5曲がシングル・カットされています。

 

11月には本作収録曲のいくつかをリミックスして集めた企画盤『The Sensational Remixes』もリリースされました。

 

ライ(Rhi)と共に近年のミニマルなエレクトロR&の良作を作り上げてくれている才媛ですね。

 

FKJ – 『Just Piano』

ネオ・ソウル・ギタリストとしても取り上げられることも多いマルチ奏者のFKJが、ついにソロ・ピアノの作品を出しちゃいました!

 

雑誌のインタビューでもギターよりも鍵盤を弾くことの方が好きだと語っていたのですが、本作はまさにピアノ独奏のアルバムになります。

 

つい先日カート・ローゼンウィンケルもソロ・ピアノ・アルバム『Plays Piano』をリリースしていましたが、流行なんでしょうか!?

 

 

ともかく本当にFKJがソロ・ピアノで作品を作っちゃいました!

 

ドラムマシーンのビートすらありません。

 

これはこれでありだとは思いますが、次回からは1stアルバム『French Kiwi Juice』の時みたいなアルバムを期待します。

 

しかし美しいピアノの音色が楽しめるアルバムなので、休みの日のゆったりとした時間に聴くのに適してはいます。

 

Hiatus Kaiyote – 『Mood Valiant』

個人的に2021年度にリリースされた作品の中でこれがNo.1でした。

 

今年で結成10周年を迎えたハイエイタス・カイヨーテの久しぶりの新作『Mood Valiant』です。

 

2013年リリースの2ndアルバム『Tawk Tomahawk』以来となるので約8年ぶりの新作ですね。

 

相変わらずの変拍子満載でナオミ・ネイパームの独特な歌いまわしがあまりにも個性的すぎるバンドですが、その魅力にハマってしまうと抜け出せなくなる危険性があります!

 

もはや僕は完全にハマってしまっていて、重度な「ハイエイタス・カイヨーテ聴きたい病」に罹ってしまいました!

 

本作はTシャツ付きの限定盤もリリース前から予約を受け付けていました。

 

もちろん僕はTシャツ付きの限定盤を予約購入しています。

 

この夏はこのTシャツをよく着ていました。

 

Tシャツ以外にも本作収録曲”Red Room”のPVに登場する車型のキーホルダーもオマケで付いてきます。

ハイエイタス・カイヨーテの『Mood Valiant』のオマケで付いてくるキーホルダーの写真

8年という長い年月を待った甲斐のある素晴らしい作品でしたが、できれば今後はもっと短いスパンでアルバムをガンガンとリリースして欲しいところです。

 

毎回新作が期待できる本物のバンドですね!

 

Joel Culpepper – 『Sgt Culpepper』

英国ロンドン出身の新世代のR&Bシンガー、ジョエル・カルペッパーのデビュー作が今年7月にリリースされました。

 

トム・ミッシュがユセフ・デイズと共作した昨年リリースのアルバム『What Kinda Music』収録曲の”Tidal Wave”にバッキング・ボーカルで参加していたことが縁で本作収録曲の”Poetic Justice”にトム・ミッシュがギターで参加することとなりました。

Rチャンネルから聴こえてくるコンプレッサーがはっきりと掛かったギターのカッティングはまさにトム・ミッシュのトレードマークと言えるプレイです。

 

終盤にはギター・ソロも登場します。

 

ダブルスラーを弾く際のタイミングの取り方がトム・ミッシュらしいです。

 

トム・ミッシュの参加はこの曲のみですが、70年代ニュー・ソウル風のワウギターが渋い1曲目”Tears Of A Crown”や、60年代スティーヴ・クロッパー風の「ジャ~ジャジャン♪」というリズムギターの音が印象的な3曲目” W.A.R.”等、古き良き時代のR&Bを今風にしたような楽曲もあります。

 

僕のお気に入りは6曲目の”Thought About You”です。

 

プリンスやディアンジェロを彷彿させるファルセット・ボイスがネオ・ソウルしています♪

 

Jordan Rakei – 『What We Call Life』

トム・ミッシュとも親交の深いジョーダン・ラカイも今年新作をリリースしています。

 

2019年にリリースした3rdアルバム『Origin』以来となる3年振りのアルバム『What We Call Life』も期待通りの素晴らしい作品でした。

 

過去の3作品は自身のデモ音源からアルバムへと制作された作品でしたが、今作は創作段階からドラムのジム・マクレエやベースのジョナサン・ハーヴェイ等と共にバンドで作り上げています。

 

そのためなのかどの曲もこれまでよりも一層強固になったアンサンブルを味わうことが出来ます。

 

いくつかの曲で登場するジョーダン・ラカイ自ら弾いたアコースティック・ギターの骨太な音色がエレクトロニックなピアノの音と混じり合い、アンビエントとオーガニックのどちらもを感じさせる深みのあるサウンドを作り上げています。

 

ジョーダン・ラカイのビター・スウィートなネオ・ソウル調のボーカルにJ・ディラから受け継がれるクールなヒップホップのビートも混じり合うことで独特な世界観が作り上げられています。

 

新しさの中にどこか懐かしさも感じられる見事な新作でした。

 

Jorja Smith – 『Be Right Back』

ネオ・ソウル・バンド2nd Naichaのリード・シンガーの父に影響されて自身もネオ・ソウル・シンガーとしてデビューしたジョルジャ・スミスは今年8曲入りの『Be Right Back』をリリースしています。

 

扱い的にはフル・アルバムではなくミニ・アルバムにカテゴライズされるようです。

 

収録時間も25分ちょっとと短いので少し物足りないですね。

 

収録曲の方も1stアルバム収録の”Blue Lights”や”Teenage Fantasy”のような力強い楽曲もなく、大人しい雰囲気の楽曲ばかりが続きます。

 

決して出来が悪いわけではないのですが、物足りなさを感じます。

 

近いうちに2ndフル・アルバムのリリースを期待したいところです。

 

Juan Rios – 『Meraki』

ホアン・リオスはチル・ホップ系の音楽を制作しているアーティストです。

 

主にSound​Cloudに音源をアップしています。

 

Juan RiosのSound​Cloud→

 

『Meraki』は今年リリースされたばかりの14曲入りのアルバムです。

 

基本はチルなビートに乗せた穏やかなインスト曲が中心のアルバムですが、僕のおすすめ曲は6曲目の”Pie In The Sky”です。

 

ネオ・ソウルなギターに女性ボーカルが加わったオシャレなR&B曲です。

 

チルホップなインスト曲だけでなくこういったオシャレなネオ・ソウルな曲も収録された注目作です。

 

Kiefer – 『When There’s Love Around』

トム・ミッシュとの共演でも知られる稀代のビートメーカーにしてジャズ・ピアニストでもあるキーファーの新作『When There’s Love Around』は今年9月にリリースされました。

 

フル・アルバムとしては3作目となる本作は、これまで以上にジャズ色が濃い作品に仕上がっています。

 

キーファーにとって初めてフル・バンド編成で録音されたアルバムでもあります。

 

フラナフィ(Flanafi)名義で活動するギタリストのサイモン・マルティネスも本作に参加しており、いくつかの曲でギターを弾いています。

 

僕としては2019年にリリースされた『Superbloom』の様なローファイ・ヒップホップ系の作品の方が好きなのですが、こちらの『When There’s Love Around』の様なフューチャー・ジャズ系の音楽こそがキーファーが真にやりたいことなのかもしれませんね。

 

Mereba – 『AZEB』

L.A.を拠点に活動を行っているエチオピア系米国時シンガーのメレバが2020年の2ndアルバム『Spilligion』以来となるミニ・アルバム『AZEB』を今年リリースしました。

 

僕はこのミニ・アルバムに収録されている”Rider”のPVを観て一瞬で気に入りました!

ネオ・ソウルにも通じるオシャレな音楽性が素晴らしい♪

 

Robohands – 『Shapes』

若きマルチ奏者アンディ・バクスターによるソロ・プロジェクトのロボハンズの3作目『Shapes』も今年リリースされた注目のアルバムです。

 

アルバムの中身は、まるでトム・ミッシュが作ったかのようなチルなビートが心地よいジャジー・インスト・アルバムになります。

 

バックに流れるビートこそJ・ディラから受け継いだヒップホップ系のリズムになりますが、ウワモノのハーモニーはどことなくカマシ・ワシントンが演奏しそうなスピリチュアルなジャズを感じさせます。

 

アルバム・ジャケットやアーティスト名からキワモノの様にも感じられますが、中身の音楽はしっかりとしています。

 

クルアンビン好きにもおすすめしたい作品です。

Ruck P – 『Places』

スイス人のラック・PもChillhop Musicに楽曲を提供しているアーティストです。

 

フル・アルバムのリリースはなく、今年リリースされた『Places』も6曲入りで収録時間僅か13分のミニ・アルバムになります。

 

しかし短い収録時間に関係なく良い曲が集められた作品です。

 

美しいエレピのイントロから始まる1曲目”Memories Pt.1″からそのままFKJ風の2曲目”Memories Pt.2″に繋がる流れが素晴らしいです。

 

また女性シンガーのジャズ・ランドが歌うダンサンブルなネオ・ソウル曲”Fallin'”やオートワウを使ったギターのメロディーがモダンな”Shine”等オシャレな楽曲満載です。

 

ちょっとした空き時間に聴きたいアルバムです。

 

Silk Sonic – 『An Evening With Silk Sonic』

今年3月にPVが解禁され全米No.1ヒットを記録した大ヒット曲”Leave the Door Open”を含むシルク・ソニックのデビューアルバム『An Evening With Silk Sonic』が11月になって遂にリリースされました!

てっきりアルバムは来年になるのかな?と思っていたのですが、きっちりと年末のホリデーシーズンに間に合うようにリリースされましたね。

 

シルク・ソニックは現代のブラック・ミュージック界を代表するスターのブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるユニットです。

 

70年代ニュー・ソウルを彷彿させるどこか懐かしい音楽性が印象的です。

 

特に大ヒットした”Leave the Door Open”は、僕のお気に入りのネオ・ソウル・ギタリストのケリー・2スムースや磯貝一樹さん等が自身のYouTubeで取り上げていました。

 

現代のブラック・ミュージック界を代表する2大スターによる共演は、話題性も十分で各種メディアでも大きく取り上げられていました。

 

しかし僕としては70年代R&Bというコンセプトがどうしても古臭く感じてしまいました。

 

90年代以降のネオ・ソウルならまだしも、今の時代に70年代ソウルはどうしても古く感じてしまいます。

 

なのでシルク・ソニックに関しては実はそこまで聴きまくってはいません。

 

やはり僕はハイエイタス・カイヨーテやムーンチャイルドの様な現代的なネオ・ソウルの方が好みです。

 

Sorry Drummer – 『Sorry Drummer & Friends Vol.3』

よく「ブラジルのクエストラヴ」として紹介されることのあるソーリー・ドラマーの新作も今年リリースされています。

 

2013年に『Sorry Drummer & Friends』をリリースして以来、同じ路線のジャジー・ヒップホップ作品を続けてリリースしています。

 

2016年に『Sorry Drummer & Friends Vol.2』をリリース後、5年振りとなる3rdアルバムがこの『Sorry Drummer & Friends Vol.3』です。

 

ドラム奏者ソロ・アルバムといっても、やたらとドラム・ソロを叩きまくってテクニックを見せつけたり、難解なリズム・パターンの曲で固めた聴き辛い作品とかではありません。

 

マイエレ・マンザンザの様なインストによるフューチャー・ジャズでもなく、カーリー・リギンズの様なJ・ディラをリスペクトした短いトラックを詰め込んだアルバムとも違います。

 

普通に歌物R&Bやジャジーなヒップホップがお好きな方が楽しんで聴くことが出来るアルバムです。

 

各曲に様々なR&Bシンガーやラッパーも参加しているためボーカルを楽しめる作品となっております。

 

ネオ・ソウル好きにもおすすめしたいオシャレなアルバムですよ♪

 

Tash Sultana – 『Terra Firma』

2018年のデビュー作『Flow State』以来3年振りとなるタッシュ・サルタナの2ndアルバム『Terra Firma』も今年発売されました。

 

2021年2月と早い時期のリリースだったのでもうだいぶ前のアルバムに感じられなくもないですが、今年リリースの新譜になります。

 

作詞作曲や歌にギターのみならず自らドラムやベース更にはトランペットやサックスまでも使いこなす天才マルチ・ミュージシャンのタッシュ・サルタナの2作目も文句なしの名作となりました。

 

1stアルバムの時も収録曲が5曲もシングル・カットされていたのですが、本作からも同じ数の5曲がシングル化されています。

 

特に1stシングルの”Pretty Lady”と2ndシングルの”Greed”は曲の質も高く、更にネオ・ソウル風のギターも聴くことができる名曲です。

 

“Pretty Lady”のキレの良いカッティングは必聴です!

 

他にもインスト曲の “Musk”や”Blame It on Society”でもかっこいいネオ・ソウル・ギターを聴くことが出来ます。

 

本作からの4thシングルになった “Willow Tree”にはオーストラリアのラッパーのジェローム・ファラーが参加しています。

 

前作よりもアコギや鍵盤等が上手い具合に使われていて、楽曲に深みができています。

 

ハイエイタス・カイヨーテの新作と並んで今年トップ・クラスの質の高いニューアルバムでした!

 

ちなみにアルバム購入特典でジャケット・デザインが施されたギター・ピックもオマケで付いてきました。

タッシュ・サルタナの『Terra Firma』のオマケで付いてきたギター・ピックの写真1枚目

 

裏面にはタッシュ・サルタナの名前とアルバム『Terra Firma』のタイトルがカタカナで表記されています。

タッシュ・サルタナの『Terra Firma』のオマケで付いてきたギター・ピックの写真2枚目
“terra firma”とは「大地」の意味です。

 

大地を揺るがすような強烈な新作でしたね♪

Tom Misch – 『Quarantine Sessions』

アルファベット順でのご紹介のため今回の20選の最後の登場となりましたが、やはりトム・ミッシュのこの作品は外せません!

 

詳しくは別記事でも書いていますのでぜひそちらも参照してみてください。

 

コロナ禍だからこそ実現した!?トム・ミッシュの日本限定最新作『Quarantine Sessions』のパーカー付きCDを買いました。

 

コロナ禍によるロックダウンという異常な状況下だからこそ実現したアットホームなジャム・セッションを楽しめる好企画盤ですね♪

 

 

以上、今年も年末に僕のお気に入りアルバム20選をご紹介しました。

 

今年は2021年リリースのタイムリーなアルバムに絞りましたが、同じように来年も年末に2022年にリリースされた作品ばかりでおすすめを選べたら良いなと思います。

 

来年は2月11日に近年活躍が目覚ましいネオ・ソウル・バンドのムーンチャイルドが5作目となる新作『Starfruit』をリリースすることが決まっています。

 

おそらくマックスウェルやメアリー・J.・ブライジといったネオ・ソウルやヒップホップ・ソウルの大御所も新作をリリースするはずです。

 

今年はコモンやコーニャ・ドスといったベテラン・アーティスト達が衰えを知らない様な名作をリリースしてくれました。

 

この調子で若手ミュージシャンだけでなくベテラン勢にも引き続き名作のリリースを期待したいところです。

 

長らく新作をリリースしていないディアンジェロやエリカ・バドゥが来年に再活動してもらえたら最高なんですがね…。

 

淡い期待と共に2022年も素晴らしいアルバムがリリースされることを願っています。

 

更に大御所中の大御所のエアロスミスが9年振りにニューアルバムを出してくれたらもっと最高なんですがね…。

 

なんならレジェンド中のレジェンド、御大ソニー・ロリンズが齢92歳にしてニューアルバムを出してくれたら歓喜します!

 

若手だとジ・インターネットとフォニー・ピープルが来年新作を出してくれたらいいのになぁ~と思います。

 

噂によるとロバート・グラスパーの『Black Radio 3』がついに2022年にリリースされるのだとか!?

 

確か当初の予定では2021年にリリースされる予定だったはずですが、1年程遅れてついに2022年初頭にはリリースされるとのことです。

 

2013年リリースの『Black Radio 2』以来およそ9年振りですからね…期待しましょう!

 

それにしても今年2021年も名作が多くリリースされた充実した年でした。

 

もしこの20選を読んで気になる作品がありましたらみなさんもぜひ聴いてみて下さい♪

 

 

 

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