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カテゴリー:Music

2021/11/02

[2021年版]最近のお気に入りミュージシャン20選

トム・ミッシュにFKJにタッシュ・サルタナに…2021年の最近のお気に入りミュージシャンの20選をご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

2021年のお気に入りミュージシャンを20組ご紹介します。

今後の新作についても期待している現行のミュージシャンたちから選びました。

今回は僕が2021年11月の今現在の時点で特に気に入っている現行のミュージシャンを20組に厳選してご紹介したいと思います。

 

ここで選んだミュージシャンは、ここ数年のうちにデビューしていたり、ここ最近もしくは今年に新作を出していたり、近い将来新作のリリースが決まっている現行のミュージシャンばかりになります。

 

ジャンルとしては、僕の好きなネオ・ソウルやチル・ホップやオルタナティヴ・ソウル系のミュージシャンが多くなります。

 

一応、今後の活動が気になるという点でも選んでいます。

 

それではさっそく20選をミュージシャン名のアルファベット順でご紹介いたします。

 

 

01.Aaron Abernathy(アーロン・アバナシー)

プリンス→ディアンジェロの系統を引き継ぐ現行のR&Bシンガーのアーロン・アバナシーを僕が好きになるのは当然のことだったと思います。

 

そもそも高校生の頃にプリンスにハマって、大学生の頃にディアンジェロにハマって、そして今ではネオ・ソウル・ギターを弾いている僕に取っては、プリンスとディアンジェロを足して2で割ったようなアーロン・アバナシーの音楽性はモロに好きなジャンルになります。

 

直近では、2020年1月にスポークン・ワーズ(語り)とアンビエントなインスト曲を合わせた異色作『Affirmations』をリリースしてます。

 

しかし僕としては、2016年のデビュー作『Monologue』から始まり2017年の『Dialogue』を挟み、2019年の『Epilogue』で完結を迎えた「○○ローグ」の歌物3部作の方が好きです。

 

特に1作目に収録されていた”Favorite Girl”のPVは何度も繰り返して観ました。

この曲や、まるでディアンジェロの曲にプリンスがボーカルを付け加えたような”I See You”は僕の大好きな曲調になります♪

 

艶やかなファルセットにドラマティックな曲展開、そして何よりも数年経った後で聴き直してみたとしても決して古びないようなモダンなサウンド…完璧です!

 

その後の2作では更にサウンドの幅が広がり、最終作の『Epilogue』収録の”End Of An Era”なんかはアンビエントなシンセサイザーのサウンドが良い味を出しています。

 

歌い方こそ古き良き時代のR&Bシンガーのマーヴィン・ゲイやアル・グリーンを彷彿させますが、バックのサウンドはとても「現代的」で今の時代のミュージシャンであることを感じさせます。

 

今後はまた3部作の時のような歌物アルバムに戻って最新のR&Bの名盤となるような素晴らしい作品をリリースしてくれることを期待しています。

 

02.Alfa Mist(アルファ・ミスト)

先ほどの歌物が中心であるアーロン・アバナシーとは打って変わって、こちらジャジー・ヒップ・ホップ系のインスト作を制作しているロンドン出身のピアニストのアルファ・ミストです。

 

ついこないだニューアルバム『Bring Backs』をリリースしたばかりです。

 

それ以前にも、2017年にデビュー作『Antiphon』を、2019年に2ndアルバム『Structuralism』をリリースしています。

 

ジョーダン・ラカイやトム・ミッシュと共演していたり近年活躍するミュージシャンとの共演も多いです。

 

作品的にはジャズとヒップ・ホップを融合した形にはなりますが、ヒップ・ホップといってもあくまでリズム面で多少の影響が見られる程度で、ラップやスクラッチ音が登場するようなものではありません。

 

というよりも、近年のフューチャー・ジャズと呼ばれるようなミュージシャン達に近い音楽性です。

 

『Structuralism』の1曲目”.44″で聴くことが出来るUK新世代を代表するジャズ・ギタリストのジェイミー・リーミングが弾くギター・ソロなんかは、まるでカート・ローゼンウィンケルみたいです。

 

コーラスやオクターヴァーを用いた倍音を活かしたソロはとてもモダンです。

 

今のところ3作品のどれもが同じ路線で制作されています。

 

「ジャズは好きだけど、最近のミュージシャンはヒップ・ホップの要素が強くって…」と敬遠する方もいらっしゃるかもしれませんが、RHファクターやロバート・グラスパー・エクスペリメントと比べると、まだまだジャズとして聴きやすくは感じます。

 

むしろ僕としてはもうちょっとリズム面でノイエ・グラフィック・アンサンブルぐらいヒップになってもらいたいところです…。

 

しかし今のところ2年に一度のペースで新作をリリースしてくれているので、今後も期待できるミュージシャンではあります。

 

今年3作目となる『Bring Backs』がリリースされたばかりなので、次は2023年かな…⁉

 

03.Barney Artist(バーニー・アーティスト)

イースト・ロンドンのラッパーのバーニー・アーティストも今僕が気に入ってるミュージシャンのひとりです。

 

もちろん僕もトム・ミッシュ関連で知りました。

 

バーニー・アーティストは、トム・ミッシュの大ヒット作『Geography』発売後の ヨーロッパツアーに帯同しています。

 

そして自身のアルバム『Home Is Where The Art Is』にもトム・ミッシュが参加するなど近年のネオ・ソウル界隈でも話題の人物のひとりといったところです。

 

“Lullaby”や”It’s About Time”に”Breakdown Cover”やボーナス・トラックの”Stay Close”といった曲でトム・ミッシュが歌とギターで参加しています。

 

もちろんそういった話題性のある曲だけでなく、ジャズやソウル・ミュージックにヒップ・ホップを融合させた近代的な音楽性こそがバーニー・アーティストの一番の魅力だと言えます。

 

似た音楽性のロイル・カーナーと同じく今注目のラッパーですね♪

 

どちらも激しくラップをかますのではなく、クールに抑えてラップする辺りがまるでディアンジェロやビラルの様なネオ・ソウルの雰囲気があります。

 

ヒップ・ホップというよりも、最新のネオ・ソウル作品として聴くことも出来ます。

 

その辺りはやはりバーニー・アーティスト自体がザ・ルーツやア・トライヴ・コールド・クエスト等から大きな影響を受けているからなのでしょう。

 

今後も期待のミュージシャンです♪

 

04.Cloudchord(クラウドコード)

クラウドコードは以前このブログでもご紹介していました。

 

ネオ・ソウル・ギターを学べるおすすめの海外YouTubeチャンネルまとめ

 

クラウドコードことデレク・ヴァンスコッテンは、僕がネオ・ソウル・ギターを学ぶ上で参考にしているギタリストでもあります。

 

とにかくギター・フレーズがオシャレなので、演奏する上でとても参考になります。

 

ジャンル的にはチル・ホップ(ローファイ・ヒプ・ホップ)と呼ばれる近年流行りのインスト音楽をやっています。

 

J.ディラやヌジャベスが作り上げたヒップなブーンバップのビートにアンビエント(環境音楽的)な広がりのあるシンセサイザーの音色が特徴的なジャンルです。

 

こういったジャンルの音楽では、どちらかっていうとフェンダー・ローズやウーリッツァーのようなエレピの音色が主役で、ギターはそもそも含まれていないことが多くありました。

 

しかしそれも過去の話…。

 

トム・ミッシュが流行ったことでネオ・ソウル・ギターというジャンルにも火が付き、今ではチル・ホップ系の音楽でもこのクラウドコードのようにギターが主役の楽曲が多く作られるようになっています。

 

ギター系のチル・ホップの中には、ジョージ・ベンソンを祖とするノーマン・ブラウンやマーク・ホイットフィールドの様なスムース・ジャズ系のギターが目立つものもありますが、このクラウドコードはブリッジ・ミュートしたダブルストップ(複音フレーズ)を多用したネオ・ソウルそのものです。

 

そういった音楽性が新しいだけでなくリリースの形態もCDやアナログ・レコードの様なフィジカルな媒体ではなく、デジタル音源が中心なところもとても現代的です。

 

ちなみについ先日の2021年10月に最新作『Koi Pond, Vol. 2』をリリースしたばかりです。

 

この作品は、2018年にリリースしたソウル・フ-ド・ホーンズとの共演作『Koi Pond』の続きとなっております。

 

この「鯉の池シリーズ」は、どちらもクォリティーが高くおすすめの作品です。

 

CDを制作しないでよいデジタル・リリースが中心のためなのか、クラウドコードは多作で作品数がたくさんあります。

 

なので、いつかこちらのブログでまとめてご紹介したいと思います。

 

僕の一番のおおすすめ作品としては、2019年リリースの『Attunement』を推薦します。

 

この作品の1曲目”Bonjour”のギター・フレーズは、なんともオシャレでモダンに感じます。

 

5弦ルートを中心としたジャジーな7thコードにハンマリングでテンションを加えオシャレに弾く辺りは、まさに近代のネオ・ソウル・ギターの特徴ですね。

 

ちなみに僕自身もこの曲のリフが好きで、こないだのスタジオ練習の際に自分でも弾いてみました。

 

10月に最新作がリリースされたばかりですが、多作なので次の作品もすぐにリリースされることを期待しています。

 

もちろんオシャレな作品だけでなく、Youtubeにちょくちょく上げてくれるギター・レッスン動画も楽しみにしています♪

 

05.FKJ(エフ・ケー・ジェイ)

FKJに関しては以前このブログでも特集記事を書きました。

 

ネオ・ソウル・ギターもお得意‼マルチプ・レイヤーFKJのおすすめアルバムを聴こう♪(イラスト付き)

詳しくはそちらを参照していただければ…と思います。

 

トム・ミッシュと共に、近年のネオ・ソウルを代表するミュージシャンとして語られることが多いですね。

 

しかしトム・ミッシュよりもアンビエントな要素が強く、よりマルチな楽器演奏のテクニックを持っていることでも違いを見せてくれています。

 

本人曰く、一番自分がしっくりくる楽器はピアノみたいです。

 

ギター好きの僕としては、もっとFKJのギター演奏を聴きたいのですが…今年8月にリリースされてばかりの新作『
Just Piano』は、タイトルそのままにFKJによるピアノ・インスト作品となりました。

 

こういったしっとりとした作品も良いのですが…やはり僕としてはギターも加えた2017年の名作『French Kiwi Juice』の続きの様なアルバムを制作して欲しいところです。

 

むしろこのフェンダー公式でアップされている動画のようにギター中心の演奏をもっと聴きたいところです。

06.Hiatus Kaiyote(ハイエイタス・カイヨーテ)

2011年にオーストラリアのメルボルンで結成されたので、実は今年でバンド結成10周年を迎えるハイエイタス・カイヨーテも好きなバンドです。

 

2013年にリリースされた2ndアルバム『Tawk Tomahawk』から8年が経って、ようやく今年3rdアルバムの『Mood Valiant』がリリースされたばかりです。

 

本作のリリースを前もってTwitterで知った僕は、すぐにTシャツ付きの限定盤を予約購入していました。

 

そのため今年の僕はこの『Mood Valiant』Tシャツを着ていることが多かったので、何人かの知り合いの方には「よっぽどハイエイタス・カイヨーテが好きなんだな…」と思われたかも⁉(笑)

 

でもそれで良いんです。

 

本当に好きだから♪

 

8年も待たされただけあって『Mood Valiant』も名作でした!

 

特に3曲目の”Chivalry Is Not Dead”が好きで、今も毎日のように聴きまくっています!

近年のフューチャー・ソウルを代表するバンドとして今後も活躍を期待しています。

 

コロナが収まったら真っ先にライヴを観に行きたいバンドでもあります。

 

07.The Internet(ジ・インターネット)

WEBデザインを本職とする僕にとってはなんとも関連のあるバンド名を持つジ・インターネットですが、そのモダンな音楽性はモロに僕好みです♪

 

ソフト・モヒカン頭の過激な見た目からは想像できないようなソフトで優しい声で歌う女性ボーカリストのシドを中心に2011に結成されたジ・インターネットは、近代を代表するネクスト世代のネオ・ソウル・バンドの代表格です。

 

現在までに4作品をリリースしていますが、ある人物が参加してから作品のクオリティーが一気に上がっています。

 

それは2015年から参加したネオ・ソウル系ギタリストのスティーヴ・レイシーのことです。

 

iPhoneのGarageBandで作った曲をケンドリック・ラマーに提供していたり…と非凡な才能を持つスティーヴ・レイシーですが、彼が参加を始めた3rdアルバム『Ego Death』はグラミー賞にノミネートされた実績を持つ名作です。

 

その次のアルバム、今のところ最新作に当たる4thアルバム『Hive Mind』のクオリティーも高く、近年の音楽を語る上で絶対に外れないバンドの一つではないでしょうか。

 

ちなみに1stや2ndアルバムも決して悪いわけではありません。

 

僕も2ndアルバム収録のダンサンブルな名曲”Dont’cha”はすごく好きな曲です♪

しかしスティーヴ・レイシー参加後の直近2作品の方が遥かにモダンで楽曲の質が上がっていると感じます。

 

そろそろ3年振りとなるニュー・アルバムをリリースして欲しいのと、コロナが収まったらライヴを観てみたいバンドです。

 

08.J. Lamotta Suzume(J・ラモッタ・すずめ)

「J.ディラとエリカ・バドゥから影響を受けた…」というキャッチ・コピーを目にした瞬間、「これは聴かなくては!」と僕は慌ててアルバムを購入しました。

 

現在はベルリンを中心に活動を行っているようですが、イスラエルのテルアビブで育ったJ・ラモッタ・すずめには、モロッコ出身の両親から受け継いだアラブ系の血が流れてます。

 

そのためか”Deal With That”といった曲では、イスラム音楽の要素が混じっていたりもします。

しかしアーティスト名の「J.」の部分を真似ているように、基本的なビートの作り方はJ.ディラ直系です。

 

そこにジャジーなネオ・ソウル風のエレピが乗っかり、少し気だるそうにエリカ・バドゥのように歌うのがJ・ラモッタ・すずめのスタイルです。

 

現在までに3作品リリースしており、昨年発売された『Brand New Choice』が今のところ最新作となります。

 

全2作と比べるとポップで聴きやすくなった感じこそしますが、決して楽曲のクオリティーが落ちたわけではありません。

 

今後、より万人受けする音楽性へと変わっていくのかも知れませんね。

 

このJ・ラモッタ・すずめも僕が今ハマっているミュージシャンのひとりで、いつか実際にライヴを観てみたいと思っています。

 

09.Jordan Rakei(ジョーダン・ラカイ)

こないだの9月に4作目となる新作『What We Call Life』がリリースされたばかりのジョーダン・ラカイも僕のお気に入りです。

 

期待のあまり前もって予約して買った『What We Call Life』も相変わらずの名作でした。

 

この人の作り出す楽曲はどれもモダンで新しさを感じます。

 

そして何よりも、4作どれも外れがなく一定のクオリティーをずっと保ち続けているのが凄いです!

 

ジョーダン・ラカイは自身の作品だけでなく、先にご紹介していたバーニー・アーティストやトム・ミッシュに、新世代のジャズ・ドラマーのリチャード・スペイヴンらとも共演をしています。

 

ジョーダン・ラカイの名前を見たらついついその曲を聴いてみたくなる…そういったミュージシャンですね。

 

10.KAYTRANADA(ケイトラナダ)

ハイチ系カナダ人のDJケイトラナダのデビュー・アルバム『99.9%』が2016年にリリースされた時は驚きました!

 

サイケデリックなアルバム・ジャケットもインパクト大でしたが、エレクトロニカとヒップ・ホップが混じった音楽性が新しく感じました。

 

特に2曲目”Bus Ride”なんかは、現代版J.ディラのような気がしてすぐにハマりました。

 

2019年に2ndアルバムの『Bubba』をリリースして今も活動中のミュージシャンになります。

 

現代のJ.ディラとして今後の活躍にも注目ですね!

 

11.Kiefer(キーファー)

キーファーも今年9月に3rdアルバムとなる新作『When There’s Love Around』をリリースしたばかりの現行のミュージシャンです。

 

これまでの作品よりも更にジャジーさが増した新作でしたが、僕は前作の『Superbloom』の方が好きです。

 

この作品の方がよりローファイ・ヒップ・ホップしていたからです。

 

どこかチープなあの音の揺れに気だるいドラムのビート、その上に乗るジャジーなキーファーのピアノの美しい旋律…完璧ですよね!

 

「チープ」さがいいんです。

 

12.L’indécis(ランデシ)

ローファイ・ヒップ・ホップの火付け役として有名になったランデシも期待のミュージシャンです。

 

2018年の『Playtime』と2017年の『Plethoria』の2作品をコンパイルした編集盤『Playtime&Plethoria』にも収録されている代表曲のひとつ”Soulful”は、俳優のウィル・スミスが自身のInstagramのBGMに使ったことで話題となりました。

 

そして更にはザ・ルーツのドラマーのクエストラヴが反応を示したことで一気にローファイ・ヒップ・ホップが一般にも有名になっていったという背景があります。

 

クールなビートにオシャレなメロディー…もうこれだけで僕は虜になりました。

 

ちなみに先にご紹介していたクラウドコードのYouTubeでは、”Le Sud”の弾き方をレクチャーした動画なんてのもあります。

 

13.Loyle Carner(ロイル・カーナー)

とにかくクールです!

 

英国の若きヒップ・ホッパー、ロイル・カーナーのラップは決して熱くなりません。

 

ボソボソとツブやくかのようなラップは、ブードゥーの呪術的な魅力を備えています。

 

トム・ミッシュだけでなく、ジョーダン・ラカイや新世代の女性ネオ・ソウル・シンガーのジョルジャ・スミスらも参加した2ndアルバム『Not Waving, But Drowning』のオシャレさは、近年リリースされたどの作品よりもクールに輝いています。

 

 

とにかくオシャレ!

 

トム・ミッシュが参加した”Angel”を聴いてみて下さい♪

これはもうハマるしかないでしょ!

 

14.Mansur Brown(マンスール・ブラウン)

近年流行りのUKジャズ・シーンになくてはならない存在だと言えるジャズ・ギタリストのマンスール・ブラウンも僕のお気に入りです。

 

とにかく上手いです!

 

演奏スタイルとしては、速弾きもするテクニカルなスタイルで、空間系のエフェクターを巧みに操ります。

 

ギター・ソロ時にはディストーションを使って激しく歪ませ、更にそこにオクターヴァーを使って倍音を活かしたスペーシーな音でギターを弾きまくります!

 

2018年にリリースさえれた『Shiroi』が素晴らしく、コズミックなハード・フュージョン作品の中にネオ・ソウルな感性も光ります。

 

2曲目のタイトル・トラック”Shiroi”のギター・バッキングなんかは、近年流行りのネオ・ソウル・ギターみたいですからね。

 

音源で聴いても素晴らしいのですが、映像で観ると更に凄い!

 

特にこの”Mashita (live)”のソロ演奏は必見です!

変則6弦ベースで重厚に始まり、変則8弦ギターで幻想的に終わる…あまりにも崇高な演奏は、ジョン・コルトレーンとロニー・リストン・スミスを合わせたかのように感じられます。

 

15.Moonchild(ムーンチャイルド)

ムーンチャイルドと言っても、90年代の日本のバンドではありません。

 

最近流行りのネオ・ソウル系のミュージシャンの方です。

 

南カリフォルニアで結成された女性ボーカリストのアンバー・ナヴランを中心とするトリオ編成のバンドです。

 

どことなく先にご紹介していたJ・ラモッタ・すずめに似た音楽性ではありますが、こちらの方がゆったりとした楽曲が多いです。

 

現在までに4作品リリースしており、最新作となる2019年『Little Ghost』まで一切クオリティーを落とさず名作を出し続けています。

 

来年には3年振りとなるニュー・アルバムが出るのかな?

 

期待したいところですね♪

 

16.Phony Ppl(フォニー・ピープル)

西のジ・インターネットに対して、ニューヨークのブルックリンに拠点を置くこちらのフォニー・ピープルは東を代表する今期待のアメリカのバンドです。

 

2009年頃からデジタル音源のダウンロード販売で4作品ほどリリースしており、2018年の『mō’zā-ik.』は日本でもフィジカル版のCDがリリースされています。

 

 

しかもこのアルバムが本当に素晴らしく、”somethinG About Your Love.”のPVは僕のお気に入りです♪

ちなみにボーカリストのエルビーによると、このバンドもJ.ディラから大きな影響を受けているとのことです。

 

ジ・インターネットと共に、今後の活躍にも期待したいバンドです。

 

17.Raveena(ラビーナ)

「ラビーナ」のアーティスト名で知られるラビーナ・オーロラは、インド系アメリカ人女性のソウル・シンガーです。

 

僕が初めて彼女の曲を聴いたのは2018年の”Honey”のPVをYouTubeで観たのが最初でした。

まるで70年代の雰囲気を持った楽曲で、デビT風のギターをバックにミニー・リパートンのように歌うラビーナに一瞬で虜となりました。

 

その後、2017年の作品『Shanti』を購入して1曲目の”If Only”を聴いて…惚れちゃいました。(笑)

 

もはや抜け出せません!

 

 

この曲が好き過ぎます!

 

特にA COLORS SHOWで歌った映像が素晴らしいです。

アル・グリーンのような曲調にラビーナの甘い歌声が乗っかり…他に何か必要ですか?

 

もうこれだけで最高でしょう♪

 

その美しい容姿も併せて、今後ライヴで観てみたいミュージシャンのひとりです。

18.Taylor McFerrin(テイラー・マクファーリン)

ジャズ・シンガーのボビー・マクファーリンを父に持つテイラー・マクファーリンは、ケイトラナダと並んで最新のビート・ミュージックを提供してくれるミュージシャンです。

 

どこか80年代いけど古くって新しいエレクトロニカ・サウンドが最高です♪

 

昨年リリースされた最新作『Love’s Last Chance』は必聴です!

 

ディアンジェロの”Africa”のメロディーを拝借したような4曲目”Now That You Need Me”がなんとも幻想的でオシャレです。

 

こちらも今後の動向に期待ですね!

 

19.Tom Misch(トム・ミッシュ)

先に何度も名前が挙がってたトム・ミッシュがこの20選に入っていることはお見通しだったと思われますが…アルファベット順なのでここでご登場です!

 

しかしトム・ミッシュに関してもFKJのように過去に特集記事を書いていますので、詳しくはそちらをご参照下さい。

 

ネオ・ソウル・ギターの新鋭!トム・ミッシュのおすすめアルバムを聴こう♪(イラスト付き)

 

ここでは来る12月3日にリリースされる新作『Quarantine Sessions』のご紹介を…。

 

このアルバムは、トム・ミッシュがYouTubeに上げていたセッション動画からの音源に新曲”Missing You”を追加収録した企画盤になります。

 

ニルヴァーナのカヴァー”Smells Like Teen Spirit”を聴くことが出来る興味深い内容となっております。

 

僕は既にオリジナル・パーカー付きのセットを予約購入しました。

 

また届き次第、このブログでご紹介したいと思います。

 

さぁ、みんなも急げ!まだ在庫があるうちに!

 

20.The Twilite Tone(トワイライト・トーン)

最後はこちら、トワイライト・トーンです。

 

シカゴ出身のプロデューサーでDJでもあるアンソニー・クリストファー・カーンことトワイライト・トーンは、コモンにカニエ・ウエストやジョン・レジェンド、そしてゴリラズ等錚々たる面子のプロデュースを手掛けたという鬼に金棒なイカつい経歴も持っています。

 

J.ディラやセオ・パリッシュを飲み込み、ケイトラナダまでも吸収してソロ・アルバム『The Clearing』を満を持して昨年2020年にリリースしています。

 

 

これまたエレクトロニカと融合した最新のビート・ミュージックで、J.ディラの残した遺産はこうやって後続のミュージシャン達に受け継がれていくんだな~と嬉しく感じられた作品です。

 

この調子で2作目、3作目と今後もリリース活動を続けていって欲しいところです。

 

 

以上、【[2021年版]最近のお気に入りミュージシャン20選】のご紹介でした。

 

長いブログ記事となりましたが、最後まで読んで下さってありがとうございます。

 

僕は古い時代のジャズやブルースだけでなく、こういった最新の音楽も大好きで常に新しい物を求めディグを続けています。

 

むしろ、カントリー・ブルースが好きだった20代前半、ジャズ・ファンクが好きだった20代後半、から10年以上の歳を取ったおっさんになった今の僕の方がこういった新しい音楽を好きだったりします。

 

だからといって古い音楽に興味がなくなったのかということもありません。

 

しかし今後もそのスタンスは変わることがないでしょう。

 

来年も[2022年版]と題して、注目のミュージシャンをこの場でご紹介できたら…と思います。

 

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