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カテゴリー:Music

2021/11/11

2021年11月11日ベースの日に選ぶお気に入りのベーシスト11選

2021年11月11日ベースの日に選ぶお気に入りのベーシスト11選をご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

『ベースの日』に選ぶお気に入りのベーシスト11人!

11月11日は『ベースの日』!

11月11日は、「1」という数字が4つ並ぶ日にちです。

 

これをベースの4つの弦に見立ててこの日を『ベースの日』と決めたのが2015年の出来事でした。

 

僕もなんとなくこの情報をネットでチラッと見たりはしていたのですが、意識したのは昨年のTwitterからでした。

 

昨年の11月11日に『ベースの日』のハッシュタグが僕のタイムラインにも流れてきて、そこで僕のお気に入りのベーシストを何人かツブやいていたのですが…その時の投稿で誰を選んでいたのか?振り返って調べてみたのですがわかりませんでした。

 

Twitterは良くも悪くも過去の投稿が流れていきますからね…。

 

そこで今年の『ベースの日』は、このブログにて改めてお気に入りのベーシストを選んでみたいと思います。

 

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ギターだけでなくベースにも興味あります!

僕自身はギター弾きなのですが、もちろんバンド音楽が好きなので「ギター以外の楽器は聴かない!」な~んてことはありません。

 

もちろんドラムやベースが創り出す音楽的なグルーヴが大好きです♪

 

そのためギタリストだけでなく、「お気に入りのベーシストが参加しているから」という理由だけでアルバムを購入することも多々あります。

 

自分自身が演奏するのはギターが一番好きなのですが、しかしベースの音を中心で音楽を聴くこともあります。

 

ボーカリストの中には歌う際に「バンドの中でベースの音を一番意識して音を取る」みたいに仰る方が僕がバンド活動やセッションで出会う身近にも何人かいました。

 

それと同じように僕自身もステージで演奏する際には、ベースの動きを一番意識して聞くようにしています。

 

特にアドリヴでギター・ソロを弾く際などは、リズム面だけでなくコード進行の変化をガイドしてくれるベーシストのプレイが役に立ちます。

 

キーボードの音やサイド・ギタリストの音を聞くよりも、ベーシストの音の流れを聞く方がアドリヴ演奏しやすいんです。

 

そのため、ベーシストがミスっちゃうと僕もつられてミスっちゃうのでかなり依存度は高くなります。

 

そんなわけで常日頃から音楽を聴く時には、自分のパートのギターだけでなく、ベースやドラムもしっかり聴くようになりました。

 

そうすると自然とお気に入りのベーシストが何人か見つかります。

 

それでは今回は、2021年11月11日の『ベースの日』に選ぶ僕のお気に入りのベーシスト11選をご紹介します!

 

ご紹介する順番は「思いついた順」です。

 

特に他意はないのですが、しかし「思いついた順」なので結局は「好きな順」ってことですね。

 

01.Chuck Rainey(チャック・レイニー)

デイヴィッド・T・ウォーカー(以降 デビT)好きとしてはチャック・レイニーは絶対に外せません。

 

デビTとの共演はもちろんなのですが、以前このブログでも取り扱っていたメインストリーム・レコードのレア・グルーヴ作品にもいくつか参加して素晴らしいベース・プレイを披露してくれています。

 

そちらのメインストリーム・レコードの作品に関しましては下記のリンク先をご参照ください。

メインストリーム・レコードのおすすめジャズ・ファンク作品20選!

 

チャック・レイニーの良さは、その抜群のグルーヴ感はもちろんなのですが、「シンプルな良さ」が一番だと感じます。

 

モジュレーション系のエフェクターを使ったりだとか、スラップで派手な演奏をしたりだとかもなく、ひたすらシンプルなプレイに徹底しているのが聴いていてとても心地よく感じます♪

 

小細工なしのグルーヴ一発で聴く者を魅了させるそのシンプルさこそが僕が好きな一番の理由です。

 

「好きなベーシストは?」と聞かれた際に僕が真っ先に思いつくのがこのチャック・レイニーです。

 

もちろんデビTとの相性も抜群で、その様子は、DVD作品『Coolin”N Groovin’ 』で観ることが出来ます。

 

この映像作品は、1993年7月に渋谷On-Air Tokyoで行われたバーナード・パーディをリーダーにしたジャズ・ファンク・バンドのライヴ映像です。

 

1曲目”Tighten Up”でチャック・レイニーの弾くイントロのベース・ラインを聴いた瞬間から、誰しもがこの作品に魅了されることでしょう!

 

ボーカルやギターと比べるとどうしてもベースに対して地味なイメージを抱いているって方もいらっしゃるとは思いますが、しかし楽曲の『質』を決めるのは実はベースであることが多いと思います。

 

チャック・レイニーこそはその楽曲の持つ『質』を最大限に活かしてくれる最高峰の名手だといえます。

 

02.Wilton Felder(ウィルトン・フェルダー)

ウィルトン・フェルダーも度々このブログで名前の挙がっているベーシストですね。

 

今も変わらず大好きなベーシストです。

 

ていうか、本来はクルセイダーズのサックス奏者なのですが、ベースも兼任していてその腕前はベース専業のミュージシャンを凌駕する程です!

 

特にジミー・スミスのライヴ盤『Rooto Down』や…

 

 

 

グラント・グリーンのライヴ盤『Live at the Lighthouse』における演奏は凄まじいものです!

 

どちらもオルガン系ジャズ・ファンクを代表する作品です。

 

僕がベーシストとしてのウィルトン・フェルダーを好きな理由も、この2作品に参加しているからです。

 

とにかくこの2作品におけるウィルトン・フェルダーのベース・プレイは強烈なので、まだ未聴の方はぜひ聴いてみてください!

 

03.Paul Jackson(ポール・ジャクソン)

ポール・ジャクソンといえば、ハービー・ハンコックのヘッドハンターズですね!

 

僕ももちろんヘッドハンターズ関連でポール・ジャクソンを好きになりました。

 

何と言ってもやはり”Chameleon”のベース・プレイです!

 

あの曲を初めて聴いて以来、僕はずっとポール・ジャクソンにハマっています。

 

1985年に日本に移住し、2001年からは兵庫県に在住し、関西を拠点として音楽活動を行なっていたため、僕のお知り合いのプロ・ミュージシャンの方の中には生前のポール・ジャクソンとセッションで何度かご一緒したという人もいます。

 

惜しくも今年2021年の3月18日に亡くなられたばかりなのですが、そういったセッションなどでのお話を聞くと僕も一度お会いしたかったな…と思います。

 

04.Gordon Edwards(ゴードン・エドワーズ)

ゴードン・エドワーズは、一度だけライヴで観たことがあります。

 

それはコーネル・デュプリー最後の来日公演でのことです。

 

この時はコーネルの最後のアルバム『Doin’ Alright』リリース後の来日となりました。

 

この作品がジャズ・ファンク系の名作であったため僕はそういった演奏を期待して観に行ったのですが…演奏内容はフュージョン系の軽いサウンドだったことに少しがっかりしたことを思い出します。

 

代わりにその来日公演にゲスト参加していたゴードン・エドワーズが歌うスタッフの曲” Love Of Mine”を聴けたのは良かったのですが…しかしどうせスタッフの曲をやってくれるのなら”Foots”や”How Long Will It Last”を聴きたかったところです。

 

しかしこればかりはエディ・ゲイルがいないので仕方ないことではありますね。

 

でもこの来日公演のおかげでゴードン・エドワーズを生で観れたことは一生の思い出となりました。

 

スタッフは初めて聴いた時以来、僕がずっと好きでいるバンドのひとつです!

 

05.Pino Palladino(ピノ・パラディーノ)

ピノ・パラディーノと言えばジョン・メイヤーやディアンジェロのバンドに参加していることが特に有名だと思います。

 

僕はそのどちらも好きなのですが、やはり僕はディアンジェロのバンドに参加しているピノ・パラディーノが好きです。

 

特に近年のアイザイア・シャーキーとクリス・デイヴと一緒に演奏したライヴ演奏が最高です♪

 

旧ネオ・ソウルを代表するリズム隊トリオですね!

 

ちなみに新ネオ・ソウルを代表するリズム隊トリオは、ピノの息子ロッコ・パラディーノとトム・ミッシュとユセフ・デイズだと思います。

 

意外なところではナイン・インチ・ネイルズのツアー・メンバーに選ばれたこともあるピノ・パラディーノですが、どんなジャンルであっても卒なくこなすその適応能力が素晴らしいです!

 

06.George Porter Jr.(ジョージ・ポーターJr.)

僕が一番好きなファンク・バンドは今も昔も変わらずミーターズになります。

 

そのミーターズのグルーヴを支えるジョージ・ポーターJr.のベース・プレイもお気に入りのひとつです。

 

ギタリストのレオ・ノセンテリとユニゾンで弾く珠玉のリフは名演ばかりですからね♪

 

特に僕お好きな初期のインスト時代のミーターズに関してはこのブログでも過去に取り上げてますので、ぜひそちらもご参照ください。

 

【ファンクおすすめの名盤シリーズ③】ザ・ミーターズ初期の名盤3選+α

 

07.Bootsy Collins(ブーツィー・コリンズ)

ブーツィー・コリンズと言えばジェームス・ブラウンのバンドやPファンク軍団での活動が知られています。

 

しかしそれだけでなく現在も精力的に続けているソロ活動も忘れてはいけません。

 

僕としてはジェームス・ブラウンのバンド時代のシンプルな演奏よりも、Pファンク軍団やソロ活動で聴くことが出来るオートワウをゴリゴリに使ったエフェクティヴなサウンドで演奏するブーツィーが好きです。

 

チャック・レイニーとは逆で、ブーツィーにはオートワウを使ったファンキー・サウンドをついつい期待してしまいます。

 

ちなみに使用する頻度の高いオートワウは、エレクトロ・ハーモニクス社のオートワウ”Q-Tron”が多いようです。

 

“Q-Tron”と言えばブーツィー!といったイメージがありますからね。

 

もちろんギターにも使用できるオートワウなので、僕も”Micro Q-Tron”というミニ・サイズの物を使用しています。

 

オートワウを使うなら迷わずこれ!Electro-Harmonix社の名器Micro Q-Tronがおすすめ♪

 

オートワウを使ったファンキーなベースを聴きたい時は、ブーツィー・コリンズを真っ先に聴きます♪

 

08.Jerry Jemmott(ジェリー・ジェモット)

何と言ってもキング・カーティスの『Live At Fillmore West』です!

 

 

1曲目の”Memphis Soul Stew”のイントロでジェリー・ジェモットがベース・ラインを弾き始めた途端、その場に『グルーヴ』が発生しています。

 

チャック・レイニーと同じくシンプルな演奏に徹し、楽曲の『質』を決めるような『グルーヴ』を生み出すのがこのジェリー・ジェモットです。

 

キング・カーティスの『Live At Fillmore West』は、コーネル・デュプリーやバーナード・パーディーだけでなくジェリー・ジェモットの演奏も聴くべきアルバムですね。

 

09.Phil Lesh(フィル・レッシュ)

僕が好きな音楽ジャンルは何もファンクやR&B系ばかりではありません。

 

ロックも大好きです。

 

その中でも、アドリヴ演奏を主体としたジャム・バンド系は特に好きで、グレイトフル・デッドは若い頃からずっと好きで聴いています。

 

グレイトフル・デッドと言えば、リーダーのジェリー・ガルシアが目立ちますが、ベースのフィル・レッシュも素晴らしいミュージシャンです。

 

真意はわかりませんが、幼い頃はクラシック音楽を学んでいたフィル・レッシュが、ジェリー・ガルシアに「ベースはギターの6~3弦の4本をオクターヴ違いにした楽器」みたいに言われてベースを弾き始めたのだとか⁉

 

そういったエピソードだけでなく、自由奔放に弾くアドリヴ演奏は他の追随を許さないような独自の味を醸し出します。

 

ジェリー・ガルシアがギター・ソロを弾く後ろで、フィル・レッシュも暴れまわっていますからね!

 

これがフィルのベース・プレイの一番の魅力です♪

 

その神髄はライヴ演奏にこそあります!

 

10.Jack Bruce(ジャック・ブルース)

エリック・クラプトンとジンジャー・ベイカーと組んだロック界最強のトライアングル『クリーム』のベーシスト、ジャック・ブルースも僕のお気に入りのベーシストです。

 

ベースだけでなく曲も書けて歌も上手い才能溢れるミュージシャンです。

 

特に最高なのがクラプトンの名演で知られる”Crossroads”のライヴ演奏です。

 

その演奏は、1968年の3作目の2枚組アルバム『Wheels of Fire(クリームの素晴らしき世界)』のCD2の1曲目に収録されています。

 

 

Aメジャーとマイナーの『明と暗』を上手く使い分けたクラプトンのアドリヴ演奏が有名な同曲ですが、実はそのバックでジャック・ブルースが過激なベースを弾いていたりします!

 

僕もクラプトンの”Crossroads”のギター・ソロは若い頃にコピーしたことがあるのですが、ぶっちゃけジャック・ブルースがバックで弾いているベース・ソロの方が難しいように感じます。

 

さすがクリームは『ジャム・バンドの始祖』と言われるだけあります!

 

その辺のお話は下記のブログ記事もご参照ください。

 

クリーム時代のエリック・クラプトンの名演『クロスロード』のギターを完コピしよう!

 

クリーム解散後は、ジョン・マクラフリンも在籍したトニー・ウィリアムスのバンド、ライフタイムに参加したりと過激な活動を続けてた名ベーシストです。

 

2014年に訃報を聞いた時はとても残念な気持ちになりました。

 

クラプトンばかりでなく”Crossroads”の過激なソロを弾くジャック・ブルースにも、もっと多くの人が注目して欲しいな~と思います。

 

11.Jimmy Garrison(ジミー・ギャリソン)

今回最後に選んだのがジョン・コルトレーンの黄金のカルテットでベースを担当していたジミー・ギャリソンです。

 

コルトレーン歴25年の僕にとって、今回ご紹介する11名のベーシストの中で一番長く聴いてきた存在ではあります。

 

人によっては後期コルトレーンのジミー・ギャリソンの謎の長尺ソロ演奏が嫌いだって方もいらっしゃるとは思いますが、実は僕はあの演奏がとても好きです。

 

捉え方によっては、ダラダラと長いだけのように感じられはしますが…しかしあの長さが「いつコルトレーンが登場するんだろう!?」という期待を最大限に膨らませてくれます。

 

その緊張感が続くあの感覚がとても好きです。

 

それこそまさしくアドリヴ演奏を主体とするバンドにおけるベーシストの最適な役割を担った存在だったのかな?と感じます。

 

ただチャック・レイニーやウィルトン・フェルダーなんかと比べると…毎日は聴きたくないです。

 

たまに聴くから良いのでしょう。

 

 

 

 

以上、【2021年11月11日ベースの日に選ぶお気に入りのベーシスト11選】のご紹介でした。

 

今年は忘れないうちにブログに書くことが出来ました!

 

 

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