2021/02/20
オートワウを使うなら迷わずこれ!Electro-Harmonix社の名器Micro Q-Tronがおすすめ♪
エレクトロ・ハーモニックス社のエンベロープフィルター『Micro Q-Tron』をご紹介します。
僕の使っているおすすめのギターエフェクターをご紹介します。
前回のこのシリーズでは珍しく便利グッズの『バッテリースナップ』をご紹介していました。
リバーブやディレイなど…電池内蔵式ではないコンパクトエフェクターを9V電池で使える便利な方法!
しかし今回は、いつも通りに僕の使っているおすすめのエフェクターをご紹介したいと思います。
エンベロープフィルターの名器『Micro Q-Tron』
ギターだけでなくベースにも使える名器『Q-Tron』の小型版!
今回ご紹介する『Micro Q-Tron』は、ジョン・メイヤーやブーツィー・コリンズも使用している名器『Q-Tron』の小型サイズのものになります。
『Micro Q-Tron』も『Q-Tron』と同じく、ギターだけでなくベースにも使用できるエンベロープフィルターになります。
それでは今回もこれまでと同じように箱を開けていきたいと思います。
エレクトロ・ハーモニックスの『Micro Q-Tron』
まずは外箱から見ていきましょう。
一見してすぐに中の製品がわかるシンプルなデザインですね。
箱の側面にも一見して『Micro Q-Tron』とわかるロゴが印刷されています。
箱を開けてみると、エフェクター本体に取扱い説明書やステッカーなどが封入されています。
こちらの製品にはACアダプターは付属されていません。
箱から取り出してエフェクターと並べて見ると…
外箱に印刷されたデザイン通りの製品ですね。わかりやすい。(笑)
エフェクターの見た目はこんな感じです。
本製品は9V電池を使って使用することが出来るのですが、もちろんACアダプターでも使うことができます。
エフェクター上部に別売りの専用ACアダプターを差し込んで使うことができます。
別売りにはなりますが、下記のACアダプターで使うことができます。
その他にもエレハモのパワーサプライ『Power Tank』を使って電源を賄うことが出来ます。
エフェクターを数種類使いたいときなどにはこういったパワーサプライで繋ぐと便利ですね。
もちろん本製品は、9V電池で使用することも可能です。
背面の4カ所のネジを外すと電池を入れる場所が出てきます。
もちろん使用する電池は、エレハモの社長マイク・マシューズの写真がプリントされたこちらがお勧めです♪(笑)
なんだかんだで電池で使えるというのは便利ですよね♪
ネオソウルギターにも最適!ピッキングのニュアンスに細かく反応する優れもの!
さて、本製品の向かって左側をシールドを使ってアンプ側に繋ぎ、右側を同じくシールドを使ってギター側に繋ぎましょう。
繋ぎ終わると、中央にあるフットスイッチをONにします。
するとフットスイッチ上部にあるLEDランプが赤色に点灯します。
LEDランプのおかげで暗いライヴハウスだったとしても、電源のON/OFFが一目でわかります。
後はイコライザーをいじって自分の好きな設定にして弾きまくりましょう♪
ちなみに僕の好きなセッティングは下記の設定です。
まず、右側のイコライザーノブがフィルターの感度をコントロール出来るDRIVEノブになります。
このノブははじめから12時くらいの位置にしておいた方がいいです。
デフォルトの8時の位置では、全くオートワウサウンドになりません。
そこから時計回りに回していくとエフェクターの効きが良くなっていくのですが、3時くらいまで回さないと効き目がかなり薄いように感じます。
なので僕は、上部の写真の通り3時にいつも設定しています。
中央のイコライザーノブは、Qといってフィルターのピーク周波数を決定します。
時計回りに回せば回すほど、劇的な音の変化を得られますが、回しすぎるとオートワウなのか何なのか?わけがわからないサウンドになってしまうので注意が必要です。
個人的には、1~2時の位置が適していると思います。
最後の3つ目、左側のイコライザーノブは、MODE SWITCHといって、フィルターがパスする周波数帯を決定します。
…って、書いても「何のこっちゃ?」となりそうなのですが、要するに高域(トレブル)を強調するか、中域(ミドル)を強調するか、低域(ベース)を強調するか…を選ぶことが出来ます。
左から、HPが高域、BPが中域、HPが低域になります。
僕は個人的にミドルを強調した温かみのあるサウンドが好みなので、基本はBPに設定しています。
しかしこれも暫定的な設定であって、その時の気分や、演奏する時のアンプの種類などによって変更することはあります。
もちろん演奏するジャンルによってもこの設定は、人それぞれで変更すべきだと思います。
例えばロックで激しいサウンドをお求めの方は、高域を強調してギンギンのサウンドで弾きまくるとかっこいいでしょう!
同じロックといえども、ドゥームで怪しい雰囲気を演出したいのであれば、低域を強調すると良いでしょう。
また、僕みたいにネオソウル系のR&Bがお好きな方には、中域の温かみがあるサウンドが適していると思います。
そういった細かい設定にも対応できるのがこの『Micro Q-Tron』です。
実はこの『Q-Tron』シリーズには、もっと小型の『Doctor Q 』という製品も存在しています。
しかしこの『Doctor Q 』は、イコライザーノブがRANGEの1つしか付いてないのが難点です…。
細かい設定が出来ないんですよね…。
小型といえども、今の時代には細かい設定が出来るエフェクターがあっていると思います。
いずれこの『Q-Tron』シリーズにも、『Canyon』や『Oceans 11』のような、小型で多彩な新機種が登場してくれることを期待しています。
ちなみに最近のエレハモの定番でもあるマイクロサイズのエフェクターと、この『Micro Q-Tron』を並べて見ました。
1.5倍サイズと言ったところでしょうか…。
やはり少し大きく感じますね。
使い勝手はとても良いエンベロープフィルターなのですが、音質そのままで、更に細かく設定できるマイクロサイズの新機種が欲しい所です。
もちろん上記の写真に一緒に写っているエレハモのオーバードライヴ『Crayon』との相性も抜群です♪
エフェクターのサイズ感こそ中途半端な大きさではありますが…『Micro Q-Tron』の中身のサウンドは素晴らしいものです。
ピッキングの強弱に合わせてワウの効きがコントロールできるのも魅力のひとつです。
また、最近流行のトム・ミッシュのようなネオソウルギターのあのオートワウサウンドを演出するのにも適しています。
トム・ミッシュが使用しているのは、BOSSの『FT-2 Dynamic Filter Auto Wah Pedal』というエフェクターではありますが、この『Micro Q-Tron』でも似たようなサウンドが作れますよ♪
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