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カテゴリー:Music

2022/06/04

#私を構成するギターロック10選

Twitterで見かけたハッシュタグ【#私を構成するギターロック】を自分なりに10作品から選んでご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

Twitterのハッシュタグで見つけた【#私を構成するギターロック】

先日Twitterのハッシュタグで面白いものを見つけました。

 

それは【#私を構成するギターロック】というハッシュタグです。

 

以前にもこのブログでは、【#自分を作り上げたギタリスト4選】や【#あなたをオタクにした作品4選】といったハッシュタグについて僕自身が選んだ作品やミュージシャンをご紹介していたのですが、今回はこちらの【#私を構成するギターロック】でもやってみたいと思います。

 

 

ギターがかっこいいと思うロックアルバムを10枚選ぶとしたら…

今回のハッシュタグの内容は【#私を構成するギターロック】ということで、僕がこれまでの人生で影響を受けたギターロック作品を選びました。

 

曲ではなくアルバム単位で選びました。

 

それとブルースやジャズは入っていません。

 

全てロックアルバムになります。

 

僕が音楽を真剣に聴くようになったのは中学3年生の頃からなのですが、やはり最初はロックから聴き始めました。

 

でもジャズやブルースもかなり早い時期から聴いていました。

 

高校3年生になる頃にはジョン・コルトレーンやエルモア・ジェームスを聴いています。

 

しかし今回はロックというジャンルに絞って選ばなくてはいけないため、その辺のジャンルは省きました。

 

とはいっても、ジャズギターに関しては20代半ばになるまであまり興味はありませんでした。

 

それまではずっとサックスやトランペットが中心のジャズばかり聴いていました。

 

でもロックギターに関しては20代になるまでにはそこそこの数を聴きました。

 

といったわけで、今回僕がこのハッシュタグから選んだ10作品は10代後半~20代前半の期間に聴いて好きになったアルバムです。

 

まさに「私を構成する」と言ってよい、自分が若い時期に聴いたアルバムばかりです。

 

中には自分でもギター演奏したことがある楽曲も含まれています。

 

ただ聴くだけでなく自分でも演奏したいと思い僕は高校生の頃からギターを始めました。

 

今回選んだ10作品の中には、僕がギターを続けるきっかけとなった作品や、アドリヴ演奏をするきっかけとなった作品も入っています。

 

このブログを読んで下さっているギター弾きの方には「へ~そのアルバムから影響を受けてるんだな~。」とか、逆にギターは弾いていないけれども好きだという方には「自分もこの曲を弾いてみたくなったのでギターを始めようかな?」と感じて頂けたら嬉しいです。

 

それではアーティスト名のアルファベット順に10作品をご紹介したいと思います。

 

【#私を構成するギターロック】01.Aerosmith – 『Pump』

 

ちょうどアルファベット順だと1番最初にエアロスミスになりました。

 

このブログでもしょっちゅう出てくるように、僕はエアロスミスが大好きです!

 

高校1年生の時に同級生におすすめされて以来もう四半世紀近くハマっています。

 

それぐらい大好きなバンドなのですが、やはりエアロスミスが好きな理由の1番は「ギターロック」だからです。

 

スティーヴンの歌声や曲が好きなのもありますが、もしエアロスミスがギターロックではなくピアノが主体のバンドとかだったらここまで好きにはなっていなかったと思います。

 

僕が人生初めて意識して聴いたエアロスミスの曲は”Bakc In The Saddle”でした。

 

もちろんスティーヴンの驚異的なボーカルにも驚きましたが、それ以上に僕はあの「ギュウゥィィ~~~ンゥィ~ンゥィ~ン」と余韻を残すハーモナイズドチョーキングの音に痺れました!

 

それからエアロスミスのアルバムを1つずつ集めて”Walk This Way”や”Mama Kin”に”Draw The Line”等のギターリフの虜になりました。

 

しかしギターロック作品としては1989年リリースの『Pump』が一番です。

 

70年代後半にジョー・ペリーとブラッド・ウィットフォードの2人のギタリストが脱退して低迷期を経験したエアロスミス…しかしその後80年代半ばになってこの2人がバンドに戻ってきてからは第2次黄金期を迎えました。

 

この2人のギタリストが戻ってから3作目となる『Pump』は、特に2本のギターの絡み合いが凄まじいです!

 

それまではリードギターをジョーに任せ、たまにギターソロを弾きこそするけれどもあまり前に出ようとしなかったブラッドがここにきて自己主張を始めました!

 

“Love In An Elevator”ではジョーに負けず劣らずなギターソロも披露しています。

 

もちろんジョーも負けていません!

 

この頃はアーノルド・シュワルツェネッガーが映画俳優として流行った年代でもあるためか、まるでボディービルダーのような筋骨隆々になったこの時期のジョーの見た目通りにギターも今までになくパワフルです!

 

70年代のジョーのギターソロはどこか酔っぱらったようなフラフラした演奏でもありました。

 

もちろんそれもジョーの魅力なのですが、僕はこちらのパワフルなジョーのギタープレイの方が好きです!

 

酒やドラッグを止めクリーンになったジョーが、ターミネーターのような見た目になりゴリゴリとギターを弾きまくる!

 

これこそまさにド派手なアメリカン・ハード・ロックです!

 

僕が好きなのはこのどこまでもポジティヴで元気なアメリカの音楽なのです!

 

商業臭くって産業ロックと呼ばれていてもいいんです!

 

それもアメリカという国の1つの魅力だと僕は思っています。

 

何も音楽は「アートでなければいけない!」と難解になって暗くなる必要はありません。

 

ポジティヴで楽しめたらそれでいいじゃないですか♪

 

僕が好きなエアロスミスのギターはこの『Pump』に全て納められています!

 

もちろん収録されている楽曲も粒揃いで質の高いものばかりです。

 

プライベートで辛いことがあった時にこの『Pump』を聴いて、ジョーとブラッドのギター演奏に何度心を救われたことか…。

 

いつまでもクヨクヨと悩んでいたって時間の無駄なんです!

 

『Pump』を聴いてポジティブマインドで行きましょう♪

 

【#私を構成するギターロック】02.The Allman Brothers Band – 『At Fillmore East』

 

ブルースのカバー曲も多数収録されてはいますが、オールマン・ブラザーズ・バンドはやはりロックバンドだと思いますのでこちらの『At Fillmore East』をチョイスしました。

 

もちろん「スカイドッグ」と異名されたデュアン・オールマンのスライドギターが決め手です!

 

とは言っても僕が初めてスライドギターを聴いたのはデュアンではありませんでした。

 

先にエルモア・ジェームスやエアロスミスのジョー・ペリーで聴いています。(”Draw The Line”や”Let The Music Do The Talking”等)

 

しかしデュアンの弾く”Statesboro Blues”を初めて聴いた時に度肝を抜かれたのは事実です。

 

それだけでなくディッキ-・ベッツのギターソロにも魅力を感じました。

 

ブルージーというよりもどこかカントリー調の軽いノリですが、それが返って軽快さに繋がっていて聴きやすかったです。

 

デュアンのギターソロは勢いもあり派手なのですが、少し大味です。

 

軽く音楽を聴きたい時には少しトゥーマッチなこともあります。

 

その点、ディッキー・ベッツの弾くギターソロは肩の力を抜いて聴くことが出来ます。

 

その2人が絡み合うことで何とも言えないバンドサウンドに仕上がっています。

 

僕自身はスライドギターを上手く弾くことが出来ないのでコピーしたことはないのですが、20代の頃にブルースバンドでギターを弾いていた時に対バンの先輩バンドでデュアン・オールマン好きのギタリストさんがいました。

 

かなり忠実にデュアンのスライドギターをコピーしていました。

 

僕は弾くことが出来ないけれども、こうやって世界中の多くのスライドギター弾きにデュアンは影響を与えているんだろうな~と思いました。

 

オールマン・ブラザーズ・バンドの一番の魅力はやはりこのツインギターですね。

 

そのツインギターが一番上手く機能しているのが、やはりこの名作ライヴ盤『At Fillmore East』です。

 

【#私を構成するギターロック】03.Cream – 『Wheels Of Fire』

 

以前このブログに書いていたのですが、僕もクリーム時代のエリック・クプトンの名演”Crossroads”は必至で練習しました。

 

クリーム時代のエリック・クラプトンの名演『クロスロード』のギターを完コピしよう!

 

あのギターリフもかっこいいのですが、特にAメジャー・パンタトニック・スケールとAマイナー・パンタトニック・スケールを上手く使い分けたあのギターソロは絶品です!

 

もちろん”Crossroads”だけでなく『Wheels Of Fire』には若かりし頃のクラプトンの勢いある名演が数多く収録されています。

 

特に人気曲”White Room”に於けるワウギター演奏は最高です!

 

攻撃的なジミヘンのワウとは違った「良く歌う」ワウギターはクラプトンならではの演奏です。

 

他にも”Sitting on Top of the World”や”Born Under a Bad Sign”等のブルース曲では、ヒューバート・サムリンやアルバート・キングとはまた違ったロックな解釈でのブルースギターを堪能することが出来ます。

 

デレク&ザ・ドミノス時代も素晴らしいですが、僕はクリーム時代のクラプトンのギターの方が初めて聴いた時の衝撃は大きかったです!

 

【#私を構成するギターロック】04.Dinosaur Jr. -『Where You Been』

 

僕がダイナソーJr.を知ったのは大学生になってからでした。

 

当時、ワーナーミュージック・ジャパンのキャンペーンで「対象商品のCDを3枚買ったらもれなくお好きなCDを1枚もらえる」という企画がありました。

 

その企画には対象商品が掲載されたフリー冊子がタワレコの店舗なんかに置かれていました。

 

まだネットがそこまで一般化されていなかった古い時代でしたからね…。

 

当時の僕はリトルフィートにハマっていて、たまたまリトルフィートのCDレーベルがワーナーミュージック・ジャパンでした。

 

リトルフィートのCDを3枚購入して集まったキャンペーンシールで何か1枚CDをもらおうとフリー冊子を読んでいました。

 

そして僕の目に留まったのは、ダイナソーJr.がワーナーミュージック・ジャパンに移籍してからメジャー・デビュー第1弾としてリリースした『Green Mind』のアルバムジャケットでした。

 

 

このジャケット写真はジョゼフ・スザボの写真集『Almost Grown』に収録されている作品でした。

 

 

いわゆるジャケ買いをしたんですが、1曲目の”The Wagon”を聴いた瞬間に好きになりました♪

 

しかし僕がJ・マスキスのギター演奏で感動したのは『Green Mind』よりも次回作に当たる『Where You Been』の方でした。

 

深く歪んだギターの音がとてもハードな”Out There”や、イントロのカッティングが最高にポップな”Start Choppin”なんかも良いのですが…僕が一番好きになったのは”Get Me”でした。

 

僕は高校生の時にギターを始めたのですが、ちょうどその頃はMr. Bigやインペリテリ等が流行っており、ギターソロを弾く人たちはポール・ギルバートやクリス・インペリテリのような速弾きや超絶技巧を目指すギタリストが多かった記憶です。

 

その反面70年代パンクのリバイバルもあり、パワーコードだけでゴリゴリ演奏するシンプル・イズ・ベスト!なギタリストも多かったです。

 

どちらのジャンルも聴く分には好きなのですが、自分で演奏したいギタープレイではありませんでした。

 

パンクのようにギターソロがないのは嫌で、やはり自分でもソロは弾きたいと思っていました。

 

しかし僕は超絶技巧とかよりも、もっと歌心溢れるメロディアスなギターソロが弾きたかったんです。

 

そんなある日、ふと『Where You Been』を聴いていたら”Get Me”のギターソロで驚きました!

 

それまではJ・マスキスの鼻歌みたいなボーカルが印象的なゆるいバラード曲としか思っていなかったのですが、ある日急にこの曲のギターソロを意識して聴くようになったんです。

 

そしたら「これこそまさに僕が弾きたいと思っている歌心溢れるメロディアスなギターソロじゃないか!」と気付いたんです。

 

特に曲の終盤のギターソロが最高です♪

 

曲が途中でフェイドアウトしてからも心の中に余韻が残ります。

 

しかもJ・マスキスのインタビューを読んでみたら「同じソロは2度と弾けないよ。」と語っており、毎回アドリヴでギターソロを弾いていることを知りました。

 

僕はダイナソーJr.を聴くよりも先にジョン・コルトレーンを聴いていたので、ジャズマンがアドリヴでサックスやトランペットを吹くことは知っていました。

 

しかしロック・ミュージシャンのギターソロもアドリヴで弾いているとは実はその時まで気付かなかったんです。

 

よくよく考えてみたらエアロスミスのジョー・ペリーも毎回弾くパターンこそあれどライヴではアドリヴでギターソロを細かく変えていますからね。

 

J・マスキスのインタビューでこういったメロディアスなギターソロもアドリヴで演奏できることを知り、僕は長らく弾いていなかったギターを手に取りました。

 

 

「いつの日にか僕もライヴでアドリヴでギターソロを弾きたい!」

 

そう思った大学生のある日でした。

 

その実現の日は割と近いうちにブルースバンドという形で叶うのですがね。

 

その当時は知る由もなかったことです。

 

それ以前の僕は単純なオープンコードとパワーコードしか弾くことが出来なかったですからね…。

 

自分でもステージ上でアドリヴでギターソロを弾くようになるとは思いもしませんでした。

 

なのでダイナソーJr.の『Where You Been』を聴いてなかったら、僕はギターを続けていなかったかも知れません!?

 

【#私を構成するギターロック】05.Grateful Dead -『Grateful Dead』

グレイトフル・デッドのアルバムでバンド名がタイトルになった作品は2つあります。

 

1つは1967年にリリースされたデビュー作の『The Grateful Dead』です。

 

そしてもう1つは通称『Skull and Roses』としても知られる1971年のライヴ盤『Grateful Dead』です。

 

僕が影響を受けたのはライヴ盤の『Grateful Dead』の方です。

 

もちろん僕が影響を受けたのは、リズムギターを担当するボブ・ウィアの方ではなくギターソロをアドリヴで弾きまくるジェリー・ガルシアの方です。

 

ブルースから影響を受けているのにペンタトニック一発でソロを弾かないメロディアスなソロ演奏に魅了されました。

 

特に『Grateful Dead』に収録されている”Bertha”や”Big Railroad Blues”で聴くことが出来る煌びやかなギターソロが大好きです♪

 

ジェリーのギターソロもJ・マスキスと同じくメロディーが中心なのが好きなところです。

 

【#私を構成するギターロック】06.Jimi Hendrix -『Band Of Gypsys』

 

ロックギターを語る際にジミ・ヘンドリックスは絶対に外せません!

 

もちろん僕も若い頃にジミヘンに夢中になりました!

 

“Purple Haze”や”Voodoo Chile”も好きなのですが、僕が一番好きなジミヘンの作品はライヴ盤の『Band Of Gypsys』です。

 

特に冒頭2曲の”Who Knows”と”Machine Gun”に於ける凄まじいアドリヴ演奏が最高です♪

 

この2曲は何回聴いてもその凄さに圧倒されます!

 

【#私を構成するギターロック】07.Meat Puppets -『Too High To Die』

 

ここで僕ならではのマニアックなチョイスが登場です!

 

おそらくミート・パペッツのギター演奏から影響を受けている人は世界中探してもほとんどいないんじゃないかな?と思います。

 

しかし僕は以前にもこのブログでご紹介していたようにこの『Too High To Die』に収録されている曲を練習してギターソロを弾けるようになりました。

 

ミート・パペッツの1994年の名作『Too High To Die』を聴こう♪

 

特に”Roof with a Hole”は良い練習になりました。

 

大学生の頃にダイナソーJr.を聴いてギターソロを弾きたくなったのですが、ギターソロなんてどうやって弾くのか全く分かりませんでした。

 

しかしある日クリームの”Crossroads”をコピーする特集がギターマガジンで組まれていて、僕はペンタトニック・スケールを知りました。

 

そのことを知った上で”Roof with a Hole”のギターソロをじっくりと聴いてみると…あれ?もしかしてこの曲のギターソロってマイナー・ペンタトニックだけで弾くことが出来るのでは!?と気付くことが出来ました。

 

それからひたすらこの曲のギターソロを練習していたのですが、まさか数年のちに実際に僕がブルースバンドを始めることになるとは思いもよりませんでした。

 

ブルースバンドを始めてから僕は人生で初めてアドリヴでギターソロを弾くことになりました。

 

その際に”Roof with a Hole”をコピーしたことで学んだフレーズを使っていました。

 

僕に取ってはカート・カークウッドは心の中のブルース・ギターの師匠なんです。

 

ミート・パペッツでブルース・ギターを弾けるようになる…希な霊ですね。(笑)

 

【#私を構成するギターロック】08.My Bloody Valentine -『Loveless』

 

先に「東の爆音王子」ことJ・マスキスがリーダーのダイナソーJr.を知り、そしてその繋がりでソニック・ユースを聴き、ノイズ系のギターを好きになりました。

 

その後、ジーザス&メリーチェイン等、英国勢にも目を向けてみたら…「西の爆音王子」を見つけました!

 

というよりもダイナソーJr.やソニック・ユースの繋がりで必ずのように語られるのがこのマイ・ブラッディ・バレンタインの名盤『Loveless』です。

 

僕の場合は当時のバイト先にいた音楽好きの先輩から教えてもらいました。

 

「ダイナソーやソニック・ユース好きなんだったらマイブラとかも聴くの?」と言われ…「マイブラ?何ですかそれ?下着?」がきっかけでした。(笑)

 

さっそくタワレコで探してみたら…「あれ?このジャケットって雑誌で見かけたことあるな~!」と気付きました。

 

そして1曲目の”Only Shallow”を聴いた瞬間…1音目が爆音で鳴った瞬間に目の前に新しい世界が広がりました。

 

「こんなにも美しいノイズがこの世には存在していたんだな…。」

 

知覚の扉が開いた瞬間でした。

 

ノイズとはただただ暴力的なものだとばかり思っていたのに、こんなにも美しい音だったなんて…

 

本当に衝撃的でした。

 

コンマ一秒でマイブラにハマりました。

 

自分ではこういったジャンルを演奏することはありませんが、ギターノイズの果てしない可能性を知った衝撃的なアルバムです。

 

衝撃度だけで言えば今回選んだ作品の中でも『Loveless』が一番です!

 

こんなにも芸術性の高い作品は滅多にない…。

 

【#私を構成するギターロック】09.Nirvana -『Nevermind』

ミート・パペッツ、マイブラと挙げて、ここにきて急に有名所です。

 

ミート・パペッツでブルース・ギターを弾けるようになった人は他にいないとは思いますが、ニルヴァーナでロックギターに目覚めた人は世界中にごまんといることでしょう。

 

僕もその1人です。

 

高校生の頃、Mr.Bigを聴いて「ギターってこんなにも技術が高くないと弾けないのか…。」と諦めた僕は、ちょうど同時期にリバイバルブームを起こしていた70年代パンクにハマっていました。

 

そんなある日、同級生に「パンクが好きならニルヴァーナも聴くの?」と言われ「何それ?」ってなりました。

 

そしたらその同級生が「うちの兄貴がニルヴァーナ好きだからCD貸してあげようか?」と言ってくれて、僕はお言葉に甘えて貸して貰うことにしました。

 

家に帰って借りたばかりの『Nevermind』を聴いてみると…

 

「ジャ~ジャジャン♪ジャージャージャー♪ジャ~ジャジャン♪ジャージャージャー♪」

 

“Smells Like Teen Spirit”のイントロのギターカッティングだけで好きになりました。

 

次の日すぐにCDを返したら「あれ?気に入らなかった?」と聞かれたので、「違う、その逆でめっちゃ気に入ったから自分でCD買う。」と変なお礼を言って返しました。

 

自分でも”Smells Like Teen Spirit”をギターで弾いてみたくなったんです。

 

だから借り物じゃなくって自分のCDが必要だなって。

 

カート・コバーンがいつしかのインタビューでセックス・ピストルズをこう褒めていました。

 

「ピストルズのような誰でも弾けそうなギター演奏も大事なんだよ。だって”これなら俺でも弾けそう!”とギターを始めるきっかけになるからね。」

 

僕も同じ事を”Smells Like Teen Spirit”で経験しました。

 

Mr.Bigを聴いた時は「こんな難しいの弾けるか~!」と諦めましたが、”Smells Like Teen Spirit”を聴いた瞬間に「もしかしてこれ弾けるかも?」と思ったからです。

 

そして実際に大学生の頃にニルヴァーナのコピーバンドを結成して『Nevermind』に収録されている”Smells Like Teen Spirit”に”Come As You Are”や”Breed”、”Drain You”や”Lounge Act”等、多くの曲をやりました。

 

『Nevermind』は、僕がギターを始めるきっかけとなった「始まりのアルバム」です。

 

【#私を構成するギターロック】10.U2 -『The Joshua Tree』

今回最後にご紹介するU2の『The Joshua Tree』がこの10作品の中で僕が一番最初に聴いたアルバムになります。

 

それどころか僕が初めて自分で買った洋楽CDがこの『The Joshua Tree』でした。

 

そもそも『The Joshua Tree』を購入していなかったら音楽に目覚めていただろうか?と言えるほどに僕の人生にとって大きな影響を与えてくれた大切な作品です。

 

ひょんなきっかけから勘違いして間違えて買ってしまった『The Joshua Tree』だったのですが、日本の音楽ではおそらくほとんど聴くことが出来ないであろう壮大な”Where the Streets Have No Name”のオルガンのイントロを聴いた瞬間に中学生だった僕の心が開かれました。

 

それまでは家に引きこもってゲームばかりしていたのですが、僕はU2を聴き始めてからそれ以降ゲーム機を一切買っていません。

 

その瞬間、僕に取ってはゲームよりも音楽の方が大事になったのでした。

 

ジ・エッジが弾く深いディレイを効かせたギターカッティングを聴くとなぜか頭の中で広大なアメリカの景色がロードムービーを観ているかのように広がっていきました!

 

子供の頃の僕は自分で何も決めることが出来ず、いつも周りの意見に流されていました。

 

1人で何も行動できず、大阪の中心街に行くことすら怖くって出来ませんでした。

 

しかし『The Joshua Tree』を聴いた後、僕の中で何かが変わりました。

 

「海外旅行してみたい!」

 

そう思ったんです。

 

それから数年経ち1人で何も行動できなかった臆病者の少年は大人になり、NYやロンドンへ1人で旅行するまで成長することができました。

 

あの時、U2の『The Joshua Tree』を聴いていなかったら…ジ・エッジのギターの音で海外の景色を頭の中に思い浮かべていなかったら…

 

僕は今でも何も出来ないままだったかもしれません。

 

人生を変えてくれた作品です。

 

 

以上、【#私を構成するギターロック10選】でした。

 

ロックギターで人生が変わる人間もいるんです。

 

少なくとも僕はここに挙げた10作品を聴くことで人生がより良いものに変わった気がします。

 

人生は時として上手くいかないことの方が多いですが、しかしいつも素晴らしいロックギター作品を聴いて前向きに進んでいきたいと思います。

 

エアロスミスやダイナソーJr.にニルヴァーナやミート・パペッツを聴いていなかったら僕はギターを弾いていなかったことでしょう。

 

その後のバンド活動やセッションへの参加はこういった音楽を聴いていたからこそ出来たかけがえのない経験です。

 

そしてU2を聴いていなかったら、僕はずっとひきこもったままで外に出ることもなかったでしょう。

 

音楽って素晴らしいですね♪

 

 

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