
2020/08/02
僕が選んだ【#あなたをオタクにした作品4選】
Twitterのハッシュタグ「#あなたをオタクにした作品4選」をきっかけに自分の選んだ4作品をご紹介します。
先日、Twitterの流行のハッシュタグに「#あなたをオタクにした作品4選」というのがあったので、自分が影響を受けた作品を4つ選んでみました。
Twitterでは文字数に制限があるので作品名を箇条書きすることしか出来ませんでしたが…字数制限のないこちらではその理由も書いてみたいと思います。
「#あなたをオタクにした作品4選」
◆U2の『Josua Tree』
【始まりはU2から…】
中学生の頃に初めて自分で買ったアルバムです。
それまで音楽の授業が家庭科に次いで大嫌いだった僕がこの作品をきっかけに「音楽を聴くこと」に目覚めました。
実はU2を聴いたきっかけはアメコミのXメンからでした。
主人降格のサイクロップスの結婚式のストーリーでBGMにU2の”One”を演奏するといった内容です。
中学生ながら

めっちゃいい曲なんだろうな~。
どんな曲か聴いてみた!
と思い、すぐに近くのCD屋でU2を探しました。
しかし、それまでCDを買ったことがなかった僕は、後ろに収録曲が書かれていることを知らず間違って”One”が収録されていない『Josua Tree』を買ったんです。(笑)
でもその間違いが結果的に良かったんだと今は思います。
U2はアイルランド出身のバンドですが、この作品ではアメリカン・ルーツ音楽を追究しています。
最初にこの作品を聴いたからこそ今のアメリカ音楽好きの自分がいるんだなぁ~と一生その出会いに感謝できる名作です。
◆エアロスミスの『Rocks』
【ロックへの目覚め…】
高校生の頃の同級生に勧められエアロスミスのベスト盤を聴きました。
当時はまだカセットテープで貸してもらってたので、たまたまB面の”Back In The Saddle”を最初に聴いて意識が宇宙までぶっ飛びました!
チープトリックのリック・ニールセンが世界で最もヘヴィな楽曲と表現したこの曲の破壊力は15歳のガキんちょにも伝わりました。
すぐに『Rocks』を買ってエアロスミスに…というかロックにハマりました。
この時エアロスミスにハマったのが、今のファンク好きの自分にも繋がっていると思います。
エアロって同世代のロックバンドの中でも特にファンキーですからね。
◆ジョン・コルトレーンの『My Favorite Things』
【楽器ってアドリヴでも演奏できるんだ!】
高校生の頃にたまたまNHKのジャズの特集番組でコルトレーンが”My Favorite Things”を演奏している映像を観ました。
野外ステージにスーツ姿で立つジャズの巨人は、何かに取り憑かれたようにソプラノサックスを吹きまくっていました。
白黒の映像ながらコルトレーンの身体からは汗が蒸発して湯気が出ていました。

演奏しているんだろう?
と子供ながらに気になりました。
この時、コルトレーンを聴いたことで「アドリヴ演奏」の存在を知りました。
それまでは音楽って毎回譜面通りに同じ演奏をするもんだと思ってました。
興味を持った楽器こそコルトレーンとは違うギターでしたが、自分が楽器をやってみたいと思ったのもコルトレーンの熱いアドリヴ演奏を聴いてからです。
ちなみにアルバム『My Favorite Things』を購入してからは何度も何度も繰り返して聴いて、1度朝まで聴きまくって次の日高校をサボったこともあります。(笑)
◆エルモア・ジェームスの『Blues Giant – Best Selection 4』
【底なし沼のブルースにズブズブ…】
これまた高校生の頃に深夜のTVで聴きました。
深夜に大阪の上空からの映像を固定カメラで写してBGMだけが流れてる番組です。
最初こそB.B.キングのオシャレなブルースが流れていて、当時のロック好きの僕にはブルースの良さがわかりませんでした。
しかし”Dust My Broom”のイントロのあの3連フレーズが急に流れてきてビックリしました!

ロックよりもロックしている!
と衝撃を受けました。
すぐにタワレコにエルモアを探しに行って、ジャケットのイラストが面白い『Blues Giant – Best Selection 4』を買いました。
その後、エルモアをきっかけに色んなブルースを聴いていったお陰で20代の若造のくせにやけにブルースに詳しくなっちゃいました。
最近は自分もおっさんになったので、年配の音楽好きならそれぐらい知ってて当たり前のような知識ではありますが…若い頃はそのことがちょっとした自慢でもありました。
ほんま、エルモアのせいやで!(笑)
以上、僕が選んだ【#あなたをオタクにした作品4選】でした。
ここでご紹介しましたU2にエアロスミスにジョン・コルトレーンにエルモア・ジェームス…どれも僕の人生にとって重要なミュージシャンばかりです!
この4作品を通して僕は音楽オタクへとなっていきました。
でも、これで良かったんだって自分の人生を振り返って思うことがあります。
それではまた次回は別のテーマでミュージシャンを選んでみたいと思います。
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