2019/02/02
エリック・クラプトンのおすすめバラード曲8選!泣ける名曲ばかり!
ギターの神様エリック・クラプトンのバラードの名曲を8曲選びました!
エリック・クラプトンのバラード曲は男泣き出来る名曲ばかり♪
前回はエリック・クラプトンの隠れた名作1stソロアルバムのご紹介でした。
エリック・クラプトンの1stソロアルバム『Eric Clapton』を聴こう♪
僕自身クラプトンのアルバムでは、初々しかった1stソロアルバムの『Eric Clapton』が好きだったので、ずっと前からぜひとも自分のこのブログを通してご紹介したいと思っていました。
クラプトンのバラード曲やブルースを聴いてハマったという方にも、初期の少しファンキーなスワンプ・ロックをやっていたクラプトンも聴いて欲しいな~と思ったからです。
しかし僕もクラプトンのバラード曲やブルースが好きではないわけではありません!
もちろんクラプトンの歌うバラード曲は、泣ける名曲が多く存在しているのも事実だと思います。
そこで、今回はもっと初心に戻って、隠れた名作のご紹介ではなくエリック・クラプトンの個人的に「これだけは聴いた方がいいんじゃないかな?」と思う名バラードをご紹介したいと思います。
なので、「これから初めてエリック・クラプトンを聴いてみる。」というクラプトン初心者の方への参考になればいいな~と思います。
なるべく定番のバラード曲を選びました。
そこに僕自身の思い入れ選曲も混じったりしていますが、ぜひとも最後まで読んで頂きたいと思います。
それではさっそくご紹介したいと思います。
1曲目”Wonderful Tonight”
まずは何と言ってもこの曲、”Wonderful Tonight”は絶対に外せません!
クラプトン好きなら必ず聴いておかなければいけない名曲です!
オリジナルは、1977年の名盤『Slowhand』の2曲目に収録されていたクラプトン自身が作曲したバラードです。
パーティーに行く大人なカップルの物語を綴ったような歌詞がなんとも素敵ですね♪
少し飲みすぎて酔ってしまい、女性のパートナーに帰りの車の運転を任せるというクラプトンのバラードにちょくちょく出てくる「男の弱さ」が印象的です。
僕が高校生だった頃、英語の授業でこの曲の歌詞のリスニングの日がありました。
それまで僕はこの曲のことを知らなかったのですが、あまりにロマンチックな歌詞とメロウなギター演奏にすぐに虜になってしまいました。
授業中に悪ふざけしている同級生の話など、どうでも良くなって、その日はこの曲の収録されているCDを探すことばかり考えていました。
今にして思えば、その時の英語の先生は素晴らしいセンスを持っていらっしゃったんだな~と思います。(女性の先生でした。)
その日の帰りに近くのCD屋によって、僕はクラプトンのベスト・アルバムを購入しました。
さすがに小さいCD屋には『Slowhand』は置いてなかったです。
その時に初めてクラプトンのアルバムを購入しました。
僕が初めて購入したクラプトンのアルバムは1982年にリリースされていた『Time Pieces: Best of Eric Clapton』というベスト盤です。
今となっては古い選曲のベスト盤ですが、当時の高校生だった僕には懐中時計を持ったクラプトンのジャケットがすごく「大人」に感じてかっこよかったです。
“Wonderful Tonight”は、4曲目に収録されていました。
むしろ『Time Pieces: Best of Eric Clapton』のようにこれぐらいシンプルな選曲の方が、アルバムを通して聴く場合は適しているかもしれませんね⁉
最近のクラプトンのベスト盤は、CD2枚組で大量に曲が入っているので、全て聴くのが大変ですからね。
CD1枚で全11曲のベストな選曲をサクっと気軽に聴ける方が便利な気がします♪
さて、その時の英語の授業のお陰で僕は”Wonderful Tonight”の歌詞から”aching head(エイキング・ヘッド)“という言葉を知りました。
「ズキズキ痛む頭」の意味です。
その繋がりから”headache(ヘッドエイク)“=「頭痛」という言葉も覚えました。
その後、大学生になり、洋楽好きの友達とカラオケに行った際にこのことが役立ちました。
当時流行っていたバックストリート・ボーイズの曲を友達が歌っていたのですが、”headache(ヘッドエイク)“という単語を「ヘッドアチェ」と読んでいました。
僕はすかさず「ヘッドアチェじゃなくってヘッドエイクって読むねんで。」と教えてあげました。
友達は恥ずかしそうに「そうやったんや!ありがとう。」と言ってくれました。
いえいえ、クラプトンのお陰です。
もしこのブログを読んで下さっている英語教師の方は、ぜひとも授業で”Wonderful Tonight”を取り上げてみてはいかがでしょうか?
少なくとも僕には効果がありました。
ところで、僕が一番好きな”Wonderful Tonight”のバージョンは、オリジナルのスタジオ録音ではなくライヴ・バージョンです!
それは1991年にリリースされたCD2枚組のライヴ盤『24 Nights/Recorded Live At The Royal Albert Hall, London. 1990-1991(24ナイツ)』のディスク2の4曲目に収録されていたバージョンです。
今回のYouTube動画にも貼っていますが、この作品は映像作品としてもリリースされていますので、ライヴを丸ごと観たい方にはDVDがおすすめですよ♪
歌だけでなく、最後のギターソロがまた絶品です♪
やはり”Wonderful Tonight”は絶対に外せない名曲ですね♪
2曲目”Tears In Heaven”
こちらもクラプトンを語る上で絶対に外せない名バラードです。
幼くして亡くなってしまった息子のために捧げられたアコースティックギターの音色が優しい名曲”Tears In Heaven”です。
オリジナルは1992年にリリースされたサントラ盤の『Rush』の10曲目に収録されていました。
やはりこの曲は大人気なので、僕が音楽活動をする際にも、対バンの人らがこの曲を演奏していたりすることがあります。
『Unplugged』でも取り上げていましたが、この曲に関してはオリジナルのバージョンが一番好きです♪
3曲目”River of Tears”
“Wonderful Tonight”と”Tears In Heaven”と、あまりにも有名すぎる曲が続いたので…少しマニアックなこの曲を!
あのエヴァンゲリオンの貞本義行氏がジャケットをデザインしたことで当時話題だった1998年の名作『Pilgrim』の2曲目に収録されていた”River of Tears”です。
オリジナルバージョンは、なんと7分22秒もある長尺曲です!
“pilgrim”=「巡礼する」をテーマにしたこの作品は全体的にゆったりとした楽曲が多く収録されていました。
アルバムからのリード・トラックとなった”My Father’s Eyes”や”Circus”など、アダルト・コンテンポラリーな楽曲が多く収録されていました。
僕がベスト盤の『Time Pieces: Best of Eric Clapton』の次に買ったアルバムがこの『Pilgrim』でした。
当時は、すごく「大人」のアルバムに感じました。
その中でも2曲目のこの”River of Tears”が印象に残りました。
ちなみにこのYouTube動画でドラムを叩いているのはスティーヴ・ガッドで、ベースを弾いているのはネイザン・イーストです。
どちらもフュージョン/クロスオーバー系の凄腕ミュージシャンですが、こんなすごいリズム隊をバックにフロントマンを張れるクラプトンも本当にすごいですね!
4曲目”Blue Eyes Blue”
“Blue Eyes Blue”は、あの映画『プリティ・ウーマン』で出演していたジュリア・ロバーツとリチャード・ギアが1999年に再び共演したラブ・ロマンス映画『プリティ・ブライド』の挿入歌として使われたバラード曲です。
その後、当時のクラプトンの最新のベスト盤だった『Clapton Chronicles: The Best Of Eric Clapton』の1曲目に再収録されました。
“Tears In Heaven”のようなアコースティックギターが美しいバラードです。
こちらの方は「悲しみ」ではなく本当の愛に気づく「歓び」を感じる曲ですね♪
この曲の作者はクラプトンではなく、エアロスミスの”I Don’t Want to Miss a Thing”の作者で知られる女性ソングライターのダイアン・ウォーレンです。
壮大な曲調が多い彼女にしては、シンプルなアレンジの曲です。
そこがまたクラプトンのイメージに合っているんですがね♪
5曲目”Say What You Will”
クラプトンの2005年の作品『Back Home』の2曲目に収録されていたクラプトン作の”Say What You Will”です。
なんとこの曲は当時SMAPに「友だちへ 〜Say What You Will〜」という曲名で提供されていました!
今となってはSMAPも解散してしまいましたが、クラプトンのファンにも忘れて欲しくない名曲だと思います。
クラプトンのバージョンは、お得意のレゲェのリズムでゆったりと演奏しています♪
6曲目”Bell Bottom Blues”
今回ご紹介するクラプトンの自作曲の中では”Wonderful Tonight”よりも更に古い曲になります。
1970年にクラプトンがデレク&ザ・ドミノスというバンドをやっていた頃に書かれた”Bell Bottom Blues”です。
デレク&ザ・ドミノスのピアニストだったボビー・ウィットロックとの共作です。
この曲の頃から後の”Wonderful Tonight”にも見られるクラプトン流の「男の弱さ」を歌った哀愁漂うバラードが出来上がっていました。
オリジナルのスタジオ録音バージョンはエレクトリックギターで演奏されていましたが…
僕は2002年に発表されたライヴ盤の『One More Car, One More Rider』に収録されていたようなアコースティックギターでの演奏の方が好きです。
まさに胸にグッとくるような名曲です♪
7曲目”Nobody Knows You When You’re Down & Out”
こちらもデレク&ザ・ドミノスのアルバムに収録されていた曲です。
この曲はクラプトンのオリジナルではなくカヴァー曲です。
オリジナルは、ソングライターのジミー・コックスによって1923年に書かれた本当に古い曲になります。
ベッシー・スミスというブルースの女帝によって歌われたのが最初です。
“Nobody Knows You When You’re Down & Out”という長い曲名は、邦題では「嫌われ者」や「誰も知らない」と訳されることがあります。
富や権力を手にすると過去の友人たちは自分の元を去ってしまい、名声を得ても孤独だけしか自分の元には残っていない…という何とも侘しい歌詞を持つ楽曲です。
クラプトンの『Unplugged』のアコギ・バージョンは、恐らくスクラッパー・ブラックウェルが弾き語ったバージョンを元に取り上げたのではないか?と思われます。
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というのも、スクラッパー・ブラックウェルがサイドマンとしてギターを弾いていたブルース・ピアニストのリロイ・カーなんかもクラプトンお気に入りのブルースマンだったようです。
なので、ギター弾きのクラプトンも少なからずスクラッパー・ブラックウェルの影響は受けているはずです。
ちなみに、後にクラプトンは1994年のブルース・アルバムの『From the Cradle』でリロイ・カーの”Blues Before Sunrise”を取り上げていました。
ブルースピアノを聴くならこれ!リロイ・カーの『Blues Before Sunrise』を聴こう♪
僕はデレク&ザ・ドミノス時代のエレクトリックギターでの演奏よりも『Unplugged』に収録されているダウンホームな雰囲気のアコースティック・バージョンの方が好きです♪
心に沁みますね…ウィスキー片手にオシャレなバーで聴きたくなります♪
ところで僕自身もブルースバンドをやっていた頃にこの曲を取り上げたことがあります。
その時はデレク&ザ・ドミノスのバージョンを参考にカヴァーしました。
8曲目”Over the Rainbow”
今回最後にご紹介するは1939年のミュージカル映画『オズの魔法使い』の挿入歌”Over the Rainbow(虹の彼方に)“です。
クラプトンのバージョンは、2002年に発表されたライヴ盤の『One More Car, One More Rider』の最後に収録されていました。
その後2003年にクラプトンのバラード曲を集めた企画盤の『BALLADS』にも収録されています。
原曲自体がジャズ・スタンダードにもなるような名曲なので、クラプトンが歌ってもやはり名曲ですね♪
以上、【エリック・クラプトンのおすすめバラード曲8選!】のご紹介でした。
クラプトンを知る上で絶対に聴いて欲しいような”Wonderful Tonight”や”Tears In Heaven”だけでなく、僕の思い入れのある選曲”River of Tears”や”Nobody Knows You When You’re Down & Out”など…どれも名曲名演ばかりを選んでみました♪
このブログ記事が、「クラプトンをこれから聴いてみよう!」という方の参考になれたら嬉しいです。
オマケ…”Change The World”
オマケで1996年度のグラミー賞の最優秀楽曲賞を取り上げるのはなんとも贅沢なのですが、この曲もクラプトンの代表曲ですね!
今回のバラード曲の選曲は、なるべく「哀愁漂うブルージー」な楽曲を中心に選びました。
そのため元はカントリーシンガーのワイノナ・ジャッドが歌ったこの”Change The World”は、少し「哀愁漂うブルージー」というテーマから外れていたので選びませんでした。
どちらかっていうと、カントリー調の明るい曲ですからね。
しかしクラプトンを語る上で、この曲も”Wonderful Tonight”や”Tears In Heaven”と同じように欠かせない楽曲ですよね♪
ベイビーフェイスがプロデュースしたクラプトンのスタジオ録音バージョンは、ジョン・トラボルタ主演の1996年の映画『フェノミナン』 の挿入歌として使われていました。
『フェノミナン』 のサントラ盤に収録後は、オリジナル・アルバムの収録こそはないものの、クラプトンのベスト盤に定番曲として収録されるようになりました。
『One More Car, One More Rider』にもライヴ・バージョンが収録されています。
今回の8曲からは外しましたが、やはり名曲名演であることは間違いありませんよね♪
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