カテゴリー:Music

2019/02/02

エリック・クラプトンの1stソロアルバム『Eric Clapton』を聴こう♪

 
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ギターの神様エリック・クラプトンの1stソロアルバム『Eric Clapton』をご紹介します。

クラプトンの初めてのソロアルバムにして隠れた名作『Eric Clapton』!

今回は、ジェフ・ベックやジミー・ペイジと並んで日本では『世界3大ギタリスト』と称されるエリック・クラプトンの1stソロアルバムをご紹介します。

 

実はあの”Layla”の名曲で知られるデレク&ザ・ドミノスのアルバムと同時期にリリースされた隠れた名作です♪

 

 

1stソロアルバム『Eric Clapton』に至るまでの簡単な流れ

 

エリック・クラプトンのキャリアの始まりは、ジェフ・ベックやジミー・ペイジも所属していたヤードバーズというバンドを経て、その後ジョン・メイオールのザ・ブルースブレイカーズにも参加しています。

 

その後、凄腕ドラマーのジンジャー・ベイカーと天才ベーシストのジャック・ブルースと共にクリームというトリオ編成のロック・バンドで活動します。

 

この頃には世間から既に『ギターの神様』と呼ばれるような地位に昇りつめています!

 

しかしあまりにも個性の強すぎる3人が集まったクリームは長続きせずに2年ほどで解散してしまいます。

 

それから少ししてスティーヴ・ウィンウッドとジンジャー・ベイカーと共にブラインド・フェイスそ結成しますが、アルバム1枚を残してすぐに活動を休止してしまいます。

 

なかなか思ったように音楽活動を出来ないままでいたクラプトンは、アメリカの夫婦デュオのデラニー&ボニーのサポートギタリストとして活動を行います。

 

その時から徐々にアメリカ南部のブルースだけでなくR&Bやフォークミュージックが混ざったスワンプ・ロックに目覚めていきます。

 

その陰にはオールマン・ブラザーズ・バンドのデュアン・オールマンの影響も大きかったと思われます。

 

1970年になってから、クラプトンは自身の初のソロアルバムを制作し、その後同時期にデレク&ザ・ドミノスを結成しています。

 

デレク&ザ・ドミノスは、今となってはクラプトンの代表曲になった”Layla”を生み出したバンドです。

 

 

デュアン・オールマンもゲストでスライドギターを弾いている名盤でした。

 

その作品がレコーディングされたのが1970年の9月で、その後約2ヵ月後の11月9日にリリースされています。

 

このデレク&ザ・ドミノスのアルバムがリリースされる少し前に、クラプトンの初のソロアルバム『Eric Clapton』がリリースされていました。

 

『Eric Clapton』がレコーディングされたのは、1969年の11月~1970年の3月の間です。

 

その後、1970年8月16日になってようやくリリースされました。

 

それでは、エリック・クラプトンの隠れた名作1stソロアルバム『Eric Clapton』をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

Eric Clapton – 『Eric Clapton』

01.Slunky
02.Bad Boy
03.Lonesome and a Long Way from Home
04.After Midnight
05.Easy Now
06.Blues Power
07.Bottle of Red Wine
08.Lovin’ You Lovin’ Me
09.Told You for the Last Time
10.Don’t Know Why
11.Let It Rain

 

Personnel:
Eric Clapton – Guitar, Lead Vocals
Delaney Bramlett – Rhythm Guitar, Vocals
John Simon, Leon Russell – Piano
Bob Whitlock – Organ, Vocals
Carl Radle – Bass
Jim Gordon – Drums
Tex Johnson – Percussion
Bob Keys – Saxophone
Jim Price – Trumpet
Bonnie Bramlett, Rita Coolidge, Sonny Curtis, Jerry Allison – Backing Vocals
Stephen Stills – Guitar, Backing Vocals

 

Released: 16 August 1970.
Recorded: November 1969 – March 1970.

 

アルバム参加メンバー

エリック・クラプトンの1stソロアルバムには、豪華なミュージシャンが参加しています。

 

まずはデラニー&ボニーの夫婦です。

 

特に夫のデラニー・ブラムレットの方は、本作ではクラプトンと共に多くの曲を共作しています。

 

それだけでなくリズムギターやバッキング・ボーカルも担当しています。

 

そしてデレク&ザ・ドミノスのメンバーの3人もこの時点で既にクラプトンと共演しています。

 

キーボード奏者のボビー・ウィットロックにベーシストのカール・ラドルにドラムのジム・ゴードンの3名です。

 

またピアノにレオン・ラッセルが参加しているのもポイントですね!

 

スワンプ・ロックに欠かせないミュージシャンです。

 

本作では1曲レオン・ラッセルとデラニー・ブラムレットの共作曲が収録されています。

 

他にもスティーヴン・スティルスやバック・コーラスにリタ・クーリッジなど、当時のアメリカを代表するようなミュージシャンが参加しているのも見逃せません!

 

ここまでお膳立てされているのですから、クラプトンの1stアルバムが駄作になるわけがないんです!(笑)

 

それでは収録曲の方を見ていきましょう。

 

 

アルバムの内容

クラプトンの初のソロアルバムの1曲目”Slunky”は、なんとインストで始まります!

 

インスト曲ですが、デラニーとクラプトンの共作です。

 

ブルースブレイカーズ時代やクリーム時代も歌う曲はあったとはいえ、やはりギターで有名になったクラプトンなので、ソロのキャリアがインストから始まるのも悪くないと思います。

 

しかも曲が始まると、クラプトンのリードギターからではなくファンキーなサックスがテーマを吹き始めます!

 

クラプトンのリードギターが始まるのは1分26秒を経過してからです。

 

それまでは右チャンネルから聴こえてくるクランチ気味のギターのバッキングを弾いているのがクラプトンです。

 

ギターソロが始まるとクラプトの独断場です!

 

1分39秒辺りで「チャチャラチャララララ~♪」と3連気味で弦をプリングさせるフレーズはクラプトンの手癖フレーズです。

 

このフレーズを聴くと「あ~クラプトンだな~。」と思ったりもします。(笑)

 

ちなみにこのフレーズはB.B.キングからの影響です。

 

次の2曲目の”Bad Boy”からクラプトンのボーカルが始まります。

 

ワウギターのイントロから始まるこの曲もデラニーとの共作です。

 

まだ歌いなれていなかった時期のため、ボーカルの弱さが目立ちますが……しかしなかなかの良曲です♪

 

もちろん聴きどころは歌が終わった後の終盤のクラプトンのギターソロです。

 

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やはりクラプトンは、ギターを弾いてなんぼ!ですね♪

 

3曲目”Lonesome and a Long Way from Home”は、デラニーとレオン・ラッセルの共作曲です。

 

盛り上がりのあるホーン隊や豪華なバック・コーラスに……一気にアメリカ南部の雰囲気が醸し出されているアレンジが、いかにもレオン・ラッセルの曲調です♪

 

クラプトンの歌の弱さを豪華なバックが見事にカヴァーしています。

 

さすがにこの頃のボーカルはちょっと今聴くと弱々しいのですが……ギターは流石です!

 

最近では使うことがなくなったワウペダルを使ってソロを弾いています!

 

クラプトンってどうしてもブルース系のギターソロやアンプラグドで披露した見事なアコースティックギターなんかで語られることが多いと思うのですが、実はワウギターも相当な腕前なんですよね!

 

特にクリーム時代は、ワウギターをバリバリ弾いていました!

 

なのにその後はあまりワウペダルを使うことがなくなってしまって……なんならワウギターよりもスライドギターの方が登場回数が多くなっていきます。

 

ワウペダル好きの僕としては非常に残念ではあります……。

 

この1stソロの頃は、ちょうどアメリカ南部のファンキーなロックをやっている頃なので、まだワウギターを使ってくれていました。

 

しかしその後、デレク&ザ・ドミノスからはワウペダルを一切使わなくなっていきます……。

 

むしろデュアン・オールマンの影響でスライドギターを弾き始めるようになります。

 

ちょっともったいないな~と個人的には思ったりもします。

 

(※実はボブ・マーリーの曲”Slogans”でクラプトンがワウギターをオーバーダビングしていたりもします。)

 

エリック・クラプトンの素晴らしいワウギターが聴けるボブ・マーリーの曲”Slogans”を聴こう♪

 

さて、4曲目”After Midnight”は、本作からの1stシングルにもなったクラプトンお気に入りのシンガーソングライターJ・J・ケイルの曲です。

 

クラプトンはこの曲以外にもJ・J・ケイルの”Cocaine”など多くの曲をカヴァーしていたり共演もしています。

 

本作の中では唯一J・J・ケイルの曲ということもあってか、他の収録曲と比べると少し曲調に違和感を感じますが……今となっては”After Midnight”もクラプトンの代表曲のようになったので、むしろこの曲のような路線こそがクラプトンに合っているのかもしれませんね⁉

 

やはり本作のベスト・トラックはこの”After Midnight”だと感じます。

 

5曲目”Easy Now”は、まるでクラプトンが慕っていたジョージ・ハリスンのような浮遊感漂う曲調です。

 

この曲では、クラプトンはアコースティックギターを弾いて歌っています。

 

6曲目”Blues Power”は、アルバート・キングの曲とは関係ありません。

 

あちらがマイナー調のドス黒いスロー・ブルースなら、こちらはクラプトン作の軽快なロック・ソングです。

 

ボーカルの弱さが少し残念ではありますが……軽快な曲調は悪くない出来です!

 

クランチに歪んだギター演奏は最高なんですがね……♪

 

本作からの2ndシングルにもなっています。

 

7曲目”Bottle of Red Wine”もクラプトン作の軽快なロック・ソングです。

 

こちらの方は、一緒に口ずさめそうなキャッチーな歌メロが印象的です。

 

8曲目”Lovin’ You Lovin’ Me”は、再びデラニーとクラプトンの共作です。

 

この頃のクラプトンの曲は、歌メロがどことなくジョージ・ハリスン風だったりします。

 

そして僕の好きな9曲目”Told You for the Last Time”は、なんとデラニーとスティーヴ・クロッパーの共作です。

 

スティーヴ・クロッパーは、ブッカー・T&ザ・MG’sとしての活動が有名なロック、R&B系のギタリストです。

 

コーネル・デュプリーと並んでR&Bギターの定番フレーズで登場するような偉大な人物です。

 

この”Told You for the Last Time”も、どことなくソウル・シンガーが歌いそうなサビ部分に「泣きメロ」が存在しています。

 

初めてこのアルバムを聴いたときは、僕はこの”Told You for the Last Time”を何度も繰り返し聴きました♪

 

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懐かしい思い出です♪

 

10曲目”Don’t Know Why”もデラニーとクラプトンの共作です。

 

バックのコーラスがゴスペル風です。

 

この曲もまるでソウル・シンガーが歌いそうな曲調ですね。

 

そして最後の11曲目”Let It Rain”は、本作からの3rdシングルにもなったデラニーとクラプトンの共作曲です。

 

本作は3分程度の曲がほとんどなのですが、この”Let It Rain”のみ5分あります。

 

疾走感のあるギターのイントロから、これまたジョージ・ハリスン風の歌が始まります。

 

なんとなく歌い方までそっくりに感じます。

 

しかし何と言っても一番の聴きどころは、歌終わりのクラプトンの長尺ギターソロです!

 

最後の最後にギターを弾きまくってアルバムが締めくくられます!

 

 

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おすすめ曲は、#1 #2 #3 #4 #6 #9 #11

 

 

以上、【エリック・クラプトンの1stソロアルバム『Eric Clapton』】のご紹介でした。

 

実は僕が一番好きでよく聴くクラプトンのアルバムはこの作品なんです。

 

クラプトンと言えばやはり、クリーム時代やデレク&ザ・ドミノス時代に、歴史的名盤の誉れ高い『461 Ocean Boulevard』や『Unplugged』なんかが人気ですが……僕はこの地味な1stアルバムが一番好きなんです♪

 

というのも、僕自身がアメリカ南部のR&Bやファンクが混じったようなスワンプ・ロックが好きなので、このクラプトンの1stソロも聴いていてすごくしっくりくるんです。

 

“Bad Boy”や”Lonesome and a Long Way from Home”で聴けるワウギターも最高です♪

 

もっとクラプトンにはこういったファンキーな曲もやって欲しかったな……とたまに思ったりもします。

 

“Wonderful Tonight”や”Change The World”に”Tears In Heaven”に”Blue Eyes Blue”などのバラード系の曲でクラプトンを知ったという人にも、ブルースギターをバリバリ弾くギタリストとしてクラプトンを知ったという人にも……

 

ぜひともこの1stアルバム『Eric Clapton』に目を向けてみて欲しいと思います。

 

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隠れた名作です♪

 

 

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