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カテゴリー:Music

2019/02/03

コリー・ウォンの絶対に聴くべきおすすめアルバム4選‼

コリー・ウォンの絶対に聴くべきアルバムを4作品をご紹介します。

コリー・ウォンのギターカッティングを楽しむアルバム4選♪

このブログでも何度か取り上げている話題のギタリストのコリー・ウォンの再登場です!

 

今回はヴルフペック以外でのコリー・ウォンの作品をご紹介したいと思います。

 

コリー・ウォンはこれまでに自身のソロアルバムや別バンドでの作品をいくつかリリースしているのですが、そのどれもを集めて聴くのはなかなか大変だと思います。

 

そこで今回は僕が実際に購入して聴いてみて好きになった作品を4枚選んでご紹介したいと思います。

 

残念ながら今のところコリー・ウォンのいくつかの作品はCDで購入することは出来ないようです。

 

しかし全てダウンロード販売で購入することは出来ます。

 

僕自身もCD盤では持っていないのですが、ちゃんとAmazonでダウンロード購入してiTunesに入れて聴いています。

 

なので、この記事を読んでコリー・ウォンの作品を聴いてみたいな~と思われた方は、CD盤ではなくダウンロードでの購入をしてみてください。

 

僕もCD世代だったので、最初の頃はダウンロード購入に少し抵抗があって購入するのを躊躇していた頃もありましたが、慣れてしまえば簡単に購入できますよ♪

 

さて、それではコリー・ウォンの僕がおすすめしたい4作品をご紹介したいと思います。

 

 

Cory Wong – 『The Optimist』

まずはこの作品です!

 

2018年にリリースされた名作『The Optimist』です。

 

“optimist(オプティミスト)“=「楽天家、のんきもの」というアルバム・タイトルに、どこかコミカルなコリー・ウォンの写真が最高なジャケです♪

 

僕はどちらかというと、「ファンキーで明るい音楽」が好きです。

 

聴いていて気分が暗くなるような音楽は好きではありません。

 

せっかく「音」を聴くのだから、聴いていてしいような明るい曲を聴きたいと思います。

 

そういった僕の好みを完璧に表現してくれているのがこの作品です!

 

とにかくポップで明るい曲が満載です♪

 

しかもノリの良いファンキーなリズムの曲ばかりなので、聴いていてテンションも上がります!

 

まず1曲目”Jax”からコリー・ウォンのキレッキレのギターカッティングで始まります!

 

そこにホーン隊が絡んできて、ユニークなキーボードの音が重なります。

 

コリー・ウォンのリーダー作品ですが、1曲目からホーンが主体のインスト曲です。

 

基本的にコリー・ウォンはギターカッティングに専念しています。

 

ギターをグリスする音までもサウンドの一部として大胆に取り入れています。

 

ホーンやキーボードのアレンジに、なんとなく同じミネアポリス出身のプリンスを彷彿させます。

 

次の2曲目”Light As Anything”は、ロビー・ウォルフソンが歌うポップ・ナンバーです!

 

2000年代以降のアメリカのロック・バンドが歌いそうな「いかにも」な曲調ではあります。

 

3曲目”’91 Maxima”は、口で吹く楽器「”Jawharp”=口琴(こうきん)」の音がユニークな曲調です。

 

「ビヨヨヨビヨヨヨ~~ン♪」と、まるでカエルが泣いているようなおかしなサウンドですね。

 

コリー・ウォンの粘っこいカッティングが続き、サビ部分では伸びやかなギターのメロディーが壮大な雰囲気を醸し出しています。

 

サビ部分は1回目よりも2回目、そして3回目の最後に爆発するようにだんだんと盛り上がっていきます!

 

特に曲の終盤では、コリー・ウォンが何かに取り憑かれたように激しめのギターソロを弾いています!

 

ちなみにこの曲でベースを弾くのは、断続的にですがプリンスのバンドで長年ベースを弾いていたソニー・Tです。

 

1991年~1996年の間はプリンスのバンド「ザ・ニュー・パワー・ジェネレーション」に所属していたこともあります。

 

最後のボーカル部分もこのソニー・Tによるものです。

 

4曲目”Jumbotron Hype Song”のイントロのスラップベースを弾いているのもソニー・Tです。

 

ヴルフペックでもお馴染みのボーカリストのアントウォウン・スタンリーが歌っています。

 

この曲でもコリー・ウォンのギターがキレッキレですね♪

 

朗らかなオルガンのイントロから始まる5曲目”Sitcom”は、とても明るい気持ちになれるインスト曲です。

 

遅く起きた日曜の朝なんかにゆっくりと聴きたい曲調です♪

 

何気に1分33秒辺りのベースのフレージングがハイテクニックだったりします!

 

単に楽しいだけでなく、演奏陣のレベルもとても高いのが素晴らしいです♪

 

6曲目”Juke on Jelly”は、ケイティスという女性シンガーが歌うポップ・ソングです。

 

この曲では、コリー・ウォンがギターだけでなくベースやキーボードも弾いています。

 

クラヴィネットでソロを弾いているのは、マルティ・フィッシャーです。

 

そしてアルバム最後の7曲目のタイトルトラック曲”The Optimist”は、現時点での僕の一番好きなコリー・ウォンの楽曲です!

 

コリー・ウォンのソロライヴでも終盤に演奏されている代表曲の一つです♪

 

コリー・ウォンの弾くキレッキレのカッティングだけでなく、ウーリッツァーのエレピの音とオルガンのロングトーンの混じり合いも絶妙です♪

 

何度聴いても幸せな気分になれる名曲です!

 

曲の終盤は、WALRUS AUDIOのWARHORN(オーバードライヴ)で歪ませたギターソロまで登場します!

基本的に楽曲重視で曲作りをしているコリー・ウォンはギターソロよりもカッティングの方に力を入れているようではありますが、「ここぞ!」という時には、しっかりとギターソロを弾いていますね!

 

まずはこの『The Optimist』からコリー・ウォンの作品を聴いてみることをおすすめします♪

 

 

Cory Wong – 『Cory Wong and the Green Screen Band』

2017年にリリースされた「グリーン・スクリーン・バンド」名義での作品です。

 

本作では1曲目”Work It Out”と4曲目”Pleasin'”の2曲でアントウォウン・スタンリーが歌っています。

 

ただ”Pleasin'”の方は、コリー・ウォンのソロライヴではボーカルなしのインストで演奏されています。

 

また2曲目の”Rubens”も、先の”The Optimist”と同じくコリー・ウォンを代表するような名曲だと思います。

 

こちらの曲の方もソロライヴの序盤の方で演奏されています。

 

ゆったりとしたテンポでメロディアスに始まる曲ですが、1分49秒を過ぎた辺りから全く別の曲のようにテンポアップします!

 

ここからがギターの聴きどころです!

 

キレッキレのカッティングが始まります♪

 

5曲目の”Clouds”では、コリー・ウォンの弾くアコースティック・ギターが聴けます♪

 

まるでキザイア・ジョーンズ⁉…とまではいきませんが、アコギも素晴らしい音色です!

 

なんなら今後、アコギのインスト・アルバムを制作してみて欲しいところですね。

 

コディ・フライによる浮遊感漂うコーラスも曲調に合っています♪

 

モーグ・シンセサイザーが「ピコピコ」とユニークに鳴る8ビット・サウンドな6曲目”Dial Up”も聴きどころです。

 

コリー・ウォンのソロアルバムが面白いところは、色んな楽器を上手いこと曲調に合わせて使っているところですね。

 

7曲目”Sidestep”もソロライヴの中盤辺りで演奏されているインスト曲です。

 

他にもホーン隊が豪華な8曲目”Ketosis”や、まるでプリンスの名曲”Kiss”のようなカッティングが印象的な10曲目”That’s My Passport Photo”など、コリー・ウォンのギターカッティングだけでなく「1つの楽曲」としての完成度の高い曲ばかりが収録されています。

 

リリース順では逆になるのですが『The Optimist』を聴いた次はこの『Cory Wong and the Green Screen Band』を聴きましょう♪

 

Cory Wong – 『MSP, Pt. 1』

2016年にリリースされた6曲入りのミニ・アルバムです。

 

故郷のミネアポリスを紹介するような1曲目の”Welcome 2 Minneapolis”には、ソニー・Tがベースで参加しています。

 

“Welcome To~”の”To”を数字の”2″にしているのはプリンスの影響ですね。

 

サウンド的には、オーバーハイム社のシンセサイザーとモーグ・シンセサイザーが印象的です。

 

1分58秒からの曲展開がどことなくプリンスを思い起こさせます。

 

2曲目”BYE”は、ソニー・Tのファンキーなベースのイントロから始まります。

 

ソニー・Tはボーカル…というよりもシャウト(?)でも活躍します。

 

3曲目の”Starks and Ewing”は、ドラム以外の全ての楽器をコリー・ウォンが演奏した曲です!

 

ギターだけでなく、ベースもピアノもシンセサイザーも全てコリー・ウォンによるものです。

 

まるでプリンスのようなマルチ・プレイヤーぶりですね!

 

ゆっくり目のテンポで始まって徐々にテンポアップして盛り上がる曲です。

 

4曲目”Simon”は、コリー・ウォンのアコースティック・ギターが聴ける曲です。

 

ジム・アントンの弾くフレットレス・ベースの粘っこい音色やジャスパー・ネヒューの弾くスライドギターも良い味を出しています♪

 

先ほども書いていたのですが、コリー・ウォンのアコギってとっても良い感じなんですよね。

 

ぜひとも全編アコギでアルバムを制作して欲しいところです!

 

5曲目”Roll Over”は、ポタッシュ・ツインズというトロンボーンとトランペットを吹く双子の兄弟が参加した曲です。

 

トロンボーンのソロがなんともかっこいいです!

 

6曲目”Lee”は、ギター+オルガン+ベース+ドラムのミーターズのような基本的なバンド編成で演奏されたインスト曲です。

 

ギターソロはなく、オルガンがソロを弾いていますが……せっかくなので、パット・マルティーノのマスタークラスを受講した腕前をジャジーなギターソロで披露して欲しかった曲ではあります。

 

全6曲で24分程度の短いアルバムではありますが、今のコリー・ウォンの作品よりもシンプルな楽曲が多いので、逆に彼の音楽的ルーツが垣間見える良作だと思います。

 

The Fearless Flyers – 『The Fearless Flyers』

2018年より活動を始めた新しいプロジェクトの「フィアレス・フライヤーズ」です。

 

もともとはヴルフペックのジャック・ストラットンのコンセプトだったようです。

 

それがいつの間にか、コリー・ウォンにヴルフペックのベーシストのジョー・ダート、そしてドラムのネイト・スミスにスナーキー・パピーのギタリストであるマーク・レッティエリの4人の編成に落ち着いたようです。

 

なぜか全員サングラスに黒の服装が衣装に決まっているようです。

 

またコリー・ウォンとマーク・レッティエリが曲によって、バリトン・ギターを交代で弾いているようです。

 

基本的にグルーヴィーなインスト曲が中心のバンドです。

 

3曲目の”Introducing the Fearless Flyers”は、このバンドの自己紹介のようなインスト曲ですが、コリー・ウォンが2018年夏の自身のソロライヴでも1曲目に演奏していました。

 

4曲目のスティーヴィー・ワンダーのカヴァー曲”Signed Sealed Delivered”も聴きどころです。

 

かなりテンポを上げて演奏しています。

 

ファズの効いたスライドギターを弾いているのはブレイク・ミルズです。

 

サンドラ・クラウチのタンバリンもこの曲のグルーヴを維持するのに貢献しています。

 

次の5曲目の”Barbara”でもサンドラ・クラウチのタンバリンが印象的です。

 

全体的にリードプレイよりもリズムプレイに重きを置いた作品だと言えます。

 

怪しげな雰囲気のイントロで始まる最後の6曲目”Bicentennial”では、エリザベス・リーがトロンボーンで参加しています。

 

フレッド・ウェズリーを彷彿させるファンキーな演奏が最高です♪

 

ちなみに曲の途中でMCを始めるのはジャック・ストラットンです。

 

こんなところで参加しているんですね。

 

 

 

以上、【絶対に聴くべきコリー・ウォンのおすすめアルバム4選‼】のご紹介でした。

 

まずは何と言っても名曲”The Optimist”の収録されているアルバム『The Optimist』から聴いてもらいたいな~と思います。

 

このブログ記事を通して、僕の好きな「どこかユニークで底抜けにハッピーなコリー・ウォンの作り出す音楽」をもっと多くの人が聴いてもらえるようになれば幸いです。

 

 

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