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カテゴリー:Music

2019/03/19

エアロスミスの別次元のアルバム『Music From Another Dimension!』を聴こう♪

エアロスミスが2012年に約8年振りに制作したアルバム『Music From Another Dimension!』をご紹介します。

オリジナル・アルバムとしては約11年振りの14作目!

今回は、現時点でのエアロスミスの最新作『Music From Another Dimension!』をご紹介します。

 

……と言っても、2012年にリリースされた作品なので、既に7年も前になるんですね。

 

残念ながらこの作品がヒットしなかったためにエアロスミスがこれ以降、新譜をリリースすることに意味を見出せない状態に陥っているようです。

 

エアロスミスがアメリカでツアーをすればお客さんは集まりますが、みな求めているのは新曲ではなく過去の名曲ばかりです。

 

ツアーをすれば大成功を納めれるけれども、新譜を作ってももはやヒットチャートを駆け巡ることはなくなってしまいました。

 

そのためか本作リリースから数ヶ月経った頃にドラムのジョーイ・クレイマーが、これ以上新作アルバムを作る意味がない!みたいな発言をメディアでしていました。

 

ベースのトム・ハミルトンも同じく「今回のアルバムは僕らの最後の作品になるかもしれないんだ。」と語っていました……。

 

また、本作リリース後にボーカリストでフロントマンのスティーヴン・タイラーが自身のソロ活動の方に力を入れ始めました。

 

その後、スティーヴンが勝手に「エアロスミスの解散ツアーを行う!」と発言をして話題となりました。

 

ギタリストで同じくフロントマンのジョー・ペリーは、この発言を「スティーヴンがバンドに相談なく勝手に発言したもの!解散はしない!」と語っていて、エアロファンの僕は「ま~~~たスティーヴンの目立ちたがり発言か~~。よかった解散が事実じゃなくって……。」と、ホッとしたのを覚えています。(笑)

 

本作リリース前にもスティーヴンが勝手な行動を取って、2009年に「スティーヴン・タイラーがエアロスミスから脱退⁉」といった事件が起こりました。

 

あの当時凄く心配したのですが、その後スティーヴンとバンドメンバーは無事に和解して、2011年には7年振りとなる来日公演も行われました。

 

その時点でも長らくエアロスミスのアルバムは発売されていませんでした。

 

2004年に初のブルース・アルバム『Honkin’ On Bobo』をリリースしてから約8年……

 

エアロスミス初のブルース・アルバム『Honkin’ On Bobo』を聴こう♪

『Honkin’ On Bobo』は、カヴァー作品だったので全曲オリジナル曲のスタジオ・アルバム『Just Push Play』から数えると約11年の月日が流れていました……。

 

2001年3月6日にリリースされたエアロスミスの『Just Push Play』を聴こう♪

そういった紆余曲折がありながら……2012年になってようやくリリースされたのが『Music From Another Dimension!』です。

 

しかし2010年にスティーヴン脱退事件が解決してからも『Music From Another Dimension!』制作前に急にスティーヴンが、アメリカのオーディション番組『アメリカン・アイドル (シーズン10)』の審査員を務め始めたり……と、エアロスミスとして活動する気あるの??と言った状態ではありました。

 

更に翌年も引き続き『アメリカン・アイドル』のシーズン11の審査員を続投したスティーヴンでしたが……その最後の収録の際に、ついにエアロスミスのニュー・アルバムからの新曲を披露することとなりました!

 

それが『Music From Another Dimension!』からのリード・トラックとなった”Legendary Child”でした。

 

『アメリカン・アイドル』の番組内でのニュー・シングル初披露の瞬間でした!

 

そのため審査員席にスティーヴンと同時期に審査員を務めていたジェニファー・ロペスとランディ・ジャクソンがいますね。

 

この番組前から、ついにエアロスミスの新譜が年内にリリースされる⁉と噂は流れていたのですが、まだ憶測のような感じでした。

 

しかしこの映像を観て、「ついに新曲が聴けた!」と喜びました。

 

しかもトムとブラッドまでもが珍しくコーラスで参加しています。(笑)

 

これを観て一気にエアロスミスの新作への期待が高まりました!

 

 

初回限定盤CD2枚組+DVD1枚付きの豪華バージョン!

さて、本作がリリースされることが音楽サイトに流れ始めた頃、すぐに初回限定盤の噂が飛び交いました!

 

どうやらジョニー・デップが参加したライヴ映像を含むDVDがオマケで付いてくるらしい⁉

 

そういった情報が飛び交っていました。

 

もちろんエアロスミスの大ファンの僕はすぐに初回限定盤を予約しました。

 

更に普段聴き用に通常盤も購入しています。

 

せっかくなので、まずはこの初回限定盤についてご紹介したいと思います。

 

 

『Music From Another Dimension!』初回限定盤!

大き目のラメ仕様のジャケットが豪華です♪

 

中を開けてみるとエアロスミスのロゴマークやライヴ後のメンバー写真が掲載されています。

 

ジョーに抱き着くスティーヴンの姿が何とも良い写真ですね♪

 

それとブラッドが持っているサン・バーストのレス・ポールがかっこいいです!

 

ジャケットの裏面は、通常盤と同じメンバーが集合した写真です。

 

やはりスティーヴンとジョーのトキシック・ツインズは華があります!

 

どうしても他の3人は地味に映りますね……。

 

この初回限定盤には、3曲入りオマケCDとライヴ映像が4曲収録されたDVDが付属しています。

 

まずCDの3曲は、珍しくトムの歌う”Up On The Mountain”とジョーの”Oasis In The Night”と、スティーヴンの”Sunny Side Of Love”が収録されています。

 

どれも通常盤のCDには未収録の曲ですが……シングルのB面曲といった感触の目立たない曲ばかりです。

 

正直、このオマケCDよりもDVDの方が素晴らしいです!

 

DVDの方には、往年の名曲”Same Old Song And Dance”と”Rats In The Cellar”に、本作からの新曲”Oh Yeah”のライヴ映像が収録されています。

 

そしてもう1つの目玉が、本当にジョニー・デップがギターを持ってエアロスミスのライヴに飛び入り参加した”Train Kept A Rollin'”です。

 

この曲のオリジナルは、英国ロック・バンドのヤードバーズの曲なのですが、エアロスミスは2ndアルバム『Get Your Wings』でカヴァーして以来ずっと演奏し続けてきた定番曲です。

 

そこにジョニー・デップがギターを持って参加しています!

 

さすがにジョニー・デップの見た目がかっこいいので華はありますが……ギターの腕前は普通です。

 

下手ではないのですが、特に上手くはないです。

 

ジョーやブラッドに助けてもらっているからこそ、成り立っているわけであって……ギターソロもイマイチです。

 

音を外したり大幅にリズムがズレたりはしていませんが、正直あれぐらい弾けるギタリストなら素人でもたくさんいます。

 

むしろこの映像ではブラッドの上手さが光っていました!

 

ジョーも素晴らしいのですが、ジョニー・デップのイマイチなギターソロの後にブラッドが弾くしっかりとしたギターソロがより目立っていました!

 

ジョニー・デップは、あくまでも華のあるゲストといった感じです。

 

しかしこの映像は見応えがあります!

 

いつもジョーの陰に隠れがちなブラッド・ウィットフォードのギターの上手さがよくわかる映像だと思います。

 

また、なんだかんだでジョニー・デップは、エアロスミスの連中と並ぶとイケメンです!(笑)

 

エアロスミス大好きな僕でも、さすがにそこは贔屓できません。(笑)

 

どう見てもジョニー・デップが一番男前です!

 

ちなみにジョニー・デップは、もともとバンドマンだったんですよね。

 

そこをニコラス・ケイジに見初められて映画俳優としてデビューしたっていう。

 

正直、この映像のギター演奏を見る限り、映画デビューして良かったんじゃないかな?と思います。(笑)

 

ロック歌手としては無理だったと感じます。

 

ちょっと話がそれますが、ニコラス・ケイジが借金まみれで苦しんでいた時に、デビューのきっかけを与えてくれた恩を忘れていなかったジョニー・デップが「借金の肩代わりをさせてくれ!」と申し出たところ……逆に「うるせぇ!自分の問題は自分で解決すんだよ!」と怒られたっていう。(笑)

 

他人の助けを借りない男らしニコラス・ケイジと、恩を忘れない律儀なジョニー・デップのよくわかんない良いお話でした。(笑)

 

ちなみにジョー・ペリーは、現在ジョニー・デップとアリス・クーパーと一緒にハリウッド・ヴァンパイアーズでも活動していますね。

 

さて、話をオマケDVDに戻しますと……

 

この4曲のライヴ映像以外にもバンド・メンバーの本作『Music From Another Dimension!』に関するインタビュー映像が収録されています。

 

このインタビュー映像にスティーヴンとジョーが一緒に出ているものがあるのですが、そこでスティーヴンが本作でチューバを使用したことを自慢げに話していました。

 

スティーヴンが敬愛するブルース・ミュージシャンのタジ・マハール風にチューバを使ったようです。

 

タジ・マハールの1971年のライヴ盤『The Real Thing』なんかで聴くことが出来ます。

 

 

スティーヴンは実の息子に「タージ・タイラー」と名前を付けるほど、タジ・マハールを尊敬しているようです。

 

しかしそのチューバを使ったことに対して、ジョーがアメリカのコメディー・グループの『三ばか大将(The Three Stooges)』を思い出してしまい笑いをこらえることが出来ない!と言ってスティーヴンに反抗していました。(笑)

 

 

その時のスティーヴンの何とも言えない表情が面白いので見ものです。(笑)

 

それと、どうしても動物の「カバ」の名前が思い出せないスティーヴンも面白かったです。(笑)

 

そりゃ~”hippopotamus(ヒポポタマス)“なんて長い名前思い出せないですよね。(笑)

 

DVDには他にも、ブラッド・ウィットフォードが撮影したエアロスミスの写真なんかも収録されています。

 

ちなみにブラッドの息子さんのザック・ウィットフォードは、プロの写真家として活動しています。

 

このオマケDVDは、本当に見応えがありますのでおすすめです♪

 

 

 

またこの限定盤には、オマケCDとDVD以外にもガンズ&ローゼズのスラッシュが描いたエアロスミスの絵がポスターとして封入されています。

 

なかなか特徴を捉えた味のある絵なので必見です!

 

以上が、『Music From Another Dimension!』初回限定盤でした。

 

引き続き通常盤のご紹介をしたいと思います。

 

 

 

 

Aerosmith – 『Music From Another Dimension!』

01.Luv XXX
002.Oh Yeah
03.Beautiful
04.Tell Me
05.Out Go The Lights
06.Legendary Child
07.What Could Have Been Love
08.Street Jesus
09.Can’t Stop Lovin’ You
10.Lover Alot
11.We All Fall Down
12.Freedom Fighter
13.Closer
14.Something
15.Another Last Goodbye
– Japanese Bonus Tracks –
16.Shakey Ground
17.I’m Not Talkin’

 

アルバムの内容

ヒット・チャートを震わせなかったり、エアロスミス本人達もあまり手応えを感じていなかったり、過去のボツ曲を持ちだしてきて新たに曲にしたり……と、今となってはネガティヴなイメージが付きまとう作品ではありますが、僕個人はすごく好きなアルバムです♪

 

本作は、エアロスミスの70年代の黄金期にもプロデューサーとして参加していたジャック・ダグラスがプロデュースに参加しています。

 

そのジャック・ダグラスによるナレーションで1曲目”LUV XXX”が幕を開けます。

 

どことなく”Love In An Elevator”風のハードなサウンドだけれどもキャッチーな歌メロを持つ楽曲です。

 

バック・ヴォーカルにジョン・レノンの息子ジュリアン・レノンが参加しています。

 

この1曲目が、とてもエアロスミスらいし楽曲だったので、当時このアルバムを聴いた僕はホッと安心しました。(笑)

 

変にポップになりすぎていたり、わけわかんないデジタル・サウンドになってなくって良かったです。(笑)

 

その代わりに「いつもと変わり映えのしないマンネリ・サウンド」と手厳しいコメントをされていたりもするようです……。

 

僕としては「いつものエアロスミスがそこにいる!」だけで嬉しいのですがね……。

 

だってエアロスミスがクラシック音楽とはジャジー・ヒップホップとかアンビエント音楽なんかをやっていたらおかしいでしょ?

 

エアロスミスにはこういった「いつも通りのロック」をやってもらいたいんですよ!

 

さてさて、2曲目”Oh Yeah”はオマケDVDにライヴ映像が収録されていたジョー・ペリー作のロックン・ロール曲です。

 

まるでローリング・ストーンズの”Street Fighting Man”と”Jumpin’ Jack Flash”を足して2で割ったような楽曲です。

 

ライヴ映えするノリの良い楽曲です♪

 

ジョーは”Let The Music Do The Talkin'”のように、ストレートで良質なロックン・ロール曲を書かせたら天下一品ですね!

 

3曲目”Beautiful”は、なんと作曲にブラッドとトムとジョーイが加わった楽曲です。

 

この3人の名前が作曲者クレジットに載るのは、かなり久しぶりのことですね。

 

どうしてもエアロスミスの楽曲は、スティーヴン&ジョーの2人によって制作されていましたが、過去にもたまにこの3人が作曲で参加していることがあります。

 

しかしこれまでは、アルバム中に1曲あるかないか?だったのですが、本作ではこの3人が曲作りに大きく関わっているようです。

 

それは、デビュー時からもともと曲を書くのが遅かったスティーヴンが、この時期には更にこれまで以上に曲を書けなくなっていたからです。

 

そこでこの3人の登場です!

 

そういったわけでも本作は、エアロスミスのバンドとして一丸となって制作されたアルバムだと感じます

 

ちなみに”Beautiful”は、エアロスミスらいしイナタいギターリフに、スティーヴンのあのモンキー・シャウトが炸裂するこれまたエアロスミスらしい楽曲です。

 

4曲目”Tell Me”は、なんとトム・ハミルトンが作詞作曲した楽曲です。

 

さすがビートルズ好きのトムだけあって、アコースティック・ギターの音色にちょっとしたサイケデリック感のある「サージェント・ペパー風」の楽曲です。(笑)

 

さすがにこの曲は、あまりエアロスミスらしくはないです……。

 

5曲目”Out Go The Lights”は、エアロスミス流ロック曲……エアロックです!(笑)

 

「この曲、なんか聴いたことあるなぁ~?」と初めて聴いた時に感じました。

 

それから長いこと思い出せなかったのですが……この曲って確か『Pump』制作時のアウト・テイク集のブートレッグに収録されていたような……。

 

しかも当時は、歌詞の付いていないインスト・ナンバーでした。

 

どうやら次のシングル曲”Legendary Child”もエアロスミス側が公式で「『Get A Grip』制作時のアウト・テイクから新たに曲にした。」と言っていましたが、”Out Go The Lights”も同じく過去のボツ曲を再録音して新曲にしているようです。

 

やはりスティーヴンが曲作りを出来なくなって、苦し紛れに過去の曲を引っ張り出して来るしかなかったんでしょう……。

 

ちょっぴり悲しくも感じますが、仕方ないことです。

 

ちなみに2006年に発売されたベスト盤の『Devils’ Got a New Disguise – The Very Best of Aerosmith(エアロスミス濃縮極極ベスト)』に収録されていた新録曲”Sedona Sunrise”も過去のアウト・テイクでした。

 

 

この曲も「あれ?以前ブートで聴いたことあった曲だな?」ってエアロ・マニアの僕はすぐに気づきました。(笑)

 

しかし”Out Go The Lights”は、エアロらしいギターリフに、70年代の楽曲を彷彿させるようなスティーヴンの歌い方に、相変わらずの卑猥な歌詞に(笑)、女性コーラスの入れ方など、なかなか素晴らしいアレンジの曲に生まれ変わっています。

 

曲が終わったと思ったらフェイントで、また少しジャム演奏が続く最後の演出も素晴らしいです。

 

6曲目”Legendary Child”は、先ほども書きましたが、『Get A Grip』制作時のアウト・テイクを新たに吹き込んだ曲です。

 

この曲がアルバムからのリード・トラックに選ばれて『アメリカン・アイドル』でもアルバム発売前に真っ先に演奏された曲です。

 

“LUV XXX”のような新曲よりも、過去の焼き増しの”Legendary Child”を1stシングルに選んだのは、やはりエアロスミス自身も『Get A Grip』が最高傑作だと認めているからなんでしょうか……⁉

 

ちなみに気合の入ったストーリー仕立てのMVも制作されています。

 

最後に”To Be Continued….”と文字が出てきますが……この物語に続きはありません。(笑)

 

そういったいい加減なところもエアロスミスらしいです。(笑)

 

2013年の来日公演でも僕が観に行った大阪公演でだけこの”Legendary Child”をやってくれました!

 

過去のボツ曲と言えど、エアロスミスの新曲としてリリースされたので僕は好きな曲です♪

 

7曲目”What Could Have Been Love(愛と呼べたもの)“は、スティーヴンお得意の泣きのバラード曲ですが……本作収録曲の中で僕の一番好きな曲です。

 

本作からの3曲目のシングルにも選ばれました。

 

以前、このブログで【エアロスミスの埋もれてしまった!?名バラード6曲を選んでみました。】という記事を書いた時にもこの曲を選んでいました。

 

エアロスミスの埋もれてしまった!?名バラード6曲を選んでみました。

楽曲自体は、過去の名曲”What It Takes”を彷彿させるのですが……スティーヴン&ジョーが書いた曲ではなくって、作曲家のマーティ・フレデリクセンが書いた曲です。

 

“What It Takes”に似ていることもバンド自身が感じていたのか⁉MVも”What It Takes”のセルフ・オマージュのようなバーで喧嘩が始まる物語になっています。

 

しかし離れ離れになった恋人を探し求めるこのMVは、”What Could Have Been Love(愛と呼べたもの)“の歌詞にもリンクしていて一筆です!

 

本当に良い曲だと思います♪

 

日本公演のライヴでもやって欲しかった……。

 

次の8曲目”Street Jesus”は、”Rats In The Cellar”を思わせる街中の道路を車が走り去るSEから始まるロック曲です。

 

スピード感溢れるかっこいい曲なのに、ライヴでは演奏されませんでした……。

 

70年代のエアロスミスを彷彿させる良い曲なんですがね……。

 

ちなみにこの楽曲のギターリフは、いつもブラッドがスタジオ練習の際に弾いていたリフが元になっているようです。

 

9曲目”Can’t Stop Lovin’ You”は、エアロスミスにとって初のデュエット曲です。

 

本作からの4枚目のシングル曲です。

 

スティーヴンのお相手をするのは、『アメリカン・アイドル』のシーズン4で優勝して歌手になったキャリー・アンダーウッドです。

 

スティーヴンとは『アメリカン・アイドル』繋がりですね。(笑)

 

2011年にもACMアワードでスティーヴンとキャリーは共演しています。

 

ジョーイのドラムのイントロから始まるファスト・トラックの10曲目”Lover Alot”は、エアロスミスのメンバー5人で書いた楽曲です。

 

アルバムからの2枚目のシングルにもなった曲なのですが……僕が観に行った大阪公演では演奏してくれませんでした……。

 

この曲もライヴで聴けるのを楽しみにしていたんですがね……。

 

11曲目”We All Fall Down”は、”I Don’t Want to Miss a Thing”を書いた作曲家のダイアン・ウォーレンが書いた泣きのバラード曲です。

 

エアロスミスというよりも、スティーヴンのソロといった感じですが……さすがにこういった泣きのバラード曲を歌わせるとスティーヴンのボーカルは素晴らしいですね♪

 

なぜかシングル・カットはされませんでしたが、もう少し時代が早ければヒットしていたかもしれないもったいない曲です。

 

12曲目”Freedom Fighter”は、お待ちかね!やさぐれジョー・ペリー・コーナーです!(笑)

 

パンキッシュなロック曲をぶっきらぼうに歌います!

 

お世辞にも歌が上手いと言えないジョー・ペリーですが、なぜか骨太ロックを歌わせると板についているんですよね。(笑)

 

13曲目”Closer”は、なんとドラムのジョーイが書いた楽曲です!

 

ジョーイの曲といえば、『Get Your Wings』に収録されていたT・レックス風の愉快なロック曲の”Pandora’s Box”を思い出すのですが、あれから成長してこんな大人なバラード曲まで書けるようになったんですね!

 

アルバムの終盤に収録されていて目立たない曲ですが、僕はこの曲すごく好きです♪

 

14曲目”Something”は、ジョージ・ハリスンのあの曲とは関係ありません。

 

本作2曲目のジョー・ペリー・コーナーです!(笑)

 

正直、限定盤のオマケCDに収録すべき曲だったのでは?といった感じです。

 

アルバム最後の15曲目”Another Last Goodbye”は、スティーヴンがピアノを弾き語るバラード曲です。

 

スティーヴン流”The Long And Winding Road”といったところでしょうか。

 

日本盤には更に2曲のカヴァー曲が収録されています。

 

16曲目にジョー・ペリーが度々影響を口にするサイケデリック・ファンク期のテンプテーションズのカヴァーで”Shakey Ground”が収録されています。

 

この曲には、一時期ジョーとブラッドが脱退していた頃にブラッドの代わりとしてエアロスミスに加入していたリック・デュファイがゲスト参加しています。

 

今も親交があるんですね。

 

17曲目には、モーズ・アリソンの曲”I’m Not Talkin'”が収録されています。

 

この曲は、エアロスミスにが大きな影響を受けているヤードバーズのバージョンで有名な曲です。

 

実はこのスタジオ録音以前にもエアロスミスはこの曲をだいぶ昔からライヴで演奏していました。

 

エアロスミスが90年代に一時期共同経営していたライブ・ハウス「Mama Kin Music Hall」でのオープニング・ライヴを収録した『Welcome To Mama Kin』というブートレッグでも最後に”I’m Not Talkin'”を演奏していたのが聴けます。

 

ちなみに「Mama Kin Music Hall」は、1999年に閉店しています。

 

 

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、#2 #6 #7 #9 #10 #11 #13

 

 

以上、長くなりましたが【エアロスミスの別次元のアルバム『Music From Another Dimension!』を聴こう♪】のご紹介でした。

 

どれもパンチに欠ける曲ばかりで、少しバラード曲が多い気がしますが、悪くないアルバムだと思います。

 

むしろデジタルでゴージャスになりすぎた『Just Push Play』よりもエアロスミスらしさを取り戻した作品だと感じます。

 

しかしこのアルバムからも既に7年が過ぎていて、あれから本当に次のアルバムを制作するという噂も聞かなくなりました。

 

本当にこの『Music From Another Dimension!』が、エアロスミスにとっての最後のアルバムとなってしまうのでしょうか⁉

 

出来ればもう1作……70年代風エアロックの新曲ばかりを収録したアルバムを制作してもらいたいところです。

 

今年は春からラスベガスで長期公演を開催する予定のようですので、その後にでもアルバム制作をして欲しいところです。

 

そして2013年以来となる約6年振りの来日公演にも期待したいところです!

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