
2017/09/09
絶対に聴くべきエアロスミスの埋もれてしまった!?バラードの名曲6選!
【あえてエアロスミスの代表曲以外もチョイス!埋もれてしまった名曲たち】
エアロスミスは名バラードの宝庫!?
エアロスミスと言えば、米国を代表するロックバンドですが、素晴らしいバラードが多いバンドでもあります。
そもそもデビュー曲がロックの歴史に永遠に残る名バラードの“Dream On”でした。
今でもライヴで一番の見せ場でもある名曲ですね。
僕も毎回エアロスミス観に行ったら“Dream On”を聴くのが楽しみです♪
初期の頃は、ギタリストのジョー・ペリーはこの曲があまり好きではなかったらしいのですが、さすがにここまで有名な曲になったんで今では好きになったみたいです。
また80年代の復活後は、“Angel”に“What It Takes”に“Cryin'”に“Amazing”に“Crazy”と、初期よりもさらにパワーアップした名バラードばかりですね!
どれも名曲です♪
また、1998年には、映画『アルマゲドン』のサントラ用に吹き込まれたあの曲が大ヒットしましたね。
あの曲とはもちろん、過去にチープ・トリックにも曲を提供して復活に関与したヒットソングメイカーであるダイアン・ウォーレン作の“I Don’t Want To Miss A Thing”です。
エアロスミスのキャリアで、初の全米ナンバーワン・ソングになり、今でも最大のヒット曲です。
また古くからのエアロスミス・ファンとしては、忘れられないのが“Seasons Of Wither”や“You See Me Crying”に“Home Tonight”なんかの名バラードが毎回アルバムに収められていたのが印象的でしょう。
この3曲に関しては、最近ライヴでやったりもしていますので、今回は選びませんでした。
またエアロスミスのデビュ-してすぐに書かれていたオリジナルアルバム未収録の“Major Barbra”をチョイスしようか迷いましたが、カントリーポップ調でバラードとは違うかな…?と思い外しました。
今回は、ライヴでもほとんどやっていない、もしくは全くやっていないような埋もれてしまった(?)名バラードを6曲選んでみましたのでご覧ください!
1曲目 – “Mia”
まずはこの曲です。
少しベタかもしれませんが、スティーヴン・タイラーが娘のミアに捧げた名曲の“Mia”です。
この曲は1979年の6枚目のアルバム『Night in the Ruts』の最後に収録されていました。
ミアはスティーヴンにとって2番目の娘になります。
スティーヴンの娘で最も有名なアクトレスのリヴ・タイラーは、ミアの腹違いの姉になります。
当時、スティーヴンのドラッグとアルコール量はハンパなかったらしく、いつもヘロヘロだったみたいです。
そのためリヴの母親はスティーヴンに娘が生まれたことを隠していました。
スティーヴンが初めて自分の娘を認知したのがミアでした。
勘違いながらも初の娘が生まれた喜びをスティーヴンは、曲にしました。
とても悲しい曲ですね…。
しかし名曲だと思います。
2曲目 – “Kiss Your Past Good-bye”
さて、2曲目は1979年代から一気に飛びまして…1997年の名盤『Nine Lives』の10曲目に収録されていた“Kiss Your Past Good-bye”です。
すごく好きな曲です。
「自分の過去と、キッスでさよならしちまいな…」
なんともスティーヴンらしい歌詞です。
1998年に初めてエアロスミスの来日公演を観に行った時、この曲を演奏してくれたのを今でも思い出します。
こんな良い曲が、シングルにもならず、ベスト盤にも収録されず、その後ライヴでもやらない…エアロスミス名曲多すぎです!!
『Nine Lives』自体ほとんど捨て曲なしの名盤なんですが、この曲めっちゃ好きです!
この曲とは別でシングルにもなってPVも制作されましたが、3曲目の“Hole In My Soul”も名バラードですね。
3曲目 – “Luv Lies”
さて、3曲目は2001年発売の『Just Push Play』に収録されていた“Luv Lies”です。
このアルバムには“Flay Away From Here”という名バラードも収録されているのですが、その曲はシングルカットもされ、PVも制作されました。
だから埋もれてしまった曲としては、こちらの“Luv Lies”を選びました。
スティーヴンが後に似たような曲名をソロで発表しますが、ことらは紛れもないタイラー/ペリー作のエアロスミス印の名曲です。
ポップな曲調で「きっと誰だって手に入れた物を全て諦めて生き続けてると俺は思うぜ!愛してるなんて言っても嘘になるんだよ!」と歌うスティーヴンの声が心に染みわたります。
4曲目 – “Lay It Down”
この曲は、2002年に初めてコロンビア期とゲフィン期の曲をレーベルの壁を越えて収録した エアロスミスの集大成的ベストアルバムの『Ultimate Aerosmith Hits』に新曲として収録されていました。
ライヴでは一度もやっていないのかな?
シングルにもならなかったし、PVも制作されませんでした。
今のところ、このベスト盤でしか聴けない名バラードです。
良い曲だと思うんですけれどもね。
でもエアロスミスのバンドとしての曲というよりも、スティーヴンのソロでリリースした方が良かったような気もします。
5曲目 – “Closer”
さて、残るところ2曲となりました。
最後の2曲は同じアルバムの2012年リリースの最新作『Music From Another Dimension!』からです。
このアルバムが、いまいちセールス的に振るわなかったせいか、これ以降エアロスミスのアルバムはリリースされていません。
聴く人の評価もかなり分かれていますよね。
「地味で目立った曲がない!」や「パワーダウンした…。」とか「バラードが多くパンチのあるロックな曲がない!」など色々ありますよね。
でも僕はこのアルバムもすごく好きなんですよね。
過去の未発表曲を無理やりシングルにしたり、未発表インスト曲を無理やり歌ものにしていたり…なんですが、
僕は良いアルバムだと思いますし、バラエティに富んだ好きな曲ばかりです。
で、このアルバムがバラエティに富んだ曲が多い理由として、スティーヴンとジョー以外の3人のメンバーが久しぶりに曲作りに参加しているからです。
まぁその理由として、スティーヴンが昔ほど曲を書けなくなってしまった…っていう悲しい理由もあるんですが…
でも他の3人もすごく良い曲を書いています!
僕が好きなのは、ドラムのジョーイ・クレイマーが久しぶりに曲を書いたこの曲“Closer”です。
シングルにもなりませんでしたし、PVも制作されませんでした。
この時に観に行った来日公演でも演奏されませんでした。
でもこの曲調が好きです。
歌詞も好きです。
「愛が去っていったと君が言うたびに俺の気持ちは近くなる。ギブ・アンド・テイクだ!喧嘩するたびに俺の気持ちは近くなるし君の気持ちも近くなる。」
まるで長く人生を共にしてきた老夫婦のことを言っているようでもあり、長いキャリアを誇るエアロスミスの5人のメンバーたちが苦楽を共にして、更に友情が増したことを歌っているようでもあり…。
「愛の歌」とも「友情の歌」とも、どちらにも考えられます。
ジョーイ、良い曲を書きますね。
6曲目 – “What Could Have Been Love”
さて、最後の6曲目は5曲目と同じく『Music From Another Dimension!』に収録されていたのですが、この曲は素晴らしいPVも制作され、ライヴでも演奏されていました。
残念ながら僕が観に行った来日公演では演奏してくれませんでしたが、文句なしに名曲ですね!
この曲はスティーヴンとジョー作ではなくって、作曲家のマーティ・フレデリクセンが書いた曲です。
でも、スティーヴンの歌声にピッタリの素敵な曲です。
ちなみにこの曲を聴くと名曲“What It Takes”にそっくり!?だと思うのですが、確かフレデリクセンも“What It Takes”を意識して書いたとかなんとか…。
PVも“What It Takes”のPVをオマージュしているんですよね。
酒場で歌うエアロスミス、そして酒場で喧嘩が起きる!…みたいな。
しかしこの名曲がヒットしないで、ライヴでももうやっていなくって、そのまま忘れ去られるなんて…あまりにもったいない気がします。
当時、アルバムリリース前に勤め先の職場でかかっていたラジオからエアロスミスの最新曲としてこの曲が流れた時は、仕事が手に付きませんでした。
初めて聴く名曲に心を奪われ、仕事どころじゃなかったです。
ずっと聴き入ってました!
そして頭の中で、何度も何度も何度も…リピートしてアルバムの発売を待ち焦がれていました。
なのにアルバムがヒットしなかったってなってからの、この曲の扱いっていったら…。
忘れ去られるにはあまりにもったいない名バラードだと思います。
せめてこのブログでこうやって取り上げて、色んな人に聴いてもらいたいです。
いかがでしたでしょうか?
今回のエアロスミスの6曲、みなさんの好きな曲はありましたか?
もし初めて聴いたとしたら、エアロスミスのバラードはどうでしたか?
気に入って頂けたら嬉しいです。
それでは、また次回をご期待ください!
他に関連するお勧め記事
エアロスミスのブログ記事シリーズまとめ
「バードドッグのように俺を愛してくれ」エアロスミスが『Permanent Vacation』制作時に録音したアウトテイク集『Love Me Like A Bird Dog』を聴こう♪
絶対に聴くべきブラック・クロウズの初期の4枚のおすすめアルバム
※このブログに掲載しているイラストや写真、テキスト等の無断引用・無断借用・無断転載・無断使用は固くお断りしております。ご利用はご遠慮ください。