
2025/10/29
R.I.P.ディアンジェロ!ネオ・ソウルの巨星が遺した名作を今こそ聴こう!

【訃報】ディアンジェロ(D’Angelo)が膵臓がんの闘病の末に51歳で永眠—ネオ・ソウルの巨星が遺した音楽遺産
■ ネオ・ソウルを象徴する存在、ディアンジェロの旅路
2025年10月14日、ネオ・ソウル界を象徴するシンガーソングライター、ディアンジェロ(D’Angelo/本名マイケル・ユージン・アーチャー)が、膵臓がんとの長い闘病の末、51歳でこの世を去りました。
家族の公式声明によって明らかにされ、多くのファンや音楽関係者が深い悲しみに包まれています。
■ デビュー作『Brown Sugar』で描いた新時代のソウル
ディアンジェロは、1995年にデビュー・アルバム『Brown Sugar』をリリースし、”Brown Sugar”や”Lady”といった楽曲で注目を集めました。
古き良きソウルやファンク、ゴスペルの要素を現代的に再構築したそのスタイルは、“ネオ・ソウル(Neo Soul)”という新たなムーブメントを生み出しました。
■ 『Voodoo』で確立した圧倒的グルーヴと存在感
2000年に発表されたセカンド・アルバム『Voodoo』は、ジャズやファンクの要素を取り入れた革新的なサウンドと生々しいグルーヴで高く評価され、グラミー賞「最優秀R&Bアルバム賞」を受賞しました。
代表曲”Untitled (How Does It Feel)”は、ディアンジェロのキャリアを象徴する名曲として語り継がれています。
■ 14年ぶりの復活作『Black Messiah』に込められた魂
2014年には、実に14年ぶりとなるアルバム『Black Messiah』を発表します。
社会的・政治的メッセージを内包した本作は、音楽的成熟とスピリチュアルな深みを兼ね備えた傑作として高く評価されました。
■ マルチプレイヤーとしての才能と影響力
ディアンジェロはマルチプレイヤーとしても知られ、ギターやピアノ、ベースなど多くの楽器を自在に操りました。
その繊細かつ力強い演奏は、現代のR&Bやソウル・シーンに大きな影響を与え、数多くのアーティストが彼を敬愛しています。
■ 音楽への情熱と“真のアーティスト”としての生き方
家族の発表によると、ディアンジェロは膵臓がんと静かに向き合いながらも、音楽への情熱を絶やすことなく日々を過ごしていたといいます。
その姿勢はまさに“真のアーティスト”そのものでした。
■ 永遠に響き続けるディアンジェロのソウル
ディアンジェロの音楽は、聴く者の心と身体に直接響く“ソウルの再定義”でした。
『Brown Sugar』、『Voodoo』、『Black Messiah』などの作品を改めて聴き直すことで、ディアンジェロが築いた音楽的遺産の深さを実感できるでしょう。
■ ネオ・ソウルの精神はこれからも生き続ける
ネオ・ソウルの旗手として、そして時代を超える表現者として、ディアンジェロが示してきた“音楽の自由”と“魂の解放”は、これからも多くのアーティストたちに受け継がれていくことでしょう。
ディアンジェロの音楽が奏でた温もりとグルーヴは、これからも永遠に私たちの中で生き続けます。
ディアンジェロとネオ・ソウルとの出会い
最後に僕がディアンジェロを知ったきっかけを書いて終わりにしたいと思います。
僕がディアンジェロを聴き始めたのはデビューしてすぐとかではありませんでした。
ディアンジェロを聴き始めたのは少し遅くって、2005年になってからでした。
すでに『Brown Sugar』や『Voodoo』がリリースされており、ディアンジェロがとっくに音楽業界で大成功した後でした。
その当時の僕はちょうど趣味でやっていたアマチュアのブルース・バンドでギターを弾いていました。
まだ20代だった僕はその頃までにはブルースやジャズにロック等のポピュラー音楽は一通り耳にしていました。
R&Bに関しても、スティーヴィー・ワンダーにマーヴィン・ゲイにカーティス・メイフィールド、それにダニー・ハサウェイやアル・グリーンは聞いていました
しかしR&Bにはそこまでハマっておらず、当時は特にブルースに夢中になっていました。
そんなある日、僕が所属していたブルース・バンドのギター・ボーカルの人が「Ryoはプリンス好きなんだよな?それならディアンジェロもきっと好きになるだろうからこれ聴いてみろ!」と『Voodoo』のCDを貸してくれました。
そのギター・ボーカルの人は僕よりも9歳も年上だったのですが、その当時の僕は古い時代のジャズやブルースばかり聴いていたので彼の方が僕よりも新しい時代の音楽を聴いていました。
しかし『Voodoo』のアルバムジャケットを見た僕は…「これは僕があまり好きではないギャングスタ系のヒップホップ作品かな?」と勘違いしてしまいます。
あのイカついディアンジェロの見た目に聴く気をなくした僕は、なかなか貸してもらったアルバムを聴きませんでした。
それから数週間立った時に「Ryo!ディアンジェロ聴いたか?」と言われました。
「いや~まだ聴いてないですね。てか多分あまり好きじゃない気がしますから…。」と言い訳をすると…
「いいから聴けって!絶対に気に入るから!」と無理強いされました。
僕は他人から物事を決めつけられるのが嫌なのですが、ここまで勧められているのに意地を張っていつまでも聴かないのも悪いかな?と思い始めました。
その晩、『Voodoo』を聴いてみると…
1曲目の”Playa Playa”の歌い出しを聴いた瞬間にハマってしまいました!
「この抑揚を抑えたオシャレな雰囲気…好きかも⁉」
その後は早かったです。
ネオ・ソウルというジャンルのことも知るようになり、ついにはこのブログで【ディアンジェロ好きにおすすめしたいクールでオシャレなR&B系の名盤25選】というブログ記事を書くに至ります。
今回のディアンジェロの訃報を僕はトム・ミッシュのInstagramのストーリーズで知りました。
トム・ミッシュが急にディアンジェロに感謝を述べた投稿をしていたので、その瞬間に気づきました。
「あぁ…ディアンジェロが亡くなってしまったんだ…。」と。
まさかディアンジェロが、彼の尊敬するプリンス(57歳没)よりも若い年齢で亡くなってしまうとは…。
確か2年ほど前に『Black Messiah』に続くニューアルバムを制作中で近い将来にリリースされるといったニュースを読んだ気がします。
今年リリースされるのかな?とずっと楽しみにしていたのですが、このような残念なニュースの方が先に届いて本当に悲しい気持ちです。
もしかしたら制作中だったニューアルバムも今後リリースされるかもしれません。
また良くも悪くもプリンスのように今後は未発表音源が出回ってしまうことでしょう。
複雑な気持ちではありますが…どんな形でもディアンジェロの音楽を聴きたいというのがファン心理ですね。
悲しいニュースではありましたが、僕はディアンジェロの音楽に出会うことができて本当にラッキーです。
天国でロイ・ハーグローヴや同じく今年亡くなってしまったアンジー・ストーンとセッションをしてくれていたらと願います。
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