
2023/02/13
【ヒップホップ初心者必読!?】稀代のビートメーカー J・ディラのおすすめアルバムをまとめてご紹介!
デトロイトが生んだ稀代のビートメーカー『J・ディラ』のおすすめアルバム
今回は今日のヒップホップやネオ・ソウルの発展に大きく関わった(直接的にも間接的にも)稀代のビートメーカー『J・ディラ』のおすすめアルバムをまとめてご紹介したいと思います。
これを書いている僕自身がお気に入りの作品を気に入っているアルバムの順でズラッとご紹介します。
その前に簡単にですがJ・ディラについてご紹介したいと思います。
J・ディラことジェイムズ・デヴィッド・ヤンシーとは?
J・ディラこと本名ジェイムズ・デヴィッド・ヤンシーは、1974年2月7日に米国ミシガン州デトロイトに生まれました。
奇しくも日本が生んだ天才ビートメーカーのNujabes(ヌジャベス)こと瀬葉淳さんと同じ生年月日だという奇妙な偶然があったりもします。
残念ながらJ・ディラは2006年2月10日に難病「血栓性血小板減少性紫斑病」によって32歳という若さでこの世を去りました。
ヌジャベスの方は2010年2月26日に36歳の若さで交通事故で逝去しました。
今日のヒップホップ(ローファイ・ヒップ・ホップも)やネオ・ソウル(フューチャー・ソウルも)の発展に大きく寄与した不世出の天才2人が30代の若さで亡くなられたのは本当に残念なことです。
しかし彼らが残した音源は永久に不滅です!
そしてそういった音源はCDショップやオンラインで簡単に購入することができます。
今回はそのJ・ディラが残した名作アルバムの中で僕が気に入っている作品を一挙にご紹介します。
J Dilla – 『Donuts』
J・ディラと言えばまずはこれですね!
『Donuts』を聴かずしてJ・ディラを語るなかれ!と言い切れる代表作です。
J・ディラの生前最後の作品にして最も知名度の高い代表作でもあります。
制作自体は2005年の夏に行われていますが、この頃既にJ・ディラは病気によって深刻な体調不良に陥っていました。
そのため本作に収録されている音源のほとんどは入院中の病室で作られています。(トラックの原型はそれ以前に作られていたので病室で行われたのは主にミックスやエディットといった作業)
そして本作『Donuts』がリリースされたのは、J・ディラが亡くなる3日前の2006年2月7日でした。
まず最初に聴くべきJ・ディラのアルバムとしても本作が一番おすすめです。
1曲目の短いイントロが終わると2曲目”Workinonit”に流れていくのですが、この曲で印象的なサイレンの音はJ・ディラの代名詞とも言えるサウンドです。
このサイレン音の元ネタはマントロニクスの”King Of The Beats”というトラックです。
この曲以外にも本作に収録されたほとんどの曲は1~2分ちょっとの短いトラックばかりです。
それもディオンヌ・ワーウィックやジャクソン5等の他のヒップホップ系のプロデューサーがあえて避けて通るような定番曲をサンプリングしています。
ザ・ルーツのドラマーのクエストラヴが映画『Our Vinyl Weighs a Ton』にて本作のことを「ソウル・ル-プやモータウン・ブレイクスへの原点回帰」と表していましたが、まさにJ・ディラが目指したのは、彼が子供の頃に聴いたデトロイトのラジオ局だったのではないでしょうか!?
まるでラジオの選局をしているかのようにめまぐるしく曲が変わっていく本作は、J・ディラが死力を尽くして幼少期の思い出を作品に込めたのだと僕は感じています。
ちなみに本作の元ネタばかりを収録した企画盤『Recipe For Tasty Donuts』といったアルバムも存在しています。
今となってはレアなCDなのでほとんど見かけませんが…。
また本作を中心にJ・ディラの人生を描いた『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』という本も2018年に日本語版が出版されています。
こちらの方は今も購入できますので気になる方はぜひ!
『Donuts』は、J・ディラを知る上で必ず聴いておきたいアルバムです!
J Dilla – 『Welcome 2 Detroit』
J・ディラは初期の頃は”Jay Dee(ジェイ・ディー)“名義でアルバムをリリースしていました。
本作『Welcome 2 Detroit』は、初めて”J Dilla(J・ディラ)“名義でリリースされたソロ・アルバムになります。
2001年に初めてリリースされた作品で、2001年にはボーナス・トラックを4曲に追加収録した20周年記念盤もリリースされました。
特に「原盤のレコードで欲しい!」とかの理由がないのであれば、今この作品を手に入れるならその20周年記念盤の方をおすすめします。
J・ディラと言えば「ヒップホップとメロウなジャズの生演奏との癒合」といったイメージを何となく持たれている方もいらっしゃるかと思いますが、本作はそのイメージ通りのJ・ディラを聞くのに打って付けの作品です。
中でも注目すべき曲は、トランペット奏者ドナルド・バードの1975年の曲”Think Twice”のカバーです。
この曲のエレピを弾いているのは、ディアンジェロと並ぶネオ・ソウル系のシンガーとしてそこそこ有名なドゥウェレと彼の弟なのですが、それ以外のベースやドラムを演奏しているのはJ・ディラ自身です。
生演奏と打ち込みの融和が独特の「ヨレ」たグルーヴを生み出しています。
このグルーヴこそが後にロバート・グラスパーやフライング・ロータスへと受け継がれたのでしょう。
どちらかというと「メロウなインスト曲」のイメージが強いJ・ディラですが、本作ではアグレッシヴなラップ曲が中心です。
と言っても、ちまたに溢れるド派手なシンセがギャンギャン鳴るギャングスタ・ラップものではなく、あくまでグルーヴを追求したヒップホップ作品です。
エレピのコード演奏は控えめで、時にバックの演奏はドラムのビートのみとなり「スカスカ」の瞬間が何度か訪れます。
僕は初期のザ・ミーターズが大好きなのですが、本作もその初期ミーターズのニューオーリンズ・ファンクに似た「スカスカのグルーヴ」を楽しむのに適したアルバムです。
音楽を「メロディ」や「ハーモニー」で聞くよりも、「リズム」を一番の中心として聴きたいという方におすすめのアルバムです。
ちなみに僕は…正直言いますと代表作の『Donuts』よりもこちらの『Welcome 2 Detroit』の方が好きです。
というのは、『Donuts』は、短いトラックがせわしなく変わっていくので、日常で聴くのは少々辛いと感じるからです。
しかしこちらの『Welcome 2 Detroit』は、ラップありの曲がたくさん収録されていて、日常で聴くのに適しているからです。
まぁこればかりはその人その人の嗜好の違いになりますが、僕は個人的にこの『Welcome 2 Detroit』を一番のおすすめアルバムだと考えています。
先にも書きましたが、今この作品を入手するのならた20周年記念盤の方がおすすめです♪
ちなみに本作には、ラップ抜きのインスト・トラックのみを収録した企画編集盤『Welcome 2 Detroit: Instrumentals』も存在しています。
作業用BGMとしてはおすすめですが、やはり普段聴く分にはラップありの元のアルバムの方が良いですね♪
J Dilla – 『The Shining』
こちらは『Donuts』と同時期に制作されたアルバムで、2006年8月にリリースされた作品『The Shining』です。
J・ディラが急逝したため未完性だった本作を、リリースできるまで完成させたのは、ラッパーのコモンのライブで一時期ドラムを務めていたカリーム・リギンスでした。
カリームはJ・ディラを尊敬していて、彼のソロ・アルバムも『Donuts』を意識したような短いトラックが数曲収録された作りとなっています。
もちろん本作は、無事にリリースされて良かったなと思える名作です!
いきなりバスタ・ライムスの過激なラップで始まる1曲目”Geek Down”がメロウ好きの僕としては苦手だったりもするのですが…次の”E=MC2″からJ・ディラらしい太いビートが心地良いグルーヴ曲に移ります。
シンセサイザー奏者のジョルジオ・モロダーの1979年の曲”E=MC2″のプッチを下げて大胆にサンプリングしたこの曲に、盟友コモンがライムを重ねます。
僕としては正直ジョルジオ・モロダーの元ネタの”E=MC2″はあまり好きな曲調ではないのですが、J・ディラのこのバージョンはかなりかっこいいアレンジが施されています。
大胆にサンプリングした曲と言えば、本作には J・ディラを代表する名曲が1つ収録されています。
それが”So Far to Go”です。
この曲は、アイズレー・ブラザーズの名バラード曲”Don’t Say Goodnight (It’s Time for Love)”が元ネタです。
1980年の名作『Go All The Way』に収録されていました。
そのバラード曲のテンポを上げてディアンジェロのドリーミーなファルセット・ボイスとコモンの淡々としたラップを重ねたのがこの”So Far to Go”です
またこの曲は2007年にリリースされたコモンの7thアルバム『Finding Forever』にもバージョン違いが収録されています。
コモンのバージョンの方が弱冠メロウさが増したアレンジです。
ちなみにこの”So Far to Go”は、『Donuts』にもディアンジェロとコモンを抜いた”Bye.”というバージョン違いで収録されています。
先にご紹介していた『Welcome 2 Detroit』と同じく、本作も2021年に15周年記念盤がリリースされました。
8曲も追加収録されているので、今本作を入手するならこちらの15周年記念盤の方がおすすめです♪
Jay Dee – 『Ruff Draft』
2003年にジェイ・ディー名義でアナログEPとしてリリースされた本作『Ruff Draft』は、J・ディラの死後の2007年に”Stones Throw(ストーンズ・スロウ)“レーベルからボーナス・トラックとインスト集を追加収録してCD2枚組にて復刻盤がリリースされました。
ストーンズ・スロウからリイシューされた現在で回っているCDのジャケットはタイトルが大きめの文字で印字されたシンプルなデザインへと変更になっています。
シンプル過ぎるジャケットのデザインはいかがなものかと思いますが、しかしアルバムの中身の音楽はJ・ディラを知る上で必ず聴いておきたい傑作となっております!
冒頭の”Intro”でJ・ディラ自身が「カセットのようなリアルなサウンド」と本作を形容するように、ザラついた生々しいサウンドが本作の魅力です。
J・ディラと聞いてイメージするスムースさやメロウさは本作にはあまり感じられず、それよりもワイルドでアグレッシヴな楽曲でまとめられています。
メジャーレーベルに所属したことで奪われる自由な発想や、同時期に頭角を現したア・トライブ・コールド・クエストやジャングル・ブラザーズ等と同じネイティヴ・タンにカテゴライズされる嫌気をそのまま本作に収録したような攻撃的なアルバムです。
その甲斐もあってか、他のヒップホップ作品にはない革新的な楽曲がズラッと並ぶ素晴らしいアルバムに仕上がっています!
アルバムとしてまとめられた経緯はイレギュラーな形ではありますが、J・ディラを知る上では必ず聴いておきたい作品です♪
Jaylib – 『Champion Sound』
J・ディラとマッドリヴ…
この2人の音楽的な関係性を例えると…
ロックで言うところの、ジョン・レノンとポール・マッカートニー
ジャズで言うところの、マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーン
ブルースで言うところの、マディ・ウォーターズとハウリン・ウルフ
のように僕には思えます。
ライバルのようでいてお互いを認め合っている同志のような存在⁉
目指す方向性は同じなのだと感じられます。
そんな2人が2001年~2003年に行った共演作業をまとめたのがこの『Champion Sound』というアルバムで、2003年10月にリリースされました。
ヒップホップ界でも唯一無二の才能を持った2人の天才が共同作業を行うと、お互いの才能がブツかり合って上手くいかないのかと思いきや…そんなことはなく、2人の名前から期待できるような名盤に仕上がっています!
アッパーな曲調が多く、マッドリヴが構築したワイルドなビートの上をJ・ディラの堂々としたラップが乗っかります。
デラックス・エディションのバージョンの2枚組CDには、先にご紹介していた『Ruff Draft』と同じく、Disc-2には本編のラップを抜いたインスト集が収録されています。
しかしやはりラップがあるDisc-1の方がかっこいいので、そちらをメインで聴くことになるでしょう。
J Dilla – 『The Diary』
元々はラップ・ソロ・アルバム『Pay Jay』として2002年に制作された作品で、2016年4月になってようやくリリースされたアルバムです。
生前の J・ディラが残した未発表のボーカル素材を用いて、 J・ディラと志を同じくするマッドリヴや憧れの存在だったピート・ロックにラッパーのHI-TEC(ハイテック)や人気プロデューサーの一人Nottz(ノッツ)、そしてカリーム・リギンズ等が完成させたアルバムです。
はっきり言って先にご紹介していた『Welcome 2 Detroit』や『The Shining』と比べると、J・ディラらしさが薄いアルバムに感じられますが…これも貴重な音源だと考えれば悪くはない作品です。
先に『Donuts』、『Welcome 2 Detroit』、『The Shining』の3作品を聴いた後で聴きたいアルバムですね。
ちなみに本作もインスト・バージョンのみを収録した企画盤『The Diary (Instrumentals)』が存在しています。
ただこちらは「J・ディラが好きだから何でも集めたい!」という方か本作「『The Diary』が堪らなく好きだ!」といったマニア以外は入手しなくってもいいかな!?
でもCD盤にはJ・ディラのステッカーが封入されていたりもします!
これ目立てで購入するのもありかも!?
J Dilla – 『Jay Love Japan』
ありがたいことに生前のJ・ディラがツアーで訪れた日本をいたく気に入ったことから作られたアルバムです。
日本に訪れた際にインスパイアされたアイデアを元に2005年(諸説あり)に日本に捧げるアルバムとして制作されています。
本作にはJ・ディラが普段から制作していたミックス・テープを彷彿させる短いループを集めた楽曲が収録されています。
アルバムというよりもビート集といった感じではありますが、ヌジャベスを意識したかのようなメロウな楽曲が多く収録されています。
こういった日本に捧げられた企画盤が名作なのは我々日本のファンとしては喜ばしいことですね。
僕は大好きなアルバムの1つです♪
J・ディラらしさに溢れたアルバムなので必聴ですよ!
J Dilla – 『Dillatronic』
『Dillatronic』は、短いループのトラックを41曲集めたビート集です。
テクノの聖地デトロイトで生まれたJ・ディラは、テクノやエレクトロニック・ミュージック由来のビートを生前に数多く残していたのですが、その中から厳選して1枚のCDにまとめたのが本作です。
2015年にJ・ディラの母マ・デュークス監修の下でリリースされたインストのビート集です。
J Dilla – 『The King Of Beats』
こちらもJ・ディラの母マ・デュークス監修の下でリリースされたインストのビート集です。
もともとはボックス・セットに収録されていたものを2枚組のCDにまとめたアルバムになります。
Disc-1の20トラックが、サンプラーのSP-1200で作られた『The King Of Best Ⅰ』の音源です。
Disc-2の前半16トラックが、サンプラーのMPC-3000で作られた『The King Of Best Ⅱ』の音源です。
そしてDisc-2の後半の17~22トラックが、レコーディング・テープの状態で発掘された『The Lost Scrolls』という音源です。
2つのサンプラーの音源を1つの作品で対比して聴くことが出来るアルバムになります。
J・ディラが創り上げたビートをまとめて聴くことが出来るアルバムですが、しかし最初の1枚として聴く分にはあまり適してはいないかも知れませんね。
J Dilla – 『Motor City』
こちらもJ・ディラの母マ・デュークス監修の下でリリースされた未発表のインストをまとめたビート集です。
アルバム・タイトルの『モーター・シティ』とは、かつて自動車産業で栄えたJ・ディラの故郷デトロイトのことです。
本作のCDのジャケットは、郵便封筒を模した面白い作りになっています。
その中にはマ・デュークスが、J・ディラのファンに向けて書いた手紙が封入されており、日本盤だと付属の帯の裏面に手紙の日本語訳が記載されています。
面白い作りなのでぜひデジタル音源ではなくCDでこのジャケットを手に取って欲しいです。
ただし、中のCDを取り出すのが少々面倒な作りでもあります…。
なので僕は普段はCDではなくiTunesに音源を入れて聴いています。
本作収録の19トラックは、各音源の制作年等の詳しいエピソードは不明なのですが、どれもがJ・ディラらしさに溢れたトラックばかりです。
モータウンのサンプリングや、『Donuts』でも登場したJ・ディラの代名詞とも言えるマントロニクスの”King Of The Beats”をサンプリングしたあのサイレンの音など上手く使われています。
個人的にはJ・ディラのビート集の中では、特に「らしさ」が感じられるのでおすすめのアルバムです♪
J Dilla – 『Jay Stay Paid』
2009年にネイチャー・サウンド・レーベルからリリースされたJ・ディラの母マ・デュークス監修の未発表音源です。
J・ディラの代名詞とも言えるマントロニクスの”King Of The Beats”をサンプリングを「これでもか!」と使いまくった、少々「やり過ぎ」なトラックが多めではありますが、かっこいいトラック満載のアルバムです!
J・ディラの憧れの存在だったピート・ロックや、ヒップホップ・バンドのザ・ルーツのMCブラックソートにMFドゥーム、そしてディラの実弟イラ・J等が参加したゲスト陣が豪華なアルバムでもあります。
J・ディラ最初の1枚で聴くアルバムではありませんが、通常のJ・ディラ作品に少し飽きちゃったな~といった方におすすめです♪
J Dilla – 『Rebirth of Detroit』
2012念入りリースされたJ・ディラの未発表だったビートに、デトロイト出身のラッパー達が新たにラップを乗せて作り上げたアルバム『Rebirth of Detroit』です。
一応、母マ・デュークス監修の下でリリースされたアルバムではありますが、何となく参加しているラッパー達が好き勝手やっちゃった感がなきにしもあらずです…。
J・ディラ「らしさ」というよりも、「J・ディラのビートを使ってこんなことやっちゃいました~!」といったアルバムでしょうか!?
ただ個人的には「これもあり」だと思って、たま~に聴くアルバムです。
J・ディラの他の作品をほとんど集めて、それでも何か物足りないな~と言う方におすすめです♪
一番のおすすめ曲は、アンプ・フィドラーがプロデュースまで担当した”Let’s Pray Together”です。
メロウなグルーヴが堪りません♪
J Dilla – 『Jay Dee’s Ma Dukes Collection』
2017年にアナログで発売された作品で、デジタル音源でも購入することが出来る未発表だったビート集です。
こちらもJ・ディラの母マ・デュークス監修の作品ですが、まだまだたくさん存在するであろう未発表のビート集はネタが尽きることはなさそうですね。
本作の収録曲は全て3~4桁の数字で示されています。
3曲目に収録された”369″は、ア・トライブ・コールド・クエストの1996年にリリースされた4作目『Beats, Rhymes & Life』の1曲目”Phony Rappers”の原型となったトラックです。
他にも何かの原型を思わせるトラックがいくつか収録されています。
まるでマーヴィン・ゲイの”You Sure Love to Ball”のような女性のあえぎ声をサンプリングした”663″は、ちょっと聴いていて恥ずかしトラックです…。
J Dilla – 『J Dilla’s Delights, Vol. 1』
オシャレでメロウなビート集のおすすめ作品としてご紹介したいのがこちらの『J Dilla’s Delights, Vol. 1』です。
インストのトラックばかりではありますが、90年代半ば~2010年までのネオ・ソウルがお好きだという方におすすめのオシャレなトラックが集められています♪
以上、【稀代のビートメーカー J・ディラのおすすめアルバムをまとめてご紹介!】したブログ記事でした。
唯一無二の天才ビートメーカーのJ・ディラの作品にこれから触れてみたいといった方はぜひこのブログ記事でご紹介した作品を聴いてみてはいかがでしょうか。
出来れば僕がご紹介した順番にアルバムを聴いてもらえれば幸いですが、しかしご自身の気になる順番で聴いてもらっても問題ありません。
アルバム・ジャケットの見た目が気に入った順番でも、僕のご紹介文で気になった順番でも、お好きな順番で聴いてみて下さい♪
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