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カテゴリー:Music

2017/10/16

【ブルースおすすめの名曲からチョイス!】バンドやセッションでやりたいブルースの名曲4選‼

バンドやセッションでやりたいブルースの名曲【4選】

さて前回は、必聴‼ブルースセッションの大定番曲【3選】というのを書いたのですが、今回はブルースバンドでやったりセッションで演奏出来たらかっこいいバンド演奏にピッタリの曲を4曲ご紹介します。

 

必聴‼ブルースセッションの大定番曲【3選】

といっても、もちろんこれらの曲もブルースセッションで取り上げられますし、ブルース系のミュージシャンなら必須の曲でもあります。

 

ちなみにこれを書いている僕自身もこれから取り上げる4曲は、10年ほど前にギターで参加していたブルースバンドで演奏したことがある曲でもあります。

 

それではそんなブルースバンド映えする名曲を自分の体験談なども交えて、4曲ご紹介いたします。

 

 

その1 – ハウリン・ウルフの『Killing Floor』

1曲目にご紹介するのは、僕の最も好きなブルースマンのハウリン・ウルフの代表曲です。

 

この曲が収録されているアルバムは『The Real Folk Blues』です。

 

この笑顔!

 

駄曲一切なしの素晴らしいアルバムですね。

 

このアルバムは好きすぎて、頭5曲をライヴでやっていました。

 

本当は全曲取り上げようか?となっていたのですが、ちょっと途中で飽きてしまって結局5曲目までで取り上げるのを止めちゃいました……。

 

このアルバムを初めて聴いたのはいつ頃だったのか忘れたのですが、多分10代後半の頃です。

 

1曲目に収録されている“Killing Floor”を聴いてすっかりハマりました!

 

それからというもの、ハウリン・ウルフと、その片腕でもあるギタリストのヒューバート・サムリンにも大いにハマりました!

 

ヒューバート・サムリンは、B.B.キングやTボーン・ウォーカーみたいな知名度はありませんが、あのバディ・ガイやジミ・ヘンドリックスにエリック・クラプトンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンにまで影響を与えた実はすごいブルースギタリストなんですよ!

 

実は僕が初めてギターソロを弾く時に影響を受けたのはB.B.キングではなくって、このアルバムでギターを弾くヒューバート・サムリンなんです。

 

そのせいか、未だにギターを弾く際にクイッとグリスする癖が抜けません。(笑)

 

ジャズやファンク系の曲をやってても、ついついクイッとグリスしてしまいます。(笑)

 

ちなみにヒューバート・サムリンは、ピックを使わずに指で弾くのですが、僕はピックを使います。

 

ヒューバートは、もともとピックを使って弾いていたのですが、自分のサウンドが上手く出せずに悩んでいた時に、ボスであるウルフに相談したんだそうです。

 

そうしたらウルフに「まだピックなんか使ってるのか!そんなもの使うからうまく弾けないんだ!」という感じで叱られて指弾きに目覚めたそうです。

 

ウルフとヒューバートは、かなり年が離れているのですが親子のような関係性でお互いを支えつつバンドをやっていたんです。

 

そんな絆を感じられるようなエピソードですね。

 

さて、この曲はキーがAのシンプルなブルースの曲です。

 

マイナーペンタ一発でもソロを弾けますが、メジャーペンタを混ぜて弾いた方がより表現豊かに弾けます。

 

少しファンキーな曲なんで、メジャーペンタ中心で明るく弾いた方がよい場合もありますね。

 

ちなみに僕がバンドでやっていた頃は、テーマのダブルストップを弾いていました。

 

そしてこの曲が初めてバンドで弾いたブルースの曲でした。

 

初めてのブルースバンド練習でもまずはこの曲から皆で合わせました。

 

そもそもこの曲をライヴで演奏したかったのでブルースバンドを結成したっていう理由もあります。

 

だからブルースバンドを結成した際に、「絶対にこの曲がやりたい!」と言って譲りませんでした。(笑)

 

ブルースと言っても、やはりファンキーなノリの曲が好きなんです♪

 

ブルースバンドでは、解散する最後までこの曲だけは必ずライヴでやっていました!

 

たまにちょっと飽きちゃって、完全にファンク・バージョンで演奏していたことも数回ありましたが、基本はオリジナルのバージョンに近いブルースな曲調で演奏していました。

 

ギターソロも弾いていました。

 

ウルフのバージョンは、本来はもう一回歌がある予定だったのか?一瞬ウルフの声が入った後でヒューバートのリズムギターだけになる個所があります。

 

ヒューバートがソロを弾ていないのは、もしかしたらこの個所にはウルフの歌があったのかもしれませんね!?

 

ちなみにこの曲でベースラインを弾いているのは、ヒューバートに憧れるバディ・ガイなんです。

 

ノリの良い曲調に、覚えやすいテーマメロディ……バンドでやるのに最適な曲だと思います。

 

アルバート・キングやジミヘンもカヴァーしているので有名な曲なんですが、やはりこの『The Real Folk Blues』に収録されているウルフのバージョンが一番だと思います。

 

 

 

その2 – アルバート・キングの『Born Under a Bad Sign』

 

2曲目のお勧め曲はアルバート・キングの代表曲の“Born Under a Bad Sign”です。

この曲は、とても有名な曲ですね!

 

普段ブルースを聴かないロック系の人でも、クラプトンがクリームで取り上げていたので知っているって方は多いかと思われます。

 

むしろ、クリームのオリジナル曲だと思っていた!って方や、クリームのバージョンを聴いてからアルバートのバージョンを知ったって方の方が多いでしょう。

 

僕はその逆で、10代後半の頃からガチンコブルースにハマっていたので先にアルバートのバージョンを聴いていました。

 

クラプトンやレイ・ヴォーンにジョニー・ウィンターとかポール・バターフィールドやロリー・ギャラガーなどのブルースロック系は実は「一応知識として知っておこう!」という感じで後からネタ的に聴いていった感じなんです……。

 

普通は多分ブルースロックからハマってガチンコブルースに流れ着いて……なのかもしれませんが、僕は逆でいきなり多感だった10代後半にガチンコブルースから聴いちゃったので、20代になってから聴いたブルースロック系はどうしてもぬるく感じました……。

 

でも、ブルースロック系も嫌いではないですよ!

 

ビートが軽いけれども、大衆向けに聴きやすくアレンジしているのは素晴らしいと思います。

 

さて、そんなガチンコブルースなアルバート・キングの代表曲であるこの曲は、ブッカー・T・ジョーンズとウィリアム・ベルが書いた曲で、しかもR&B/ソウル系のレーベルであるSTAXからリリースされている聴きやすい曲です。

 

ブルースハープではなくってホーン隊がバックで鳴っているのもとてもモダンな感じがします。

 

それにこのギターリフは、ギターで弾いていてとても楽しく、バンドでもやりやすい曲なので人気だと思います。

 

一度、ブルースやソウル系のバンドが数バンド出演するイベントでリハ中に他のバンドとこの曲が被ったことがあります。(笑)

 

なんとかそのバンドを説得して……というか半ば無理やり他の曲をやってもらって、セットリストが被らないようにしたことがあります。(笑)

 

有名で人気の曲だからこそ、他のバンドとも被ることの多い曲ですね。(笑)

 

でも、かっこいい曲調ですのでバンドでぜひ取り上げたい曲です!

 

 

 

 

その3 – フレディ・キングの『Going Down』

さて、お次はアルバート・キングときたらフレディ・キングですね!

 

フレディ・キングのブルースというよりも、もはやロックな曲“Going Down”です。

この曲は、スティーヴィー・レイ・ヴォーンやジェフ・ベックが取り上げているので有名だと思います。

 

僕がブルースバンドでやっていた頃は、ギター2名だったので、ストラトにオーバードライヴを強めに掛けてパワーコードで激しく弾いていました。

 

これまたとてもバンド映えがする曲で、ライヴを観に来てくれたお客さんからの評判も良くってノリのよい曲なのでほぼ毎回最後に締めで演奏していました。

 

ギターソロも、調子が良ければアドリヴで延々と弾ける曲調ですからね♪

 

ちなみに3年ぐらい前にギタートルネードを観に行った時に、最後に出演者全員でこの曲でジャムセッションをして終わっていました。

 

トモ藤田さんがこの曲をやっているのを聴けたのが良かったです。

 

シンプルで簡単な構成の曲ですが、激しくロックな感じでバンドで取り上げるとすごく良く合います。

 

マイナーペンタ一発でゴリゴリに弾けるというアドリヴソロが弾きやすい曲調なのも良いですね!

 

セットリストの最後の締めや、イベント最後に全員参加のジャムセッションでやるのも良いでしょう。

 

ただ、慣れないとリズムギターのパワーコード連打は腱鞘炎必須です!(笑)

 

めちゃめちゃ手首痛くなります……。(笑)

 

 

 

その4 – オーティス・ラッシュの『All Your Love (I Miss Loving)』

最後の4曲目は、ロバート・クレイがカヴァーしていたり、ロック系ではクラプトンの在籍していたジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズにエアロスミスなどがカヴァーしていたオーティス・ラッシュの名曲“All Your Love (I Miss Loving)”です。

 

この曲は、やはりコブラ録音のバージョンが文句なしに一番ですね!

 

ていうかラッシュ自体、コブラ録音期は特に神懸っています!

 

ブルースの歴史的な作品群の中でも、このアルバム収録のブルースは全て名曲名演ばかりですからね!

 

ブルース好きはもう聴いていて当たり前の必聴盤ですね!

 

もちろん僕がブルースバンドでやっていた頃も、このコブラ録音のバージョンを参考にやっていました!

 

しかしこんな迫力ある演奏は残念ながら出来ません……。

 

ブルースの深みを表現することはそんな簡単なことではありません!

 

3コードでコード進行がシンプルで、マイナーペンタ一発で弾けるからといって単純だからと舐めていると痛い目に合います!

 

例えば、実際に自分の演奏を録音してみて、このラッシュのコブラ録音のバージョンと聴き比べてみましょう!

 

ラッシュの凄さがわかれば、あなたはしっかりとブルースを聴いている耳の肥えた人です。

 

やっぱラッシュ凄いですもんね!

 

まさに到達不可能なブルースの神の領域だと感じます!

 

もし自分の方が凄い!って思った方は、120%勘違いです!

 

自惚れた考えを改めましょう!

 

ブルースを舐めてはいけません!

 

こんなにシンプルな曲構成なのに、難しい表現力が求められる深い音楽は、他にはない!です。

 

楽譜や理論で説明できるものではありません。

 

この曲を演奏してみると特にそういったことを痛感しました……。

 

バンドでやるには楽しい曲ですが、ラッシュの凄さと比べるのは止めときましょう。(笑)

 

絶対に敵いませんから……。

 

でもバンドでは、自分なりに弾いてみましょう!

 

比べなければ楽しいです♪(笑)

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

前回から1ヵ月ぶりにブルース関連のお話でした。

 

今回は実際に僕がブルースバンドをやっていた頃に演奏したことがある曲ばかりを取り上げてみました。

 

どれも有名な曲なんですが、バンドでやるのもとても楽しい曲ばかりです。

 

たまたま僕は10代後半にガチンコブルースに出合う機会があって、しかも20代の頃にそのガチンコブルースを演奏できる機会に恵まれました。

 

そしてただ聴くだけではなく、自分で実際に演奏してみて身を持ってブルースの奥深さを知ることが出来ました。

 

更に深くブルースを知るためには、やはり実際に自分でも演奏してみて初めて……だと感じます。

 

これは20代の頃に経験出来てよかったです。

 

あれからもう10年は経過していて、今回取り上げた4曲もその時以来ずっと演奏することはないのですが、いつかまた機会が訪れたらこれらの4曲を再度演奏してみたいものです。

 

ブルースは、自分で演奏してみてこそ!……だと感じます。

 

 

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