2018/07/19
聴くと元気が出てくるボン・ジョヴィの15曲(Bon Joviのポップな名曲をチョイス!)
Bon Joviのポップな名曲をチョイス!
聴くと元気が出てくるボン・ジョヴィの15曲
今回はジャズやブルースではなくって、ボン・ジョヴィです!
多作なボン・ジョヴィは、これまでにオリジナル・アルバムだけでも14枚もリリースしています。
特に全盛期の80年代よりも2000年代に入ってからの方がリリースのペースが早くなり、いつの間にか新譜が出ていた!なんてこともあります。
さて、世界的大人気のモンスターバンドのボン・ジョヴィを僕も高校生の頃から聴いてきました。
年代的には、80年代の全盛期を過ぎてから……になるのですが、『ジーズ・デイズ』は今でも好きなアルバムです。
そんなボン・ジョヴィも過去にはヘアメタルのヒットメーカーと揶揄されていましたよね。
90年代には真っ先に消えるバンドみたいに!?
しかしあの時代の多くのバンドが消えていく中、ボン・ジョヴィは今でもヒット曲をリリースし続けています。
ツアーに出ればレディー・ガガやマドンナに続く全米3位の興行収入を稼いだりする息の長いモンスター・バンドとして現役で活動しています。
今ではまさかのリッチー・サンボンラまで抜けて、5人いたオリジナルメンバーは、ジョン・ボン・ジョヴィとデヴィッド・ブライアンとティコ・トーレスだけになりました。
サポートメンバーから正規のメンバーに昇格した2人もいますが、しかしやはり影が薄い気がするのは仕方ないですよね!?
というわけで、今年は約5年振りの来日公演を控えたボン・ジョヴィの……これまでにリリースしてきたアルバムから僕自身が好きな『聴くと元気が出てくるボン・ジョヴィの15曲』を選んでみました。
基本的にサビが盛り上がる元気でポップな曲調を選んでいます。
なるべくヒット曲は、選ばずに各アルバムから満遍なくチョイスしたかったのですが……2nd『7800°ファーレンハイト(1985年)』と8th『バウンス(2002年)』と11th『ザ・サークル(2002年)』の3枚のアルバムからは選曲がありませんでした。
それ以外の11枚のアルバムから15曲をチョイスしています。
それでは順にご紹介していきますので、来日公演前の復習ってことで多少でも参考にしていただけたらありがたいです。
01.She Don’t Know Me
なんか1曲目から、ジョンに喧嘩売ってるみたいですが……(笑)
ジョンの大ッ嫌い(らしい……)なこの曲を!(笑)
1984年のデビューアルバム『夜明けのランナウェイ』の3曲目の”She Don’t Know Me(愛は蜃気楼)“です。
ボン・ジョヴィの1stアルバムだとやはり1曲目の”Runaway(夜明けのランナウェイ)“が一番有名だと思うのですが、今回は外しました。
あの印象的なキーボードのイントロ、嫌いじゃないですよ。
ただ今回は明るめの曲調を選びたかったのでこの”She Don’t Know Me(愛は蜃気楼)“にしました。
それと少しマニアックなチョイスにもしたかったので……。
しかし僕が高校生ぐらいの頃の先輩のロックバンド達がこぞって”Runaway(夜明けのランナウェイ)“をコピーしていたのは良き思い出ですね。
では、次の曲にいきましょう。
まだまだこの後に14曲もありますからね!(笑)
02.Wild In the Streets
あえてです!
あえてトミーとジーナではありません!
また禁じられてもいません!
生きてても死んでてもいいわけではありません!
あえて邦題にもなった”Wild In the Streets”です。
1986年の大ヒットアルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(原題:Slippery When Wet)』の10曲目です。
このアルバムからやっとボン・ジョヴィはアメリカでも大ヒットするようになりました。
そんな世界的大ヒットアルバムのあえて10曲目の最後に収録されたこのノリの良い曲を……
まるでジョンが憧れているブルース・スプリングスティーンみたいな曲調ですよね。
サビの盛り上がりが元気の出る曲です♪
03.Edge of a Broken Heart
少しはマニアックな曲を……。
といってもボン・ジョヴィのファンからしたら有名な曲ですよね。
1987年の曲”Edge of a Broken Heart”です。
その昔、僕が高校生だった時代にボン・ジョヴィの各アルバムがレアトラック満載のオマケCD付きでリマスター再発されました。
その時のオマケ音源としてこの曲が入っていて僕はビックリしました!
「なぜこんな良い曲がアルバム未収録なの?」と思いました。
ちなみにその後、2004年に結成20周年を記念してボン・ジョヴィ自ら監修したCD5枚+DVD1枚の計6枚組グレイテスト未発表曲コレクション『100 Million Bon Jovi Fans Can’t Be Wrong』のCD3の1曲目に収録されました。
こうして古くからのコアなファンだけでなく、2000年代の”It’s My Life”世代のボン・ジョヴィ・ファンもこの曲を知ることになりました。
元気の出る良い曲だと思います。
ただサビの歌詞歌メロ部分の歌詞が、ボン・ジョヴィの代表曲のひとつでもある大ヒット曲の”You Give Love A Bad Name”のサビ前の部分の歌メロに、どことなく似ている気がするのですが!?……気にしてはいけません!(笑)
次に行きましょう!(笑)
04.Bad Medicine
マニアックな曲が続いたので、ここらで誰もが知るボン・ジョヴィの代表曲のひとつを……。
全米No.1ソングなので誰しもが聴いたことあるんじゃないかな?ってぐらい有名な曲ですよね。
カラオケで歌うと盛り上がれそうですが、最後のサビ前の早口の部分で歌いきれない事件多発のボーカル難曲です!(笑)
もちろん収録アルバムは、1988年の大ヒット作『ニュージャージー』からです。
やはり全米No.1ソングは、サビの盛り上がりが段違いですね!
明るくって盛り上がるので、とても好きな曲です♪
今回ご紹介する15曲の中でこの”Bad Medicine”が一番有名で一番ヒットした曲です。
……てことは、この後は地味な曲ばかり!?(笑)
次に行きましょう。
05.I Believe
『ニュージャージー』の発売後は、ジョンとリッチーそれぞれが初のソロ活動をします。
そのソロ活動を終えて再びバンドが再始動したのが1992年で、再始動後にリリースされたのが名盤『キープ・ザ・フェイス』です。
“I Believe”は、そのアルバムの1曲目に収録されています。
オプティミスティックなディケイドだった1980年代が終わりを告げ、デカダンスな1990年代というディケイドが訪れた……。
時代はグランジ/オルタナブーム真っ只中!
世の中、無気力で退廃的な音楽ばかり溢れている……。
歌詞も意味も何言ってるのかよくわかんないシャンプーの商品名がタイトルの曲が全米No.1に輝いちゃうような時代……(補足:僕はカートのこと嫌いじゃないですよ!あえてこう書いてるだけです。ちなみにサビ前に”Hello, hello”と挨拶ばっかしてるあの曲のことです。笑)
そんな暗い音楽ばかりラジオからMTVから流れてくる中、我らがボン・ジョヴィは『信念』を守ることをテーマにしたアルバムを引っ提げてシーンに帰ってきた!
そのアルバムからの1曲目は、まるでジョンがバンドのこともファンのことも、そしてこういった希望にあふれた曲調が今でも音楽シーンに受け入れられるであろうということも「俺は信じている!」と歌っているかのよう!
こんな希望に溢れた曲……僕は大好きです!
リッチーの聴く人に勇気を与えてくれるようなギターソロも素晴らしい♪
この曲を聴くと元気がでます!
さぁこの余韻を残したまま、更に元気の出る次の曲に行きましょう!
06.I’ll Sleep When I’m Dead
先ほどと同じ1992年の『キープ・ザ・フェイス』から3曲目の”I’ll Sleep When I’m Dead”です。
ライヴでも定番の、まるでローリング・ストーンズのような軽快なロックンロールの曲です♪
「俺が眠りにつく時、それは死ぬ時だけだぜ!」とハードワーカーなジョンが自身の人生を重ね合わせて歌います。
リッチーのワウギターソロも炸裂します!
これは元気が出る♪
そう言えば、ウォーレン・ジヴォンの1stアルバムも『I’ll Sleep When I’m Dead』ですね。
まぁそれは関係ないんで(笑)次に行きましょう!
07.Someday I’ll Be Saturday Night
そろそろ半分ご紹介したところで僕の大好きな曲を……ていうかこの曲好きな人多いと思います。
1994年の初のベストアルバム『クロス・ロード〜ザ・ベスト・オブ・ボン・ジョヴィ』にバラードの名曲”Always”と共に新曲として収録された名曲”Someday I’ll Be Saturday Night”です。
どうしてもバラードの名曲”Always”に人気が集中しますが、僕は元気な曲調の”Someday I’ll Be Saturday Night”の方が好きです。
今でもこの曲は、ライヴで定番の名曲ですね。
そして”Wanted, Dead or Alive”から続く、ジョンのカントリーロック風味の名曲です。
後にカントリーをテーマにして2000年代に再度大ヒットを起こしますが、その走りともいえるのがこの名曲だと思います。
ボン・ジョヴィのカントリーロック路線、僕は大好きです♪
08.Damned
ちょっと有名な曲が続いちゃったんで……また少しマニアックな曲にしましょう。(笑)
僕の一番好きなボン・ジョヴィのアルバム、1995年の『ジーズ・デイズ 』より6曲目に収録されていたファンキーな”Damned”です。
このボン・ジョヴィの曲には珍しいファンキーなギターリフが好きです♪
リッチーのどう頑張ってもファンキーになりきれてないカッティングも含めてね。(笑)
その分、お得意のギターソロはかっこいいんですけどね……。
ちなみにボン・ジョヴィが憧れていたアッシュベリージュークスのホーン隊が参加しています。
こういったファンキーな曲は、元気が出ますね♪
09.Captain Crash & The Beauty Queen From Mars
ここからネクスト・ミレニアムです!
2000年リリースの『クラッシュ』の9曲目に収録されていた”Captain Crash & The Beauty Queen From Mars”です。
暗い曲調の多かった前作『ジーズ・デイズ 』をリリースした後は、またジョンやリッチーがソロ活動を行いました。
そして前作から5年の月日が流れ遂にリリースされた新作は、逆に明るすぎるポップな曲満載です♪
そんなアルバムの中でも特にポップなのがこの曲です。
「これボン・ジョヴィなの??」と初めて聴いた時は、ポップすぎて驚きました。(笑)
当時の若手のバンドが歌いそうな曲調です。(笑)
しかしずっと聴いているうちに元気の出る曲だと気づきました!
10.One Wild Night
先ほどと同じ2000年の『クラッシュ』のアルバムの最後、12曲目に収録されていた”One Wild Night”です。
ちゃんとMVも作られている曲です。
どことなく”Born To Be My Baby”を思い起こさせるボン・ジョヴィ印の曲だと思います。
同名の初の公式ライヴアルバムもリリースされていました。
これもライヴ映えする曲ですよね♪
残すとこ5曲となりました!
11.Who Says You Can’t Go Home
僕も大好きなボン・ジョヴィのカントリーロック路線です!
2005年の『ハヴ・ア・ナイス・デイ 』の4曲目に収録されていました。
この曲だけやけにポップで、アルバムの他の曲と比べると浮いているのですが……でもこの曲が『ハヴ・ア・ナイス・デイ 』の中では一番好きです♪
ちなみにジェニファー・ネトルズとのデュエットバージョンが、ロックバンドで初となるビルボード・カントリーチャート1位を獲得する快挙を成し遂げました!
文句なしに名曲だと思います♪
ボン・ジョヴィのカントリーロック路線の名曲”Someday I’ll Be Saturday Night”から約11年の時を超えて、新たなカントリーロック調の名曲が生まれた瞬間です!
このヒットがきっかけで、次のアルバムは初の全編カントリーロック調になります。
12.Lost Highway
『ジーズ・デイズ 』の次に好きなアルバムだと言ったら、80年代からのコアなボン・ジョヴィのファンの方々から怒られそうですが……でも僕はポップなボン・ジョヴィが好きなんです!(笑)
そう2007年リリースの全編カントリーロック調の曲で統一されたポップな名盤『ロスト・ハイウェイ』の1曲目に収録されたタイトル曲の”Lost Highway”です。
晴れた日のドライヴにピッタリなポップな曲調……元気が出るでしょ!?
この曲もライヴの定番になっています。
文句なしに明るくって良い曲です♪
13.Because We Can
元気の出る曲調でいて……悲しくもある曲です。
現時点でのボン・ジョヴィにおけるリッチー最後の勇士です……。
まさかリッチーがバンドを抜けるとは……。(涙)
2013年のアルバム『ホワット・アバウト・ナウ』からのリードシングルで1曲目に収録されていた勇気の湧いてくるような名曲”Because We Can”です。
こんな良い曲を残してバンドを去っていくなよリッチー!……って感じです。(笑)
14.Saturday Night Gave Me Sunday Morning
リッチーが脱退してからの初のアルバム、2015年にボン・ジョヴィからファンに向けてプレゼントとして作られた隠れた名盤『バーニング・ブリッジズ』から3曲目に収録されていた”Saturday Night Gave Me Sunday Morning”です。
リッチーが抜けてもジョンの創作意欲は衰えず、今も良い曲を量産し続けています。
どこか物悲しくも響くメロディーにボン・ジョヴィ節のポップなサビ……”Saturday”と付くボン・ジョヴィの曲にハズレなしです!(笑)
さぁラストスパートです!
15.Roller Coaster
ブロンドヘアーのイケメンボーカリストのジョンが、白髪頭になりすっかり老け込んで……
最高の相棒だったはずのリッチーもいなくなり、遂にボン・ジョヴィも終わるのかな?……と残念に思っていたら……『バーニング・ブリッジズ』から約1年で新作が発表されました!
2016年のアルバム『ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール』の6曲目に収録された”Roller Coaster”で今回の15曲を締めくくりたいと思います。
この曲もどこか物悲しくも響くメロディーとボン・ジョヴィ印の盛り上がるサビ部分と……これまでの曲にはなかったような大人な曲調の元気の出る曲です。
MVを観ると、すっかりナイスミドルになったジョンですが……しかし最良の相方が去っていってもジョン・ボン・ジョヴィは走ることを止めません!
そう、ジョンが眠る時はこの世を去る時だけなのです!
この曲名の「ローラーコースター」のように、時には一回転して天地逆転をしながらも音楽シーンのトップをひたすら高速で駆け抜けていくのがボン・ジョヴィというバンドなのです。
こんなにも多作で名曲を量産できる才能を持ったミュージシャンは、故プリンスとこのジョン・ボン・ジョヴィぐらいではないでしょうか!?(両者とも長年にわたり、ちゃんとヒットもさせられるクォリティーの高い曲を量産し続けています。)
プリンスは先にこの世を去りましたが、ジョン・ボン・ジョヴィはまだまだこれからです。
今、キャリアの折り返し地点にたどり着いたばかりなのです!
これからもボン・ジョヴィは、走ることを止めず更なる元気の出るような名曲を生み出し続けてくれることでしょう!
今回僕がご紹介しました15曲を聴いて、11月に訪れる5年振りの来日公演をぜひ観に行きましょう!
以上、僕の個人的嗜好で選んだ『聴くと元気が出てくるボン・ジョヴィの15曲』でした。
2016年リリースの『This House Is Not For Sale』についても個別記事にしました。
ボン・ジョヴィの新たな章の1ページ目が始まった!『This House Is Not For Sale』を聴こう♪
オマケ
2000年に『クラッシュ』がリリースされる直前の1999年に映画『エドTV』のサントラにボン・ジョヴィの曲が提供されていました。
当時の僕は1995年の『ジーズ・デイズ』以来、4年近くソロ活動以外の音沙汰なかったボン・ジョヴィにやきもきしていました。
このままボン・ジョヴィというバンドは解散してしまうんじゃないか?……と。
そんな時にこの曲、”Real Life”のシングルがリリースされました。
日本盤でもシングルカットされていました。
まずはMVやシングルのジャケットで各メンバーの見た目の変化に驚きました!
ソロ活動の頃からまた髪型が変わったジョンに、髪を明るく染めて少し短くしたリッチーに、当時流行っていた坊主頭のティコ……
「あれ?……なんか知らないおじさんがいる?誰?(笑)」
現在は正式なバンドメンバーとなったベーシストのヒュー・マクドナルドです。
当時はまだサポートメンバーでした。
「そう言えば、デヴィッドがいない?バンドの中でジョンの唯一の同級生がまさか脱退したの?」
と思いきや、当時はちょうど指に大怪我を負って2年間のリハビリ生活のためこの曲には不参加でした。
その後、2000年の『クラッシュ』リリース時には元気に復活しています。
一瞬だけトレードマークのパーマヘアーがストレートヘアーになって(笑)復活しました。
そして今に至ります。
結局、先に抜けたのはリッチーになりましたが、この時はデヴィッドが抜けたもんだと勘違いしました。
以上、2000年を迎える前の僕のボン・ジョヴィの思い出でした。(笑)
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