
2026/02/28
エリック・クラプトンの80年代最後の名盤『Journeyman』を全曲解説!職人技が光る復活作を1曲ずつ解説!

エリック・クラプトンの80年代最後の名盤『Journeyman』を徹底解説!ギターの神様の復活作を全曲紹介します!
エリック・クラプトンが1989年にリリースした『Journeyman(ジャーニーマン)』は、ブルースギタリストの最高峰であるエリック・クラプトンにとって特別な意味を持つ名盤です。
アルコール依存から回復した後の作品として、エリック・クラプトンの「職人技」が光る一枚となっています。
本記事では、エリック・クラプトンの80年代最後のアルバム『Journeyman』の背景から収録曲の詳細な解説まで詳しくご紹介します。
『Journeyman』とは? エリック・クラプトンの1989年復活作
1989年11月6日にリリースされた『Journeyman』は、エリック・クラプトンの11枚目のソロアルバムです。
イギリスでは全英アルバムチャート2位、アメリカではビルボード200で16位を記録し、アメリカではダブルプラチナ認定を受けました。
エリック・クラプトンはこのアルバムを「自分のお気に入りの一枚」と公言しており、80年代の洗練されたサウンドにブルースの魂を融合させた内容となっています。
『Journeyman』のプロデュースと豪華ゲストミュージシャン
本作のプロデューサーには、ベテランのラス・タイトルマン氏を起用しています。
エリック・クラプトンの近作でプロデュースを担当していたフィル・コリンズは、今回はドラムやコーラスなどの演奏面のみで参加となりました。
また、ミック・ジョーンズ(フォリナー)とエリック・クラプトンが共作した楽曲”Bad Love”はシングル・カットされ、日本ではホンダ・アスコットのCMソングとして起用されました。
この曲はグラミー賞のベスト・ロック・ボーカル・パフォーマンス(男性)部門を受賞しています。
若手ブルース・ギタリストとして頭角を現していたロバート・クレイが4曲に参加し、そのうち”Old Love”はエリック・クラプトンとロバート・クレイの共作曲です。
その他、ジョージ・ハリスンやチャカ・カーンなど豪華なミュージシャンが参加し、エリック・クラプトンのギターをより輝かせています。
『Journeyman』の収録曲を1曲ずつ詳しく解説
ここからは、『Journeyman』の全12曲を1曲ずつ詳しく解説します。
各曲の作詞作曲、特徴、エリック・クラプトンのギタープレイのポイント等をお伝えします。
1. “Pretending”
ジェリー・リン・ウィリアムズが書き下ろしたオープニングナンバーです。
エネルギッシュなロックチューンで、アルバムの幕開けにぴったりです。
アルバムからのリードシングルとしてもカットされ、全米メインストリームロックチャートで5週間1位を記録しました。
エリック・クラプトンの力強いボーカルと、鋭いギターソロが聴きどころです。
チャカ・カーンがコーラスで参加もしています。
2. “Anything for Your Love”
こちらもジェリー・リン・ウィリアムズの提供曲です。
ミッドテンポのラブソングで、ロバート・クレイのギターが優しく絡みます。
エリック・クラプトンの情感豊かな歌声が心に染みる一曲です。
ピアノを弾くのは人気フュージョン・グループのスタッフのメンバーだったリチャード・ティーです。
3. “Bad Love”
エリック・クラプトンとミック・ジョーンズの共作曲です。
グラミー賞受賞の代表曲で、疾走感のあるロックナンバーです。
日本ではホンダ・アスコットのCMに使用され、幅広い層に知られるようになりました。
フィル・コリンズのドラムが力強く支える中、エリック・クラプトンのギターが炸裂します。
アルバムからの第3弾シングルとしてもリリースされました。
4. “Running on Faith”
ジェリー・リン・ウィリアムズの作品です。
ゴスペル調の温かみのあるバラードで、クワイアのコーラスが加わります。
エリック・クラプトンのブルース魂が感じられる名曲です。
アルバムからの第2弾シングルとしてもリリースされました。
5. “Hard Times”
レイ・チャールズの名曲のカバーです。
ジャズブルースの香りが漂うスローなナンバーで、エリック・クラプトンの情感たっぷりのボーカルが光ります。
ホーンセクションの豪華なアレンジも魅力です。
リズムギターを弾いているのは、NYを代表するジャズギタリストの1人ジョン・トロペイです。
レイ・チャールズ・バンドに所属していたテナーサックス奏者のデヴィッド・ファットヘッド・ニューマンとアルトサックス奏者のハンク・クロフォードも参加しています。
6. “Hound Dog”
オリジナルは女性ブルースシンガーのビッグ・ママ・ソーントンが歌った曲で、エルヴィス・プレスリーでも有名なロックンロールのスタンダードのカバーです。
ロバート・クレイのギターとエリック・クラプトンの軽快なプレイが融合した楽しい一曲です。
7. “No Alibis”
ジェリー・リン・ウィリアムズ提供のポップなロックソングです。
ゲストで参加しているチャカ・カーンのハーモニーボーカルが加わり、キャッチーなメロディーが耳に残ります。
エリック・クラプトンの力強く歪んだロングトーンによるギターソロが爽快です。
アルバムからの第4弾シングルとしてもリリースされました。
8. “Run So Far”
ジョージ・ハリスンが提供した曲で、ジョージ本人がギターとハーモニーボーカルで参加しています。
穏やかなミッドテンポのロックで、エリック・クラプトンの繊細なギターワークが際立ちます。
9. “Old Love”
エリック・クラプトンとロバート・クレイが共作した渋井ブルースロック曲です。
アルバム中最長のスローブルースで、ロバート・クレイの情感豊かなギターソロが圧巻です。
エリック・クラプトンの渋いボーカルと相まって、ブルースファン必聴の名曲となっています。
シングルカットこそされていませんが、80年代クラプトン屈指の名曲です!
10. “Breaking Point”
マーティ・グレブとジェリー・リン・ウィリアムズの共作曲です。
緊張感のあるロックで、デヴィッド・サンボーンのサックスがアクセントを加えます。
エリック・クラプトンさんのギターが激しく吠えるハイライト曲です。
11. “Lead Me On”
セシル&リンダ・ウォマックの作品です。
ソウルフルなバラードで、アリフ・マーディンのストリングスアレンジが美しい曲です。
エリック・クラプトンさの優しい歌声が印象的です。
12. “Before You Accuse Me”
ボ・ディドリー作の伝統的なブルースのスタンダード曲です。
ロバート・クレイのギターソロが加わり、アルバムを締めくくるのにふさわしいルーツ回帰のナンバーです。
エリック・クラプトンのピュアなブルースギターが堪能できます。
後の名作『Unplugged』での演奏も必聴です!
エリック・クラプトンの80年代最後の名盤『Journeyman』をおすすめする理由
エリック・クラプトンの80年代最後の名盤『Journeyman』は、今から37年も前となる1989年に発表されたにもかかわらず、今聴いても色褪せない完成度の高さが魅力です。
ラス・タイトルマンをプロデューサーに迎え、フィル・コリンズは演奏参加のみ、ロバート・クレイとの共作”Old Love”など、豪華な布陣で作り上げられたこのアルバムは、ブルースロックファンだけでなく幅広い音楽好きにおすすめできます。
1989年のエリック・クラプトン ジャーニーマンは、まさに「職人」の域に達した作品と言えるでしょう。
グラミー賞のベスト・ロック・ボーカル・パフォーマンス(男性)部門を受賞した名曲”Bad Love”は必聴です!
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