カテゴリー:Music

2019/02/01

サックス奏者チャールズ・ウィリアムのレア・グルーヴ盤『Trees, Grass and Things』を聴こう♪

サックス奏者チャールズ・ウィリアムがメインストリーム・レーベルにて1971年にリリースしたレア・グルーヴ盤『Trees, Grass and Things』

名セッション・ギタリストのコーネル・デュプリーも参加した名作!

70年代に質の高いジャズ・ファンク作品が多く残されているメインストリーム・レーベルには、デイヴィッド・T.・ウォーカーを始めコーネル・デュプリーにバーナード・パーディやチャック・レイニーなど名セッションマンが参加した名作が多く存在しています。

 

その中でも特にコーネル・デュプリーが参加した作品がいくつかあります。

 

今回ご紹介する作品もコーネル・デュプリーが参加しているアルバムになります。

 

それは1971年にサックス奏者のチャールズ・ウィリアムがメインストリーム・レーベルにて吹き込んだレア・グルーヴ盤『Trees, Grass and Things』です。

 

 

Charles Williams – 『Trees, Grass and Things』

01.Trees And Grass And Things
02.Chop! Chop!
03.Cracklin’ Bread
04.Exactly Like You
05.Booger Bear
06.Moving Up
07.Song From The Old Country

 

Personnel:
Charles Williams – Alto Saxophone
David “Bubba” Brooks – Tenor Saxophone
Don Pullen – Piano, Organ
Cornell Dupree – Guitar
Jimmy Lewis – Bass
William Curtis – Drums

 

Recorded in NY, 1971.

 

アルバム参加メンバー

本作のリーダーは、アルトサックスを吹くチャールズ・ウィリアムスです。

 

基本的に収録曲のほとんどでテーマを吹いています。

 

本作には、もうひとりサックス奏者が参加していて、それはブルーノート・レコードでもリーダー作を残していたディナ・ブルックスの兄デイヴィッド・”ババ”・ブルックスです。

 

ピアノ及びオルガンを弾くのは、本作収録曲の半分以上の4曲も自作曲を提供しているドン・プーレンです。

 

そしてギターを弾いているのが、先にも書いていました通りコーネル・デュプリーになります。

 

ベースを弾くのは、コーネル・デュプリーと同じく元キング・カーティス・バンドに所属していたジミー・ルイスです。

 

パーカッションを叩くのは、自身も60年代半ばにプレスティッジ・レーベルでリーダー作を吹き込んでいたモンテゴ・ジョーです。

 

今にして思うと、これだけでもなんとも豪華な面子が参加しているのですが……更にドラムを叩いているのは後にファットバック・バンドの中心人物になるウィリアム(ビル)・カーティスです!

 

レア・グルーヴ好きはもちろん、R&Bやファンク好きの方も参加メンバーの名前を見ただけで「どんな作品なのか?」聴いてみたくなるような面子ですね♪

 

それではアルバムの中身を見ていきましょう。

 

 

アルバムの内容

1曲目”Trees, Grass and Things”は、さっそくドン・プーレンが書いた曲です。

 

木に草になんとも環境に優しそうな曲名ですが、曲調は少しラテン風味のファンキーな曲です。

 

コーネル・デュプリーの弾くイントロから始まって、チャールス・ウィリアムとババ・ブルックスがユニゾンでテーマを吹きます。

 

最初にソロを吹くのはリーダーのチャールス・ウィリアムです。

 

バックでファンキーなカッティングを弾くコーネル・デュプリーも聴きものです!

 

さすがのバッキング名人ですね♪

 

チャールス・ウィリアムから始まったソロは、ババ・ブルックスに交代して、その後ドン・プーレンのオルガンソロで締めくくられます。

 

ホーン隊2人の素晴らしいソロと比べると、プーレンのオルガンソロは少しパワー不足かな?と感じさせますが、彼は曲作りの方で貢献してますのでね……。

 

次の2曲目は、チャールズ・ウィリアムスとドン・プーレンとババ・ブルックスにウィリアム・カーティスの4人が共作で書いた曲です。

 

しかしこの4人以外の作曲に参加していないコーネル・デュプリーが最も活躍する渋いブルースの曲です!

 

さすがはブルースの地、テキサス出身だけあってコーネルの弾くスロー・ブルースは絶品です♪

 

イントロから色気たっぷりのポルタメント・チョーキングの音から始まります。

 

そのままテーマというよりもほぼギターソロに近いメロディを奏でます。

 

「あれ?この作品ってコーネル・デュプリーのソロアルバムだったっけ?」勘違いしてしまいそうなぐらいコーネルが主役の曲です。

 

ギターソロの次にピアノソロが始まりますが、2本のホーン隊は静かにオブリガードを吹くに徹しています。

 

そしてやっと本作のリーダーであるチャールズ・ウィリアムスのサックスソロが始まります!

 

その次にババ・ブルックスのソロへと続いて、また最後はコーネル・デュプリーのテーマに戻ります。

 

まるで本作にコーネル・デュプリーが参加しているからこそ、あえて取り上げた楽曲のようでもありますね。

 

やはりブルースの曲となると、ギターが主役になりますね♪

 

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Ryo
コーネル・デュプリー好きの人は必聴ですよ♪

 

3曲目”Cracklin’ Bread”は、チャールズ・ウィリアムスが書いた明るいノリの曲です。

 

テナーサックス→ギター→ピアノ→アルトサックスの順番でソロ回ししています。

 

コーネルはマイナー調のスローブルースだけでなく、こういったメジャーペンタトニックを利用したギターソロもお手の物です!

 

4曲目”Exactly Like You”は、ジミー・マクヒューが作曲してドロシー・フィールズが歌詞を書いた1930年の古き良き時代の楽曲です。

 

もちろん本作では、サックスのインストでカヴァーしています。

 

ブロードウェイのネオン街の賑わいを感じさせてくれるテーマメロディーですね♪

 

テナーサックス→オルガン→アルトサックスの順番でソロ回しがあります。

 

コーネル・デュプリーのギターソロはなく、終始バッキングに徹しています。

 

5曲目”Booger Bear”は、チャールズ・ウィリアムスが書いた曲です。

 

基本のテーマメロディーをチャールズ・ウィリアムスのアルトサックスが吹き、ところどころ全楽器でのキメがあります。

 

アルトサックス→ギター→オルガンの順にソロ回しがあります。

 

特にお得意のダブルストップ奏法を用いたコーネル・デュプリーの勢いは必聴です!

 

6曲目”Moving Up”と7曲目”Song From The Old Country”は、共にドン・プーレンが書いた曲です。

 

“Moving Up”の方は曲名通りにアッパーなノリのジャズ・ファンク曲です!

 

ドン・プーレン自身がオルガンでイナタくテーマを弾きます!

 

最初にソロを弾くのはコーネル・デュプリーです。

 

フレージングだけでなくテレキャスターの音色を聴いただけですぐにコーネルだとわかる強烈な個性です!

 

ギターソロの次はアルトサックス→オルガンソロと続きます。

 

1曲目の”Trees, Grass and Things”では控えめで物足りなかったオルガンソロも、この曲ではガンガンと弾きまくっています!

 

そしてアルバムの最後は2管のゆったりとしたテーマメロディーが印象的な”Song From The Old Country”で締めくくられます。

 

テーマの後は、アルトサックス→ピアノ→テナーサックスの順番でソロ回しが展開されます。

 

コーネル・デュプリーのソロはなく、ノリの良いバッキングで演奏を支えています。

 

ジャズの歴史の中では目立たない作品ではありますが……しかし収録曲の7曲全てがクォリティーの高い楽曲ばかりとなっております。

 

 

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おすすめ曲は、#1 #2 #5 #6 #7

 

 

以上、【サックス奏者チャールズ・ウィリアムのレア・グルーヴ盤『Trees, Grass and Things』】のご紹介でした。

 

少しマニアックな作品でもありますが……レア・グルーヴ系の名盤としてもちょくちょく挙げられるアルバムでもあります。

 

僕がバンド活動やセッションなんかに行くと、コーネル・デュプリー好きのギター弾きによく出くわします。

 

しかし今までにこの作品のことを知っていた人は、残念ながらひとりとしていませんでした……。

 

ぜひともコーネル・デュプリー好きの人にはこういった隠れた名作も聴いて欲しいな~と思います。

 

 

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