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2018/12/12

【パブ・ロックの原点!?】ジョー・コッカーのバック・バンドとしてデビューしたグリース・バンド

これぞ【パブ・ロックの原点!?】英国発ゆるゆるのスワンピーなロック・バンド!

英国のバンド、グリース・バンドの1971年に制作されたデビュー作『The Grease Band』をご紹介します。

 

このバンドは、1969年のウッドストック・フェスティバルでジョー・コッカーのバック・バンドとして出演し、そこでビートルズの名曲”With a Little Help from My Friends”を演奏して高い評価を受けました。

 

なので演奏力の高さはお墨付きです!

 

メンバーは、後にポール・マッカートニーのウィングスの初期のメンバーとしても活躍したギタリストのヘンリー・マッカロクを中心に集められています。

 

ヘンリーがリードギターとゆるゆるなリードボーカルを務めるフロントマンを担当しています。

 

その他には、キーボードにクリス・ステイントン、ベースにアラン・スペナー、リズムギターにニール・ハバート、ドラムにブルース・ローランドという編成です。

 

イギリス発のバンドで、このデビュー作もロンドンで録音されたにも関わらず、アメリカ南部のスワンピーな音楽性はまさに『ブリティッシュ・スワンブの大傑作!』とも言える内容です!

 

ザ・バンドにレオン・ラッセルやデラニー&ボニーのみならずスリム・ハーポやライトニン・スリムまでもが浮かんできそうなゆるゆる感です!(笑)

 

それでは、CD盤のボーナストラックとしてBBCセッション音源5曲も含んだデビュー作『The Grease Band』のご紹介です。

 

 

The Grease Band – 『The Grease Band』

01.My Baby Left Me
02.Mistake No Doubt
03.Let It Be Gone
04.Willie & The Pig
05.Laughed at the Judge
06.All I Wanna Do
07.To the Lord
08.Jesse James
09.Down Home for Momma
10.The Visitor
– Bonus Track BBC Session –
11.Believe in What You Believe In
12.Let It Be Gone
13.Laughed at the Judge
14.Willie and the Pig
15.Peyton Place Boogie

 

Personnel:
Henry McCullough – Guitar, Vocal
Neil Hubbard – Guitar
Chris Stainton – Keyboard
Alan Spenner – Bass
Bruce Rowland – Drums

 

アルバムの内容

1曲目はデルタブルースの巨匠アーサー・”ビッグ・ボーイ”・クルーダップの”My Baby Left Me”で始まります。

 

アーサー・”ビッグ・ボーイ”・クルーダップと言えば、この曲や”Taht’s All Right”がエルヴィス・プレスリーにカヴァーされたことでロックンロールの有名になりましたが、そもそもこの人の音楽もスワンプ・ロックに通じるゆるゆる感がありますね。

 

原曲の”My Baby Left Me”もだいぶゆるゆるなのですが、グリース・バンドのバージョンも更にゆるゆるです!(笑)

 

スタジオでのジャム・セッションからフェードインしてくるラフなイントロで始まり、ヘンリーの鼻歌みたいな歌が始まります。

 

後のパブ・ロックの原型とも言えそうなほろ酔い気分で聴けるゆったり感です。

 

キーボードソロが始まった中途半端なところで曲がフェードアウトしていくのは、もたいないような、これぐらいでちょうどいいような……何とも言えない気持ちにさせてくれます。

 

2曲目”Mistake No Doubt”は、ヘンリー・マッカロクが書いたバラード曲です。

 

美しいスライドギターの音色と夢ゆる~いコーラスが夢見心地にさせてくれる曲です。

 

3曲目”Let It Be Gone”は、当時のTV出演なんかでも演奏していたこのバンドを代表するような曲だと言えます。

 

この曲もヘンリー・マッカロクが書いています。

 

キャッチーなコーラスにゆる~くグルーヴするベースにアコギの音色……僕の中ではこの曲がベストトラックです♪

 

その後もまるで初期のオールマン・ブラザーズのような”Willie & The Pig”や、ガッシガッシとロックのリズムを刻む”Laughed at the Judge”に、ブラインドフェイス時代のエリック・クラプトンが弾きそうなギターリフにジョン・レノン風のボーカルが重なる”All I Wanna Do”、アコースティックバラードの”To the Lord”などの曲が続きます。

 

10曲のスタジオ録音曲の後には、ボーナストラックとして5曲のBBCセッション音源が収録されています。

 

これがまた聴きもので、ぶっちゃ作品を作るためにけレコーディングした10曲よりも、ライヴ感覚のスタジオセッションで録音したこのBBCセッションの方が出来が良かったりします!

 

僕は12曲目に収録されているこのセッション音源の”Let It Be Gone”の方が好きな感じです!

 

この当時のミュージシャンに多い、ライヴ本番の方が強い!というのが感じられます。

 

グレイトフル・デッドやオールマン・ブラザーズ・バンドとかもそうですよね。

 

綺麗にまとめられたスタジオ録音は、なんとも物足りない感じなのに、一発勝負のライヴ演奏の方が気合が入った熱い演奏が繰り広げられている!っていう。

 

グリース・バンドも綺麗にまとめられたスタジオ録音よりもセッション音源の方が良かったりします!

 

特に無加工のギター2本の生々しい音が最高です♪

 

多少荒っぽいのですが、ロックするならこれぐらいの音でないとね!

 

 

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、#1 #2 #3 #6 #11-#15

 

以上、決してヒットチャートを駆け上るようなバンドではないのですが、良い曲の多いグリースバンドのデビュー作のご紹介でした。

 

本作をご購入の際は、ぜひ5曲のBBCセッション音源が収録されている全15曲入りのCDをおすすめします!

ライヴ音源が残っていたらな~と思うバンドのひとつですね。

 

発掘ライヴ音源とかリリースされないかな~?と……。

 

 

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