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カテゴリー:Music

2019/07/31

チャールズ・アーランドが1969年にリリースしたオルガン系ジャズ・ファンクの名作『Black Talk!』を聴こう♪

オルガン奏者のチャールズ・アーランドの19769年の傑作『Black Talk!』をご紹介します。

名ジャズファンク・ギタリストのメルヴィン・スパークスも参加したファンキーな名作です♪

久しぶりになりましたが、僕の好きなオルガン系ジャズファンク作品のご紹介です。

 

前回最後にご紹介していたのが4月で、メルヴィン・スパークスのアルバム『What You Hear Is What You Get』でした。

 

メルヴィン・スパークス渾身の復活作!『What You Hear Is What You Get』を聴こう♪

あれから3カ月振りとなりましたが、今回ご紹介するオルガン奏者のチャールズ・アーランドの作品『Black Talk!』にもメルヴィン・スパークスが参加しています。

 

本作のリーダーは、オルガン奏者のチャールズ・アーランドなのですが、しかしジャズギター好きにもおすすめしたい好盤となっております。

 

ちなみに本作はプレスティッジ・レーベルからリリースされています。

 

一連の『プレスティッジ・オルガン・シリーズ』の名作です。

 

それではチャールズ・アーランドにとって4作目のリーダー作となった『Black Talk!』をご紹介したいと思います。

 

 

Charles Earland – 『Black Talk!』

01.Black Talk
02.The Mighty Burner
03.Here Comes Charlie
04.Aquarius
05.More Today Than Yesterday

 

Personnel:
Charles Earland – Organ
Houston Person – Tenor Saxophone
Virgil Jones – Trumpet
Melvin Sparks – Guitar
Idris Muhammad – Drums

 

Recorded : December 15, 1969
Released : 1969

 

アルバムの内容

全5曲収録された本作は、最初の3曲がチャールズ・アーランドのオリジナル曲になります。

 

残りの2曲はカヴァー曲です。

 

しかしやはりオリジナル曲の3曲が本作の一番の聴きどころです。

 

まず1曲目”Black Talk”からホーン隊とギターのイントロから勢いよく始まります。

 

本作に参加しているメンバーも全てオルガン系ジャズファンク作品の常連組となります。

 

サックスのヒューストン・パーソンは、自身もジャズファンクのリーダー作を制作しています。

 

ヒューストン・パーソンのジャズファンク盤『Goodness!』

 

他にもグラント・グリーンのライヴ盤にも参加していたりします。

 

トランペットのヴァージル・ジョーンズは、ルー・ドナルドソンやレオン・スペンサーのアルバムなんかにも参加しているオルガン系ジャズファンクお馴染みのトランぺッターです。

 

そしてギターのメルヴィン・スパークスとドラムのアイドリス・ムハマッドもこの時代の数多くのオルガン系ジャズファンク作品にサイドマンとして参加しています。

 

そんな鉄壁のメンバーに支えられて、チャールズ・アーランド作のドス黒いグルーヴに塗れた”Black Talk”が始まります。

 

テーマメロディーはオルガンが弾いていますが、その間にメルヴィンのテクニカルなオブリガードが挟まれています。

 

トップバッターでソロを吹くのはヒューストン・パーソンです。

 

アーネット・コブやジーン・アモンズのような力強いホンカー系ではありませんが、その分くどさがないのですんなりと聴くことが出来ます。

 

サックス・ソロの次にヴァージル・ジョーンズのトランペット・ソロが始まります。

 

残念ながらイマイチなソロですね……。

 

ヴァージル・ジョーンズがリーダーとして目立つことが出来なかった理由がわかります。

 

その次に始まるメルヴィンの卓越したギター・ソロのせいもあって、余計にヴァージルの存在感が薄まります……。

 

ギター・ソロの最初らへんの4分26秒辺りでジョージ・ベンソンも驚くような急降下のフレージングを弾いていたり、5分~5分15秒まで続くシーケンス・フレーズなんかも弾いています。

 

グラント・グリーンやアイヴァン・”ブーガルー”・ジョー・ジョーンズとはまた違ったシーケンス・フレーズが魅力的です。

 

7秒弾いた辺りから少しテンポアップして畳みかけるように勢いよく弾いています。

 

その後、リーダーのアーランドのグルーヴィーなオルガン・ソロもあります。

 

どうしてもヴァージルのトランペット・ソロが弱く感じますが、メルヴィンとアーランドのソロが素晴らしいので必聴です♪

 

2曲目”The Mighty Burner”は、後にクラレンス・ウィーラー&ジ・エンフォーサーズもカヴァーすることになるノリの良いスウィング曲です。

 

必聴‼クラレンス・ウィーラー&ジ・エンフォーサーズの2枚のレア・グルーヴ作品!

クラレンス・ウィーラー&ジ・エンフォーサーズのバージョンはテンポ速めでカヴァーしていたのですが、こちらの原曲の方は少しテンポが遅い分、グルーヴを強調した演奏になっています。

 

曲が始まると、オルガンのテーマに合わせて2管のホーン隊が華やかにオブリガードを入れています。

 

ソロ回しは、テナーサックス→ギター→トランペット→オルガンの順番です。

 

もちろんリーダーのアーランドが一番長めにソロを弾いています。

 

Ryo@Dixiefunk Lab.のTwitterアイコン
Ryo
オルガン系ジャズファンクを
代表するような名曲の一つです♪

 

3曲目”Here Comes Charlie”もドス黒いグルーヴがかっこいいジャズファンク曲です。

 

ソロ回しは、オルガン→テナーサックス→ギター→トランペットの順番です。

 

ここまでの3曲が、チャールズ・アーランド作のオリジナル曲になります。

 

4曲目”Aquarius”は、1967年のロック・ミュージカル『ヘアー』で使われていた曲です。

 

作曲家のガルト・マクダーモットの書いた楽曲で、邦題は『輝く星座』というタイトルが付けられていました。

 

1969年にコーラス・グループのフィフス・ディメンションが歌ったりもしています。

 

その楽曲をオルガン系ジャズ・インスト曲にアレンジして演奏しています。

 

ソロ回しは、トランペット→テナーサックス→オルガン→ドラムの順番で、メルヴィンのギター・ソロはありません。

 

ギターは終始コンピングに徹しているのであまり目立ちませんが、その分2管のホーン隊が上手く絡み合ったアレンジを楽しむことが出来ます。

 

最後の5曲目”More Today Than Yesterday”は、グラント・グリーンやパティ・オースティンも取りげたことがあるアメリカのポップス・グループのスパイラル・ステアケースが1969年に歌った曲です。

 

トランペットのイントロから始まり歌メロ部分をオルガンが奏でます。

 

そのままソロ回しはオルガンから始まります。

 

次にギターが続きホーン隊のソロはありません。

 

その分メルヴィンのギター・ソロの時間が長いのでギター好きは楽しんで聴くことが出来ます。

 

Ryo@Dixiefunk Lab.のTwitterアイコン
Ryo
6分04秒辺りからスウィープ奏法を
何度か繰り返して弾いている
アイデア性も見逃せません!

 

元は歌モノ曲なのですが、インストで演奏するのにも適した楽曲ですね♪

 

ちなみに2曲目と5曲目にのみバディー・コードウェルがコンガで参加しています。

 

 

 

 

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Ryo
おすすめ曲は、#1 #2 #5

 

 

以上、【チャールズ・アーランドが1970年にリリースしたオルガン系ジャズ・ファンクの名作『Black Talk!』を聴こう♪】でした。

 

オルガン系ジャズファンク好きの方は必聴の名盤です!

 

特に2曲目の”The Mighty Burner”は、このジャンルを代表するような名曲ですので必ず聴いておきましょう!

 

 

 

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