カテゴリー:Music

2019/01/30

オリジナル・メンバーで再結成後にリリースされたダイナソーJr.の3枚のおすすめアルバム♪

2005年にオリジナル・メンバーで再結成されたダイナソーJr.がリリースした3枚のアルバムをご紹介します。

1997年の解散以来、約8年振りとなるダイナソーJr.の復活!

今月はダイナソーJr.特集ですね。

 

【絶対に聴くべきダイナソーJr.の80年代のアルバム3枚】【ポップで聴きやすくなった90年代のダイナソーJr.の4枚のアルバム!】に引き続き、今回は再結成後の3作品をご紹介したいと思います。

 

その前に……

 

過去記事に関しましては、下記をご参照下さい。

 

【名曲が目白押しの名盤ばかり!?】絶対に聴くべきダイナソーJr.の80年代のアルバム3枚
ポップで聴きやすくなった90年代のダイナソーJr.の4枚のアルバム!

さて、1997年にダイナソーJr.として『Hand It Over』をリリースした後は、J・マスキスは『ザ・フォグ』名義で2枚のソロアルバムをリリースしています。

 

といっても、90年代のダイナソーJr.自体がそもそもJのワンマン・バンド状態だったので、「ダイナソーJr.とやっていることは、ほぼ同じで何が違うんだろう?」といった感じではありました。(笑)

 

しかし「ダイナソーJr.」というバンドが事実上は解散してしまったことには、とても個人的にはショックでした……。

 

大学生の頃にハマって、Jを真似してジャズマスターやビッグマフを使っていた僕にとっては、その存在がなくなって寂しく思っていました。

 

このままJは、ずっとソロ・アーティストとして活動していくのかな?と思いました。

 

それから数年の月日が流れて2005年になると、まさかのオリジナル・メンバーでの再結成という嬉しいニュースがネット上に流れました!

 

J・マスキスの元に、ベーシストのルー・バーロウとドラマーのマーフが帰ってきたのです!

 

やはりこのバンドは、この3人でないとダメなんです!

 

そして2007年に、1997年以来10年振りとなるダイナソーJr.名義でのアルバム『Beyond』がリリースされます!

 

オリジナル・メンバーの作品としては1988年の『Bug』以来、実に19年振りとなります!

 

ちなみに解散したバンドが、解散後10年以内に再結成しやすい理由のひとつは……印税とかのお金の問題のようです。

 

その辺は、いつものん気そうなJもシビアに考えているのでしょうか?(笑)

 

それでは、今回はオリジナル・メンバーで再結成後の3枚のアルバム2007年の『Beyond』、2009年の『Farm』、2012年の『I Bet on Sky』を順番にご紹介したいと思います。

 

 

Dinosaur Jr. – 『Beyond』

1997年の解散以来、10年振りとなるニューアルバムの『Beyond』です!ソニック・ユースのサーストン・ムーアがMVに友情出演した、本作からの1stシングル”Been There All the Time”を引っ提げてダイナソーJr.が戻ってきました!アルバムの6曲目に収録されたこの曲は、まるでその前にJがやっていた『ザ・フォグ』時代のようなキャッチーな曲です。しかし豪快なドラムは、マーフそのものです!これこそファンが求めていたダイナソーJr.です!『ザ・フォグ』には、何かが足りていなかった……。それはルーやマーフの持つハードさなのかな?とも感じます。Jは、一人だとポップになりすぎる気がします⁉ダイナソーJr.には、キャッチーな歌メロにハードな楽器演奏がなくてはいけません!それが1994年の『Without a Sound』から『ザ・フォグ』時代のJの作品には、このハードさが足りてなかったように感じられます⁉さて、アルバムの1曲目”Almost Ready”から「始める準備は、ほとんど整っています!」キャッチーなメロディに、ファズで激しく歪んだギターのイントロ、そこにいつものJの鼻歌ボーカル!……ここまでは『ザ・フォグ』と同じですが、『Beyond』からは違います!ギターと同じように歪んだルーのベースに、マーフの激しいドラミング、このリズム隊のハードさが新生ダイナソーJr.にはあります!次の2曲目”Crumble”は、Jお得意の哀愁のメロディアス・ポップです。Jの歌詞によく出てくる”Can I ~?”「~してもいいかな?」のフレーズが、ギターのアルペジオのメロディーと重なって独特の哀愁を感じさせます。この、”May I ~?”ではないくだけた感じが良いんです。同じ意味のように感じますが、”May I ~?”だと初対面の人や目上の人に話しかけている感じになります。しかし”Can I ~?”だと、家族や恋人、友人のように親しい間柄に話しかけている雰囲気になります。これは、JがまるでダイナソーJr.のファンに言っているようにも感じられるんです。例えば、”Can I be there all the time.”「ずっとそこに居てもいいかな?」の部分は、家族や恋人に対して言ってるようでもあり、ダイナソーJr.のファンに対しても「ずっとこのバンドとして僕(J・マスキス)はやっていってもいいかな?」という風にも感じられます。ソロ活動ではなくダイナソーJr.というバンドで再び活動していくことをファンに報告しているかのようです。もちろんこのセリフをルーやマーフに言っているようにも感じられます。他人事ではなくって、親しい間柄に言っている感じが”Can I ~?”から感じられますね。ちなみにこの曲は、ニュージーランドのラジオ番組『95bFM』でセッションをした映像がかっこよかったりもします!まずはこの3曲がこのアルバムからの一番の聴きどころです♪また復活後のダイナソーJr.には、作品ごとに毎回ルー・バーロウが歌う曲が収録されています。本作では4曲目の”Back to Your Heart”がそれです。10曲目の”Lightning Bulb”は、Jと一緒に歌っています。この辺がJのソロのようになっていた90年代のダイナソーJr.や『ザ・フォグ』時代とは決定的に違う部分ですね。ルーは、決して上手いボーカリストではありませんが、彼の歌う楽曲はパンク系の楽曲が多いのが特徴です。もともとはハードコア・パンク好きが集まって出来たバンドだってことを思い出させてくれるかのようです。9曲目のアコースティックなバラード曲”I Got Lost”以外は、ロックな曲ばかりなのも嬉しいところです♪『Without a Sound』辺りから徐々にバラード曲やポップすぎる曲がやや多めになってきていましたからね……。ダイナソーJr.の楽曲は、歌メロはキャッチーでもやはり演奏面ではハードでなくっては魅力が半減すると思います。そういったわけで、やはりオリジナル・メンバーの2人の復活は喜ばしいことです!再結成後の第一弾アルバム『Beyond』は、『Without a Sound』から『ザ・フォグ』時代のポップになったJに、初期のルーやマーフのハードさが付け加えられた新しいダイナソーJr.としてパワーアップしていました!

 

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Ryo
おすすめ曲は、#1 #2 #4 #5 #6 #7

ちなみにニュージーランドのラジオ番組『95bFM』で”Crumble”を演奏した映像はこちらです。

 

Jのモゴモゴ・ボーカルに激しく歪んでいるのにメロディアスなギター、ピックを使ってガンガンとベースを弾くルーに、そしてマーフです!

 

やはりダイナソーJr.には、マーフの力強いドラミングが必要不可欠ですね!

 

バンドの良さってドラムの良さで半分ぐらい決まる気がします⁉

 

Dinosaur Jr. – 『Farm』

は、僕が一番好きなダイナソーJr.の作品はこの『Farm』です。2009年に再結成後の第二弾アルバムとしてリリースされました。いつものシュールなイラスト・ジャケに戻った屈指の名作だと思います!ジャケットのデザインも最高なのですが、この作品が一番Jのギターの音がかっこよく録れていると思います。今まで以上に爆音で、それでいてノイズの先にある奥行が広がっていくような感覚です。リッチな倍音が鳴り響いています!そして何よりも冒頭4曲の出来の良さです!マーフの「ズズドン!」というヘヴィーなドラムのイントロから始まる1曲目”Pieces”、Jの洪水のような爆音ギターの音色から始まる2曲目”I Want to Know”、ゆったりと流れ出るような轟音ギターのイントロで始まる3曲目”Ocean in the Way”、かつての名曲”Thumb”を彷彿させるギターの悲しいアルペジオの音で始まる4曲目”Plans”と、この流れが完璧です!この1曲目の次は必ず2曲目の”I Want to Know”に繋がって、そして3曲目の”Ocean in the Way”に繋がって……という風に、それ以外の曲が始まると違和感を感じてしまいそうになるぐらいに1つの流れが出来ています。まるでメドレーで曲が出来ているかのようです。文句なしの流れが続いた後、5曲目に再結成後のお約束であるルーの歌う曲”Your Weather”が登場します。少し流れが変わったところで、MVも制作された6曲目の”Over It”に繋がります。Jのワウギターのイントロがとってもキャッチーなこの曲は、いかにもラジオ・フレンドリーな楽曲で、少しポップ過ぎます。まるで『ザ・フォグ』時代のような曲ですが、こういった聴きやすい曲が収録されているのも再結成後のダイナソーJr.の特徴です♪アルバムの中でこの曲だけが少し浮いてる気がしなくもにですが……。その後もキャッチーな7曲目”Friends”や、Jのアーミングが哀愁を感じさせる8曲目の”Said the People”、『Where You Been』時代に収録されていそうな10曲目”See You”、轟音ギターがバリバリと鳴る11曲目”I Don’t Wanna Go There”、そしてルーが歌う最後の12曲目”Imagination Blind”など、アルバムを通して一つのコンセプトの元に制作されたような流れが出来ています。特に本作は、楽器の音が生々しく録られているのが印象的です。ギターもベースもドラムも、まるで目の前でライヴ演奏をしているかのような生々しさを感じさせます。そういった部分が僕がこの作品を一番気に入っているところです。これまでのアルバムだと、楽曲ごとに別々に録られた作品を無理やり1つにまとめた感じがしていました。どの曲も他の作品に収録されていてもおかしくないような違和感のなさはありました。それはそれで魅力的でもあるのですが……しかし本作には、この曲の次は、やはりこの曲が始まらないと、何か違和感を感じる……というような、アルバム全体を通して1つの流れが出来ているように感じられます。僕はこの『Farm』というアルバムを、1曲目から12曲目まで、最初から最後までを通して聴くためのコンセプト・アルバムとして捉えています。名作です♪

 

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Ryo
おすすめ曲は、#1#2 #3 #4 #6 #8

 

Dinosaur Jr. – 『I Bet on Sky』

作の『Farm』から4年後の2012年にリリースされた再結成後の第三弾アルバム『I Bet on Sky』です。Jのギター・カッティングがかっこいい1曲目”Don’t Pretend You Didn’t Know”からアルバムが始まります。まだ少しポップだった復活第一弾の『Beyond』と比べると、かつてのハードさがだいぶ復活したように感じられます。しかも単に80年代の頃のように戻ったとかではなくって「新しくなったダイナソーJr.」という感じです。アルバムからの1stシングルにもなった”Watch the Corners”は、シュールなMVが笑える名作でした。男で一つで育ててきた年頃の娘が、スーパーのバイト先のチャラそうなロン毛の男と付き合い始めて、だんだんと素行が悪くなっていく……そんな娘を心配した父親が娘の彼氏のバイト先まで文句を言いに行きます!すると、そこには顔中モザイクが掛かった彼氏の姿が!!!!初見は爆笑しました!センス良すぎます!(笑)それだけでなく、2ndシングルになった7曲目の”Pierce the Morning Rain”のMVも最高でした。(笑)こちらは地味なパパがカーステの爆音に目覚める物語です。途中、幻想の中でパパを殴りつけているのは、伝説のハードコア・パンク・バンドの元ブラック・フラッグのボーカリストだったヘンリー・ロリンズです。Jたちの盟友とも言える存在が、こんなところで登場です!(笑)MVの面白さだけでなく、どちらの楽曲もこれまで以上にハードでパンキッシュでかっこいいのが特徴です!前二作のシングル曲”Been There All the Time”や”Over It”は、ポップ過ぎましたからね……。全体的にポップさが減退して、少し暗めの楽曲が増えたのが本作の特徴です。シングル曲以外では、4曲目の”Stick a Toe In”は、どことなく”Alone”を彷彿させるような曲調です。5曲目の”Rude”は、ルーがぶっきらぼうに歌うパンク・ソングです。6曲目”I Know It Oh So Well”では、珍しくJがワウで「ワカチョコ♪」とカッティングするファンキーな曲です。9曲目の”Recognition”もルーが歌うパンキッシュな曲です。最後の10曲目”See It On Your Side”は、終盤のJのギター弾きまくりが聴きどころです♪再結成後の三作目にして「新しくなったこれからのダイナソーJr.」を表現してくれたような作品に仕上がっていると感じさせてくれます。

 

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Ryo
おすすめ曲は、#1 #2 #4 #6 #4 #10

 

 

以上、【オリジナル・メンバーで再結成後にリリースされたダイナソーJr.の3枚のおすすめアルバム♪】のご紹介でした。

 

この後、2016年に再結成後の4作目となる『Give a Glimpse of What Yer Not』がリリースされていますが、今回は取り上げませんでした。

 

 

またいつか機会があれば……ということで。

 

いつの間にか、ダイナソーJr.のアルバムをご紹介するブログ記事も3つ目になりました。

 

というわけで、今年は年始からダイナソーJr.特集でした♪

 

 

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