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カテゴリー:Music

2023/03/27

【ハードロック、メタル初心者にもおすすめ】夢中で聴いた90年代HR/HMの名盤30選

これからハードロックやヘヴィメタルを聴き始める初心者さんにもおすすめしたい、僕が夢中で聴いた90年代HR/HMのおすすめアルバムを30枚選んでご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

これからハードロックやヘヴィメタルを聴き始める初心者さんにもおすすめしたい90年代HR/HMおすすめアルバム30選!

前回の続き(?)といったわけでもないのですが、今回も90年代のおすすめ音楽をご紹介したいと思います。

 

ちなみに前回のブログ記事では、90年代にリリースされた女性シンガーが歌うカントリー・ポップのおすすめアルバムを10枚選んでご紹介していましたので、ぜひ下記リンク先よりそちらのブログ記事も読んで頂けたら嬉しいです。

 

90年代にリリースされた女性シンガーが歌うカントリー・ポップのおすすめアルバム10選

 

さて、今回は前回のカントリー・ポップからガラッと変わって…ハードロックやヘヴィメタルについてご紹介します。

 

 

ハードロックやヘヴィメタルもやっぱり90年代が最高!?

 

ちょうど90年代は僕が音楽を聴き始めた年代でした。

 

自分の世代だから言うってだけではありませんが、個人的には90年代の音楽ってそれまでの60~80年代の音楽と比べてクオリティーが格段い上がったと感じています。

 

そのことについては前回のブログ記事にも書きましたが、僕は90年代のハードロックの方が70~80年代のものよりも好きです。

 

こればかりはその人その人の嗜好によると思いますが、僕は90年代が一番好きなので、自分が音楽を聴き始めたときの子供時代に経験した衝撃と共に今回はおすすめアルバムをご紹介したいと思います。

 

 

音楽を聴き始めたきっかけ

ご紹介するその前に…簡単にですが、僕が音楽を好きになった経緯を書いた方が今回のブログ記事の補足になるかも?と思いましたので、ご説明します。

 

僕は今でこそこういった「音楽をおすすめする」ブログを書いてはいますが、同世代の「音楽好き」の人らと比べると聴き始めたのはかなり遅い方です。

 

早い人だったら、小学生の時から洋楽を聴き始めていたでしょうからね。

 

僕は中学3年生になるまで全く音楽に興味がなかったです。

 

高校生になってようやくハードロックやヘヴィメタルに興味を持つようになりました。

 

僕の場合は、今もギター演奏でバンド活動やセッション活動を続けているのですが、高校生になってからは特に「激しく歪んだギターソロやリフ」に興味を持ちました。

 

ただ高校生になった時には、既に同級生の「音楽好き」は僕よりも遙かに詳しい人ばかりでした。

 

今でこそ僕も色んなジャンルの音楽を聴き、「このアルバムがおすすめですよ♪」とご紹介できるようにはなりましたが、高校生の頃は同級生や音楽雑誌から情報を得ていました。

 

当時はまだインターネットも一般には広まっていなかった時代です。

 

それどころか、まだカセットテープが現役の時代でした!

 

なので、同級生から情報を教えてもらうか、HR/HM専門誌の『BURRN!』から情報を得ていました。

 

そのため今回ご紹介するアルバムは、「当時の『BURRN!』に掲載されていたから知った!」という作品も多くあります。

 

また90年代という10年に絞ってはいますが、僕がリアルタイムで音楽を聴くようになったのは、1995年からです。

 

しかも1995年はまだU2やマライア・キャリーを聴いていたぐらいで、本格的にMR.ビッグやエアロスミス等のハードロックを聴くようになったのは1996年からになります。

 

その代わり目覚めるのが遅かった分、ハマる速度は誰よりも速かったと自負しています。

 

1997年になる頃には、高校生だったのでアルバイトをして貯めたお金でたくさんのCDを購入しました!

 

ハードロックやヘヴィメタルだけでなく、既にこの頃からジャズやブルースも同じように聴いていました。

 

90年代の後半から音楽を聴き始めてはいますが、今回のブログ記事でもご紹介している90年代初頭の音楽も後追いで97~99年までには聴いていました。

 

完全なリアルタイムではないにしろ、90年代に聴いていたのは違いありません。

 

そう言ったわけで、90~95年辺りのアルバムは「後追いで聴いた」作品になりますが、今回こちらでご紹介したいと思います。

 

その前に…

 

『BURRN!』のオマケだったレアなロゴ・ステッカー!

せっかく90年代の『BURRN!』のお話が出ましたので、探してみたら…こんなものを見つけました!

昔の『BURRN!』にオマケで付いていたHR/HMバンドのロゴ・ステッカーの写真1枚目

昔の『BURRN!』にオマケで付いていたHR/HMバンドのロゴ・ステッカーのセットです。

 

かれこれ20年以上前になりますが、今も綺麗な状態で持っていました!

昔の『BURRN!』にオマケで付いていたHR/HMバンドのロゴ・ステッカーの写真2枚目

昔の『BURRN!』にオマケで付いていたHR/HMバンドのロゴ・ステッカーの写真3枚目

今となっては、かなりレアなステッカーですね!

 

こちらのブログでギターのエフェクターに付いてご紹介する際に、僕は律儀に外箱を持っていたりするのですが…物持ちは良い方です。

 

と言ったわけで、今回のおすすめアルバムをご紹介する際に当時のCDに特典で付いていたステッカーがあればそちらの写真も掲載していきます。

 

そして、これからハードロックやヘヴィメタルを聴き始めたいという初心者さんに「90年代にはこういったHR/HMの名盤がたくさんありましたよ♪」とおすすめ出来る内容になれば嬉しいです。

 

また僕と同世代の方に「そうそう、このアルバム良かったよな~♪」とか「懐かし作品だな~。」と思い出してもらえれば…と思います。

 

もしかしたら僕より年上世代の方からは「何でそのアルバム選んでるんだ?もっと他に良いアルバムがあるだろう!」と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはあくまでも「僕の思い入れ」が強いアルバムのご紹介となりますのでご了承下さい。

 

なんだかんだで前置きが長くなりましたが…それでは僕がおすすめしたい90年代HR/HMのアルバムを30枚ご紹介します。

 

今回もバンド名のアルファベット順でのご紹介となります。

 

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90年代のおすすめHR/HM作品10選

01.AC/DC – 『Ballbreaker』

HR/HMのアルファベット順と言うことで、”a”の次にすぐに”c”の文字が入るAC/DC(エー・シー・ディー・シー)が最初になることは、大方の予想通りではないでしょうか。

 

まぁハード・ロックが好きであれば、ほとんどの人が通るであろうAC/DCを僕も音楽に目覚めた早い段階で通りました。

 

最初に聴いたのは1980年の最高傑作『Back in Black』からだたのですいが、90年代に10代だった僕にはそれほど衝撃がありませんでした…。

というのも、90年代の音楽と比べると、70年代~80年代初期の音楽は「ギターの音が大人しい」と感じたからです。

 

それはもちろん録音技術の違いや機材の質の違いなどもありますが、それだけではありません。

 

90年代は、パンクやメタルから影響を受けたグランジ・バンドが台頭してきた時代です。

 

その時代に「ギターの音圧」が増したのは、機材だけの問題ではなく「激しい歪み」に演奏者自体が慣れていったからだと思います。

 

70年代から活動していたハード・ロック・バンドのほとんどが90年代に入ると「ギターの音圧」が増しています。

 

エアロスミスも70年代より80年代後半から90年代のギターの方が激しく歪んでいてかっこよかったです。

 

もちろん『Back in Black』や70年代~80年代初期の音楽には、あの当時にしか作り得ることができなかった「ビンテージなサウンド」が存在しているのは、大人になった今となっては理解できます。

 

しかし当時の僕は「激しい音楽が聴きたい10代の子供」でした。

 

セックス・ピストルズや初期のラモーンズを聴いたときも「あれ?パンクってこんなに大人しい音楽なの?」と最初は好きになれませんでした。

 

といったわけで、今では大好きな『Back in Black』も、初めて聴いた時は「激しさが足りない!」アルバムでした。

 

あくまでも僕は「激しく歪んだギターソロやリフ」が好きでした。

 

そんな事を思っていた1996年のある日、『BURRN!』に載っていた「AC/DCの新作」を後追いで見つけました。

 

僕が知った時点で既に発売から1年近く経っていましたが、AC/DCの1995年のアルバム『Ballbreaker』は、まだまだ新しい作品でした。

 

当時の僕にはこちらの方がギターの歪みが激しかったので気に入りました。

 

しかも1曲目の”Hard As A Rock”のイントロは、ちょっぴりブルージーだったのもすぐに好きになれた要素です。

 

当時から既にブルースへの興味はあったので、こういったダブルストップを上手く使ったリフが大好きでした。

 

4曲目の”Boogie Man”も、ZZトップ風のブギー調なので好きでした。

 

更にギター好きの僕は、3曲目”The Furor”のギターソロの音にノックアウトされました!

 

このギターソロの音圧が最高でした!

 

一発KOです!

 

初めてAC/DCを聴いた時はブライアン・ジョンソンの金切り声が苦手でしたが…アンガス・ヤングの正統派ロック・ギターはすぐに好きになれました。

 

後追いとはいえ、発売から1年後に聴いた『Ballbreaker』は、僕がAC/DCを好きになったきっかけのアルバムです♪

 

02.Aerosmith – 『Get A Grip』

このブログでもしつこいぐらい何度も取り上げているエアロスミスは、今でも僕が一番好きなロック・バンドです。

 

エアロスミスを知ったきっかけは、高校の同級生に「Mr.ビッグとか好きなんだったらエアロスミスも好きになるんじゃないかな?」とカセットテープを貸してもらってからでした。

 

そこには1980年に発売された『Greatest Hits』の音源が入っていました。

 

そのテープはA面を聴き終わった状態で巻き戻しされておらず、僕は巻き戻しが面倒だったのでそのままB面から聴き始めました。

 

でも当時の僕にはそれでちょうど良かったんです。

 

A面から聴き始めていたら、僕が人生で初めて聴くエアロスミスの曲は”Dream On”になっていました。

 

今でこそ好きな曲ですが、最初にあのバラード曲を聴いていたとしたら…そのままカセットを止めていたかも知れません。

 

しかしB面からだとちょうど”Back In The Saddle”から始まりました。

 

チープ・トリックのリック・ニールセンが「宇宙で一番ヘヴィな曲!」と称したこの曲を聴き、更にその次はパンキッシュな”Draw The Line”が始まり…その無骨なロック魂に僕はすぐに虜になりました。

 

それから1年が経ち、リアルタイムでエアロスミスの新作がリリースされました。

 

それが1997年にリリースされた『Nine Lives』でした。

 

しかしその間に僕は『Big Ones』という80年代後半~90年代前半のエアロスミスのシングル曲をまとめたベスト盤を聴いていました。

 

そのベスト盤に収録されていた”Livin’ On The Edge”が好きだったので、後追いで1993年のアルバム『Get A Grip』も『Nine Lives』購入後に買ってみました。

 

すると、『Nine Lives』よりも『Get A Grip』の方が収録曲の質も高くこちらの方がより気に入りました!

 

それ以来、僕はエアロスミスのアルバムでは『Get A Grip』が一番好きです。

 

何と言っても壮大な”Livin’ On The Edge”が最高です♪

 

オフィシャルMVのギターソロ時に、合成ではありますがジョー・ペリーがギリギリで汽車を避けるシーンは何度見てもかっこいいです!

 

当時ボーカルのスティーヴィン・タイラーがインタビューで「この曲を書いていたとき、確かにそこに居たんだよ!ジョン・レノンがさ。」と語っていましたが、確かにジョン・レノンの魂が取り憑いたかのような素晴らしい名曲でした。

 

ちなみにこの曲が好き過ぎた僕は、シングル盤も買い、美術の時間にこのシングル盤の絵を描きました。

その時描いた僕の絵を、なぜか美術の先生が気に入ってくれて「美術室に飾りたい!」と言ってもらえたのですが、当時の僕は超絶反抗期で「嫌です!」と断りました。

 

で、断っておきながらその時に描いた絵はその後捨ててしまいました…。

 

もったいないことをしたな…と今になって後悔しています。

 

あの時渡していれば、今も高校の美術館に飾ってくれていたかも知れないのに…。

 

まぁそれは良いとして、本作には高速ギターリフがかっこいい”Eat The Rich”や疾走感が堪らない”Fever”、更にファンキーな”Shut Up And Dance”といったかっこいいロック曲が満載です!

 

それだけでなく、”Cryin'”に”Crazy”に”Amazing”といった「涙なしでは聴けない名バラード3部作」も収録されています。

 

あまりバラード曲が好きではなかった当時の僕でもこの3曲には夢中になりました!

 

特に”Crazy”が好きすぎて…学校の行き帰りでこの曲ばかり繰り返し聴いていたこともあります。

 

当時スティーヴンは「もしソロでアルバムを出すとすれば”Crazy”みたいなカントリー調のアルバムになるかな。」と語っていましたが、それから20年近く経って2016年に本当にカントリー風味のソロ・アルバム『We’re All Somebody From Somewhere』をリリースしてくれたことは何とも感慨深い出来事です。

 

このアルバムも凄く良かったです♪

 

このブログを書いているちょっと前日の3月26日にスティーヴンは75歳になりました。

 

いつまでも元気で長生きしてもらいたい思います。

 

エアロスミスを聴いていなかったら…もしかしたら今のような「音楽好き」の僕にはなっていなかったかもしれません!?

 

こんなに夢中になったバンドは他にありません!

 

ぜひハード・ロックをこれから聴いてみたいと思っている初心者さんもこの『Get A Grip』から入門してみて下さい。

 

ちなみに”get a grip”とは、「落ち着く」や「しっかりする」といった意味ですが、本作の3曲目に収録されているタイトル・トラックの”Get A Grip”は、ハチャメチャで落ち着きのない曲です。

 

歌詞の中で「しっかりしなきゃ!」と歌っているのですが、わざとハチャメチャにして落ち着きのない曲調にしているのは、スティーヴン流のジョークなのでしょうね。

 

こういったスティーヴンのセンスも好きです♪

 

03.Anthrax – 『Stomp 442』

メタリカ、メガデス、スレイヤーと並んでスラッシュ・メタル四天王と称されたアンスラックス…

 

しかしこの時代はニルヴァーナを初めとするグランジ・ブームに押されて、各バンドが「速さ」よりも「重さ」に移行していった時期でもありましたね。

 

メタリカも1991年の『Metallica』でグルーヴィーな演奏をするようになっていました。

 

ちょうどこの時期に音楽に目覚めた僕もこういった「重たい」音楽が大好きでした。

 

そんな時に同じクラスだったメタル好きの同級生にアンスラックスの1995年のアルバム『Stomp 442』を貸してもらいました。

 

当時はこのアルバムがリリースされてから1年が経っていましたが、それでもまだ新しいアルバムでした。

 

さっそく家に帰って1曲目の”Random Acts of Senseless Violence”のイントロのジャカジャッ!ジャカジャッ!と激しく刻むギターの音にやられました!

 

僕はこういったメタリックなギターのブラッシング音が大好きです♪

 

ニルヴァーナの”Smells Like Teen Spirit”もあのブラッシングのノイズ音が好きでした。

 

しかもジョン・ブッシュの歌声も厳つくって好きでした。

 

どちらかって言うと僕はブライアン・ジョンソンのような高い声よりも、ジョン・ブッシュやジェイムズ・ヘットフィールドのような男臭い厳つい歌声の方が好きです。

 

更にアルバムからのリード・シングルにも選ばれた2曲目の”Fueled”もかっこいい曲です!

 

スコット・イアンのザクザク切り刻むようなリズムギターは何度聴いても最高です!

 

『Stomp 442』は、「ギターの音圧」を求めていた当時の僕にはぴったりのアルバムでした!

 

04.Bon Jovi – 『These Days』

中学生になって音楽に目覚めるよりも前に、僕は小学生の時にたまたまラジオでボン・ジョヴィの”You Give Love A Bad Name”を聴いたことがありました。

 

その時はピンとは来ませんでしたが、後になってボン・ジョヴィを自分で聴くようになって「あれ?この曲聴いたことあるぞ!」と判明しました。

 

1996年になって初めてボン・ジョヴィを自分から聴いたのは1994年にリリースされたベスト盤も『Cross Road』でした。

 

それから「最近リリースされた新作はないのかな~?」と調べてみたら、前年にリリースされていたこの『These Days』を見つけました。

 

1曲目の”Hey God”を聴いてみると、それまでのボン・ジョヴィになかったようなヘヴィな楽曲でした。

 

更にグランジ・ブームを皮肉って作られた2曲目の”Something for the Pain”もかっこよく、”This Ain’t a Love Song”はあまりにも悲しいラブ・ソングです。

 

なんだかんだでボン・ジョヴィも、当時まだまだ影響力のあったグランジ・ブームに合わせて、重苦しい作風のこのアルバムを作ったんですね。

 

しかし僕に取っては、『Slippery When Wet』の派手さや『New Jersey』の熱さよりも、現実世界に生きていく人々の辛さを取り扱ったこの『These Days』の方がよりしっくりと来ました。

 

またその後僕がファンクを好きになるきっかけともなったギター・カッティングがかっこいい”Damned”や、実はメロディーラインが美しい隠れた名曲”If That’s What It Takes”といった曲も好きでした。

 

当時はこのアルバムを隅々まで何度も何度も繰り返し聴いたものです。

 

“These Days”や”Lie to Me”を聴くと、不景気に陥った90年代のあのどうしようもない雰囲気を思い出します。

 

このアルバムを聴いていた当時の僕自身も、まだ何の技術も特技もない目立たない高校生だったので、『These Days』のテーマはとてもタイムリーでしっくりきました。

 

ボン・ジョヴィのファンでこの『These Days』が一番好きだという人はあまりいないのかもしれませんが、僕はほぼリアルタイムで聴くことが出来たこのアルバムが今でも一番好きです。

 

何か悩み事がある時に、本作の日本盤に付いている翻訳された歌詞を読みながらしっとりと”These Days”や”Lie to Me”を聴くと心が落ち着くかも知れませんよ!?

 

ボン・ジョヴィの歌詞を読むのなら、『These Days』が一番のおすすめのアルバムです!

 

 

どの作品に付いていたのか忘れましたが、ボン・ジョヴィのロゴ・ステッカーです。

ボン・ジョヴィのロゴ・ステッカーの写真

05.Buckcherry – 『Buckcherry』

当時1曲目の”Lit Up”の過激な歌詞が話題となり、ここぞとばかりにロックなDJがこの曲をラジオで流しまくってました。

 

なんかそういったラジオDJ達の中二病な姿勢が当時の僕にしては「逆にダサい!」と思ったものですが、しかしバックチェリー自体はエアロスミスやガンズ・アンド・ローゼズの流れを継ぐ「バッド・ボーイ・ロックン・ロール」な音楽性でかっこよかったです!

 

ラジオで”Lit Up”を聴いてすぐにアルバムを買いに行きま

 

その時購入した1999 年リリースのバックチェリーのデビュー・アルバム『Buckcherry』には1曲目に”Lit Up”が収録されていました。

 

他にもどことなくモトリークルーっぽい”Crushed”やパンキッシュな”Dead Again”にイントロでギターが暴れ回る”Dirty Mind”といった曲がかっこよかったです。

 

このアルバムでバックチェリーを気に入った僕は、年末にエアロスミスとMr.ビッグと一緒に行った『大阪ドーム(現:京セラドーム大阪)』にて年越しライブを観に行きました。

 

そちらの内容については、下記のリンク先に詳しく書いておりますのでぜひ読んでみて下さい。

ついに出た!史上最強のミレニアム・ライヴを収録したエアロスミス2000年大阪公演のアルバム

 

90年代の最後に現れた本物のハード・ロック・バンドだったバックチェリーは、若き日の僕を夢中にさせてくれました。

 

06.Cheap Trick – 『Cheap Trick』

以前このブログでこちらのアルバムについては詳しく書きましたので、そちらの方も合わせて読んで頂けたら…と思います。

 

【元祖グランジ/オルタナ・バンド】チープ・トリック2度目のセルフ・タイトル・アルバム『Cheap Trick』を聴こう♪

 

チープ・トリック2度目のセルフ・タイトル・アルバム『Cheap Trick』は、1997年にリリースされました。

 

既にエアロスミスやMr.ビッグが好きだった僕は、その繋がりでこのアルバムをリアルタイムで購入しました。

 

当初はチープ・トリックが「ポップな楽曲に定評のあるバンド」だと知らなかったので、このアルバムの「重い雰囲気」の方が好きでした。

 

グランジ・ブームを意識した暗く重たい”Anytime”や、”Year Year”といった激しい曲がとても好きでした。

 

僕としては、その後のチープ・トリックもこの路線で進んで欲しかったのですが…2003年にリリースされた次回作の『Special One』ではいつものチープ・トリックに戻っていましたね。

 

またこういったハードなチープ・トリックのアルバムを聴きたいと思ってます。

 

 

どの作品に付いていたのか忘れましたが、チープ・トリックのロゴ・ステッカーです。

チープ・トリックのロゴ・ステッカーの写真

07.Damn Yankees – 『Damn Yankees』

スティクスのトミー・ショウとナイト・レンジャーのジャック・ブレイズ、そしてテッド・ニュージェントが終結したスーパー・バンド!

 

とは言っても、僕は本作がリリースされた1990年当時はまだ音楽に目覚めていませんでした。

 

1996年になり、同級生にこのアルバムを薦められた当初も、このメンバーの名前を見ても何が凄いのかわかりませんでした。

 

ただテッド・ニュージェントだけは、エアロスミスと70年代後半にライブで共演していたので名前だけは知っていました。

 

よくわからないままこのデビュー作『Damn Yankees』を聴いてみると…「うぉぉぉ~~~正統派でかっこいいハード・ロックだ!」とすぐに夢中になりました。

 

1曲目の”Coming Of Age”は、僕の好きなダブルストップのイントロで始まる爽やかなアメリカン・ハード・ロックです!

 

ダーティなギターリフがかっこいい2曲目の”Bad Reputation”に、メタリックで厳つい”Damn Yankees”、そしてこれまたブルージーでかっこいい”Mystified”と…メンバーの凄さはわからなかったけれども、アルバムの内容は最高でした!

 

ただ、代表曲にもなったバラード曲の”High Enough”は、ちょっと甘すぎて当時は好きになれませんでした。(今は好きです!)

 

僕の世代的にどうしても不可能なのですが、スティクスやナイト・レンジャーを知った上でリアルタイムで聴きたかったアルバムです。

 

08.Def Leppard – 『Euphoria』

ボン・ジョヴィは音楽にお目覚めてからすぐに聴いていましたが、同時期に活躍した英国のハード・ロック・バンドのデフ・レパードには1999年になるまで出会えませんでした。

 

当時TVで放映されていたランキング番組で本作『Euphoria』からのリード・シングル”Promises”のMVが毎週オンエアされていました。

この曲を聴いてすぐに好きになりました!

 

デフ・レパードの特徴でもあるぶ厚いコーラスが最高です♪

 

他にも疾走感あるロック曲”Demolition Man”や、バラード曲”Goodbye”に、壮大な曲”Paper Sun”といった良い曲が収録されています。

 

『Pyromania』に『Hysteria』に続く”ia”で終わる3部作の最終作『Euphoria』も90年代を代表する作品の1つです。

 

09.Dizzy Mizz Lizzy – 『Rotator』

ビートルズもカバーしたラリー・ウィリアムズの曲”Dizzy, Miss Lizzy”をもじって付けられたバンド名を持つディジー・ミズ・リジーは、デンマークから現れた次世代のハード・ロック・バンドでした。

 

今も再々結成して活動をしているようですが、僕がこのバンドを初めて聴いたのは1996年にリリースされたこの2ndアルバム『Rotator』です。

 

当時の『BURRN!』で期待の新人バンドの新作として紹介されていました。

 

その時既にビートルズ版の”Dizzy, Miss Lizzy”は聴いたことがあったので、気になってこの『Rotator』を購入しました。

 

すると、ビートルズよりも激しく、しかし既存のハード・ロック・バンドよりもグランジやオルタナ・ロックに近い新世代の楽曲や音作りにハマりました!

 

このアルバムを最後に最初の解散をしたのは残念でしたが、当時は他のハード・ロック・バンドにはなかった「新鮮さ」が強烈でした!

 

10.Enuff Z’nuff – 『Paraphernalia』

チープ・トリックと同じく米国イリノイ州出身のバンド、イナフ・ズナフは当時の『BURRN!』でやけに推されていたのを覚えています。

 

あれだけ目にする機会が多かったら、気になるのも仕方ありません。

 

雑誌の宣伝効果は凄いですね!

 

チープ・トリックのリック・ニールセンもゲスト参加している1999年にリリースされた8作目のこの『Paraphernalia』を聴いてみました。

 

何やらパレードのSEが流れた後に、かっこよく歪んだギターをかき鳴らし1曲目の”Freak”が始まりました。

 

ポップで聴きやすい!

 

第一印象はこれに限ります。

 

イナフ・ズナフ自身もその影響を公言している同郷の先輩バンドのチープ・トリックと比較されることが多いですが、僕にはグランジ/オルタナ・ロック世代の音楽性に感じられました。

 

当時の『BURRN!』でやけに推されていたバンドでしたが、むしろ『ロッキング・オン』でもっと取り上げても良かったんじゃないかな?と思える程、ポップで聴きやすいバンドでした。

 

ハード・ロック・ファンだけでなくグランジ/オルタナ・ロックがお好きな人にもおすすめ出来るバンドです。

 

まずはこの『Paraphernalia』から聴き始めてはいかがでしょうか?

 

11.Extreme – 『Pornograffitti』

ギター・ヒーローのヌーノ・ベッテンコートを含む大人気ハード・ロック・バンドのエクストリームは、つい先日ニュー・アルバム『Six』をリリースしたばかりです。

 

リード・トラックの”Rise” のMVで観ることが出来るヌーノは相変わらずかっこよかったです!

56歳とは思えない若々しさですね!

 

それより何よりゲイリー・シェローンが還暦を超えているのに驚きですが…。

 

そんなエクストリームは後追いで聴きました。

 

まず最初に1998年にリリースされたベスト・アルバム『The Best of Extreme: An Accidental Collocation of Atoms?』から聴きました。

そのベスト盤に収録されていた1曲目の”Decadence Dance”を聴いて好きになりました。

 

そしたらオリジナル・アルバムも欲しくなったので、まずは”Decadence Dance”が収録されていた1990年リリースの2ndアルバム『Pornograffitti』を聴いてみました。

 

そしたらベスト盤には収録されていなかった”Li’l Jack Horny”や”When I’m President”といった2曲目3曲目も好きになりました。

 

そして4曲目にベスト盤にも収録されていたファンク・ロック曲”Get The Funk Out”が続き、彼らを代表するバラード曲の”More Than Words”と続き…「いや、ベスト盤で聴くよりもこのアルバムの流れで聴いた方がかっこいい!」となりました。

 

おそらく僕と同世代、もしくは少し上の世代の方も、ハード・ロック好きなら誰しもが好きであろうこのアルバム…今の世代の若者にもおすすめしたいアルバムです!

 

何の予備知識もなくいきなり購入しても良いぐらい名盤です!

 

12.Fair Warning – 『Go!』

ドイツのメロディアスなハード・ロック・バンド、フェア・ウォーニングも当時の『BURRN!』で知りました。

 

当時の『BURRN!』でイナフ・ズナフと同じようにやけに推されていたのを覚えています。

 

フェア・ウォーニングが1997年にリリースした3作目『Go!』は、1ページ丸々使った広告が掲載されていました。

 

イナフ・ズナフが推されていたのは、いまいち何故かよくわからなかったのですが、こちらのフェア・ウォーニングに関しては『BURRN!』の誌面に合ったバンドだなって納得しました。

 

本作収録の1曲目”Angels Of Heaven”は、まさに『BURRN!』の読者好みの楽曲だと思います。

 

もちろん僕もすぐに好きになりました。

 

元スコーピオンズのギタリストだったウリ・ジョン・ロートから託されたスカイギターを自在に操るヘルゲ・エンゲルケのソロは、本当に青空を自由に飛び回っているようで爽快な音色でした!

 

他にもメロディアスな曲調がクセになる”Save Me”や、美しいバラード曲の”All On Your Own”に、もはや爽やかすぎてアメリカン・ロックな”I’ll Be There”に、これまた『BURRN!』の読者好みの楽曲であろう”Man On The Moon”と…名曲ばかり収録されたアルバムでした。

 

この時期のウレ・リトゲンの作曲能力は信じられないほど冴えていたんですね!

 

今でも大好きなアルバムです♪

 

ちなみにステッカーも持ってます。

フェア・ウォーニングのメンバーとロゴのステッカー写真

この時の日本公演を収録したライブ盤『LIVE AND MORE』も名作です!

 

アルバム未収録だった名曲”Come On”も収録された2枚組の必聴盤です!

 

そしてアルバム『Go!』もハズレ曲なしの、全ての曲が恐ろしいほどのクオリティを誇る名作です!

 

13.Guns N’ Roses – 『Use Your Illusion II』

僕らの世代の洋楽ファンでガンズを知らないなんて避けて通ることは無理なんじゃないだろうか?とも思うのですが、5年ほど前にあるライブイベントに出演した際に、僕とそこまで年齢の変わらないジャズ・ベーシストの人がガンズを知らなくってビックリしたことがありました…。

 

やはり洋楽ファンと言えども「ロック好き」じゃないと知らないのかな?とは、思ったものの、「いや、むしろ彼がおかしいんじゃないのかな?」と疑ってしまうほどガンズは有名でしょう!

 

僕が高校生の時も、大学生になってからも…周りの洋楽好きは、みんなガンズとレッチリとレイジの話をしていましたからね。

 

もちろん僕もガンズは避けて通ることなど出来ず、一発でハマりました!

 

最初は『Appetite for Destruction』から聴きましたが、僕は演奏や録音のクオリティが上がった『Use Your Illusion』の2作品の方が好きでした。

特に”Civil War”や”Yesterdays”といった、渋い楽曲が収録されている『Use Your Illusion II』の方が好きです。

 

余談ですが、後に20代半ばになってブルース・バンドを始めた時に、当時のボーカル/ギターのメンバー(僕より9歳年上)に「ガンズでどの曲が一番好き?」と聞かれた際に「”Yesterdays”が一番好きです!」と答えたら…

 

「あ~なんかすごくわかる。お前ブルース好きだもんな!」と勝手に納得されたのを今でも覚えています。

 

おそらくガンズに見え隠れしているブルースの要素が、僕がこのバンドに魅了された要因なのでしょう。

 

14.Harem Scarem – 『Believe』

カナダ出身の技巧はバンドのハーレム・スキャーレムが1997年にリリースした4作目の作品『Believe』も当時ハマったアルバムです。

 

海外ではジャケットや曲順も変えて『Karma Cleansing』のタイトルでリリースされていました。

 

もちろん僕は日本盤で聴いていたので、そちらの曲順の方が思い入れがあります。

 

海外盤では終盤に収録されていた疾走感溢れるロック・ナンバーの”Believe”を、日本盤では1曲目にしてアルバム・タイトルにしたのは良い選択だと感じました。

 

というのも、実は僕は海外盤の『Karma Cleansing』も間違って買っていたんです…。

 

当時はまだ高校生だったので、すごくいい加減で裏面の曲名も読まずに別のアルバムだと勘違いして『Karma Cleansing』を買いました…。

 

そして帰宅して聴いてみたら…「あれ?これって曲順違うだけで『Believe』じゃないの?」とようやく気付きました。

 

あまりにもマヌケなエピソードなのですが、でもそのおかげで日本盤はこの曲順で正解だなって自分の耳で感じることが出来ました。

 

ハーレム・スキャーレムもイナフ・ズナフやフェア・ウォーニング同じように、当時の『BURRN!』でとやけに推されていました。

 

ちょうど1997年になってリアルタイムでこの4作目を聴くことができたんです。

 

リード・シングルにも選ばれた”Die Off Hard”は、当時シングル盤でも購入しました。

 

カナダのバンドなのに、すっごくアメリカンな雰囲気のMVも併せて好きな曲です♪

ちなみに名バラード曲”Rain”のバンド・バージョンも追加収録された『ビリーブ・スペシャル・エディション』も後にリリースされています。

 

オリジナルではドラムが入っていない弾き語り調のしっとりとした曲です。

ハリーヘスは本当に上手いシンガーですね!

 

スペシャル・エディションは海外盤の『Karma Cleansing』に似た赤色のジャケットでした。

この後、謎のポップ路線に迷走するハーレム・スキャーレムでしたが、このアルバムぐらいのポップさがちょうど良いです。

 

15.Helloween – 『Better Than Raw』

ドイツを代表するメタル・バンドのハロウィンも90年代に良いアルバムをリリースしています。

 

僕はリアルタイムで1998年リリースの『Better Than Raw』から聴きました。

 

当時は漫画の『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』のキャラクターにカイ・ハンセンや「七鍵守護神(ハ-ロイ-ン)」といった古代語魔法(ハイ・エンシェント)が登場していたので、先に名前だけは知っていました。

 

その後、「ハ-ロイ-ン」がバンド名だったこと、カイ・ハンセンはセクシーな女性キャラではなくってフライングVを弾きまくる厳ついロン毛の男性ギタリストであること知りました。(笑)

 

そして『Better Than Raw』も当時の『BURRN!』に掲載されていました。

 

1曲目のイントロの後にゴリゴリと始まるパワー・メタル曲”Push”を聴いてすぐに好きになりました!

 

続く3曲目”Falling Higher”もゴリゴリで、アルバムからの2ndシングルに選ばれた4曲目の”Hey Lord!”は、歌メロがキャッチーで…これは『BURRN!』で特集されて当然だな!と納得のアルバムです。

 

古代ヨーロッパを舞台にした映画とかのテーマ曲にも使えそうなバラード曲”Time”も素晴らしい楽曲です♪

 

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』で先に名前だけ知って、後に『BURRN!』の宣伝で聴くようになったハロウィンですが、僕は最初に聴いたこの『Better Than Raw』が今でも一番好きです。

 

ちなみに当時のCDにはステッカーが封入されていました。

ハロウィンのバンド・メンバーが映ったステッカーの写真

多分初回限定盤なのかな?

 

今年2023年は9月にハロウィンにとって初となる日本武道館公演が開催されるようです。

こちらも要チェックですね!

16.Impellitteri – 『Eye Of The Hurricane』

インペリテリも『BURRN!』で知りました。

 

僕が最初にインペリテリを知ったのは、1997年のアルバム『 Eye of the Hurricane』がリリースされた時期です。

 

先に『Fuel for the Fire』のEPを購入したのを覚えています。

 

この曲は、アルバムの3曲目にも収録されていました。

 

イントロで聴くことが出来るブルージーなクリーン・トーンのフレージングがとても好きでした。

 

他にもイントロのゴリゴリなギターリフがかっこいい”Eye of The Hurricane”や、クリス・インペリテリの高速フレーズが凄まじいインスト曲”Race Into The Light”も良い曲です。

 

“Race Into The Light”は、今でもYouTubeで弾いてみた動画を色んな人がチャレンジしてアップしていますね。

 

ちなみに当時のCDには、それまでにリリースされたアルバムのジャケットがプリントされた4枚のステッカーが封入されていました。

 

なんと!僕は今でも4枚をそのまま持っていました!

インペリテリの初期の4作品のジャケットがプリントされた4枚のステッカーの写真

謎の物持ちの良さですね。(笑)

 

17.In Flames – 『Colony』

イン・フレイムスは年の離れた姉が好きなバンドだったので知りました。

 

当時の姉はイン・フレイムスのライブを観に行くぐらいハマっていました。

 

確かこの1999年にリリースされたアルバム『Colony』は、姉にプレゼントで貰ったような朧気な記憶があります。

 

自分で購入した記憶はありません。

 

もちろん『BURRN!』にも掲載されていたので、気にはなっていました。

 

正直言いますと…僕はこういったデス・ボイス風のボーカルが苦手なのですが…イン・フレイムスのギターは好きです。

 

ボーカルが苦手だったので姉の誘いを断って当時のイン・フレイムスのライブに付いていきませんでしたが、今となってはビョーン・イエロッテのギターを生で観てみたかったな…と思います。

 

僕が苦手なだけで、このアルバムも90年代の名作の1つであることに変わりはありません!

 

18.Judas Priest – 『Painkiller』

英国を代表するメタル・バンドのジューダス・プリーストは、アイアン・メイデンと同じくメタル好きなら避けて通れない程、世界中で大人気のビッグ・バンドです。

 

1969年に結成されているメタルの始祖とも呼ぶべきバンドですからね。

 

そんなジューダス・プリーストの1990年の15作目『Painkiller』は、90年代を代表するHR/HMアルバムといった特集で必ずのように選ばれる名盤です。

 

だから僕も選びました!

 

てのは、冗談半分で…これも『BURRN!』で知りました。

 

当時は1997年に『Painkiller』の次の作品あたる『Jugulator』がリリースされたばかりでした。

 

その特集でジューダス・プリーストを知った僕は、まず『Jugulator』を聴いて、その次に『Painkiller』を聴きました。

 

その結果…やはり『Painkiller』の方が好きになりました。

 

このアルバム発売当時はまだまだ新ドラマーであったスコット・トラヴィスのお披露目的なイントロがあまりにもかっいい1曲目””Painkiller”は名曲ですね!

 

コーラス・エフェクターを使ったギターのダークなアルペジオ・フレーズが印象的な6曲目”Night Crawler”も、「ここらで落ち着いた曲を挟むのかな?」と思いきや…イントロが終わるとアップ・テンポに変わります。

 

全体的にスラッスラッシーな勢いある楽曲が多いアルバムです。

 

メタルの始祖は90年代になっても、まだまだ若手に負けないヘヴィさだった!ことを証明したようなアルバムですね。

 

19.Megadeth -『Cryptic Writings』

僕がメガデスを最初に知ったのは1997年にリリースされたこの『Cryptic Writings』からでした。

 

そういった思い入れもあって今回のブログ記事でこの『Cryptic Writings』を選んだのですが、もちろんそういった個人的な感情だけでなく本当に良いアルバムだと思うからです。

 

メガデスは90年代に入ってから…というかデビューからこのアルバムまでずっと名作をリリースし続けている凄いバンドです!

 

マーティ・フリードマンがその音楽性がどうしても受け入れられず脱退することになった『Cryptic Writings』の次回作で1999年にリリースされた『Risk』以外、ハズレ作品はないと言えるぐらいメガデスのアルバムはどれもクオリティが高いです!

 

さすがに僕も『Risk』だけはどうしても好きになれません…。

 

特に90年代初期の3作品は、どれも名盤と呼ぶに相応しいアルバムばかりです!

 

1990年の『Rust in Peace』に…

 

1992年の『Countdown to Extinction』に…

 

1994年の『Youthanasia』と…

 

どれも名盤ばかりで、このブログ記事にどれを選んでも遜色がないものばかりです!

 

そんな名盤3作品と駄作1枚に挟まれた『Cryptic Writings』は、どうしても目立たない存在になってしまってますが、僕は一番好きなアルバムです!

 

僕が好きな理由の1つに、ボン・ジョヴィの『These Days』やチープ・トリックの『Cheap Trick』と同じように「90年代独特の暗さ」を持ったアルバムだからです。

 

アルバムからの1stシングルにも選ばれた1曲目”Trust”からして、その「90年代独特の暗さ」が感じられます。

 

今でもこの曲が僕は一番好きなメガデスの曲です。

 

2012年にディレクTVのギター・センター・セッションズにて、この曲が演奏されていたのは嬉しかったです。

 

↓↓↓↓Megadeth “Trust” Guitar Center Sessions on DIRECTV↓↓↓↓↓

他にもアルバムからの2枚目のシングルに選ばれた”Almost Honest”や、3rdシングルの”Use the Man”に、4thシングル”A Secret Place”や”Vortex”も必聴です!

 

ちなみに僕はこの曲で”vortex(ボルテックス)“=「渦」という単語を高校生の時に知りました。

 

後にTOEICでこの単語が出てきた時に、既に知っていて迷わなかったのは助かりました。

 

普通に勉強している分ではなかなか出会わない単語だったはずです。

 

まぁウェルドン・アーヴィンのアルバム『Cosmic Vortex』もあるんですがね…。

 

ウェルドン・アーヴィン必聴のレア・グルーヴ盤 RCAレコード時代の3作品を聴こう♪

 

それはさておき、ライブでの定番曲で終盤のツインリードのギターソロがかっこいい”She-Wolf”はもはやメガデスを代表する楽曲の1つでしょう!

 

『Rust in Peace』から始まる名盤3作品も素晴らしいのですが…この『Cryptic Writings』のことも思い出して欲しいアルバムです。

 

 

ちなみにこのアルバムには、『Cryptic Writings of Megadeth 』という4冊のアメコミが存在しています。

 

↓↓↓↓Cryptic Writings of Megadeth #1↓↓↓↓

↓↓↓↓Cryptic Writings of Megadeth #2↓↓↓↓

↓↓↓↓Cryptic Writings of Megadeth #3↓↓↓↓

↓↓↓↓Cryptic Writings of Megadeth #4↓↓↓↓

こちらもメガデスのファンなら要チェックです!(僕も読みました!)

 

20.Metallica -『Reload』

メガデスと来たら次はメタリカですね!

 

一応、HR/HM初心者さんのためにご説明しますと…メガデスのリード・シンガー兼ギタリストのデイヴ・ムステインは、もともとはメタリカのリード・ギタリストでした。

 

素行の悪さから泣く泣く解雇されており、代わりにジョー・サトリアーニの教え子であるカーク・ハメットがメタリカに加入しています。

 

そんなメタリカも90年代にリリースしたアルバムは、全て名盤でした!

 

特に『ブラック・アルバム』として知られる1991年リリースのセルフ・タイトルのアルバム『Metallica』は、メタリカの最高傑作としても誉れ高い名盤です。

僕が最初にメタリカを知ったのは、同じクラスだった高校の同級生からでした。

 

そいつはメタリカが大好きで、僕に『Metallica』と『Load』を貸してくれました。

 

もちろんどちらのアルバムもすぐに気に入ったのですが、僕はその後リアルタイムで発売日を待ち自分の意思で購入した1997年のアルバム『Reload』の方が気に入りました。

 

『Load』の続編としてリリースされた『Reload』でしたが、僕は1曲目の疾走感もあり重量もある”Fuel”が大好きです♪

 

この曲のイントロでジェイムズ・ヘットフィールドが歌う”Gimme fuel, gimme fire. Gimme that which I desire.”の部分は、英語圏の人でも何言ってるか聞き取りにくいらしくって、ニルヴァーナの”Smells Like Teen Spirit”と同じく「何言ってるか聞き取れない」とネタにされる歌詞です。

 

“Gimme fue, gimme fai. Gimme dabajabaza”(ギミーフュー!ギミファイ!ギミダバジャバザ!)って聞こえる!てのがよくあるパターンです。

 

実際、確かそう聞こえるので…。(笑)

 

また本作にはローリング・ストーンズのミック・ジャガーの元恋人ってもはや今の若い人は知らないだろうっていうマリアンヌ・フェイスフルがコーラスで参加した不気味な名曲”The Memory Remains” も収録されています。

 

ライブではマリアンヌ・フェイスフルのコーラス部分をオーディエンスに歌わせて、カークがギターでメロディーを奏でるあのアレンジがめちゃくちゃかっこいいです!

テクニック至上主義の過激なメタル・ギター原理主義者から「カーク・ハメットのギターはイマイチ!」みたいに語られるのを何度か目にしたことがありますが、僕はむしろ感情に訴えかけるようなメロディアスなカークのワウペダルを使ったギターソロが堪らなく好きです!

 

本作の10曲目”Prince Charming”のワウを使ったギターソロもかっこいいです!

 

むしろ僕はカーク・ハメットが好きだからメタリカを聴いています!

 

それにカークはいつまでもロン毛で見た目もかっこいいですからね!(『Load』期に一度短く切ってはいましたが…今はロン毛です!)

 

そして1991年の『Metallica』に収録されていた “The Unforgiven”の続編となる “The Unforgiven II”も『Reload』には収録されています。

 

後に2008年リリースの名盤『Death Magnetic』に3作目となる”The Unforgiven III”も収録されるようになるのですが、僕は2作目のこの”The Unforgiven II”が一番重苦しくって好きです。

 

そういったこともあって僕は『Reload』がメタリカのアルバムの中で一番好きな作品です。

 

ぜひこれからメタリカを聴いてみたいう方も、この『Reload』を早い段階で聴いてもらいたいです。

 

21.Mötley Crüe -『Generation Swine』

モトリー・クルーの名盤と言えば1989年にリリースされた『Dr. Feelgood』だと思います。

 

しかし僕は一番最初に聴いた1997年のアルバム『Generation Swine』が一番好きです。

 

まぁ初めて聴いたアルバムだからってのもありますが、アルバムからのリード・シングルに選ばれた”Afraid”や3曲目の” Flush”に、アルバムからの2ndシングルに選ばれた”Beauty”のようなオルタナ・ロック風の曲が90年代らしくって好きです。

 

また1分50秒の短いパンキッシュな曲”Anybody Out There?”や過去の名曲をテンポ・アップして更にかっこよくアレンジし直した”Shout at the Devil ’97″のような曲も収録されています。

 

それとアルバムからの3枚目のシングルにも選ばれたバラード曲”Glitter”も名曲です♪

 

むしろこのアルバムがなぜ過小評価されているのか不思議です⁉

 

良いアルバムですよ!

 

 

ちなみにモトリー・クルーとデフ・レパードのダブル・ヘッドライナー・ツアーが今秋日本で開催される予定です!

 

22.Mr.Big – 『Hey Man』

僕の世代の洋楽ファンでMr.ビッグを知らないなんてありえ…いや、待てよ!先ほどのガンズの時の件もあったことだからな…。

 

いやいや、やっぱりMr.ビッグを避けて通るなんてこと無理でしょう!(笑)

 

僕が人生で初めて購入したハード・ロックのアルバムがこの『Hey Man』でした。

 

Mr.ビッグの一番の名作と言えば、1991年にリリースした大ヒット・アルバムの『Lean into It』だということは僕も異論ありません。

 

しかし僕が初めてハード・ロックを好きになったきっかけの曲は、『Hey Man』に収録されている”Take Cover”でした。

この曲のドラム・パターンを思い付いたのは、ドラムスのパット・トーピーではなくって、実はギタリストのポール・ギルバートだったというのは、ファンには有名な話です。

 

今でもMr.ビッグの楽曲の中でこの曲が一番好きです!

 

他にもアルバムからの2ndシングルに選ばれた”Goin’ Where the Wind Blows”もしっとりとした名バラード曲です。

 

ただしこの曲の収録に呼ばれなかったことにビリー・シーンが怒っちゃって後に解散するきっかけの1つとはなりましたが…。

 

なんか当時の『BURRN!』にもすごく怒ってるインタビューが掲載されていたような…。

 

他にも僕は”The Chain”や”If That’s What It Takes”といった爽やかな楽曲が好きです♪

 

10曲目の”Mama D.”もアコギのイントロからエレキギターが入ってくるイントロがすごくかっこいいです!

 

個人的には『Lean into It』よりも、この『Hey Man』の方がたくさん聴いたアルバムでした。

 

おそらくMr.ビッグを初めて聴く際は、ほとんどの方は『Lean into It』から聴き始めることになるでしょうが、ぜひ2枚目にはこの『Hey Man』を聴いてみて下さい。

 

 

余談ですが、このアルバムを購入した年の高校の文化祭で、知り合いの先輩バンドがミスチルの曲ばかり演奏していたのに、なぜか1曲だけMr.ビッグの”To Be with You”を歌っていました。

 

何て言うかその…すごくヘタだったのですが、女の子達はキャーキャーと黄色い声援を送っていました。

 

「何だそれ!」と反骨精神むき出しで見ていた当時の僕のあのシーンを今でも思い出せます。

 

23.Pantera – 『Vulgar Display of Power』

パンテラも流行りました!

 

『俗悪』という邦題にこの殴られジャケット…インパクトありすぎて聴かずにはいられません!

 

1992年にリリースされたこの『Vulgar Display of Power』も当時の『BURRN!』に掲載されていたのと、同級生の洋楽好きのほとんどがハマっていたからでした。

 

僕もダイムバッグ・ダレルのギターにすぐに夢中になりました!

 

だから2004年にパフォーマンス中に殺害されたことを知った時は、本当にショックでした…。

 

4曲目”Fucking Hostile”でダイムバッグが弾いているワウギターのソロが最高です!

 

あんな事件さえ起こらなければ…と残念に思います。

 

 

しかし2022年にパンテラはザック・ワイルドを加えて再結成を果たし、このブログを書いている前日に当たる3月25日・26日のLOUD PARK 2023に出演しています。

 

 

『Vulgar Display of Power』の1曲目”Mouth for War”からライブが始まったようです!

 

“Vulgar Display of Power”とは?

ちなみにこのアルバムの原題の意味がわからないし、そもそもこの英語が読めないという方へ…

 

“vulgar(ヴァルガ)“は、「みだらな」とか「俗悪(ぞくあく=下品と同じ様な意味合い)な」という意味です。

 

“display”は、パソコンのディスプレイと同じ単語で「展示する」といった意味です。

 

“Vulgar display of power(ヴァルガ・ディスプレイ・オブ・パワー)“を直訳すると「俗悪な力の誇示」となりますが、邦題では長すぎるので単に「俗悪」とされています。

 

このタイトルは1973年の映画の台詞から取られています。

 

これは悪魔に憑依されたリーガンを助けるためにダミアン・カラス神父が対峙した時の会話で出てくる台詞です。

 

悪魔が「私は悪魔だ!このヒモをほどけ!」と言ったのに対して神父が「もし本当にお前が悪魔なのだったら、自分で解いてみたらどうだ?」と返しました。

 

その言葉に対して悪魔が、”That’s much too vulgar a display of power.”と答えます。

 

“that’s much too~”とは、「それはあまりに~だ」といった意味合いで

 

この文章は「そんなくだらんことで私の力を見せぬわ!」という意味になります。

 

悪魔が自身の魔力を使ってまでこのヒモを解くなんてあまりにも低俗すぎるので行うに値しないことだと言っています。

 

こういった映画の台詞からアルバム・タイトルや曲名が付けられる事って、わりと良くあることなのです。

 

24.Scorpions – 『Crazy World』

ドイツのハードロック・バンドを代表するスコーピオンズを初めて聴いたのは1999年にリリースされたベスト・アルバム『Best』からでした。

当時のCDには、特典でステッカーも封入されていました。
スコーピオンズの1999年のベスト・アルバム『Best』のステッカーの写真

 

まずは歴史あるバンドの代表曲から聴いていき、当時の『BURRN!』にニュー・アルバムとして紹介されていた『Eye II Eye』を聴いてみたのですが…

 

まさかのそのアルバムが1番2番を争う駄作になろうとはその時は思いもしませんでした。

 

「スコーピオンズってこんなデジタルなビートのバンドなの?」と勘違いしてしまいました。

 

このアルバムについては、ギタリストのルドルフ・シェンカー(マイケル・シェンカーの実兄)も失敗作だったと認めているようです。

 

そこから遡って『Eye II Eye』の前作にあたる1996年のアルバム『Pure Instinct』を聴いてみると…「『Eye II Eye』は何だったんだ!?」と思えるような良い作品でした。

 

それから『Best』で聴いて好きになったバラード曲 “Wind of Change”が収録されている1990年リリースのアルバム『Crazy World』を聴いてみました。

 

1stシングルにもなった1曲目の “Tease Me Please Me”から2ndシングルの2曲目”Don´t Believe Her”と連続で爽やかなロック曲が続く聴きやすいアルバムでした。

 

そして4曲目に僕が気に入った曲”Wind of Change”が収録されていました。

 

この曲は1989年に旧ソ連でライブを行った際にボーカリストのクラウス・マイネが「変化の風」を感じて書いたとされるバラード曲です。

 

そして1989年11月9日にドイツの「ベルリンの壁」が崩壊したことにより米国と旧ソ連の冷戦が終結したことで、この曲はヨーロッパを中心に大ヒットを記録しました。

 

もしかしたら2022年から続くウクライナ情勢の今こそ、またこの曲を聴き直すべき時代なのかもしれませんね⁉

 

スコーピオンズの公式YouTubeチャンネルにアップされている1991年に”Peters Pop-Show”にてライブ演奏された”Wind of Change”の名演は必聴です!

この時のライブではギターソロが省略されていますが、この曲を演奏する時はリード・ギタリストのマティアス・ヤプスではなくリズム・ギタリストのルドルフ・シェンカーがソロを弾くのが定番です。

 

本当に名曲ですね♪

 

『Crazy World』には他にも”Send Me an Angel”という名バラード曲が収録されています。

スコーピオンズの魅力はソリッドなロック曲だけでなく、古くは”Still Loving You”といった曲の様に独特の憂いや陰りを持ったこういうバラード曲にもあります。

 

その中でも僕は”Wind Of Change”が一番好きです♪

 

多分、僕は最初に好きになったバンドがU2だったので、こういったメッセージ・ソングが好きなのでしょうね。

 

これからHR/HMを聴き始めるという方は、ぜひ日本語盤の歌詞を読みながら”Wind Of Change”を聴いてみて下さい!

 

25.Skid Row – 『Slave to the Grind』

スキッド・ロウを初めて聴いたのもベスト盤がきっかけでした。

 

90年代後半は、70~80年代に活躍したバンドのベスト盤が数多くリリースされました。

 

もしかしたら20世紀がもうすぐ終わるからなのかも知れませんが、単にCDがよく売れていた時代だったのでベスト盤が乱発されていただけかも知れません!?

 

1998年にリリースされたベスト盤『40 Seasons: The Best of Skid Row』で初めてスキッド・ロウを聴きました。

その中の収録曲でも僕は特にギターの音圧が高くヘヴィな曲”Slave To The Grind”と”Monkey Business”を気に入りました。

 

そこでオリジナル・アルバムが欲しくなって探してみたら、そのまま『Slave to the Grind』というタイトルのアルバムを見つけました。

 

1991年にリリースされたスキッド・ロウに取っての2作目『Slave to the Grind』は、1曲目に”Monkey Business”が収録されていて、その次に”Slave To The Grind”が収録されていました。

 

“Monkey Business”がアルバムからの1stシングルで、”Slave To The Grind”は2ndシングルに選ばれています。

 

どちらもMVが制作されました。

 

更に3曲目の”The Threat”も激しい曲で文句なしに冒頭3曲を好きになりました。

 

そして極めつけは4曲目の名曲”Quicksand Jesus”です!

 

こおn渋いバラード曲はアルバムからの5枚目のシングルとしてもリリースされました。

 

この曲だけでなくアルバムからの3枚目のシングルになった”Wasted Time””や、4枚目のシングルにもなった”In a Darkened Room”も同じような渋いバラード曲です。

 

更にエクストリームの『Pornograffitti』に収録されていた”Get the Funk Out”の”funk”が”f●ck”に変わっちゃった挑発的な曲”Get The F●ck Out”もかっこよかったです!

 

全体的にギターの音がヘヴィで収録曲も、1stアルバムの時のような”I Remember You”みたいに急に甘々なバラードが登場することもなく激しいロック・ソングも悲痛なバラード曲も良い塩梅で配置されたバランスの良いアルバムです。

 

スキッド・ロウを聴くなら、まずはこの『Slave to the Grind』から聴き始めることをおすすめします!

 

26.Slash’s Snakepit – 『It’s Five O’Clock Somewhere』

ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストのスラッシュが1995年に「スラッシュズ・スネークピット」名義でリリースしたソロ・プロジェクトの1作目『It’s Five O’Clock Somewhere』です。

 

ガンズの中でも特にリード・ギタリストのスラッシュが好きだった僕は、後追いでこのソロ・アルバムを聴きました。

 

ギタリストのソロ・アルバムですが、インスト・アルバムではなく、またスラッシュ自身が歌っているわけではありません。

 

インペリアル・ドラッグやジェリーフィッシュといったバンドで活動していたエリック・ドーヴァーがボーカルを担当しています。

 

また「スラッシュズ・スネークピット」名義ではありますが、「スネークピット」というバンドには同じガンズのメンバーだったリズム・ギターのギルビー・クラークやドラムのマット・ソーラムが参加しています。

 

ベーシストには、グランジ・バンドのアリス・イン・チェインズからマイク・アイネズが参加しています。

 

ほとんどの収録曲をスラッシュが作曲しており、1991年の『Use Your Illusion』の次のアルバムのために用意していた曲も含まれているそうです。

 

『Use Your Illusion』をリリースした後にカバー・アルバムこそ出したものの、一向に次のアルバム制作を始めないアクセル・ローズに対して、スラッシュはコツコツとガンズのために曲を書き続けていました。

 

それなのにアクセルは全てを拒否していました。

 

せっかく作った曲を活かすべく、スラッシュは本作を制作するに至ったということです。

 

それなのにも関わらずアクセルは、「ガンズで使うはずの曲を勝手に使った!」とスラッシュを訴える事態となり、流石に堪忍袋の緒が切れたスラッシュは翌年にガンズを脱退しています。

 

このアルバムが原因でガンズを脱退することになったのですが、その後スラッシュはアクセルとの仲も直り、2016年に再びガンズに復帰することになり今に至ります。

 

そういった裏事情はありながらも、そもそもガンズのために用意した曲も収録されているので、本作のクオリティはとても高いです!

 

「アクセルが歌ってないガンズのアルバム」として聴くことも出来ます。

 

3曲目に収録されていたブルージーなロック曲”Beggars & Hangers-On”が、2011年にリリースされたライブ盤『Made In Stoke』でマイルス・ケネディのボーカルで取り上げられたのは、すごく嬉しかったです。

 

もう「スラッシュズ・スネークピット」名義で活動することは今後もないのでしょうが、またソロ活動の際にマイルス・ケネディのボーカルでこの『It’s Five O’Clock Somewhere』に収録されている曲を取り上げてくれたら喜ばしいことです。

 

27.Slayer – 『Diabolus in Musica』

今回のこのブログ記事でスラッシュ・メタル四天王は全て登場することとなりました。

 

スラッシュ・メタル四天王の最後は、スレイヤーが1998年にリリースしたアルバム『Diabolus in Musica』です。

 

邦題は『悪魔の鎮魂歌』でした。

 

もはやメタルと言うよりもヘヴィなハード・ロック・バンドになった90年代のメタリカやメガデスが歌メロ重視のメロディアス路線に走る中、スレイヤーはこのアルバムでもスラッシュ・メタル道を突っ走っていました!

 

「これぞヘヴィ・メタル!」と呼ぶに相応しいゴッリゴリの作品です。

 

「メタルにバラードなんていらねんだわ!」てな風に、メタリカの”Nothing Else Matters”やメガデスの”A Tout Le Monde”を吹っ飛ばしてくれそうな勢いあるアルバムです!

 

本来メタルがあるべき姿がこのアルバムにあります!

 

28.Thunder – 『Backstreet Symphony』

英国出身のハードロック・バンドのサンダーも『BURNN!』でよく取り上げられていたバンドでした。

 

僕は1999年にリリースされた当時の新作『Giving the Game Away』から聴き始めて、その後このデビュー作『Backstreet Symphony』を聴きました。

 

『Giving the Game Away』に封入されていた特典のステッカーは今でも持っています。

英国出身のハードロック・バンドのサンダーの5作目のアルバム『Giving the Game Away』に封入されていた特典のステッカーの写真

 

サンダーは90年代に5枚のアルバムをリリースしていますが、何と言っても1990年にリリースされたこの1stアルバム『Backstreet Symphony』が一番の名作です!

 

それぞれシングル・カットもされた”She’s So Fine”と “Dirty Love”は、このバンドを代表する名曲です。

 

どちらもキャッチーな歌メロが最高にハマります♪

 

更にバラード曲の”Love Walked In”や、スペンサー・デイヴィス・グループのカバー曲”Gimme Some Lovin'”もそれぞれシングル・カットされています。

 

他にもアコギの弾き語りから途中でバンドが加わって盛り上がるパワー・バラードの”Until My Dying Day”や、70年代ロック風の”An Englishman on Holiday”等、どれも良い曲ばかりです!

 

デビュー・アルバムでまだ予算が足りなかったのか、全体的にチープな音なのが、残念ではあります…。

 

しかしサンダーのアルバムだと、このデビュー作『Backstreet Symphony』が一番このバンドがどういうバンドなのか?を表してくれている作品です。

 

29.Toto – 『Mindfields』

TOTO(トト)は、本来であればAORのジャンルで語られるべきバンドなのかもしれませんが、この『Mindfields』をリリースした1999年当時は『BURNN!』で取り上げられていました。

 

『BURNN!』きっかけで聴き始めたTOTOでしたが、そもそも僕はポップな楽曲も好きなので『Mindfields』は、すぐに気に入りました。

 

特に名曲”Mad About You”は、今でも大好きな曲です♪

 

まぁ全体的に収録されている曲は、あまりハードでもヘヴィでもないのですが…ギター・ヒーローのスティーヴ・ルカサーがいるってことで、当時の『BURNN!』でも取り扱われていたのでしょうかね!?

 

その辺はよくわかりませんが、しかしHR/HM好きの方ならこのアルバムもきっと気に入るはずです。

 

30.Van Halen – 『Balance』

最後はハードロック界きってのギター・ヒーローのエディ・ヴァン・ヘイレンが居たバンドのヴァン・ヘイレンです。

 

残念ながらエディは2020年に亡くなってしまったのですが、ヴァン・ヘイレンはハードロック界を代表するバンドです!

 

僕がヴァン・ヘイレンを最初に聴いたのは、1996年にリリースされたベスト盤『Best Of – Volume I』からでした。

ちょうど僕が音楽を聴き始めた頃にHR/HM系のバンドのベスト・アルバムが数多くリリースされたのは』タイミング良かったです。

 

ベスト盤に収録されていた “Can’t Stop Lovin’ You”を気に入ったので、その曲が収録されているアルバムを探しました。

 

そしたら前年の1995年にリリースされたこのアルバム『Balance』に収録されていました。

 

アルバムを聴いてみると、1曲目の “The Seventh Seal”がめちゃくちゃかっこいいロック曲ですぐ気に入りました!

 

更にアルバムからのリード・トラックだった”Don’t Tell Me (What Love Can Do)”も渋めのロック曲で気に入りました。

 

“Not Enough”や”Take Me Back (Deja Vu)”といったバラード曲も素晴らしく、どこか不気味なジャケットからは想像できないような名作でした。

 

ちなみに日本盤は1人の子供の写真なのですが、輸入盤では…

こんなジャケットでした。

 

これじゃーデス・メタル系の作品化と勘違いしてしまいます…。

 

ジャケットのデザインはもうちょっとなんとかならなかったのか…と思いますが、中身の音楽はさすがのクオリティです!

 

 

以上、【夢中で聴いた90年代HR/HMの名盤30選】でした。

 

当時の僕の思い出と共に30作品をご紹介しました。

 

このブログを読んで「懐かしい気持ち」になってもらったり、これからHR/HM系の音楽を聴き始めたいと思っている初心者さんへの手助けになれたら幸いです。

 
 

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