2020/12/12
ついに出た!史上最強のミレニアム・ライヴを収録したエアロスミス2000年大阪公演のアルバム
エアロスミス2000年大阪公演『Roar of The Dragon Tour』を収録したCD2枚組アルバム『The Last Show Of The Century』をご紹介します。
ついに公式リリース!?20年前の思い出が蘇るライヴアルバム!
今年2020年5月1日に待ちに待った作品がリリースされました!
それが今回ご紹介するエアロスミスの2枚組CDアルバム『The Last Show Of The Century』です。
あの伝説のライヴから早20年…この度ついに公式(なのかな?)にCDでリリースされることとなりました!
でも実は僕は大学時代の友達にお願いしまくって、当時TV放送(衛星放送だったはず!?)されたこの時のライヴ映像を、今は懐かしいVHS(ビデオ)でもらったこともあります。
それぐらいこの作品に収録されたライヴは、僕に取ってはとても思い入れのあるライヴです。
あの日あの時!実際に観たエアロスミス20世紀最後の日本公演!
『The Last Show Of The Century』に収録されているのは、1999年12月31日~2000年1月1日に掛けて行われた年越しライヴの模様です。
このライヴは『Roar of The Dragon Tour(龍の咆哮ツアー)』と名付けられています。
前座にバックチェリーとMr.Bigを従えエアロスミスがヘッドライナーを務めるスペシャルなライヴです!
エアロスミスだけでなくバックチェリーとMr.Bigも大好きな僕に取っては「絶対に観たい!」ライヴでもありました。
しかもそのスペシャルなライヴが、僕の住む大阪で行われるというからには何が何でも観に行きたいと思いました。
当時、まだ10代の学生だった僕は何とかチケットを手に入れて実際に観に行くことが出来たのでした。
このライヴが行われた会場は『大阪ドーム』と呼ばれる場所でした。
『大阪ドーム』とは、今でいう『京セラドーム大阪』のことです。
僕はその2年前に行われたエアロスミスの『Nine Lives Tour』も同じ『大阪ドーム』で観ています。
この2年の間にエアロスミスは、映画『アルマゲドン』のサウンドトラックに収録された”I Don’t Want To Miss A Thing”をリリースして、キャリア初となるシングル盤での全米No.1を獲得しています。
TV番組での収録こそありましたが日本公演で”I Don’t Want To Miss A Thing”を初めて披露したのが今回ご紹介するこのツアーからになります。
当時の僕はあまりバラード曲が好きではなかったのですが、それでも”I Don’t Want To Miss A Thing”の生演奏が聴けるのかな?と期待してはいました。
そんな期待も含めてかなり早い時間帯に『大阪ドーム』まで行った記憶があります。
早く着いた分ライヴが始まる前に、ツアーパンフレットやTシャツにステッカー等、様々なグッズを買いました。
そしてあれやこれやグッズを買っているうちに時間が過ぎていき、ついにライヴが始まりました。
最初に登場したのは当時デビューしたてで勢いに乗っていたバックチェリーでした。
1曲目が始まり…2曲目に進み…
あれ?何かおかしいぞ?
10代の未熟だった僕もさすがに気づきました。
何か音に迫力がないし照明がずっと暗いままだ!
その次のMr.Bigの出番になってもその違和感は同じままでした。
当時はポール・ギルバートが脱退して、代わりにリッチー・コッツェンが参加していた頃です。
ギタリストが代わったら照明が付かなくなるの?
と、変に勘ぐってしまったりもしましたが、この当時は今は懐かしい2000年問題(Y2K問題)で騒がれていた時期でした。
それは西暦2000年であることをコンピュータが正常に認識できなくなり誤作動を起こす可能性があるという事でした。
しかしもし会場側の問題でこの様な事態に陥っているのだとしたら…
このままではラストのエアロスミスのライヴも迫力がないままかも!?
と、落胆しかかっていました。
そして前座2組のライヴが終わると、この日最後となるエアロスミスのライヴが始まりした。
すると…
ドカーン!
なんと出だしから派手なパイロが爆発しました!
メンバーがステージに登場すると、迫力あるギターの大音量が鳴り響き、照明もガンガンに照らされています!
あまりのかっこよさに1曲目から興奮が止まりません!
しかしここで子供だった僕も、厳しい大人の世界のルールを知ることとなったのでした。
これ、先輩バンドのエアロスミスに忖度してバックチェリーとMr.Bigの音が小さくされていたんですね…。
照明も付かず暗いままで2バンドはライヴをこなさなくってはいけなかったんだと…。
小さい頃は、欧米なんかは日本より年功序列が緩いと思っていたんですが、どこの国のどの社会でも年功序列はあるんだな~…と子供ながらに社会の厳しさを知った次第です。
まぁそんなことはエアロスミスのライヴの素晴らしさと比べたら、大したことではないのかもしれませんがね。
それではアルバムに収録されている曲目をご紹介する前に、せっかくなので僕が当時購入したツアーパンフレットの写真を掲載したいと思います。(証拠品としても…)
『Roar of The Dragon Tour』のツアーパンフレット
こちらが『Roar of The Dragon Tour』のツアーパンフレットです。
中央のAEROSMITHの文字はエンボス仕様となっております。
しかし中身の写真などは、それまでに使用されていた過去のライヴ写真や宣材写真を使った粗いデザインのものばかりです…。
ついでにもう一枚!
こちらは当時のチケット情報を掲載したチラシです。
マメな僕は、20年も前のものですがこのチラシを今も綺麗に保存していました!
今は懐かしいサークルKとサンクスのロゴマークが載っていますね。
あれから20年も経ったとは…
感慨深いやら年を取った自分自身に驚きつつも…
それではアルバムのご紹介をしたいと思います。
Aerosmith – 『The Last Show Of The Century』
[CD-1]
01.Eat The Rich
02.Falling In Love (Is Hard On The Knees)
03.Same Old Song And Dance
04.Love In An Elevator
05.Livin’ On The Edge
06.Rag Doll
07.Dream On
08.Janie’s Got A Gun
09.One Way Street
10.Pink
11.Let The Music Do The Talking
12.Stop Messin’ Round
13.Mother Popcorn
14.Walk This Way
[CD-2]
01.I Don’t Want To Miss A Thing
02.Cryin’
03.Dude (Looks Like A Lady)
04.Chip Away The Stone
05.Mama Kin
06.Train Kept A Rollin’
07.Full Circle
08.Sweet Emotion – Heartbreaker
アルバムの内容
まずは[CD-1]から…
ライヴの開幕を告げる1曲目は、『Get A Grip』収録の”Eat The Rich”から始まります。
ジョーとブラッドのギターの音は大音量で迫力満点です!
これぞロック!
と言った感じですね♪
そしてスティーヴンが“Osaka~~~”と咆哮します!
(※「おおさか」ではなく「おさか~」と叫んでいます。笑)
しかし出だしのボーカル部分が少し聞こえにくいトラブルがありました。
当時生で観ていた僕もこれには「おかしいな?」とすぐに気づきました。
20年経って音源化されてもこの部分は変わらずなので、懐かしく感じますね。
またギターソロ終わりにいつも以上にジョーがトリッキーなギター演奏をしたためか、スティーヴンが歌い出しをミスっているのもそのまま収録されています。
それでも勢いのあるかっこいい演奏は変わりません!
締めのゲップをかましたところで、当時の最新作でもあった『Nine Lives』から1stシングルとなった”Falling In Love (Is Hard On The Knees)”へと続きます。
この曲、エアロスミスらいしいファンキーなロック曲なので僕は大好きなのですが、最近のライヴではめったに演奏されなくなって悲しい気分です。
なので本作に収録されているライヴバージョンは貴重ですね。
再び曲終わりにスティーヴンが“Osaka~~~”と連呼した後に、少しフライングで“Happy New Year!”と言ってしまうのはご愛敬といったところでしょうか。
続く3曲目”Same Old Song And Dance”は、2ndアルバム『Get Your Wings』に収録されていた名曲中の名曲です!
右chから聞こえてくるギターがジョー・ペリーの演奏なのですが、この日は気合いが入っている様子で、今こうやって音源で聴いてもノリに乗った素晴らしい演奏ですね♪
そして続けざまに4曲目はジョーの弾くイントロのギターリフがかっこいい”Love In An Elevator”が始まります。
『Pump』発売以降のエアロスミスのライヴではもう毎回演奏されている曲なのですが、何回聴いてもライヴで映える名曲ですね!
僕も毎回エアロスミスのライヴを観に行く度にこの曲が始まると、興奮状態に陥りテンションが爆上がりします!
曲がいいだけでなく、この曲は毎回ジョーのギターソロが燃え上がりますからね!
ギター好きの僕としてはそれが毎回楽しみです♪
もちろんこの日のジョーは絶好調です!!!!
曲終わりのギターソロでは珍しくワウペダルを踏んでるぐらいですからね。
そのジョーのワウギターソロに合わせてスティーヴンがビートルズの名曲”Lady Madonna”を歌ってたりします。
これは面白いサービスが!
エアロスミスは、その音楽性やスティーヴンのルックスがミック・ジャガーに似ていることから「ストーンズのコピーバンド」と揶揄されたこともあったようですが、大のポール・マッカートニー・ファンでもあるトム・ハミルトンを始めビートルズがかなり好きみたいなんです。
以前このブログでもご紹介していましたゲフィン時代のライヴ盤『A Little South Of Sanity』に収録されている”Back In The Saddle”でもビートルズの”Helter Skelter”でリンゴ・スターが思わず叫んだ”I got blisters on my fingers!”の台詞をスティーヴンが拝借していたりしますからね。
またスティーヴンは過去に名曲”Livin’ On The Edge”を書いた際に、「そこにはジョン・レノンがいたんだよ!」と霊感を感じた様な物言いをしていたこともあります。
さて、そんな名曲”Livin’ On The Edge”が次の5曲目に収録されています。
この壮大な曲でもジョーのギターが絶好調でいつも以上に暴れまわっています!
所々で歌詞に“Osaka~~~”を挟み、スティーヴンが力強くこの名曲を歌い上げます。
スタジオ版のクォリティー高い演奏も素晴らしいのですが、やはりライヴの方が迫力はあります!
曲終わりにスティーヴンの可愛らしい片言の“Domoarigatogozamasu(ドモアリガトゴザマース)”のコメントが聞けたところでノリのいい”Rag Doll”が始まります。
ジョーの弾くラップ・スティール・ギターは、相変わらず酔っ払っています!
スタジオ版に収録されていた豪華なホーンセクションの部分は、ツアー・キーボーディストのラス・アーウィンがキーボード演奏で担当してます。
ラスはキーボード演奏だけでなくコーラスでも大活躍しています。
永遠に終わらないバケーションの様な狂乱の”Rag Doll”が終わると、意外と早く”Dream On”が始まっちゃいました!
最近ではライヴ終わりに演奏されることが多いエアロスミスのデビュー曲にして最も素晴らしいバラード曲”Dream On”が当時はこんな序盤で演奏されていました。
僕は”I Don’t Want To Miss A Thing”よりもこの”Dream On”の方が大好きな古くからのエアロファンなんです。
まぁエアロのライヴに行くと毎回必ず演奏してくれるので安心して待っていられるんですがね。
それにしても名曲です!
20年経った今、こうしてこのライヴ盤を聴いていても感動してしまいます。
この曲では左chから聞こえてくるブラッドのギターソロが終盤大活躍します。
次の8曲目もこれまた名曲”Janie’s Got A Gun”が続きます。
僕はこの曲大好きなんですが、スティーヴンは一時期”Runaway Runaway yay yay yay~”の部分を歌うことが退屈だったと何かのインタビューで語っていました。
このライヴ盤の当時はまだセットリストの定番曲でしたが、この後、一時的に消え去ることとなります。
しかし2010年代に入って、スティーヴンがこの曲の魅力を再確認したのか?それ以降はちょくちょく演奏される機会が増えていったようです。
シングル盤としても大ヒットした名曲ですからね!
さて、この曲が終わった後、当時生で観ていた僕も驚いた曲が続きました!
ジョーが軽くイントロを弾いた時点ですぐに”One Way Street”だとは気づいたのですが…
僕は自分の人生の中で1stアルバム収録のこの古い楽曲”One Way Street”を、生演奏を聴くことが出来るとは思ってもいなかったからです。
もちろんこの時点でエアロスミスのアルバムを全て持っていた僕は、この”One Way Street”も大好きだったので本当にビックリしたと同時にあまりの嬉しさに感極まりそうになりました。
バラード曲ではなくこういったブルースロックを聴いて涙が出そうになろうとは…。
しかし子供ながらにめちゃくちゃ嬉しかったんです。
またこの曲ではブラッドがギターソロを弾きまくっているのですが、このバンドのギタリストはジョーだけじゃないんだな!って思わせてくれるかっこいい演奏です。
このかっこいい曲が終わると一転してスティーヴンのポップなハーモニカが可愛らしい”Pink”に移ります。
フランジャーを効かせたジョーのシュワシュワギターに、エレアコを弾く爽やかなブラッド…「もはやロックではない!これはポップスだ!」
当時の僕は大の不満でした!
でもおっさんになった今聴き直してみると…良い曲ですね♪
当時はダルかった”Pink”が終わると、これまた”One Way Street”ばりに自分の人生で生演奏を聴くことが出来ないんじゃないか?と思い込んでいたロックな名曲が始まります!
ジョー・ペリーが書いた単独曲ではこの曲が一番かっこいいでしょう、そう”Let The Music Do The Talking”です!
こんなかっこいいロック曲がヒットしていないなんて…。
中盤で聴けるジョーの酔っ払いスライド・ギターソロが最高にかっこいいので必聴です!
かっこよすぎるギターソロを披露した後は、ジョー・ペリー・コーナーです。
今年2020年に再評価されているフリート・ウッドマックがまだ最初期のブルース・ロック・バンドだった頃にリリースしたロック曲”Stop Messin’ Round”は、ジョーが歌うのが定番です。
まぁ、ジョーのボーカルはあれなんですが…この曲の一番の魅力は実はブラッドのギターソロです。
毎回ブラッドがやたらかっこいいギターソロを弾きまくるので、それを聴きましょう!
さて、ここまで12曲が終わると、1月1日のカウントダウンに合わせるように時間調整が始まり出します。
アンコール前に演奏されることが多い”Mother Popcorn”からの”Walk This Way”のメドレーが早くもここで登場です!
当時の僕は「あぁ、年越ししてしまう…エアロのライヴが終わってしまう。」と悲しい気持ちになりかかっていました。
単なる勘違いで、まだまだ続くんですけどね。
時間調整のためかいつもより少し長めの”Mother Popcorn”が終わると、エアロスミスのロック曲で最も有名なあのリフが始まります。
そう”Walk This Way”です!
ハワイで休暇中にこのギターリフを思いついたジョー・ペリーは、まさしくギターリフ作りの天才ですね!
ここで[CD-1]が終わり、次に[CD-2]へと続きます。
ライヴが終盤へ近づくと、ついにあの曲が始まりました!
いかにもブロックバスターな映画音楽って感じのストリングスのイントロが鳴り響きます。
日本公演でついに演奏されることとなった”I Don’t Want To Miss A Thing”です。
しかし、当時10代のロック少年だった反抗期の僕の心には一切響きませんでした…。
僕はこの時、席を外してトイレに行きました。
何をツッパッていたんでしょうか?
何てスカしていたんでしょうか?
20年経った今、CDを聴いて感動しています…。
いや、全米No.1も納得の名曲ですね。
ダイアン・ウォーレン恐るべし!です。
スティーヴンの歌だけでなく、ジョーのスライドギターも感動的です。
当時トイレに行ってちゃんと聴かなかった僕自身を過去に戻って叱ってやりたいぐらいです!
さて、トイレから戻ってくるとこれまたバラード曲”Cryin'”が続くのですが、この曲はパワーコードのギターリフがロックを感じさせてくれるので当時から大好きでした。
「ミスアシングなんて駄曲やらねーで、”Cryin'”だけでいーんだよ!」と、スカしていた当時の僕を叱りつけてやりたいです!
でも、”Cryin'”は10代のロック少年の心も鷲掴みにしてくれたバラード曲だったのでした。
2曲のバラード曲が終わると、エアロスミスは本来のロック・バンドの姿へと戻ります。
明るくファンキーな”Dude (Looks Like A Lady)”が始まり、そしてこれまた驚きの選曲”Chip Away The Stone”が登場します。
スティーヴンのお友達で作曲家のリッチー・スパが提供した「ストーンズ・ライク」なホンキートンク・テイストのロック曲です。
この曲も”One Way Street”や”Let The Music Do The Talking”と同様に、自分の人生の中で…ホニャホニャホニャ…。
繰り返しになりますね。
でも、このライヴでこういったレアな3曲を聴くことが出来たのはとても嬉しい出来事でした。
そろそろ年越しが近づいてくると、これぞエアロスミス!な楽曲”Mama Kin”が始まります。
この時が僕の初生”Mama Kin”でした!
そして年越し目前にしてヤードバーズからレッド・ツェッペリン~エアロスミスと受け継がれたロック・クラシック”Train Kept A Rollin'”が始まります。
相変わらずジョーとブラッドのギターが絶妙に絡み合い暴れまくるかっこいい演奏ですね♪
ただ時間調整の都合上、2分ちょいと短い演奏時間で終わってしまいます。
いよいよ2000年の幕開けを告げるジョーイのドラの音が鳴り始めました。
ここに来て急にスティーヴンが“Suimase-nn(スイマセーン)“と連呼し始めます。
あれ?何でスティーヴンは謝ってるの?
と思いそうですが、実はこれ、スティーヴンのお気に入りの日本語なんです。
スティーヴンはなぜか「すみません」という日本語の発音が好きになったようなんです。
スティーヴンが来日公演でちょくちょく謝っているのはこういった理由がありましたとさ、チャンチャン♪
それでは次回おあいしましょう!
…じゃなくって、年越しカウントダウンが終わると、この日のために急遽練習したであろう『Nine Lives』収録曲”Full Circle”が始まります。
確かに新しい年の始まりには適した曲調ですが、これはレアな楽曲です。
これ以降演奏されることはなくなった目立たない曲ですね。
しかしこの日のライヴでこの曲が演奏されたのにはもうひとつ訳がありました。
実はこのライヴの少し前にアルバム『Nine Lives』からの4枚目のシングルとしてこの『Full Circle』が発売されていたからなんですよね。
これはまたマニアックなエアロネタでしとさ、チャンチャン♪
いや、まだ終わらない!
エアロスミスのライヴを締めくくるにはあの曲をやらないと!
…とその前に12月31日生まれなので、年越しライヴ時には毎回ハッピーバスデーを歌ってもらえるトム・ハミルトンのためにみんなで合唱しましょう♪
トムにハッピーバスデーを歌ってあげた後は、そのミスター・スウィート・エモーションことトムの書いた名曲が始まります。
トムのサイケデリックなベースリフが始まると、ジョーがトーキング・モジュレーターを使って盛り上げます。
エアロスミスのライヴの最後を締めくくる定番曲”Sweet Emotion”の”Osakaバージョン”です。
曲の終盤にはレッド・ツェッペリンの”Heartbreaker”を挟み、ついに1999年~2000年へと続く年越しライヴは終わりを迎えます!
一生の思い出に残るスペシャルなライヴが終わった後、僕は「このまま無事に家に帰ることが出来るんだろうか?」と現実に引き戻されます。
それは人が多くって電車にちゃんと乗れないかも?とか、夜遅いので終電に間に合わないかも?と言った心配事だけでなく、先にも書いていました2000年問題(Y2K問題)が心配事の原因でした。
風の噂では、「2000年問題でコンピューター関連が誤作動を起こして電気関係がストップするかも!?」といった内容でした。
帰りの電車が動かなくなるかも?
…と、心配していたのも束の間、駅に着くと通常通りに電車は動いていました。
そしてここは平和な日本…みんな騒がず列に並んで電車に乗って無事に家路につきましたとさ、チャンチャン♪
僕も夜2時には家に着いて、2000年代最初となる食事を取ることになりました。
忘れもしない、あれは深夜のコンビニで買った牛丼でした。
キン肉マン好きの僕は、2000年の始まりも牛丼で迎えましたとさ、チャンチャン♪
以上、『ついに出た!史上最強のミレニアム・ライヴを収録したエアロスミス2000年大阪公演のアルバム』でした。
20年の時を経てついにリリースされた名ライヴ盤『The Last Show Of The Century』を、僕のように当時実際にライヴを観に行ったという人も、ソウでない人も、ぜひ聴いてみて下さい♪
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