
2025/02/20
War(ウォー)のおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第153回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ
ジャンルを超え、心に響くグルーヴを届ける多文化音楽のパイオニア、War(ウォー)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第153回です。
さて今回は、ジャンルを超え、心に響くグルーヴを届ける多文化音楽のパイオニア、War(ウォー)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
War(ウォー)の紹介
1969年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたウォーは、多文化的な音楽スタイルと社会意識を反映した歌詞で知られています。
彼らの音楽はファンクだけでなく、ソウル、ジャズ、ロック、ラテン、そしてレゲエといった多様なジャンルを融合しており、独自のサウンドを確立しています。
そのため、「ジャンルを超えた音楽性」が特徴とされています。
ウォーが残したアルバムの幾つかは音楽史に名を刻んでおり、1970年代の名作『The World Is a Ghetto』は特に高い評価を受けています。
このアルバムは、1972年のビルボードアルバムチャートで1位を獲得し、タイトル曲”The World Is a Ghetto”も人気を博しました。
ウォーは単なる音楽グループではなく、時代の声を反映したアーティスト集団として、社会問題や人種間の調和をテーマにしたメッセージを発信し続けてきました。
結成から50年以上が経過した今でも、ウォーの音楽は色褪せることなく、多くの人々に影響を与え続けています。
ファンクミュージックを語る上で欠かせない存在、それがウォーなのです。
それでは今回はウォーのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
ウォーのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:War – 『Love Is All Around』
第5位は、1976年にリリースされた8作目のアルバム『Love Is All Around』です。
知名度の低い作品ながらもこのアルバムは、ウォーの多様な音楽性を存分に楽しめる一枚であり、聴き返す度に新たな発見の多い作品です。
アルバムのタイトル曲である”Love Is All Around”は、ヘヴィなグルーヴと心に響く歌詞が特徴的で、ウォーのメッセージ性を象徴しています。
続いて、ナッシュビル・ティーンズが最初に発表して以来、数多くのミュージシャンにカバーされたブルース・ロックの定番曲”Tobacco Road”は、彼らのブルースの影響を感じさせるアレンジが光る楽曲です。
また、”Home Dream”ではダウンホームなブルース調の曲で、このバンドの演奏力の高さを実感できます。
さらに、”Magic Mountain”は軽快でキャッチーなファンクサウンドが際立つ一曲で、ライブ感のあるダイナミックな演奏が楽しめます。
そして、”A Day in the Life”はビートルズの名曲のカバーで、次の”Paint It Black Medley”はローリング・ストーンズのカバー曲です。
LP盤ではB面がビートルズとストーンズのカバーで締められていまいした。
『Love Is All Around』は、ウォーが持つ音楽的な幅広さを堪能できるアルバムです。
ファンクやソウル、ブルースに特区など、彼らの多ジャンルにわたる魅力が詰まったこの作品です。
第4位:War – 『Deliver the Word』
第4位は、1973年にリリースされた6作目のアルバム『Deliver the Word』です。
このアルバムは、過去作以上に洗練された音楽性と心地よいグルーヴ感が特徴で、ウォーの音楽的進化を象徴する一枚です。
アルバムの冒頭を飾る”H2Overture”は、哀愁漂うサックスやフルートをメインとした穏やかな曲調から始まり、途中からウォーらしいファンク曲に変化して、また穏やかに戻るインスト曲です。
ファンクだけではないウォーの幅広い音楽性が感じられる1曲です。
“In Your Eyes”は、ユーモラスなメロディーを持った曲で、ボーカルも語りや叫び声まで入った多様性を感じさせる曲調です。
“Gypsy Man”は、情熱的なギターと躍動感のあるリズムセクションが印象的な楽曲です。
この曲は約11分にわたる長編で、このバンドの高い演奏力を堪能できます。
“Me and Baby Brother”は、軽快でエネルギッシュなファンクナンバーです。
続いて、”Deliver the Word”は、タイトル曲にふさわしい深みのあるメロディが心に残るソウルフルな一曲です。
“Southern Part of Texas”は、ワウギターのイナタイ音から始まる正統派ファンク・ナンバーです。
アルバム最後の”Blisters”はダウンホームなブルース調のインストゥルメンタル曲で、バンドメンバーの卓越した技術が光ります。
『Deliver the Word』は、ウォーの音楽性の多様性と深みを存分に楽しめるアルバムです。
第3位:War – 『All Day Music』
第3位は、1971年にリリースされた4作目のアルバム『All Day Music』です。
このアルバムは、ファンク、ソウル、ラテン、ジャズといったさまざまな要素を融合し、聴く人をリラックスさせる独特のグルーヴ感が特徴です。
アルバムのタイトル曲であり、第一弾シングルとしてリリースされた”All Day Music”は、穏やかで心地よい雰囲気を持つ楽曲です。
アコースティックギターや柔らかなホーンセクションが印象的で、日常の中に音楽の喜びを見つけるというテーマが感じられます。
この曲はウォーの新しい方向性を示した象徴的な一曲です。
第二弾シングルとしてリリースされた”Slippin’ Into Darkness”は、深みのあるベースラインとリズムが際立つ楽曲です。
歌詞には社会的なメッセージが込められており、ウォーの音楽が単なるエンターテイメントにとどまらないことを示しています。
後の名曲”The Cisco Kid”に繋がるような曲調です。
他にも、”Nappy Head”はラテン音楽の影響を感じさせるリズミカルなナンバーです。
また、”That’s What Love Will Do”は、感動的なメロディとボーカルが特徴的で、バンドのソウルフルな一面を感じられます。
アルバム最後の”Baby Brother”は、エネルギッシュなブギー調の楽曲です。
『All Day Music』は、ウォーが持つジャンルを超えた音楽性を堪能できるアルバムです。
リラックスしたいときやじっくり音楽に浸りたいときにぴったりな一枚で、初めてウォーを聴く方にもおすすめです。
第2位:War – 『Why Can’t We Be Friends?』
第2位は、1975年にリリースされた7作目のアルバム『Why Can’t We Be Friends?』です。
本作は、ジャンルを超えた音楽性と社会的メッセージが詰まった一枚です。
このアルバムは、ファンク、ソウル、ロック、ラテン、ジャズといった多様な要素を巧みに融合し、聴く人を引き込む魅力を持っています。
第一弾シングルとしてリリースされた”Why Can’t We Be Friends?”は、レゲエからの影響も交えた軽快なリズムと親しみやすいメロディが特徴的な楽曲です。
この曲は、人種や文化の違いを超えた友情と平和をテーマにしており、その普遍的なメッセージが広く支持されました。
温かみのある歌詞のシンプルさが多くのリスナーに共感を呼び、ウォーの象徴的な楽曲となっています。
第二弾シングルの”Low Rider”は、ベースラインが際立つファンキーな楽曲で、アルバムの中でも特に人気の高い一曲です。
この曲は車文化をテーマにしており、そのリズミカルなグルーヴと特徴的なホーンセクションが親しまれています。
その他にも、”Heartbeat”はソウルフルなボーカルとリズムセクションが際立つ感動的な楽曲で、”In Mazatlan”はラテンの影響も受けたソウルフルな曲として耳に心地よいサウンドを提供します。
また、”Smile Happy”は、ジャズとファンクを融合させた軽快なナンバーで、バンドの演奏力が光る楽曲です。
“So”はロマンチックなムードが漂う楽曲で、アルバム全体のバランスを整える役割を果たしています。
『Why Can’t We Be Friends?』は、ウォーの音楽的多様性と社会的なメッセージが詰まった傑作です。
全体的に穏やかな曲調が多く、リラックスして聴くことが出来ます。
第1位:War – 『The World Is a Ghetto』
第1位は、1972年にリリースされた5作目のアルバム『The World Is a Ghetto』です。
このアルバムは、ファンク、ソウル、ジャズ、ロックといった多様なジャンルを融合させ、当時の社会情勢や人間性に対する深い洞察を音楽で表現しています。
アルバムはリリース直後に大きな成功を収め、ビルボードアルバムチャートで1位を獲得しました。
ウォーの音楽的なピークを示す名盤と言えるでしょう。
アルバムの冒頭を飾る”The Cisco Kid”は、軽快で親しみやすいリズムとキャッチーなメロディが特徴的な楽曲です。
この曲は、西部劇をテーマにした歌詞がユニークで、ウォーの遊び心が感じられる一曲です。
ホーンセクションの生き生きとしたアレンジと、グルーヴ感あふれるリズムが聴き手を引き込みます。
タイトル曲である”The World Is a Ghetto”は、このアルバムのハイライトとも言える楽曲です。
約10分にわたる壮大な構成で、イントロから心をつかむギターリフと、深みのあるメロディラインが印象的です。
歌詞には、都市生活の現実や社会問題への鋭い視点が込められており、聴くたびに新たな発見があります。
この曲は、ウォーの音楽が単なるエンターテインメントにとどまらず、メッセージ性を持つ作品であることを証明しています。
ちなみにこれを書いている僕自身も過去に、セッション仲間で急遽組んだバンドでこの曲を演奏したことがあります。
サックスをリーダーにした4人編成のバンドでした。
もちろん僕はギターを担当したのですが、スタジオでの事前リハーサルやライブ本番でも毎回ギターソロはアドリブで弾きました。
特にライブ本番では思いの外アドリブソロが上手く弾けた思い出です。
当日はフェンダーUSAのストラトキャスターを使ったのですが、ワウペダルも使ってオーバードライブで歪ませてジミヘン風のギターソロを意識して弾きました。
やはりこういったファンク・ロック系の曲調には、ジミヘン風のソロが一番合います。
そういったことも含めて思い入れのある曲です。
ちなみに超マニアックな情報なのですが、現代を代表するジャズファンク・バンドの1つ、ソウライヴが1999年の結成間もない時期のライブでこの曲をカバーしていたことがあります。
しかもゲスト入りで演奏していたのですが、そのゲストが弾くスライドギターの上手さと言ったら!
さて、そのスライドギターの名手とは?
それは…今やアメリカのジャム・バンド・シーンを代表するミュージシャンにまで上り詰めたデレク・トラックスでした!
当時まだ若手だったデレク・トラックスがソウライヴのライブにゲスト出演してこの”The World Is a Ghetto”を一緒に演奏していたんです。
近年では「世界三大○○」好きのここ日本では、「ジェフ・ベック、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ」に変わってジョン・メイヤーとジョン・フルシアンテとこのデレク・トラックスが「新・世界三大ロック・ギタリスト」とギター雑誌で選ばれていましたね。
そんなデレク・トラックスが、ジョン・メイヤーと同じくトモ藤田さんに師事したエリック・クラズノー(ソウライヴのギタリスト)と1999年に既に共演していたことは、おそらくよっぽどのジャム・バンド好きしか知らないような情報ではないでしょうか?
そういったマニアックな内容を僕がこのブログで発信していたことを「お、このブログ書いてる奴もなかなかマニアックな情報知ってるんだな!」と知っていただけたならありがたいことです。
さて話を戻しますと他にも、”Four Cornered Room”は、ムーディーでダークな雰囲気を持つ楽曲で、このバンドの音楽的な幅広さを感じられます。
また、”Where Was You At”は、アップテンポでエネルギッシュなナンバーとしてアルバム全体のアクセントとなっています。
“City, Country, City”は約13分におよぶインストゥルメンタルで、ジャズとラテンの要素が見事に融合した壮大な楽曲です。
こういった曲を聴くと、ウォーもまたジャム・バンドが育まれたアメリカのバンドなんだな~と感じますね。
『The World Is a Ghetto』は、ウォーの音楽性と社会的なメッセージが見事に融合した傑作です。
時代を超えて愛され続けるこのアルバムは、ファンクやソウル好きの方だけでなく、深みのある音楽を求めるすべてのリスナーにおすすめです。
このアルバムを通じて、ウォーの真髄をぜひ体感してください。
そしてファンク・ロック系のバンドをやっている方には、”The World Is a Ghetto”をぜひカバーしてもらいたいです。
特にギタリストにとっては、アドリブソロの弾きがいのある名曲ですよ♪
ちなみにジョージ・ベンソンが1977年のアルバム『In Flight』で”The World Is a Ghetto”をギターインストの形式でカバーしています。
途中でコーラス部分を歌ってはいるものの、基本はベンソンの卓越したギタープレイを中心にしたフュージョン・アレンジで披露されています。
また本作は、CD4枚組でリリースされた50周年記念盤もリリースされているので、そちらもおすすめです!
以上、【War(ウォー)のおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
今回ご紹介したウォーのおすすめアルバム5作品を通じて、彼らの音楽的な多様性や深いメッセージ性、そしてジャンルを超えた独自のサウンドを感じていただけたのではないでしょうか。
ファンクやソウル、ジャズ、ロック、ラテンといった要素を自在に操りながら、聴く人の心に響く音楽を生み出し続けたウォーの魅力は、時代を超えて色あせることがありません。
これらのアルバムは、初めてウォーを聴く方にも、長年のファンの方にも改めてその魅力を発見する機会を与えてくれる作品ばかりです。
音楽で心を解放し、多文化や多様性の素晴らしさを感じられるウォーの世界を、ぜひ楽しんでみてください。
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