
2025/02/18
ファンカデリックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!

【第151回】おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご介シリーズ
ジョージ・クリントン率いる最凶のファンク・バンド、ファンカデリック(Funkadelic)のおすすめアルバムをご紹介!
【おすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介シリーズ】の第151回です。
さて今回は、ジョージ・クリントン率いる最凶のファンク・バンド、ファンカデリック(Funkadelic)のおすすめアルバムを5枚選んでご紹介します。
ファンカデリックの紹介
ファンカデリックは、ジョージ・クリントンを中心に結成されたアメリカの伝説的ファンク・バンドで、1960年代後半から80年代にかけて音楽シーンに多大な影響を与えました。
彼らは、サイケデリック・ロック、ソウル、R&B、そして特有のファンク・サウンドを融合させた独自のスタイルで知られています。
特に、同時期に活動していた姉妹グループ「パーラメント」との連携で、”Pファンク”(パーラメントとファンカデリックの作るファンク音楽の総称)の象徴的存在として名を馳せました。
ファンカデリックの代表的なアルバムには、『Maggot Brain』や『Free Your Mind… and Your Ass Will Follow』、『Cosmic Slop』などがあります。
特に『Maggot Brain』は、10分以上に及ぶ表題曲”Maggot Brain”が収録されており、エディ・ヘイゼル(Eddie Hazel)の魂を揺さぶるギター・ソロが圧巻の名盤です。
ヘイゼルはファンカデリックの初期を支えたギタリストで、その革新的なプレイスタイルは、後の多くのギタリストたちに影響を与えました。
1970年代中盤には、エディ・ヘイゼルに代わりゲイリー・シャイダー(Garry Shider)がバンドの中心的なギタリストとして活躍しました。
シャイダーは「ディアパーマン」(オムツ姿でのパフォーマンス)というユニークなステージ衣装でも知られ、彼のソウルフルで情熱的なギター・プレイがファンカデリックの音楽に新たな彩りを加えました。
さらに、ファンカデリックの後期にはマイケル・ハンプトン(Michael Hampton)、通称キッド・ファンカデリックがギタリストとして参加しました。
ハンプトンは10代でバンドに加入し、”Maggot Brain”をライブで再現するパフォーマンスが注目されました。
彼の卓越した技術とパワフルなプレイは、ファンカデリックのサウンドをさらに進化させました。
ファンカデリックは、単なるバンドにとどまらず、音楽そのものの可能性を広げた存在です。
ファンカデリックのユニークなサウンド、斬新なコンセプト、そしてメンバーそれぞれの卓越した才能が融合し、今なお多くのアーティストやファンに影響を与え続けています。
ファンク・ミュージックの魅力を知りたい方は、ぜひファンカデリックの音楽をチェックしてみてください。
それでは今回はファンカデリックのオリジナル・アルバムから僕が好きな作品を5枚選んでランキング形式でご紹介します。
ベスト盤やコンピレーション・アルバムにライブ盤は除外しています。
まずは第5位からどうぞ。
ファンカデリックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!
第5位:Funkadelic – 『Hardcore Jollies』
第5位は、1976年にリリースされた9作目のアルバム『Hardcore Jollies』です。
本作は、ファンカデリックのファンク・サウンドと実験的な音楽性が詰まった傑作です。
このアルバムは、ジョージ・クリントン率いるファンカデリックがワーナー・ブラザーズ移籍後に発表した最初の作品であり、彼らの音楽的な多様性と進化を感じさせます。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのボーカリスト、アンソニー・キーディスもお気に入りの作品としてこのアルバムを挙げており、アンソニー自身も大きな影響を受けたと語っています。
シングルとしてもリリースされていたアルバムのオープニングを飾る”Comin’ Round the Mountain”は、エネルギッシュでファンキーなナンバーで、アルバム全体のトーンを決定づける楽曲です。
エディ・ヘイゼルがトレードマークでもあるフェイザーを効かせた凄まじいギターソロを弾いているのですが、
次の”Smokey”はスムーズでメロウな雰囲気を持ちながらも、独特のグルーヴを展開しています。
この曲もシングルカットされています。
“If You Got Funk, You Got Style”は、タイトルの通りファンクのエッセンスを凝縮した楽曲で、聴いているだけで体が自然と動き出してしまうような魅力があります。
シングル盤”Comin’ Round the Mountain”のB面にも収録されていました。
タイトル曲の”Hardcore Jollies”は、マイケル・ハンプトンの大胆で力強いギター演奏が特徴です。
また、”Soul Mate”はロマンティックでソウルフルな楽曲です。
ジョージ・クリントンの独特のヨレたボーカルがクセにんばりそうです。
“You Scared the Lovin’ Outta Me”は、パワフルなボーカルと緊張感のあるリズムが融合した魅力的な一曲です。
アルバム最後の”Adolescent Funk”は、マイケル・ハンプトンのギターとバーニー・ウォレルのエレピが交差しあうインスト曲です。
また本作には1973年にリリースした曲”Cosmic Slop”のライブバージョンも収録されており、1976 年の Pファンク・アース・ツアーのリハーサルで録音されました。
マイケル・ハンプトンのギターが暴れ回っており、まさに最凶のファンク・ギターを披露しています。
このギターソロがあまりにも素晴らしいため、本作に収録されたのでしょう。
本作は、ジョージ・クリントンのプロデュース力と、ギタリストのマイケル・ハンプトンやゲイリー・シャイダーの卓越した演奏力によって生み出された、ファンクとロックの完璧な融合を体現しています。
音楽的な実験精神と、ダンスフロア向けのキャッチーなグルーヴのバランスが絶妙です。
ファンカデリックの『Hardcore Jollies』は、ファンクの真髄を楽しめる一枚であり、ロックギターとファンクのリズムが混じりあった名盤です!
第4位:Funkadelic – 『Cosmic Slop』
第4位は、1973年にリリースされた5作目のアルバム『Cosmic Slop』です。
本作は、ファンクとサイケデリック・ロックが見事に融合した傑作です。
このアルバムは、バンドの音楽性がさらに進化し、より多様なスタイルが取り入れられた作品として評価されています。
表題曲である”Cosmic Slop”は、アルバムの中心となる楽曲で、貧困や宗教をテーマにした深い歌詞と、キャッチーなリズムが融合した名曲です。
この曲は、ジョージ・クリントンのプロデュース力とバンドの演奏力が光る一曲で、多くのファンから愛されています。
先にもご紹介していましたが、後に『Hardcore Jollies』にライブバージョンで再収録されます。
アルバムのオープニングを飾る”Nappy Dugout”は、リズミカルなグルーヴが心地よい楽曲です。
2曲目の”You Can’t Miss What You Can’t Measure”では、ソウルフルなメロディとファンクの要素が見事に調和しています。
一方で”March to the Witch’s Castle”は、戦争の後遺症を描いた重厚な楽曲で、メッセージ性の強い一曲です。
ゲイリー・シャイダーの泣きのギターが堪りません。
“Let’s Make It Last”は、ゲイリー・シャイダーとロン・ビコフスキーのギターが交差するスローでロマンティックなトラックで、アルバムの中で異彩を放つ楽曲です。
“No Compute (Alias Spit Don’t Make No Babies)”はユーモアと鋭い批判を兼ね備えたファンクナンバーで、”Trash A-Go-Go”では、ファンカデリックらしい自由奔放なエネルギーを感じられます。
アルバムの最後を締めくくる”Can’t Stand the Strain”は、感情豊かなボーカルとギターが際立つ楽曲です。
『Cosmic Slop』は、社会的なテーマと音楽的な創造性を融合させたアルバムで、ファンカデリックの魅力を存分に味わえる作品です。
ファンクとサイケデリックの両方の要素が好きな方には、ぜひ一度聴いていただきたい一枚です!
第3位:Funkadelic – 『Standing on the Verge of Getting It On』
第3位は、1974年にリリースされた6作目のアルバム『Standing on the Verge of Getting It On』です。
本作は、ファンカデリックのエネルギッシュな演奏と革新的なファンク・ロックが詰まった名盤です。
この作品は、ギタリストのエディ・ヘイゼルがソングライティングに大きく貢献し、そのギターのテクニックと感性が存分に発揮されています。
彼の復帰によって、ファンカデリックの音楽性がさらに洗練され、よりパワフルなものとなりました。
アルバムを象徴する曲の一つである”Red Hot Mama”は、激しいギターリフとグルーヴィーなリズムが特徴的な曲です。
後にレッド・ホット・チリ・ペッパーズがバンド名を決める際にインスピレーションを得た曲としても知られています。
この楽曲は、ファンカデリックの自由奔放なエネルギーを感じさせる一曲です。
2曲目の”Alice in My Fantasies”は、スピード感あふれるロックテイストが際立つ楽曲で、エディ・ヘイゼルがギターを弾きまくる曲です。
3曲目の”I’ll Stay”は、アルバムの中で異彩を放つスローバラードで、ソウルフルなメロディと感情豊かな歌詞が印象的です。
この曲はジャズ・トランペット奏者ロイ・ハーグローヴ率いるRHファクターが2003年にリリースしたデビューアルバム『Hard Groove 』にて、ディアンジェロをボーカルにフィーチャーしてカバーしたことでも有名です。
このバージョンは、オリジナルの美しさを保ちながら、モダンな解釈が加えられています。
表題曲”Standing on the Verge of Getting It On”は、ファンクとロックが融合したダイナミックなナンバーで、バンドの革新性を象徴する一曲です。
ちなみにこの曲は、僕の好きなオルガン系ジャム・バンドのオン・ザ・スポット・トリオがライブでよく取り上げていた曲でもあります。
オン・ザ・スポット・トリオは、ギタリストのダニー・メイヤーがメロディー部分を弾く歌なしのインストアレンジでカバーしていました。
せっかくなのでPファンク好きの方でもこれはなかなか知らないであろうマニアックな情報を挟んでみました。
ブート音源でしか聴くことが出来ないのでよっぽどジャム・バンドがお好きでなければこのことは知らないかと思います。
“Jimmy’s Got a Little Bit of Bitch in Him”は、ユニークで挑発的なタイトルと歌詞が話題を呼びました。
『Standing on the Verge of Getting It On』は、ファンカデリックの音楽的なピークを捉えた作品であり、ファンクとロックの境界を超えた創造性が詰まった一枚です。
エディ・ヘイゼルのギターワークとジョージ・クリントンのプロデュースが見事に融合した名盤です。
第2位:Funkadelic – 『One Nation Under a Groove』
第2位は、1978年にリリースされた10作目のアルバム『One Nation Under a Groove』です。
このアルバムは、ジョージ・クリントン率いるPファンクの哲学とグルーヴを完璧に体現しており、聴く者をダンスフロアへと誘う一枚です。
タイトル曲”One Nation Under a Groove”は、アルバムを象徴するアンセムで、キャッチーなリズムとポジティブなメッセージが多くのリスナーを魅了しました。
2曲目”Groovallegiance”は、滑らかなメロディとソウルフルなコーラスが際立つ楽曲で、リラックスしたグルーヴを楽しむことができます。
また、”Promentalshitbackwashpsychosis Enema Squad (The Doo Doo Chasers)”は、その長いタイトルと独特のアレンジが印象的で、バンドのユーモアと実験精神が感じられます。
さらに、”Into You”では、甘美でメロウなファンクを堪能でき、バンドの多彩な表現力に驚かされます。
特に注目すべきは、3曲目に収録された”Who Says a Funk Band Can’t Play Rock?!”で披露されるマイケル・ハンプトンのギターソロです。
この曲では、彼が圧倒的なテクニックと情熱的なフレーズでロックとファンクの壁を打ち破り、聴き手を別次元へと誘います。
ハンプトンのプレイは、ファンクバンドの枠を超えたダイナミズムを証明しており、ギター好きにとっては必聴の瞬間といえるでしょう。
アルバム最後の “Cholly (Funk Getting Ready To Roll!)”は、モジュレーション系のエフェクターを上手くかけたファンキーなギターカッティングがクセになる曲です。
本作ではアルバム全体を通して、ファンカデリックはファンクの枠を超えた創造性を見せつけています。
『One Nation Under a Groove』は、ダンスミュージックとして楽しめるだけでなく、社会的なメッセージや卓越した演奏技術も詰まった名盤です。
ファンク初心者から音楽通まで、多くの人におすすめしたい一枚です。
ちなみに発売当初はボーナス7インチEPが付属しており、そこにはあの名曲”Maggot Brain”の1978年ルイジアナでのライブ音源が収録されていました。
今では普通に国内盤CDにはボーナストラックとして追加収録されています。
さらに国内盤CDには “One Nation Under a Groove”の16分48秒にも及ぶロングバージョンの「12インチ・ヴァージョン」までもが収録されています。
アルバムバージョンではカットされているマイケル・ハンプトンの凄まじいギターソロは必聴です!
第1位:Funkadelic – 『Maggot Brain』
第1位は、1971年にリリースされた3作目のアルバム『Maggot Brain』です。
本作もファンクとサイケデリック・ロックを融合させた名作です。
このアルバムは、ジョージ・クリントン率いるファンカデリックの独創性が際立ち、多くのリスナーに衝撃を与えました。
収録曲それぞれが個性的で、ファンクの枠を超えた多様な音楽表現を楽しむことができます。
アルバムのタイトル曲である”Maggot Brain”は、その中でも特に印象的な楽曲です。
この10分を超えるインストゥルメンタルは、エディ・ヘイゼルのギター演奏が中心となっています。
ジョージ・クリントンが「母親の死を想像して演奏してほしい」と語りかけたことで生まれたヘイゼルのギターソロは、深い悲しみと美しさが織り交ぜられた感動的なパフォーマンスです。
ヘイゼルの演奏は、単なる技術的な巧みさを超え、リスナーの心に直接訴えかけるような表現力に満ちています。
“Maggot Brain”は、ファンクロック史に残る名演とされ、ファンカデリックの音楽の頂点ともいえる楽曲です。
“Maggot Brain”とは打って変わって、アルバムからの第一弾シングルとしてリリースされた”You and Your Folks, Me and My Folks”は、社会的なメッセージを込めたファンクナンバーです。
シンプルながら力強いメロディと、ソウルフルなボーカルが魅力的です。
続く第二弾シングル”Can You Get to That”は、アコースティックな響きドゥーワップ風のコーラスが特徴で、親しみやすいリズムが耳に残る楽曲です。
60年代の香りが残った曲ですね。
また、第三弾シングル”Hit It and Quit It”は、ファンカデリックらしいエネルギッシュなファンクロックで、キーボードとギターの掛け合いが印象的です。
“Super Stupid”では、ハードロック的なギターリフが炸裂し、バンドのロック的側面が存分に発揮されています。
エアロスミスが演奏していても違和感ないようなヘヴィロック曲です。
9分42秒にも及ぶ”Wars of Armageddon”は、自由な即興演奏と独特のサウンドエフェクトが融合した実験的な楽曲で、アルバムの締めくくりにふさわしいカオスを展開しています。
『Maggot Brain』は、ファンカデリックの音楽的ビジョンが凝縮されたアルバムで、エディ・ヘイゼルのギタープレイが輝きを放つ作品です。
ファンクロックのファンだけでなく、幅広い音楽好きにおすすめの一枚です。
名曲”Maggot Brain”の凄まじいライブバージョンが聴けるライブ盤『Live: Meadowbrook, Rochester, Michigan 12th September 1971』もおすすめです!
以上、【ファンカデリックのおすすめアルバムを5作品選んでランキング形式でご紹介!】でした。
今回ご紹介したファンカデリックのアルバムは、どれも革新的で、彼らの音楽が持つ無限の可能性を感じさせてくれるものばかりです。
『Maggot Brain』の深い感情を込めたギターソロや、『One Nation Under a Groove』のダンスフロアを席巻するグルーヴ、『Standing on the Verge of Getting It On』のロックとファンクの見事な融合など、各アルバムが持つ個性はどれも一級品です。
それぞれの作品が、ファンクとロックの枠を超えた音楽的な冒険を提供しており、何度聴いても新たな発見があります。
ファンカデリックのアルバムは、音楽の歴史において欠かせない存在であり、これからも多くのリスナーに影響を与え続けることでしょう。
ぜひ、彼らの音楽を通して、ファンクの魅力を再発見してみてください。
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