カテゴリー:Music

2019/10/17

【ファンクおすすめの名盤シリーズ⑧】絶対に聴くべきファンクおすすめのライヴ盤5選

【ファンクおすすめの名盤シリーズ⑧】

シリーズ第8弾はジェームス・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーン等おすすめのライヴ盤を5枚選んでご紹介します。

毎回ファンクバンドを1つ選んで作品をご紹介する【ファンクおすすめの名盤シリーズ】なのですが、今回は初めて複数バンドの名盤をご紹介したいと思います。

 

そう思い立ったのは、ちょうど前回のブログ記事で【ニューソウル系R&Bおすすめのライヴ盤3選】というのを書いていたのですが……

 

ニューソウル系R&Bおすすめのライヴ盤3選

R&B/ソウルだけでなくファンクのライヴ盤もご紹介したいなって思いました。

 

これまでこのシリーズでは1アーティストの作品群の中で、ファンキーなアルバムをまとめて2~4枚ご紹介するスタイルだったのですが、今回は複数アーティストから1作品を選ぶ形式に変えました。

 

というのは、例えばアース・ウィンド&ファイアーの名盤をまとめる記事を書く場合に1枚だけライヴ盤を混ぜるよりも、全てをスタジオ盤で揃えたいなと思い、「それなら色んなファンク・バンドのライヴ名盤をまとめよう!」と思いつきました。

 

というわけで、今回は5アーティスト各1枚ずつおすすめのライヴ盤をご紹介したいと思います。

 

基本的にこの記事を書いている僕自身がライヴ盤が好きだということもありまして、やはりファンクもライヴ演奏を聴くのが一番かっこいい!と思っています。

 

その中でも特に僕が好きなファンク・ミュージシャンのライヴ盤を5作品選びました。

 

それでは、そのライヴが行われた年代の古い順からご紹介したいと思います。

 

 

絶対に聴くべきファンクおすすめのライヴ盤①
Sly & The Family Stone – 『The Woodstock Experience』

ファンク・バンドの始祖スライ&ザ・ファミリー・ストーンが1969年の伝説のウッドストック・フェスティバルに出演した際の音源をまとめた作品です。

 

スライのこの時のライヴは、ジミ・ヘンドリックスやサンタナと同じように伝説と語り継がれています。

 

『ウッドストック~愛と平和と音楽の3日間』という映像作品にその時に演奏された”I Want to Take You Higher”の名演が収録されています。

 

 

僕が最初にスライを聴いたのは10代の頃にジャケ買いした『Anthology』だったのですが……

 

 

 

スライがウッドストックに出ていたのは知らずにジミヘン目当てで映像作品を観ました。

 

その映像作品で観た”I Want to Take You Higher”の名演があまりにも衝撃的で、「スライのライヴってこんなに熱かったんだ!」と感動しました。

 

これはいつでも聴けるように音源も欲しい!と思ったのですが、当時はどこを探してもCDが見つからず諦めかかっていました。

 

しかし大学生の時にたまたまバイト先にスライが好きな先輩がいて、その人がウッドストック・フェスティバルのフル音源をCD-Rで焼いてくれました。

 

その人がどうやって手に入れたのか?よくはわかりませんが、その後はずっとそのCD-Rを聴きまくっていました。

 

それから何年か経って、2009年になりようやく公式でCDが発売されました。

 

それがこの『The Woodstock Experience』というアルバムなのですが……なんとスタジオ作品の『Stand!』と抱き合わせの2枚組BOXセットという、なかなかあくどい売り方がされています。(笑)

 

はっきり言ってディスク2のウッドストック・フェスティバルだけが欲しいところです。(笑)

 

でも先輩からもらったCD-Rよりも、さすがにこちらの方が音質が良かったので購入しました。

 

これでようやく僕はスライのウッドストック・フェスティバルを聴くことが出来るようになりました。

 

ちなみに”I Want to Take You Higher”だけでなく、1曲目の”M’Lady”からフルスロットルで熱いライヴが始まります!

 

フレディ・ストーンの弾くリフがかっこいい”Sing a Simple Song”に、シンシアのトランペットやジェリー・マティーニのサックスをフィーチャーした”You Can Make It If You Try”に、オーディエンスの手拍子が盛り上がる名曲”Everyday People”と続きます。

 

そして最初の山場は5曲目の”Dance to the Music”でやってきます!

 

さすがスライを代表する楽曲だけあって、バンドの演奏も熱くなっています!

 

オーディエンスの手拍子とグレッグ・エリコのドラムのビートが重なり、会場全体に風穴が空きそうな勢いです!

 

そのまま”Music Lover”と”Higher”と『Dance To The Music』収録曲のメドレーに移ります。

 

オーディエンスも一緒になって「ハイヤー!」と叫び一体感が増しています。

 

大歓声の中、スライのウッドストック・フェスティバルを代表する名演”I Want to Take You Higher”が始まります。

 

その後は『Life』に収録されていたシングル曲”Love City”に移り、最後は当時の最新アルバム『Stand! 』から表題曲の”Stand! “で締めくくられます。

 

正直に言いますと、今回ご紹介する5バンドの中では本作のスライの演奏力は一番低いと言わざるを得ません。(ていうか、他のバンドが上手すぎるんですが……。)

 

しかし音楽の良さって、楽器のテクニックが全てではない!と本作を聴いていると感じることがあります。

 

「Funk」という音楽が市民権を得る前の、ファンク黎明期の偉大なバンドとしてスライのウッドストック・フェスティバルを聴いてみましょう。

 

 

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おすすめ曲は、#1 #5 #7 #9

絶対に聴くべきファンクおすすめのライヴ盤②
James Brown – 『Love Power Peace』

ミスター・ハードワーキンことジェームス・ブラウンには数多くのライヴ名盤が存在しています。

 

特にアポロシアター・シリーズや『Revolution of the Mind』の完成度の高さは、さすがファンクの始祖!と言ったところなのですが……

 

敢えて僕は1992年になって発売されたパリのライヴ盤を推したいと思います。

 

1971年のライヴ演奏を収録したこの『Love Power Peace』を僕が好きな理由は……ギターです!

 

僕は自分でもギターを演奏するのですが、そもそも僕がギターを弾きたくなった一番の理由が「ファンキーな16分のカッティングを弾いてみたい!」でした。

 

おそらく多くの人は「派手なギターソロを弾きたい!」とか「ポップス曲を弾き語ってみたい!」といった理由でギターを始めるかと思います。

 

どちらも素晴らしい理由だと思いますが、僕は最初からギターカッティング弾きたい!でした。

 

最初こそニルヴァーナの”Smells Like Teen Spirit”を弾いて練習していたのですが、「やはりギターカッティングと言えばファンクだな!」と思い、それからスライやジェームス・ブラウンに興味を持つようになりました。

 

その中でもこの『Love Power Peace』には心を奪われました!

 

本作は初めてブ-ツィ・コリンズとキャットフィッシュ・コリンズの兄弟が参加したJBのライヴ盤としてリリースされたものです。

 

弟のブーツィがブリブリとベースを弾く横で、お兄ちゃんのキャットフィッシュがリードギターを弾きます!

 

ギターにはもう一人、チーズマーティンも参加しているのですが、キャットフィッシュの方が目立ちます。

 

しかもリードギターといってもジャズやハードロックのようなシングルノートの速弾きでソロを弾くのではなく、あくまでリズムギターの延長線上のようなソロを披露しています。

 

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これこそがまさに僕の好きなギターカッティングなんです♪

 

特にグラント・グリーンもカヴァーしたインスト・ファンクのクラシック・ソング”Ain’t It Funky Now”のキャットフィッシュのギターソロは堪りません♪

 

これはまるでキング・カーティスの『Live at Fillmore West』の”Changes”でコーネル・デュプリーが弾いているギターソロのようでもあります。

 

その他にもボビー・バードとの「ゲロッパ」のやり取りでお馴染みの”Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine”や、キレッキレのギターカッティングが聴ける”It’s a New Day”に、単音カッティングのお手本のような”Give It Up or Turnit a Loose”や”Super Bad”に”Get Up, Get into It, Get Involved”等の曲でキャットフィッシュのギターが暴れまわっています!

 

バラード曲が多めなのが少しダレますが……

 

とにもかくにもキャットフィッシュ・コリンズを聴いて欲しい、ギター好きに最もおすすめのJBのライヴ盤です♪

 

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おすすめ曲は、#3 #5 #7 #10 #14 #15

ちなみに2016年に完全盤もリリースされました。

 

 

 

絶対に聴くべきファンクおすすめのライヴ盤③
Earth, Wind & Fire – 『Gratitude』

アース・ウィンド&ファイアーの1974年~1975年のライヴを収録した『Gratitude(灼熱の狂宴)』です。

 

CD2枚組の構成で(元はLP2枚組)[Disc 2]の”Sunshine”からはスタジオ録音の新曲に代わります。

 

ただこのスタジオ録音曲も”Sing a Song”や、ディアンジェロがカヴァーした”Can’t Hide Love”等の名曲も含まれているので聞き逃しできません!

 

しかし何と言っても本作の魅力は”Africano/Power”から始まる熱狂のファンク・ライヴです!

 

アル・マッケイのギターカッティングもさることながら、やはりアースと言えば抜群のアンサンブルが聴きどころですね。

 

今回ご紹介する5バンドの中でもNo.1と言っても良い程の演奏力の高さが魅力です♪

 

ラムゼイ・ルイスの1975年のアルバム『Sun Goddess』に提供されたジョン・リンドとモーリス・ホワイトの共作曲”Sun Goddess”のアースのライヴ演奏が聴けるのも魅力です。

 

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キレッキレのアル・マッケイのギターカッティングを聴けます♪

 

その後もバラード曲を挟みつつ、ワウギターがウネる”Sing A Message To You”や、ファンク・ロック曲”Shining Star”に、壮大なアフリカン・ファンク曲”New World Symphony”等、当時のアースのライヴがいかに凄かったのかを伝えてくれます。

 

 

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おすすめ曲は、[Disc 1]#2 #5 #7
[Disc 2]#1 #2 #5 #9

絶対に聴くべきファンクおすすめのライヴ盤④
Average White Band – 『Person To Person』

今回唯一の白人ファンク・バンドのアヴェレージ・ホワイト・バンドです。

 

スコットランド出身のアヴェレージ・ホワイト・バンドが1976年にリリースした2枚組ライヴ盤『Person To Person』は、マーヴィン・ゲイやリオン・ウェアのカヴァーも含む白熱のファンク・ライヴです!

 

ちょっとした「ビートの軽さ」こそ感じますが……しかしこれをファンクと言わずして何というか?と言ったところです。

 

[Disc 1]の1曲目”Person To Person”や2曲目の”Cut The Cake”で聴けるギターカッティングの粘り具合はファンクしています!

 

また彼らの楽曲の中で最も有名な代表曲”Pick Up The Pieces”は、なんと18分19秒にも及ぶ長尺バージョンで収録されています。

 

フェイザーの掛かったシュワシュワ音のギターのイントロも長めに弾いています。

 

サックスソロやギターソロに、ベースソロやドラムソロまでも、余すところなくこの曲で遊びつくしています!

 

日本のファンク・セッションでも大人気のこの曲がやはりこのライヴ作品の一番の聴きどころでしょう♪

 

当時の最新アルバム『Soul Searching』に収録されていた”I’m The One”と”Love Your Life”の2曲もライヴで取り上げらあれています。

 

アルバム最後にマーヴィン・ゲイの歌った名曲”I Heard It Through The Grapevine”を持ってくるのも憎い演出です。

 

もちろんファンクにアレンジして演奏しています♪

 

白人だからファンク出来ない?

 

そんなことはありません。

 

この後にご紹介するパーラメントのジョージ・クリントンが、別バンドのファンカデリックで”Who Says a Funk Band Can’t Play Rock?!”と歌ったように、その逆も然、白人でもファンクは演奏できます!

 

 

 

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おすすめ曲は、[Disc 1]#1 #2 #5
[Disc 2]#1 #2 #3 #5

絶対に聴くべきファンクおすすめのライヴ盤⑤
Parliament – 『Live: P-Funk Earth Tour』

今回最後にご紹介するのは、ジョージ・クリントン率いるパーラメントの2枚組ライヴ盤『Live: P-Funk Earth Tour』です。

 

本作は1977年1月19日のロサンゼルス・フォーラムと同年1月21日のオークランド・コロシアムのライヴ音源から選曲されたアルバムです。

 

ジョージ・クリントンはもちろん、キーボード奏者のバーニー・ウォーレルにギタリストのゲイリー・シャイダーとマイケル・ハンプトン、ドラムのジェローム・ブレイリーと最強のメンバーが揃ったライヴ盤です!

 

またフレッド・ウェズリーやメイシオ・パーカーなどのJB組に、曲によってはブーツィ・コリンズも参加しています。

 

このアルバムがリリースされた翌年に亡くなってしまったシンガー兼ギタリストのグレン・ゴインズが参加しているのも貴重ですね。

 

全てがライヴ音源で構成されているわけではなく、先ほどのアースのライヴ盤のように所々でスタジオ録音曲が混じった変則的なライヴ盤になります。

 

[Disc 1]の4曲目”The Landing (Of The Holy Mothership)”と、[Disc 2]の1曲目”This Is The Way We Funk With You”と6曲目の”Fantasy Is Reality” の3曲がスタジオ録音です。

 

初期のCD盤では”Fantasy Is Reality” がカットされていたようなのですが、2009年に発売された日本盤の紙ジャケットCDでは復活しています。

 

僕の持っているのもそのCDです。

 

ただしアースのライヴ盤の”Sing a Song”や”Can’t Hide Love”と比べると、本作のスタジオ録音曲はそこまで重要ではありません。

 

それよりもジョージ・クリントンの独特の世界観が形にされた狂乱のファンク・ライヴにこそ本作の魅力が詰め込まれています。

 

ジェロームのドラミングがかっこいい”Do That Stuff”や、オーディエンスの盛り上がり具合が半端ない”Mothership Connection (Star Child)”にマイケル・ハンプトンのハードロックなギターソロが暴れまわる”Dr. Funkenstein”、会場のお客さんも含んで全員参加でファンクする”Tear The Roof Off The Sucker Medley”、そして再度ギターが暴れまわる狂乱のファンクロック”Night Of The Thumpasorus People”等、この時期のパーラメントのライヴの凄さを凝縮した名作です!

 

 

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Ryo
おすすめ曲は、[Disc 1]#1 #2 #3 #7
[Disc 2]#2 #3 #4 #5

 

 

以上、【ファンクおすすめの名盤シリーズ⑧ 絶対に聴くべきファンクおすすめのライヴ盤5選】でした。

 

今回はいつもと趣向を変えて【ファンクおすすめの名盤シリーズ】を書いてみました。

 

ライヴ盤好きの僕が好きなファンクのライヴ盤をアーティスト別で5枚選んでみました。

 

これで8回目となったこの【ファンクおすすめの名盤シリーズ】ですが、まだまだ続きます。

 

ぜひ今後もこのシリーズともども、こちらのブログも読みに来てください。

 

 

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