2023/08/15
必見!エアロスミスが大特集されたヤングギター2023年9月号
2023年1月にアルバム・デビュー50周年を迎えたエアロスミスを大特集したヤングギター2023年9月号を読もう!
今年に入ってからのエアロスミスの状況!
1973年1月に1stアルバム『Aerosmith(野獣生誕!)』がリリースされてから今年で50年が経ちました。
エアロスミスが結成されたのは1970年のことだったのでバンドが結成されてからは53年が経ちました。
エアロスミスでもアルバム・デビューまでに3年の下積み時代があったんですね…。
それはさておき、結成50周年を記念したライヴが3年前の2020年からアメリカのラス・ヴェガスで行われていたのですが、そのうちの数公演はコロナ禍の影響で度々延期されたりして大変だったようです。
しかし今年から状況も変わってきて、大きな会場でのライヴ・イベントが普通に開催されるようにはなりました。
そんな状況の中、今年4月半ば辺りにエアロスミスの公式サイトで謎のカウントダウンが行われていました。
僕はてっきり「ついに11年振りのニューアルバムがリリースされるかも!?」と淡い期待を抱きました。
今年はローリング・ストーンズもアルバムを出すみたいなので、同じタイミングでエアロスミスも新作をリリースしてくれたら最高の年になるな~とウキウキしていたのですが…結果は違いました。
5月1日にエアロスミスの公式X(旧Twitter)でフェアウェル・ツアーを行うことが発表されました。
PEACE OUT! After 50 years, 10 world tours, and playing for over 100 million fans… It’s time for one last go!
For more info visit: https://t.co/rsuutHrYmY pic.twitter.com/8HkmrQlIrn
— Aerosmith (@Aerosmith) May 1, 2023
“farewell”と言えば「さようなら」を意味します。
ついにエアロスミスも最後のツアーになるのか…と寂しく思いました。
しかしその後、最新のベスト・アルバムがリリースされることもアナウンスされました。
なんと!これを書いている同じ週の8月18日(金)に最新のベスト・アルバムがリリースされます。
ちなみに僕は7月の時点でCD6枚組のデラックス・エディションをAmazon限定メガ・ジャケット付きで既に予約購入済みです!
この最新のベスト・アルバムが手元に届くのをずっと楽しみに待っているのですが、今回は先に発売されたばかりのエアロスミスを大特集したヤングギター2023年9月号についてご紹介します。
エアロスミスを120ページ超で大特集したヤングギター2023年9月号はエアロスミス好きなら必見!
まずはこちらをご覧ください。
ヤングギター2023年9月号を購入したばかりの僕が雑誌を持っている謎動画です。(笑)
ちょっとしたショート動画を作ってみました。
こちらの動画にもありますように、本誌の写真などをこちらのブログに載せることは出来ませんが、エアロスミスについて書かれた内容について僕が読んだ感想をこちらでご紹介したいと思います。
①[HISTORY]結成から現在まで、野獣たちの歴史を振り返る!
まずはおおまかではありますが、ヤングギターはギターが主役の雑誌なのでジョー・ペリーを中心にしたエアロスミスの結成から現在に至るまでの歴史が書かれています。
エアロスミスの歴史が長いため全てのことに触れられているわけではありませんが、それでも9ページに及ぶ大容量なのでエアロスミス初心者さんにとっては濃い内容だと思います。
また1977年の初来日公演から今のところ最後となる2013年の来日公演の日程や主な内容が豪華な写真付きでご紹介されています。
これだけでも充実した内容ですが…今回のエアロスミス特集はそれだけではありません!
②[INFORMATION]究極のオール・タイム・ベスト、その中身とは?
ここで8月18日(金)にリリースされるグレイテスト・ヒッツのご紹介が挟まれています。
まぁ要は宣伝ですね。
しかし今回のヤングギターを購入する人は僕も含めて「エアロスミス大好き人間」のはず!?
6種類あるグレイテスト・ヒッツのうちどれかは購入してみてはいかがでしょうか?
もちろん僕は先にご紹介していた通りに6枚組デラックス・エディションを購入済みです。
③[INTERVIEW]歴史の目撃者たちが、熱く語る!
ここで元バックチェリーのキース・ネルソンと元ジギーの松尾宗仁さんによるエアロスミスについて熱く語られたインタビューが掲載されています。
僕は1999年~2000年の年越しにバックチェリーとMR.ビッグを前座に従えて行われたエアロスミスの”Millennium Final Countdown”と題されたライヴを観に行ったことがあるのですが、その時にエアロスミスの1stアルバムに収録されていた隠れた名曲”One Way Street”を演奏してくれて興奮したのを今でも覚えています。
今回のキース・ネルソンのインタビューでもキースがこの時にエアロスミスが”One Way Street”を演奏して興奮したと語っています。
またキースがエアロスミスの3rdアルバム『Toys In The Attic(闇夜のヘヴィ・ロック)』に収録されていた”Uncle Salty”をお気に入りの曲の1つとして選んでいました。
その理由が「変な曲だから好きだよ。」とのことです。
実は僕もずっと「風変わりな曲調だな~!?」と思っていました。
なんだかキースのインタビューを読みながら「そうそう、その通り!」なんていう勝手な共感を得ました。
④[DISCOGRAPHY]スタジオ盤、ライヴ盤及び重要ベスト盤を紹介!
お次はエアロスミスのディスコグラフィーをざっとご紹介した特集です。
とはいったものの、誌面に限りがあるためかコンプリートな内容ではありません。
日本でのみリリースされた激レアなミニ・アルバム『Vacation Club』について触れられていなかったり…
バラード曲を中心にエアロスミス流ラヴ・ソングを集めた謎のベスト盤『Tough Love: Best Of The Ballads』が忘れられていたりもします。
他にもおかしな箇所がいくつかありました。
エアロスミスがブルースの曲を中心にカバーした企画盤『Honkin’ On Bobo』をご紹介した部分で「なお、日本盤ボーナスには何故か前作の大ヒット曲”Jaded”が再収録」と書かれているのですが、これは当時”Jaded”がコカ・コーラのCMで使われていたからです。
『Music From Another Dimension!』の部分でジョー・ペリーのボーカル曲が3曲目の”Beautiful”と12曲目の”Freedom Fighter”と記載されていますが、実際には3曲目の”Beautiful”ではなく14曲目の”Something”の方です。
2006年にリリースされたベスト盤『Devil’s Got A New Disguise』に収録されている新曲が”Sedona Sunrise”のみ記載されていますが、”Devil’s Got A New Disguise”も新曲です。
…と、いくつか間違いを指摘させてもらいましたが、そういう僕もエアロスミスについて全てが間違いのない完璧な情報を知っているわけではありませんので参考程度に…。
⑤[GEAR]YG所蔵の写真アーカイヴから、時代を彩ったギター群を紹介!
今回のエアロスミス大特集の目玉はこれです!
50周年にちなんで、ヤングギターが所蔵しているジョー・ペリーのギター写真が一挙に50本掲載されています!
先ほどのディスコグラフィーのところでは「ここは間違っている!」なんて指摘しちゃいましたが、こちらのギター特集に関しては僕も知らなかったギターがいくつか掲載されていました。
もちろんこれまでに僕が実際にエアロスミスの来日公演を観に行ったときにジョーが使っていたギターや、過去の写真にMVで見かけて印象に残ったギターもいくつか掲載されていました。
やはりジョーの奥さんがプリントされたES-345風のセミアコや星条旗がプリントされた派手なレスポールは印象深いですね。
それと”Love in An Elevator”や”Eat The Rich”のMVでジョーが弾いていたブラックのレスポールも掲載されています。
このレスポールが一番ジョーに似合っていると思うのは僕だけではないはず!?
他にも”Draw The Line”でよく使うダン・アームストロングの透明ボディのギターや、『Just Push Play』のアルバム・ジャケットや”Jaded”のMVでも登場したグレッチのブラック・ファルコン!
このギターはかっこいいですよね♪
それにライヴDVD作品の『You Gotta Move』に収録されている”Fever”でジョーが弾いていたスパークル・ゴールド・フィニッシュのフェンダー・ストラトキャスターも掲載されています。
もちろんライヴの締めに演奏されることが多い”Sweet Emotion”でよく使っているレフティ用のストラトを改造して右利き仕様で使っているギターも掲載されています。
ちなみに本誌にも何度か書かれていましたが、ジョーは実は左利きです。
最初にギターを学ぶ時に教則レコードに沿って練習していたため右利きスタイルでギターを弾くようになったのだとか…。
そんなことってあるんですね。
僕は右利きなので逆にジミヘンみたいにレフティ・スタイルでギターを弾く事なんて全く出来ないので、どんな感覚かは想像もできないです。
また「ゴーキュー」の呼び名で名高い1959年製のレスポールも最後に掲載されています。
ジョーの「ゴーキュー」と言えば、一度手放した後にスラッシュがそのギターを手に入れて、その後ジョーの奥さんがスラッシュに何度か「そのギターをジョーに返して欲しい」と頼み込んだものが有名ですが、今回掲載されているのは別のシリアル・ナンバーが刻印されたもののようです。
さすがにジョー・ペリー・クラスになるとウン千万円の激レア超高級レスポールも複数本所有しているんですね。
さすがはロック界のスーパー・スターです!
ジョーのギター・コレクションは膨大な数に及びますが、50本も一気に掲載されているのが今回のエアロスミス特集の目玉なのは間違いありません!
⑥[ARCHIVE]本誌掲載のインタビュー記事を復刻!
50本のギター特集も最高でしたが、僕にとってはこちらの記事もありがたい読み物でした。
まだ僕がギターすら始めていなかった時代の1988年に掲載されていたジョーとブラッドへのインタビューが掲載されていて感激です!
更には2015年までのインタビューを年代順に19ページに渡って掲載されています。
ジョーとブラッドのギターに対する愛情をこれでもか!と堪能できる最高の内容です。
⑦[PLAYING ANALYSIS]名リフ・名ソロのスタイルを弾いて実感!
ここではジョーとブラッドのギター・プレイの特徴をエアロスミスの楽曲からフレーズを抜き出してタブ譜で掲載されています。
なんだかんだで僕もエアロスミス歴25年以上のそこそこのファンではありますが、実はエアロスミスの曲をライヴで演奏したことが一度もありません。
僕はこれまでに「グランジ→ブルース→ジャズ・ファンク→ネオ・ソウル」と演奏のスタイルを変更してきているのですが、そもそもハード・ロックを演奏したことがありませんでした…。
でもギターを試奏する際に”Mama Kin”や”Same Old Song And Dance”をよく弾くことがあります。
なぜか”Walk This Way”は弾かないのですが…。
あんなに特徴的なのにね。
せっかくなので今回の特集を読んで”Toys In The Attic”のリフを覚えようと思いました。
⑧[GUITAR SCORE]歴代のヒット・ナンバーをスコア化!
最後にエアロスミスを代表する名曲”Dream On”と”Sweet Emotion”と”Angel”のスコアが掲載されています。
なんだかバラード多めではありますが、これから「エアロスミスの曲を弾いてみたい!」といったギタリストにおすすめです♪
個人的には”Crazy”を掲載して欲しかったです。
以上が今回のエアロスミス特集の内容でした。
エアロスミスがお好きなら絶対に読んでおきたい内容ばかりですね♪
おすすめです!
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