※当サイトはアドセンス広告とアフィリエイト広告を利用しています。
記事内容に関しては公平さを心がけて書いております。
カテゴリー:Music

2019/10/29

ヘッドハンターズおすすめ4作品を聴いて極上のグルーヴに酔いしれよう♪

ハービー・ハンコックの名盤『Head Hunters』から独立したヘッドハンターズのおすすめ4作品をご紹介します。

鉄壁のリズム隊が織りなす極上のグルーヴに酔いしれよう♪

さて、今回は以前予告していたヘッドハンターズの作品をご紹介したいと思います。

 

つい5日程前にハービー・ハンコックのCBSジャズファンク期のアルバムを一気に6作品ご紹介していました。

 

ジャズファンク期のハービー・ハンコックのおすすめアルバム6選‼

その時に歴史的名盤『Head Hunters』もご紹介していたのですが……そのアルバムの録音に参加していたサックス奏者のベニー・モウピンにベーシストのポール・ジャクソン、パーカッション奏者のビル・サマーズが中心となって独立したバンドが今回ご紹介するヘッドハンターズというバンドです。

 

<スポンサーリンク>



 

ヘッドハンターズの独立

独立に際して、本来リーダーであるはずのハービーを抜いて、更にドラムを叩いていたハーヴィー・メイソンをマイク・クラークに交代して、ギタリストにブラックバード・マックナイトが参加しています。

 

ヘッドハンターズの初期メンバーは、ベニー・モウピン、ポール・ジャクソン、ビル・サマーズ、マイク・クラーク、ブラックバード・マックナイトです。

 

そこに1stアルバムのみゲストでハーヴィー・メイソンがパーカッションを担当しています。

 

このハービー抜きの独立に関してポール・ジャクソンはこのようにインタビューで答えています。

 

「ハービーのアルバム『Head Hunters』における”Watermelon Man”のアフリカンなアレンジはハービーではなく自分達他の参加ミュージシャンだった!」とのことでした。

 

恐らくそういったことも事実ではあると思うのですが……そういった人間関係だけの問題でもないように感じられます。

 

というのは、ヘッドハンターズのデビュー作のプロデューサーにはハービー・ハンコックの名前がクレジットされています。

 

仲違いしたのであればプロデュースすることもないだろうし、それにバンド名に『Head Hunters』を使うことも出来なかったと思います。

 

むしろハービーから許可を得て「バックバンドの自分達だけで続けてみたい!」といったところなんじゃないのかな~?と思います。

 

それにハービー自身はやはり元はジャズ・ミュージシャンなので、ポール・ジャクソンやビル・サマーズにマイク・クラークのようなファンク・ミュージシャンとは本質的には違っているんだと思います。

 

僕の個人的な考えでも独立1作目となる『Survival Of The Fittest』は、ハービー抜きだからこそよりファンクが強調されて名作になったんだと思います。

 

ここにハービーの洗練されたジャズ・マナーの鍵盤が入ると……アフロ・ファンクのノリと合わないような気がします⁉

 

なので、ハービーが敢えて身を引いて5人に『ファンク』を追及させたのかな?なんて思います。

 

そういったわけで、今回はヘッドハンターズのおすすめ作品4枚をリリースされた順番にご紹介したいと思います。

 

初期の2作品と、90年代の復活作、そして2003年の復活第二弾の4枚です。

 

 

The Headhunters – 『Survival Of The Fittest』

 

01.God Make Me Funky
02.Mugic
03.Here And Now
04.Daffy’s Dance
05.v
06.If You’ve Got It, You’ll Get It

 

アルバムの内容

1973年にハービー・ハンコックの『Head Hunters』がリリースされてから、およそ2年後の1975年にヘッドハンターズのデビューアルバムはリリースされました。

 

『Head Hunters』に参加していたベニー・モウピン、ポール・ジャクソン、ビル・サマーズを中心に、ドラムをマイク・クラークに代えてギターにブラックバード・マックナイトを迎え入れています。

 

今作ではハーヴィーメイスンはドラムではなくパーカッションで参加しています。

 

もし今の時代に、ヘッドハンターズというバンドを知らずにこのメンバーの名前を見てみると……なんとも豪華なメンバーですよね!

 

フュージョン/ジャズファンク最強のリズム隊が揃っている時点で、僕なら迷わずアルバムを「ネーム買い」します!(笑)

 

そんなスーパーグループとでも言うべきヘッドハンターズの1作目は、処女作にして最高傑作となりました!

 

残念ながらこれ以降のアルバムはどれもこの『Survival Of The Fittest』の出来に遠く及びません……。

 

しかし逆に言うと、この『Survival Of The Fittest』はハービーの『Head Hunters』と並んでも遜色ないような歴史的名盤のひとつに仕上がっています。

 

まぁ正確にジャンル分けをすると、もはや『ジャズ』ではなく『ファンク』なのですがね……。

 

その分、ブラックジャズ・レコードやトライヴ・レコードらへんのアフロ・スピリチュアル・サウンドがお好きな方や、ブラックバード繋がりでP-Funk好きな方にも幅広くおすすめ出来るアルバムです。

 

また本作に収録されている6曲は全てヘッドハンターズのメンバー全員で作曲されたものばかりです。

 

そういったところは、「ハービー抜きでも俺たちだけで出来るんぜ!」と言っているようでもありますね。

 

実際本作の6曲は、ハービーの鍵盤が入る余地もないようなアフロ・ファンク曲で占められています。

 

デビュー作の1曲目にしてヘッドハンターズの代表曲となった”God Make Me Funky”のドラムのイントロから始まるブラックバードのワウギターを聴けば、本作にはハービーの鍵盤が必要なかったことがわかります。(※ベニー・モウピンが曲によってはピアノを弾いているので完全に鍵盤なしではありません。)

 

ギターがメインテーマとなるリフを弾き始めて少し経つと、ポール・ジャクソンの存在感抜群なベースが登場します!

 

ヘッドハンターズに関してはベニー・モウピンのサックスやブラックバードのギターのような本来フロントマンであるべき楽器陣よりも、存在感の大きいポール・ジャクソンのベースこそが主役だと言えます。

 

この”God Make Me Funky”には歌詞もあるのですが、歌っているのはポール・ジャクソンになります。

 

ベースにリードボーカルに……完全にポール・ジャクソンがリードしていますね。

 

ちなみに女性コーラスは、ポインター・シスターズの3人です。

 

歌部分の2番が終わると、ベニー・モウピンのサックスソロがあります。

 

最初こそメロディアスに吹いていますが、途中からエレクトリック・サックスのエフェクターをオンにして、かなり激しい演奏が展開されていきます。

 

それにつられてブラックバードのギターもエクスプレッション・ペダルを用いて暴れ始めます!

 

「ベースにばかり負けてられないぜ!」といったところでしょうか。

 

しかしこの熱さこそが本作が名作である証拠です。

 

この1曲目だけでも本作を聴く価値は十分すぎる程なのですが、2曲目”Mugic”も更に熱い演奏が続きます。

 

先ほどハービーの『Head Hunters』での”Watermelon Man”のアフリカンなアレンジは、ハービー以外のメンバーで作り出したとポール・ジャクソンが語っていましたが……この曲”Mugic”はその路線をヘッドハンターズというバンドで証明して見せた曲だと言えます。

 

イントロでゲスト・ミュージシャンのジョイス・ジャクソンの吹くフルートの音色が、どことなく”Watermelon Man”のあのスイカ売りのメロディーに似てはいますが……その後パーカッションが入り乱れ激しいアフロ・ファンクが展開されていきます。

 

薄くフランジャーを掛けたようなシュワシュワ音でエキゾチックなリフを弾くブラックバードのギターが堪りません♪

 

次の3曲目”Here And Now”も狂喜乱舞のファンク絵巻が始まります!。

 

最初こそマリオン・ブラウンが演奏しそうなスピリチュアル・ジャズ風の神秘的なイントロなのですが……1分27秒辺りでブラックバードのギターカッティングを中心にアフロ・ファンク化していきます!

 

ここでもポール・ジャクソンのベースがブリブリと存在感を出し、フロントのベニー・モウピンを煽ります。

 

それにつられてここでもベニー・モウピンとブラックバードのギターが暴れまわります!

 

最初のバラード調はなんだったの?と思うぐらいに激しいグルーヴです!

 

しかし本作は聴く者に休む間を与えてくれません!

 

4曲目”Daffy’s Dance”は、ポール・ジャクソンのブリブリベースにブラックバードのワウギターが絡み合うかっこいいファンク・ナンバーです。

 

ここでやっとギターソロも登場します!

 

どことなくジェームス・ブラッド・ウルマーのようなフリーキーなフレーズもちらほら見られます。

 

後にブラックバードは、もはやメタル系ギタリスト!という具合に激しく歪ませたハードなプレイ・スタイルに変わってしまうのですが……この頃はアウト感覚も持ったジャズファンク系ギタリストと言った印象です。

 

怪しい雰囲気の5曲目”Rima”では再びジョイス・ジャクソンのフルートが登場します。

 

最後の6曲目”If You’ve Got It, You’ll Get It”は、イントロから様々な民族楽器が登場します。

 

ブラックバードがそれらの民族楽器陣とユニゾンでリフを奏でる中、ベニー・モウピンがマイルスの『Bitches Brew』でも聴かせてくれたあの不気味な音色のバスクラリネットを吹いています。

 

この曲にも歌詞があり、メンバー全員で歌う曲です。

 

後半には、ジミヘン風にファズで激しく歪ませたブラックバードのギターソロも登場します。

 

全6曲に一貫したテーマ性が感じられる統一感のあるアフロ・ファンク作品ですね♪

 

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、全曲です!

The Headhunters – 『Straight From The Gate』

 

01.Straight From The Gate
02.Mayonnaise
03.Ms. Wum Yum
04.Don’t Kill Your Feelings
05.Descending Azzizziuh (The Beginning Of A Dream)
06.I Remember I Made You Crazy
07.Pork Soda
08.Dreams
09.Silhouette

 

アルバムの内容

1977年にリリースされたヘッドハンターズの2作目『Straight From The Gate』には、新たにポール・ポティアンのキーボードが参加しています。

 

前作ではハービーが抜けた鍵盤抜きのバンドだったのですが、結局鍵盤が加入することになります。

 

そのためなのか……ハービー本人がいなくってもその存在感の大きさから別の鍵盤奏者が入ることで、どうしてもハービー・ハンコックのアルバムのように感じなくもないです。

 

しかも1曲目の”Straight From The Gate”から前作に合ったような激しいアフロ・ファンクではなく、キャッチーな歌ものファンクに変わっています。

 

ただボーカルは本職のデリック・ユーマンが参加してリードを歌っているので、歌唱力はあります。

 

しかしせっかくのヘッドハンターズというバンドが、まるでハービーの1975年の『Man-Child』や1976年の『Secrets』といったアルバムのように聴こえなくもないです。

 

フュージョン・ロックな”Mayonnaise”や、AOR的歌もの曲”Ms. Wum Yum”に、ブレッカー・ブラザーズ風ファスト・ファンク曲”Descending Azzizziuh (The Beginning Of A Dream)”と”Pork Soda、とろけるようなバラード曲”Dreams””等、前作以上に多彩な楽曲が収録されてはいますが……「結局尾このバンドで何がやりたかったの?」と疑問に感じてしまいます。

 

前作の二番煎じにならないように、新しいことをやろうとして失敗した……といったところでしょうか⁉

 

決して楽曲の質が低いわけでもなく、演奏陣のスキルが足りていないわけではないのですが……バンドとしての個性を失い、それと当時に各人の情熱も消えてしまったのでは?と感じます。

 

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、#2 #3 #5 #7

The Headhunters – 『Return Of The Headhunters』

 

01.Funk Hunter
02.Skank It
03.Watch Your Back
04.Frankie And Kevin
05.Premonition
06.Tip Toe
07.Two But Not Two
08.PP Head
09.Kwanzaa
10.6/8 – 7/8

 

アルバムの内容

ハービーの『Head Hunters』のジャケットでデザインされていたあのマスク姿のヘッドハンターズ達が、UFOから地上に降り立ったというコミカルなイラストや、全体的にポップにデザインされた本作は、2作目『Straight From The Gate』以降自然消滅していたヘッドハンターズの復活作になります。

 

21年ぶりとなる1998年に復活しました!

 

ブラックバードが抜け、その分をジョエル・キプニスのギターが補っています。

 

また1~3曲目と8曲目にはハービー・ハンコックがゲストで参加しています。

 

アルバムのライナーノーツなんかにはハービーと他メンバーの仲良く映っている写真が掲載されていますが、ハービーはあくまでもゲスト扱いです。

 

基本はやはりポール・ジャクソンとビル・サマーズにマイク・クラークという3人のリズム隊が主役のバンドです。

 

しかし復活作となったこの『Return Of The Headhunters』は、まるでハービーが1994年にリリースした『Dis Is Da Drum』に似ている気がしないでもないです……。

 

90年代に入って、2パックやノトーリアス・B.I.G.のヒットと共にヒップホップが市民権を得たことで、この時期のジャズミュージシャンの多くが新しいジャンル『ジャジー・ヒップホップ』に挑戦していた頃でした。

 

御大マイルスの最後のアルバムしかり、ブランフォード・マルサリスのヒップホップ・ユニットのバックショット・ルフォンクなんかもそうでしたね。

 

そういった時代性もありますが、もはや別のバンドになってしまっています……。

 

しかしゲストにパストリース・ラッシェンやザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズのリード・シンガーとして知られるエンディア・ダベンポート、更には90年代のヒップホップ・ブームの火付け役の1人ともいえるファーサイドのMCトレ・ハードソンなんかが参加した豪華なアルバムです。

 

もはやヘッドハンターズとしての原型は残っていませんが、それでもエンディアとトレが参加した3曲目”Watch Your Back”は、今の時代聴いてもオシャレなアシッド・ジャズ系の楽曲です。

 

それ以外にも9曲目の”Kwanzaa”なんかは、ユッスー・ンドゥールが歌いだしそうなアフリカンなインスト曲でかっこよかったりします。

 

ヘッドハンターズの復活作ではありますが……1作目の『Survival Of The Fittest』のような熱い展開は諦めて(笑)、流行りのアシッド・ジャズ/ジャジー・ヒップホップ物として聴きましょう。

 

悪いアルバムではないです!

 

ヘッドハンターズである必要性がないだけです!

 

……て、それじゃ~意味がないか。(笑)

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、#2 #3 #6 #9

The Headhunters – 『Evolution Revolution』

01.Hindewhu For You
02.Slick It
03.God Made Me Funky
04.Headhunting
05.BPM
06.Everything
07.Loft Funk
08.On The Shore Of Amore
09.Take No Prizzonerz
10.Gotta Be Strong
11.Woody Shaw
12.Fonkyfried (If The Bluenotes Don’t Gitcha)
13.Martell On The Rocks
14.Nutcracker
15.Yekola
16.Evolution Revolution

 

アルバムの内容

2003年にポール・ジャクソンとビル・サマーズとマイク・クラークを中心としたヘッドハンターズで制作された復活第二弾『Evolution Revolution』です。

 

何の捻りもないシンプル過ぎるジャケットに、16曲とやたら収録曲が多いだけのアルバムです。

 

以上でした。……じゃなくって(笑)

 

本作の”God Made Me Funky”の再演バージョンには、当時パパ・グロウズ・ファンクで活動していた山岸潤史さんがギターで参加していたりします。

 

その他にもトランペット奏者のニコラス・ペイトンやピアニストのビクター・アトキンズ等のゲスト・ミュージシャンの力を借りてヘッドハンターズのリズム隊が作り上げたアルバムです。

 

前作『Return Of The Headhunters』で目立っていたヒップホップの要素は消え、ブレイクビーツからパパグロ的現代風ニューオーリンズ・ファンクやコンテンポラリーなジャズ系に変化しています。

 

またニコラス・ペイトンがリードを吹く11曲目”Woody Shaw”なんかは、完全に『ジャズ』しています。

 

本当に別のバンドになってしまいましたとさ……トホホといった感じです。(笑)

 

『Survival Of The Fittest』のような熱さや統一感はなく、様々なゲストを迎え入れ色んな楽曲に挑戦してみた!といった雰囲気のアルバムです。

 

僕としてはまだ流行りのアシッド・ジャズ/ジャジー・ヒップホップをやっていた『Return Of The Headhunters』の方が、やろうとしているテーマは感じられたので好きだったりします。

 

今回ご紹介する4作品の中では一番おすすめ度が低くはなりますが……ただポール・ジャクソン、ビル・サマーズ、マイク・クラークの鉄壁のリウム隊による様々な演奏は悪くないので楽器を演奏する人にこそおすすめしたアルバムです。

 

 

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、#3 #4 #6 #10 #16

 

 

以上、【ヘッドハンターズおすすめ4作品を聴いて極上のグルーヴに酔いしれよう♪】でした。

 

何はともあれヘッドハンターズをこの記事で初めて知ったという方は、まずは『Survival Of The Fittest』を聴いてください!

 

デビュー作こそが最高傑作です!

 

僕としてはヘッドハンターズというバンドは、『Survival Of The Fittest』の路線を貫き通して欲しかったと思います。

 

でも他のアルバムも「ヘッドハンターズらしさ」が失われているだけで、楽曲の質が良くないわけでも演奏がダメなわけでもありませんので、『Survival Of The Fittest』を聴いてから他の作品にもチャレンジしてみて下さい。

 

 

<スポンサーリンク>



 

他に関連するお勧め記事

 

ザ・ヘッドハンターズの一員マイク・クラークが“プレスクリプション・リニューアル”名義で行ったライヴ盤『Live At the Fox Theatre』を聴こう♪
ハリケーン・カトリーナからの復興を支援したライヴ企画盤『Wade In The Water』を聴こう♪
V.S.O.P.クィンテット誕生のきっかけとなったハービー・ハンコックの『ニューポートの追想』を聴こう♪
Musicの一覧に戻る
<関連コンテンツ>
オリジナルLINEスタンプ『まめチキ君』『もじもじうさぎ もじたん』『陽気なサボテン・ムーチョ』販売中です。ぜひ買ってください。ガンガン使ってね。詳しくはこちらからご覧ください→

Related Articles

Quick Category

  • カテゴリー:Music
  • カテゴリー:Guitar
  • カテゴリー:Live
  • カテゴリー:Diary