2018/04/13
【ソウライヴとニュー・マスターサウンズが合体⁉おすすめの新アルバム】マタドール!ソウルサウンズのご紹介!
【Matador! Soul Sounds】Soulive+The New Mastersounds!?
ソウライヴのアラン・エヴァンスとニュー・マスターサウンズのエディ・ロバーツが組んだ新しいFunkバンドが遂にデビュー!
本日ニュー・マスターサウンズのおよそ4年振りのニューアルバム『Renewable Energy』の輸入盤がリリースされました。
そこで今回は、ソウライヴのリーダーでドラム担当のアラン・エヴァンスと、ニュー・マスターサウンズのリーダーでギタリストのエディ・ロバーツが、女性ボーカリスト2人をフロントに置いて新たに結成したバンド『Matador! Soul Sounds(マタドール!ソウル・サウンズ)』の先月リリースされたばかりのデビューアルバムをご紹介します。
『Matador! Soul Sounds』のデビューアルバム『Get Ready』
01.Get Ready
02.Stingy Love
03.Too Late
04.The State of Affairs
05.Anything for Your Love
06.Mr. Handsome
07.El Dorado
08.Cee Cee
09.Soulmaro
10.Covfefe
11.Theme for a Private Investigator
12.Computer Love
—-日本盤のみのボーナストラック—-
13.Ludvig
14.Move Move Move
バンドのメンバーは、ドラムがアラン・エヴァンスで、ギターはエディ・ロバーツなのは先述の通りです。
他にはギタリストのジミー・へリングのバンドでも活動している凄腕ベーシストのケヴィン・スコットと、オルガンのクリス・スパイズが楽器陣です。
フロントには、女性ボーカリストのキム・ドーソンとアドリアン・デ・レオンの2名がバンドに華を添えています。
この2名のボーカリストがいるところが、ソウライヴやニュー・マスターサウンズとの大きな違いと言えるでしょう。
バンドのメンバーは、オルガン奏者のクリス・スパイズ、その右隣がドラムのアラン・エヴァンス、シンガーの2名キム・ドーソンとアドリアン・デ・レオンにベーシストのケヴィン・スコット、そして一番右端で腕を組んでいるのがギターのエディ・ロバーツです。
華のある美人女性シンガー2人がいてなんだか楽しそうなおじさんミュージシャン4名の図です。
確かにバンドに女性がいると楽しいですよね♪その気持ちわかります。
さて、アルバムの中身を簡単にですが見ていきましょう。
デビューアルバムの『Get Ready』の内容
#1がデビューシングルにもなったタイトルトラックの”Get Ready”です。
イントロの「One,two!」というアランのカウントからしてかっこいいファンクの曲です!
エディ・ロバーツのワウギターとオルガンのメロディーがユニゾンで鳴っていてかっこいいですね!
女性ボーカル2名とアラン・エヴァンスによるコーラスもファンキーです♪
続く#2の”Stingy Love”は、女性ボーカル2名による「Stingy….stingy….stingy….Love!」というサビのコーラスが特徴的なミッドテンポのファンクです。
#3の”Too Late”も女性ボーカルを大きくフィーチャーした歌ものの曲です。
普段はインスト・ファンクバンドでガンガンやってるアラン・エヴァンスとエディ・ロバーツが歌もののバックをやるっていう、なんだか豪華な感じがしますね。
歌ものの曲だけど、ギターのオブリガードやオルガンのメロディーがちょくちょくミーターズっぽくって、その辺の音楽的影響はこのアルバムからも聴きとれます。
#4の”The State of Affairs”は、個人的にベストトラックです!
そのまんまニュー・マスターサウンズの曲としてもいけそうな感じの緊張感あふれるファンク曲です。
「ダバダバダ!」と女性ボーカルと楽器陣のユニゾンが決め手です!
頭3曲ではギターソロがなかったので、やっとここにきてエディ・ロバーツのギターソロが登場です!
そしてこの曲は、ライヴでは更にもっと弾きまくっています!
ギターソロを大きくフィーチャーしているのでライヴ映えする曲ですね♪
もし今後このバンドで来日公演をしてくれたなら、この曲が一番の聴きどころとなるんじゃないでしょうか?
続く#5の”Anything for Your Love”はキム・ドーソンが中心となって歌うゆったりとしたボーカル曲です。
#6の”Mr Handsome”は、まるでミーターズの曲の様なオルガンのメロディーが印象的なインスト曲です。
この感じ……すごく好きな曲調です♪
この曲も来日公演してくれたらぜひ聴きたい曲ですね♪
#7の”El Dorado”は、アラン・エヴァンスが歌う少しサイケデリックなファンク曲です。
アラン・エヴァンスは、自身のソロ活動などでは、ちょくちょくドラムを叩きながら歌っていたりします。
こういったファンキーな曲なら歌もそこそこいけます!
#8の”Cee Cee”は、これまたエディ・ロバーツがギターソロを弾きまくるかっこいいヘヴィー・ファンクチューンです!
この曲調はまるでアラン・エヴァンス・トリオのソロ活動の時の曲みたいですね。
#9の”Soulmaro”もエディ・ロバーツのギターが大活躍のソウルジャズ系の曲です。
ギターソロがとってもグラント・グリーンしています。
#10の”Covfefe”は、エディの弾くヘヴィーなワウギターと女性ボーカル2名の絡み合いが渋いファンク曲です。
#11の”Theme for A Private Investigator”も僕の好きなディープ・ファンク系のインスト曲です♪
この曲ではベースソロが登場します。
ライヴで聴きたくなるかっこいい曲調ですね♪
本編最後の曲#12の”Computer Love”は、まさかのクラフトワークの曲のカヴァーです。
あのエレクトロニックな曲をジャズ・ファンク調に演奏していてすごくかっこいいです!
ちなみにエディ・ロバーツは、こういった曲をジャズ・ファンク調にする名人のようです。
そもそもニュー・マスターサウンズのデビューアルバムでもNuyorican Soul(ニューヨリカン・ソウル)がオリジナルのアシッドジャズの曲”Nervous”をジャズ・ファンク調にカヴァーしてバンドの代表曲にしているぐらいですからね。
ここまでの全12曲がオリジナルアルバム収録曲になります。
残りの2曲は日本盤のみのボーナストラックになります。
ボーナストラックの#13の”Ludvig”は、レコードノイズから始まってミーターズマナーなミディアムファンクの曲が始まります。
これもニュー・マスターサウンズの曲でも違和感ない感じです。
#14の”Move Move Move”は、ギターとオルガンの掛け合いがかっこいい曲です。
オルガンがソロを弾きまくっています!
以上、ボーナストラック2曲を合わせて全14曲収録のMatador! Soul Soundsのデビューアルバム『Get Ready』のご紹介でした。
DEEP FUNKムーヴメントの中心人物の2名、ソウライヴのアラン・エヴァンスとニュー・マスターサウンズのエディ・ロバーツが組んだ夢の様なバンドですね!
この2名は、このバンド以外でも2年ほど前からアメリカの方でだけグラント・グリーンのトリビュートライヴを行っています。
そのライヴではグラント・グリーンのジャズファンク期の名曲のほとんどをカヴァーしています。
日本でもぜひやって欲しいライヴ・イベントなのですが、なかなか実現はしなさそうですね。
しかしこのMatador! Soul Soundsの方では、こうやってデビューアルバムも無事に日本盤でリリースされたので、今後の来日公演の方も期待できそうですね!
とても楽しみです。
今年はソウライヴもニュー・マスターサウンズも久しぶりに新譜がリリースされて、更にその2つのバンドの中心人物による新しいバンドのMatador! Soul Soundsもデビューをしました。
何年かぶりにDEEP FUNKムーヴメントがまた盛り上がってくれたらとても嬉しいです。
ちなみにこのバンドは、今回のデビューアルバムがリリースされる以前の2017年からライヴ活動はしているようです。
ぜひ皆さんも、Matador! Soul Soundsのかっこいいデビューアルバムを買って、来日公演が実現することを期待しましょう!
ところでエディ・ロバーツは、「Sounds」が最後に付くバンド名が好きなんでしょうか?
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