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カテゴリー:Music

2019/05/06

ソウライヴやザ・ニュー・マスターサウンズ好き必見!ディープ・ファンクのおすすめアルバム20選‼

ソウライヴやザ・ニュー・マスターサウンズ好きにもおすすめしたい絶対に聴くべきディープ・ファンクのアルバムを20枚選んでご紹介します。

ディープ・ファンクにはミーターズ風オルガン・ファンクや踊れるダンスビートが満載!

このブログでもよく登場しているソウライヴとザ・ニュー・マスターサウンズ(以下:ニューマスター)の2バンドは、僕が特に好きなバンドです。

 

その理由の一つに、どちらのバンドもミーターズや70年代ジャズ・ファンク作品やレア・グルーヴ系の作品のようなイナタいオルガンとギターが中心となっているからです。

 

しかもソウライヴのギタリストであるエリック・クラズノーやニューマスターのギタリストであるエディー・ロバーツは、どちらもグラント・グリーンから大きな影響を受けたジャズの要素のあるギター・ソロをバリバリと弾きます。

 

僕自身もギターを演奏するので、どうしてもスリリングなギター・ソロがあるバンドが大好きなんです。

 

そういったわけで、ソウライヴやニューマスターのような音楽性が大好きなのですが……僕自身も過去に「他にもソウライヴやニューマスターのようなバンドってないのかな~?」と探しました。

 

そして見つけたバンドがいくつかあります。

 

今回は僕が見つけたソウライヴやニューマスター系のバンドをご紹介したいと思います。

 

 

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ディープ・ファンクって何?

 

ちなみにこういったバンドの音楽性を表す言葉としてよく『ディープ・ファンク』というジャンル名を使うことがあります。

 

僕自身は「もうまとめてジャズ・ファンクでいいんじゃないの?」とジャンル分けには割と無頓着な方ではあるのですが……(笑)

 

しかしやはり『ディープ・ファンク』というカテゴリー分けをしないことには、70年代のチャールズ・カイナードやロニー・スミスなんかのジャズ・ファンクと混合してしまいそうになりますよね。

 

実際にはソウライヴやニューマスターも70年代のそういったジャズ・ファンク作品から大きな影響を受けてはいますが、しかし『ディープ・ファンク』と呼ばれるバンドが登場しだしたのは90年代後半からです。

 

70年代と90年代とではサウンドの質感やバンドのグルーヴ感なんかが少し違うと思います。

 

なので、僕の中では『ディープ・ファンク』は90年代後半以降から現代に至るまでのミーターズやレア・グルーヴにグラント・グリーン系のジャズ・ファンクから影響を受けたバンドだと認識しています。

 

今回ご紹介する『ディープ・ファンク』系バンドは大体そういった音楽性だと思ってください。

 

それでは今回もミュージシャン名のABC順でご紹介していきたいと思います。

 

 

01.The Baker Brothers – 『Ten Paces』

まず最初にご紹介するのはニューマスターと同じイギリス出身のバンドのザ・ベイカー・ブラザーズが2003年にリリースしたデビュー作品の『Ten Paces』です。

 

バンド名がマイケル・ブレッカーとランディ・ブレッカーの兄弟が70年代に始めたバンドのブレッカー・ブラザーズそっくりなんですが、やっている音楽性は全く別物です。

 

フュージョン系のブレッカー・ブラザーズと違ってベイカー・ブラザーズの方はダンサンブルなジャズ・ファンク・バンドになります。

 

もちろんベイカー・ブラザーズの方も、オルガン奏者のダン・ベイカーとドラムのリチャード・ベイカーの兄弟を中心に結成されたバンドです。

 

初期の頃は、そこにギタリスト兼ベーシストのクリス・ペドリーが参加した3ピース・バンドでした。

 

しかしいつの間にかベイカー兄弟のどちらもが脱退してしまい、今はクリス・ペドリーがリーダーとなり他にもメンバーを加えてベイカー・ブラザーズを率いています。

 

ベイカー兄弟がいないのにベイカー・ブラザーズなんです。(笑)

 

最近ではもはや歌ものアシッド・ジャズ系の音楽を演奏するバンドのようになっていますが……初期の3ピースの頃はミーターズから大きな影響を受けたインスト曲を演奏していました。

 

特にこのデビュー作は一番ミーターズ風のディープ・ファンク・バンドをしていた頃です。

 

最近の歌ものバンドの方が聴きやすいのでオーディエンスからの受けは良いと思いますが、僕にとってはこのインスト時代の頃が一番ニューマスターっぽくって好きです。

 

まず1曲目の”Fire!!!!”の掛け声から始まる”Ready…aim…”や、初期のベイカー・ブラザーズの代表曲とも言える2曲目”Givson”や、ホーン隊がユニークな3曲目”Green goddess”など、ミーターズ好きには堪らないような楽曲が並んでいます♪

 

またそれだけでなく、4曲目の”Theme from laundrettas”なんかは50年代のサーフ・ロック風だったりします。

 

ギター・ソロ好きには8曲目”Ziggifried”のジャジーなギター・ソロもおすすめです♪

 

今となっては逆に本作の音楽性の方がベイカー・ブラザーズっぽくないと思うかもしれませんが、しかしこのバンドもニューマスターのようにミーターズから大きな影響を受けて誕生したバンドだということが本作を通して聴くことが出来ます。

 

僕は今でもこの『Ten Paces』が一番好きなベイカー・ブラザーズのアルバムです。

 

 

 

02.The Bamboos – 『Step It Up』

オーストラリアの都市メルボルンで誕生したディープ・ファンク・バンドのザ・バンブースが2006年にリリースしたデビュー作『Step It Up』です。

 

先ほどのベイカー・ブラザーズのデビュー作とは打って変わって、こちらの方は1曲目”Step It Up”から女性ボーカリストが歌うファンク曲で始まります。

 

ミーターズ風というよりもまるでマーヴァ・ホイットニー風ですね。

 

基本はインスト曲中心でアルバムが構成されているのですが、数曲でゲスト・ボーカリストが参加しています。

 

また2曲目”Tighten Up”は、ソウライヴもカヴァーしていたアーチー・ベル&ザ・ドレルズの1968年のファンク曲です。

 

3曲目”In the Bamboo Grove”は、シンコペートするドラムの重たいビートにイナタいオルガンの音とワウギターが混じり合うレア・グルーヴ系の楽曲です。

 

こういったことを踏まえて聴くと、このバンドは60年代後半から70年代初期のファンク・ミュージックから大きな影響を受けたバンドですね。

 

楽曲の合間合間でミーターズ風の下降するダブルストップのギター・フレーズを聴けたりもするので、全くミーターズからの影響がないというわけでもなさそうです。

 

9曲目の”Crooked Cop”のギターリフなんかはミーターズ風だったりもしますからね。

 

このバンドもアルバムを出すごとにボーカルが中心の歌ものファンク・バンドへと変化していきました。

 

僕も別に歌ものファンク・バンドが嫌いなわけではないのですが、しかしインスト系のディープ・ファンク・バンドとして始まったバンドなのだから、その音楽性はいつまでも貫いて欲しかったかな……と思います。

 

このバンドもこのデビュー作『Step It Up』が一番好きなアルバムです。

 

本作が一番ニューマスター風のディープ・ファンクを演奏していた頃です。

 

 

 

03.Blue Mode – 『Space Race』

オルガン奏者のリューベン・ウィルソンが1970年にリリースしたオルガン系ジャズ・ファンク・アルバム『Blue Mode』と同じ名前を持つバンドのブルー・ムードです。

 

このバンドはニューマスターのアルバムにもサックスやフルートでゲスト参加していたチップ・ウィッカムが中心となって結成されたバンドです。

 

そのブルー・ムードが2014年にリリースしたデビュー作がこの『Space Race』です。

 

このバンドはミーターズ風というよりも、グラント・グリーンやロニー・スミスのようなオルガン系ジャズ・ファンクの要素の方が大きめです。

 

そのため1曲目”Push All”から早速グラント・グリーン風のブルース・スケールを中心としたイナタいギター・ソロが炸裂します!

 

もちろんハモンド・オルガンとドラムが生み出す重厚でダンサンブルなビートも印象的です!

 

また面白いことに5曲目でニルヴァーナの大ヒット曲”Smells Like Teen Spirit”を取り上げています。

 

アレンジもロック調からジャズ・ファンク調に変えて、カート・コバーンの歌うメロディー・ラインをフルートで表現しています。

 

これ以降の収録曲、も同じようなオルガン系ジャズ・ファンク曲が満載です!

 

なので本作は、60年代後半のブルーノート・レコードやプレスティッジ・レコードからリリースされていたオルガン・ジャズがお好きな方にもおすすめのアルバムです♪

 

 

 

 

04.Brotherhood of Groove – 『Bog Style』

ニューオーリンズの地で結成されたバンドのブラザーフッド・オブ・グルーヴが2004年にリリースした2ndアルバム『Bog Style』です。

 

ボーカルが在籍しているバンドなので、基本は歌ものファンク曲を多く演奏しています。

 

しかしニューオーリンズで結成されたバンドだからなのか?とこかミーターズやネヴィル・ブラザーズのような粘っこいグルーヴがとても魅力的です。

 

ちなみに本作でアルト・サックスを担当しているのは、一時期ソウライヴにも在籍していたサム・キニンジャーです。

 

またギターにはブライアン・ジョーダンという凄腕ギタリストも参加しています。

 

このブライアン・ジョーダンは、ニューマスターのエディー・ロバーツなんかともライヴでよく共演しています。

 

ニューオーリンズで行われるジャズ・フェスやファンク・ライヴの映像をYouTubeなんかで探してみると、ドレッドヘアーでギターを弾きまくるブライアン・ジョーダンの姿をちょくちょく見かけたりします。

 

文句なしに名手ですので、本作はファンク・ギター好きにもおすすめしたいアルバムです。

 

Ryo@Dixiefunk Lab.のTwitterアイコン
Ryo
本当にギターが上手いんですよ♪

 

さて、本作の収録曲はどれもクォリティーの高いファンク曲ばかりが並ぶ名作なのですが……僕としては一番の聴きどころはグラント・グリーンが演奏して有名になったニール・クリーキー作の”Windjammer”のカヴァーです。

 

凄腕ミュージシャン達による最高のアンサンブルでカヴァーしています♪

 

特に本曲でのギター・ソロは必聴です!

 

グラント・グリーンからの影響を見せつつも、オリジナリティーも感じさせる素晴らしいギター・ソロです!

 

ギター・ソロ以外のバッキングではコーラス・エフェクターも上手く使って楽曲に華を添えています。

 

多彩なファンク曲を収録した本作は、特に初期のソウライヴ好きの方におすすめです♪

 

 

 

05.Calypso King & the Soul Investigators – 『Soul Strike!』

以前このブログでもご紹介していた北欧フィンランドの首都ヘルシンキから登場したディープ・ファンク・バンドのカリプソ・キング&ソウル・インヴェスティゲーターズです。

 

まるでミーターズ!?北欧産ディープ・ファンク系バンドのソウル・インベスティゲーターズの『Soul Strike!』を聴こう♪

本作は2001年にリリースされたデビュー作の『Soul Strike!』です。

 

以前ご紹介していたブログ記事にも書いていましたが、本作はミーターズから大きな影響を受けた楽曲ばかりが収録されています。

 

基本的に本作のアルバム収録曲は全て、セミアコ系もしくはレスポールのようなハムバッカーの太いギターの音でリフを弾き、そこにオルガンのメロディーが重なる楽曲で構成されています。

 

ほとんどの楽曲で目立ったギター・ソロはありません。

 

なので、グラント・グリーン風のギター・ソロを求める方には物足りない作品かもしれませんが、しかし初期のミーターズがお好きな方でしたら満足して聴いてもらえる作品だと思います♪

 

 

 

 

06.Cookin’ on 3 Burners – 『Baked, Broiled and Fried』

このバンドも先にご紹介していたザ・バンブースと同じくオーストラリアの都市メルボルンで誕生したディープ・ファンク・バンドです。

 

本作『Baked, Broiled and Fried』は、クッキン・オン・スリー・バーナーズが2007年にリリースされたデビュー・アルバムです。

 

1曲目”Keb’s Bucket”からミーターズ風のギターリフとファンキーなオルガンが絡み合うインスト・ファンク曲で始まります。

 

ギター、オルガン、ドラムのトリオ編成ながらもゲスト・ボーカルやホーン隊がいくつかの曲で参加した賑やかな作品に仕上がっています。

 

このバンドも作品数を増すごとにボーカル曲が中心になっていきます。

 

ディープ・ファンク・バンドはどうしてもインストだけでは続かないもんなんですね……。

 

このクッキン・オン・スリー・バーナーズも1stの本作が一番好きな作品です♪

 

 

 

07.Euro Cinema – 『Funkstamatic』

オランダで結成されたディープ・ファンク・バンドのユーロシネマが2014年にリリースした2ndアルバム『Funkstamatic』です。

 

ミーターズ風のギターリフと重厚なハモンド・オルガンが初期のニューマスターのようでもあります。

 

このバンドはギター・ソロを弾く曲も多くあります。

 

オクターヴ奏法を上手く混ぜたギター・ソロはエディー・ロバーツにそっくりです。

 

数曲で女性ボーカリストが歌っていますが基本はインスト曲が中心の作品です。

 

なのでニューマスター好きの方におすすめしたいアルバムです♪

 

 

 

08.Fat Mama – 『Mamatus』

一応ソウライヴっぽい部分も感じられるので今回のディープ・ファンク・バンドの20作品に入れてみましたが……どちらかっていうとレタスのようなブラス・ファンク系のジャム・バンドです。

 

1997年にリリースされた本作『Mamatus』は、今となっては入手困難なアルバムのひとつでもあります。

 

長続きしなかったバンドのようですが、それも「もったいないな~」と思うような良作です。

 

ソウライヴだけでなく、レタスやボストン・ホーンズに90年代以降のタワー・オブ・パワーなんかがお好きな方におすすめのアルバムです♪

 

 

 

09.Galactic – 『Coolin’ Off』

今回ご紹介する20作品の中で、この作品が最も有名なアルバムかもしれませんね。

 

今もファンク・シーンで大活躍する凄腕ドラム奏者のスタントン・ムーアが在籍するニューオーリンズ・ファンク・バンドのギャラクティックが1996年にリリースしたデビュー作の『Coolin’ Off』です。

 

ジョンスコの曲と似たタイトルを持つ別の曲”Go Go”でアルバムが始まります。

 

ギャラクティックも作品を出すごとに歌もの曲やロックな曲が増えていくのですが……本作からはまだミーターズの影響が感じられます。

 

4曲目の”Funky Bird”なんかは、ミーターズ・バージョンの”Sing A Simple Song”のようなギターリフを持つ楽曲です。

 

ミーターズやニューマスター好きの方におすすめのアルバムです♪

 

 

 

10.The Jive Turkeys – 『Bread & Butter』

オハイオ・プレイヤーズの曲名と同じバンド名を持つオハイオ州出身のディープ・ファンク・バンドのジャイブ・ターキーズです。

 

本作『Bread & Butter』は、2009年にリリースされたデビュー・アルバムです。

 

先にご紹介していたカリプソ・キング&ソウル・インヴェスティゲーターズのようなギターリフとオルガンの音色が印象的なインスト・ファンク曲を中心にアルバムが構成されています。

 

3曲目の”Soul-Hi”がスライ&ザ・ファミリー・ストーンの”If You Want Me To Stay”風だったりもしますが、過去の様々なファンク・バンドから影響を受けているのが感じられます。

 

アルバム・タイトル通りにパンにバターが溶けているジャケット・デザインはなんともイマイチですが……(笑)しかしミーターズやニューマスター好きの方におすすめのアルバムです♪

 

 

 

11.Lefties Soul Connectionn – 『Skimming The Skum』

オランダのアムステルダムから登場したディープ・ファンク・バンドのレフティーズ・ソウル・コネクションの2007年の作品『Skimming The Skum』です。

 

基本的にはミーターズ風のオルガン・ファンク曲が多く収録されています。

 

所々で1曲目”Fais Do-Do”や4曲目”Loose Change”のようなロック調の楽曲もあったりします。

 

この作品もミーターズやニューマスター好きの方におすすめのアルバムです♪

 

 

 

12.The Mighty Imperials – 『Thunder Chicken』

ニューヨークの4人組マイティ・インペリアルズによる1998年に録音されたアルバム『Thunder Chicken』です。

 

メンバーは、サックス奏者のレオン・ミッチェルズにギターのシーン・ソロモンにベースのニック・モブションにドラムのホーマー・ステインワイスの4人です。

 

ギターのシーン・ソロモンのみ現在の活動はわかりませんが、他の3人は別々に音楽活動は続けているようです。

 

しかし何よりも本作は彼らがまだ16歳頃に録音されているのが驚きです!

 

1曲目の”Thunder Chicken”から彼らの卓越した演奏能力を垣間見ることが出来ます!

 

ミーターズの曲”Chicken Strut”と似たような曲ですが、しかし単なる真似だけではなく彼らなりのオリジナリティーも感じられる楽曲です。

 

他にもジェームス・ブラウン系のボーカル曲”Never Found a Girl”や”Joseph’s Popcorn”に”Soul Buster, Pt. 1″などミーターズ以外の影響も感じられます。

 

更に歌なしのインストでジェームス・ブラウンの”Cold Sweat”をカヴァーしていたり、ニューオーリーンズ出身のR&Bシンガーのウォーレン・リーが1968年に歌った曲”Funky Belly”のカヴァーなんかも収録されています。

 

ミーターズやジェームス・ブラウン好きの方におすすめのファンク・アルバムです♪

 

 

13.Mr President – 『Number One』

まるで70年代のレア・グルーヴ作品が現代に蘇ったような楽曲を多く含むミスター・プレジデントの2011年のアルバム『Number One』です。

 

ファンキーなホーン隊にコーラス隊にワウギター、更にはヴィブラフォンのオシャレな音色が、70年代ファンクの雰囲気を演出しています。

 

楽器の目立ったソロ演奏はありませんが、全体的にダンサンブルなグルーヴを楽しんで聴くことが出来る作品です。

 

どことなくフレッド・ウェズリーが70年代にザ・ニューJBズ名義でリリースしていたレア・グルーヴ作品を彷彿させます。

 

そういった音楽性がお好きな方におすすめのアルバムです♪

 

 

 

 

14.The Perceptions – 『Introducing the Perceptions』

ザ・パーセプションズは、UKディープ・ファンク系ミュージシャンが集まったスーパー・バンドです。

 

本作『Introducing the Perceptions』は2008年にリリースされました。

 

サウンド・スタイリスティクスやJTQなどの活動で知られるドラムのニール・ロビンソンとベースのゲイリー・クロケットや、スピードメーターのギタリストであるレイ・グレイシーにオルガン奏者のサム・ガンバリニとスノウボーイが参加しています。

 

音楽性的には、先ほどご紹介していたブルー・モードのようなオルガン系ジャズ・ファンクを演奏しています。

 

まるでブラザー・ジャック・マクダフやビッグ・ジョン・パットンが演奏していそうな70年代風の楽曲が良い感じでアルバム全体に散りばめられています。

 

基本的にテーマをリードするのはジョン・ウィルモットの吹くサックスとフルートです。

 

ソロに関してはサックスだけでなくギターとオルガンも曲によっては弾いています。

 

もちろんグラント・グリーン風のジャズ・ファンク系ギター・ソロや、熱いオルガン・ソロは聴きものです!

 

正統派のオルガン系ジャズ・ファンクを現代風に再生したような音楽をお求めの方におすすめのアルバムです♪

 

 

15.Rever0end Cleatus & The Soul Saviours – 『Soul Saviour Stew』

UKディープ・ファンク・バンドのレバレンド・クリータス・アンド・ザ・ソウル・セイビアの2014年の作品『Soul Saviour Stew』です。

 

アルバムは1曲目の”Soul Saviour Stew”から爆速オルガン・ファンク曲で勢いよくスタートします!

 

ワウギターのテーマが印象的な2曲目”Brian Damage”やミドルテンポのザ・JBズ風ファンク曲”Now Look Here!”などインスト・ファンク好きには堪らない楽曲が続きます。

 

派手なギター・ソロやグラント・グリーン風の勢いあるジャズ・ギター・ソロはありませんが、ミーターズやザ・JBズ風ファンクがお好きな方におすすめのアルバムです♪

 

先にご紹介していたカリプソ・キング&ソウル・インヴェスティゲーターズやジャイブ・ターキーズとも似たバンドです。

 

ソロ演奏を楽しむというよりも、ファンキーなインスト曲を楽しむ感じで聴くのが良いでしょう。

 

 

 

16.The Soul Investigators – 『Home Cooking』

先にご紹介していたカリプソ・キング&ソウル・インヴェスティゲーターズが、2002年にリリースした2ndアルバムの『Home Cooking』です。

 

本作から「カリプソ・キング」が抜けてバンド名がソウル・インヴェスティゲーターズに簡略化されています。

 

前作『Soul Strike!』ではミーターズ風の楽曲が多かったですが、本作は70年代レア・グルーヴ風のサウンドに変化しています。

 

粗めのギターの音にファットなドラミングに……北欧のバンドとは思えないようなドス黒いサウンドです。

 

ニューマスターの1stアルバムよりも更にレア・グルーヴからの影響を感じさせる作品です。

 

 

 

17.Speedometer – 『This Is Speedometer, Vols. 1-2』

ニューマスターやベイカー・ブラザーズと並ぶUKを代表するディープ・ファンク・バンドのスピードメーターの1stアルバムと2ndアルバムを合わせたアルバム『This Is Speedometer, Vols. 1-2』です。

 

本作は2in1形式のアルバムで、1~11曲目までが1stアルバムの『This Is Speedometer』からで12~22曲目までが2ndアルバムの『This Is Speedometer, Vols.2』からです。

 

どちらのアルバムも70年代風レア・グルーヴ系のファンク曲で構成されています。

 

全てがインスト曲ではなく、数曲で女性ボーカリストが歌っています。

 

また派手なホーン隊も参加した高速ブラス・ファンク曲も多数収録されています。

 

アルバムの最後の方に”City Strut”と言うなんとも紛らわしい曲も収録されてたりします。(笑)

 

上手い具合にミーターズの”Cissy Strut”風のファンク曲です♪

 

 

 

18.Stanton Moore – 『All Kooked Out!』

ギャラクティックの名ドラム奏者スタントン・ムーアが1998年にソロ名義で初めてリリースしたアルバム『All Kooked Out!』です。

 

本作には、ベースパートも同時に弾きこなす変則8弦ギタリストのチャーリー・ハンターや革新的サックス奏者のスケーリック等、ジャム・バンド組が参加しています。

 

オルガンは参加していませんが、チャーリー・ハンターがいつもの如くコーラス・エフェクターを用いてまるでオルガンのようなサウンドでバッキングを弾いています。

 

またニューオーリンズ系のミュージシャンらしく、スーザフォンまでもが参加した華やかなホーン隊のアンサンブルも聴きどころです。

 

ニューオーリンズ・ファンクに次世代のジャム・バンドが混じり合った作品ですね。

 

チャーリー・ハンター好きはもちろん、ソウライヴ好きの方にもおすすめのアルバムです♪

 

 

 

19.Stoned Soul Picnic – 『The Erotic Cakes』

UKのディープ・ファンク・バンドのストーンド・ソウル・ピクニックが2006年にリリースしたデビュー作品『The Erotic Cakes』です。

 

ミーターズと同じオルガン+ギター+ベース+ドラムの基本的なバンド編成で、ローラ・ニーロの1968年の曲”Stoned Soul Picnic”と同じ名前を持つバンドです。

 

ブーガルー調のオルガン・ファンク曲で始まる1曲目”Boogaloo Baby”や、ファンキーな歌もの曲”Ain’t Gonna Tell No-One”にイナタいワウギターがかっこいい”Erotic Cakes”など、どの曲も70年代レア・グルーヴ系です。

 

そんな中でもミーターズ風のギターリフを持つ4曲目”Get Off The Bus”が一番の聴きどころです。

 

レア・グルーヴやミーターズ好きの方におすすめのアルバムです♪

 

 

 

20.The Sugarman 3 – 『Soul Donkey』

サックス奏者ニール・シュガーマン率いるニューヨークのディープ・ファンク・バンドのシュガーマン・スリーが1998年にリリースした2ndアルバム『Soul Donkey』です。

 

サックスとオルガンとイナタいギター・リフを中心とした70年代風レア・グルーヴを彷彿させる楽曲が収録された作品です。

 

特にロバやら亀やらニワトリやら……どこかマヌケなイメージのする動物名が付けられた楽曲が聴きどころだったりします♪(笑)

 

ちなみにユニークなギターリフを持つ2曲目の”Chicken Half”は、エディー・ロバーツが2012年頃にソロ・ライヴでカヴァーしていた曲です。

 

このアルバムもニューマスターやミーターズがお好きな方におすすめのアルバムです♪

 

 

 

 

 

 

以上、【ソウライヴやザ・ニュー・マスターサウンズ好き必見!ディープ・ファンクのおすすめアルバム20選‼】でした。

 

20作品と……前回の【個人的におすすめしたいネオ・ソウル系の名盤15選‼】同様に長くなってしまいましたが、僕がおすすめしたいディープ・ファンクのアルバムを満遍なくご紹介できたと思います。

 

ソウライヴやザ・ニュー・マスターサウンズ好きだけでなく、ミーターズやザ・JBズに70年代レア・グルーヴ好きの方にもおすすめのアルバムばかりです。

 

ぜひこのブログ記事を参考に、気になる作品を聴いてみて下さい♪

 

追記

続編も書きました!

更にディープにそしてファンキーに!続・ディープ・ファンクのおすすめアルバム20選!

 

ぜひ第二弾も参考にしてみて下さい♪

 

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