2018/04/21
近年のトランぺッターで特に好きなミュージシャン10選
【ロイ・ハーグローヴにクリスチャンスコットなど…近年のトランぺッターで特に好きなミュージシャン10選】
個人的に2000年代以降に良い作品をリリースしていると思うトランぺッターをお勧めアルバムと共に簡単にご紹介します。
01.ロイ・ハーグローブ (Roy Hargrove)
説明の必要ありますか?ってぐらい有名ですね。やはり一番好きなのはThe RH Factorの作品『Hard Groove』です。初めて聴いた時はあまりのかっこよさに驚きました!今聴いても「新しい」です。このアルバムにはディアンジェロのバンドでもギターを弾いていたスパンキー・アルフォードが参加しています。まるでデイヴィッド・T.・ウォーカーのようなハープ奏法が印象的です。まさにネオ・ソウル系ギターのお手本のような演奏です♪
ちなみに『Earfood』は発売日に買いました。セッションでも人気曲”Strasbourg / St. Denis”は「ストラスブール」も「サン=ドニ」もどちらもフランスの地名です。「セント・デニス」と英語読みする方も多いですが、地名通り「サン=ドニ」と読みましょう。もちろん僕もこの曲をセッションで演奏したことあります。アドリヴでギターソロ弾かせてもらいました。
02.クリスチャン・スコット (Christian Scott)
プリンスやソウライヴとも共演経験を持つ今最も「新しい」ことをやってるトランぺッター!バークリー音楽院での6年間の修士課程をたったの2年間で終わらせたという単なる不世出の天才です!もう僕は好きすぎて全アルバムお勧めしたいとこなんですが、敢えて1枚だけ選ぶとしたら2015年の『Stretch Music』がお勧めです。このアルバムから特長あるサウンドに変化しています!クリスコの話になると、きっと熱が入って長くなるので僕の前では禁物です!
03.ジェレミー・ペルト (Jeremy Pelt)
2002年デビューで既に16枚ぐらいリーダー作だしてる多作なトランぺッター。2005年~2008年までにMax Jazzレーベルで出していた作品群で知りました。だからこの辺りが一番好きでよく聴きます。強いて一枚挙げるなら2007年のライヴ作『Shock Value- Live at Smoke』ですね。エフェクティヴなトランペットがかっこいいです!
04.テレンス・ブランチャード(Terence Blanchard)
他の面子と比べて「近年」っていうほどデビューは最近ではないですが、それはロイ・ハーグローヴも同じなので…。ミスターサントラペッターです。2000年代以降の作品が好きなんでここに入れました。一番好きなのは2005年の『Flow』です。アルバムのジャケ同様クールでかっこいい作品です。2007年の作品『Tale of God’s Will』は、ハリケーン・カトリーナのもたらした悲劇を題材としています。
05.アヴィシャイ・コーエン (Avishai Cohen)
同姓同名のベーシストではなくってトランぺッターの方です。イスラエル出身です。一番のお勧めアルバムはその名も『The Trumpet Player』です。コード楽器のないトリオ編成で緊張感溢れすぎて漏れまくってる超名盤です!
他にもエスニックな雰囲気溢れる『After the Big Rain』もお勧め!民族楽器をバックにエフェクティヴなトランペットが憂いを奏でる!
またThird World Loveというバンドやポーランドのジャズギタリストのマチェク・グジィヴァチュ(Maciek Grzywacz)のアルバム『Things Never Done』にも参加してます。
06.リー・ホーガンズ (Lee Hogans)
そこのおじさん、リー・モーガンじゃないですよ!サイドワインダーではないです。マーカス・ミラー・バンド出身の期待の新人ペッターです。アルバムもまだ2015年の『What We Play Is Life』1枚しかないです。しかしHip-Hopを上手く混ぜ込んだバックのリズムがクールな作品です。まぁいかにも僕が好きな感じのJazzy Hip-Hopやってる人です。
07.エティエンヌ・チャールス (Etienne Charles)
トリニダード・トバコ出身のペッターです。2013年の作品『Creole Soul』がかっこいいです!1曲目の民族的な雄叫びの後に始まるギターの単音カッティングをバックにリズミカルなフレーズを吹くトランペットに一発でハマりました!すごくかっこいいアルバムなのに廃盤なってるのかな?なんかいつの間にかアルバムがレア価格なってました…リアルタイムで買っててよかった!
08.コーリー・ウェルクス (Corey Wilkes)
2008年の作品『Drop It』でハマりました。まるでマイルスの様なミュートトランペットがクール!終始落ち着いたテンポのオシャレな曲が聴けます。多分慌てない人なんでしょう。(笑)ちなみに2011年にはマイルス・トリビュート作品の『Kind Of Miles: Live At The Velvet Lounge』というライヴ作品もリリースしています。この作品では”So What”や”TUTU”などマイルスが演奏していた曲を取り上げています。
09.アンブローズ・アキンムシーレ (Ambrose Akinmusire)
まず「名前は何て読むんだろう?」から始まる若手ペッターです。2011年のデビュー作『When the Heart Emerges Glistening』のジャケはすごくオシャレなのに2014年の2nd『Imagined Savior Is Far Easier to Paint』はジャケがダサいっていう謎の人です。(笑)なんていうか情感に訴える様な繊細なプレイをします。いつも騒々しいリズムのJazz Hip-Hop系聴いてると、たまにこういった静謐な作品が聴きたくなります。
10.ファブリッツィオ・ボッソ (Fabrizio Bosso)
エンリコ・ラヴァもびっくり?イタリアの熱きハードバッパーです!彼の所属するハイ・ファイヴ・クインテットは日本でも有名ですね。僕はラテン風味溢れる2008年の作品『Latin Moods』がジャケのアート性も含めて一番好きです。このアルバムでキューバ音楽の有名曲”Quizás, quizás, quizás(キサス・キサス・キサス)”をカヴァーしていて当時売り出し中だったラウル・ミドンが歌っています。
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