カテゴリー:Music

2018/05/23

ジャズピアノの名曲を多数含む聴きやすいピアノトリオのおすすめアルバム4選

【ジャズ初心者にもお勧め!】聴きやすいピアノトリオおすすめアルバム4選

【ジャズ初心者にもおすすめ!】ジャズピアノアルバムを聴こう!

まずは聴きやすいピアノトリオから聴き始めよう!

今回のテーマは、ジャズの中でも特に人気の楽器である「ピアノ」にスポットライトを当てたいと思います。

 

「ジャズピアノ」という言葉からして、大体の人が「オシャレ」や「かっこいい」を想像するんじゃないのかな?と感じるのですが、実際その通りだと思います。

 

中にはセシル・テイラーみたいなフリージャズ系などのような難解なものもありますが、「ジャズピアノ」は比較的メロディアスで聴きやすいものの方が多いような気もします。

 

なので、これからジャズを聴いていきたいな!という初心者の方でも、聴きやすいジャズピアニストがリーダーの作品から聴いていくのは大いにありだと思います。

 

そこで、今回は僕の好きな4枚の「ジャズピアノ」アルバムをご紹介いたします。

 

しかもどのアルバムも、ピアノがリーダーでサイドマンはウッドベースとドラムだけというシンプルなトリオ編成のものにしました。

 

理由は、管楽器や他のコード楽器(ギターやヴィブラフォンなど)がない分、ピアノの綺麗なメロディーに集中してじっくりと聴くことが出来るからです。

 

それでは順にご紹介していきます。

 

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まずはこの4枚!

【ジャズ初心者にもお勧め!】聴きやすいピアノトリオおすすめアルバム4選:ウォルター・ビショップJr.の『Speak Low』 ボビー・ティモンズの『This Here Is Bobby Timmons』 トミー・フラナガンの『Moods Ville No,9:The Tommy Flanagan Trio』 レッド・ガーランドの『Groovy』の4枚

ピアノトリオの名作は世の中に星の数ほどありそうなんですが、今回はこの4枚を選びました。

 

個人的に好きだなって思ったアルバムを優先的に選びました。

 

そしたらたまたまなんですが、写真向かって左側の上下2枚のアルバムがタバコをくわえた横顔ですね。

 

そして向かって右側の上下2枚が文字の目立つタイポグラフィのジャケットですね。

 

これは本当に偶然です。(笑)

 

さて、左側上段から順に1枚ずつ簡単にですがご紹介していきます。

 

 

 

1枚目:Walter Bishop Jr. Trio – 『Speak Low』
Walter Bishop Jr. Trio - 『Speak Low』
Walter Bishop Jr. Trio - 『Speak Low』

2008年に突如として紙ジャケ再発盤CDがリリースされた元祖「幻の名盤」です。そして日本のジャズ喫茶黄金時代を築き上げた永遠のベストセラーとまで言われる作品です。ニューヨーク生まれのジャズピアニストのウォルター・ビショップ・ジュニアが1961年に録音したアルバムです。ウォルターはなんと、ソニー・ロリンズにケニー・ドリュー、アーサー・テイラーなんかとは幼馴染だそうです。この作品『Speak Low』は、もちろんトリオ編成での録音で、ウッドベースを弾くのはジョン・コルトレーンの黄金のカルテットでもベースを務めた名手ジミー・ギャリソンです。1曲目の”Sometimes I’m Happy”は、曲名通りにハッピーな気分になれる軽快な曲調です。他にも”Green Dolphin Street”に”Alone Together”に”Milestones”、そしてタイトルトラックの”Speak Low”なんかの有名スタンダード曲が収録されているので、ジャズの定番曲を知る上でも最適なアルバムだと言えるでしょう。ピアノの良い所は、コード演奏によるハーモニーと、シングルノートによるメロディーの両方を楽器ひとつで表現できる部分です。そこに足りない音程であるベースとドラムのリズム隊を加えることで、シンプルな編成ながらも音楽にとって必要最低限のパーツを補えます。そのためピアノトリオの演奏は余分な音が入り込まないため、楽曲に集中して聴くことが出来ます。定番のスタンダード曲を覚えるのに実は最適なフォーマットなんじゃないのかな?と個人的には考えています。まずはピアノトリオの演奏で定番のスタンダード曲を聴いて、曲の全体像を掴むのが一番ジャズという音楽を理解できる聴き方ではないでしょうか?そういったわけでこのウォルター・ビショップの『Speak Low』はお勧めです。だからといって単にスタンダード曲を教科書通りなつまらない演奏をするのではなくって、このトリオならではのアレンジもされています。アルバムのベストトラックは、マイルス・デイヴィス作曲のモーダルな名曲”Milestones”です。速いテンポの上を軽やかでいて緊張感あふれるようなモーダルなピアノソロを弾くウォルターの演奏が冴えています。この曲を聴くためにこの作品を買ってもいいんじゃないかな?と思えるような名演だと感じます。ぜひピアノトリオの作品を聴く際に、まずはこの素晴らしいアルバムを聴いてみて下さい。

 

 

 

 

 

2枚目:Bobby Timmons – 『This Here Is Bobby Timmons』
Bobby Timmons - 『This Here Is Bobby Timmons』
Bobby Timmons - 『This Here Is Bobby Timmons』

ョン・コルトレーンと同じフィラデルフィア出身のジャズピアニストのボビー・ティモンズの傑作トリオ作品です。ドラムにはマイルス・デイヴィスの歴史的名盤『Kind Of Blue』にも参加していたジミー・コブが参加しています。1960年に録音された本作は、ボビー自身による作曲で有名になったファンキージャズの名曲”This Here”と”Mornin'”の2曲で始まります。特に”Mornin'”の方はあまりにも有名な曲で知らない人の方が少ないんじゃないでしょうか?というぐらいですよね。あのイントロの有名なテーマのフレーズはこのボビー・ティモンズが考え出したものです。アート・ブレイキーのアルバムで有名になった曲ではあるのですが、作曲したのはこのボビー・ティモンズの方です。今でも様々なミュージシャンによって演奏されるジャズの定番曲ではあるのですが、やはり作曲者のボビー・ティモンズによるこの演奏が一番この曲の特長を表していると思います。元々は教会音楽の影響を受けたコール・アンド・レスポンス(応答形式)がこの曲のテーマ部分なのです。またこれらのファンキージャズの名曲以外にもビリー・ストレイホーン作の美しい名曲”Lush Life”や、デューク・エリントン作のどこか儚くも美しいメロディーを持つ色鮮やかな名曲”Prelude To A Kiss”に、永遠にジャズ史に残るバラードの名曲”My Funny Valentine”、「降っても晴れても」という邦題で有名な軽快な曲”Come Rain Or Come Shine”など、このアルバムにもジャズが好きなら当たり前のように知っていないといけないような定番曲が収録されていてお勧めです。ところでボビー・ティモンズの演奏はバラードの曲でも、どこか「明るさ」を感じます。勝手なイメージかもしれないのですが、ジャズピアニストのバラード演奏は、あまりにも芸術の世界に浸っていっているのか?どんどんと暗くなっていくような気がします。しかしボビー・ティモンズの演奏には、そういったネガティヴな部分よりも、明日への希望を感じさせるような「明るさ」を感じます。やはりファンキーな演奏が得意なピアニストなので、バラード演奏においても跳ねるようなグルーヴ感が出ていて、そこが「明るさ」を感じる所以なのかもしれませんね?だからこのアルバムはバラード曲も多く収録されてはいますが、全体的には明るく軽快な気分で聴けるアルバムだと思います。ぜひ楽しい気分でジャズピアノを聴きたい時は、このアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか?お勧めです。

 

 

 

 

 

3枚目:Tommy Flanagan – 『The Tommy Flanagan Trio』
Tommy Flanagan - 『The Tommy Flanagan Trio』
Tommy Flanagan - 『The Tommy Flanagan Trio』

の時代に録音されたジャズの作品で歴史的名盤と呼ばれるアルバムには必ずと言っていいほど参加しているような気がする名ジャズピアニストのトミー・フラナガンです。あのジョン・コルトレーンの歴史的名作『Giant Steps』でピアノを弾いているのもこのトミー・フラナガンです。そんなトミー・フラナガンのピアノトリオで個人的にお勧めしたいアルバムがこの1960年の作品『The Tommy Flanagan Trio』です。ドラムには、古くはチャーリー・パーカーの時代から活躍していて、ジョン・コルトレーンとも共演経験のあるロイ・ヘインズが参加しています。驚くことにロイ・ヘインズは現在93歳で今でも現役です!彼のパタパタと千切りをするような立体的で細かいドラミングが個人的にはとても好きです。それは1曲目の”In the Blue of the Evening” から聴くことが出来ます。その上をリリカルで優雅なトミー・フラナガンのピアノがメロディーを奏でます。珠玉のタッチで奏でられるピアノの美しいメロディーは極上です。しかしこの作品は、軽快なジャズブルース曲の”Jes’ Fine”を除くと、全体的に大人しく静的な曲が多く収録されています。それは一歩間違えればカクテル・ピアノ・アルバムとなってしまいそうな危うさも感じられます。しかし優雅で儚げなメロディーを持つバラード曲の”Velvet Moon”や、デューク・エリントンの名バラード曲”In a Sentimental Mood”なんかのあまりに美しいメロディーを聴いていると、例えカクテル・ピアノだと評されても聴く価値はあるのじゃないか?と感じます。ジャンルの細かさなど、名演の前では全く持って無意味だと感じます。ジャズが美しくて優雅でいて何が悪い?と思うことでしょう。トミー・フラナガンの繊細なピアノ演奏に酔いしれて下さい。それこそが音楽を聴く本来の姿だと感じます。ジャンルや何かで調べた知識で音楽を聴くのではなくって、オープンマインドで全ての音を受け入れる感覚で全身で音の一つ一つを感じ取って下さい。きっと美しい音色の全てが聴く人を包み込み、誰しもが満足のいくような体験が出来ることでしょう。個人的には苛立った心を落ち着かせてくれるアルバムです。嫌な気分になった時にこのアルバムを聴くと、あまりに美しい音色に、悩みなんか忘れてしまいます。そんな下らない悩み事なんかよりもトミー・フラナガンの奏でる極上のピアノのメロディーの方が大切ですからね。お勧めです。

 

 

 

 

3枚目:The Red Garland Trio – 『Groovy』
The Red Garland Trio - 『Groovy』
The Red Garland Trio - 『Groovy』

ボクサーという異色の経歴を持つジャズピアニストのレッド・ガーランドの有名な作品『Groovy』です。今回ご紹介する4枚のアルバムの中では断トツに知名度が高い作品だと思います。ボクシング好きのマイルス・デイヴィスがレッド・ガーランドを自身のオリジナル・クインテットに迎えたのは、必然だったのか?偶然だったのか?は分かりませんが……ジョン・コルトレーンやポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズと共にマイルスのクインテットに参加していたのがこのレッド・ガーランドです。元々はマイルスは、自身も影響も受けたお気に入りのピアニストであるアーマッド・ジャマルをメンバーに加える予定ではあったらしいのですが、諸事情でレッド・ガーランドに決まったようです。……と考えると偶然の選択だったのかもしれませんね。さて、そんなレッド・ガーランドもカクテル・ピアノ的だと軽く評されやすいピアニストですね。それは元ボクサーという経歴とは全く関係ない彼の演奏スタイルによるものだと感じます。ゴリゴリと鍵盤を叩くように力強く演奏するのではなく、コロコロと流れるように独特の軽快なトーンで優しくピアノを奏でるからでしょう。その軽さゆえにカクテル・ピアノ的だと言われてしまうのでしょう。しかし聴きやすさで言うと、同じく後にマイルスのクインテットに参加するウィントン・ケリーと同じぐらい聴きやすいと思います。日本でもこの2名のピアニストが人気なので好きだという人が多くいる気がします。それは別に良いことだと感じます。何も無理やりマニアックなピアニストを好きだと言わなければいけないこともないでしょう。無理にダラー・ブランド(アブドゥーラ・イブラヒム)やアーマッド・ジャマルを挙げる必要もないです。またキース・ジャレットやビル・エヴァンスみたいに芸術性の高いピアニストをよくわからずに挙げる必要もないです。レッド・ガーランドやウィントン・ケリーが好きで何が悪い!って感じで良いと思います。個人的には先に挙げたピアニスト全員好きなんですがね。(笑)誰か一人を持ち上げて、他を叩く……というのが嫌いなだけです。全員同じく歴史に残る偉大なジャズピアニストであることに間違いはないですからね。さて、アルバムの1曲目は、これまたデューク・エリントン作の有名スタンダード曲の”C Jam Blues”です。多くのミュージシャンに取り上げられてきた定番中の定番曲なのですが、個人的にはこのレッド・ガーランドの演奏が一番好きです。終始、軽快にスウィングしてます♪「スウィングって何?」と聴かれれば、「これです。」とこの曲を挙げたくなります。そして曲の終わりは、これまた常套句のブルース・エンディングです。どこまでもわかりやすい演奏です。この「わかりやすさ」こそジャズを聴き始めたいという初心者の人に真っ先に聴いてもらいたい演奏ですね。いきなり難解でわけのわからない演奏を聴いてしまって、「ジャズってなんだかよくわからないなぁ~。」と嫌いになってしまってはあまりにもったいないです。このどこまでもわかりやすい”C Jam Blues”を聴いて「ジャズってこんなにも楽しい音楽なんだ♪」となってもらいたいです。無理やりジャズを「芸術」にする必要はないです。歴史を辿れば、娼館で待合室にいる客を喜ばせるために演奏したと言われる音楽がジャズです。楽しくって何が悪い?です。ジャズは楽しいものこそが本来のあるべき姿なのですよ。この”C Jam Blues”以外にも、マイルス・デイヴィスや、ジャズギタリストのハワード・ロバーツの名演で知られる”Will You Still Be Mine?”もスウィングしています♪レッド・ガーランドやウィントン・ケリーは、こういった楽しくスウィングする曲を弾かせれば天下一品ですね。またビリー・ホリディの歌で知られるバラード曲「柳よ泣いておくれ」という有名な邦題を持つ”Willow Weep for Me”も素晴らしい出来です。本当に素晴らしいミュージシャンというものは、必ず「バラードを聴かせる」ことが出来る技量を持っていると考えます。バラード演奏ほど難しいものはないですからね。アルバムはレッド・ガーランドの自作曲”Hey Now”というジャズブルース調の曲で締めくくられます。全体的に楽しく聴きやすいアルバムですので、ピアノトリオ作品というだけでなく、ジャズの聴き初めにも最適なアルバムだとも言えます。文句なしにお勧めです。

 

 

 

 

以上4枚のお勧めアルバムでした。

 

今回は「ピアノトリオ」というフォーマットにこだわって、僕のお気に入りでぜひともお勧めしたいアルバムを4作品ご紹介しました。

 

 

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