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カテゴリー:Music

2018/01/10

ジャズ初心者がまずは聴くべきおすすめの名盤5選!様々な楽器がリーダーの作品からチョイス!

ジャズ初心者がまずは聴くべき名盤5選!

マイルス・デイヴィスからアート・ブレイキーにソニー・ロリンズ…ここからジャズを聴き始めよう!

さて、2018年最初の「MUSIC」のカテゴリー記事はジャズ初心者がまずは聴くべき名盤を5つチョイスしてみました。

 

今回のこの記事は「ジャズに興味を持ち始めたけれども、どれから聴いたらいいのかわからない?」というジャズ初心者の方へのお勧め記事になります。

 

なのでなるべくマニアックな内容は避けて、わかりやすくお勧め出来ればな~と思って書いています。

 

ぜひこの記事の5枚のアルバムのどれかからジャズを聴き始めて、1人でも多くの方にジャズという音楽に触れて欲しいと思います。

 

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ジャズも最初の出会いが肝心⁉

 

もちろんこの5枚は全て人類史に永久に残る歴史的名盤なので、お金と時間に余裕がある方、ジャズを今後も真剣に聴いていきたい方は全て購入して聴いてほしいのですが…

 

でもちょっとジャズに興味を持っただけなんで気軽に聴きたいな~という方でも全然OKだと思います。

 

今回の記事の5枚からご自身にあったアルバムを1枚聴いてみるって感じで良いと思います。

 

ジャケ買いでも良いし、ミュージシャンの名前やアルバムのタイトル名が気に入ったとかでも良いし、好きな曲もしくは聴いてみたいジャズスタンダード曲が収録されているからでも良いし、理由は何でも良いと思います。

 

しかしそれでもあまりに適当に買ってしまうと、変なアルバムを引いてしまい、ジャズとの出会いが最悪なものになるかもしれません。

 

そうはならないためにまずはジャズ好きなら誰でも知るような歴史的名盤から入るのが一番です!

 

最初に聴き始めるのはベタな定番作品で良いんです。

 

そもそも定番になるには訳があります。

 

ジャズ好きなら誰もが知るようなアルバムは、誰でも好きになれるような要素が存在しています。

 

じゃないと歴史の闇にとっくに埋もれてしまっています。

 

そうは言ってもジャズの名盤だけでも世の中に何千種類以上存在しています!

 

そんな中から最初に聴くべき1枚選ぶのはほんと大変です。

 

それなら今回ご紹介する絶対外せない5枚のアルバムから自分の気に入ったアルバムを選んでみて下さい!

 

やはりなんでもそうですが、自分で探すよりも誰か詳しい人のお勧めを聞く方が確実なのと、ハズレを引く可能性も減ります。

 

何かを学ぶ際に独学で勉強するよりもプロに習いに行った方が効率が良いのと同じことですね。

 

僕はもちろんこの5枚のアルバムが大好きなので全て持っています。

 

出来ればどれか1枚を聴いて気に入ったのなら、他の4枚も聴いてどんどんジャズという音楽性にハマっていっていただければ…と願っています。

 

ぜひこの記事を参考にして、ここからジャズを聴き始めていって下さい。

 

ちなみに今回の名盤5つを選んだのにもちゃんと理由があります。

 

 

ジャズはベスト盤やオムニバス盤よりもミュージシャン単位で聴き始めよう!

ジャズに興味を持ったのはいいけれど、「ジャズって聴いてみたいけど何から聴けばいいの?種類が多すぎてどれから聴けばいいのかわからない?」ってなると思います。

 

で、手っ取り早いベスト盤やオムニバス盤を聴き始めたりすることがあると思います。

 

しかしこの2つの方法は個人的には入門に適していないなって感じます。

 

理由として…

 

ベスト盤は、例えばシングルヒット曲が多いロックやポップスなんかのジャンルの場合は有名曲が一気に聴けて便利だけれども、ジャズはヒット曲を楽しむ音楽ではありません。

 

しかもアルバム毎に参加ミュージシャンが異なっています。

 

基本的に昔のジャズの名盤アルバムは、バンド形式で収録されているのではなく、誰か1人がリーダーでそれ以外はそのアルバムだけ参加するサイドミュージシャンという扱いが多いです。

 

ただリーダーがお気に入りのサイドミュージシャンや実際にライヴで演奏しているバンドメンバーが継続して次のアルバムでも演奏していたりとかもあります。

 

色々と当時の大人の事情があるんですよね。

 

なので同じマイルス・デイヴィスがリーダーのアルバムでも、サイドマンのサックス奏者がソニー・ロリンズの時期もあればジョン・コルトレーンの時期もあります。

 

そうなってくると同じマイルス・デイヴィスのジャズ期のアルバムでも、作品が違うと参加ミュージシャンも違ってくるので聴く際の印象も大きく変わってくることがあります。

 

ロックバンドなどでは、そりゃ~何十年も長く続けているバンドだったら音楽性が変わったり…もありますが、2,3年で大幅にメンバーが変わったり音楽性が変わることはそこまでないんじゃないかな?って思います。

 

なのでベスト盤で聴いても、様々な時期のヒット曲の寄せ集めでも全体的な統一感はあって楽しめます。

 

しかしジャズのアルバムだったら当時は1年に数枚のアルバムを録音…んていうのもザラなので、同じマイルスのアルバムでもサイドマンが変わっていると2カ月前と全く印象の違ったアルバムになっていたりもします。

 

なのでベスト盤で聴くと、アルバムとしての統一感に欠けるのでのめり込みにくいんじゃないかな?と感じます。

 

同じようにオムニバス盤も様々なミュージシャンの曲が並んでいるので散漫な印象を受ける場合があります。

 

こういった企画盤は飽きることが多いんじゃないかな?ってね。

 

もちろんベスト盤やオムニバス盤から聴き始めてジャズにのめり込んでいった人も多くいらっしゃることでしょうが、個人的にはベスト盤やオムニバス盤よりも、まずはジャズの聴き初めは1人1人のミュージシャンに絞ってみた方がいいんじゃないかな?と思います。

 

 

 

まずはこの5人のジャズマンから聴き始めよう!

 

それで今回は5人のミュージシャンを選びました。

 

5人とも超有名ジャズマンで、ジャズが好きな人ならこの5人は誰もが知っているような知名度の高い人ばかりです。

 

ジャズを聴いたことがなくっても、音楽が好きなら名前ぐらいは耳にしたことがある?ような有名な人たちです。

 

で、今回チョイスした5人はちょうど楽器もそれぞれ異なっています。

 

ウッドベースとギターは含まれていませんがそれぞれ下記の通りです。

 

マイルス・デイヴィス 担当楽器:トランペット
ソニー・ロリンズ 担当楽器:テナー・サックス
キャノンボール・アダレイ 担当楽器:アルト・サックス
デイヴ・ブルーベック 担当楽器:ピアノ
アート・ブレイキー 担当楽器:ドラム

 

どうでしょうか?

 

ジャズに興味を持った人なら名前だけでも聴いたことがあるんじゃないでしょうか?

 

全員歴史に残る素晴らしいミュージシャンばかりですので、これをきっかけに名前と担当楽器を覚えましょう。

 

今回チョイスしたアルバムは、上記の5人がリーダーの歴史的名盤ばかりです。

 

しかも各アルバムごとに必ず知っておきたいジャズのスタンダード曲が収録されています。

 

どれもジャズ系のセッションやバンドでも演奏される定番曲です。

 

そして恐らく誰の耳にも心地の良いテーマメロディーを持つ曲ばかりです。

 

ジャズが好きなら知っていて当たり前で、ジャズに興味を持ったのならこれらの曲から聴き始めるのが良いでしょう。

 

その定番曲を中心に5枚のアルバムをご紹介します。

 

 

1枚目:Miles Davis – 『’Round About Midnight』

まずはこのアルバムです。ジャズの帝王マイルス・デイヴィスの歴史的名盤です!

 

ご覧の通り異様にかっこいいジャケ写のマイルス!ピンボケ気味の写真ですが、アルバムの中身を聴く前にサングラスをかけてこちらを見る帝王のオーラに圧倒されそうですね。

 

そんなこのアルバムはテナー・サックスにジョン・コルトレーンを含むクインテット編成(5人編成のこと)になります。

 

ピアノにレッド・ガーランド、ベースにポール・チェンバース、ドラムにフィリー・ジョー・ジョ-ンズと…当時のハードバップ界を代表するような凄腕ミュージシャンばかりです。

 

※ハードバップとは…このアルバムで聴けるようなアンサンブルを基調にしつつそれぞれアドリヴソロもするような今日のジャズの基本となるようなジャンルのことをこう呼びます。

 

このアルバムを聴いて他の4人の演奏を気に入ったら、彼らのリーダー作や他の参加作品などを聴いて更に幅広くジャズを聴いていくのも良いでしょう。

 

そういったジャズの聴き方もあります。

 

しかしまずはジャズの帝王と呼ばれた男、マイルス・デイヴィスから聴き始めてはいかがでしょうか?

 

マイルスは決してテクニカルで速く吹きまくる演奏家ではありません。

 

むしろミストーン(音を吹く際にミスをして音程が少し外れていること)も多いですしハイトーン(高い音階)がうまく吹けません。

 

しかしそういった負の部分をあえて個性として残したままマイルスは逆に自分の特長を打ち出していきます。

 

それ以前のジャズトランぺッターは「難解なフレーズをいかに速いリズムで吹き音を敷き詰めていけるか?」が腕の見せ所だったんですが、マイルスはそれなら自分はその逆をやってやろう!ってな感じで、「誰でも鼻歌で歌えそうなわかりやすくシンプルな音使いで、適度なスペース(間)のあるゆったりとした演奏」を推し進めていきます。

 

極限までに無駄をなくして適切な音だけを正確なリズムで吹く…これって実はものすごく難しくって音楽をやる上で最も重要なことだと思います。

 

そういった演奏を最も得意とするのがこのマイルス・デイヴィスなんじゃないかな?って感じます。

 

各フレーズの間に『間』があるので音を敷き詰めただけのソロよりも更にメロディーが際立ち印象に残ります。

 

音楽の本質はテクニックを見せつける!ことではなく、その曲を構成するハーモニーの上で適切なメロディーを正確なリズムに乗って奏でるような演奏をすることだとマイルスを聴いていると感じることがあります。

 

ジャズが好きならマイルスは絶対に避けて通れませんが、ジャズ以外の音楽をやっている人にもミュージシャンを目指しているなら必ず聴いてほしい偉大な存在だと思います。

 

ちなみに前置きが長くなりましたがこのアルバムの聴き所は何といっても1曲目の”‘Round Midnight”です。

 

ピアニストのセロニアス・モンクが書いた渋いバラード曲です。

 

ジャズの似合う薄暗い大人の雰囲気のバーで流れていたら最高にかっこいい曲調です♪

 

オリジナルはセロニアス・モンクで他にも様々なミュージシャンがカヴァーをしている名曲中の名曲なんですが、このマイルスのバージョンが決定版です!

 

マイルスが静かに吹き始めるテーマメロディー…その後に豪快なコルトレーンのサックスが登場!

 

まるで「静」のマイルスに対する「動」のコルトレーンの様な対比が素晴らしい演奏です。

 

またその他にもマイルスが過去にアルト・サックス奏者のチャーリー・パーカーの元で演奏していたパーカーの名曲”Ah-Leu-Cha”(アー・リュー・チャと読みます。)や、コール・ポーター作のジャズスタンダードとして有名な曲”All Of  You”なども聴き所です。

 

また”Bye Bye Blackbird”は、このアルバムが発売された1956年の時点ですでにトラディショナルな曲となっていて他のミュージシャンから忘れられていたような古い名曲となっていました。

 

マイルスがここで取り上げたことによって、思いだされその後また様々なミュージシャンが取り上げることとなりました。

 

この様にマイルスは、ジャズの流行を広めていく才能がありました。

 

多くのミュージシャンに影響を与え、またトップクラスのジャズマンはみなマイルスと共演をすることで箔が付き有名になっていきました。

 

「ジャズの帝王」と呼ばれるには理由があるんですね。

 

ぜひ初めてのジャズの1枚は、マイルス・デイヴィスが最もかっこいいジャズを演奏していた頃のこの名盤『’Round About Midnight』から聴いてみてはいかがでしょうか?お勧めです。

 

 

2枚目:Sonny Rollins – 『Saxophone Colossus』

ジョン・コルトレーンと並ぶテナー・サックスの巨人ソニー・ロリンズを代表する名盤です。

 

まずはなんと言っても1曲目に収録されているソニー・ロリンズを代表する名曲”St. Thomas”でしょう!

 

カリプソ調の楽しいラテンリズムに乗ったこの曲は、特徴的なテーマメロディーを持ちます。このテーマは一度耳にしたら頭から離れないような印象的なメロディーで、ついつい口ずさみたくなるような楽しい曲なんです♪

 

多くのカヴァーも生み出した名曲で、様々な楽器でも演奏されています。

 

それもそのはず?

 

この印象的なテーマメロディーは、実はCメジャースケールだけで出来ています。

 

Cメジャースケールと言うのは、西洋音楽の基本「ドレミファソラシド」の音階のことです。

 

現代に生きる人間であれば小さい頃にまず初めに音楽の授業で習う音階ですね。

 

そんな基本となる音階を楽しいリズムに乗せて演奏するのだから悪くなるはずがない!って感じです。

 

先のマイルスの話と同じですが「シンプルが最も美しい」ものなんです。

 

こちらのアルバムに関しては過去にもう少し詳しく記事にしていますのでぜひそちらも参考にしてみて下さい。

 

 

 

 

3枚目:Cannonball Adderley – 『Somethin’ Else』

このアルバムは、表向きのリーダーはキャノンボール・アダレイですが、実際はマイルス・デイヴィスがリーダーと言っても良いアルバムです。

 

このアルバムの制作には裏話が合って、このアルバムがリリースされるよりも数年前の話、薬物中毒でスランプに陥っていたマイルスにブルーノート・レーベルの創始者アルフレッド・ライオンはブルーノート・レーベルでのリーダー作の制作を提案しました。

 

当時のマイルスには他にレコード契約を結んだレーベルがありませんでした。

 

ブルーノートだけが唯一、マイルスに録音を提案してきたのです。マイルスは調子の悪い中、アルバム2枚分の録音をブルーノート・レーベルに残し、それがリハビリになったのか、その後は見事に復活して大手のコロンビア・レコードと契約を結びます。

 

しかし大物になってもマイルスはライオンへの恩を忘れず過去のお礼にブルーノート・レーベルのために何かしようと考えたのです。

 

コロンビアとの契約があるので自分をリーダーにした作品は他レーベルで作ることが出来ないのでマイルスは当時売り出し中で自身のバンドにも起用していたアルト奏者のキャノンボール・アダレイをリーダーにして自分はサイドマンと言う形でブルーノートにアルバムを1枚吹き込むこととなりました。

 

そうして出来上がったのがこのアルバムです。他にも後でご紹介する名ドラマーのアート・ブレイキーも参加していて演奏力に関しても申し分のない名盤となりました。

 

マイルスのブルーノートへの恩返しはこの歴史に残る名盤を作ったことで十分に出来たと思います。

 

まずはなんと言っても1曲目の超有名曲”Autumn Leaves(枯葉)”でしょう!

 

あまりに多くのジャズマンが好んで演奏をする曲なので数多くのカヴァーを生み出しもはや「ジャズの曲」というイメージが強すぎますが、元はシャンソンの曲です。1947年にジョセフ・コスマによって書かれた曲です。

 

セッションでも大人気の曲ですね。

 

演奏者によって様々なアレンジのされるメジャーとマイナーを併せ持つ柔軟な曲調です。

 

無数にあるこの曲の演奏の中でも、やはり決定版はこのマイルスの吹くテーマメロディーでしょう!

 

こんなにも魂を込めて楽器で歌心を表現できる人はマイルス以外にいないってくらい素晴らしいです。

 

キャノンボールが表向きはリーダーのアルバムなのですが、最も印象に残るテーマをマイルスが吹いていることからこのアルバムの音楽的リーダーはマイルスで間違いありません。

 

イントロの「ズンドコ♪ズンドコ♪」のリズムは今聴くと少々ダサく感じるのですが、マイルスの演奏は時代を超越して今聴いてもかっこいいです。

 

音楽の新旧は、メロディーよりもリズムに左右されることが大きいと感じます。

 

古くからのディキシーランド・ジャズのメロディーでもヒップ・ホップのリズムに乗せて演奏すると「今どき」な音楽に聴こえますからね。

 

メロディーの美しさと言うのは普遍性があります。

 

他にもコール・ポーター作のスタンダード曲”Love For Sale”やマイルス作のタイトル曲”Somethin’ Else”など聴き所がありますが、なんといっても”Autumn Leaves”のインパクトがデカすぎるアルバムです。

 

この1曲を聴くために買っても良いぐらいお勧めのアルバムですのでぜひ初めての1枚はこのアルバムから!

 

 

 

 

4枚目:The Dave Brubeck Quartet – 『Time Out』

ピアニストのデイヴ・ブルーベックが率いるカルテット(4人編成)を代表するアルバムの『Time Out』はゆったりとした優しいメロディーに溢れた曲が多く収録されています。

 

1曲目の”Blue Rondo A La Turk(トルコ風ブルーロンド)“のイントロの美しいピアノの旋律に魅了される人は多いと思います。

 

優雅で洗練されたメロディーを奏でるデイヴ・ブルーベックは、ジャズと言うよりもクラシックに近い感じがします。

 

そんなブルーベックを代表するアルバムに収録された歴史的名曲の”Take Five”は実は彼の作曲ではありません。

 

このカルテットでアルト・サックスを吹くポール・デズモンドが書いた曲です。

 

とても有名なジャズスタンダード曲ですよね。5拍子のジャズと言えば”Take Five”ですね。

 

ジャズを普段聴かない人でもこの曲は知っていたりする超有名曲です。

 

そのオリジナルがこのアルバムの3曲目に収録されています。この曲が好きでジャズを聴き始めたい!と言う方にはまずはこのアルバムをお勧めします。

 

単純なコード進行の曲ですが、印象に残るテーマメロディーに様々なアドリヴ演奏の可能性を秘めた名曲はジャズを聴くには欠かせない曲ですね!

 

後年、ジャズギタリストのジョージ・ベンソンが取り上げてまた有名になった曲ですが、実はあまり知られていない話ですがポール・デズモンド自身が続編の”Take Ten”という曲を書いてもいます。

 

ちなみに”Take Ten”でギターを弾いているのはジム・ホールです。しかしこの曲は”Take Five”を超えることは出来ず二番煎じのまま歴史の闇に消えかかっています。

 

まぁまずは”Take Five”を聴きましょう!このアルバムからジャズを始めましょう!

 

 

5枚目:Art Blakey And The Jazz Messengers – 『Moanin’』

後にご紹介するのは、ジャズドラマーを代表するアート・ブレイキーです。

 

ジャズドラムを語る時に彼無くしては語れないぐらい重要な人物です。ハードバップの誕生にもブレイキーのドラミングが必須だったとマイルスが語っていたほどです。

 

そんなハードバップ誕生を捉えたアルバム『バードランドの夜』もお勧めなのですが、まずは最初に聴くべきはピアニストのボビー・ティモンズ作のジャズスタンダード曲”Moanin'”が収録されているこのアルバムからが良いと思います。

 

有名な曲なのでジャズを意識して聴いたことがなくっても、どこかで耳にしたテーマメロディーじゃないかな?と思います。

 

何年か前にジャズを主題にしたアニメが流行った時もこの”Moanin'”と”My Favorite Things”が取り上げられていましたね。

 

そんな有名曲”Moanin'”が最初に録音されたオリジナルの演奏がこのアルバムに収録されているバージョンです。ブルージーな曲調なんでブルースが好きな人ならこの曲からジャズを聴き始めると良いかもしれませんね。

 

他にもこのアルバムにテナー奏者として参加しているベニー・ゴルソンによる隠れた名曲”Along Came Betty”や”Blues March”なんかも収録されていて聴き所の多いアルバムとなっています。

 

全体的に豪快なアンサンブルが聴けるのでダイナミックなジャズを聴きたい方はこのアルバムからジャズを始めましょう!

 

 

 

 

以上5枚のお勧めアルバムでした。

 

これから「初めてジャズを聴いてみたい」と言う方は、まずは上記の5枚の名盤から気になる作品を選んでみて下さい。

 

そしてその1枚をきっかけにどんどんジャズにハマっていってもらえれば幸いです。

 

僕個人としては、自分が今まで聴いてきた素晴らしい音楽を同じように一人でも多くの人が聴く様になって欲しいと思いこのブログで様々な音楽作品をご紹介していっています。

 

今回の記事は2018年度の始まりと言うこともありまして、これからジャズを聴き始めたい人への、ジャズ初心者へのガイドとなれれば…と思い書きました。

 

聴く人が増えれば、それだけアルバムも発売されますし、ライヴを観に行く人も多くなり、演奏することもライヴを観ることも楽しくなります。

 

皆で共有してWin-Winな関係性が築ければ世の中はハッピーでもっと素晴らしいものになることでしょう♪

 

聴かず嫌いの人もまずは素直な気持ちで聴いてみて、そのメロディーやリズムに身を任せて下さい。

 

素直な気持ちでジャズを楽しみましょう♪

 

それではこの記事が、ジャズ初心者の方々への善きガイドとなることを願っています。

 

 

追記

ある程度ジャズを聴きましたらぜひまたこのブログに戻ってきて他の記事にも目を通していただけると嬉しいです。

 

過去記事にもマニアックな作品など取り上げていますので、参照してください。

 

またこれからも様々な音楽のご紹介をしていきますので、ぜひこのブログを読みに戻ってきてください。

 

ジャズだけでなくブルースも聴き始めたい方にはこちらのブログ記事もおすすめです♪

 

 

ブルース初心者に聴いて欲しいおすすめの名盤20選をご紹介します。

他にもブルーノート・レコードの作品をご紹介したブログ記事もありますので、ぜひそちらも読んで頂けたら嬉しいです。

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