カテゴリー:Music

2019/03/16

ブルース・ギター界の脇役からボスへ⁉ヒューバート・サムリンの『Blues Guitar Boss』を聴こう♪

伝説のブルースマン、ハウリン・ウルフの右腕として知られるブルース・ギタリストのヒューバート・サムリンが1990年にリリースした『Blues Guitar Boss』をご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

ハウリン・ウルフの右腕ブルース・ギタリストのヒューバート・サムリンのソロアルバムをご紹介!

影響力は絶大⁉エリック・クラプトンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンにも影響を与えたブルースギタリスト!

こちらのブログにも何度か登場している僕の尊敬するブルース・ギタリストのひとり、ヒューバート・サムリンです。

 

【#自分を作り上げたギタリスト4選】影響を受けたギタリストを4人選んでみました。

伝説のブルースマン、ハウリン・ウルフの右腕として知られるブルース・ギタリストのヒューバート・サムリンなのですが……バディ・ガイやオーティス・ラッシュなどと比べるとどうしても地味な存在だということは否定できません。

 

ブルース好きの人と話していても、ちょくちょくヒューバート・サムリンの名前を出しても「誰?」という反応をされることもあったりましす。

 

それは仕方ないことだと思いますので、ヒューバートは「知る人ぞ知る」存在とも言えますね。

 

しかしヒューバートの演奏スタイルは、エリック・クラプトンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンなど多くの後続ギタリストに影響を与えています。

 

なので、ぜひともブルース・ギターに興味がある方で、これまでにヒューバート・サムリンを知らなかったという方にこのブログを通して聴くようになって欲しいな~と思います。

 

それでは、今回は1990年に制作されたヒューバートのリード作品として4作目にあたる『Blues Guitar Boss』をご紹介したいと思います。

 

アルバム・タイトル名が示す通り、それまでシーンの脇役のような存在だったヒューバートが、ついにブルース・ギタリスト界のボスになった?ような作品です。

 

ちなみにアルバム・ジャケットのデザインは、2種類あります。

 

最初の発売のものから現在販売されているものと変更されているようです。

 

しかし収録曲の10曲は同じままのようです。

 

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Hubert Sumlin – 『Blues Guitar Boss』

01.All I Can Do
02.You Got To Help Me
03.Blues Is Here To Stay
04.Sometimes I’m Right
05.Spanish Greens
06.Still Playing The Blues
07.It Could Be You
08.Pickin’
09.Look Don’t Touch
10.I’ve Stopped Crying

 

Personnel:
Hubert Sumlin – Guitar, Vocals
Richard Studholme – Guitar, Bass, Acoustic Bass, Vocals
Jack Hill – Piano, Organ
Steve Thorneycroft – Drums

 

 


 

アルバムの内容

1曲目”All I Can Do”は、英国ロック・バンドのサヴォイ・ブラウンやチキン・シャック、そしてUFOなどで活躍したキーボード奏者のポール・レイモンドとヒューバート・サムリンの共作曲になります

 

それまでのソロ・アルバムではボーカリストをゲストに迎えていることが多かったのですが、本作では1曲目からヒューバートが自ら歌っています。

 

まぁ歌唱力に関しては……イマイチなのですが、(笑)しかし自分自身で歌うことでアルバムをリードしようとしているのでしょうか。

 

やけに”What I could!”を繰り返す歌詞が気になりますが……。(笑)

 

曲調はファンキー・ブルース系の軽快な曲です。

 

グルーヴィーなギターソロは、さすがヒューバート!と言ったとおろですね。

 

2曲目”You Got to Help Me”は、ヒューバートの自作のスロー・ブルースです。

 

ハウリン・ウルフというよりも、マディ・ウォーターズ風の曲調です。

 

「ペキペキ」と鳴るギターの音色は、ヒューバートがギター・ピックを使わずに指弾きをしているからです。

 

3曲目”Blues is Here to Stay”は、本作に音楽監督及びギター/ベースで参加しているリチャード・スタッドホルムが書いた曲です。

 

この曲に関しては、ヒューバートではなくリチャード・スタッドホルム がリード・ボーカルで歌っています。

 

ヒューバートは歌わずに、バックでオブリガードを入れたりギターソロを弾いたりしています。

 

ヒューバート自身の歌はイマイチなのですが……しかしやはりヒューバート以外のミュージシャンが歌う曲だとヒューバートの影が薄くなってしまいますね。

 

そういった意味でもヒューバート自身が歌うようになったのは、自分が今後ブルース・ギタリスト界のボスになっていくということを示したかったのでしょう。

 

4曲目”Sometimes I’m Right”は、ヒューバート自身が歌う自作曲です。

 

まるでアルバート・キングやバディ・ガイが歌い追うな、かなり渋めのマイナー・スロー・ブルースです。

 

7分ある長尺曲ですが、ギターはあまり弾きまくらずにソロもピアノが中心です。

 

5曲目”Spanish Greens”は、ヒューバートのファンキーなギタープレイが楽しめるインスト・ナンバーです。

 

どことなくブッカー・T&ザ・MG’sの”Green Onions”を彷彿させるリフを持った曲です。

 

ヒューバートのギタープレイは、派手に速弾きをするとかではなく、あくまでもリズム隊に寄り添うように弾くタイプです。

 

そういったスタイルもヒューバートが地味に感じる所以だとも言えますね……。

 

しかしこのグルーヴィーなギタープレイにハマれば、まるでマイルス・デイヴィスのトランペットのように抜け出せなくなる良さがあるんです。

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
まずはヒューバートのギターソロをじっくりと聴いてみて下さい♪

 

 

6曲目”Still Playing the Blues”は、3曲目と同じくリチャード・スタッドホルムが書いた曲です。

 

もちろんリチャード・スタッドホルム自身が歌うスロー・ブルースです。

 

7曲目”I Could be You”は、どことなくジミー・リード風のゆる~いブルースです。

 

ヒューバートの自作曲で、歌も歌っています。

 

こういったジミー・リードやスリム・ハーポ風のゆる~い曲ならヒューバートのボーカルも悪くないですね。

 

意外と曲調に合っていると感じます。

 

真新しさや驚きこそないものの、ブルース・ギターのツボを押さえたようなソロは必聴です♪

 

8曲目”Pickin'”は、ヒューバートとラッキー・ピーターソンとの共作曲です。

 

個人的には、本作の一番の聴きどころともいえるインスト・ナンバーになります♪

 

やはりヒューバートの歌よりも……ギタープレイを聴きたいですからね!(笑)

 

9曲目”Look Don’t Touch”は、メンフィス・スリムが登場しそうなブギウギ・ピアノが楽しいヒューバートの自作曲です。

 

さすがにこういった曲だと歌唱力の低さが目立ちます……。

 

最後の10曲目”I’ve Stopped Crying”もリチャード・スタッドホルムの曲です。

 

歌うのも、もちろんリチャード・スタッドホルム自身です。

 

10曲中3曲もリチャード・スタッドホルムが登場しますが、それでもヒューバートが歌う曲も増えたのが特徴的な作品だと思います。

 

この後、1998年にリリースする『Wake Up Call』ではゲスト・ボーカルなしでアルバムを制作しているのですが、その布石としても本作は重要な作品だと言えそうですね。

 

 

 

Ryo@Dixiefunk Lab.の白アイコン
Ryo
おすすめ曲は、#1 #2 #5 #8

 

 

以上、【ブルース・ギター界の脇役からボスへ⁉ヒューバート・サムリンの『Blues Guitar Boss』を聴こう♪】でした。

 

ヒューバート・サムリンのような偉大なる脇役ギタリストにこそ、もっと陽の目が当たって欲しいと思います。

 

 

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