2017/12/20
ラリー・カールトンのおすすめのクリスマス・アルバム『Four Hands & a Heart Christmas』
Four Hands & a Heart Christmas
名ギタリストで名セッションマンでもあるラリー・カールトン
ブルースやジャズのギターが好きだったら絶対に避けては通れないであろうラリー・カールトン…もちろん僕も大好きで憧れています。
本当に心の底から「巧いギタリスト」だって言える存在です。
人類で最もES-335を良いトーンで鳴らせる名人だと思います。
ラリー・カールトンのようなトーンでES-335を鳴らせたら最高です。
そんなラリー・カールトンは、若い頃から数多くのセッションをこなしてきたギタリストだったので、ブルースやジャズに限らずほぼどんなジャンルの音楽でも超一流に弾きこなせる名手です。
エレクトリック・ギターだけでなく、アコースティック・ギターの腕前も超一流です!
ラリー・カールトンのアコギの名盤はいくつかありますが、それはまた別の機会に。
今回はせっかくクリスマスの時期なので、この時期にちょうど良いお勧めのラリー・カールトンのエレキとアコギの卓越した演奏が聴ける名盤をご紹介します!
ラリー・カールトンの1人2役のアルバム
ところでラリー・カールトンは、2012年にそれまでのキャリアの集大成として『Four Hands & A Heart Volume One』というアルバムをリリースしています。
このアルバムは、”Room 335″や”Rio Samba”に”Sleepwalk”などの過去の代表曲をラリー・カールトン1人2役で再録音した作品です。
基本的にアコギでリズムを奏でて、その上にオーバーダビングでリードギターをエレキで弾いています。
ラリー・カールトン本人が言うには、元々それらの曲を作曲した時のハーモニーに近い形で録音し直した作品です。
このアルバムも、もちろんお勧めですので未聴の方はぜひ!
ラリー・カールトンのクリスマス・アルバム
さて、本題なんですが…
今回ご紹介したかったのは、上記のアルバム『Four Hands & A Heart Volume One』のクリスマス・バージョンのアルバムです。
『Four Hands & A Heart Volume One』と同じようにラリー・カールトンのエレキとアコギの1人2役のコンセプトを持ちつつ、クリスマスの定番曲をギターインストでアレンジして演奏しています。
Larry Carlton – 『Four Hands & a Heart Christmas』
01. Have Yourself A Merry Little Christmas
02. Oh Come Oh Come Emmanuel
03. The Christmas Song
04. Angels We Have Heard On High
05. Silent Night
06. Away In a Manger
07. The First Noel
08. Rudolf The Red Nose Reindeer
09. We Three Kings
このアルバムもラリー・カールトン1人で2役をこなしています。
全曲アコースティックとエレクトリック・ギター2本を多重録音して制作されています。
ロマンティックなムードの曲もあればスウィンギーでノリの良いゴキゲンなナンバーも収録されています。
基本的には穏やかでホッとするような曲調が多く収録されていてます。
ほとんどの曲で優しいメロディー満載の素晴らしいアレンジが聴けます。
どの曲にもラリー・カールトン印の泣きのメロディーが用意されていて、ギターの音色のあまりの美しさにうっとりとしてしまうこと間違いなしです。
このようにほとんどの収録曲がロマンティックな大人なムード溢れる作品なのですが…
僕が一番好きなお勧め曲は8曲目の”Rudolph the Red-Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ)”です♪
このアルバムのバージョンは左CHにジャジーなコンピング、左寄りの中央CHにシェイカー、右CHにベースライン、右寄りの中央CHに歌心溢れるリードギターが流れています。
スウィンギーなジャズ・アレンジでノリが良く、聴いてるこちらまで楽しくなってくるアレンジです♪
ギターインストものが好きな人はもちろん、今まであまりギターものは聴いたことなかったって人もこれを機にラリー・カールトンの素晴らしいギター演奏に触れてみて下さい。
お勧めですよ♪
他に関連するお勧め記事
ラリー・カールトンの最高のブルースアルバム『Sapphire Blue』 を聴こう!
ラリー・カールトンの過去と現在を聴くお勧めの3枚組おすすめの企画盤CDをご紹介します。
ラリー・カールトンとデイヴィッド・T.・ウォーカー夢の共演ライヴ『Billboard Live Tokyo』を聴こう♪
※このブログに掲載しているイラストや写真、テキスト等の無断引用・無断借用・無断転載・無断使用は固くお断りしております。ご利用はご遠慮ください。