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カテゴリー:Music

2018/12/26

【世界で最も重要なロックバンド】R.E.M.おすすめのバラード曲13選

【世界で最も重要なロックバンド】R.E.M.

最近ずっとブルース系のブログ記事が続いていたので…

 

今回は気分をガラリと変えてブルースからほとんど影響を受けてなさそうなロック・バンドのバラード・ソングをご紹介をしたいと思います。

 

米ローリング・ストーン誌の表紙を飾った際に「世界で最も重要なロックバンド」というキャッチフレーズが付けられた最重要ロック・バンドのひとつ、R.E.M.の絶対に聴くべきおすすめのバラード曲を13曲選んでみました。

 

 

 

R.E.M.のおすすめバラード曲を13曲

R.E.M.は、ボーカルのマイケル・スタイプ、ギターのピーター・バック、ベースのマイク・ミルズ、ドラムのビル・ベリーからなる4人組のロック・バンドです。

 

1997年にビル・ベリーが脱退して以降は、3人組+サポート・ミュージシャンという形で解散まで活動していました。

 

マイケル・スタイプ以外のメンバーは、マルチ・プレイヤーで曲によってはそれぞれの楽器を替えて演奏することもあります。

 

特にマイク・ミルズは、ベースだけでなくバックコーラスにピアノやアコースティック・ギターにアコーディオンまでも演奏するマルチっぷりです。

 

作品の方は、1983年のデビューアルバムから解散する2011年までに合計15枚のスタジオ・アルバムをリリースしています。

 

今回は、そのアルバムの中から9枚をチョイスして13曲選んでみました。

 

13と、これまた中途半端で不吉な数字なのですが、なぜ暦や平均律や1ダースのような、まとまりの良い12にしなかったのか?

 

それは「未知数」だからです。

 

人間の手の指は10本、そこに両足2本を足して、「12」です。

 

13という数は数えれません。

 

一筋縄ではいかないR.E.M.にピッタリだと思いました。

 

また、R.E.M.はアメリカを代表するロック・バンドのひとつです。

 

英語で”The Thirteen Colonies”とは「アメリカ独立戦争直後の13植民地」を表します。

 

このことからアメリカでは建国を表す吉数でもあります。

 

そういったわけで、13曲にしました。

 

一応、適当に選んだら「13」になった…というのではないですよってのが言いたかっただけです。

 

それと、「素数」を数えていると、落ち着くんです…どっかの神父みたいに。

 

それでは、13曲ご紹介していきたいと思います。

 

 

 

01.Perfect Circle

1983年の記念すべきデビュー作『Murmur』の6曲目に収録されていたしっとりとしたバラードです。

 

マイケル・スタイプによると「長く続く関係性」を歌った曲だとも言っていますが、歌詞は意図的に不明瞭にされているようです。

 

 

ここでいう”circle”は、「円」ではなく「団体、社会」の意味の方でしょう。

 

「サークル活動」の”circle”です。

 

マイク・ミルズの弾く美しいピアノの音色が印象的な曲ですが、これ以降も彼の弾くピアノが特徴的な楽曲が多くなっていきます。

 

動画は、ビル・ベリー脱退後にTV出演時に歌ったものを選んでみました。

 

しっとりと落ち着いて歌うマイケル・スタイプの歌声が染みますね。

 

02.You Are The Everything

デビューアルバムからだいぶ飛びますが、1988年リリースの6作目『Green』より3曲目に収録されていた美しい曲”You Are The Everything”です。

 

 

マイク・ミルズがアコーディオンを弾き、ピーター・バックがマンドリンを弾き、ビル・ベリーがベースを弾いています。

 

動画は、1989年11月に行われた「グリーン・ワールド・ツアー」のファイナル公演を収録した映像作品『グリーン・ワールド・ツアー 』からです。

 

 

マルチなバックの演奏陣がいるからこそ、ライヴでも成り立つ曲ですね。

 

まるで中世のアイルランドとかで、夕日を眺めながら丘を降りていく映画のシーンに使われそうな幻想的な曲です。

 

03.Losing My Religion

僕の一番好きなR.E.M.の曲です。

 

というか文句なしにR.E.M.の一番の名曲だと思います。

 

1991年の7作目『Out of Time』の2曲目に収録されていたR.E.M.の代表曲”Losing My Religion”です。

 

 

この曲もピーター・バックのマンドリンのリフが幻想的な名曲です。

 

「信仰を失う」という曲名や神話を基にしたようなMVから神への信仰を思い浮かべそうですが、”Losing my religion”とはbeing at the end of one’s rope.”の言い換えだと言われています。

 

これはアメリカ合衆国南部の俗語で「崖っぷちで万策尽きて」、「他になすすべなく追い詰められて」、「疲れ果てて」のような意味合いのようです。

 

またマイケル・スタイプはもっとロマンチックな意味合いを歌ったものだとも語っています。

 

それは、「ある人が誰かに恋焦がれているが、それは一方的な愛情で叶わない想い」であるようです。

 

言われてみれば、「君の笑い声が聞こえた気がしたんだ。君の歌う声が聞こえた気がしたんだ。君がそう(努力)しようとしている気がしたんだよ。」と歌うサビ部分の歌詞が一方通行の愛情のように感じられます。

 

もしくは、この部分が教会にあるマリア像の前で跪き祈りを捧げる南北戦争時代の南部の農民達の祈りのようにも感じられます。

 

「マリア様の微笑みが聞こえた気がしました。マリア様が歌いかけて下さっている声が聞こえた気がしました。私にはマリア様が救って下さろうとしているように聞こえたのです。」

 

しかしいくら頑張っても一向に苦しい生活は改善されることはなく、ギリギリの生活の中で神への信仰心を失いかけている…=”Losing My Religion”ってことですかね。

 

また歌詞の最後の部分、”That was just a dream, just a dream, just a dream …. Dream”=「それはただの夢だったんだよ。そう、夢(幻)だったんだ。」も、マリア様が自分を救って下さるというのは幻でしかなかったというのと、叶わぬ恋の相手が自分に振り向いてくれたような気がしたのは単なる夢だった…と、どちらとも取れますね。

 

それだけでなく出だしの歌詞も良いんですよね♪

 

” Oh, life is bigger, it’s bigger than you and you are not me.”=「あぁ。人生は大きい……君なんかよりも大きいんだよ。それに君は僕とは違うんだよ。」というのも…

 

“you”を神と捉えた場合は、叶わない信仰心よりも自分達の実生活の方が遙かに大事だと信仰心を失いかけているとも取れますし…

 

“you”を叶わぬ恋の相手と捉えた場合は、その相手のことが頭から離れないけれども、なんとか忘れようと自分の生活のことを考えて自分の本当の気持ちを誤魔化そうとしているようにも感じられます。

 

ただ、どちらの場合も神への信仰心もしくは叶わぬ恋の相手を諦めようと自分に言い聞かせているけれども、心の奥底では諦めたくないという思いが見え隠れしているような…なんとも悲しい歌詞ですね。

 

色々と考えさせられる歌詞ですが、そこもまたR.E.M.というバンドの魅力のひとつですね!

04.Everybody Hurts

ニルヴァーナのカート・コバーンが自殺をする前に、最後に聴いたと言われているアルバム、1992年リリースの8作目『Automatic for the People』の4曲目に収録された名曲”Everybody Hurts”です。

 

 

またカート・コバーンがMTVアンプラグドで手応えを感じた後に、次のニューアルバムはR.E.M.の『Automatic for the People』のような静かな作品にしたいと話していたとか…結局実現されませんでしたが…。

 

「みんな傷ついているんだ!」と歌うこの感動的な曲は、確か当時のMTVのミュージック・ビデオ・アワードの最優秀作に選ばれたはずです。

 

ギターでDとGのオープンコードをアルペジオで弾いただけの印象的なテーマメロディーが印象的なこの曲は、当時の若者が自殺するのを思い止めるのに貢献したらしいです。

 

しかし肝心のカート・コバーンの自殺は食い止めることが出来なかった…と考えると哀しい曲でもありますね。

 

05.Nightswimming

今流行のナイトプールではなくって、ナイトスウィミングです。

 

むしろ僕はナイトプールという言葉を初めて聴いた際に、R.E.M.のこの曲を思い出しました。

 

先ほどの”Everybody Hurts”と同じく『Automatic for the People』の11曲目に収録されていた曲です。

 

 

マイク・ミルズの弾くピアノの音色があまりにも美しい名曲です。

 

僕の中では”Losing My Religion”の次に好きなR.E.M.の曲がこれです。

 

ただ、この曲を聴くと、その5年後にミシシッピ川で溺死したジェフ・バックリィのことを考えてしまいます。

 

R.E.M.の曲を聴くとなんとも哀しくなるのは僕の考えすぎなだけでしょうか。

 

ちなみにこの曲を録音する際に、マイク・ミルズがどうしてもデレク&ザ・ドミノスが名曲”Layla”を録音したマイアミにあるクライテリア・スタジオの同じピアノを使いたいと言ったそうです。

 

またこの曲の内容は、実際に80年代にR.E.M.のメンバーが仲間内でやっていたお遊びの一環でもあったようです。

 

動画は、マイケル・スタイプとマイク・ミルズのみで演奏したTV出演時のものです。

 

06.Strange Currencies

1994年の9作目『Monster』の6曲目に収録されていた”Strange Currencies”です。

 

 

少し前作に収録されていた”Everybody Hurts”に似ていますが、二番煎じを狙った感が否めなくもないですね。

 

シングルカットもされています。

 

07.Tongue

同じく『Monster』の7曲目に収録されていた”Tongue”です。

 

可愛らしい曲調にソウルフルなマイケル・スタイプのファルセット声がメロウな楽曲ですが、マイケル・スタイプによると歌詞の内容は非常に艶めかしいものです。

 

この曲は、女性のあの部分を”tongue”=「舌で舐める」行為を意味しているのだとか。

 

そう考えると、このMVのカップル達がその後行う行為は…。

 

退屈そうにしている女性達と比べると、どこかそわそわした感じの男性陣…よくシングルカットしましたね。

 

08.E-Bow The Letter

僕の一番好きなR.E.M.のアルバム、1996年リリースの10作目『New Adventures in Hi-Fi』から5曲目に収録されていた”E-Bow The Letter”です。

 

 

曲名にある”E-Bow”とは、弦に近づけるだけで振動電流の作用により弦振動を起こしギターのサスティンをコントロールできるアタッチメントのことです。

 

 

これによってまるで管楽器のようなハーモニーをギターで奏でることが出来ます。

 

曲のバックで「ブーーーン」と鳴り続けている音がそれです。

 

ちなみにマイケル・スタイプの憧れのシンガー、パティ・スミスがコーラスでゲスト参加しています。

 

MVにも登場しています。

 

09.Electrolite

“E-Bow The Letter”と同じく『New Adventures in Hi-Fi』の14曲目に収録されていた”Electrolite”です。

 

これまたマイク・ミルズの弾くピアノの音色が美しい楽曲です♪

 

レディオヘッドのトム・ヨークが大好きな曲だとインタビューで語っていました。

 

動画はテキサス州オースティンのライヴで歌った映像です。

 

この会場を見ると、僕はついついクラレンス・”ゲイトマウス”・ブラウンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンが演奏していたのを思い出します。

 

10.At My Most Beautiful

これも”Nightswimming”と同じくらい僕の好きなR.E.M.の曲です。

 

ビル・ベリー脱退後に3人編成になって初めてリリースした1998年の11作目『Up』の5曲目に収録されていた”At My Most Beautiful”です。

 

 

このMVに登場すしてR.E.M.の面接(?)を受けるこの女性、最終的にチェロを弾いて合格することになりますが、彼女はレイン・フェニックスです。

 

映画『スタンド・バイ・ミー』で有名なあの俳優、リヴァー・フェニックスの妹で、ホアキン・フェニックスの姉に当たる人物です。

 

彼女の本業はバンドのシンガーです。

 

相変わらずマイク・ミルズの弾くピアノの音色が美しい曲ですね♪

 

11.I’ve Been High

2001年にリリースされた12作目『Reveal』の2曲目に収録されていた”I’ve Been High”です。

 

 

当時の僕はこのアルバムで初めて”reveal”という単語を知りました。

 

「公開する」の他に「暴露する」の意味があります。

 

アルバム・バージョンでは電子音が鳴るデジタルな曲調ですが、こちらの動画はウーリッツァーとアコギだけでしっとりと演奏しています。

 

12.I’ll Take the Rain

こちらの曲も『Reveal』から11曲目に収録されていた”I’ll Take the Rain”です。

 

アルバムからの3枚目のシングルになったこの曲のMVには奈良美智さんの絵が使われています。

 

悲しそうなワンちゃんの絵がなんとも言えません。

 

13.Leaving New York

そして今回最後にご紹介する曲は、ニューヨークに海外旅行するのが大好きな僕にピッタリのこの曲です!

 

2004年にリリースされた13作目『Around the Sun』の1曲目にしてリードシングルにもなった”Leaving New York”です。

 

 

当時のインタビューでマイケル・スタイプは、ニューヨークを第二の故郷だと語っています。

 

2016年にニューヨーク旅行に行った際、帰りの飛行機から眺めたニューヨークの景色を見ながら頭の中でこの曲が繰り返し流れました。

 

R.E.M.は、僕にとっても「最も重要なロックバンド」のひとつです。

 

 

 

以上、【「世界で最も重要なロックバンド」R.E.M.おすすめのバラード曲13選】のご紹介でした。

 

ちょうどR.E.M.にとって13番目のアルバム『Around the Sun』からの曲で終わりました。

 

もちろん偶然ではなく、狙って選曲しました。

 

R.E.M.が活動停止してから7年近く経ちますが、これまでにR.E.M.を聴いたことがなかったという方にぜひとも聴いて頂きたいバンドです。

今回のこのブログ記事を読んでR.E.M.を気に入って頂けたら嬉しいです。

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