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カテゴリー:Music

2019/01/31

J・マスキスおすすめのソロ・アルバム3選!

ダイナソーJr.のフロントマン、J・マスキスのおすすめのソロ・アルバム3選!

意外と多い⁉ J・マスキスのソロ・アルバム!

せっかくなので【オリジナル・メンバーで再結成後にリリースされたダイナソーJr.の3枚のおすすめアルバム♪】に引き続き、ダイナソーJr.特集の番外編として、J・マスキスのソロ・アルバムの中で僕が好きなおすすめアルバムを3作品ご紹介したいと思います。

 

僕がダイナソーJr.を聴き始めた大学生の頃は、Jのソロ名義では1996年のアコースティック・ライヴ盤の『Martin + Me』しか存在していませんでした。

 

それがいつの間にか今では『ザ・フォグ』名義も併せて9作品もJのソロ名義のアルバムが存在しています。

 

ほぼJのワンマン・バンド化していた90年代のダイナソーJr.と同じなようで、実は違った感触のJのソロ・アルバムもまた聴くべき名作が多くあります。

 

今回はそんな9作品も存在しているソロ・アルバムから、僕が聴きまくった3作品に絞ってご紹介したいと思います。

 

 

J Mascis + The FOG – 『More Light』

1997年にダイナソーJr.が解散して以来、ついにJ・マスキスが動き出した!……当時はそんな感じがした2000年の名作『More Light』です。ダイナソーJr.名義ではなくなったものの、そもそも解散前の『Hand It Over』自体ほぼJのワンマンで制作されていたので「何が違うの??」という感じですが、ほんと何が違うんでしょうか?(笑)多分、ダイナソーJr.名義だと、バンドとしての扱いになるからお金とか権利問題とかの大人の事情なんでしょうね。音楽的には、更にポップになった!ぐらいで何も変わっていません。本作ではボーカル/ギターだけでなく、ベースもドラムもほぼ全ての楽器をJひとりで演奏しています。なのに、『J・マスキス・プラス・ザ・フォグ』という、まるでバックバンドが存在しているかのようなアーティスト名ですが、これは単にJが「その方がかっこいいから。」っていう思い付きだけで付けたようです。Jらしくって良いですね。(笑)ところで本作には、Jと同じく轟音王子として有名なマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズがゲストで参加しています。11曲目のタイトル・トラック”More Light”で共演しています。もはや曲なのか何なのか?わからなくなるぐらいのフィード・バック・ノイズが垂れ流し状態の歌劇な楽曲です!ファズにフランジャーが「ゴワゴワギュワワワァァァァ~~~ン!!!!」とポップ過ぎるこのアルバムの締めにあえてフリーきーなこの楽曲が収録されています。米国が誇る轟音王子J・マスキスと、アイルランドの轟音王子ケヴィン・シールズがノイズ対決した曲でした。さて、他にも1曲目”Sameday”と7曲目”All the Girls”と8曲目”I’m Not Fine”にガイデッド・バイ・ヴォイシズのボーカリストのロバート・ポラードがバック・ボーカルでゲスト参加しています。特に1曲目の”Sameday”では、”It’s sad, it’s sad to know your colder~♪”というサビ部分のコーラスが効果的です。よくよく考えてみればガイデッド・バイ・ヴォイシズの2001年の名作『Isolation Drills』に収録されていてもおかしくないような曲調ですね。このポップな1曲目はシングル・カットに良さそうなのですが……1stシングルに選ばれたのは3曲目の”Where’d You Go”でした。1曲目ほどの爽快感はありませんが、キャッチーなサビが確かにシングル向けですね♪この曲は、後にダイナソーJr.初の2001年のベスト・アルバム『Ear-Bleeding Country: The Best of Dinosaur Jr.』にJのソロ曲として唯一収録されました。本作からの2ndシングルになったのは2曲目の”Waistin”でした。ほのぼのとしたこの曲調は、後にダイナソーJr.再結成後に並行してリリースされるようになるJのアコースティックなソロ・アルバムへと繋がっているような気がします。ノイズの激しい轟音ギターの曲だけでなく、こういったほのぼのとして楽曲もJの特徴だと思います。そして4曲目”Back Before You Go”もかなりポップで明るく聴きやすい曲です。良い曲ですが、これはちょっとダイナソーJr.向けの楽曲ではない気がするので、ソロ名義のリリースで良かったと感じます。5曲目の”Grand Me to You”は、曲の終盤でピアノソロが登場するゆったりとした楽曲です。そして本作の一番の聴きどころ6曲目”Ammaring”です。この”Amma”とはインドの聖母AMMA(アンマことマーター・アムリターナンダマイー)のことです。彼女について捧げられた作品に関しては、次のおすすめアルバムでご紹介します。さて、この”Ammaring”は、まるでダイナソーJr.時代の名曲”Thumb”や”Alone”のような哀愁漂う名バラード曲です。この『More Light』リリース後の来日公演を僕は観に行ったことがあるのですが、やはりこの”Ammaring”が一番の出来でした!Jは、こういった物悲しい曲を歌ったりメロウにギターを弾くのが得意ですね。単なる轟音ノイズ・ロックだけがJの特徴ではありません!こういった楽曲があるからこそ、Jの作る作品に魅力があるんだと感じます。他にはカントリー調のバンジョーのイントロで始まる9曲目”Can’t I Take This On”や伸びやかなギターのイントロで始まる10曲目”Does the Kiss Fit”など、どらもクォリティーの高い楽曲ばかりが収録されています。ダイナソーJr.とはまた違ったJ・マスキスの魅力が感じられるソロ・アルバムです♪

 

 

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Ryo
おすすめ曲は、#1 #2 #3 #4 #6 #11

シングル盤の”Where’d You Go”と”Waistin”もおすすめです♪

 

ちなみに『ザ・フォグ』名義では2002年に2作目となる『Free So Free』もリリースされています。

 

アメリカの9.11後のためか……いつになく暗い曲調が多い作品でした。

J Mascis – 『J + Friends Sing + Chant for Amma』

色の作品『J + Friends Sing + Chant for Amma』です。先ほどの『ザ・フォグ』の1st『More Light』に収録されていた”Ammaring”にも登場したインドの聖母AMMA(アンマことマーター・アムリターナンダマイー)に捧げられた作品です。もともとはJのオフィシャル・サイトのネット販売のみで2005年に発売されていた企画盤ですが、その後2006年になってCD盤がリリースされました。作風としては、英語の歌詞とヒンディー語の歌詞が交じり合い、エレキギターとアコースティックギターも交じり合った作品です。基本はフォーク調のアコギがバッキングを弾いて、エレキのリードギターがオーバーダブで被さる形です。この形式は後のJのソロ・アルバムの特徴へとなっていきます。そのギターのバックに、インドを代表するドーラクやダラブッカのような打楽器がバックで鳴っているのが本作の特徴です。ゆったりとした楽曲が多い中、4曲目の”Take Me Home”ではJのアコギのカッティングが冴え渡っています!また最後の”Heavy Metal Ai Giri Nandini”は、1300年程前に書かれたサンスクリットの賛美歌を、歪んだエレキギターがバリバリと鳴るヘヴィーメタル仕様です!12分を超えるこの大作も聴きどころです!J・マスキスの持つフォーク調の音楽性に、インドの打楽器が合わさった異色作ではありますが、これもJのやりたかった音楽として聴くとなかなかの作品であると感じられます。隠れた名作ですね♪ちなみにこの作品の収益の一部は2004年12月のスマトラ沖地震に伴う津波の被災者に寄付されたようです。

 

 

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Ryo
おすすめ曲は、#1 #2 #4 #5

J Mascis – 『Several Shades of Why』

2005年のダイナソーJr.のオリジナル・メンバーでの再結成後に、ダイナソーの作品と並行してリリースされるようになったJの2011年のソロ作品『Several Shades of Why 』です。この作品からが本当のJ・マスキスのソロ作品と言うことも出来そうです。基本はアコースティックなゆったりとした楽曲に、ところどころエレキギターのメロディーが重なる楽曲が中心です。歌メロはキャッチーだけれども、ギターやドラムの音が激しい楽曲の多いダイナソーJr.とは対照的に、ソロでは穏やかな楽曲を中心で構成されています。これもまたJ・マスキスというミュージシャンの特徴でもありますね♪1曲目の”Listen to Me”からアコースティックの優しい音色で始まります。Jの歌い方もとても優しく、まるで夢想のような楽曲です。アルバムのタイトル・トラックでもある2曲目”Several Shades of Why”もアコースティックの美しい楽曲です。ソフィー・トルドーが弾くヴァイオリンの音色も印象的です。3曲目の”Not Enough”は、MVも制作されたポップな楽曲です。この曲を聴いた誰もが歌いだしそうになるぐらいキャッチーなサビの作り方は見事です!5曲目の”Is It Done”もMVが制作された曲で、基本はアコースティックな楽曲ですが、途中からJのもうひとつの特徴でもあるファズギターのソロが登場します。個人的には本作のベスト・トラックです!以上、全10曲がアコースティックな楽曲で統一されたダイナソーJr.再結成後のJのソロ・アルバムでした。これ以降にも2作品リリースされていますが、本作の路線が基本となっています。バンドでは轟音ロック!ソロではフォーク調と、上手い具合にバランスが取れていると思います。

 

 

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Ryo
おすすめ曲は、#2 #3 #5

 

シュールなイラストが印象的な”Not Enough”と、アーティスティックでほのぼのとした”Is It Done”のMVも必見です♪

 

 

 

以上、【J・マスキスおすすめのソロ・アルバム3選!】のご紹介でした。

 

今月はダイナソーJr.特集でした!

 

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