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カテゴリー:Music

2018/07/18

【Jazz Funkおすすめの名盤探訪!】続・絶対に聴くべきジャズファンクのライヴ盤3選

ロニー・スミスにグラント・グリーンにジミー・マグリフに……『続・絶対に聴くべきJazz Funkのライヴ盤3選』

前回に引き続き『絶対に聴くべきJazz Funkのライヴ盤3選』の第二弾です!

今回の記事は以前に書いていた『絶対に聴くべきJazz Funkのライヴ盤3選』という記事の続編になります。

 

第一弾の記事は下記のリンク先よりご覧になって下さい。

 

絶対に聴くべきJazz Funkのライヴ盤3選


さて前回は、グラント・グリーンの『Live at the Lighthouse』にジミー・スミスの『Root Down』にジミー・マグリフとリチャード・”グルーヴ”・ホームズの共演ライヴの『Giants Of The Organ In Concert』の3枚をご紹介していました。

 

今回はまた別のジャズファンクのライヴ盤を3枚ご紹介します。

 

その前に……

 

 

ここでいうジャズファンクの定義

前回の記事でも書きましたが、ひとことで“Jazz Funk”と言っても様々なスタイルがあります。

 

もちろん僕も好きなんですが、ハービー・ハンコックのヘッドハンターズ時代やブレッカー・ブラザーズに、セッションでもお馴染みの曲”Red Baron”なんかをやっていた頃のビリー・コブハムなんかもジャズファンクだと思います。

 

それにセッションで“Jazz Funk”と言うと、先に挙げたハービーの”Chameleon”や”Cantelope Island”とか、ミーターズの”Cissy Strut”やジェームス・ブラウンの”The Chicken”なんかを指す場合もあります。

 

“Cissy Strut”や”The Chicken”は、どちらかっていうと単なるファンクであって、歌がないからジャズファンク扱いされてる気もするのですが……まぁいいでしょう。

 

明確な定義がないのも“Jazz Funk”というジャンルを説明する際に難しく感じるところですね……。

 

なので独断と偏見でこのブログでは僕の思う“Jazz Funk”をご紹介いていきます。

 

まずギターとオルガンが主役の作品です。

 

僕自身ギター弾くので、やはりギターが一番好きです。

 

またギターと一番相性の良い楽器ってオルガンだと思うんです。

 

エレピではなくオルガンです!

 

ギターもオルガンも、どちらもゴスペルやブルースをルーツに持つイナタイ楽器です。

 

更に言うと、マイナーペンタトニックが最も似合う楽器です。(笑)

 

こういったオルガン系の“Jazz Funk”は、リズムがファンクっぽくノリが良くって、モードジャズの理論で多彩なスケールを使えるワンコードの曲調が多かったりしますが……やはり演奏する際に「ブルース魂」がなくってはいけません!

 

例えモードのスケールを使用してジャジーにアドリヴを弾いている時でも「ブルース魂」のない心のこもっていない平坦なソロではオルガン系の“Jazz Funk”には合いません。

 

ブルースを演奏する時の様に心を込めて弾く必要があります。

 

なのでブルースも大好きな僕がイメージする“Jazz Funk”は、オルガン系のインストものが主体です。

 

前回ご紹介した3枚のアルバムも、これからご紹介する3枚のアルバムも全てオルガンとギターが主役です。

 

そしてグルーヴ感溢れるバックのリズムに乗せて、長尺のアドリヴソロを弾きまくる音楽です。

 

それが僕の好きな“Jazz Funk”です。

 

それでは今回の3枚をご紹介していきます。

 

 

続・絶対に聴くべきJazz Funkのライヴ盤3選

ちなみに今回ご紹介する3作品にも前回と同じくグラント・グリーンとジミー・マグリフが入っています。

 

どちらもすごく好きなんですよ。(笑)

 

そして今回は、満を持してオルガン奏者のロニー・スミスの登場です!

 

ロニー・スミスは、今も現役で活動しているミュージシャンです。

 

今年に入ってからも1月に最新作をリリースしたばかりです。

 

 

現在は活動名を「ドクター・ロニー・スミス」と名乗っています。

 

これはキーボード奏者の「ロニー・リストン・スミス」と間違われないように付けた名前です。

 

まだロニー・リストン・スミスがデビューする前は、普通にロニー・スミスと名乗っていました。

 

今回ご紹介するこのライヴ盤は、まだロニー・スミスと名乗っている頃の作品になります。

 

それでは前回同様、1枚ずつ簡単にですがご紹介していきます。

 

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Lonnie Smith – 『Move Your Hand』

早速ですが、そのロニー・スミスからご紹介したいと思います。

 

今回は3枚のアルバムをご紹介するので、軽く説明いたします。

 

というのも、個人的にこのアルバムすごく好きなんですよ。(笑)

 

だから単独記事で詳しく書きたいので、今回は聴くべき曲のご紹介を……。

 

近いうちに単独記事で書きますので、またそちらの方もぜひ読んでください。

 

それでは、簡単に聴きどころを……。

 

1曲目のコースターズのカヴァー曲”Charlie Brown”は絶対に聴きましょう!

 

このアルバムには参加していないのですが、ジャズファンク系のギタリストであるメルヴィン・スパークスもライヴでよく演奏していた曲です。

 

ジャズファンク系の定番曲と言っても良さそうなのですが、その模範となる様なアレンジがこのロニー・スミスのライヴ演奏だと思います。

 

ちなみにこのアルバムでギターを弾くのは、ラリー・マギーなる人物です。

 

グラント・グリーンやメルヴィン・スパークスと似たようなスタイルのギタリストですが、正直その2人には遠く及ばない腕前ではあります……。

 

決してヘタではないのですが、グラント・グリーンやメルヴィン・スパークスと比べると、見劣りします。

 

またこのアルバムには、ロニー・キューバとルディ・ジョーンズの2人のホーン隊が参加して楽曲を盛り上げています。

 

しかし2名とも、たまにソロを吹くものの、あくまでも主役はロニー・スミスなので、オブリガードを入れる程度でテーマは吹きません。

 

さて他に聴きどころは、2曲目の”Layin’ In The Cut”と3曲目の”Move Your Hand”もオルガン系ジャズファンクの名曲だと思います。

 

この2曲はどちらもロニー・スミスが書いた曲です。

 

“Layin’ In The Cut”は、ミドルテンポでゆったりとした曲調だけれどもドラムがファンキーな楽曲です。

 

テーマ部分では、ロニー・スミスのオルガンに呼応する2名のホーン隊とのコール&レスポンスが楽しめます。

 

サックス2名のソロもあります。

 

そしてタイトルトラックの”Move Your Hand”では、ロニー・スミスの歌声も聴けます。

 

本人はレコード会社の勧めで「歌ものは儲かるので」ってことで無理やり歌ったらしいのですが、悪くないです。

 

グルーヴィーでどこか妖しい曲調に、ロニー・スミスのしゃがれ声がすごく合っています。

 

バックでオーディエンスの「ガヤガヤ」声が聴こえて来て、その音までもが「曲の一部」となっています。

 

これぞライヴ演奏!という感じの熱い曲です!

 

ちなみにドクター・ロニー・スミスになった今でもこの曲は、ライヴでちょくちょく演奏しているようです。

 

また単独の記事で詳しく取り上げますので、今回はこの辺で……。

 

ジャズファンクの絶対に聴くべきライヴ盤のひとつとしてお勧めです!

 

 

 

 

Grant Green – 『Alive!』

前回の『Live at the Lighthouse』に引き続き今回もグラント・グリーンです。

 

ていうかグラント・グリーンなしには、オルガン系のジャズファンクは語れません!

 

本来なら『Live at the Lighthouse』よりも先にリリースされていたこちらのアルバムからご紹介すべきではあるのですが……僕が『Live at the Lighthouse』の方が好きなので先にあちらの方をご紹介しました。

 

しかしこの『Alive!』も文句なしにジャズファンクのライヴ名盤です!

 

むしろこちらのアルバムの方がグルーヴィーなので好きだって方も多いかもしれませんよね!?

 

僕は勢いのある『Live at the Lighthouse』の方が好きなのですが、全体の演奏としてはこちらの『Alive!』の方が一体感があります。

 

このアルバムはなんといっても1曲目のクール&・ザ・ギャングの”Let The Music Take Your Mind”と、4曲目のドン・コヴェイの1966年の曲”Sookie, Sookie”の2曲のカヴァーが聴きどころです。

 

むしろ僕は、原曲よりもこのグラント・グリーンのバージョンの方がどちらも好きです。

 

このグラント・グリーンの演奏を真似して”Let The Music Take Your Mind”をコピーしているバンドなんかもいくつかあります。(こちらのブログでいずれそういったのも取り上げたいと思います。)

 

“Sookie, Sookie”のグラント・グリーンのギターソロなんかは、その後のジャズファンク系ギタリストのお手本となるべき素晴らしいフレージングばかりです。

 

1972年の『Live at the Lighthouse』の2年前の1970年にライヴ録音されたこの『Alive!』なのですが……この時点で既にグラント・グリーンは、その後のオルガン系のジャズファンクのお手本となる様な演奏をしていたわけなのです。

 

“Let The Music Take Your Mind”と”Sookie, Sookie”は、まさにジャズファンクのお手本のような演奏ですのでぜひ聴いてみて下さい!

 

 

Jimmy McGriff – 『Black Pearl』

今回最後の3枚目にご紹介するのは、オルガン奏者ジミー・マグリフのグルーヴィーで素晴らしい1971年のライヴ盤『Black Pearl』です。

 

強烈なイラストのジャケットが目を引きますが、中身の演奏は最高に熱いです!

 

ギターには、前回ご紹介していた『Giants Of The Organ In Concert』にも参加していたジャズファンク系ギターの名手オドネル・リーヴィーが参加しています。

 

オドネル・リーヴィーは、この時期のジミー・マグリフのアルバムに多数参加しています。

 

今回ご紹介する3枚の中で、ロニー・スミスのアルバムに参加していたラリー・マギーなるギタリストは、少しイマイチ……なのですが、先にご紹介していたジャズファンク系ギタリストの始祖とも言えるグラント・グリーンと、このオドネル・リーヴィーはものすごくギターが上手いです!

 

オドネル・リーヴィーの巧みなギターソロは本当に聴きどころ満載です!

 

オルガン系のジャズファンクギター好きなら必ず好きになる様な名手ですので、このアルバムをオドネル・リーヴィーのギターソロを聴くために買っても良いぐらいです!

 

とにかくギターが上手いのですが、しかしオドネルは自分が前に出て目立つばかりでなくコンピングの名手でもあります。

 

なのでこのライヴ盤でもソロを弾かずにバックでコンピングに徹している曲もあります。

 

2曲目の”In A Mellow Tone”や3曲目の”Man From Bad”に”C Jam Blues”では、ギターソロがありません。

 

この3曲では、オドネルのグルーヴィーなコンピングを聴きながら全体の演奏を楽しみましょう♪

 

さて、結局僕の好きなギタリスト目線でのご紹介になっちゃってるんですが……(笑)

 

女性カントリーシンガーのボビー・ジェントリーが1967年に歌った”Ode To Billie Joe”のカヴァーがこのライヴ盤の4曲目に収録されています。

 

この曲のオドネルのギターソロは、とにかく上手いです!

 

ジョージ・ベンソンもびっくり!なぐらいの腕前です。

 

ぜひこのギターソロを聴いてもらいたいです。

 

そして5曲目のジミー・マグリフのオリジナル曲”Groove Alley”でも素晴らしいギターソロを弾いています。

 

先の”Ode To Billie Joe”がアップテンポだったのに対して、こちらの”Groove Alley”はミドルテンポのジャズブルース曲になります。

 

こういったジャズブルースの曲を弾くと、どうしてもイナタイだけになりがちなのですが、オドネルのギターソロは多彩なフレージングでオシャレです♪

 

シーケンスフレーズだけでなく、R&B的6度のダブルストップのフレーズをアルペジオで急降下するようなフレージングなど素晴らしいのひとことです!

 

ぜひグラント・グリーンやメルヴィン・スパークスと並んでジャズファンク系の最高峰のギタリストのひとりであるオドネル・リーヴィーを聴くためにもこちらのアルバムを聴いてみて下さい!

 

もちろんこのライヴ盤リーダーのジミー・マグリフもお忘れなく……。(笑)

 

 

 

 

 

以上、ジャズファンクのライヴ盤を3枚ご紹介する企画の第二弾『続・絶対に聴くべきJazz Funkのライヴ盤3選』でした。

 

ぜひ今回の3枚のアルバムもどれもが名盤ですので聴いてみて下さい♪

 

 

 

ちなみに、もしかして更なる続編の予定も……!?

 

乞うご期待ください!(笑)

 

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