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カテゴリー:Music

2024/07/05

さらにディープ・ファンクにハマる!入門後に聴きたいおすすめのアルバム10選

ザ・ニュー・マスターサウンズやベイカー・ブラザーズにスピードメーター等ディープ・ファンクを代表するバンドをご紹介した【ディープ・ファンク入門に最適!初心者におすすめの名盤10選】の続きで今回はディープ・ファンク入門後におすすめのアルバムを10枚ご紹介したブログ記事のタイトル画像です。

さらにディープ・ファンクを聴きたい人におすすめしたい追加のアルバム10選

以前ディープ・ファンク入門として【ディープ・ファンク入門に最適!初心者におすすめの名盤10選】というブログ記事を書きました。

 

ディープ・ファンク入門に最適!初心者におすすめの名盤10選

 

今回はその続きで、前回の10枚では足りないのでさらにディープ・ファンクを聴いてみたい人向けに追加で10枚ご紹介したいと思います。

 

今回はディープ・ファンク入門後におすすめのアルバムを10枚ご紹介します。

前回と同じくご紹介する順番は、僕のおすすめ順となります。

 

もちろん必ずしもこちらでご紹介している順番通りに聴いていかなくっても大丈夫です。

 

こちらに掲載されている中からご自身が気になるアルバムから聴いてみて下さい。

 

また前回のブログ記事に登場していたバンドの他作品も今回の10選に登場します。

 

前回と同じバンドこそ登場しますが、今回の10選も「1バンド辺り1作品」のルールを設けてご紹介します。

 

それでは僕がおすすめしたい順番で10選を始めます。

 

01.The New Mastersounds – 『This Is What We Do』

前回も1番目にご紹介していたザ・ニュー・マスターサウンズでしたが、今回もトップバッターでのご紹介となります。

 

やはりディープ・ファンクといえば、ザ・ニュー・マスターサウンズが一番適したバンドだと言えます。

 

「ザ・ニュー・マスターサウンズ聴かずしてディープ・ファンクを語るなかれ!」ですね。

 

もちろん僕がザ・ニュー・マスターサウンズが好きだということもありますが、本作『This Is What We Do』はインスト・ファンクの名盤です。

 

『This Is What We Do』は2005年にリリースされた3作目のアルバムです、1曲目”Zambezi”から始まります。

 

この曲は、ダニー・ハサウェイがリチャード・デイヴィスと共作した曲です。

 

原曲はザ・ソウルフル・ストリングスの1969年の作品『String Fever』に収録されていた曲です。

 

後にこの曲をザ・ファン・カンパニーというファンク・バンドが1970年にカバーをしました。

 

↓↓↓↓こちらのコンピレーションに収録されています↓↓↓↓

そのカバーではメインのテーマをワウギターで弾いていたのですが、そのバージョンをザ・ニュー・マスターサウンズが本作でまるごとコピーしています。

 

この曲以外にも”All I Want (Right Now)”や”You Got It All”に、ワウギターがかっこいい”The Minx”といった曲がライヴの定番として人気の曲です。

 

また本作にはジミ・ヘンドリックスのアルバム『Axis: Bold as Love』に収録されていた”Ain’t No Telling”のカバーや、ブラザー・ジャック・マクダフのカバー”Butter For Yo’ Popcorn”も収録されています。

 

数あるザ・ニュー・マスターサウンズのアルバムの中でも、最もレア・グルーヴ系のファンク曲が多く収録された名作です。

 

02.Speedometer – 『Four Flights Up』

ザ・ニュー・マスターサウンズと同じく、こちらも前回の10選に登場していたスピードメーターです。

 

今回のこの『Four Flights Up』は2007年にリリースされた3rdアルバムです。

 

1曲目”Meter’s Running”の曲名からしても、このバンドがモロにミーターズの影響を受けているのがわかりますね。

 

この曲はかなり上手いことミーターズの要素を混ぜ込んだゆる~い名曲です。

 

またそのままミーターズのカバー曲”Same Old Thing”までも収録されています。

 

ただしこの2曲と”Take a Chance”以外はミーターズっぽい曲はありません。

 

1stと2nd以上に本作には、女性ボーカル曲やホーン隊が活躍するブラス・ファンクが増えています。

 

ミーターズからの影響がじょじょに消えつつある時期の作品ではありますが、まだ本作には3曲ディープ・ファンクらしい楽曲が含まれています!

 

この後の作品はミーターズ風の曲がどんどんなくなっていき、普通のファンク・バンドになってしまいます。

 

もちろん普通のファンクが悪いわけではないのですが…ディープ・ファンクとしての個性は失われてしまうのかな!?と思います。

 

03.Calypso King & the Soul Investigators – 『Soul Strike!』

こちらも前回ご紹介していたザ・ソウル・インベスティゲーターズのアルバムです。

 

本作『Soul Strike!』は2001年にリリースされたアルバムです。

 

ちょうどザ・ニュー・マスターサウンズが世界中のファンク・シーンで話題となった頃に数多くのフォロワーとしてこのザ・ソウル・インベスティゲーターズが北欧から登場しました。

 

本作もミーターズから影響を受けたようなインスト・ファンク曲が並び、前回ご紹介していた『Home Cooking』に引けを取らない内容です。

 

04.Galactic – 『Coolin’ Off』

現行ニューオーリンズ・ファンク・シーンで最高のドラマーと言っても過言ではないスタントン・ムーアが在籍しているバンド、ギャラクティックのデビュー・アルバム『Coolin’ Off』もおすすめです。

 

1曲目の”Go Go”を始め、スタントン・ムーアのグルーヴィーなドラムだけでなく、リッチ・フォーゲルのイナタいオルガンに、ジェフ・レインズのワウギターが絡みあるファンク曲が満載です!

 

この後ギャラクティックは、ヒップホップに接近したり、ルーツに戻ってニュー・オーリンズ・ファンクをやったり、最近ではメイシー・グレイ等のシンガーをゲストにR&Bやロックをやっていたり…と音楽ジャンルがアルバム毎に変っていきます。

 

残念ながらギャラクティックのアルバムでディープ・ファンクと呼べるのは本作と次回作の『Crazyhorse Mongoose』の2作のみですが、まずはこのデビュー・アルバム『Coolin’ Off』から聴いてみて下さい。

 

05.Lettuce – 『Outta Here』

ソウライヴのエリック・クラズノーとニール・エヴァンスの一時期参加していたファンク・バンド、レタスが2002年にリリースしたデビュー作『Outta Here』もおすすめのアルバムです。

 

レタスはドラムのアダム・ダイチが「ファンクmeetsヒップホップ」を演奏するバンドとして考えていたバンドです。

 

ここでいうヒップホップとは、ギャングスタ系のオラオラ・ラップものではなくって、J・ディラ風のオシャレなジャジー・ヒプホップのことです。

 

そのためレタスにはミーターズからの影響はあまり感じられませんが、代わりにその他のファンク・バンドからの影響は感じられます。

 

2曲目”The Dump”のホーン隊のメロディーはモロにクール&ザ・ギャング”Let The Music Take Your Mind”を生演奏でサンプリングしています。

 

他にもハービー・ハンコックのジャズファンク名曲”Hang Up Your Hangups”のカバーも収録されています。

 

ちなみに本作3曲目に収録されている”Squadlive”は、ジャズファンク系のセッションでも人気の曲です。

 

日本のセッションでもこの曲は定番曲の1つとしてよく演奏されています。

 

06.Analog Son – 『Funky Mother』

アナログ・サンは、コロラド州デンバー出身のファンク・バンドです。

 

そのアナログ・サンが2018年にリリースした『Funky Mother』は、イギリスから米国コロラドに移住したザ・ニュー・マスターサウンズのリーダー、エディー・ロバーツがプロデュースしたアルバムです。

 

2010年代にはディープ・ファンクのブームは下火となり、なかなか良い新人バンドが登場しない不遇の時代でした。

 

しかしザ・ニュー・マスターサウンズである程度のキャリアを積んだエディー・ロバーツが、同バンドのドラム、サイモン・アレンと共同で自身のレーベル、『カラー・レッド・ミュージック(Color Red Music)』を興しました。

 

それによってエディ自ら若手のディープ・ファンク・バンドを発掘してアルバムのプロデュースが出来るようになりました。

 

その良い例がこのアナログ・サンです。

 

70年代ジャズファンクが現代風に進化したような”Cti”や、ファットなドラムビートが腰砕けな”Puppified”に、ギターの単音カッティングにホーン隊が絡む”Funk Back”等、激烈ファンク・チューン満載の名作です♪

 

07.The Mighty Imperials – 『Thunder Chicken』

「ミーターズ+JBズ」…ザ・マイティ・インペリアルズを言い表すのにこれ以上の表現はありません。

 

ザ・マイティ・インペリアルズはニューヨークの4人組バンドで、本作『Thunder Chicken』は1998年に録音されたアルバムです。

 

驚くことに本作を録音した時のメンバーの年齢はおよそ16歳頃だったとのことです。

 

それでこのイナタさ!

 

本作に収録されているオリジナル曲は、まさにミーターズやJBズ風のインスト曲が多いです。

 

またそのままジェームス・ブラウンの曲”Cold Sweat”をカバーまでしているのはあまりにもわかりやすいですね。

 

“Funky Belly”はニューオーリーンズ出身のR&Bシンガーのウォーレン・リーが1968年に歌った曲のカバーになります。

 

オリジナル曲の質の高さにカバー曲のセンスといい…これ1枚で終わってしまったのが惜しいバンドです。

 

08.The Jive Turkeys – 『Bread & Butter』

本作『Bread & Butter』は、2009年にザ・ジャイブ・ターキーズがリリースしたデビュー・アルバムです。

 

先にご紹介していたザ・ソウル・インベスティゲーターズと似たようなオルガン系ジャズファンクを演奏するバンドです。

 

ギターリフを中心としたミーターズ風の楽曲だけでなく、バンドのサウンドも60年代風のアナログ・サウンドに聞こえるよう工夫されています。

 

09.Reverend Cleatus & The Soul Saviours – 『Soul Saviour Stew』

『Soul Saviour Stew』は、英国のファンク・バンド、レバレンド・クリータス・アンド・ザ・ソウル・セイビアが2014年にリリースしたデビュー作です。

 

爆速オルガン・ファンク曲”Soul Saviour Stew”で始まり、その後もミーターズ風のインスト・ファンクが続くアルバムです。

 

こちらも先にご紹介していたザ・ソウル・インベスティゲーターズやザ・ジャイブ・ターキーズといったバンドに似た音楽性です。

 

オルガン系ジャズファンク好きにおすすめのアルバムです♪

 

10.Euro Cinema – 『Ten-4』

前回も10選の最後にオランダのファンク・バンド、ユーロ・シネマのアルバムで締めていました。

 

もちろん今回も締めはユーロ・シネマの作品になります。

 

2010年にリリースされた『Ten-4』はデビュー・アルバムになります。

 

前回ご紹介していた『Funkstamatic』と比べると全体的に勢いは劣りますが、こちらのアルバムも要チェックです!

 

 

以上、【さらにディープ・ファンクにハマる!入門後に聴きたいおすすめのアルバム10選】のご紹介でした。

 

今回の10選は追加ということもあり、ザ・ニュー・マスターサウンズやスピードメーターといった前回と同じバンドの他作品も混じっていましたが、どれもディープ・ファンクを知る上ではぜひ聴いておいて欲しいアルバムとなっております。

 

前回の10作品を全て聴いてしまって、それでもまだ物足りなさを感じられたら、ぜひこのブログ記事の10選を追加で聴いてみて下さい。

 
 

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