
2025/03/31
マリーナ・ショウのおすすめアルバム7選|名盤と名曲を徹底解説

マリーナ・ショウの魅力に迫る:ジャズとソウルの名盤7選をチェック
ジャズ、ソウル、R&B、ディスコ、フュージョンを横断する唯一無二の歌声で、世界中の音楽ファンを魅了したマリーナ・ショウ(Marlena Shaw)。
彼女の輝かしいキャリアの中から、特に出色のおすすめアルバム7枚を厳選しました。
『The Spice of Life』の時代を超える名曲から『Sweet Beginnings』のダンスフロアを沸かせたヒットまで、各アルバムの特徴と収録曲を解説します。
マリーナ・ショウの音楽に初めて触れる人はぜひ参考にして下さい。
マリーナ・ショウの魂が宿る名盤を一緒に探索しましょう!
マリーナ・ショウ(Marlena Shaw):アメリカを代表する女性ジャズ・シンガーの輝かしい経歴と名曲たち
アメリカ合衆国を代表する女性ジャズ・シンガー、マリーナ・ショウ(Marlena Shaw)は、ジャズ、ソウル、R&B、ディスコといった多様なジャンルを横断し、唯一無二の歌声で世界中の音楽ファンを魅了してきました。
彼女の代表曲である”California Soul”や”Woman of the Ghetto”は、ヒップホップでのサンプリングやテレビCMでの使用を通じて世代を超えて愛され続けています。
この記事では、マリーナ・ショウの経歴や名盤、彼女が残した音楽的遺産を紹介します。
これから初めてマリーナ・ショウを聴こうと考えている方は必見です!
マリーナ・ショウの経歴:幼少期から歌手への道
マリーナ・ショウは1942年9月22日、ニューヨーク州ニュー・ロシェルにマーリナ・バージェス(Marlina Burgess)として生まれました。
音楽への情熱は幼少期に芽生え、叔父でジャズ・トランペッターのジミー・バージェスが大きな影響を与えました。
10歳の時、叔父と共にハーレムの名門アポロ・シアターで初めてステージに立ち、ディジー・ガレスピーやマイルス・デイヴィスのレコードを通じてジャズの魅力に触れました。
母親は彼女が若くしてツアーに出ることを許さなかったため、マリーナはニューヨーク州立教育大学(現在のSUNYポツダム)で音楽を学びましたが、その後音楽の道を追求するために中退します。
1960年代、マリーナはジャズ・クラブでの演奏を始め、1966年にチェス・レコードの傘下であるカデット・レコードと契約します。
デビューアルバム『Out of Different Bags』(1967年)をリリースし、ジャズとソウルの融合で注目を集めました。
その後1969年の『The Spice of Life』で”California Soul”と”Woman of the Ghetto”を発表し、彼女の名は一気に広まりました。
ブルーノート時代とジャズへの回帰
1972年、マリーナ・ショウはブルーノート・レコード初の女性アーティストとして契約し、ジャズにより深く根ざした音楽性を展開します。
『Who Is This Bitch, Anyway?』(1974年)は、フェミニズムとファンクを取り入れた意欲作として高い評価を受け、彼女のクリエイティブなピークを示すアルバムとなりました。
この時期のマリーナは、ダイナ・ワシントンやサラ・ヴォーンと比較されるほどの卓越したボーカル・スタイルで、ジャズ・ファンを虜にしました。
他にも『Just a Matter of Time』(1976年)など、ブルーノート時代に5枚のアルバムを残しています。
ディスコとコロムビア時代:ポップ市場への挑戦
1977年、コロムビア・レコードに移籍したショウは、ディスコ・ブームに乗って『Sweet Beginnings』をリリースします。
1978年の『Acting Up』からは”Don’t Ask to Stay Until Tomorrow”が映画『Looking for Mr. Goodbar』(邦題:ミスター・グッドバーを探して)の主題歌として採用され、さらに注目を浴びます。
1980年の『Take a Bite』ではディスコのトッププロデューサーとコラボし、”Touch Me in the Morning”のカバーで新たなファンを獲得しました。
晩年の活躍と音楽的遺産
1980年代以降も、マリーナはジャズへの愛を忘れず、ヴァーヴ・レコードで『It Is Love』(1986年)や『Love Is in Flight』(1988年)を録音します。
これらは批評家から高い評価を受けました。
1990年代にはコンコード・ジャズで『Dangerous』(1996年)や『Elemental Soul』(1997年)をリリースし、円熟味を増した歌声を披露。2003年の『Lookin’ for Love』では、往年のファンに加え新たな聴衆を引きつけました。
マリーナ・ショウは国際的なツアーを精力的にこなし、イギリスや日本、ニュージーランドでの公演でも喝采を浴びました。
彼女の音楽は、ギャング・スターやドレイクといったアーティストによるサンプリングでヒップホップにも影響を与え、”California Soul”は現代でもCMやメディアで頻繁に使用されています。
2016年に引退するまで、ショウはラスベガスを拠点に活動を続けました。
マリーナ・ショウの死とその影響
2024年1月19日、マリーナ・ショウは81歳でこの世を去りました。
娘のマーラ・ブラッドショーが発表した通り、彼女は家族に囲まれ、好きな曲を聴きながら穏やかに旅立ちました。
ジャズ、ソウル、ディスコ、そしてR&Bの融合を体現した彼女の声は、今なお多くのアーティストやファンにインスピレーションを与え続けています。
それではマリーナ・ショウのおすすめアルバムを7作品ご紹介します。
マリーナ・ショウのおすすめアルバムを7作品
Marlena Shaw – 『The Spice of Life』(1969年)
マリーナ・ショウのセカンド・アルバム『The Spice of Life』は、1969年にカデット・レコードからリリースされ、彼女の名を一躍有名にした傑作です。
ジャズとソウルの融合が特徴で、マリーナの情感豊かな歌声と革新的なアレンジが光ります。
特に、”California Soul”は軽快なストリングスとソウルフルなメロディで、後にCMやヒップホップでサンプリングされるなど時代を超えた人気を誇ります。
また、”Woman of the Ghetto”では社会的なメッセージを込めたパワフルなボーカルが際立ち、ファンキーなリズムが聴き手を引き込みます。
リチャード・エヴァンスのプロデュースによる洗練されたサウンドは、マリーナのキャリアの基盤を築き、ジャズ・ソウル愛好家必聴の一枚として今なお輝きを放っています。
このアルバムは、マリーナの多面的な才能を示す出発点として必聴です。
Marlena Shaw – 『Marlena』(1972年)
マリーナ・ショウの『Marlena』は、1972年にブルーノート・レコードからリリースされた移籍後初のアルバムで、彼女が同レーベル初の女性アーティストとして歴史に名を刻んだ一枚です。
ジャズに深く根ざしつつ、ソウルフルな要素を織り交ぜた洗練されたサウンドが特徴です。
代表曲”Save the Children”(邦題:御子に救いを)では、マーヴィン・ゲイのカバーを情感豊かに歌い上げ、社会的メッセージを響かせます。
また、キャロル・キングの”So Far Away”をジャズ風に再解釈し、マリーナの柔軟な表現力を披露します。
ブルーノートらしい上質なアレンジと彼女の伸びやかなボーカルが調和し、ジャズ愛好家から高い評価を受けました。
このアルバムは、マリーナの新たな音楽的旅路の幕開けを飾る名盤として知られています。
ジャズ愛好家に響く上質なサウンドで、彼女の新たなスタートを飾った名盤です。
Marlena Shaw – 『From the Depths of My Soul』(1973年)
マリーナ・ショウの『From the Depths of My Soul』は、1973年にブルーノート・レコードからリリースされたアルバムで、彼女の内省的で情感豊かな一面が際立つ隠れた名盤です。
ジャズとソウルのクロスオーバーを深化させ、バラードとアップテンポな楽曲が絶妙に共存しています。
注目曲”Say a Good Word”は、優しいメロディと温かな歌声で心を癒し、リスナーに深い感動を与えます。
一方、”Time For Me to Go”では、リズミカルなアレンジと伸びやかなボーカルが彼女の多様性を証明します。
ブルーノートらしい洗練されたプロダクションのもと、ショウの魂の深みを感じさせる一枚に仕上がっています。
感情的なジャズ・ソウルを求めるファンにとって、見逃せないアルバムです。
マリーナの深みのある歌唱を味わいたいなら、このアルバムがおすすめです。
ちなみにギターにコーネル・デュプリー、ベースにロン・カーターが参加しています。
Marlena Shaw – 『Marlena Shaw Live at Montreux』(1974年)
『Marlena Shaw Live at Montreux』は、1973年に行われたスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルでの圧巻のパフォーマンスを収録したライブ盤です。
1974年にブルーノート・レコードからリリースされたライブ・アルバムです。
マリーナ・ショウのステージでの魅力が存分に発揮されており、臨場感溢れる演奏が特徴です。
代表曲”Woman of the Ghetto”は、スタジオ版を超える熱量と観客との一体感で、彼女の力強いボーカルが炸裂します。
また、スティーヴィー・ワンダーの”You Are the Sunshine of My Life”を伸びやかに歌い上げ、即興性豊かなアレンジで新たな魅力を加えています。
ジャズとソウルの融合がライブならではのエネルギーで輝き、ショウのダイナミックな表現力を体感できる貴重な一枚として高く評価されています。
臨場感溢れるライブ盤で、マリーナ・ショウの生の魅力を体感できます。
ギタリストの参加はありませんが、ジョージ・ガフニーの美しいエレピの音色が大活躍するライブ盤です。
Marlena Shaw – 『Who Is This Bitch, Anyway?』(1975年)
『Who Is This Bitch, Anyway?』は、1975年にブルーノート・レコードからリリースされたマリーナ・ショウのアルバムです。
ブルーノート時代の最高傑作と評されるアルバムで、彼女のクリエイティブな頂点を象徴する傑作とされています。
ジャズ、ファンク、ソウルを融合し、フェミニズムの視点を取り入れた革新的な内容が特徴です。
本作はデイヴィッド・T・ウォーカーとラリー・カールトンという2人の名ギタリストが参加しているのも特徴です。
代表曲”Street Walkin’ Woman”は、ファンキーなビートと挑発的な歌詞でショウの強さを印象づけます。
デイヴィッド・T・ウォーカーのファンクカッティングから一転してサビ部分でスウィングのリズムに転調するのは見事なアレンジです。
一方、”You Taught Me How to Speak in Love”では、ソウルフルなバラードで優しさと情感を披露します。
そして最も注目すべきは、ロバータ・フラックが1974年にヒットさせた名曲”Feel Like Makin’ Love”のカバーが収録されていることです。
ユージン・マクダニエルズが書いたこの”Feel Like Makin’ Love”は、今でもバンドやジャム・セッションでの定番曲として人気の曲です。
マリーナの”Feel Like Makin’ Love”は、彼女の声の深みとコントロールが際立つポイントです。
ロバータ・フラックのオリジナルが柔らかく繊細な雰囲気を持つのに対し、マリーナのバージョンは最初こそ静かに始まりますが、じょじょに力強くソウルフルな歌唱で情熱を注入していきます。
低音から高音まで滑らかに移行する彼女のボーカルは、愛と欲望を鮮やかに描き出し、リスナーの心を掴みます。
特に後半のサビでの伸びやかなフレージングは、感情の爆発を感じさせ、聴く者を圧倒します。
マリーナはカバー曲に独自の個性を吹き込む天才であり、”Feel Like Makin’ Love”も例外ではありません。
オリジナルが持つロマンティックなムードを保ちつつ、彼女の強さと自信が滲む解釈は、他に類を見ないもの。
特に、中盤でアドリブを織り交ぜた自由な歌い回しは、ジャズ・シンガーとしての技術と即興性を証明し、単なるカバーではなく「マリーナ・ショウの曲」として昇華させています。
デイヴィッド・T・ウォーカーの唯一無二のギタープレイも光ります。
近年流行のネオ・ソウル・ギターの先駆けとでも言うべきメジャー・スケールから導き出した高音弦のダブルストップを多用したフレージングは、まさにデビT印の珠玉の演奏です。
マリーナのバージョンの”Feel Like Makin’ Love”は、1970年代のファンクとジャズのトレンドを反映しつつ、現代でも古さを感じさせません。
その理由は、マリーナの声が持つ普遍的な訴求力と、アレンジの洗練さにあります。
ヒップホップやR&Bでサンプリングされる彼女の他の曲と同様、このトラックも世代を超えて愛される可能性を秘めています。
ちなみにラリー・カールトンとデイヴィッド・T・ウォーカーが2014年2月28日(金)にビルボード東京で行った共演ライブ盤『Billboard Live Tokyo』にもマリーナのバージョンで演奏した”Feel Like Makin’ Love”が収録されています。
ネオ・ソウルやフュージョン系のギターファンならこちらも要チェックです!
本作は、プロデューサーのベナード・イグナーらのサポートを受け、洗練されたサウンドと大胆なテーマが融合した一枚に仕上がっています。
現代でも新鮮に響くこのアルバムは、マリーナの多面性を堪能できる必聴作です。
ジャズとソウルの境界を超えた革新性で、現代でも高く評価されています。
Marlena Shaw – 『Just a Matter of Time』(1976年)
マリーナ・ショウの『Just a Matter of Time』は、1976年にブルーノート・レコードからリリースされたアルバムで、彼女のブルーノート時代を締めくくる一枚です。
ディスコブームの影響を受けたダンサブルなサウンドが特徴で、ジャズとソウルのルーツを保ちつつポップ市場にアプローチした意欲作です。
1曲目の”It’s Better Than Walkin’ Out”は、軽快なディスコビートとキャッチーなメロディでフロアを盛り上げます。
一方、”This Time I’ll Be Sweeter”では、情感豊かなバラードでショウの深い表現力を堪能できます。
“Love Has Gone Away”では、ボブ・バビットによるディスコ・ファンクなベースラインが印象に残ります。
プロデューサーのバート・デコトーによる洗練されたアレンジが光り、時代に適応しながらも彼女の個性を際立たせたアルバムとして評価されています。
ディスコとジャズの融合を楽しみたい方にぴったりのアルバムです。
Marlena Shaw – 『Sweet Beginnings』(1977年)
マリーナ・ショウの『Sweet Beginnings』は、1977年にコロムビア・レコードからリリースされたアルバムで、彼女のディスコ時代を象徴する名盤です。
ブルーノートを離れポップ市場に進出したこの作品は、ダンスフロアを意識した華やかなサウンドが特徴です。
1曲目の”Pictures And Memories”は、ダンサンブルなリズムに力強いボーカルとキャッチーなメロディで、マリーナの音楽性が新たな方向性へと向かっていることを示しています。
また、”Look at Me, Look at You (We’re Flying)”はアップテンポでポジティブなエネルギーが溢れる楽曲として人気です。
本作はディスコのトレンドを取り入れつつ、ソウルフルな歌声で個性を保ったバランスが秀逸です。
商業的成功と共に、幅広いリスナーに愛される一枚として彼女のキャリアに輝きを添えました。
ディスコ・ミュージック好きやポップなマリーナ・ショウを求めるファンにおすすめです。
マリーナ・ショウの音楽遺産を堪能しよう:7枚のアルバムで旅する彼女の世界
今回は、マリーナ・ショウのおすすめアルバム『The Spice of Life』、『Marlena』、『From the Depths of My Soul』、『Marlena Shaw Live at Montreux』、『Who Is This Bitch, Anyway?』、『Just a Matter of Time』、『Sweet Beginnings』の7枚をご紹介しました。
ジャズとソウルの融合からディスコの華やかさまで、彼女の多彩な魅力を凝縮した宝物です。
“California Soul”や”Street Walking Woman”といった名曲を聴きながら、ブルーノート時代やコロムビア時代の進化をたどれば、マリーナ・ショウの音楽的旅路が心に響きます。
2025年現在も色褪せないこれらの名盤を手に取って、ぜひマリーナ・ショウのレガシーを堪能してください!
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