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カテゴリー:Music

2023/08/30

ついにリリースされたエアロスミスの最新グレイテスト・ヒッツ!良かった点と悪かった点を5つずつ書いてみました

2023年8月18日(金)にアルバム・デビュー50周年を記念して新たにリリースされたエアロスミスの最新グレイテスト・ヒッツについて良かった点と悪かった点をそれぞれ5つ書いたブゴル記事のタイトル画像です。

エアロスミスの最新グレイテスト・ヒッツについてそれぞれ5つの良かった点と悪かった点

ついにリリースされたエアロスミスの最新グレイテスト・ヒッツ!

以前エアロスミスが大特集されたヤングギター2023年9月号をご紹介したブログ記事を書いていたのですが、あれから数日が経ちついに最新のグレイテスト・ヒッツがリリースされました。

 

僕はAmazon限定メガジャケ付きのデラックス・エディションで予約購入していました。

 

そのため発売日すぐに手元に届きました。

 

さて、今回はその最新グレイテスト・ヒッツについて僕が良かったと思う点を5つ、そして悪かったと思う点を5つ書いてみたいと思います。

 

それではまず良かった点を5つご紹介します。

 

 

エアロスミスの最新グレイテスト・ヒッツの良かった点5つ

良かった点①「初回購入豪華特典あり!」

まず1つ目は、久しぶりのエアロスミスのアルバム・リリースと言うことで日本限定の初回購入特典がありました。

 

このところエアロスミス関連のリリースがなかったため特典なしでのリリースもありえたのですが、今回はそうではなかったようでホッとしました。

 

僕はAmazon限定のメガジャケットを集めているので今回もその特典付きCDを購入したのですが、どうやらタワレコやHMVで購入した場合はクリアファイルが初回購入特典として付いていたみたいです。

 

そういった初回購入特典が付いていることは良いことだと思います。

 

まだまだエアロスミスの新作に期待している人たちがいるってことですからね。

 

人気が衰えていない証拠だと言えますね。

 

そういう僕もメガジャケットを手に入れたのは嬉しかったけれども、出来ればクリアファイルも欲しかったです…。

 

こればかりは仕方ありませんよね。

 

良かった点②「選べる6種類のヴァリエーション」

今回のグレイテスト・ヒッツには、ヴァリエーション違いで6種類が販売されています。

 

僕が購入したのは、グレイテスト・ヒッツ3枚組のデラックス・エディションにライヴ音源のCDが更に3枚付属した『グレイテスト・ヒッツ (デラックス・エディション+ライヴ・コレクション)』です。

 

 

このバージョンが最も収録曲が多いものになります!

 

しかし僕のような「人生掛けてエアロスミスのファンをやっている」マニアならともかく、この6枚組CDではライトなファンやこれからエアロスミスを聴き始めたいと言った初心者さんにはあまりにも重たい内容だと言えます…。

 

そのためCD1枚に代表曲だけを収録した『グレイテスト・ヒッツ (通常盤)』や…

 

ライヴCDを省いた『グレイテスト・ヒッツ (デラックス・エディション)』も同時発売されています。

 

更に通常のグレイテスト・ヒッツ1枚にライヴCDがオマケで付いたバージョンが3種類あります。

 

『グレイテスト・ヒッツ+ライヴ・ベスト1977 – 2016 Vol.1』

 

『グレイテスト・ヒッツ+ライヴ・ベスト1977 – 2016 Vol.2』

 

『グレイテスト・ヒッツ+ライヴ・イン・ジャパン2011』

 

この3種類からもそれぞれ選んで購入することが出来ます。

 

僕が購入した6枚組はこれらのライヴCDが全てセットになった最強の内容です!

 

通常版のグレイテスト・ヒッツ以外は全て限定盤となりますのでお急ぎ下さい!

 

こういった6種類のヴァリエーションが日本独自企画盤としてリリースされていることは良い点ですね。

 

エアロスミスの日本での人気はまだまだ衰えていないことの証明になります!

 

ちなみに『ライヴ・イン・ジャパン2011』とは、既発の映像作品『ロック・フォー・ザ・ライジング・サン』の音源が収録されたライヴCDです。

 

 

良かった点③「アルバムのジャケットがシンプルでかっこいい!」

これは単純に見た目のお話です。

 

1980年にエアロスミス初のグレイテスト・ヒッツがリリースされた時のアルバム・ジャケットはシンプルなフラット・デザインの絵柄でした。

しかし43年の時が経ち、今回のグレイテスト・ヒッツのジャケット・デザインは高級感のあるデザインに進化しています!

ロゴマークも気合いが入った絵柄です!

 

僕は今回のアルバム・ジャケットの方が断然好きです♪

 

良かった点④「過去最高の音質!」

今回のグレイテスト・ヒッツをまとめる際にまた新たにリマスターされたのかな?と思うぐらい音が良かったです。

 

日本盤のみSHM-CD仕様だということもありますが、それにしても各楽器の音の分離がとても良く感じました。

 

僕は出かける際にiPhoneにグレイテスト・ヒッツを入れてワイヤレス・イヤホンで聴いているのですが、それにしても音の良さにビックリしました!

 

エアロスミスはレコードからCDに移り変わった時代にかなり早い時期から過去の音源をリマスターしていました。

 

確か1993年頃にはリマスター盤のCDがリリースされていたはずです。

 

僕がエアロスミスを聴き始めたのは1996年だったのですが、その時に93年にリマスターされたCDをまとめて購入したのを覚えています。

 

その後、Blu-spec CD2仕様で全ての作品を再購入したのですが、エアロスミスの過去音源は常に「良い音」でした!

 

しかし今回のこのグレイテスト・ヒッツを聴いてみると…過去最高の音質だったと思っています。

 

もしかしたら今後、このレベルの素晴らしい音質で過去作品が再発される可能性はなきにしもあらずですね!

 

確か昨年11月にエアロスミスはユニバーサル・ミュージックへと再移籍したようなので、過去のカタログが最新のリマスター化する可能性は高いかと思われます。

 

もちろんそうなったら僕は買い換えます!

 

ファン歴四半世紀のそこそこマニアなので!

 

良かった点⑤「オマケCDのライヴ音源のクオリティが高い!」

僕は全てのライヴ音源が収録された6枚組を購入したのでそれぞれのライヴ演奏を聴きました。

 

『ライヴ・イン・ジャパン2011』も良かったのですが、こちらは『ロック・フォー・ザ・ライジング・サン』でも聴いていたので、そこまで真新しさは感じられませんでした。

 

やはり『ライヴ・ベスト1977 – 2016 Vol.1』と『ライヴ・ベスト1977 – 2016 Vol.2』の2枚が良かったです。

 

しかしこの音源も全くの未発表というわけではありません。

 

昨年、エアロスミスの公式YouTubeチャンネルではバンドの50周年を記念して1970年代~2010年代までの5つのディケイドに分けて5週連続で未発表だったライヴ映像を蔵出ししていました。

 

各ライヴのフル映像のみ1週間限定で公開されていましたが、今でもそれぞれの年代から3曲ずつ公開されています。

 

その5つのディケイドから選ばれたライヴ映像の音源が今回のこのオマケCDに使われています。

 

1987年のアルバム『Permanent Vacation』に収録されていた”Magic Touch”や1989年のアルバム『Pump』に収録されていた”F.I.N.E.”といったこれまで公式でリリースされたことがなかったライヴ音源が収録されているのも目玉です。

 

それに2003年に演奏されていた”Nobody’s Fault”のヘヴィーな演奏など良い音源ばかりでした。

 

その中でも僕が特に気に入った音源が2つあります。

 

それはどちらも『ライヴ・ベスト1977 – 2016 Vol.1』に収録されている”Pink”と”Crazy”です。

 

 

“Crazy”はエアロスミスを代表するバラード曲の1つなので、やはりここに収録されている2016年のライヴ音源も最高でした!

 

しかし1つ意外だったのが2003年に演奏されていた”Pink”のライヴ音源でした。

 

正直言いますと、僕は1997年に『Nine Lives』がリリースされた時にこの”Pink”が第三弾シングルとしてカットされたのを凄く疑問に感じました。

「エアロスミスはハードなロックバンドなのに、なぜこんなにもポップな曲をシングルにしたんだろう?」と子供だった僕は思いました。

 

当時はポップなエアロスミスに若干の抵抗があったのですが…その後”Jaded”や”Girls Of Summer”といった更にポップな曲がリリースされていきます。

 

その布石となったのがこの”Pink”だったんですね。

 

でもあれから四半世紀近くの時間が経ち、僕もおっさんになって”Pink”を改めて聴いてみると…とても良い曲でした♪

 

特にこのライヴ音源ではジョーがモジュレーション系(ワウやコーラスとかかな?)のエフェクターを上手く使って音作りをしているので、ギター好きの僕としては堪らない演奏でした♪

 

このライヴ音源を入手できたことが今回のグレイテスト・ヒッツを購入して最も嬉しいことです!

 

それでは次は悪かった点を5つ書いてみたいと思います。

 

というか、単なる僕の愚痴ですが…。

 

悪かった点①「選曲に疑問点あり!」

まずはこれです!

 

いや、これに尽きます!

 

通常盤は過去のグレイテスト・ヒッツと『Big Ones』を合わせたような内容なのですが、そこに更に映画『アルマゲドン』の主題歌にもなった全米No.1ヒット・ソングの”I Don’t Want To Miss A Thing”が追加収録されています。

 

しかし『Get A Grip』以降の楽曲が”Pink”しか収録されていません。

 

まずなぜ『Nine Lives』からの第一弾シングルとしてリリースされた名曲”Falling In Love (Is Hard On The Knees)”ではなく第三弾シングルの”Pink”の方なのか?

 

“Falling In Love (Is Hard On The Knees)”の方がファンキーなロックなので”Pink”よりも遥かにエアロスミスらしい楽曲なのに…。

 

それにグレイテスト・ヒッツと付けられているのにヒット・シングルの”Jaded”が収録されていないのも謎です⁉

 

2004年のエアロスミス流ブルース・アルバムの『Honkin’ On Bobo』は企画盤だったので1曲も選ばれていないのは仕方ないとしても、今のところ最新作に当たる2012年の作品『Music From Another Dimension!』から1曲も選ばれていないのはなんとも寂しいです。

 

『Music From Another Dimension!』からのシングル第一弾だった”Legendary Child”はもともと『Get A Grip』期のアウトテイクだった曲を作り直したようなのでパンチに欠けるのは仕方ないとしても、バラード曲の”What Could Have Been Love”はエアロスミスにピッタリの楽曲だったから収録して欲しかったな~と思います。

 

まぁこの曲はスティーヴンもジョーもソングライティングに関わっていないので仕方ないとは言えますが…。

 

ちなみに”Rag Doll”は1998年のライヴ盤『A Little South Of Sanity』からのライヴ・バージョンで収録されています。

 

この通常盤も選曲に不満がありますが、それよりも3枚組のデラックス・エディションの方は更に謎の選曲も多いです。

 

どうしてもエアロスミスのバンド史上最高峰の名作でもある『Rocks』や『Get A Grip』の2作品からの選曲が多いのは仕方ないにしても、なぜ『Rocks』から”Rats In The Cellar”ではなく”Combination”が選ばれているのか?

 

また『Get A Grip』からはタイトル曲の”Get A Grip”が選ばれているのに、アルバムからの第六弾シングルになった”Shut Up And Dance”が選ばれていません。

 

『Toys In The Attic』からはスティーヴンのお気に入り”No More No More”ではなく”Adam’s Apple”の方が選ばれていました。

 

もちろんエアロスミスの低迷期でもあった『Night In The Ruts』や『Rock In A Hard Place』からは1曲も選ばれていません。

 

でも同じく低迷期であった『Done With Mirrors』からは”Let The Music Do The Talking”のみ収録されています。

 

“No Surprise”ぐらいは収録して欲しかったところですが、この曲はジョーが全面的に参加した曲ではありません。

 

『Rock In A Hard Place』にはジョーが参加してもいません。

 

そう考えるとジョーが自身のプロジェクトでやっていたお気に入り曲の”Let The Music Do The Talking”が選ばれていたり、”Combination”や”Bright Light Fright”が選ばれているのはジョー目線での選曲なのでしょうか⁉

 

でもこの3枚組にも良い選曲はあります。

 

まず『Nine Lives』から”Nine Lives”と”Falling In Love (Is Hard On The Knees)”が収録されています。

 

それに『Just Push Play』から”Jaded”と”Just Push Play”も収録されています。

 

『Music From Another Dimension!』から唯一、バラード曲の”We All Fall Down”が選ばれています。

 

この曲はエアロスミス最大のヒット曲”I Don’t Want To Miss A Thing”と同じく作曲家のダイアン・ウォーレンが書いた曲です。

 

“I Don’t Want To Miss A Thing”ほどの壮大さはありませんが良いバラード曲です♪

 

どちらにしろダイアン・ウォーレンは良い曲を書きますね♪

 

可能であればこの3枚組には”One Way Street”や”Chip Away The Stone”に”Kiss Your Past Good-Bye”といった楽曲も収録して欲しかったところです。

 

悪かった点②「シングル・バージョンでの収録が多い!」

これはCDの収録時間の都合上仕方ないことかもしれませんが、シングル用に短く編集されたバージョンで収録された曲がいくつかあります。

 

“Same Old Song And Dance”は毎度のことなので仕方ないとしても、”Angel”や”What It Takes”に”Crazy”といったバラード曲のシングル・バージョンはいただけません…。

 

どれもジョーの素晴らしいギターソロが不自然にカットされています!

 

ギター好きとしてはこのエディット・バージョンはどうしても好きになれません!

 

でも、仕方ないよね…。

 

悪かった点③「レア音源が未収録」

エアロスミスのベスト盤には毎回目玉となるレア音源がありました。

 

“Chip Away The Stone”に”Walk On Water”に”Blind Man”に”Deuces Are Wild”、”Theme From Spider‐Man”に”Girls Of Summer”に”Lay It Down”に”Devil’s Got A New Disguise”に”Sedona Sunrise”

 

しかし今回は何もありませんでした。

 

それどころか上記の楽曲すら収録されていません。

 

せめて”Deuces Are Wild”だけでも収録して欲しかったところですが、この曲は『ビーバス&バット・ヘッド』のサウンドトラック曲だったので権利問題でダメだったのかな!?

 

いっそのこと映画『チャーリーズ・エンジェル』に提供していたレア曲”Angel’s Eye”とか”Lizard Love”もしくは”Wham Bam”といったレア曲でも良かったかも!?

 

いやそれはコロナ禍前から企画されていたのに未だリリースの見込みのない新ボックス・セット待ちかな??

 

それなら究極のレア曲”Love Me Like A Bird Dog”や”Hollywood”に”Danger Street”辺りでも良かったかも?

 

おっと、口が滑りました…レア曲のお喋りはここまでということで。

 

悪かった点④「ブックレットの写真が少ない!」

CDを購入すると言うことは、デジタル音源にはない写真素材を見られる楽しみがあります。

 

しかしこのグレイテスト・ヒッツのブックレットはそこまで分厚くなく写真の数もあまり多くありません。

 

しかも既発の見たことある写真が大半で真新しい写真がほとんどないのも残念です。

 

それにグレイテスト・ヒッツのジャケットの赤いイメージに合わせているため、どの写真も赤く加工されたものばかりです。

 

元のままの写真をもっとたくさん収録して欲しかったです。

 

悪かった点⑤「映像特典がない!」

ライヴCDも良いですが、DVDも付けて欲しかったです。

 

最新のインタビューや貴重なリハ映像などを収録してくれていたら最高でした。

 

ただでもエアロスミスはキャリアのわりに映像作品が少ないですからね…。

 

もうこれは残念で仕方ありません。

 

もっと動くエアロスミスを観たいです!

 

 

以上が最新のグレイテスト・ヒッツについて僕が感じたことでした。

 

不満点もいくつかありましたが、それでもこうしてエアロスミスの新作がグレイテスト・ヒッツという形でもリリースされたことは喜ばしいことです。

 

これを書いている3日後の9月2日(土)からエアロスミスのフェアウェル・ツアーが始まります!

 

そのまま来年には日本にも10年以上振りとなる来日をして欲しい所です。

 

それまでこのグレイテスト・ヒッツを聴いて楽しみましょう♪

 

特にライヴ音源は最高ですからね♪

 

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